JP4218852B2 - 回路ユニット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、回路基板を収容し、ケーブル等に接続されるコネクタを介して外部装置と相互接続される回路ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明の解決すべき課題】
この種の回路ユニットの例が、特開平4−354356号、及び特開平10−21988号の各公報に開示される。前者に開示される回路ユニットによれば、樹脂成形により製造されるケース内に複数の端子が支持され、端子はケース外面に沿って嵌合接続部を構成すると共に内側にワイヤボンディングのためのボンディング接続部を具える。端子の嵌合接続部の周囲は特に防水作用を提供するためにケースによって嵌合枠が形成される。ケースは所定の電気部品又は電子部品が実装された回路基板を収容する。回路基板は端子のボンディング接続部に対してボンディング接続される。ワイヤボンディングは製造上の手間となり製造コストを高価にしてしまうので好ましくない。
【0003】
一方後者に開示される回路ユニットによれば、ケースに収容する基板上にコネクタが実装される。コネクタは外部コネクタとの接続に使用される嵌合部を具える。嵌合部はケースによって一体的に形成される嵌合枠に包囲されて置かれ、これにより嵌合構造が完成する。この構成では、回路ユニットに嵌合される相手コネクタは回路基板に実装されたコネクタに嵌合するのでワイヤボンディング工程は必要とされず、製造工程は簡易化される。しかしながら、コネクタをケースに対して正確に位置決め固定される必要がある。回路基板に実装されたコネクタとケースとの位置決めが正確に行われないと、嵌合時に基板実装コネクタ又は相手コネクタ内のコンタクトがこじり力によって変形する虞もあり、そのような場合には接触不良を生じる。
【0004】
従って本発明は、簡易に製造組立可能であり、且つ電気的接続の信頼性の高い回路ユニットを実現することをその目的とする。
【0005】
本発明は、樹脂によって成形されるケースに支持される複数の端子が前記ケースの内側及び外側に嵌合構造を構成し、前記ケース内に収容される回路基板上に前記内側の嵌合構造に嵌合するコネクタが実装され、前記端子は前記ケース内で複数本の端子に分岐していることを特徴とする回路ユニットを提供する。
【0006】
好ましくは、前記コネクタ及び前記内側の嵌合構造は複数箇所に設けられる。
【0007】
好ましくは、複数箇所に設けられた前記コネクタ及び前記内側の嵌合構造は少なくとも一部が互いに離間されて設けられる。
【0008】
好ましくは、前記コネクタは前記内側の嵌合構造に嵌合するためのキー手段又は案内手段を有する。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、本発明の好適実施形態となる回路ユニットを説明する。
【0010】
図1は、本発明の第1の好適実施形態となる回路ユニットを示す図で、(a)は左側面図、(b)は平面図、及び(c)は右側面図である。図2は、図1(b)中の線A−Aに沿う位置での分解断面図である。図3は、図1の回路ユニットの分解斜視図である。
【0011】
本発明による回路ユニット10は、樹脂によって成形されるケース20、及びそれに支持される複数の導電性端子50を有する。端子50はケース20の成形時に樹脂で包囲されて支持される。ケース20の一側面には、相手コネクタと嵌合可能な第1の嵌合部15が構成される。本実施形態では3つの第1の嵌合部15が設定される。第1の嵌合部15内部には端子50の一部であるピン形状の第1の雄型接触部51が設けられる。端子50の他端はケース20の樹脂の肉厚部分内を延び、底側に向く第2の嵌合部16に第2の雄型接触部53を構成する。
【0012】
ケース20は底側に回路基板100を受容できるよう構成される。回路基板100上には図示しない雌型のコンタクトを収容する複数のコネクタ110が実装される。回路基板100がケース20に収容されるとき、それらのコネクタ110は第2の嵌合部16に嵌合され、これによって回路基板100上の回路とケース20内の端子50とが相互に接続される。コネクタ110には、第2の嵌合部16との嵌合をスムーズにするための案内手段又は嵌合方向を決定するキー手段(凹凸係合部)118が形成され得る。本実施形態によれば6個のコネクタ110が回路基板100上に実装される。それらは、隣接する1対のコネクタが組を成し、2組が一端側で互いに分離されたそれぞれ側端に近い位置に、他の1組が他端側の略中央位置にそれぞれ実装される。
【0013】
ケース20に対して回路基板100を包囲するようにカバー部材40が装着される。カバー部材40には、コネクタ110の嵌合解除を阻止するために回路基板100を背後から支持する支持部41が設けられる。カバー部材40はケース20に対してねじ又はラッチ手段等の図示しない機械的固定手段又は超音波溶着等の接着固定手段によって固定される。これによりカバー部材40及びケース20は回路基板100を防水して保護する。図2に示すように、カバー部材40の突出端縁45を3方向から包囲するように配置される略コ字断面の防止シール43が突出端縁45と共にケース20の凹溝23に圧入受容されるので、良好な防水特性が提供される。図示しないが、密封された回路ユニット10の内部の圧力を調節するための圧力調節手段が設けられても良い。
【0014】
回路ユニット10の利点は、製造及び組立を極めて容易に行うことができる点である。特に第2の嵌合部16とコネクタ110との嵌合によって、回路基板100の装着が案内され、また回路基板100はケース20に対して正確に位置決めされてその位置に維持される。またコネクタ110を使用することによって多極の接続が可能になる。更に、回路ユニット10によれば、特に図1を参照して理解されるように、その頂部及び第1の嵌合部15を除く側部で完全な防水性が維持され得る。また、コネクタ110を使用することで、十分な有効嵌合長が設定される信頼性の高い接続が実現できる。
【0015】
図4には、本発明の第2の好適実施形態による回路ユニットの分解図を概略的に示す図である。
【0016】
第2の実施形態となる回路ユニット60によれば、ケース70内部に設けられる第2の嵌合部66は水平方向を向くように構成される。回路基板200は、その上に実装されたコネクタ210がケース70の内側に挿入された後で水平方向に移動され、これによりコネクタ210は第2の嵌合部66に対して水平方向から嵌合される。本実施形態では、ケース70の底面の一隅端に傾斜部分72を形成し、回路基板200を移動可能にするための空間を設定し回路ユニット60を小型にしているが、コネクタ210と第2の嵌合部66との嵌合寸法をケース70の内側に設定できる場合には、ケースの隅端は矩形にして形成され得る。本実施形態では回路ユニット60の防水特性を提供するために傾斜部分72に対応してカバー部材90に傾斜端縁を含む突出部91が形成される。カバー部材90は第1の好適実施形態同様に公知の固定方法によってケース70に固定され、これによって回路基板200は防水して保護される。
【0017】
以上の如く本発明の好適実施形態となる回路ユニットについて説明したが、これはあくまでも例示的なものであり、本発明を制限するものではなく、当業者によって様々な変形変更が可能である。
【0018】
【発明の効果】
本発明の回路ユニットによれば、樹脂によって成形されるケースに支持される複数の端子がケースの内側及び外側に嵌合構造を構成し、ケース内に収容される回路基板上に前記内側の嵌合構造に嵌合するコネクタが実装されることを特徴とするので、製造及び組立を極めて容易に行うことができ、特に内側の嵌合部と回路基板に実装されたコネクタとの嵌合によって、回路基板の装着が案内され、また回路基板はケースに対して正確に位置決めされてその位置に維持される。またコネクタを使用することによって多極の接続が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の好適実施形態となる回路ユニットを示す図で、(a)は左側面図、(b)は平面図、及び(c)は右側面図。
【図2】線A−Aに沿う位置の分解断面図。
【図3】図1の回路ユニットの分解斜視図。
【図4】本発明の第2の好適実施形態による回路ユニットの分解図を概略的に示す図。
【符号の説明】
10 回路ユニット
15 外側嵌合構造
16、66 内側嵌合構造
20、70 ケース
50 端子
100、200 回路基板
110、210 コネクタ
Claims (5)
- 樹脂によって成形されるケースに支持される複数の端子が前記ケースの内側及び外側に嵌合構造を構成し、前記ケース内に収容される回路基板上に前記内側の嵌合構造に嵌合するコネクタが実装され、
前記端子は前記ケース内で複数本の端子に分岐していることを特徴とする回路ユニット。 - 前記コネクタ及び前記内側の嵌合構造は複数箇所に設けられることを特徴とする請求項1に記載の回路ユニット。
- 前記コネクタ及び前記内側の嵌合構造の数は前記外側の嵌合構造の数よりも多いことを特徴とする請求項2に記載の回路ユニット。
- 複数箇所に設けられた前記コネクタ及び前記内側の嵌合構造は少なくとも一部が互いに離間されて設けられることを特徴とする請求項1に記載の回路ユニット。
- 前記コネクタは前記内側の嵌合構造に嵌合するためのキー手段又は案内手段を有することを特徴とする請求項1に記載の回路ユニット。
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