JP2002043008A - ケーブルリール - Google Patents

ケーブルリール

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JP2002043008A
JP2002043008A JP2000220166A JP2000220166A JP2002043008A JP 2002043008 A JP2002043008 A JP 2002043008A JP 2000220166 A JP2000220166 A JP 2000220166A JP 2000220166 A JP2000220166 A JP 2000220166A JP 2002043008 A JP2002043008 A JP 2002043008A
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flat cable
bus bar
rotor
welding
cable
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JP2000220166A
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Shoichi Sugata
正一 菅田
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R35/00Flexible or turnable line connectors, i.e. the rotation angle being limited
    • H01R35/02Flexible line connectors without frictional contact members
    • H01R35/025Flexible line connectors without frictional contact members having a flexible conductor wound around a rotation axis

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  • Electric Cable Arrangement Between Relatively Moving Parts (AREA)
  • Multi-Conductor Connections (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Steering Controls (AREA)
  • Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)
  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フラットケーブルと電線との接続形態を改良
する。 【構成】 ステアリングコラムに固定されるステータ
に、ステアリングホイールと連動されるロータが回転自
在に組み合わされ、該ステータとロータとからなる環状
中空室にフラットケーブルが巻回状態で収容され、該フ
ラットケーブルの内周端が上記ロータに突設するコネク
タを介して外部電線と電気接続されているケーブルリー
ルにおいて、上記環状中空室の内筒と上壁とを構成する
上記ロータの上壁には、上記フラットケーブルの内周端
側の各導体と接続するバスバーをインサートモールドで
固定しており、該バスバーにフラットケーブルの導体お
よび外部電線が溶接されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のステアリング
装置に取り付けるケーブルリールに関し、特に、ケーブ
ルリールのステータとロータで構成される環状中空室内
に収容するフラットケーブルと、ロータ側に接続される
外部電線との接続形態を改良するものである。
【0002】
【従来の技術】図9に示すように、従来のケーブルリー
ル51は、ステアリングコラム側に固定されて外周壁5
2aおよび底壁52bを構成するステータ52とステア
リングホイール(ハンドル)側に固定されて内周壁53
aおよび上壁53bを構成するロータ53とが相対回転
可能に連結されていると共に、ステアリングホイール
(以下、ホイールと略記)の回転操作に連動するロータ
53の正逆回転に応じてステータ52とロータ53の間
の環状中空部54に渦巻き状に収容されているフレキシ
ブルなフラットケーブル55が巻き締め及び巻き戻しさ
れる構成となっている。
【0003】上記ケーブルリール51では、フラットケ
ーブル55の導体56は巻回方向の両端のうち内周端5
6aがバスバー57を介してホイール側のワイヤハーネ
スの電線58と電気接続されている一方、フラットケー
ブル55の導体56の外周端56bも略同様にしてバス
バー59を介してステータ側のワイヤーハーネスの電線
60と電気的に接続されている。該構成とされることに
より、ケーブルリール51を介してホイール側に装備さ
れたエアバッグやウインカー用スイッチ等の電装品を車
体側の回路と電気接続している。
【0004】この従来のケーブルリール51の場合、ロ
ータ53の側に配置されているバスバー57は、図10
に示すように、ケール61のベース61aにモールドで
固定されており、該バスバーの一端にフラットケーブル
55の導体56を溶接接続すると共に、該バスバーの他
端に電線端末より露出させた芯線を溶接接続しており、
溶接後に、カバー61bを被せている。このケース61
はロータ53の上壁53bの内周位置に設けられた係合
部53cへ嵌め込まれて固定されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ケ
ーブルリール51におけるフラットケーブルと電線との
接続構造は、バスバーをモールドしたケース61aとカ
バー62bとが必要であり、ロータ側にもケース係合部
を設ける必要があり、部品点数が多くなると共に、作業
工数も多くなる問題がある。またバスバー57まわりの
取付構造が複雑となることによって、フラットケーブル
55の配置位置の寸法公差が累積し易くて、フラットケ
ーブル55を正確な位置に取り付け難くなったり、ロー
タ53の軸方向寸法(高さ)が大きくなる問題もある。
【0006】また、回路数が増加して、外部電線とフラ
ットケーブルとの接続部を2カ所設ける必要がある場合
には、各接続部毎に、フラットケーブルと電線とを接続
するバスバーをモールドしているケース61が必要とな
り、部品点数、作業工数が増加する問題がある。
【0007】さらに、ロータとケースとの嵌合部はフラ
ットケーブルの巻き付け中心となり、ステアリング回転
数確保のためのフラットケーブルの長さが大となる。極
力小さく設定することが好ましいが、最低限接続部のケ
ースが突出する分、内径が大型化する問題がある。
【0008】本発明は、上記した問題に鑑みなされたも
ので、別体のケースを用いることなく、フラットケーブ
ルと外部電線とをバスバーを介して電気接続できるよう
にし、部品点数および組立工程の削減を図ることを課題
としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、ステアリングコラムに固定されるステー
タに、ステアリングホイールと連動されるロータが回転
自在に組み合わされ、該ステータとロータとからなる環
状中空室にフラットケーブルが巻回状態で収容され、該
フラットケーブルの内周端が上記ロータに突設するコネ
クタを介して外部電線と電気接続されるケーブルリール
において、上記環状中空室の内筒と上壁とを構成する上
記ロータの上壁には、上記フラットケーブルの内周端側
の各導体と接続するバスバーがインサートモールドで固
定され、該バスバーにフラットケーブルの導体および外
部電線が溶接されていることを特徴とするケーブルリー
ルを提供している。
【0010】本発明のケーブルリールでは、ケーブルリ
ールの内外を電気的に結ぶ電気的継ぎ手であるバスバー
が、ロータの上壁にインサートモールドされているの
で、取付用ケース類が不要となると共に、ロータの成形
時に同時にモールドされてバスバーが取り付けられるの
で、事実上、取付け工程も不要となるのに加え、バスバ
ーはロータ上壁面と平行に走るかたちでインサートされ
ているので、取り付けスペースも、事実上、不要であ
る。つまり、ロータ上壁をいわばバスバーのベース基板
として利用し、所要スペースの減少を図っている。
【0011】したがって、取付構造が簡潔となる上に、
部品の数および組立工程や製造設備が少なくて済む。か
つ、バスバーをロータにダイレクトに取り付けることに
なるので、フラットケーブルの配置位置の寸法公差の累
積も起こらず、フラットケーブルを正確な位置に取り付
けられるようになる上に、不要となる取付用ケース類の
スペース分だけ、ロータの軸方向寸法(高さ)を小さく
することも可能となる。
【0012】また、本発明のケーブルリールでは、ロー
タの上壁に上記バスバーを露出させる開口が設けられて
いると共に、開口の内周端にフラットケーブル用の貫通
スリットが設けられ、該貫通スリットを通して上記環状
中空室内よりフラットケーブルの内端部を引き出して上
記バスバーの上面に配置し、該フラットケーブルの導体
とバスバーとを上下より溶接ホーンと溶接アンビルとで
溶接接続しており、該フラットケーブルとバスバーとの
溶接部をカバーする蓋を上記開口に被せる構成としてい
る。
【0013】上記構成とすると、ロータにモールドした
バスバーとフラットケーブルとを溶接ホーンと溶接アン
ビルとで溶接することができる。また、フラットケーブ
ルの巻き始点の近傍でバスバーとフラットケーブルが接
続されるので、フラットケーブルにバスバーと接続する
ための余分な長さが不要となる。
【0014】また、上記ロータにはコネクタ部が突設さ
れ、該コネクタ部の底面に上記バスバーが露出する一
方、上記コネクタ部に外部電線端末に接続されたL型端
子が挿入され、該L型端子の下面が上記バスバーの上面
に配置され、該バスバーとL型端子とを溶接ホーンと溶
接アンビルとで溶接接続している。上記構成とし、電線
端末にL型端子を接続していることにより、該L型端子
とロータにモールドされている水平方向のバスバーとを
溶接ホーンと溶接アンビルとで溶接接続することができ
る。
【0015】上記バスバーとフラットケーブルの導体の
溶接部、上記バスバーとL型端子の溶接部がロータの同
一円周上に位置されており、ロータを回転させることに
より、同一の溶接ホーンと溶接アンビルとで溶接接続で
きる構成としている。
【0016】上記構成とすると、ロータの上壁の周縁方
向から延出する溶接機の溶接ホーンと溶接アンビルとを
一定位置に保持した状態で、ロータを回転させることに
より、バスバーとフラットケーブルとの溶接接続、バス
バーと電線端末の端子との溶接接続を順次行うことがで
き、溶接作業を能率良く行うことができる。特に、溶接
箇所が多数ある場合には特に威力を発揮する。
【0017】なお、上記溶接としては、超音波溶接や抵
抗溶接が用いられる。
【0018】また、本発明のケーブルリールにおいて、
フラットケーブルの外周端と車体側の電線とを接続する
構成も、上記と同様な構成とし、ステータの底面にバス
バーをモールドし、該バスバーにフラットケーブルの外
周端と車体側に配線する電線とをバスバーに溶接接続し
てもよい。また、ステータ側は、従来通り、別体のケー
ス内にモールドしたバスバーにフラットケーブルと電線
とを接続し、該ケースをステータに設けた係合部に係合
固定してもよい。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施形
態により詳細に説明する。
【0020】図1及び図2に示すように、ケーブルリー
ル1は、ステアリングコラム側に固定されて外周壁2お
よび底壁3を構成する合成樹脂製のステータ4と、ステ
アリングホイール側に固定されて内周壁5および上壁6
を構成する合成樹脂製のロータ7とが相対回転可能に連
結されていると共に、ステアリングホイール(図示省
略)の回転操作に連動するロータ7の正逆回転に応じて
ステータ4及びロータ7の間の円環状中空部8に巻回し
た状態で収容されているフレキシブルなフラットケーブ
ル9が巻き締め及び巻き戻しされる構成としている。
【0021】本実施形態では、2本のフラットケーブル
9をケーブルリール内に収容しており、これら2本のフ
ラットケーブル9の導体10の内周端10aがバスバー
11A、11Bを介してステアリングホイール側のワイ
ヤハーネスの電線12A,12Bと電気的に接続され
る。一方、図3に示すように、フラットケーブル9の外
周端10bがバスバー13を介してステアリングコラム
側(車体側)のワイヤハーネスの電線14と電気的に接
続される。
【0022】上記フラットケーブル9の導体10とステ
アリングホイール側の電線12A,12Bの間に介在す
るバスバー11A,11Bを、ロータ7の上壁6に平行
にインサートモールドしている。つまり、ロータ成形用
の金型内にバスバー11A,11Bを配置しておいて、
樹脂成形を行ってロータ7を作製することにより、バス
バー11A,11Bをインサートモールドして取り付け
ている。
【0023】又、上記バスバー11A,11Bは、ロー
タ7の上壁表面に設けた開口16A、16Bに接続部分
11Aa,11Baを露出させている。ロータ7の裏面
側には、接続部分11Aa,11Baの下部に溶接穴2
0A、20Bをあけている。なお、開口16A、16B
はフラットケーブル9とバスバー11A、11Bとを溶
接後にカバー(図示せず)が取り付けられる。
【0024】上記開口16A、16Bの内周端には、図
4及び図5に示すように、フラットケーブル9を通すス
リット15A,15Bが貫通形成されている。即ち、図
5に示すように、スリット15A,15Bはロータ7の
内側から内周壁5に沿って外側に出ていると共に、内側
の開口は45°の角度で斜め下から斜め上に徐々に高ま
ってゆくよう形成されている。そして、図5の中へ一点
鎖線で示すように、フラットケーブル9の内周端の部分
が、90°折り曲げられると共に、折り曲げられた先が
スリット15A、スリット15Bを通して、図2に示す
ように、上壁6の上へ引き出され、開口16A、16B
上のバスバー11A、11Bの上面に位置される。開口
16A、16Bの幅方向の両側にはリブ16a,16b
が設けられ、フラットケーブル9の両側を上から押さえ
て保持されるように構成されている。
【0025】上記のように、ロータ7にインサートモー
ルドされたバスバー11A、11Bの接続部分11A
a,11Baの上面に載置されたフラットケーブル9の
導体10の接続は、図7に示すように、超音波溶接機Q
の溶接アンビルQb上にロータ7の溶接穴20A、20
Bを位置させ、上方から溶接ホーンQaを下降させて超
音波溶接している。
【0026】上記ロータ7の上壁6にインサートモール
ドされたバスバー11A、11Bは、上壁6に突設した
コネクタ部18A、18Bの底面開口21A、21Bの
位置まで延在されている。このコネクタ部18A、18
Bには電線12A、12Bの端末に接続されたL型端子
17A、17Bが挿入係止され、該L型端子17A、1
7Bの水平下面が上記バスバー11A、11Bの接続部
分11Ab、11Bbの上面に配置される。
【0027】この状態で、図8に示すように、上記超音
波溶接機Qの溶接アンビルQbをコネクタ部18A、1
8Bの底面下部に位置させ、上方から溶接ホーンQaを
下降させて、L型端子17A、17Bをバスバー接続部
分11Ab、11Bbと超音波溶接している。なお、電
線12A、12Bの端末にL型端子を接続せず、電線1
2A、12Bの端末より露出させた芯線を、上記バスバ
ーの接続部分11Ab,11Bb上に配置して超音波溶
接してもよい。
【0028】図6に示すように、上記バスバーの接続部
分11Aa、11Baとフラットケーブル9の導体10
の溶接部Y1、上記バスバーの接続部分11Ab、11
BbとL型端子17A、17Bの溶接部Y2がロータ7
の同一円周C上に位置されており、ロータ7を回転させ
ることにより、超音波溶接機Qの溶接ホーンQbと溶接
アンビルQaでとで溶接接続できる構成とされている。
【0029】このように、バスバー11A,11Bとフ
ラットケーブル9の導体ライン10、及び、バスバー1
1A,11Bとワイヤハーネスの電線12A,12Bと
をそれぞれを、超音波溶接により接続することが出来
る。また、溶接はロータの上壁6を挟み込む形で行うこ
とができるので、セットし易く安定した状態で溶接作業
が行える。
【0030】上記のように、ケーブルリール1内のフラ
ットケーブル9と電線12を電気接続するバスバー11
A,11Bが、ロータ7の上壁6にインサートモールド
されているので、取付用ケース類が不要となると共に、
ロータ7の成形時に同時にモールドされてバスバー11
A,11Bが取り付けられるので、事実上、取付け工程
も不要となる。加えて、バスバー11A,11Bは上壁
にインサートされているので、取り付けスペースも、事
実上、不要である。したがって、取付構造が簡潔となる
上に、部品の数および組立工程や製造設備が少なくて済
む。かつ、バスバー11A,11Bをダイレクトにロー
タに取り付けるため、フラットケーブル9の配置位置の
寸法公差の累積も起こらず、フラットケーブル9を正確
な位置に取り付けられる。さらに、取付用ケース類によ
り占められていたスペース分だけ、ロータ7の軸方向寸
法(高さ)を小さくすることも可能となる。
【0031】さらに、取付用ケース類が不要となるのに
伴って、ケース類の取付代によるフラットケーブル9の
巻き始点の外側への変位が解消されるので、その分、フ
ラットケーブル9の小径化が図れ、フラットケーブル9
の長さを短くすることができる。
【0032】また、ロータ7の上壁6にはフラットケー
ブル9の巻き始点となる位置にフラットケーブル9を通
すスリット15A,15Bが貫通形成されていると共
に、バスバー11A,11Bにおけるフラットケーブル
9の接続部分11Aa,11Baが露出されており、ス
リット15A,15Bを通して上壁6の開口に引き出さ
れたフラットケーブル9の導体10の内周端10aがバ
スバー11A,11Bの接続部分11Aa,11Baに
接続されている。その結果、フラットケーブル9の巻き
始点近傍でバスバー11A,11Bとフラットケーブル
9の導体10の内周端10aが接続されるので、フラッ
トケーブル9を短くすることができる。
【0033】また、上記のように、バスバー11A,1
1Bとフラットケーブル9の導体10の溶接部Y1、及
び、バスバー11A,11Bと電線12A,12Bの溶
接部Y2が、図6に示すように、ケーブルリール1の回
転軸Rの上の点を中心として同一円周上に位置してい
る。よって、ロータ7の上壁6の周縁方向から延出セッ
トされた溶接機Qの作動位置を円Cの円周上に設定する
と共に、溶接機Qとロータ7をケーブルリール1の回転
軸Rを回転軸として相対的に回転させれば、各接続箇所
が順に溶接機Qの作動位置へ到来することになるので、
溶接を能率良く行うことができる。溶接箇所が多数ある
場合には大いに威力を発揮する。
【0034】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のケーブルリールによれば、ケーブルリール内のフラッ
トケーブルと電線とを接続するバスバーが、ロータの上
壁にインサートモールドされているので、取付用ケース
類が不要となると共に、ロータの成形時に同時にモール
ドされてバスバーが取り付けられるので、事実上、取付
け工程も不要となる。かつ、バスバーはロータの上壁に
インサートされているので、取り付けスペースも、事実
上、不要である。よって、取付構造が簡潔となる上に、
部品の数および組立工程や製造設備が少なくて済む。
【0035】かつ、バスバーをロータにダイレクトに取
り付けることになるので、フラットケーブルの配置位置
の寸法公差の累積も起こらず、フラットケーブルを正確
な位置に取り付けられるようになる上に、取付用ケース
類により占められていたスペース分だけ、内筒部材の軸
方向寸法(高さ)を小さくすることも可能となる。さら
に、取付用ケース類が不要となるのに伴って、ケース類
の取付代によるフラットケーブルの巻き始点の外側への
変位が解消されるので、その分、フラットケーブルの小
径化が図れ、フラットケーブルの長さを短くすることが
できる結果、導体ラインの電気抵抗を下げることができ
る。
【0036】また、バスバーとフラットケーブルの間、
或いは、バスバーと電線の間が、溶接による接合で接続
されていると、各溶接は一挙にしっかりと行うことがで
きるので、生産性・信頼性を上げることができる。
【0037】さらに、バスバーとフラットケーブルの接
続箇所およびバスバーとフラットケーブルの接続箇所の
全てが、ケーブルリールの回転軸の上の点を中心として
天面に仮想的に設定する円の円周上に位置させている
と、各接続箇所を溶接機の作動位置に順に移動させて次
々に溶接を行うことが出来るようになるので、溶接を能
率良く行うことができ、生産性を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態のケーブルリールの要部構
成を左半分を断面して示す正面図である。
【図2】 上記実施形態のケーブルリールの要部構成を
示す平面図である。
【図3】 上記実施形態におけるフラットケーブルの導
体ラインの外寄り端の接続状況を示す斜視図である。
【図4】 上記実施形態のロータにおけるバスバーのイ
ンサート状況を示す平面図である。
【図5】 上記実施形態におけるロータを示す正面図で
ある。
【図6】 ロータにおける溶接状況を説明する為の平面
図である。
【図7】 フラットケーブルとバスバーの溶接を示す模
式図である。
【図8】 ワイヤーハーネスの電線とバスバーの溶接を
示す模式図である。
【図9】 従来のケーブルリールの要部構成を示す分解
斜視図である。
【図10】 従来のケーブルリールのバスバーまわりの
構成を示す分解斜視図である。 1 ケーブルリール 2 外周壁 3 底壁 4 ステータ 5 内周壁 6 上壁 7 ロータ 8 円環状中空部 9 フラットケーブル 10 導体 10a 内周端 11A,11B バスバー 12A,12B ワイヤハーネスの電線 11Aa,11Ab 接続部分 11Ba,11Bb 接続部分 15A,15B スリット C 円 R 回転軸
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02G 11/02 301 H02G 11/02 301A // B23K 101:38 B23K 101:38

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングコラムに固定されるステー
    タに、ステアリングホイールと連動されるロータが回転
    自在に組み合わされ、該ステータとロータとからなる環
    状中空室にフラットケーブルが巻回状態で収容され、該
    フラットケーブルの内周端が上記ロータに突設するコネ
    クタを介して外部電線と電気接続されるケーブルリール
    において、 上記環状中空室の内筒と上壁とを構成する上記ロータの
    上壁には、上記フラットケーブルの内周端側の各導体と
    接続するバスバーがインサートモールドで固定され、該
    バスバーにフラットケーブルの導体および外部電線が溶
    接されていることを特徴とするケーブルリール。
  2. 【請求項2】 上記ロータの上壁に、上記バスバーの接
    続部分を露出させる開口が設けられていると共に、開口
    の内周端にフラットケーブル用の貫通スリットが設けら
    れ、該貫通スリットを通して上記環状中空室内よりフラ
    ットケーブルの内端部を引き出して上記バスバーの上面
    に配置し、該フラットケーブルの導体とバスバーとを上
    下より溶接ホーンと溶接アンビルとで溶接接続している
    請求項1に記載のケーブルリール。
  3. 【請求項3】 上記ロータの上壁にコネクタ部が突設さ
    れ、該コネクタ部の底面が開口とされて上記バスバーの
    接続部分が露出される一方、上記コネクタ部に外部電線
    端末に接続されたL型端子が挿入され、該L型端子の下
    面が上記バスバーの上面に配置され、該バスバーとL型
    端子とを溶接ホーンと溶接アンビルとで溶接接続してい
    る請求項1または請求項2に記載のケーブルリール。
  4. 【請求項4】 上記バスバーとフラットケーブルの導体
    の溶接部、上記バスバーと電線側の溶接部がロータの同
    一円周上に位置されており、ロータを回転させることに
    より、定置された溶接機の溶接ホーンと溶接アンビルと
    で溶接接続している請求項1乃至請求項3のいずれか1
    項に記載のケーブルリール。
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Cited By (2)

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