JPH02215071A

JPH02215071A - コネクタ装置

Info

Publication number: JPH02215071A
Application number: JP1034560A
Authority: JP
Inventors: Masahiro Hasegawa; 正博長谷川; Seiichi Ueno; 上野　靜一
Original assignee: Furukawa Electric Co Ltd
Current assignee: Furukawa Electric Co Ltd
Priority date: 1989-02-14
Filing date: 1989-02-14
Publication date: 1990-08-28
Also published as: US4978191A; DE4004233A1

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、回転回数が限られ、相対的に回転する二部材
間を接続する伝送体のコネクタ装置に関する。

（従来の技術）限定された回転回数内で相対的に回転する回転部材と固
定部材との間で、電気信号あるいは電力を伝送する伝送
体のコネクタ装置として、例えば、第２３図及び第２４
図に示すブラシレス電気信号伝達装置が知られている。

この装置は、回転部材に取付けられる第１のハウジング
１と、固定部材に取付けられる第２のハウジング２と、
両ハウジング１．２によって画成される収容部に、回転
部材の回転軸廻りに渦巻き状に複数回巻回される伝送線
３を収容し、一端を第１のハウジングｌに、他端を第２
のハウジング２に夫々固定すると共に外部へ導出し、伝
送線３が回転部材の回転に伴って、前記収容部内で回転
軸廻りに巻き締まり、巻き緩みすることにより、第１の
ハウジングｌが第２のハウジング２に対して相対的に往
復回転できるようにしたものである。

そして、伝送線３としては、上記した巻き締まりや巻き
緩みが円滑に行われるように、可撓性を有する導電性金
属薄帯やプリント回路板あるいは電線等の継ぎ目のない
一体成形による伝送線が用いられる。

この種のコネクタ装置は、両ハウジング１．　３の相対
回転が可能な範囲では、両ハウジングｌ。

３の回転とは無間係に、可転部材側の機器と固定部材側
の機器とを、スリップリングタイプのコネクタ装置のよ
うに、スリップリングとブラシからなる摺動接触部を介
することなく常に電気的に接続している。このため、上
記コネクタ装置は、スリップリングとブラシの摺接によ
り発生する金属粉に起因する短絡、回転による摺動接触
部の瞬間的な断続が原因となるノイズ信号に伴う上記機
器類の誤作動等の心配がない点でスリップリングタイプ
のコネクタ装置に比べ、信幀性の高い伝送路を形成して
いる。

（発明が解決しようとする課題）ところが、上記コネクタ装置では、渦巻き状伝送線の巻
き締まり、巻き緩みによって、固定部材に対する回転部
材の所定回転回数を確保するため収容部内にルーズに収
容されている。このため、伝送線の長さが、収容される
ハウジングの周長と回転回数によって定まる長さ以上に
必要となり、製造コストが高くなるという問題がある。

とりわけ、プリント回路板の場合には、工業的に製造し
うる長さに限界があり、それ以上のものを個々に製造す
るとコストが益々高くなるという問題がある。

また、長尺の伝送線を必要とすることに加え、伝送線は
、安全性に基づく所定の規格により、径あるいは厚み等
に関する規格において、所定のサイズが要求されるため
、装置全体が大型化して重くなり、これによって回転ト
ルクや回転作動に伴う作動音が大きくなるほか、伝送線
が外部からの振動によてガタつき、円滑、且つ、静粛な
使用が妨げられるという問題があった。

しかも、回転トルクが大きくなると、伝送線に作用する
応力が大きくなって、伝送線が座屈しやすくなり、長期
に亘って使用すると、断線することがある。

本発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、用いる
伝送体の長さが短く、小型・軽量で円滑、且つ、静粛に
作動し、長期使用に対する耐久性のあるコネクタ装置を
提供することを目的とする。

（課題を解決するための手段）上記目的を達成するため本発明においては、第１及び第
２のハウジングと、一端が第１のハウジングに、他端が
第２のハウジングに、夫々固定され、前記両ハウジング
によって画成される収容部に収容される可撓性の伝送体
とを備え、前記両ハウジングが複数回相対的に回転可能
なコネクタ装置において、前記伝送体を、前記両ハウジ
ングの回転軸方向に螺旋状に巻重ねると共に、その中間
位置で逆方向に巻返して巻重ねた構成としたものである
。

（作用）両ハウジングが相対回転すると、伝送体は逆方向に巻返
した巻返部分が収容部内を周方向に沿って移動し、この
巻返部分の移動に伴って一方のハうジンクに壱重ねられ
ている伝送体が他方のハウジング側へと繰出され、巻重
ねられてゆき、両ハウジングは伝送体の長さに対応する
所定回数だけ相対回転が可能となる。

（実施例）以下、本発明のコネクタ装置をブラシレス電気信号伝達
装置に適用した一実施例を第１図乃至第５図に基づいて
詳細に説明する。

この装置は、互いに回転自在な、第１のハウジング１０
及び第２のハウジング１１と、これらのハウジング１０
．１１内に収容される可撓性を有する帯状の伝送線、即
ちフラットケーブル１２とを備えている。

第１のハウジング１０は、・内筒軸部１０ａと、この内
筒軸部１０ａの上端から半径方向外方に延出する上フラ
ンジ部１０ｂとが一体に形成され、内筒軸部１０ａの下
端及び上フランジ部１０ｂの外縁には、第２のハウジン
グ１１と回転自在に嵌合する段部１０ｃ、ｌＯｄが夫々
形成されている。

一方、第２のハウジング１１は、内筒軸部１０ａと同心
の外筒部１１ａと、この外筒部１１ａの下端から半径方
向内方に延出する下フランジｌｌｂとが一体に形成され
、外筒部１１ａの上端及び下フランジｌｌｂの内縁には
、段部１０ｃ、１０ｄと嵌合する段状の嵌合部１１ｃ、
ｌｉｄが夫々形成されている。そして、両ハウジング１
０．１１を嵌合すると、両ハウジング１０．１１内には
、フラットケーブル１２を収容するリング状の空間Ｓが
画成される。

フラットケーブル１２は、例えば第４図及び第５図に示
すように、断面方形の平板状あるいは断面円形の導体１
２ａを平行に並べ、その周囲を絶縁性の被Ｊｉｌ１２ｂ
で覆ったものである。そして、このケーブル１２は、空
間Ｓに収容したときに幅広の面同士が重なり合うように
、同心円で、且つ、外径が同一の螺旋状に一体成形され
ており、両ハウジング１０．１１の回転軸方向に螺旋状
に巻重ねると共に、その中間位置で逆方向に巻返して空
間Ｓに収容されており、その一端は第１のハウジングｌ
Ｏに、他端は第２のハウジング１１に夫々固定されてい
る。そして、これら各固定端には、例えばリード線１３
が接続され、ハウジング１０゜１１に穿設した貫通孔か
ら外部に引出され、夫々所定の機器類に接続されている
１゜上記ハウジング１０．１１は、例えば、第１のハウジン
グ１０が回転部材（図示せず）に、第２のハウジング１
１が固定部材（図示せず）に、夫々固設され、これによ
り両ハウジング１０．１１は所定回数だけ、第２図に矢
印Ａで示すように、相対回転可能となっている。

このように、フラットケーブル１２を両ハウジング１０
．１１の回転軸方向に螺旋状に巻重ねると共に、その中
間位置で逆方向に巻返して巻重ねると、第１のハウジン
グ１０が回転したときに、フラットケーブル１２が、一
方のハウジング（例えば、第１のハウジング１０）から
、他方のハウジング（例えば、第２のハウジング１１）
へと繰出されて行く、この繰出しに伴って、フラットケ
ーブル１２を巻返した巻返部Ｔは、巻重ねられたフラッ
トケーブル１２上を周方向にハウジング１０の回転速度
の半分の速度、即ちハウジング１０が回転する角速度の
半分の角速度で周方向に移動するので、第１のハウジン
グ１０が１回転する間に巻返部Ｔは空間Ｓ内を周方向に
半周移動する。したがって、第１のハウジング１０は、
第２のハウリング１１に対して、フラットケーブル１２
の長さの２倍、即ちケーブル１２の−巻きで２回、相対
回転が可能となり、両ハウジング１０．１１が相対回転
するのに必要なケーブルの長さを、回転軸廻りに渦巻き
状に巻回する場合に比べて格段に短縮でき、電気抵抗も
小さく抑えることができるうえ、装置の小型化も容易で
ある。

ここで、フラットケーブル１２は上記形状の他、空間Ｓ
に収容でき、幅方向両側部が内筒軸部１０ａや外筒部１
１ａの内壁面と干渉することなく巻返部Ｔが周方向に沿
って円滑に移動できれば、例えば第６図に示すように、
外径が次第に拡径する渦巻き状であってもよい、このよ
うな形状とすると、伝送体として導電性金属薄帯を使用
する場合に、打抜き加工により伝送体を容易に製造でき
るという利点がある。

また、第７図及び第８図は本発明の第２の実施例を示し
、フラットケーブル１２の巻返部Ｔ内側に、巻返部Ｔと
共に両ハウジング１０．１１の空間Ｓ内を移動するスペ
ーサ１４を介装したものである。尚、以下の実施例にお
いては、前記第１の実施例と同一の構成要素には同一の
符号を付して詳細な説明を省略する。

このスペーサ１４は、ケーブル１２の巻返部Ｔの内側か
ら、空間Ｓ内を１周して巻返部Ｔの外側に亘って配置さ
れるＣリング形状のスペーサで、両端面間は所定の間隔
を存して対向すると共に、両端面は夫々巻返部Ｔの曲面
形状に対応させて湾曲面に形成されている。かかるスペ
ーサ１４をケーブル１２の間に介装すると、可撓性を有
するケーブル１２が空間Ｓ内で垂下したり、この垂下に
伴うケーブル１２相互の摺接による摩擦でケーブル１２
が反転し、ケーブル１２が座屈したりすることを効果的
に防止できる。

第９図乃至第１１図は、前記第２実施例のスペーサ１４
の変更例である本発明の第３の実施例を示し、スペーサ
１４に両ハウジング１０．１１の相対回転に伴って回転
する歯車１５を設けると共に両ハウジング１０．１１に
この歯車１５と噛合する歯車部１０ｅ　　ｌｉｅを形成
したものである。

二の歯車１５は、両ハウジング１０．１１の相対回転に
伴ってスペーサ１４を内筒軸部１０ａの周囲に強制的に
回転させるもので、本実施例ではスペーサ１４の側面に
４個配設したが、少なくとも１個以上あればよい、そし
て、この歯車１５は、ハウジングｌＯの上フランジ１０
ｂの下面外縁側に週方向に刻設されたラック状の歯車部
１０ｅ及びハ・ウジング１１の下フランジｌｌｂの上面
外周側に刻設された同様の歯車部ｌｉｅと夫々噛合し、
両ハウジングｔｏ、１１の相対回転に伴ってスペーサ１
４を両ハウジング１０．１１の相対回転速度の半分の速
度で週方向に移動させる。したがって、両ハウジング１
０．１１の相対回転に伴う巻返部Ｔの周方向への移動が
一層円滑に行われる。

第１２図及び第１３図は本発明の第４の実施例を示し、
フラットケーブル１２の巻返部Ｔ内側から外側に亘って
、ローラを有するＣリング形状のスペーサ１６を配置し
たものである。

このスペーサ１６は、空間Ｓの内周側と外周側とに配置
される一対の保持アーム１７．１７と、これらの保持ア
ーム１７．１７の両端に夫々ビン１Ｂにより回転自在に
軸支されるローラ１９．２０とからなり、前記第２実施
例に示したスペーサ１４によるフラットケーブル１２の
垂下及び座屈の防止に加え、空間Ｓ内におけるスペーサ
１６の移動をより円滑にして、ハウジング！０の回転に
伴う巻返部Ｔを迅速に移動させ、これによりケーブル１
２の座屈を防止するものである。

即ち、第１２図において、例えば第１のハウジング１０
が矢印Ｂ方向に回転すると、第２のハウジング１１内に
巻重ねられているケーブル１２が第１のハウジング１０
側へ繰出されてゆく、このケーブル１２の繰出しにより
、巻返部Ｔは空間Ｓ内を同様に矢印Ｂ方向に移動するが
、この移動に伴ってローラ２０がケーブル１２上を転動
するので、スペーサ１６は矢印Ｃ方向に円滑に移動する
ことができる。これにより、前記第２実施例のスペーサ
１４に比べて、巻返部Ｔのより迅速な移動を実現できる
。

また、第１４図は前記第４実施例のスペーサ１６を変形
した本発明の第５の実施例を示すもので、スペーサ２１
は、一対の保持アーム２２（一方は図示せず）にビン２
３により回転自在に軸支されるローラ２４．２５に加え
て、保持アーム２２のローラ２５を設けた端部に、巻返
部Ｔの外側と対向する補助ローラ２６を配設したもので
ある。この補助ローラ２６は、上下のフラットケーブル
１２と摺接しないように保持アーム２２に軸支されてお
り、両ハウジング１０．１１が相対回転して巻返部Ｔが
移動する際に、保持アーム２２が撓んでローラ２４．２
５がケーブル１２を介して接触し、巻返部Ｔの移動が妨
げられないようにするものである。

第１５図乃至第１８図は本発明の第６の実施例を示し、
巻返部Ｔに介装するスペーサ２７を可撓性を有する中空
円板としたものである。このスペーサ２７は、フラット
ケーブル１２とのＦＪ擦低抵抗少ない、例えば、ＰＥＴ
（ポリエチレンテレフタレート）、ナイロン等の合成樹
脂やアルミニウム等の金属素材が使用され、第１６図に
示すように、その直径上で半折りにして巻返部Ｔの内側
に介装される。このようなスペーサ２７を用いると、空
間Ｓ内におけるケーブル１２の垂下を極めて簡単に防止
することができる。

次に、本発明の第７の実施例として、伝送体として、例
えば多心の撚り線からなる導体３２ａの周囲を絶縁性の
被覆３２ｂで覆った、断面が円形で可撓性を有する電線
３２を使用したコネタタ装置について、第１９図乃至第
２２図を参照しつつ説明する。

この装置は、互いに回転自在な第１のハウジング３０及
び第２のハウジング３１と、これらのハウジング３０．
３１内に収容される電ｉ＄３２とを備えている。

第１のハウジング３０は、例えば固定部材（図示せず）
に固定され、第１９図に示すように、内筒軸部３０ａと
外筒部３０ｂとの間に隔壁３０ｃを周方向に立設して電
線３２を収容する同心円状の２列の収容溝３０ｄ、３０
ｄを一体に形成したもので、内湾軸部３０ａを中心とし
て矢印り方向に回転する。

各収容溝３０ｄは、その底面に、電線３２を内部に引込
む貫通孔３０ｅが隔壁３０ｃを挟んで隣接する位置に穿
設され、多溝３０ｄの底面は、第２０図及び第２１図に
示すように、貫通孔３０ｅから周方向に斜めに立上がる
と共に電線３２の外形に対応する凹状の円弧面に形成さ
れている。また、各貫通孔３０ｅは、第２１図に示すよ
うに、内面が収容溝３０ｃ側へ傾斜するように曲面状に
形成されている。したがって、各貫通孔３０ｅからハウ
ジング３０内に引込まれる電線３２は、貫通孔３０ｅの
曲面によって過度の曲げ応力が作用することがなく、ま
た収容溝３０ｄの底面に案内されて収容溝３０ｄに螺旋
状に具合良く巻重ねられる。そして、各収容溝３０ｄに
収容される電線３２は、その中間位置でＣリング形状の
スペーサ３３を介して、第２０図に示すように、逆方向
に巻返して巻重ねられる。

スペーサ３３は、第２２図に示すように、電線３２の巻
返部Ｔの内側に当接する側から巻返部Ｔの外側に向かっ
て、周方向に電線３２の巻重ねピッチに対応して拡幅す
るようにテーパ状に形成され、巻返部Ｔ内側に対向する
端面３３ａと、巻返部Ｔ外側に対向する端面３３ｂとの
間には、電線３２を巻返す所定間隔の隙間が形成され、
各端面３３ａ、３３ｂは夫々凸状、凹状の曲面に形成さ
れている。また、このスペーサ３３の電線３２と当接す
る周縁部分は、電線３２の外形に対応させて凹状の円弧
面に形成されている。

第２のハウジング３１は、ハウジング３０の上部に回転
自在に嵌着されると共に、例えば回転部材（図示せず）
に固定され、第２０図に示すように、回転部材を挿通す
る挿通口３１ａが中央に設けられた円板状の部材で、ハ
ウジング３１の外周側には、ハウジング３０の貫通孔３
０ｅ、３０ｅに対応し、電線３２を外部へ引出す貫通孔
３１ｂ。

、９１ｂが穿設され、下面には収容溝３０ｄ、３０ｄに
嵌合する２条の凸条３１ｃ、３１ｃが突設されている。

この凸条３１ｃは、収容溝３０ｄと同様に、第２のハウ
ジング３１側における電線３２の巻重ねを案内するもの
で、貫通孔３１ｂから周方向に斜めに立上がり、収容溝
３０ｄの底面と同様の形状に形成されている。したがっ
て、ハウジング３０の各収容溝３０ｄに収容された電線
３２は、スペーサ３３によって逆方向に巻返されて巻重
ねられ、ハウジング３１の凸条３１　ｃｃ案内されて貫
通孔３１ｂへと導かれる。そして、貫通孔３１ｂから外
部に引出された各電線３２は、夫々所定の機器類に接続
される。

本実施例のコネクタ装置は、以上のように構成されるハ
ウジング３０の各収容溝３０ｄに可撓性を有する電線３
２を回転軸方向に螺旋状に巻重ねると共に、その中間位
置で逆方向に巻返して巻重ねたので、第１のハウジング
３０が回転すると、電線３２が一方のハウジング（例え
ば、第１のハウジング３０）から、他方のハウジング（
例えば、第２のハウジング３１）へと繰出され、前記し
た各実施例と同様に、巻返部Ｔが、巻重ねられた電線３
２上を周方向にハウジング３０の回転速度の半分の速度
で周方向に移動するので、第１のハウジング３０が１回
転する間に巻返部Ｔは収容溝３０ｃ内を周方向に半周移
動する。したがって、第１のハウジング３０は、第２の
ハウジング３１に対して、電線３２の長さの２倍に相当
する回数だけ相対回転が可能となり、したがって必要回
数の回転を実現するうえで、回転軸廻りに電線を巻回す
る場合に比べ、電線の長さを短縮し、抵抗を低く抑える
ことができる。

また、可撓性を有する電線３２の巻返部Ｔにスペーサ３
３を介装したことにより、電線３２が収容溝３０ｄ内で
垂下したり、この垂下に伴う電線３２相互の摺接による
摩擦で電線３２が反転し、電線３２が座屈したりするこ
とを効果的に防止できる。しかも、スペーサを巻返部Ｔ
に介装したので、不必要な電線の動きが規制され、振動
に強く、騒音が発生することもない。

尚、以上の各実施例においては、本発明のコネクタ装置
をブラシレス電気信号伝達装置に適用した実施例につい
て説明したが、本発明は更に、回転回数が限られ、相対
的に回転する部材間を接続する伝送体、例えば、流体配
管や光ファイバ等のコネクタ装置にも使用することがで
きる。また、各ハウジングには、互いに係合する保合手
段を設ければ、ハウジングを傾斜したり、横に倒した状
態で使用することも可能である。

（発明の効果）本発明に依れば、第１及び第２のハウジングと、一端が
第１のハウジングに、他端が第２のハウジングに、夫々
固定され、前記両ハウジングによって画成される収容部
に収容される可撓性の伝送体とを備え、前記両ハウジン
グが複数回相対的に回転可能なコネクタ装置において、
前記伝送体を、前記両ハウジングの回転軸方向に螺旋状
に壱重ねると共に、その中間位置で逆方向に巻返して巻
重ねた構成としたので、極めて簡単であるにもかかわら
ず、所定回転回数当たりに必要な伝送体の長さを短縮で
き、小型・軽量で円滑、且つ、静粛に作動するコネクタ
装置を安価に従供することができる。しかも、伝送体を
巻返した巻返部Ｔは、常に一定方向に巻返されているこ
とから、巻返部Ｔには一定方向からの応力のみが作用し
、座屈を生ずることがないので、長期使用することが可
能な耐久性のある装置となる。また、可撓性を有する伝
送体であれば種々の機器に広く使用することができる等
の優れた利点を有している。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第２２図は本発明の実施例を示すもので、第
１図乃至第３図は本発明の第１実施例を示し、第１図は
コネクタ装置のハウジングを示す断面正面図、第２図は
コネクタ装置の部分切欠き斜視図、第３図は第２図の正
面図、第４図は断面方形の平板状の導体を用いたフラッ
トケーブルの斜視図、第５図は断面円形の導体を用いた
フラットケーブルの斜視図、第６図は外径が次第に拡径
する渦巻き状のフラットケーブルを示す斜視図、第７図
及び第８図は本発明の第２実施例を示し、第７図はコネ
クタ装置の部分切欠き斜視図、第８図は第７図の正面図
、第９図乃至第１１図は本発明の第３実施例を示し、第
９図はコネクタ装置の部分切欠き斜視図、第１０図は第
９図の正面図、第１１図はスペーサの平面図、第１２図
及び第１３図は本発明の第４実施例を示し、第１２図は
コネクタ装置の部分切欠き斜視図、第１３図は第１２図
の正面図、第１４図は本発明の第５実施例を示すコネク
タ装置の部分切欠き正面図、第１５図乃至第１８図は本
発明の第６実施例を示し、第１５図はスペーサの斜視図
、第１６図は直径上で半折りにした、使用状態における
スペーサの斜視図、第１７図はコネクタ装置の部分切欠
き斜視図、第１８図は第】７図の正面図、第１９図乃至
第２２図は本発明の第７実施例を示し、第１９図は第１
のハウジングと収容される電線との関係を示す部分切欠
き斜視図、第２０図はコネクタ装置の断面正面図、第２
１図は第１のハウジングの貫通孔と電線との関係を示す
断面正面図、第２２図はスペーサと巻返される電線との
関係を示す斜視図、第２３図及び第２４図は従来のコネ
クタ装置であるブラシレス電気信号伝達装置を示し、第
２３図はその断面正面図、第２４図は同じく断面平面図
である。１０．３０・・・第１のハウジング、１１．１２・・・
第２のハウジング、１２・・・フラットケーブル（可撓
性の伝送体）、１４．１６，２１．２７．３３・・・ス
ペーサ、３２・・・電線（可撓性の伝送体）、Ｔ・・・
巻返部。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）第１及び第２のハウジングと、一端が第１のハウ
ジングに、他端が第２のハウジングに、夫々固定され、
前記両ハウジングによって画成される収容部に収容され
る可撓性の伝送体とを備え、前記両ハウジングが複数回
相対的に回転可能なコネクタ装置において、前記伝送体
を、前記両ハウジングの回転軸方向に螺旋状に巻重ねる
と共に、その中間位置で逆方向に巻返して巻重ねたこと
を特徴とするコネクタ装置。
（２）前記伝送体が、同心円で、且つ、外径が同一の螺
旋状に一体成形された帯状のフラットケーブルである、
請求項１記載のコネクタ装置。
（３）前記伝送体が、同心円で、且つ、外径が次第に拡
径する渦巻状に一体成形された帯状のフラットケーブル
である請求項１記載のコネクタ装置。
（４）前記伝送体は、断面が円形である請求項１記載の
コネクタ装置。
（５）前記伝送体は、巻返部内側にスペーサが介装され
ている、請求項１乃至４のいずれか記載のコネクタ装置
。
（６）前記スペーサは、前記収容部の伝送体の巻返部内
側から外側に亘って配置されるＣリング形状のスペーサ
である、請求項５記載のコネクタ装置。
（７）前記スペーサは、該スペーサを周方向に移動させ
る歯車が少なくとも１個配設されており、前記両ハウジ
ングには前記歯車と噛合する歯車部が形成されている、
請求項６記載のコネクタ装置。
（８）前記スペーサは、巻返部内側から外側に亘って配
置される一対の保持アームと、該保持アームの両端に設
けられるローラとからなるＣリング形状のスペーサであ
る、請求項５記載のコネクタ装置。
（９）前記スペーサは、可撓性を有する中空円板を直径
上で半折りにした半折スペーサである、請求項５記載の
コネクタ装置。
（１０）前記両ハウジングは、回転軸に同心状に形成さ
れた隔壁によって複数の収容部が画成されている、請求
項１乃至４のいずれか記載のコネクタ装置。
（１１）前記収容部には、巻重ねられる伝送体を案内す
る傾斜面が形成されている、請求項１０記載のコネクタ
装置。
（１２）前記伝送体は、電気信号ないしは電力を伝送す
る電導線である、請求項１乃至１１のいずれか記載のコ
ネクタ装置。
（１３）前記伝送体は、光信号を伝送する光伝導線であ
る、請求項１乃至１１のいずれか記載のコネクタ装置。
（１４）前記伝送体は、流体を伝送する流体路である、
請求項１乃至１１のいずれか記載のコネクタ装置。