JP3374113B2 - 回転体と固定体間の伝送装置 - Google Patents

回転体と固定体間の伝送装置

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JP3374113B2
JP3374113B2 JP2000018377A JP2000018377A JP3374113B2 JP 3374113 B2 JP3374113 B2 JP 3374113B2 JP 2000018377 A JP2000018377 A JP 2000018377A JP 2000018377 A JP2000018377 A JP 2000018377A JP 3374113 B2 JP3374113 B2 JP 3374113B2
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JP
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flat cable
transmission device
winding direction
case
fixed
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憲 小八田
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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  • Electric Cable Arrangement Between Relatively Moving Parts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、回転体と固定体間で電
気信号、光信号あるいは電力などを伝送するのに用いる
伝送装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、例えば自動車のステアリング軸側
(回転体)とコラム側(固定体)との間で信号の伝送を
行う場合には、図2および図3に示すような伝送装置が
用いられている(実開昭62-168581 号公報)。 【0003】この伝送装置は、ゼンマイ状に巻かれたフ
ラットケーブル11と、それを収納する内側ケース13およ
び外側ケース15とを備えている。フラットケーブル11の
内端は内側ケース13の胴部13aに固定され、そこで一方
のリード線17に接続されており、かつフラットケーブル
11の外端は外側ケース15の外筒部15aに固定され、そこ
で他方のリード線19に接続されている。内側ケース13と
外側ケース15は相対的に回転可能に組み合わされてい
る。 【0004】したがって例えば内側ケース13を回転体に
取り付け、外側ケース15を固定体に取り付ければ、ゼン
マイ巻きされたフラットケーブル11の巻き締まり、巻き
広がりが可能な範囲で、回転体と固定体間で信号伝送が
行える。このタイプの伝送装置は回転体が往復回転する
場合に用途が限られるが、摺動接触部を有しないため信
頼性の高い伝送線路を構成できる。このような伝送装置
は例えば自動車の車体側から、回転体であるステアリン
グ軸上に設置されたエアバッグシステムへの電気信号の
伝達等に使用される。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】このような伝送装置で
は、内側ケースと外側ケースが相対的に回転可能な回数
は、フラットケーブルの巻回数によって定まるので、回
転可能回数を多くしようとすれば、フラットケーブルの
巻回数を多く(長さを長く)しなければならない。しか
しフラットケーブルの巻回数を多くすると、回転体側の
回転力がフラットケーブル全体に伝わり難くなるため、
例えばフラットケーブルの反転屈曲などのトラブルが発
生しやすくなる。またフラットケーブルの長さが長くな
れば、導体の電気抵抗が大きくなるとか、信号の伝達時
間が長くなる等の問題もある。 【0006】このためフラットケーブルの巻回数を少な
くできるものとして図4のような伝送装置も提案されて
いる。この伝送装置は、内側ケース13の胴部13aにフラ
ットケーブル11の内端を固定すると共に外側ケース15の
外筒部15aにフラットケーブル11の外端を固定し、かつ
フラットケーブル11の内端側を胴部13aに一方向に巻き
付けると共に、フラットケーブル11の外端側を内端側と
は巻き方向が逆になるように外筒部15aの内側に巻き込
み、これによってフラットケーブル11の中間部に巻き方
向反転部11aを設けたものである。 【0007】この装置では、例えば外側ケース15を固定
して内側ケース13を反時計方向に回転させると、フラッ
トケーブル11の反転部11aも反時計まわりに移動して、
両ケース13、15間の相対的な回転が半ば打ち消されるよ
うになるので、フラットケーブル11の巻回数を少なく
(長さを短く)することが可能となる。 【0008】しかしこの装置は、上記とは逆に、内側ケ
ース13を時計方向に回転させようとすると、内側ケース
13に巻かれているフラットケーブル11にたるみが生じ、
反転部11aが時計方向に移動しない状態が発生しやすく
なるため、結果的に正常な回転動作ができないという問
題がある。このためこの方式の伝送装置は実用化されて
いないのが実情である。 【0009】本発明の目的は、上記のような問題点に鑑
み、フラットケーブルの中間部に巻き方向反転部を設け
る方式で、フラットケーブルのたるみによるトラブルの
発生を確実に防止できる伝送装置を提供することにあ
る。 【0010】 【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、胴部を有する内側ケースと、前記胴部の外周
に位置する外筒部を有する外側ケースとを相対的に回転
できるように組み合わせ、前記胴部にフラットケーブル
の内端を固定すると共に前記外筒部にフラットケーブル
の外端を固定し、かつフラットケーブルの内端側を前記
胴部に一方向に巻き付けると共に、フラットケーブルの
外端側を内端側とは巻き方向が逆になるように前記外筒
部の内側に巻き込み、これによりフラットケーブルの中
間部に内側ケースまたは外側ケースの回転によって移動
する巻き方向反転部を設けてなる回転体と固定体間の伝
送装置において、前記フラットケーブルを複数枚巻き重
ね、各フラットケーブルの巻き方向反転部を周方向に間
隔をあけて複数箇所に配置し、各巻き方向反転部の弾性
反発力により各フラットケーブルの内端側を胴部に、外
端側を外筒部に押し付けたことを特徴とするものであ
る。 【0011】 【作用】フラットケーブルの巻き方向反転部は弾性変形
させられているため弾性反発力を有しており、このよう
な巻き方向反転部が周方向の複数箇所に分布している
と、それぞれの箇所でフラットケーブルの内端側が胴部
に、外端側が外筒部に押し付けられるため、内側ケース
または外側ケースを回転させたときのフラットケーブル
のたるみが抑制され、内側ケースまたは外側ケースの回
転によってフラットケーブルの巻き方向反転部が確実に
移動するようになる。 【0012】 【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図1は本発明の一実施例を示す。この伝送
装置は、4枚のフラットケーブル11A、11B、11C、11
Dを巻き重ねたものである。11a、11b、11c、11dは
フラットケーブル11A、11B、11C、11Dの巻き方向反
転部である。 【0013】各フラットケーブル11A〜11Dは、内端が
内側ケースの胴部13aに固定され、外端が外側ケースの
外筒部15aに固定され、かつ内端側を胴部13aに一方向
に巻き付けると共に、外端側を内端側とは巻き方向が逆
になるように外筒部15aの内側に巻き込んで、中間部に
巻き方向反転部11a〜11dが設けられている。フラット
ケーブル11A〜11Dの巻き方向反転部11a〜11dは周方
向にほぼ等しい間隔をあけて配置されている。 【0014】これにより各フラットケーブル11A〜11D
は周方向の4箇所で各巻き方向反転部11a〜11dの弾性
反発力により胴部13aおよび外筒部15aに押し付けられ
るため、内側ケース13または外側ケース15を往復回転さ
せても、たるみが発生することがなくなり、フラットケ
ーブルのたるみによるトラブルの発生をなくすことがで
きる。 【0015】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、各
フラットケーブルの巻き方向反転部の弾性反発力により
各フラットケーブルが周方向の複数箇所で胴部および外
筒部に押し付けられるため、内側ケースまたは外側ケー
スを回転させたときにフラットケーブルのたるみが抑制
され、巻き方向反転部が内側ケースまたは外側ケースの
回転に応じて確実に移動するようになる。このためフラ
ットケーブルの中間部に巻き方向反転部を有する方式の
伝送装置においてフラットケーブルのたるみによるトラ
ブルを確実に防止できるので、フラットケーブルの長さ
の短い、動作の安定した(あるいはフラットケーブルの
長さの割に回転体の可能回転回数の大きい)伝送装置を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明に係る伝送装置の一実施例を示す横断
面図。 【図2】 従来の伝送装置の横断面図。 【図3】 図2の伝送装置の縦断面図。 【図4】 フラットケーブルの中間部に巻き方向反転部
を有する方式の伝送装置の横断面図。 【符号の説明】 11A、11B、11C、11D:フラットケーブル 11a、11b、11c、11d:巻き方向反転部 13:内側ケース 13a:胴部 15:外側ケース 15a:外筒部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 35/04 B62D 1/04 H02G 11/00 301

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】胴部を有する内側ケースと、前記胴部の外
    周に位置する外筒部を有する外側ケースとを相対的に回
    転できるように組み合わせ、前記胴部にフラットケーブ
    ルの内端を固定すると共に前記外筒部にフラットケーブ
    ルの外端を固定し、かつフラットケーブルの内端側を前
    記胴部に一方向に巻き付けると共に、フラットケーブル
    の外端側を内端側とは巻き方向が逆になるように前記外
    筒部の内側に巻き込み、これによりフラットケーブルの
    中間部に内側ケースまたは外側ケースの回転によって移
    動する巻き方向反転部を設けてなる回転体と固定体間の
    伝送装置において、前記フラットケーブルを複数枚巻き
    重ね、各フラットケーブルの巻き方向反転部を周方向に
    間隔をあけて複数箇所に配置し、各巻き方向反転部の弾
    性反発力により各フラットケーブルの内端側を胴部に、
    外端側を外筒部に押し付けたことを特徴とする回転体と
    固定体間の伝送装置。
JP2000018377A 1992-02-20 2000-01-27 回転体と固定体間の伝送装置 Expired - Lifetime JP3374113B2 (ja)

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