JP2003086321A - ケーブルリール - Google Patents
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R16/00—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for
- B60R16/02—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements
- B60R16/023—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements for transmission of signals between vehicle parts or subsystems
- B60R16/027—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements for transmission of signals between vehicle parts or subsystems between relatively movable parts of the vehicle, e.g. between steering wheel and column
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R35/00—Flexible or turnable line connectors, i.e. the rotation angle being limited
- H01R35/02—Flexible line connectors without frictional contact members
- H01R35/025—Flexible line connectors without frictional contact members having a flexible conductor wound around a rotation axis
Abstract
(57)【要約】
【課題】 フラットケーブル両端の導体とリード線との
接続部分の構造を改良し、部品の共用化を図る。 【解決手段】 外筒となる固定体１に内筒となる可動体
２を回転自在に組みつけ、両端にインナーケースを取り
付けたフラットケーブル１５を環状中空部に収容してい
るケーブルリールにおいて、 フラットケーブルの両端
に取り付ける接続ケースは同一部品とし、該接続ケース
に対して左右いずれの方向からでもフラットケーブルの
端末を挿入して９０度曲げして上記接続ケース内に予め
固定しているバスバーと接続できる形状とし、かつ、フ
ラットケーブルの導体は広幅の第１導体と狭幅の第２導
体を備え、導体並列方向のフラットケーブルの幅方向中
心を挟んで一方側に上記第１導体、他方側に上記第２導
体を配置している。
接続部分の構造を改良し、部品の共用化を図る。 【解決手段】 外筒となる固定体１に内筒となる可動体
２を回転自在に組みつけ、両端にインナーケースを取り
付けたフラットケーブル１５を環状中空部に収容してい
るケーブルリールにおいて、 フラットケーブルの両端
に取り付ける接続ケースは同一部品とし、該接続ケース
に対して左右いずれの方向からでもフラットケーブルの
端末を挿入して９０度曲げして上記接続ケース内に予め
固定しているバスバーと接続できる形状とし、かつ、フ
ラットケーブルの導体は広幅の第１導体と狭幅の第２導
体を備え、導体並列方向のフラットケーブルの幅方向中
心を挟んで一方側に上記第１導体、他方側に上記第２導
体を配置している。
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のステアリ
ング装置に装備するケーブルリールに関するものであ
る。 【０００２】 【従来の技術】従来のケーブルリールは、例えば、図６
に示すように、ステアリングコラム側に固定される固定
体１と、ハンドル側に固定される可動体２とが回転自在
に連結されており、固定体１と可動体２との間に形成さ
れる環状中空部内に半円状のガイドリング３を２つ配置
し、フラットケーブル５を２つのガイドリング３の隙間
である２つの反転空間Ｃを通して反転させて収容してい
る。なお、上記反転式の他に渦巻き式にフラットケーブ
ルを収容している場合も多い。 【０００３】上記フラットケーブル５の導体５ａの両端
と外部電線との接続は、図７に示すように、インナーケ
ース４、６にモールドあるいは圧入固定しているバスバ
ー９の一端側を導体５ａと、他端側を外部回路のリード
線Ｌ／Ｗを超音波溶接等で接合している。上記インナー
ケース４、６にそれぞれカバー７を被せて一体化させ、
これらインナーケース４、６を固定体１と可動体２に夫
れ夫れ形成したインナーケース収容部１ａ、２ａ内に収
容固定している。なお、カバー７を被せる代わりに再度
インサート成形してオーバーモールドしている場合もあ
る。 【０００４】上記フラットケーブルは、銅箔等よりなる
導体を平行配置して、その両面を絶縁樹脂フィルムでラ
ミネートした構成からなり、導体幅は回路の種類に応じ
て異ならせている。即ち、エアバック用の電源回路では
導体幅を広くしている一方、信号回路では導体幅を細く
し、導体幅を２分化している。また、この導体幅の相違
に応じて夫々接続するバスバーの幅も相違させて２分化
させている。これら幅の相違する導体およびバスバーの
配列順序は、車体側のリード線側で規制されている場合
には、配列順序も相違したものとなっている。 【０００５】さらに、フラットケーブル両端に取り付け
るインナーケースの形状も、固定体１と可動体２のイン
ナーケース収容部の形状に対応させて相違させ、固定体
側のインナーケースと可動体側のインナーケースはそれ
ぞれ相違した形状の専用部品とされている。 【０００６】 【発明が解決しようとする課題】上記のように、フラッ
トケーブルの導体幅の相違及びこの幅の相違する導体の
配列順序に対応させてバスバーを配列するために、イン
ナーケースを個別に設計して専用ケースとして設ける必
要がある。その結果、部品点数が多くなり、コスト高に
なる問題がある。フラットケーブルの導体幅を統一すれ
ば上記問題を解決することが可能であるが、其の場合に
は導体幅を電源回路幅に合わせて全て広幅にする必要が
あり、フラットケーブルが大型化および重量化し、それ
に伴いケーブルリール自体が大型化、重量化する問題が
ある。 【０００７】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、導体幅が大小に２分化されたフラットケーブルをバ
スバーを介して外部回路のリード線に接続する構造を改
良して、フラットケーブルの両端に取り付ける接続ケー
スを同一部品とすると共に、幅の相違する導体およびバ
スバーの配列順序がリード線側の規制で反転しても、同
一のフラットケーブルを用いることが出来るようにする
ことを課題としている。 【０００８】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、外筒となる固定体に内筒となる可動体を
回転自在に組みつけ、上記固定体と可動体とで形成され
る環状中空部に、複数の導体を並列配置して絶縁フィル
ムで被覆したフラットケーブルを収容し、該フラットケ
ーブルの長さ方向の両端で、 フラットケーブルの導体
と外部電線とを接続ケースに固定したバスバーの両側に
接続し、これら両端の接続ケースを上記可動体と固定体
とに夫々設けた収容部に挿入固定しているケーブルリー
ルにおいて、上記フラットケーブルの両端に取り付ける
接続ケースは同一部品とし、該接続ケースに対して左右
いずれの方向からでもフラットケーブルの端末を挿入し
て９０度曲げして上記接続ケース内に予め固定している
バスバーと接続できる形状とし、 かつ、上記フラット
ケーブルの導体は、電源回路用の大きい幅の第１導体と
信号回路用の小さい幅の第２導体を備え、導体並列方向
のフラットケーブルの幅方向中心を挟んで一方側に上記
第１導体、他方側に上記第２導体を配置し、上記接続ケ
ースにおける電源回路用バスバーと信号回路用バスバー
の左右配置位置に対応させて、上記フラットケーブルの
幅方向両端の上下位置を逆として先端を９０度曲げし、
電源回路用バスバーと信号用バスバーが左右配置順序が
反転しても電源回路用バスバーに第１導体を、信号回路
用バスバーに第２導体を接合させることができる構成と
してることを特徴とするケーブルリールを提供してい
る。 【０００９】上記構成によれば、フラットケーブルの両
端に取り付ける接続ケースには、フラットケーブルを左
右いずれ側かも挿入できると共に、挿入部分でフラット
ケーブルの先端を９０度曲げしているため、フラットケ
ーブルの導体端末とバスバーとの接続方向は同一方向と
することができる。よって、フラットケーブルの両端に
取り付け、固定体と可動体に設けたケース収容部に収容
保持する接続ケースを共用化することができる。 【００１０】さらに、フラットケーブルの大小幅に２分
化した導体は、フラットケーブルの幅方向の中央部を境
界として一方側に幅広の第１導体、他方側に幅狭の第２
導体を配置しているため、フラットケーブルの両端を９
０度曲げして接続ケース内にバスバーと接続する時、フ
ラットケーブル両端の第１導体と第２導体との左右配置
位置を同一として、同一の接続ケースを用いてフラット
ケーブルを外部回路のリード線と接続することができ
る。 【００１１】一方、異なるケーブルリールにおいて、外
部回路のリード線の配列が規制され、それに応じて、リ
ード線と接続するバスバーおよびフラットケーブルの導
体が、第１導体と第２導体の左右位置が反転する場合に
おいては、上記フラットケーブルの上下方向を逆にする
と、フラットケーブルの両端を９０度曲げした状態にお
いて、第１導体と第２導体の左右位置を反転することが
でき、フラットケーブルの共用化をはかることができ
る。 【００１２】このように、１種類のケーブルリールにお
いて、フラットケーブルの両端に取り付ける接続ケース
を共用化できるため、従来のように両端に取り付けるケ
ースを個別の専用部品とする必要はなく、部品点数の削
減、それに伴いコスト低下を図ることができる。さら
に、他の種類のケーブルリールとも、フラットケーブル
の共用化を図ることができ、フラットケーブルの種類の
削減し、それに伴いコスト低下を図ることができる。 【００１３】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して詳述する。実施形態のケーブルリールは前記図
６に示すケーブルリールに適用したもので、ケーブルリ
ールの全体的な構成は前記図６と同様であるため説明を
省略する。 【００１４】図１はフラットケーブル１０を示し、間隔
をあけて平行配線した銅箔からなる導体１１を間隔をあ
けて並列させ、その上下両面を絶縁樹脂フィルム１２で
ラミネートしている。上記導体１１は、電源回路用の大
きい幅の第１導体１１Ａと信号回路用の小さい幅の第２
導体１１Ｂとからなり、導体並列方向のフラットケーブ
ルの幅方向中心Ｐを挟んで一方側に複数本の第１導体１
１Ａ、他方側に複数本の第２導体１１Ｂを配置して２分
化している。 【００１５】上記フラットケーブル１０の長さ方向の両
端に取り付けて、固定体１と可動体２にそれぞれ形成し
たケース収容部１ａ、２ａに嵌合して取り付ける両端の
接続ケース１５は図２に示す形状とした同一部品からな
る。上記接続ケース１５は略矩形状の基板部１５ａの一
側部をフラットケーブル挿入部１５ｂとし、該フラット
ケーブル挿入部１５ｂには左右いずれの方向からもフラ
ットケーブルを挿入できる開口１５ｃ、１５ｄを設けて
いる。基板部１５ａの他側部はバスバー固定部１５ｅと
し、バスバー圧入溝１５ｆを並列に凹設し、これらバス
バー圧入溝１５ｆにバスバー２０を圧入固定している。
なお、バスバー固定部１５ｅにバスバー２０をモールド
固定してもよい。 【００１６】上記バスバー固定部１５ｅに固定するバス
バー２０は、電源回路用の大きい幅の第１バスバー２０
Ａと、信号回路用の小さい幅の第２バスバー２０Ｂとか
らなり、図２に示すように、図中、左側に第１バスバー
２０Ａ、右側に第２バスバー２０Ｂを配置している。上
記バスバー２０の配置順序は固定体２側の接続ケース１
５−１と、可動体２側の接続ケース１５−２とも同一で
ある。 【００１７】上記両端の接続ケース１５−１と１５−２
のバスバー２０に接続させるフラットケーブル１０の長
さ方向の両端は、９０度曲げして接続ケース１５−１、
１５−２に右方向、左方向から夫々挿入して、フラット
ケーブル端末から露出させた第１導体１１Ａを第１バス
バー２０Ａ、第２導体１１Ｂを第２バスバー２０Ｂと一
致さている。 【００１８】即ち、フラットケーブル１０は、第１導体
１１Ａ側を下方、第２導体１１Ｂ側を上方に位置させ、
図３に示す可動体２に取り付ける側では、接続ケース１
５−２に左側からフラットケーブル１０を挿入して９０
度曲げし、第１導体１１Ａを左側に、第２導体１１Ｂを
右側に配置して、バスバー２０の配列と一致させてい
る。また、図４に示す固定体１に取り付ける側では、接
続ケース１５−１に右側からフラットケーブル１０を挿
入して９０度曲げし、第１導体１１Ａを左側に、第２導
体１１Ｂを右側に配置して、バスバー２０の配列と一致
させている。 【００１９】このように、フラットケーブル１０の両端
に同一部品からなる接続ケース１５を用いて、フラット
ケーブル１０の導体１１をバスバー２０を介してリード
線Ｌ／Ｗと接続することができる。 【００２０】図５は第１バスバー２０Ａと第２バスバー
２０Ｂとの配列が左右反転している場合に、上記フラッ
トケーブル１０を用いて接続ケース１５−１’１５−
２’内のバスバー２０とフラットケーブル１０の導体１
１とを接続している場合を示す。 【００２１】フラットケーブル１０は第１導体１１Ａと
第２導体１１Ｂとの上下方向を逆転して配置している。
該フラットケーブル１０の長さ方向の両端では前記と同
様に９０度曲げして、導体１１をバスバー２０と接続し
ている。その際、第１導体１１Ａは右側に、第２導体１
１Ｂは左側に配置され、左右反転配置されて右側に位置
する第１バスバー２０Ａと第１導体１１Ａが一致し、左
側に位置する第２バスバー２０Ｂと第２導体１１とが一
致する。 【００２２】このように、導体幅が２分化され、この２
分化された導体の配置位置が左右反転しても、フラット
ケーブル１０を共用で用いることができる。 【００２３】 【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、従来は別個の専用部品とされたいた固定体側
の接続ケースと可動体側の接続ケースとを同一部品とす
ることができ、部品点数の削減、それに伴うコストダウ
ンを図ることができる。また、フラットケーブルの導体
が回路に応じて幅を変えて２分化した場合においても、
フラットケーブルの幅方向の中心で、一方側に大きい幅
の第１導体、他方側に小さい幅の第２導体を配置した構
成とすると、リード線側の規制により第１導体と第２導
体との配置が左右反転しても、共用化して持ちることが
できる。よって、フラットケーブルの汎用化でき、この
点からもコストダウンを図ることができる。
ング装置に装備するケーブルリールに関するものであ
る。 【０００２】 【従来の技術】従来のケーブルリールは、例えば、図６
に示すように、ステアリングコラム側に固定される固定
体１と、ハンドル側に固定される可動体２とが回転自在
に連結されており、固定体１と可動体２との間に形成さ
れる環状中空部内に半円状のガイドリング３を２つ配置
し、フラットケーブル５を２つのガイドリング３の隙間
である２つの反転空間Ｃを通して反転させて収容してい
る。なお、上記反転式の他に渦巻き式にフラットケーブ
ルを収容している場合も多い。 【０００３】上記フラットケーブル５の導体５ａの両端
と外部電線との接続は、図７に示すように、インナーケ
ース４、６にモールドあるいは圧入固定しているバスバ
ー９の一端側を導体５ａと、他端側を外部回路のリード
線Ｌ／Ｗを超音波溶接等で接合している。上記インナー
ケース４、６にそれぞれカバー７を被せて一体化させ、
これらインナーケース４、６を固定体１と可動体２に夫
れ夫れ形成したインナーケース収容部１ａ、２ａ内に収
容固定している。なお、カバー７を被せる代わりに再度
インサート成形してオーバーモールドしている場合もあ
る。 【０００４】上記フラットケーブルは、銅箔等よりなる
導体を平行配置して、その両面を絶縁樹脂フィルムでラ
ミネートした構成からなり、導体幅は回路の種類に応じ
て異ならせている。即ち、エアバック用の電源回路では
導体幅を広くしている一方、信号回路では導体幅を細く
し、導体幅を２分化している。また、この導体幅の相違
に応じて夫々接続するバスバーの幅も相違させて２分化
させている。これら幅の相違する導体およびバスバーの
配列順序は、車体側のリード線側で規制されている場合
には、配列順序も相違したものとなっている。 【０００５】さらに、フラットケーブル両端に取り付け
るインナーケースの形状も、固定体１と可動体２のイン
ナーケース収容部の形状に対応させて相違させ、固定体
側のインナーケースと可動体側のインナーケースはそれ
ぞれ相違した形状の専用部品とされている。 【０００６】 【発明が解決しようとする課題】上記のように、フラッ
トケーブルの導体幅の相違及びこの幅の相違する導体の
配列順序に対応させてバスバーを配列するために、イン
ナーケースを個別に設計して専用ケースとして設ける必
要がある。その結果、部品点数が多くなり、コスト高に
なる問題がある。フラットケーブルの導体幅を統一すれ
ば上記問題を解決することが可能であるが、其の場合に
は導体幅を電源回路幅に合わせて全て広幅にする必要が
あり、フラットケーブルが大型化および重量化し、それ
に伴いケーブルリール自体が大型化、重量化する問題が
ある。 【０００７】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、導体幅が大小に２分化されたフラットケーブルをバ
スバーを介して外部回路のリード線に接続する構造を改
良して、フラットケーブルの両端に取り付ける接続ケー
スを同一部品とすると共に、幅の相違する導体およびバ
スバーの配列順序がリード線側の規制で反転しても、同
一のフラットケーブルを用いることが出来るようにする
ことを課題としている。 【０００８】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、外筒となる固定体に内筒となる可動体を
回転自在に組みつけ、上記固定体と可動体とで形成され
る環状中空部に、複数の導体を並列配置して絶縁フィル
ムで被覆したフラットケーブルを収容し、該フラットケ
ーブルの長さ方向の両端で、 フラットケーブルの導体
と外部電線とを接続ケースに固定したバスバーの両側に
接続し、これら両端の接続ケースを上記可動体と固定体
とに夫々設けた収容部に挿入固定しているケーブルリー
ルにおいて、上記フラットケーブルの両端に取り付ける
接続ケースは同一部品とし、該接続ケースに対して左右
いずれの方向からでもフラットケーブルの端末を挿入し
て９０度曲げして上記接続ケース内に予め固定している
バスバーと接続できる形状とし、 かつ、上記フラット
ケーブルの導体は、電源回路用の大きい幅の第１導体と
信号回路用の小さい幅の第２導体を備え、導体並列方向
のフラットケーブルの幅方向中心を挟んで一方側に上記
第１導体、他方側に上記第２導体を配置し、上記接続ケ
ースにおける電源回路用バスバーと信号回路用バスバー
の左右配置位置に対応させて、上記フラットケーブルの
幅方向両端の上下位置を逆として先端を９０度曲げし、
電源回路用バスバーと信号用バスバーが左右配置順序が
反転しても電源回路用バスバーに第１導体を、信号回路
用バスバーに第２導体を接合させることができる構成と
してることを特徴とするケーブルリールを提供してい
る。 【０００９】上記構成によれば、フラットケーブルの両
端に取り付ける接続ケースには、フラットケーブルを左
右いずれ側かも挿入できると共に、挿入部分でフラット
ケーブルの先端を９０度曲げしているため、フラットケ
ーブルの導体端末とバスバーとの接続方向は同一方向と
することができる。よって、フラットケーブルの両端に
取り付け、固定体と可動体に設けたケース収容部に収容
保持する接続ケースを共用化することができる。 【００１０】さらに、フラットケーブルの大小幅に２分
化した導体は、フラットケーブルの幅方向の中央部を境
界として一方側に幅広の第１導体、他方側に幅狭の第２
導体を配置しているため、フラットケーブルの両端を９
０度曲げして接続ケース内にバスバーと接続する時、フ
ラットケーブル両端の第１導体と第２導体との左右配置
位置を同一として、同一の接続ケースを用いてフラット
ケーブルを外部回路のリード線と接続することができ
る。 【００１１】一方、異なるケーブルリールにおいて、外
部回路のリード線の配列が規制され、それに応じて、リ
ード線と接続するバスバーおよびフラットケーブルの導
体が、第１導体と第２導体の左右位置が反転する場合に
おいては、上記フラットケーブルの上下方向を逆にする
と、フラットケーブルの両端を９０度曲げした状態にお
いて、第１導体と第２導体の左右位置を反転することが
でき、フラットケーブルの共用化をはかることができ
る。 【００１２】このように、１種類のケーブルリールにお
いて、フラットケーブルの両端に取り付ける接続ケース
を共用化できるため、従来のように両端に取り付けるケ
ースを個別の専用部品とする必要はなく、部品点数の削
減、それに伴いコスト低下を図ることができる。さら
に、他の種類のケーブルリールとも、フラットケーブル
の共用化を図ることができ、フラットケーブルの種類の
削減し、それに伴いコスト低下を図ることができる。 【００１３】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して詳述する。実施形態のケーブルリールは前記図
６に示すケーブルリールに適用したもので、ケーブルリ
ールの全体的な構成は前記図６と同様であるため説明を
省略する。 【００１４】図１はフラットケーブル１０を示し、間隔
をあけて平行配線した銅箔からなる導体１１を間隔をあ
けて並列させ、その上下両面を絶縁樹脂フィルム１２で
ラミネートしている。上記導体１１は、電源回路用の大
きい幅の第１導体１１Ａと信号回路用の小さい幅の第２
導体１１Ｂとからなり、導体並列方向のフラットケーブ
ルの幅方向中心Ｐを挟んで一方側に複数本の第１導体１
１Ａ、他方側に複数本の第２導体１１Ｂを配置して２分
化している。 【００１５】上記フラットケーブル１０の長さ方向の両
端に取り付けて、固定体１と可動体２にそれぞれ形成し
たケース収容部１ａ、２ａに嵌合して取り付ける両端の
接続ケース１５は図２に示す形状とした同一部品からな
る。上記接続ケース１５は略矩形状の基板部１５ａの一
側部をフラットケーブル挿入部１５ｂとし、該フラット
ケーブル挿入部１５ｂには左右いずれの方向からもフラ
ットケーブルを挿入できる開口１５ｃ、１５ｄを設けて
いる。基板部１５ａの他側部はバスバー固定部１５ｅと
し、バスバー圧入溝１５ｆを並列に凹設し、これらバス
バー圧入溝１５ｆにバスバー２０を圧入固定している。
なお、バスバー固定部１５ｅにバスバー２０をモールド
固定してもよい。 【００１６】上記バスバー固定部１５ｅに固定するバス
バー２０は、電源回路用の大きい幅の第１バスバー２０
Ａと、信号回路用の小さい幅の第２バスバー２０Ｂとか
らなり、図２に示すように、図中、左側に第１バスバー
２０Ａ、右側に第２バスバー２０Ｂを配置している。上
記バスバー２０の配置順序は固定体２側の接続ケース１
５−１と、可動体２側の接続ケース１５−２とも同一で
ある。 【００１７】上記両端の接続ケース１５−１と１５−２
のバスバー２０に接続させるフラットケーブル１０の長
さ方向の両端は、９０度曲げして接続ケース１５−１、
１５−２に右方向、左方向から夫々挿入して、フラット
ケーブル端末から露出させた第１導体１１Ａを第１バス
バー２０Ａ、第２導体１１Ｂを第２バスバー２０Ｂと一
致さている。 【００１８】即ち、フラットケーブル１０は、第１導体
１１Ａ側を下方、第２導体１１Ｂ側を上方に位置させ、
図３に示す可動体２に取り付ける側では、接続ケース１
５−２に左側からフラットケーブル１０を挿入して９０
度曲げし、第１導体１１Ａを左側に、第２導体１１Ｂを
右側に配置して、バスバー２０の配列と一致させてい
る。また、図４に示す固定体１に取り付ける側では、接
続ケース１５−１に右側からフラットケーブル１０を挿
入して９０度曲げし、第１導体１１Ａを左側に、第２導
体１１Ｂを右側に配置して、バスバー２０の配列と一致
させている。 【００１９】このように、フラットケーブル１０の両端
に同一部品からなる接続ケース１５を用いて、フラット
ケーブル１０の導体１１をバスバー２０を介してリード
線Ｌ／Ｗと接続することができる。 【００２０】図５は第１バスバー２０Ａと第２バスバー
２０Ｂとの配列が左右反転している場合に、上記フラッ
トケーブル１０を用いて接続ケース１５−１’１５−
２’内のバスバー２０とフラットケーブル１０の導体１
１とを接続している場合を示す。 【００２１】フラットケーブル１０は第１導体１１Ａと
第２導体１１Ｂとの上下方向を逆転して配置している。
該フラットケーブル１０の長さ方向の両端では前記と同
様に９０度曲げして、導体１１をバスバー２０と接続し
ている。その際、第１導体１１Ａは右側に、第２導体１
１Ｂは左側に配置され、左右反転配置されて右側に位置
する第１バスバー２０Ａと第１導体１１Ａが一致し、左
側に位置する第２バスバー２０Ｂと第２導体１１とが一
致する。 【００２２】このように、導体幅が２分化され、この２
分化された導体の配置位置が左右反転しても、フラット
ケーブル１０を共用で用いることができる。 【００２３】 【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、従来は別個の専用部品とされたいた固定体側
の接続ケースと可動体側の接続ケースとを同一部品とす
ることができ、部品点数の削減、それに伴うコストダウ
ンを図ることができる。また、フラットケーブルの導体
が回路に応じて幅を変えて２分化した場合においても、
フラットケーブルの幅方向の中心で、一方側に大きい幅
の第１導体、他方側に小さい幅の第２導体を配置した構
成とすると、リード線側の規制により第１導体と第２導
体との配置が左右反転しても、共用化して持ちることが
できる。よって、フラットケーブルの汎用化でき、この
点からもコストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の実施形態に用いるフラットケーブル
を示す図面である。 【図２】 本発明の実施形態に用いるフラットケーブル
と外部回路のリード線とを接続するための接続ケースを
示す図面である。 【図３】 （Ａ）は可動体の概略平面図、（Ｂ）は可動
体側におけるフラットケーブルの導体と接続ケース内の
バスバーとを接続する状態を示す図面である。 【図４】 （Ａ）は固定体の概略平面図、（Ｂ）は固定
体側におけるフラットケーブルの導体と接続ケース内の
バスバーとを接続する状態を示す図面である。 【図５】 接続ケース内のバスバーの配列が左右反転し
た場合のフラットケーブルとの接続状態を示す図面であ
る。 【図６】 ケーブルリールの断面図である。 【図７】 従来のフラットケーブルとリード線とをイン
ナーケース内のバスバーを介して接続する状態を示す図
面である。 【符号の説明】 １ 固定体 １ａ 収容部 ２ 可動体 ２ａ 収容部 ３ ガイドリング １０ フラットケーブル １１ 導体 １１Ａ 第１導体 １１Ｂ 第２導体 １５（１５−１、１５−２） 接続ケース ２０ バスバー ２０Ａ 第１バスバー ２０Ｂ 第２バスバー Ｌ／Ｗ リード線
を示す図面である。 【図２】 本発明の実施形態に用いるフラットケーブル
と外部回路のリード線とを接続するための接続ケースを
示す図面である。 【図３】 （Ａ）は可動体の概略平面図、（Ｂ）は可動
体側におけるフラットケーブルの導体と接続ケース内の
バスバーとを接続する状態を示す図面である。 【図４】 （Ａ）は固定体の概略平面図、（Ｂ）は固定
体側におけるフラットケーブルの導体と接続ケース内の
バスバーとを接続する状態を示す図面である。 【図５】 接続ケース内のバスバーの配列が左右反転し
た場合のフラットケーブルとの接続状態を示す図面であ
る。 【図６】 ケーブルリールの断面図である。 【図７】 従来のフラットケーブルとリード線とをイン
ナーケース内のバスバーを介して接続する状態を示す図
面である。 【符号の説明】 １ 固定体 １ａ 収容部 ２ 可動体 ２ａ 収容部 ３ ガイドリング １０ フラットケーブル １１ 導体 １１Ａ 第１導体 １１Ｂ 第２導体 １５（１５−１、１５−２） 接続ケース ２０ バスバー ２０Ａ 第１バスバー ２０Ｂ 第２バスバー Ｌ／Ｗ リード線
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】 外筒となる固定体に内筒となる可動体を
回転自在に組みつけ、上記固定体と可動体とで形成され
る環状中空部に、複数の導体を並列配置して絶縁フィル
ムで被覆したフラットケーブルを収容し、該フラットケ
ーブルの長さ方向の両端で、 フラットケーブルの導体
と外部電線とを接続ケースに固定したバスバーの両側に
接続し、これら両端の接続ケースを上記可動体と固定体
とに夫々設けた収容部に挿入固定しているケーブルリー
ルにおいて、 上記フラットケーブルの両端に取り付ける接続ケースは
同一部品とし、該接続ケースに対して左右いずれの方向
からでもフラットケーブルの端末を挿入して９０度曲げ
して上記接続ケース内に予め固定しているバスバーと接
続できる形状とし、 かつ、 上記フラットケーブルの導体は、電源回路用の大きい幅
の第１導体と信号回路用の小さい幅の第２導体を備え、
導体並列方向のフラットケーブルの幅方向中心を挟んで
一方側に上記第１導体、他方側に上記第２導体を配置
し、 上記接続ケースにおける電源回路用バスバーと信号回路
用バスバーの左右配置位置に対応させて、上記フラット
ケーブルの幅方向両端の上下位置を逆として先端を９０
度曲げし、電源回路用バスバーと信号用バスバーが左右
配置順序が反転しても電源回路用バスバーに第１導体
を、信号回路用バスバーに第２導体を接合させることが
できる構成としてることを特徴とするケーブルリール。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001279212A JP2003086321A (ja) | 2001-09-14 | 2001-09-14 | ケーブルリール |
| US10/231,032 US20030054682A1 (en) | 2001-09-14 | 2002-08-30 | Cable reel |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001279212A JP2003086321A (ja) | 2001-09-14 | 2001-09-14 | ケーブルリール |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003086321A true JP2003086321A (ja) | 2003-03-20 |
Family
ID=19103447
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001279212A Withdrawn JP2003086321A (ja) | 2001-09-14 | 2001-09-14 | ケーブルリール |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US20030054682A1 (ja) |
| JP (1) | JP2003086321A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2016152134A1 (ja) * | 2015-03-23 | 2016-09-29 | 古河電気工業株式会社 | ケーブル接続構造及びその製造方法 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| CN106329247B (zh) * | 2015-07-07 | 2019-02-26 | 贝尔威勒电子股份有限公司 | 排线及连接器组合件 |
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2001
- 2001-09-14 JP JP2001279212A patent/JP2003086321A/ja not_active Withdrawn
-
2002
- 2002-08-30 US US10/231,032 patent/US20030054682A1/en not_active Abandoned
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| WO2016152134A1 (ja) * | 2015-03-23 | 2016-09-29 | 古河電気工業株式会社 | ケーブル接続構造及びその製造方法 |
| CN107210548A (zh) * | 2015-03-23 | 2017-09-26 | 古河电气工业株式会社 | 电缆连接结构及其制造方法 |
| KR20170129726A (ko) * | 2015-03-23 | 2017-11-27 | 후루카와 덴키 고교 가부시키가이샤 | 케이블 접속 구조 및 그 제조 방법 |
| EP3276750A4 (en) * | 2015-03-23 | 2018-10-24 | Furukawa Electric Co. Ltd. | Cable connection structure and manufacturing method therefor |
| US10418730B2 (en) | 2015-03-23 | 2019-09-17 | Furukawa Electric Co., Ltd. | Cable connection structure and manufacturing method therefor |
| KR102335363B1 (ko) * | 2015-03-23 | 2021-12-06 | 후루카와 덴키 고교 가부시키가이샤 | 케이블 접속 구조 및 그 제조 방법 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US20030054682A1 (en) | 2003-03-20 |
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