JP3559227B2 - ワイヤハーネス構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ワイヤハーネス構造に関し、詳しくは、分割されたワイヤハーネス同士を連結する、所謂、ワイヤ・トゥー・ワイヤタイプのワイヤハーネス構造であって、分割されたワイヤハーネスの一部の電線同士を効率良くスプライスすることができるワイヤハーネス構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車に搭載されている電装品は電力やスイッチセンサ等の外部の情報の多くを電線を介して得ているため、目に触れることのない膨大な量の電線からなるワイヤハーネスが車両の中を通っている。
【0003】
また、このワイヤハーネスにあっては、作業性や生産性を考慮してエンジンルーム、インストルメントパネル、ドアシート等の各部位に適当な長さに分割して配設してあり、分割されたワイヤハーネス同士がコネクタ等の接続手段を介して接続されている(通常、ワイヤハーネス同士を接続することをワイヤ・トゥー・ワイヤという)。
【0004】
ところで、このワイヤハーネスは各電装品を複雑な経路で接続しているため、ワイヤハーネスを構成する電線の一部をスプライスする(継ぎ合せる)必要も生じており、特に、ワイヤ・トゥー・ワイヤでは分割されたワイヤハーネスに跨がって電線をスプライスすることがある。
【0005】
従来のこの種のワイヤ・トゥー・ワイヤの電線のスプライス方法としては、例えば、図8に示すようなものがある。
【0006】
図8において、1はエンジンルームに設けられたワイヤハーネス、2はインストルメントパネルに設けられたワイヤハーネスであり、これらワイヤハーネス1、2はコネクタ3を介して接続されている。
【0007】
このワイヤハーネス1の回路グループ4は2本のA電線と1本のB電線から構成されており、図8中、最上位の電線Aに下の2本のB電線とA電線がスプライスされている。
【0008】
なお、A、B、C電線は、後述する図10に示されるように、装備仕様に基づいて、A電線は標準装備(全てのバリエーションに装着される)されるユニットに接続される電線、B電線およびC電線は、バリエーションに応じて装着されるユニットに接続される電線を示している。
【0009】
ワイヤハーネス2の回路グループ5はA電線、B電線、C電線から構成されており、図8中、最上位の電線Bに下の2本のC電線とA電線がスプライスされている。
【0010】
したがって、これらA〜C電線はコネクタ3を介してワイヤハーネス1、2に跨がってスプライスされる。
【0011】
この回路グループ4、5のA〜C電線は、図9(a)(b)に示すように、被覆された電線6の任意の位置を剥き出し、この剥き出し部分に電線7を接続し、この接続部分をかしめ部材8でかしめることによってスプライスされている。
【0012】
ところで、この種のワイヤハーネスにあっては、例えば、図10に示すような4品番のスプライスの仕様があるとすると、この4品番のスプライスの仕様に応じてA、B、C電線を皮剥きしてワイヤハーネス1、2の回路グループ4、5をスプライスする必要があるため、4品番のそれぞれに対応する4種類の回路グループを製造する必要があり、ワイヤハーネスの製造コストが増大するとともに製造が非常に面倒なものとなってしまった。
【0013】
そこで、このような不具合を解消するものとしては、ジョイントコネクタを用いて電線をスプライスする方法が多用されており、この種のスプライス方法としては、例えば、図11に示すようなものがある。なお、図11においてワイヤ・トゥー・ワイヤの構成は図10に示すものと同様であるためスプライス部分だけを説明する。
【0014】
図11において、ワイヤハーネス1には2本のA電線と1本のB電線がスプライスされており、ワイヤハーネス2にはA電線、B電線、C電線がそれぞれ1本ずつジョイントコネクタ6、7によってそれぞれスプライスされている。
【0015】
このジョイントコネクタ6、7は図12に示すように電線A〜Cの端部に設けられた圧着端子が挿入されるコネクタ8およびバスバー9aが内蔵されたバスバーコネクタ9から構成されている。
【0016】
また、ジョイントコネクタ6、7にはコネクタ3を介して接続された電線10、11が接続されており、電線A〜Cはこの電線10、11によってワイヤハーネス1、2に跨がってスプライスされている。
【0017】
このようなジョイントコネクタ6、7を用いたスプライス方法にあっては、図10に示す品番1〜4に対応する電線をジョイントコネクタ6、7に接続するだけで各品番に応じた電線A〜Cをワイヤハーネス1、2に跨がってスプライスすることができ、品番1〜4に対応した4種類のワイヤハーネスを製造するのを不要にしてワイヤハーネスの製造コストが増大するのを防止することができるとともに、ワイヤハーネスの製造を容易に行なうことができるというメリットがある。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のスプライス方法にあっては、ワイヤハーネス1、2同士を接続する電線10、11を設け、この電線10、11をジョイントコネクタ6、7に接続することにより、各電線A〜Cをスプライスする必要があるため、ワイヤハーネス1、2を跨がる2本の電線10、11が必要になってしまい、電線本数が増大してしまい、その分だけワイヤハーネスの製造が面倒なものとなってしまった。
【0019】
また、従来で示すものは、2つのワイヤハーネス1、2を接続して電線をスプライスする構成を示しているが、3つ以上のワイヤハーネスを接続する場合には、電線10、11と同様の構成を有する電線がさらに必要になってしまい、電線本数がより一層増大してしまい、その分だけワイヤハーネスの製造がより一層面倒なものとなってしまった。
【0020】
また、図13に示すように2つのワイヤハーネス1、2のスプライス用の電線(スプライス電線を1a、2a、2b、2cで示す)を、例えば、入力部が1つで出力部が3つのバスバー12を備えたジョイントコネクタ13で連結する場合には、ジョイントコネクタ12が大型化してしまう上に、大型のジョイントコネクタ12を車体パネルに取付けるための広いスペースが必要になってしまうという問題もあった。
【0021】
また、ジョイントコネクタ13が専用部品となり、例えば、図10では4品番に対応した4種類の専用ジョイントコネクタが必要となり、コストアップになってしまう。
【0022】
そこで本発明は、スプライス用の電線が増大するのを防止してワイヤハーネスの製造を容易に行なうことができるとともに、スプライス用の電線を簡単に纏めてワイヤハーネスを車体に取付ける作業の作業性を向上させることができるとともに安価なワイヤハーネス構造を提供することを目的としている。
【0023】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、上記課題を解決するために、複数の電線からなるワイヤハーネス同士が接続手段を介して接続されたワイヤハーネス構造において、前記複数のワイヤハーネスが分割されるとともに、前記接続手段と別体に設けられ、前記分割された各ワイヤハーネスの一部の電線の端部が接続されるサブコネクタと、前記接続手段の近傍に設けられ、前記サブコネクタ内部の電線をスプライスするジョイントコネクタとを備え、一方の前記分割されたワイヤハーネスの一部の電線と、他方の前記分割されたワイヤハーネスの一部の電線とが、前記ジョイントコネクタによって、前記接続手段を介して接続される前記分割されたワイヤハーネスを跨ってスプライスされるようにしたことを特徴としている。
【0024】
その場合、分割されたワイヤハーネスに設けられた一部の電線をサブコネクタに結合し、このサブコネクタを接続手段の近傍に設けられたジョイントコネクタに取付けることにより、分割されたワイヤハーネスの一部の電線を各ワイヤハーネスに跨がってスプライスすることができる。
【0025】
この結果、従来のように分割されたワイヤハーネスを接続するスプライス用の電線を不要にでき、電線本数を少なくしてワイヤハーネスの製造を容易に行なうことができる。
【0026】
また、ワイヤハーネスを車体に取付ける際には、分割されたワイヤハーネスに設けられた一部の電線をサブコネクタに取付けた状態で製造メーカーに納入することができるため、製造メーカーでサブコネクタをジョイントコネクタに取付けるだけで電線を簡単にスプライスすることができる。このため、電線をジョイントコネクタの正規の位置に纏めて簡単に取付けることができる。
【0027】
また、ジョイントコネクタを分割されたワイヤハーネスを接続する接続手段近傍に設けたため、電装品やエンジン等のレイアウトの関係上、狭い設置スペースしか存在しない車体上で分割されたワイヤハーネスの接続と電線のスプライスを同一スペースで行なうことができる。
【0028】
また、スプライス用のジョイントコネクタを接続手段と別体に設けることができるため、汎用性の高いジョイントコネクタを小型化、かつ軽量化することができ、安価で、かつジョイントコネクタの設置スペースを少なくすることができる。
【0029】
請求項2記載の発明は、上記課題を解決するために、請求項1記載の発明において、前記ジョイントコネクタを、車体に固定された電気部品に取付けたことを特徴としている。
【0030】
その場合、接続手段近傍にヒューズボックス等の電気部品が設置されていれば、ジョイントコネクタを電気部品に取付けることにより、ワイヤハーネスへの電源供給を行なう部位とジョイントコネクタの固定部位とを同一部位に設定することができ、ジョイントコネクタの取付けスペースを少なくすることができる。
【0031】
請求項3記載の発明は、上記課題を解決するために、請求項1記載の発明において、前記ジョイントコネクタを、車体に固定されたたブラケットに取付けたことを特徴としている。
【0032】
その場合、ブラケットを車体の任意の位置に設ければ、接続手段の設定位置が規制されることがなく、接続手段の設定位置の自由度を増加させることができる。
【0033】
請求項4記載の発明は、上記課題を解決するために、請求項1記載の発明において、前記ジョイントコネクタを、前記接続手段の近傍のワイヤハーネスに取付けたことを特徴としている。
【0034】
その場合、車体にブラケットを設けずにジョイントコネクタを固定することができる。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0036】
図1〜7は本発明に係るワイヤハーネス構造の一実施形態を示す図である。
【0037】
まず、構成を説明する。図1、2において、21、22はワイヤハーネスであり、このワイヤハーネス21、22は作業性や生産性を考慮してエンジンルーム、インストルメントパネル、ドアシート等の各部位に適当な長さに分割して配設されているものであり、本実施形態では、ワイヤハーネス21がエンジンルームに配設されるとともにワイヤハーネス22がインストルメントパネルに配設されているものとする。
【0038】
このワイヤハーネス21、22の端部には接続手段としてのコネクタ23、24が設けられており、ワイヤハーネス21、22はこのコネクタ23、24を介して接続された、所謂、ワイヤ・トゥー・ワイヤタイプのワイヤハーネス構造となっている。
【0039】
また、ワイヤハーネス21を構成する一部の電線25a、25b、25cはサブコネクタ26に接続されており、このコネクタ26は図3に示すように電線25a〜25cの圧着端子が挿入され、バスバー28aが内蔵されたジョイントコネクタ28に接続することにより、電線25a〜25cはジョイントコネクタ28によってスプライスされている。
【0040】
また、ワイヤハーネス22を構成する一部の電線29a、29b、29cはサブコネクタ30に接続されており、このコネクタ30は図3と同様の構成を有している。このため、電線29a〜29cはジョイントコネクタ28によってスプライスされている。
【0041】
この結果、電線25a〜25cおよび29a〜29cはジョイントコネクタ28によってスプライスされる。
【0042】
なお、図1では電線25a〜25cおよび29a〜29cとワイヤハーネス21、22とを別体に示しているが、実際は電線25a〜25cおよび29a〜29cはテープTによってワイヤハーネス21、22と同軸上に固定されている。
【0043】
また、ジョイントコネクタ28はコネクタ23、24の近傍に設けられており、本実施形態では、ワイヤハーネス21、22がエンジンルームとインストルメントパネルに跨がって配線されているため、ジョイントコネクタ28は図4に示すようにエンジンルーム内、あるいは車室内にビス等で車体に取付けられたヒューズボックス32に取付けられている。
【0044】
なお、本実施形態では、ヒューズボックスにジョイントコネクタ28の取付け部を設け、ジョイントコネクタ28をヒューズボックスに取付けることにより、ヒューズボックスを介して車体に固定したが、図4から推測されるように、ジョイントコネクタ28を取付けるものは、ヒューズボックスに限られるものではなく、コネクタ23と24の近傍にある電気部品、例えば、制御ユニット(ECU)、時計、ラジオ等であっても良い。
【0045】
本実施形態では、分割されたワイヤハーネス21、22に設けられた電線25a〜25cおよび29a〜29cをサブコネクタ26、30に接続し、このサブコネクタ26、30をコネクタ23、24の近傍に設けられたジョイントコネクタ28に取付けることにより、分割されたワイヤハーネスの21、22の一部の電線25a〜25cおよび29a〜29cを各ワイヤハーネス21、22に跨がってスプライスすることができる。
【0046】
この結果、従来のように各ワイヤハーネス21、22を接続するスプライス用の電線を不要にでき、電線本数を少なくしてワイヤハーネスの製造を容易に行なうことができる。
【0047】
また、ワイヤハーネス21、22を車体パネルに取付ける際には、各ワイヤハーネス21、22に設けられた電線25a〜25cおよび29a〜29cをサブコネクタ26、30に取付けた状態で製造メーカーに納入することができるため、製造メーカーでサブコネクタ26、30をジョイントコネクタ28に取付けるだけで電線25a〜25cおよび29a〜29cを簡単にスプライスすることができる。このため、電線25a〜25cおよび29a〜29cをジョイントコネクタ28の正規の位置に纏めて簡単に取付けることができる。
【0048】
また、ジョイントコネクタ28をコネクタ23、24と別体にすることができるため、ジョイントコネクタ28を小型化、かつ軽量化することができ、ジョイントコネクタ28の設置スペースを少なくすることができる。
【0049】
また、ジョイントコネクタ28を各ワイヤハーネス21、22を接続するコネクタ23、24近傍に設けたため、電装品やエンジン等のレイアウトの関係上、狭い設置スペースしか存在しない車体パネル上で各ワイヤハーネス21、22の接続と電線25a〜25cおよび29a〜29cのスプライスを同一スペースで行なうことができる。
【0050】
また、ジョイントコネクタ28を車体パネルに設けられたヒューズボックス32に取付けたため、ワイヤハーネス21、22への電源供給を行なう部位とジョイントコネクタ28の固定部位を同一部位に設定することができ、ジョイントコネクタ28の取付けスペースを少なくすることができる。
【0051】
なお、本実施形態では、ジョイントコネクタ28をヒューズボックス32に取付けているが、これに限らず、図5に示すように、ジョイントコネクタ28を車体パネルに設けられたブラケット33に取付けても良い。
【0052】
このようにすれば、ブラケット33を車体パネルの任意の位置に設ければ、コネクタ23、24の設定位置が規制されることがなく、コネクタ23、24の設定位置の自由度を増加させることができる。
【0053】
また、その他に図6(a)(b)に示すように、ジョイントコネクタ28をコネクタ23、24の近傍の任意のワイヤハーネス、例えば、ワイヤハーネス22にテープ41等によって取付けても良い。このようにすれば、車体パネルにブラケットを設けずにジョイントコネクタ28を固定することができる。
【0054】
なお、このようにジョイントコネクタ28をコネクタ23、24の近傍の任意のワイヤハーネスにテープ等によって取付けることができるのは、上述したようにジョイントコネクタ28を小型、軽量化することができるからであることはいうまでもない。
【0055】
また、その他に図7に示すように、ジョイントコネクタ28を車体パネル31に設けられた何等かの障害部41の近傍に配設するようにしても良い。このようにすれば、障害部41にジョイントコネクタ28を直接的に干渉させることができ、ワイヤハーネス21または22が障害部41に干渉して損傷するのを防止することができる。
【0056】
なお、本実施形態では、2つに分割されたワイヤハーネス構造を示しているが、これに限らず、3つ以上に分割されているワイヤハーネス構造に適用しても良いことは勿論である。
【0057】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、分割されたワイヤハーネスに設けられた一部の電線をサブコネクタに結合し、このサブコネクタを接続手段の近傍に設けられたジョイントコネクタに取付けることにより、分割されたワイヤハーネスの一部の電線を各ワイヤハーネスに跨がってスプライスすることができる。
【0058】
この結果、従来のように分割されたワイヤハーネスを接続するスプライス用の電線を不要にでき、電線本数を少なくしてワイヤハーネスの製造を容易に行なうことができる。
【0059】
また、ワイヤハーネスを車体に取付ける際には、分割されたワイヤハーネスに設けられた一部の電線をサブコネクタに取付けた状態で製造メーカーに納入することができるため、製造メーカーでサブコネクタをジョイントコネクタに取付けるだけで電線を簡単にスプライスすることができる。このため、電線をジョイントコネクタの正規の位置に纏めて簡単に取付けることができる。
【0060】
また、ジョイントコネクタを分割されたワイヤハーネスを接続する接続手段近傍に設けたため、電装品やエンジン等のレイアウトの関係上、狭い設置スペースしか存在しない車体上で分割されたワイヤハーネスの接続と電線のスプライスを同一スペースで行なうことができる。
【0061】
また、スプライス用のジョイントコネクタを接続手段と別体に設けることができるため、汎用性の高いジョイントコネクタを小型化、かつ軽量化することができ、安価で、かつジョイントコネクタの設置スペースを少なくすることができる。
【0062】
請求項2記載の発明によれば、接続手段近傍にヒューズボックス等の電気部品が設置されていれば、ジョイントコネクタをヒューズボックスに取付けることにより、ワイヤハーネスへの電源供給を行なう部位とジョイントコネクタの固定部位とを同一部位に設定することができ、ジョイントコネクタの取付けスペースを少なくすることができる。
【0063】
請求項3記載の発明によれば、ブラケットを車体の任意の位置に設ければ、接続手段の設定位置が規制されることがなく、接続手段の設定位置の自由度を増加させることができる。
【0064】
請求項4記載の発明によれば、車体にブラケットを設けずにジョイントコネクタを固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るワイヤハーネス構造の一実施形態を示す図であり、その概略構成図である。
【図2】一実施形態のワイヤハーネス構造のモデル図である。
【図3】一実施形態のジョイントコネクタを示す図である。
【図4】(a)は一実施形態のジョイントコネクタをヒューズボックスに取付けた状態を示すその斜視図、(b)はヒューズボックスからジョイントコネクタを取り外した状態を示すその斜視図、(c)はジョイントコネクタをヒューズボックスに取付けた状態を示すその上面図である。
【図5】一実施形態のジョイントコネクタをブラケットに取付けた状態を示す図である。
【図6】一実施形態のジョイントコネクタをワイヤハーネスに取付けた状態を示す図であり、(a)はジョイントコネクタとサブコネクタの連結方向がワイヤハーネスの延在方向と同方向である場合、(b)はジョイントコネクタとサブコネクタの連結方向がワイヤハーネスの延在方向と直交する方向である場合を示す図である。
【図7】一実施形態のジョイントコネクタを障害部の近傍に配設した状態を示す図である。
【図8】従来のワイヤハーネス構造を示す図である。
【図9】(a)は剥き出しにされた電線に電線をスプライスする状態を示す図、(b)は同図(a)の電線の連結部をかしめた状態を示す図である。
【図10】従来の品番と装備の関係を示す図である。
【図11】従来の他のワイヤハーネス構造を示す図である。
【図12】一般的なジョイントコネクタを示す図である。
【図13】従来のジョイントコネクタによってワイヤハーネスを連結する状態を示す図である。
【符号の説明】
21、22 ワイヤハーネス
23、24 コネクタ(接続手段)
25a、25a、25c、29a、29b、29c 電線
26、30 サブコネクタ
28 ジョイントコネクタ
32 ヒューズボックス(電気部品)
33 ブラケット

Claims (4)

  1. 複数の電線からなるワイヤハーネス同士が接続手段を介して接続されたワイヤハーネス構造において、
    前記複数のワイヤハーネスが分割されるとともに、前記接続手段と別体に設けられ、前記分割された各ワイヤハーネスの一部の電線の端部が接続されるサブコネクタと、前記接続手段の近傍に設けられ、前記サブコネクタ内部の電線をスプライスするジョイントコネクタとを備え、
    一方の前記分割されたワイヤハーネスの一部の電線と、他方の前記分割されたワイヤハーネスの一部の電線とが、前記ジョイントコネクタによって、前記接続手段を介して接続される前記分割されたワイヤハーネスを跨ってスプライスされるようにしたことを特徴とするワイヤハーネス構造。
  2. 前記ジョイントコネクタを、車体に固定された電気部品に取付けたことを特徴とする請求項1記載のワイヤハーネス構造。
  3. 前記ジョイントコネクタを、車体に固定されたブラケットに取付けたことを特徴とする請求項1記載のワイヤハーネス構造。
  4. 前記ジョイントコネクタを、前記接続手段の近傍の任意のワイヤハーネスに取付けたことを特徴とする請求項1記載のワイヤハーネス構造。
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