JP2000123940A - 回転接続装置 - Google Patents
回転接続装置Info
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- JP2000123940A JP2000123940A JP10297010A JP29701098A JP2000123940A JP 2000123940 A JP2000123940 A JP 2000123940A JP 10297010 A JP10297010 A JP 10297010A JP 29701098 A JP29701098 A JP 29701098A JP 2000123940 A JP2000123940 A JP 2000123940A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ケーブルと外部導出用電線との接続構造を簡
略化してコスト安にできるようにする。 【解決手段】 回転側部材７の外周面７ｈ，７ｉにフレ
キシブルプリント回路２９を取付けて、このフレキシブ
ルプリント回路２９の導体箔の一端部２９ｂにケーブル
１０の内端部の導体１０ａを接続し、導体箔の他端部２
９ａに外部導出用電線（ワイヤーハーネス）２０の端部
の導体２０ａを接続する。
略化してコスト安にできるようにする。 【解決手段】 回転側部材７の外周面７ｈ，７ｉにフレ
キシブルプリント回路２９を取付けて、このフレキシブ
ルプリント回路２９の導体箔の一端部２９ｂにケーブル
１０の内端部の導体１０ａを接続し、導体箔の他端部２
９ａに外部導出用電線（ワイヤーハーネス）２０の端部
の導体２０ａを接続する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のステアリ
ング用回転接続装置に関する。
ング用回転接続装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、図１０に示すように、自動車にお
いては、ボディ１側で回転自在に支持されたステアリン
グシャフト２のステアリングホイール３に、エアーバッ
ク４やホーンスイッチ等が内蔵されたものがある。この
場合、固定のボディ１側に対してステアリングホイール
３側が回転するから、ボディ１側のワイヤーハーネス１
７とステアリングホイール３側のエアーバック４等のワ
イヤーハーネス１８とが回転に伴って捻られるようにな
るので、各ワイヤーハーネス１７，１８の電線を直接的
に接続することができない。
いては、ボディ１側で回転自在に支持されたステアリン
グシャフト２のステアリングホイール３に、エアーバッ
ク４やホーンスイッチ等が内蔵されたものがある。この
場合、固定のボディ１側に対してステアリングホイール
３側が回転するから、ボディ１側のワイヤーハーネス１
７とステアリングホイール３側のエアーバック４等のワ
イヤーハーネス１８とが回転に伴って捻られるようにな
るので、各ワイヤーハーネス１７，１８の電線を直接的
に接続することができない。
【０００３】このため、図１１及び図１２に示すよう
に、ステアリングホイール３にピン部７ｃで回転不自在
に取り付けるローター（回転側部材）７と、ボディ１側
のベースケース８に回転不自在に取り付けるケース（固
定側部材）９との間に可撓性平形ケーブル（ＦＦＣ…フ
レキシブルフラットケーブル又はＦＰＣ…フレキシブル
プリント回路）１０をループ状に丸めて介設して、ロー
ター７とケース９とをＣリング１１で相対回転可能に結
合してなるステアリング用回転接続装置１２が設けられ
ている。
に、ステアリングホイール３にピン部７ｃで回転不自在
に取り付けるローター（回転側部材）７と、ボディ１側
のベースケース８に回転不自在に取り付けるケース（固
定側部材）９との間に可撓性平形ケーブル（ＦＦＣ…フ
レキシブルフラットケーブル又はＦＰＣ…フレキシブル
プリント回路）１０をループ状に丸めて介設して、ロー
ター７とケース９とをＣリング１１で相対回転可能に結
合してなるステアリング用回転接続装置１２が設けられ
ている。
【０００４】上記ボディ１側のベースケース８には、方
向指示レバー１３やワイパーレバー１４等を有するコン
ビネーションスイッチ１５が組み込まれると共に、この
方向指示レバー１３をステアリングホイール３の切り戻
し時にＯＦＦ位置に戻すためのキャンセルボス１６をス
テアリングホイール３にピン部１６ａで回転不自在に取
り付けている。
向指示レバー１３やワイパーレバー１４等を有するコン
ビネーションスイッチ１５が組み込まれると共に、この
方向指示レバー１３をステアリングホイール３の切り戻
し時にＯＦＦ位置に戻すためのキャンセルボス１６をス
テアリングホイール３にピン部１６ａで回転不自在に取
り付けている。
【０００５】そして、端末部材１９内において可撓性平
形ケーブル１０の内端部の導体に接続したワイヤーハー
ネス２０のコネクタ２１をエアーバック４等のワイヤー
ハーネス１８のコネクタ１８ａに嵌合すると共に、端末
部材２２内において可撓性平形ケーブル１０の外端部の
導体に接続したワイヤーハーネス２３のコネクタ２４を
ボディ側のワイヤーハーネス１７のコネクタ１７ａに嵌
合することにより、可撓性平形ケーブル１０の巻き締ま
り性と巻き戻り性を利用して、ステアリングホイール３
側のエアーバック４等のワイヤーハーネス１８とボディ
１側のワイヤーハーネス１７とを電気的に接続するよう
になっている。
形ケーブル１０の内端部の導体に接続したワイヤーハー
ネス２０のコネクタ２１をエアーバック４等のワイヤー
ハーネス１８のコネクタ１８ａに嵌合すると共に、端末
部材２２内において可撓性平形ケーブル１０の外端部の
導体に接続したワイヤーハーネス２３のコネクタ２４を
ボディ側のワイヤーハーネス１７のコネクタ１７ａに嵌
合することにより、可撓性平形ケーブル１０の巻き締ま
り性と巻き戻り性を利用して、ステアリングホイール３
側のエアーバック４等のワイヤーハーネス１８とボディ
１側のワイヤーハーネス１７とを電気的に接続するよう
になっている。
【０００６】上記端末部材１９，２２の内、端末部材１
９を図１３に例示すれば、合成趣旨製のカバー１９ａと
本体１９ｂとを有し、本体１９ｂに所定本数の金属導体
（バスバー）１９ｃを取付けている。
９を図１３に例示すれば、合成趣旨製のカバー１９ａと
本体１９ｂとを有し、本体１９ｂに所定本数の金属導体
（バスバー）１９ｃを取付けている。
【０００７】この金属導体１９ｃの内端部に上記ケーブ
ル１０の内端部の導体１０ａを接続すると共に、上記金
属導体１９ｃの外端部に上記ワイヤーハーネス２０の端
部の導体２０ａを接続した後に、本体１９ｂにカバー１
９ａを被せて固定する。なお、端末部材２２も同様の構
成である。
ル１０の内端部の導体１０ａを接続すると共に、上記金
属導体１９ｃの外端部に上記ワイヤーハーネス２０の端
部の導体２０ａを接続した後に、本体１９ｂにカバー１
９ａを被せて固定する。なお、端末部材２２も同様の構
成である。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ケ
ーブル１０と各ワイヤーハーネス２０，２３とを接続す
るために、端末部材１９（２２）として端末部材１９
（２２）カバー１９ａと本体１９ｂとの２個の合成樹脂
製部品を必要とするので、コスト高になるという問題が
あった。
ーブル１０と各ワイヤーハーネス２０，２３とを接続す
るために、端末部材１９（２２）として端末部材１９
（２２）カバー１９ａと本体１９ｂとの２個の合成樹脂
製部品を必要とするので、コスト高になるという問題が
あった。
【０００９】本発明は、上記従来の問題を解決するため
になされたもので、ケーブルと外部導出用電線との接続
構造を簡略化してコスト安にできる回転接続装置を提供
することを目的とするものである。
になされたもので、ケーブルと外部導出用電線との接続
構造を簡略化してコスト安にできる回転接続装置を提供
することを目的とするものである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項１は、回転中心軸を中心として互い
に相対回転可能な固定側部材と回転側部材と、これら両
部材の間に形成される環状の空間部に収納されて、内端
部の導体が回転側部材から外部に導出される金属導体に
接続され、外端部の導体が固定側部材から外部に導出さ
れる金属導体に接続される可撓性のケーブルとを備えた
回転接続装置において、上記金属導体は、フレキシブル
プリント回路の導体箔であり、このフレキシブルプリン
ト回路が上記回転側部材の外周面に取付けられて、上記
導体箔の一端部に上記ケーブルの内端部の導体が接続さ
れると共に、上記導体箔の他端部に、外部導出用電線の
端部の導体が接続されていることを特徴とする回転接続
装置を提供するものである。
に、本発明の請求項１は、回転中心軸を中心として互い
に相対回転可能な固定側部材と回転側部材と、これら両
部材の間に形成される環状の空間部に収納されて、内端
部の導体が回転側部材から外部に導出される金属導体に
接続され、外端部の導体が固定側部材から外部に導出さ
れる金属導体に接続される可撓性のケーブルとを備えた
回転接続装置において、上記金属導体は、フレキシブル
プリント回路の導体箔であり、このフレキシブルプリン
ト回路が上記回転側部材の外周面に取付けられて、上記
導体箔の一端部に上記ケーブルの内端部の導体が接続さ
れると共に、上記導体箔の他端部に、外部導出用電線の
端部の導体が接続されていることを特徴とする回転接続
装置を提供するものである。
【００１１】請求項１によれば、回転側部材の外周面に
フレキシブルプリント回路を取付けて、このフレキシブ
ルプリント回路の導体箔の一端部にケーブルの内端部の
導体を接続し、導体箔の他端部に外部導出用電線（ワイ
ヤーハーネス）の端部の導体を接続して、従来のような
回転側部材用の端末部材（カバーと本体）を不要にする
ことにより、部品点数が削減できてコスト安になる。ま
た、端末部材が無くなるから、その分だけケーブルの巻
き内径を細くできるので、回転接続装置全体の外径寸法
も小さくできてコンパクト化できる。さらに、フレキシ
ブルプリント回路は導体箔のピッチを自由に変換できる
ので、ケーブルと外部導出用電線とのピッチ変換の取り
回しが容易に行える。
フレキシブルプリント回路を取付けて、このフレキシブ
ルプリント回路の導体箔の一端部にケーブルの内端部の
導体を接続し、導体箔の他端部に外部導出用電線（ワイ
ヤーハーネス）の端部の導体を接続して、従来のような
回転側部材用の端末部材（カバーと本体）を不要にする
ことにより、部品点数が削減できてコスト安になる。ま
た、端末部材が無くなるから、その分だけケーブルの巻
き内径を細くできるので、回転接続装置全体の外径寸法
も小さくできてコンパクト化できる。さらに、フレキシ
ブルプリント回路は導体箔のピッチを自由に変換できる
ので、ケーブルと外部導出用電線とのピッチ変換の取り
回しが容易に行える。
【００１２】また、請求項２は、回転中心軸を中心とし
て互いに相対回転可能な固定側部材と回転側部材と、こ
れら両部材の間に形成される環状の空間部に収納され
て、内端部の導体が回転側部材から外部に導出される金
属導体に接続され、外端部の導体が固定側部材から外部
に導出される金属導体に接続される可撓性のケーブルと
を備えた回転接続装置において、上記金属導体は、フレ
キシブルプリント回路の導体箔であり、このフレキシブ
ルプリント回路が上記固定側部材の内周面に取付けられ
て、上記導体箔の一端部に上記ケーブルの外端部の導体
が接続されると共に、上記導体箔の他端部に、外部導出
用電線の端部の導体が接続されていることを特徴とする
回転接続装置を提供するものである。
て互いに相対回転可能な固定側部材と回転側部材と、こ
れら両部材の間に形成される環状の空間部に収納され
て、内端部の導体が回転側部材から外部に導出される金
属導体に接続され、外端部の導体が固定側部材から外部
に導出される金属導体に接続される可撓性のケーブルと
を備えた回転接続装置において、上記金属導体は、フレ
キシブルプリント回路の導体箔であり、このフレキシブ
ルプリント回路が上記固定側部材の内周面に取付けられ
て、上記導体箔の一端部に上記ケーブルの外端部の導体
が接続されると共に、上記導体箔の他端部に、外部導出
用電線の端部の導体が接続されていることを特徴とする
回転接続装置を提供するものである。
【００１３】請求項２によれば、従来のような固定側部
材用の端末部材が不要となるので、請求項１と同様の効
果が得られる。
材用の端末部材が不要となるので、請求項１と同様の効
果が得られる。
【００１４】請求項３のように、上記フレキシブルプリ
ント回路の端部の両側に位置決め用立上がり部が形成さ
れると共に、上記ケーブルの端部に、このケーブルの導
体をフレキシブルプリント回路の導体箔に重ね合わせる
時に、上記立上がり部に嵌入する位置決め穴が形成され
ている構成とすれば、フレキシブルプリント回路に対す
るケーブルの位置決めが確実に行える。
ント回路の端部の両側に位置決め用立上がり部が形成さ
れると共に、上記ケーブルの端部に、このケーブルの導
体をフレキシブルプリント回路の導体箔に重ね合わせる
時に、上記立上がり部に嵌入する位置決め穴が形成され
ている構成とすれば、フレキシブルプリント回路に対す
るケーブルの位置決めが確実に行える。
【００１５】請求項４のように、上記フレキシブルプリ
ント回路の端部の隣り合う導体箔は、相互に千鳥状に露
出されている構成とすれば、フレキシブルプリント回路
の導体箔に対するケーブルの導体の接続位置を千鳥状に
ずらせることができるので、接続が容易になる。
ント回路の端部の隣り合う導体箔は、相互に千鳥状に露
出されている構成とすれば、フレキシブルプリント回路
の導体箔に対するケーブルの導体の接続位置を千鳥状に
ずらせることができるので、接続が容易になる。
【００１６】請求項５のように、上記フレキシブルプリ
ント回路は外部に延在されて、この延在されたフレキシ
ブルプリント回路の導体箔の外部導出部に端子が接続さ
れ、この端子は、コネクタ用ハウジングに収容されてい
る構成とすれば、外部導出用電線を介することなくフレ
キシブルプリント回路にコネクタを直接接続できるの
で、部品点数が削減できてコスト安になると共に、延在
するフレキシブルプリント回路の向き（経路）がフレキ
シブルプリント回路の製造時に特定できるので、車両へ
の組み込み時の収納性が良好になる。
ント回路は外部に延在されて、この延在されたフレキシ
ブルプリント回路の導体箔の外部導出部に端子が接続さ
れ、この端子は、コネクタ用ハウジングに収容されてい
る構成とすれば、外部導出用電線を介することなくフレ
キシブルプリント回路にコネクタを直接接続できるの
で、部品点数が削減できてコスト安になると共に、延在
するフレキシブルプリント回路の向き（経路）がフレキ
シブルプリント回路の製造時に特定できるので、車両へ
の組み込み時の収納性が良好になる。
【００１７】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。なお、従来技術と同一構成
・作用の箇所は同一番号を付して詳細な説明は省略す
る。
を参照して詳細に説明する。なお、従来技術と同一構成
・作用の箇所は同一番号を付して詳細な説明は省略す
る。
【００１８】図５に示すように、ローター（回転側部
材）７には内筒部７ａが設けられて、ローター７をケー
ス９に被せたときに、内筒部７ａがケース９の底壁貫通
穴９ａを貫通して、この貫通した内筒部７ａのリング溝
７ｂにＣリング１１を嵌め込むことにより、ローター７
とケース９とがＣリング１１で相対回転可能に結合され
るようになる。
材）７には内筒部７ａが設けられて、ローター７をケー
ス９に被せたときに、内筒部７ａがケース９の底壁貫通
穴９ａを貫通して、この貫通した内筒部７ａのリング溝
７ｂにＣリング１１を嵌め込むことにより、ローター７
とケース９とがＣリング１１で相対回転可能に結合され
るようになる。
【００１９】上記ローター７とケース９とで形成される
環状の空間部２６には、ループ状に丸めた可撓性平形ケ
ーブル（ＦＦＣ…フレキシブルフラットケーブル又はＦ
ＰＣ…フレキシブル・プリント・サーキット）２０が介
設されている。なお、ケース９の底壁には滑性シート２
７が設けられている。
環状の空間部２６には、ループ状に丸めた可撓性平形ケ
ーブル（ＦＦＣ…フレキシブルフラットケーブル又はＦ
ＰＣ…フレキシブル・プリント・サーキット）２０が介
設されている。なお、ケース９の底壁には滑性シート２
７が設けられている。
【００２０】図１、図２及び図４に示すように、上記ロ
ーター７の上面には、内筒部７ａの外周面７ｆの一部を
フラットに加工した平面部７ｈに沿った開口７ｄが形成
されると共に、この開口７ｄから上方に突出しする突出
部７ｅが形成されている。この突出部７ｅの内面７ｇは
開口７ｄを介して内筒部７ａの平面部７ｈとほぼ平面的
に連続している。また、この平面部７ｈから９０度位相
をずらせた内筒部７ａの外周面７ｆにもフラットに加工
した平面部７ｉが形成されている。
ーター７の上面には、内筒部７ａの外周面７ｆの一部を
フラットに加工した平面部７ｈに沿った開口７ｄが形成
されると共に、この開口７ｄから上方に突出しする突出
部７ｅが形成されている。この突出部７ｅの内面７ｇは
開口７ｄを介して内筒部７ａの平面部７ｈとほぼ平面的
に連続している。また、この平面部７ｈから９０度位相
をずらせた内筒部７ａの外周面７ｆにもフラットに加工
した平面部７ｉが形成されている。
【００２１】上記内面７ｇと平面部７ｈ及び平面部７ｉ
とに跨るようにＬ字状に折曲させたフレキシブルプリン
ト回路（金属導体）２９が設けられ、このフレキシブル
プリント回路２９は、図６（ａ）に詳細に示すように、
上向きの上端導体箔２９ａと横向きの下端導体箔２９ｂ
とを露出させている。このフレキシブルプリント回路２
９は、上記上記内面７ｇと平面部７ｈ及び平面部７ｉと
に跨って取付けられる。
とに跨るようにＬ字状に折曲させたフレキシブルプリン
ト回路（金属導体）２９が設けられ、このフレキシブル
プリント回路２９は、図６（ａ）に詳細に示すように、
上向きの上端導体箔２９ａと横向きの下端導体箔２９ｂ
とを露出させている。このフレキシブルプリント回路２
９は、上記上記内面７ｇと平面部７ｈ及び平面部７ｉと
に跨って取付けられる。
【００２２】そして、図３及び図４に示すように、上記
ケーブル１０の内端部の導体１０ａは、ローター７の内
筒部７ａの平面面７ｉに横向きで位置するフレキシブル
プリント回路２９の下端導電箔２９ｂにレーザ溶接や半
田付け等で接続すると共に、上記ワイヤーハーネス２０
の下端部の導体２０ａは、ローター７の突出部７ｅの内
面７ｇに上向きで位置するフレキシブルプリント回路２
９の上端導電箔２９ａにレーザ溶接や半田付け等で接続
する。
ケーブル１０の内端部の導体１０ａは、ローター７の内
筒部７ａの平面面７ｉに横向きで位置するフレキシブル
プリント回路２９の下端導電箔２９ｂにレーザ溶接や半
田付け等で接続すると共に、上記ワイヤーハーネス２０
の下端部の導体２０ａは、ローター７の突出部７ｅの内
面７ｇに上向きで位置するフレキシブルプリント回路２
９の上端導電箔２９ａにレーザ溶接や半田付け等で接続
する。
【００２３】その後、ケーブル１０の導体１０ａとワイ
ヤーハーネス２０の導体２０ａとフレキシブルプリント
回路２９の全体とを、二点鎖線ａで示すように、絶縁性
の接着剤や合成樹脂で埋めて固める。
ヤーハーネス２０の導体２０ａとフレキシブルプリント
回路２９の全体とを、二点鎖線ａで示すように、絶縁性
の接着剤や合成樹脂で埋めて固める。
【００２４】このように、ローター７の突出部７ｅの内
面７ｇと円筒部７ａの平面部７ｈ及び平面部７ｉとにフ
レキシブルプリント回路２９を取付けて、このフレキシ
ブルプリント回路の下端導体箔２９ｂにケーブル１０の
内端部の導体１０ａを接続し、上端導体箔２９ａにワイ
ヤーハーネス２０の端部の導体２０ａを接続することに
より、従来のようなローター７用の端末部材（カバー１
９ａと本体１９ｂ）が不要となる。
面７ｇと円筒部７ａの平面部７ｈ及び平面部７ｉとにフ
レキシブルプリント回路２９を取付けて、このフレキシ
ブルプリント回路の下端導体箔２９ｂにケーブル１０の
内端部の導体１０ａを接続し、上端導体箔２９ａにワイ
ヤーハーネス２０の端部の導体２０ａを接続することに
より、従来のようなローター７用の端末部材（カバー１
９ａと本体１９ｂ）が不要となる。
【００２５】したがって、端末部材の部品点数が削減で
きてコスト安になると共に、端末部材の分だけケーブル
１０の巻き内径を細くできるので、回転接続装置１２全
体の外径寸法も小さくできてコンパクト化できる。
きてコスト安になると共に、端末部材の分だけケーブル
１０の巻き内径を細くできるので、回転接続装置１２全
体の外径寸法も小さくできてコンパクト化できる。
【００２６】また、フレキシブルプリント回路２９は導
体箔のピッチを自由に変換できるので、ケーブル１０の
導体１０ａとワイヤーハーネス２０の導体２０ａとのピ
ッチ変換の取り回しが容易に行える。
体箔のピッチを自由に変換できるので、ケーブル１０の
導体１０ａとワイヤーハーネス２０の導体２０ａとのピ
ッチ変換の取り回しが容易に行える。
【００２７】図６（ｂ）に示すように、上記フレキシブ
ルプリント回路２９の下端部の両側に位置決め用立上が
り部２９ｃ，２９ｄを形成すると共に、上記ケーブル１
０の内端部に上記立上がり部２９ｃ，２９ｄに嵌入する
位置決め穴１０ｃ，１０ｄを形成すると、ケーブル１０
の導体１０ａをフレキシブルプリント回路２９の下端導
体箔２９ｂに重ね合わせる時に、フレキシブルプリント
回路２９に対するケーブル１０の位置決めが確実に行え
る。
ルプリント回路２９の下端部の両側に位置決め用立上が
り部２９ｃ，２９ｄを形成すると共に、上記ケーブル１
０の内端部に上記立上がり部２９ｃ，２９ｄに嵌入する
位置決め穴１０ｃ，１０ｄを形成すると、ケーブル１０
の導体１０ａをフレキシブルプリント回路２９の下端導
体箔２９ｂに重ね合わせる時に、フレキシブルプリント
回路２９に対するケーブル１０の位置決めが確実に行え
る。
【００２８】また、図７に示すように、上記フレキシブ
ルプリント回路２９の各下端導体箔２９ｂの隣り合う導
体箔を相互に千鳥状に露出させると、フレキシブルプリ
ント回路２９の各下端導体箔２９ｂに対するケーブル１
０の各導体１０ａの接続位置を千鳥状にずらせることが
できるので、フレキシブルプリント回路２９の導体箔の
ピッチが狭くても接続が容易に行える。
ルプリント回路２９の各下端導体箔２９ｂの隣り合う導
体箔を相互に千鳥状に露出させると、フレキシブルプリ
ント回路２９の各下端導体箔２９ｂに対するケーブル１
０の各導体１０ａの接続位置を千鳥状にずらせることが
できるので、フレキシブルプリント回路２９の導体箔の
ピッチが狭くても接続が容易に行える。
【００２９】さらに、図８及び図９に示すように、上記
フレキシブルプリント回路２９を外部に延在させて、こ
のフレキシブルプリント回路２９の延在部２９ｅの上端
導体箔２９ａに端子３３をレーザー溶接や半田付け等で
接続し、この端子３３をコネクタ用ハウジング３４に収
容して蓋３４ａを閉じた後に、コネクタ用ハウジング３
４内で延在部２９ｅの導体２９ａと端子３３とを絶縁性
の接着剤や合成樹脂で埋めて固める。
フレキシブルプリント回路２９を外部に延在させて、こ
のフレキシブルプリント回路２９の延在部２９ｅの上端
導体箔２９ａに端子３３をレーザー溶接や半田付け等で
接続し、この端子３３をコネクタ用ハウジング３４に収
容して蓋３４ａを閉じた後に、コネクタ用ハウジング３
４内で延在部２９ｅの導体２９ａと端子３３とを絶縁性
の接着剤や合成樹脂で埋めて固める。
【００３０】この構成であれば、ワイヤーハーネス２０
を介することなくフレキシブルプリント回路２９にコネ
クタ（コネクタ用ハウジング３４）２１を直接接続でき
るので、部品点数が削減できてコスト安になる。
を介することなくフレキシブルプリント回路２９にコネ
クタ（コネクタ用ハウジング３４）２１を直接接続でき
るので、部品点数が削減できてコスト安になる。
【００３１】また、フレキシブルプリント回路２９の延
在部２９ｅの向き（経路）がフレキシブルプリント回路
２９の製造時に特定できるので、車両への組み込み時の
収納性が良好になる。
在部２９ｅの向き（経路）がフレキシブルプリント回路
２９の製造時に特定できるので、車両への組み込み時の
収納性が良好になる。
【００３２】上記実施形態では、ローター７側の端末部
材１９が不要となったが、ケース９の内周面にフレキシ
ブルプリント回路２９を取付け、このフレキシブルプリ
ント回路２９の一端部にケーブル１０の外端部の導体を
接続すると共に、フレキシブルプリント回路２９の他端
部に、ワイヤーハーネス２３の端部の導体を接続すれ
ば、ケース９側の端末部材２２も不要となる。
材１９が不要となったが、ケース９の内周面にフレキシ
ブルプリント回路２９を取付け、このフレキシブルプリ
ント回路２９の一端部にケーブル１０の外端部の導体を
接続すると共に、フレキシブルプリント回路２９の他端
部に、ワイヤーハーネス２３の端部の導体を接続すれ
ば、ケース９側の端末部材２２も不要となる。
【００３３】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明の請求項１の回転接続装置は、回転側部材の外周面に
フレキシブルプリント回路を取付けて、このフレキシブ
ルプリント回路の導体箔の一端部にケーブルの内端部の
導体を接続し、導体箔の他端部に外部導出用電線の端部
の導体を接続するようにしたから、従来のような回転側
部材用の端末部材（カバーと本体）を不要にすることが
できる。
明の請求項１の回転接続装置は、回転側部材の外周面に
フレキシブルプリント回路を取付けて、このフレキシブ
ルプリント回路の導体箔の一端部にケーブルの内端部の
導体を接続し、導体箔の他端部に外部導出用電線の端部
の導体を接続するようにしたから、従来のような回転側
部材用の端末部材（カバーと本体）を不要にすることが
できる。
【００３４】したがって、部品点数が削減できてコスト
安になると共に、端末部材の分だけケーブルの巻き内径
を細くできるので、回転接続装置全体の外径寸法も小さ
くできてコンパクト化できる。また、フレキシブルプリ
ント回路は導体箔のピッチを自由に変換できるので、ケ
ーブルと外部導出用電線とのピッチ変換の取り回しが容
易に行える。
安になると共に、端末部材の分だけケーブルの巻き内径
を細くできるので、回転接続装置全体の外径寸法も小さ
くできてコンパクト化できる。また、フレキシブルプリ
ント回路は導体箔のピッチを自由に変換できるので、ケ
ーブルと外部導出用電線とのピッチ変換の取り回しが容
易に行える。
【００３５】請求項２の回転接続装置は、固定側部材の
内周面に設けたフレキシブルプリント回路に、ケーブル
と外部導出用電線とを接続する構造であり、この構造で
あれば、従来のような固定側部材用の端末部材が不要と
なるので、請求項１と同様の効果が得られる。
内周面に設けたフレキシブルプリント回路に、ケーブル
と外部導出用電線とを接続する構造であり、この構造で
あれば、従来のような固定側部材用の端末部材が不要と
なるので、請求項１と同様の効果が得られる。
【００３６】上記フレキシブルプリント回路の端部の両
側に位置決め用立上がり部を形成し、上記ケーブルの端
部に、このケーブルの導体をフレキシブルプリント回路
の導体箔に重ね合わせる時に、上記立上がり部に嵌入す
る位置決め穴を形成する構成とすれば（請求項３）、フ
レキシブルプリント回路に対するケーブルの位置決めが
確実に行える。
側に位置決め用立上がり部を形成し、上記ケーブルの端
部に、このケーブルの導体をフレキシブルプリント回路
の導体箔に重ね合わせる時に、上記立上がり部に嵌入す
る位置決め穴を形成する構成とすれば（請求項３）、フ
レキシブルプリント回路に対するケーブルの位置決めが
確実に行える。
【００３７】上記フレキシブルプリント回路の端部の隣
り合う導体箔を、相互に千鳥状に露出させている構成と
すれば（請求項４）、フレキシブルプリント回路の導体
箔に対するケーブルの導体の接続位置を千鳥状にずらせ
ることができるので、接続が容易になる。
り合う導体箔を、相互に千鳥状に露出させている構成と
すれば（請求項４）、フレキシブルプリント回路の導体
箔に対するケーブルの導体の接続位置を千鳥状にずらせ
ることができるので、接続が容易になる。
【００３８】上記フレキシブルプリント回路を外部に延
在させて、この延在させたフレキシブルプリント回路の
導体箔の外部導出部に端子を接続し、この端子をコネク
タ用ハウジングに収容する構成とすれば（請求項５）、
外部導出用電線を介することなくフレキシブルプリント
回路にコネクタを直接接続できるので、部品点数が削減
できてコスト安になると共に、延在するフレキシブルプ
リント回路の向き（経路）がフレキシブルプリント回路
の製造時に特定できるので、車両への組み込み時の収納
性が良好になる。
在させて、この延在させたフレキシブルプリント回路の
導体箔の外部導出部に端子を接続し、この端子をコネク
タ用ハウジングに収容する構成とすれば（請求項５）、
外部導出用電線を介することなくフレキシブルプリント
回路にコネクタを直接接続できるので、部品点数が削減
できてコスト安になると共に、延在するフレキシブルプ
リント回路の向き（経路）がフレキシブルプリント回路
の製造時に特定できるので、車両への組み込み時の収納
性が良好になる。
【図１】 本発明に係る回転接続装置のローターの斜
視図である。
視図である。
【図２】 ローターの導体接続前の断面図である。
【図３】 ローターの導体接続後の断面図である。
【図４】 ローターの円筒部の平面断面図である。
【図５】 回転接続装置であり、（ａ）は組み立て正
面断面図、（ｂ）は分解正面断面図である。
面断面図、（ｂ）は分解正面断面図である。
【図６】 （ａ）はフレキシブルプリント回路の斜視
図、（ｂ）は第１変形例のフレキシブルプリント回路の
斜視図である。
図、（ｂ）は第１変形例のフレキシブルプリント回路の
斜視図である。
【図７】 第２変形例のフレキシブルプリント回路の
斜視図である。
斜視図である。
【図８】 第３変形例のフレキシブルプリント回路の
斜視図である。
斜視図である。
【図９】 第３変形例のフレキシブルプリント回路と
コネクタとの斜視図である。
コネクタとの斜視図である。
【図１０】 従来の回転接続装置の分解側面図である。
【図１１】 回転接続装置の分解斜視図である。
【図１２】 回転接続装置の組み立て側面図である。
【図１３】 端末部材の分解斜視図である。
７ ローター（回転側部材） ７ａ 内筒部 ７ｆ 外周面 ７ｅ 内面 ７ｈ 平面部 ７ｉ 平面部 ９ ケース（固定側部材） １０ 可撓性平形ケーブル １０ａ 導体 ２６ 空間部 ２９ フレキシブルプリント回路（金属導体） ２９ａ 上端導体箔 ２９ｂ 下端導体箔 ２９ｅ 延在部 ２０ ワイヤーハーネス（外部導出用電線） ２０ａ 導体 ３４ コネクタハウジング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂田 知之 愛知県名古屋市南区菊住１丁目７番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 山田 稔 愛知県名古屋市南区菊住１丁目７番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 Ｆターム(参考） 3D030 DB22 DB25
Claims (5)
- 【請求項１】 回転中心軸を中心として互いに相対回転
可能な固定側部材と回転側部材と、これら両部材の間に
形成される環状の空間部に収納されて、内端部の導体が
回転側部材から外部に導出される金属導体に接続され、
外端部の導体が固定側部材から外部に導出される金属導
体に接続される可撓性のケーブルとを備えた回転接続装
置において、 上記金属導体は、フレキシブルプリント回路の導体箔で
あり、このフレキシブルプリント回路が上記回転側部材
の外周面に取付けられて、上記導体箔の一端部に上記ケ
ーブルの内端部の導体が接続されると共に、上記導体箔
の他端部に、外部導出用電線の端部の導体が接続されて
いることを特徴とする回転接続装置。 - 【請求項２】 回転中心軸を中心として互いに相対回転
可能な固定側部材と回転側部材と、これら両部材の間に
形成される環状の空間部に収納されて、内端部の導体が
回転側部材から外部に導出される金属導体に接続され、
外端部の導体が固定側部材から外部に導出される金属導
体に接続される可撓性のケーブルとを備えた回転接続装
置において、 上記金属導体は、フレキシブルプリント回路の導体箔で
あり、このフレキシブルプリント回路が上記固定側部材
の内周面に取付けられて、上記導体箔の一端部に上記ケ
ーブルの外端部の導体が接続されると共に、上記導体箔
の他端部に、外部導出用電線の端部の導体が接続されて
いることを特徴とする回転接続装置。 - 【請求項３】 上記フレキシブルプリント回路の端部の
両側に位置決め用立上がり部が形成されると共に、上記
ケーブルの端部に、このケーブルの導体をフレキシブル
プリント回路の導体箔に重ね合わせる時に、上記立上が
り部に嵌入する位置決め穴が形成されている請求項１又
は請求項２に記載の回転接続装置。 - 【請求項４】 上記フレキシブルプリント回路の端部の
隣り合う導体箔は、相互に千鳥状に露出されている請求
項１〜請求項３のいずれかに記載の回転接続装置。 - 【請求項５】 上記フレキシブルプリント回路は外部に
延在されて、この延在されたフレキシブルプリント回路
の導体箔の外部導出部に端子が接続され、この端子は、
コネクタ用ハウジングに収容されている請求項１〜請求
項４に記載の回転接続装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10297010A JP2000123940A (ja) | 1998-10-19 | 1998-10-19 | 回転接続装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10297010A JP2000123940A (ja) | 1998-10-19 | 1998-10-19 | 回転接続装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000123940A true JP2000123940A (ja) | 2000-04-28 |
Family
ID=17841089
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10297010A Withdrawn JP2000123940A (ja) | 1998-10-19 | 1998-10-19 | 回転接続装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000123940A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010009932A (ja) * | 2008-06-26 | 2010-01-14 | Japan Aviation Electronics Industry Ltd | コネクタ |
| US20120200203A1 (en) * | 2011-02-04 | 2012-08-09 | Dr. Fritz Faulhaber Gmbh & Co. Kg | Electric micromotor |
| KR200465066Y1 (ko) * | 2008-05-08 | 2013-01-31 | 대성전기공업 주식회사 | 차량용 롤 커넥터 |
-
1998
- 1998-10-19 JP JP10297010A patent/JP2000123940A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR200465066Y1 (ko) * | 2008-05-08 | 2013-01-31 | 대성전기공업 주식회사 | 차량용 롤 커넥터 |
| JP2010009932A (ja) * | 2008-06-26 | 2010-01-14 | Japan Aviation Electronics Industry Ltd | コネクタ |
| US20120200203A1 (en) * | 2011-02-04 | 2012-08-09 | Dr. Fritz Faulhaber Gmbh & Co. Kg | Electric micromotor |
| US8896163B2 (en) * | 2011-02-04 | 2014-11-25 | Dr. Fritz Faulhaber Gmbh & Co. Kg | Electric micromotor |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060110 |