JP2004314901A - 回転センサ付き回転コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】車両に配索されたワイヤハーネスとのコネクタ接続作業性に優れた回転センサ付き回転コネクタを提供する。
【解決手段】回転センサ20を備えた回転コネクタ10からなる回転センサ付き回転コネクタ1であって、回転センサ側のコネクタハウジングと回転コネクタ側のコネクタハウジングが協働して一体化し、単一の相手側コネクタと電気的に接続可能とすることで、従来の回転センサ付き回転コネクタ2のように回転センサ60と回転コネクタ50において個別に形成されたコネクタごとに相手側コネクタを嵌合させる必要がなく、コネクタ嵌合作業の作業効率が大幅に向上する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、例えばステアリングの電気部品と車両側ハーネスとを電気的に接続する回転コネクタと、ステアリングの回転角度を検出する回転センサとを備えた回転センサ付き回転コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば車両のステアリングに装着される従来型の回転コネクタは、回転コネクタのロテータから突出させた突起部をステアリングに嵌合させる構造により、ステアリングの駆動を回転コネクタのロテータに伝達させている。そして、この回転コネクタにこれとは別に組み付けられた回転センサを取り付けてユニット化させ、回転センサによりステアリングの操舵角を検出するようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
即ち、従来型の回転センサ付き回転コネクタは、回転コネクタと回転センサとが別々に製造され、その後に両者を合体して組立てられている。
【0004】
かかる回転センサ付き回転コネクタを用いて回転角度を検出するに当たって、ステアリングから回転コネクタのロテータにトルクが伝達され、このトルクはロテータから回転センサのギア部品に伝達され、そのギア部品の回転位置をフォトセンサや磁気センサ等で検出し、その回転位置情報を車両側ECUに伝送するようになっている。
【0005】
かかる回転センサ付き回転コネクタと同原理の具体的構成を図4に示す。同図から分かるように、回転コネクタ5は、下ケースを構成しかつコンビネーションスイッチブラケット等に固定されるメインステータ51と、メインステータの周囲全周に亘って起立形成されたサブステータ52と、上ケースを構成しかつコネクタ55a又は図示しないトルク伝達ピンを介してステアリング(図示せず)と共に回転するロテータ55を備えている。また、ロテータ55に形成されたコネクタ55aは、ステアリングの電気部品への電力供給及び信号伝達のためのものである。
【0006】
そして、回転コネクタ5にはフレキシブルフラットケーブル53が巻回状態で収容され、当該フレキシブルフラットケーブル53の一方の端部がコネクタ形状を有したバスバー58の一端に接続され、バスバー58の他端は回転コネクタ用の端子50tに接続されている。なお、回転コネクタ5は、バスバー58を介してフレキシブルフラットケーブル53のケーブルピッチを回転コネクタ5のコネクタピッチに合わせるように回路配線がなされている。また、フレキシブルフラットケーブル53の他方の端部は、ロテータ55に形成されたコネクタ55aの端子55bに接続されている。
【0007】
一方、回転センサ6は、回転コネクタのステータ51,52と同様にコンビネーションスイッチブラケット等に固定されるケース61及びカバー62と、ケース61及びカバー62で画成される内部空間に収容されたプリント基板63と、同じくこの内部空間に収容されたステータ本体(図示せず)及びステアリングシャフトと一体に回転するロータ(図示せず)を備えている。
【0008】
また、回転センサ6の電気回路はプリント基板63を介して回転センサ用コネクタの端子60tに接続されている。なお、回転センサ6の回路配線もプリント基板63を介して回転センサ用のコネクタピッチに合わせて結線されている。
【0009】
即ち、これら回転コネクタ用の端子50tと回転センサ用の端子60tは独立して形成された回転コネクタ用のコネクタハウジング51aと回転センサ用のコネクタハウジング61a内にそれぞれ収容され、分岐した相手側ワイヤハーネスのコネクタと別々に嵌合するようになっている。
【0010】
このように回転コネクタ5と回転センサ6とはそのコネクタ部も含めて別々に製造され、その後、図示しない適当なロック部材又はビス止めにより合体されて回転センサ付き回転コネクタ2を形成する。
【0011】
そして、上述の通り、車両に配索されたワイヤハーネスの端部は回転センサ用の相手側コネクタと回転コネクタ用の相手側コネクタとして二又に分岐しており、上述した回転コネクタ5と回転センサ6の各コネクタハウジング51a,61aにそれぞれ嵌合するようになっている。
【0012】
一方、別の従来型の回転センサ付き回転コネクタには回転コネクタのハウジングと回転センサが一体化されたものがある(例えば、特許文献2参照。)。しかしながら、この回転センサ付き回転コネクタの場合も回転コネクタのフレキシブルフラットケーブル端部は、同公報図1に示すコネクタ9と外部のワイヤハーネスが接続される一方、回転センサの出力はこのコネクタ9とは離間した位置にある基板15に別のワイヤハーネスが接続されると同図から判断できる。
【0013】
【特許文献1】
特開平11−329649号公報(第2−4頁、図2)
【特許文献2】
特開2002−029334号公報(第5−7頁、図1)
【発明が解決しようとする課題】
上述の回転センサ付き回転コネクタのうち、回転コネクタと回転センサを別々に製造しその後に合体するタイプのものについての問題点に触れる。
【0014】
図4に示す回転センサ付き回転コネクタ2は、回転コネクタ内部に例えばエアバッグ回路とホーン等の補器回路からなる二つの回路を少なくとも有しており、図5に示すように、これに対応するコネクタハウジング51aを独立して備えている。また、回転センサ自体も、検出されたステアリングの回転角度を車両本体に伝達するためのコネクタハウジング61aを備えている。即ち、車両への組み付け時に少なくとも2箇所においてコネクタ嵌合作業が必要になる。このようなコネクタ嵌合に際しては、ステアリングコラムカバー内の狭いスペースにおいては、レイアウト上これらのコネクタに結線される電線が交差し合い、コネクタ嵌合作業性が非常に悪くなっている。
【0015】
このようなコネクタ嵌合作業を車両の組立てライン上で行う場合、そのコネクタ嵌合部がステアリングコラムカバー内の狭い位置に配置されているので作業者が目視し難く、コネクタ嵌合の作業性が低下する。これに加えてコンベアラインに載った車両は組み付けステーションを逐次移動していくので、かかる作業性の低下はラインの一時停止等につながることもあり、好ましくない。
【0016】
また、別のサブアッセンブリラインでコネクタ嵌合を行う場合であっても、2つのコネクタ同士を嵌合させる場合に間違えた組み合わせで嵌合させようとして作業効率が低下する場合も起こり得る。
【0017】
一方、特許文献2に記載された車両用操舵角検出装置の場合も、回転コネクタのハウジングと車両用操舵角検出装置(回転センサ)が一体化されてはいるが、回転センサ付き回転コネクタには実質的に二つのコネクタが独立して備わっている。従って、ワイヤハーネスとのコネクタ接続に際して別々のもの同士、即ち、二つのコネクタ同士を接続しなければならず、前者の従来技術と同様にコネクタ接続作業の効率向上を図ることはできない。
【0018】
本発明の目的は、車両等に配索されるワイヤハーネスとのコネクタ接続作業性に優れた回転センサ付き回転コネクタを提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するために、本発明にかかる回転センサ付き回転コネクタは、回転センサを備えた回転コネクタからなる回転センサ付き回転コネクタであって、回転センサ側のコネクタハウジングと回転コネクタ側のコネクタハウジングが協働して一体化し、単一の相手側コネクタと電気的に接続可能としたことを特徴としている。
【0020】
従来の回転センサ付き回転コネクタのように回転センサと回転コネクタごとに個別に形成された各コネクタに対して回転センサ用と回転コネクタ用に分岐された相手側コネクタを嵌合させる必要がない。即ち、単一の相手側コネクタを回転センサ付き回転コネクタの一体化したコネクタハウジングに嵌合させるだけで済むので、コネクタ嵌合作業の作業効率が大幅に向上する。
【0021】
また、本発明の請求項2にかかる回転センサ付き回転コネクタは、請求項1に記載の回転センサ付き回転コネクタにおいて、回転コネクタ側にはフレキシブルフラットケーブルが巻回されており、かつ回転センサ側には基板が設けられ、当該フレキシブルフラットケーブルの一方の端部を回転センサ側の基板に電気的に接続したことを特徴としている。
【0022】
フレキシブルフラットケーブルの一方の端部をこのように結線することで、例えばコネクタ内部において回転センサの電源回路と回転コネクタの電源回路を共通化することができ、一体化したコネクタの更なる小型化を図ることが可能となる。
【0023】
また、本発明の請求項3にかかる回転センサ付き回転コネクタは、請求項2に記載の回転センサ付き回転コネクタにおいて、フレキシブルフラットケーブルの一方の端部と基板とはバスバーを介して電気的に接続されていることを特徴としている。
【0024】
バスバーを介することでフレキシブルフラットケーブルの端部を基板の電気回路上に容易に結線することができ、かつ振動等の外的影響を受け易いこの部分の電気的接続を長期に亘って確保できる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態にかかる回転センサ付き回転コネクタについて図面に基づいて説明する。
【0026】
本発明の一実施形態にかかる回転センサ付き回転コネクタ1は、図1乃至図3に示すように、回転コネクタ10と、回転コネクタ10と一体に組み付けられる回転センサ20とを備えている。
【0027】
回転コネクタ10は、図1に示すように、下ケースに相当するメインステータ11と、メインステータ11の周面全体に亘って起立形成されたサブステータ12と、図示しないトルク伝達ピンを介してステアリング(図示せず)と共に回転するロテータ15を備えている。なお、ロテータ15をトルク伝達ピンを介してステアリングと共に回転させずに、後述する回転センサ20のロータをステアリングシャフトに一体に設け、このロータをステアリングシャフトと共に回転させるようにしても良い。
【0028】
一方、回転センサ20は、回転コネクタ10のメインステータ11を上カバーとして回転センサケース21を下カバーとしたセンサステータ部と、センサステータ部の内部に収容され、センサステータ部に固定されたプリント基板23と、同じくセンサステータ部内部に収容されたステータ本体(図示せず)と、ステータ本体内に配置され、回転コネクタのロテータ15と一体に結合したロータ(図示せず)とを備えている。
【0029】
なお、回転センサ20のステータ本体は、アルミニウムや黄銅等遮蔽効果のある導電性部材でできており、電磁シールドの役目を果たしている。
【0030】
また、図1及び図3に示すように回転センサ側のコネクタハウジングと回転コネクタ側のコネクタハウジングは協働して一体化し、回転センサ付き回転コネクタのコネクタハウジング30を構成している。そして、コネクタハウジング30は、車両に配索されたワイヤハーネスの単一のコネクタ(図示せず)と電気的に接続するようになっている。
【0031】
なお、回転コネクタ10は、図1に一部を示すように、その内部にフレキシブルフラットケーブル13を渦巻き状に巻回収容している。そして、当該ケーブル13を介してステアリングホイール(以下、単に「ステアリング」とする)に装着されたエアバッグインフレータ等の電気部品と車両側のエアバックECU等の電気部品や車両側ワイヤハーネス(図示せず)との電気的接続を行っている。
【0032】
具体的には、回転コネクタ内部を部分的に破断して示す図2から分かるように、巻回されたフレキシブルフラットケーブル13の一方の端部13aが回転センサ内部のプリント基板23に簡易バスバー18を介して電気的に接続されている。これによって、回転コネクタ10は、上述の一体化したコネクタハウジング30を介して外部のワイヤハーネス(図示せず)と電気的に接続できるようになっている。なお、簡易バスバー18はその周囲が樹脂材でモールドされて絶縁性を確保している。また、フレキシブルフラットケーブル13の他方の端部は、ロテータ15のコネクタ15aに形成された端子15b(図1参照)に接続されている。
【0033】
一方、回転センサ20は、ステアリングの正確な操舵量を検出するためのもので、この検出信号をパワーステアリングの油圧制御に用いたり車両走行中のビーグル・スタビリティ・コントロール(挙動制御)の一つのファクターとして使用するようになっている。
【0034】
また、回転センサ20のロータは、ここでは図示しないが、例えばリング状のロータセンシング部と段付き円柱状のロータ固定部とからなる。このロータセンシング部は鉄等の導電性の部材でできた周方向に幅が可変のリング部材からなる。なお、ステアリングの回転角度検出に当たっては、該リング部材を磁性材コア内に収容されたコイルで挟み込むようにコイルコアをステータに対向配置し、リング部材を回転することによって渦電流の発生度合いをコイルインピーダンスの変動に変換してこれを検知するようになっている。
【0035】
また、回転センサ内部に配置されたプリント基板23からは回転センサケース外部に向かって端子30tが突出している。この端子30tのうち、図2において簡易バスバー18の導体ピッチに相当する5本の端子は、回転コネクタ10と電気的に接続した端子で、残りの端子は、回転センサ20と電気的に接続した端子である。
【0036】
なお、図1に示すように、回転コネクタ10のメインステータ11は回転センサ20のセンサカバーを兼ねている。即ち、本実施形態にかかる回転センサ付き回転コネクタ1はこの部分の部品を共用化して一体で製作されている。
【0037】
回転センサ20のセンサ用基板23には、車両側ワイヤハーネスと導通させるためのエアバッグ回路、ホーン回路等の補器回路、センサ回路等が全て配線され、これらの回路が上述の一体化したコネクタを介して外部のワイヤハーネスと電気的に接続できるようになっている。なお、ここでは詳細には図示しないが、一体化したコネクタハウジング30には共通の電源端子と上述した各電気回路特有の信号線端子とが備わっている。そして、共通の電源端子は、プリント基板上において回転コネクタ用電源回路と回転センサ用電源回路に分岐している。
【0038】
即ち、回転センサ20に収容されたプリント基板23には回転センサ用回路が配線されることに加えて、回転コネクタ10のエアバッグ回路やホーン等の補器用回路が配線されていることになる。そして、これらの各回路を上述したコネクタハウジング内の端子30tに接続し、車両に配索されたワイヤハーネス端部の単一のコネクタと嵌合するようになっている。
【0039】
続いて、図2に示す簡易バスバー18の構造及び作用について説明する。
【0040】
簡易バスバー18は、上述した通り回転コネクタ10のフレキシブルフラットケーブル13を回転センサ20のプリント基板内の回路に接続するためのものである。このような簡易バスバー18を介在させることで、ケーブルピッチからコネクタピッチへの変更が容易にできると共に結線部においてメッキ等の複雑な表面処理を必要とせずに当該接続部を安価に構成できる。この点について以下により詳しく説明する。
【0041】
図4に示す従来型の回転センサ付き回転コネクタ2の場合、ターミナルにおいてエアバッグ回路には金メッキ、補器回路には錫メッキを施すのが一般的であった。また、客先要求のコネクタ形状に合わせるために、フレキシブルフラットケーブル53のピッチからコネクタ端子50tのピッチに変化させる特殊形状のバスバーが必要になった。
【0042】
しかしながら、上述の実施形態にかかる簡易バスバー18は、フレキシブルフラットケーブル13の端部13aを内部部品であるプリント基板23に接続する構造となっており、プリント基板23を簡易バスバー18に合わせた形状及び回路配置とすることで、簡易バスバー自体の形状を簡略化することができる。また、プリント基板23と簡易バスバー18はハンダや溶接によって接続できるので、従来のコスト高の一要因となっていたメッキが不要となる。これに加えて、簡易バスバー18は、図1及び図2からも分かるように、曲げ加工のない簡単な形状で構成することが可能であり、かつ共用部品として広く使用することができるため、それ自体の部品コストも低減することが可能になる。
【0043】
以上のように本実施形態にかかる回転センサ付き回転コネクタ1は、図1乃至図3から分かるように、回転コネクタ10のコネクタハウジングと回転センサ20のコネクタハウジングが一体として形成されている。具体的には、回転コネクタ10に備わったエアバッグ回路、ホーン回路等の補器回路に接続された端子と、回転センサ内のプリント基板23に接続された端子とを単一のコネクタハウジング内に配置している。その為、図3から分かるように、コネクタハウジング30を車両に配索されたワイヤハーネスの単一のコネクタと嵌合するだけでこれら多様な回路に関する全てのコネクタ結線作業を終えることができる。
【0044】
従って、車両に配索されたワイヤハーネスとのコネクタ嵌合作業が簡単になる。即ち、車両のアッセンブリラインにおけるステアリング周りの電気部品組み付け作業性を向上させる。その結果、ステアリング周りのユニット組み付けに関するサブアッセンブリラインの作業効率を向上させる。また、コラムカバー内の狭いスペースでも、コネクタの嵌合作業を簡単に行うことが可能になる。
【0045】
また、簡易バスバー18を介して回転コネクタ10のフレキシブルフラットケーブル13をプリント基板23と接続することにより、上述の通りこの部分の結線構成のコスト低減を図ることもできる。
【0046】
なお、上述の実施形態において、簡易バスバー18とフレキシブルフラットケーブル端部との接続は超音波溶接でも良いしハンダ付け、カシメでも良い。
【0047】
また、上述の実施形態においては、回転センサ付き回転コネクタ1のコネクタを一体化するに当たって簡易バスバー18を介してプリント基板23に回転コネクタ10のフレキシブルフラットケーブル13を電気的に接続していた。しかしながら、必ずしもこの構成に限定されず、回転センサのコネクタと回転コネクタのコネクタとが別体で構成され、回転センサと回転コネクタとを組み合わせたときにこれらのコネクタが一体化して相手側ワイヤハーネスの単一のコネクタと嵌合するようにしても良い。このようにしても、上述の実施形態の場合と同様にコネクタ嵌合作業の作業効率を向上させることができる。
【0048】
また、簡易バスバー18を介さずにフレキシブルフラットケーブル13の端部を直接プリント基板23に接続するようにしても良い。この場合、フレキシブルフラットケーブル13とプリント基板23とは例えばハンダ付けで接続される。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明にかかる回転センサ付き回転コネクタは、従来の回転センサ付き回転コネクタのように回転センサと回転コネクタごとに個別に形成された各コネクタに対して回転センサ用と回転コネクタ用に分岐された相手側コネクタを嵌合させる必要がない。即ち、コネクタ嵌合作業の作業効率が大幅に向上する。
【0050】
また、本発明の請求項2にかかる回転センサ付き回転コネクタは、フレキシブルフラットケーブルの一方の端部をこのように結線することで、例えばコネクタ内部において回転センサの電源回路と回転コネクタの電源回路を共通化することができ、一体化したコネクタの更なる小型化を図ることが可能となる。
【0051】
また、本発明の請求項3にかかる回転センサ付き回転コネクタは、バスバーを介することでフレキシブルフラットケーブルの端部を基板の電気回路上に容易に結線することができ、かつ振動等の外的影響を受け易いこの部分の電気的接続を長期に亘って確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる回転センサ付き回転コネクタを一部断面で示した側面図である。
【図2】図1の回転センサ付き回転コネクタのフレキシブルフラットケーブルとプリント基板との接続構造を示し、図1の矢視II−IIから見た一部断面側面図である。
【図3】図1の回転センサ付き回転コネクタの平面図である。
【図4】従来の回転センサ付き回転コネクタを一部断面で示した、図1に対応する側面図である。
【図5】図4に示した従来の回転センサ付き回転コネクタの平面図である。
【符号の説明】
1 回転センサ付き回転コネクタ
5 回転コネクタ
6 回転センサ
10 回転コネクタ
11 メインステータ
12 サブステータ
13 フレキシブルフラットケーブル
15 ロテータ
15a コネクタ
15b 端子
18 簡易バスバー
20 回転センサ
21 回転センサケース
23 プリント基板
30 コネクタハウジング
30t 端子
50t 端子
51 ステータ
51a コネクタハウジング
52 ステータ
53 フレキシブルフラットケーブル
55 ロテータ
55a コネクタ
58 バスバー
60t 端子
61 ケース
61a コネクタハウジング
62 カバー
63 プリント基板

Claims (3)

  1. 回転センサを備えた回転コネクタからなる回転センサ付き回転コネクタであって、
    前記回転センサ側のコネクタハウジングと前記回転コネクタ側のコネクタハウジングが協働して一体化し、単一の相手側コネクタと接続可能としたことを特徴とする回転センサ付き回転コネクタ。
  2. 前記回転コネクタ内にはフレキシブルフラットケーブルが巻回されており、かつ回転センサ内には基板が設けられ、前記フレキシブルフラットケーブルの一方の端部を前記基板に電気的に接続したことを特徴とする、請求項1に記載の回転センサ付き回転コネクタ。
  3. 前記フレキシブルフラットケーブルの一方の端部と前記基板とはバスバーを介して電気的に接続されていることを特徴とする、請求項2に記載の回転センサ付き回転コネクタ。
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