JPH11273821A - 回転接続装置 - Google Patents

回転接続装置

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Publication number
JPH11273821A
JPH11273821A JP10079641A JP7964198A JPH11273821A JP H11273821 A JPH11273821 A JP H11273821A JP 10079641 A JP10079641 A JP 10079641A JP 7964198 A JP7964198 A JP 7964198A JP H11273821 A JPH11273821 A JP H11273821A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
rotary
guide
fixed
slit
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10079641A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoyuki Sakata
知之 坂田
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness System Technologies Research Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd, Sumitomo Electric Industries Ltd, Harness System Technologies Research Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP10079641A priority Critical patent/JPH11273821A/ja
Publication of JPH11273821A publication Critical patent/JPH11273821A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車のステアリングホイール取付部に設け
られる回転接続装置の回転ガイドの振動を簡単な構造で
防止できるようにする。 【解決手段】 固定側部材10と回転側部材11との間
の空間部12に収納したケーブル13の折返し部の移動
を案内する回転ガイド20に、ケーブル13の折り返し
部が挿通するスリット20aを形成し、このスリット2
0aの一方の端部20cと他方の端部20dとが軸方向
に互い違いとなるように回転ガイド20が捻られてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車、家電機器
等における互いに相対回転する部分間の電気的接続に使
用される回転接続装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のステアリングホイール取付部
は、例えば図4及び図5に示すように、ボディに固定さ
れたブラケット1内にステアリングシャフト2が回転自
在に支持されており、ブラケット1の上側には、スイッ
チ装置3と回転接続装置4とが設けられている。そし
て、これらスイッチ装置3と回転接続装置4を貫通して
上方に突出するステアリングシャフト2の先端部に、こ
のシャフト2と一体回転するようにステアリングホイー
ル6が取り付けられている。また、ステアリングホイー
ル6には、ホーンスイッチ、エアバッグ等の電装品7が
必要に応じて装備される。スイッチ装置3は、例えばタ
ーンシグナルランプ、ワイパー等のスイッチを一体に組
み付けたもので、その左右側面に上記スイッチをそれぞ
れ切替操作するための操作レバー8,9が取り付けられ
ている。
【0003】上記回転接続装置4は、ステアリングホイ
ール6と共に回転運動する上記電装品7とボディ側の回
路とを電気的に接続するための装置であって、図6に分
解して示すように、ボディ側に固定される固定側部材1
0と、ステアリングホイール6と一体回転する回転側部
材11と、固定側部材10のカバー14の間に形成され
る環状の空間部12に、ケーブル(フレキシブル・フラ
ット・ケーブル…FFC)13を渦巻き状に巻回させて
収納し(図7参照)、このケーブル13の外側端部に取
り付けた接続部材15の配線15aのコネクタ(不図
示)をブラケット1側に設けたコネクタ16に接続し、
またケーブル13の内側端部に取り付けた接続部材17
の配線17aのコネクタ(不図示)を電装品7に設けた
コネクタ18に接続している。
【0004】また、ケーブル13の巻回方向を途中で反
転させるスリット20aを有するリング状の回転ガイド
20を設けて、図8(a)に示すように、回転側部材1
1が時計回り方向に回転する時は、ケーブル13が固定
側部材10の側壁に沿って這うように巻き戻され、また
図8(b)に示すように、回転側部材11が反時計回り
方向に回転する時は、ケーブル13が回転側部材11の
外周部に巻き付くようになる。このような回転ガイド2
0でケーブル13の巻回方向を途中で反転させることに
より、ケーブル13の全長を短くすることができる。
【0005】これらにより、固定側部材10と回転側部
材11が相対回転しても、ボディ側の電気回路とステア
リングホイール6の電装品7が電気的に接続された状態
に維持されるようになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、固定側
部材10とカバー14との間の空間部12にフリーな回
転ガイド20を設けた場合、回転接続装置4に自動車の
走行振動が加わると、回転ガイド20も軸方向に振動し
て固定側部材10とカバー14とに当接するので、異音
が発生する。
【0007】このため、図6に示したように、回転ガイ
ド20の上面と下面に複数のばね片20bを一体に形成
して、この各ばね片20bを固定側部材10とカバー1
4とに撓み力で当接させることにより、回転ガイド20
の軸方向の振動を吸収しようとするものが考えられる
が、ばね片20bは非常に小さいために組み立て時など
に破損しやすく、また、成形用金型が複雑となって高価
になるという問題がある。
【0008】本発明は、上記問題を解消するためになさ
れたもので、例えば自動車のステアリングホイール取付
部に設けられる回転接続装置の回転ガイドの振動を簡単
な構造で防止できるようにすることを課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、回転中心軸を中心として互いに相対回転
可能な固定側部材と回転側部材と、これら両部材の間に
形成される環状の空間部に収納される可撓性のケーブル
とを備え、このケーブルは重ね巻きされ、その重ね巻き
方向が逆になるように中間部で折り返された状態で上記
空間部に収納されると共に、上記固定側部材と回転側部
材との間に、両者に対し回転自在で上記ケーブルの折返
し部の移動を案内する回転ガイドが設けられ、上記ケー
ブルの一方の端部は固定側部材に保持され、他方の端部
は回転側部材に保持されている回転接続装置において、
上記回転ガイドには、ケーブルの折り返し部が挿通する
スリットが形成され、このスリットが軸方向に互い違い
となるように回転ガイドが捻られていることを特徴とす
る回転接続装置を提供するものである。
【0010】本発明によれば、回転ガイドは、スリット
を境にして軸方向に互い違いとなるように捻られている
から、スリットの一方側の端部と他方側の端部とが固定
側部材とカバー(固定側部材又は回転側部材)とに撓み
力で当接するようになる。
【0011】請求項2のように、上記回転ガイドには、
円周上の所定位置に、撓み力調整用切り込みが形成され
ている構成とすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を図面に基づいて説明する。なお、従来技術と同一構
成・作用の箇所は同一番号を付して詳細な説明は省略す
る。
【0013】図2に示すように、上記回転ガイド20
は、合成樹脂でリング状に形成され、この回転ガイド2
0には、上記ケーブル13の折り返し部が挿通するスリ
ット20aが形成されている。
【0014】このスリット20aは、図1(b)に詳細
に示すように、軸方向に互い違いとなるように回転ガイ
ド20が捻られている。
【0015】即ち、スリット20aの一方側の端部20
cが軸方向の上向きaに捻られ、他方側の端部20dが
軸方向の下向きbに捻られることにより、両端部20
c,20dの捻られる前の高さT1に対して、捻られる
ことによる高さT2,T2の増加で、捻られた後は高さ
T3となる(T3=T1+T2+T2)。
【0016】これにより、図1(a)に示すように、ス
リット20aの一方側の端部20cと他方側の端部20
dとがカバー14の内面と固定側部材10の内面とに撓
み力で当接するようになる。なお、カバー14は、固定
側部材10に固定したものであるが、上記回転側部材1
1にカバー14に代わるカバー部が形成されているもの
であれば、スリット20aの一方側の端部20cはこの
カバー部に当接させるようにすれば良い。
【0017】図3に示すように、上記回転ガイド20の
円周上の所定位置、例えば円周上3等分位置に、撓み力
調整用切り込み20eを形成することができる。
【0018】上記のように構成すれば、回転ガイド20
は、スリット20aを境にして軸方向に互い違いとなる
ように捻られているから、スリット20aの一方側の端
部20cと他方側の端部20dとがカバー14の内面と
固定側部材10の内面とに撓み力で当接するようにな
る。
【0019】これにより、回転接続装置4に自動車の走
行振動が加わって回転ガイド20も軸方向に振動しよう
とするのが、回転ガイド20の両端部20c,20dの
撓み力で吸収されるようになる。
【0020】上記回転ガイド20には、従来のような小
さなばね片を形成する必要がなく、スリット20aを境
にして回転ガイド20を捻るだけであるので、組み立て
時などに破損するおそれがない。また、回転ガイド20
は、捻った状態で成形するだけであるので、成形用金型
も簡単となって安価になる。
【0021】上記回転ガイド20に、撓み力調整用切り
込み20eを形成すると、切込みの幅、深さ、個数、位
置などで撓み力を簡単に調整できる。
【0022】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の回転接続装置は、スリットを境にして回転ガイドを軸
方向に互い違いとなるように捻ったものであるから、ス
リットの一方側の端部と他方側の端部とが固定側部材と
カバー(固定側部材又は回転側部材)とに撓み力で当接
するようになる。
【0023】したがって、回転ガイドに従来のような小
さなばね片を形成する必要がなく、回転ガイドを捻るだ
けであるので、組み立て時などに破損するおそれがなく
なる。また、回転ガイドを捻った状態で成形するだけで
あるので、成形用金型も簡単となって安価になる。
【0024】請求項2のように、回転ガイドに撓み力調
整用切り込みを形成すると、切込みの幅などで撓み力が
簡単に調整できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は本発明の回転接続装置の断面図、
(b)は回転ガイドの側面図である。
【図2】 回転ガイドの斜視図である。
【図3】 切込みを有する回転ガイドの斜視図である。
【図4】 自動車のステアリングホイール取付部の正面
図である。
【図5】 自動車のステアリングホイール取付部の分解
図である。
【図6】 先行技術の回転接続装置の分解斜視図であ
る。
【図7】 先行技術の回転接続装置の斜視図である。
【図8】 (a)(b)は、それぞれ回転ガイドの作用
を示す平面図である。
【符号の説明】
10 固定側部材 11 回転側部材 12 空間部 13 ケーブル 20 回転ガイド 20a スリット 20c 一方の端部 20d 他方の端部 20e 切り込み

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転中心軸を中心として互いに相対回転
    可能な固定側部材と回転側部材と、これら両部材の間に
    形成される環状の空間部に収納される可撓性のケーブル
    とを備え、このケーブルは重ね巻きされ、その重ね巻き
    方向が逆になるように中間部で折り返された状態で上記
    空間部に収納されると共に、上記固定側部材と回転側部
    材との間に、両者に対し回転自在で上記ケーブルの折返
    し部の移動を案内する回転ガイドが設けられ、上記ケー
    ブルの一方の端部は固定側部材に保持され、他方の端部
    は回転側部材に保持されている回転接続装置において、 上記回転ガイドには、ケーブルの折り返し部が挿通する
    スリットが形成され、このスリットが軸方向に互い違い
    となるように回転ガイドが捻られていることを特徴とす
    る回転接続装置。
  2. 【請求項2】 上記回転ガイドには、円周上の所定位置
    に、撓み力調整用切り込みが形成されている請求項1に
    記載の回転接続装置。
JP10079641A 1998-03-26 1998-03-26 回転接続装置 Withdrawn JPH11273821A (ja)

Priority Applications (1)

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JP10079641A JPH11273821A (ja) 1998-03-26 1998-03-26 回転接続装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10079641A JPH11273821A (ja) 1998-03-26 1998-03-26 回転接続装置

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JPH11273821A true JPH11273821A (ja) 1999-10-08

Family

ID=13695739

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10079641A Withdrawn JPH11273821A (ja) 1998-03-26 1998-03-26 回転接続装置

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Effective date: 20050607