JPH0635425Y2 - ケーブルリール - Google Patents

ケーブルリール

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JPH0635425Y2
JPH0635425Y2 JP8783792U JP8783792U JPH0635425Y2 JP H0635425 Y2 JPH0635425 Y2 JP H0635425Y2 JP 8783792 U JP8783792 U JP 8783792U JP 8783792 U JP8783792 U JP 8783792U JP H0635425 Y2 JPH0635425 Y2 JP H0635425Y2
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JP
Japan
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flat cable
movable body
fixed
cable
cable reel
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JP8783792U
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JPH0559782U (ja
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弘典 加藤
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本考案は、固定体と可動体との間
の電気的接続をフラットケーブルを利用して行うケーブ
ルリールに係り、特に自動車のステアリング装置に用い
て好適なケーブルリールに関する。 【0002】 【従来の技術】従来のこの種のケーブルリールは、実開
昭61−166490号公報に開示されているように、
内側の筒部を有する可動体と、外側の筒部を有する固定
体と、両筒部の間に画成されるリング状の空間内に巻回
されたフラットケーブルとを備えており、可動体と固定
体とは回動自在に連結されている。前記フラットケーブ
ルは互いに平行な複数本の導体を有する帯状体で、その
外端部は固定体に固定された後、外部に導出されてい
る。また、フラットケーブルの内端部は約45度の折曲
線を介して直角方向に折り返され、可動体側の筒部に固
定された後、外部に導出されている。 【0003】このように構成されたケーブルリールは、
例えば自動車のステアリング装置のステアリングホイー
ル側に可動体が、ステアリングシャフトの軸受側に固定
体がそれぞれ取り付けられ、可動体と固定体間の電気的
接続手段として用いられる。この場合、ステアリングホ
イール(可動体)を一方向に回転させると、フラットケ
ーブルは可動体の内側の筒部に巻き込まれ、反対にステ
アリングホイールを他方向に回転させると、フラットケ
ーブルは固定体の外側の筒部に巻き戻され、いずれの状
態においても、可動体と固定体との間の電気的接続はフ
ラットケーブルを介して維持されるようになっている。 【0004】 【考案が解決しようとする課題】ところで、前述の如く
構成された従来のケーブルリールにあっては、フラット
ケーブルの両端をそのまま可動体と固定体の外部に導出
しているため、フラットケーブルの幅寸法と同程度の大
きさの導出部が必要になる。この場合、フラットケーブ
ルの外端部が導出する外側の筒部についてはスペースの
余裕があるものの、フラットケーブルの内端部が導出す
る内側の筒部についてはスペースの余裕が少なく、その
ため、導体の本数が増えて使用するフラットケーブルの
幅寸法が大きくなと、フラットケーブルの内端部を内側
の筒部近傍に固定して導出することができないという問
題点があった。 【0005】従って、本考案の目的は、フラットケーブ
ルが幅広になったとしても、該フラットケーブルを内側
の筒部近傍に確実に固定して外部に導出することのでき
るケーブルリールを提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は、筒部を有する可動体と、この可動体が回
転自在に装着された別の筒部を有する固定体と、前記両
筒部間の空間内に収納巻回されたフラットケーブルとを
備え、前記フラットケーブルの一端を前記内側の筒部に
固定し、他端を前記外側の筒部に固定して外部へ電気的
に導出してなるケーブルリールにおいて、前記フラット
ケーブルの前記一端を複数の帯状体に分割し、かつ、こ
れら各帯状体を略直角に折り畳んで重ね合わせ前記内側
の筒部に固定したことを特徴とするものである。 【0007】 【作用】フラットケーブルの内端部を複数の帯状体に分
割し、これら各帯状体を略直角に折り畳んで重ね合わせ
た後、外部へ導出すると、フラットケーブルの内端部を
筒部へ固定するための固定部や該フラットケーブルを外
部へ導出するための導出部の幅を狭くすることができ、
内側の筒部近傍のスペースファクタを向上できる。 【0008】 【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。 【0009】図1は本考案の一実施例に係るケーブルリ
ールの分解斜視図、図2はそのケーブルリールの縦断面
図、図3はそのケーブルリールに備えられる可動体の一
部を省略して示す平面図である。 【0010】これらの図において、1は可動体を示し、
該可動体1の中央には軸挿入孔2を有する回転筒3が垂
設されており、該回転筒3の外側には円筒状のホルダ4
が配置されている。このホルダ4は上下方向に延びるス
リット4aを有すると共に内面に凹部4bを有し、前記
回転筒3の外周面と所定の間隔を存するように可動体1
の天板部に固着されている。 【0011】5は複数本の導体箔を埋没した可撓性を有
するフラットケーブルで、該フラットケーブル5の内端
部はホルダ4のスリット4aを通って凹部4bに達した
後、凹部4b内で約45度の折曲線を介して直角方向に
折り返されて可動体1の外部に延出されている。この折
り返し部分において、フラットケーブル5は長手方向に
沿って2つの導出部5a,5aに分割され、各導出部5
a,5aは互いに重なる位置でそれぞれ折り返されてい
る。そして、これら導出部5a,5aは、互いにスナッ
プ結合され可動体1の天板部に固着された第1および第
2のストッパ6,7間に挟持・固定され、この状態にお
いて、第1のストッパ6に形成したテーパ部6aが両導
出部5a,5aの折り返し部分に挿入されるようになっ
ている。 【0012】一方、8は固定体を示し、該固定体8の中
央には前記可動体1の回転筒3が回転自在にスナップイ
ンする中心孔9が形成され、またその外周には前記フラ
ットケーブル5を収納する外輪壁10が立設されてい
る。この外輪壁10の一部には斜め下方に向けてガイド
部11が突出形成されており、前述したフラットケーブ
ル5の外端部は外輪壁10の内側で直角に折り返された
後、ガイド部11に沿って固定体8の外部に延出されて
いる。さらに、外輪壁10には歯車12を備えた位置合
せ機構13が設けてあり、この歯車12は前記可動体1
の外周に設けた係合突起14と係合することにより所定
角度ずつ回動するようになっている。 【0013】本実施例に係るケーブルリールは前述の如
く構成されており、各種の装置、例えば自動車のステア
リング装置のステアリングホイール側に前記可動体1
が、ステアリングシャフトの軸受側に前記固定体8がそ
れぞれ取付けられて使用される。使用に際しては、ステ
アリングホイール(可動体1)を一方側に回転させる
と、フラットケーブル5は可動体1のホルダ4側に巻き
込まれ、反対にステアリングホイールを他方側に回転さ
せると、フラットケーブル5は固定体8の外輪壁10側
に巻き戻され、いずれの状態においても、可動体1と固
定体8との間の電気的接続はフラットケーブル5を介し
て維持されるようになっている。また、可動体1が1回
転する毎に、歯車12が係合突部14に当接して所定角
度ずつ回転するため、歯車12における特定の歯と位置
合せ機構13のケース側とにそれぞれマークを付すこと
によって、フラットケーブル5の正逆各方向への回転量
に差が生じないようにすることができ、フラットケーブ
ル5の破損や座屈が防止されている。 【0014】このように構成された一実施例にあって
は、フラットケーブル5の内端部を長手方向に沿って2
つの導出部5a,5aに分割し、各導出部5a,5aを
略直角に折り畳んで重ね合わせた後、可動体1の外部に
導出したため、導出部5aの幅寸法A(図3参照)がフ
ラットケーブル5の幅寸法の約半分になっている。この
ため、導出部5a,5aを可動体1に固定するための第
1および第2のストッパ6,7と、導出部5a,5aを
可動体1の外部へ延出するための開口とを共に小さく設
定でき、導体箔の本数が増えて使用するフラットケーブ
ル5の幅寸法が大きい場合であっても、フラットケーブ
ル5の内端部を可動体1の回転筒3近傍に固定して導出
することができる。 【0015】 【考案の効果】以上説明したように、本考案は、フラッ
トケーブルの内端部を複数の帯状体に分割し、これら各
帯状体を略直角に折り畳んで重ね合わせて内側の筒部に
固定したので、フラットケーブルの内端部を筒部へ固定
するための固定部や該フラットケーブルを外部へ導出す
るための導出部の幅を狭くすることができ、それ故、使
用するフラットケーブルが幅広になったとしても、該フ
ラットケーブルを内側の筒部近傍に確実に固定して外部
に導出することができ、スペースファクタの良いケーブ
ルリールを提供できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本考案の一実施例に係るケーブルリールの分解
斜視図である。 【図2】図1のケーブルリールの縦断面図である。 【図3】図1のケーブルリールに備えられる可動体の一
部を省略して示す平面図である。 【符号の説明】 1 可動体 2 軸挿入孔 3 回転筒 4 ホルダ 4a スリット 4b 凹部 5 フラットケーブル 5a 導出部(帯状体) 6 第1のストッパ 7 第2のストッパ 8 固定体 9 中心孔 10 外輪壁 11 ガイド部

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1. 筒部を有する可動体と、この可動体が回転自在に
    装着された別の筒部を有する固定体と、前記両筒部間の
    空間内に収納巻回されたフラットケーブルとを備え、前
    記フラットケーブルの一端を前記内側の筒部に固定し、
    他端を前記外側の筒部に固定して外部へ電気的に導出し
    てなるケーブルリールにおいて、前記フラットケーブル
    の前記一端を複数の帯状体に分割し、かつ、これら各帯
    状体を略直角に折り畳んで重ね合わせ前記内側の筒部に
    固定したことを特徴とするケーブルリール。
JP8783792U 1992-12-22 1992-12-22 ケーブルリール Expired - Lifetime JPH0635425Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8783792U JPH0635425Y2 (ja) 1992-12-22 1992-12-22 ケーブルリール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8783792U JPH0635425Y2 (ja) 1992-12-22 1992-12-22 ケーブルリール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0559782U JPH0559782U (ja) 1993-08-06
JPH0635425Y2 true JPH0635425Y2 (ja) 1994-09-14

Family

ID=13926035

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8783792U Expired - Lifetime JPH0635425Y2 (ja) 1992-12-22 1992-12-22 ケーブルリール

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JP (1) JPH0635425Y2 (ja)

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JPH0559782U (ja) 1993-08-06

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