JP2863105B2 - 相対回転部材間継電装置 - Google Patents

相対回転部材間継電装置

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JP2863105B2
JP2863105B2 JP7003415A JP341595A JP2863105B2 JP 2863105 B2 JP2863105 B2 JP 2863105B2 JP 7003415 A JP7003415 A JP 7003415A JP 341595 A JP341595 A JP 341595A JP 2863105 B2 JP2863105 B2 JP 2863105B2
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cutter
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聡 石川
信彦 鈴木
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Yazaki Sogyo KK
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R35/00Flexible or turnable line connectors, i.e. the rotation angle being limited
    • H01R35/02Flexible line connectors without frictional contact members
    • H01R35/025Flexible line connectors without frictional contact members having a flexible conductor wound around a rotation axis

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、相対的に回転する部
材間の電気的な接続を、ケーブルを介して行う相対回転
部材間継電装置であって、特にハンドル等における回転
部材と固定部材との間に設けられ、例えばケーブルの突
っ張り等によりハンドルが回転不能になった際にケーブ
ルを即座に切断して、同ハンドルを回転可能な状態に復
帰する切断手段を備えた相対回転部材間継電装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の相対回転部材間継電装置として
は、例えば実開平1−161589号公報に記載された
ものがある。すなわち、内側円筒部を有する第1の回転
体と、この第1の回転体の内側円筒部を所定の間隔をお
いて囲む外側円筒部を有する第2の回転体と、上記内側
円筒部と外側円筒部との間の環状の空間内に、渦巻き状
に巻かれた状態で収納されたフレキシブルフラットケー
ブル(以下、ケーブルという)とを備えている。そし
て、ケーブルを切断するカッタは、第1及び第2の回転
体の相対回転により、ケーブルが上記内側円筒部側に所
定量以上に巻き付けられたり、あるいは上記外側円筒部
側に所定量以上に巻き戻されたりした際に、同ケーブル
を切断するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
相対回転部材間継電装置においては、所定量以上に巻き
付けられた際にケーブルを切断するカッタと、所定量以
上に巻き戻された際にケーブルを切断するカッタとでは
異なるものが使われていた。すなわち、同一のケーブル
を切断するために2つのカッタが設けられており、コス
ト高になるという問題があった。
【0004】この発明は上述した問題を解消するために
なされたもので、その目的は、所定量以上に巻き付けら
れた際にも、所定量以上に巻き戻された際にも一つのカ
ッタでフレキシブルフラットケーブルを切断することが
でき、コストの低減を図ることのできる相対回転部材間
継電装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明は、内側円筒部(11a)を有
する第1の回転体(11)と、この第1の回転体(1
1)に対して相対的に回転するように設けられ、前記内
側円筒部(11a)を所定の間隔をおいて囲む外側円筒
部(12a)を有する第2の回転体(12)とを備え、
前記第1の回転体(11)及び第2の回転体(12)の
いずれか一方が固定的に保持され、他方が所定の回転範
囲内で回転可能となる相対回転部材間継電装置であっ
て、前記内側円筒部(11a)と外側円筒部(12a)
との間の環状の空間(K)内に、渦巻き状に巻かれた状
態で収納され、一端部(13a)が前記内側円筒部(1
1a)に保持され、他端部(13b)が前記外側円筒部
(12a)に保持されるフレキシブルフラットケーブル
(13)と、前記第1の回転体(11)及び第2の回転
体(12)の相対回転により、前記フレキシブルフラッ
トケーブル(13)が内側円筒部(11a)側に所定量
以上に巻き付けられた際あるいは外側円筒部(12a)
側に所定量以上に巻き戻された際に、同フレキシブルフ
ラットケーブル(13)を切断する切断手段(17)と
を備えた相対回転部材間継電装置において、前記切断手
段(17)は、基端部(18a)が前記内側円筒部(1
1a)に回転自在に支持され、先端部(18b)が内側
円筒部(11a)に対して離接する方向に移動するカッ
タアーム(18)と、このカッタアーム(18)の先端
部(18b)に設けられたカッタホルダ(19)と、こ
のカッタホルダ(19)に設けられ、前記先端部(18
b)に位置するフレキシブルフラットケーブル(13)
に対向するように配されたカッタ(20)とを備えてな
ることを特徴としている。
【0006】また、請求項2に係る発明は、前記切断手
段(17)が以下のように構成されている。すなわち、
切断手段(17)は、前記フレキシブルフラットケーブ
ル(13)における前記内側円筒部(11a)に対面す
る側の部分に設けられたカッタ部材(21)と、このカ
ッタ部材(21)における前記フレキシブルフラットケ
ーブル(13)の一端部(13a)側に位置する基端部
(21a)に設けられ、前記フレキシブルフラットケー
ブル(13)に対向するように配されたカッタ(21
c)とを備えてなることを特徴としている。
【0007】
【作用】上記のように構成された請求項1に係る発明に
おいては、第1の回転体(11)及び第2の回転体(1
2)のいずれか一方が固定部材側に設けられ、他方が回
転部材側に設けられることにより、これらの第1の回転
体(11)と第2の回転体(12)とが相対的に回転す
る。
【0008】そして、第1の回転体(11)及び第2の
回転体(12)における所定の回転範囲において、フレ
キシブルフラットケーブル(13)が内側円筒部(11
a)側に余裕をもって巻き付けられ、また外側円筒部
(12a)側に余裕をもって巻き戻されるようになって
いれば、フレキシブルフラット(13)が切断されるこ
とはない。
【0009】しかし、上記回転範囲の中立点が一方の方
向にずれている場合には、例えばフレキシブルフラット
ケーブル(13)が内側円筒部(11a)に密着するよ
うに巻き付いて、突っ張った状態になることがある。す
なわち、フレキシブルフラットケーブル(13)が内側
円筒部(11a)側に所定量以上に巻き付けられる場合
がある。このような場合には、カッタホルダ(19)の
外側に位置するフレキシブルフラットケーブル(13)
によって、同カッタホルダ(19)が内側に押されるこ
とになる。そうすると、カッタホルダ(19)に設けら
れたカッタ(20)が、このカッタ(20)に対向する
フレキシブルフラットケーブル(13)に食い込み、同
フレキシブルフラットケーブル(13)を切断すること
になる。
【0010】また、上記回転範囲の中立点が他方の方向
にずれている場合には、フレキシブルフラットケーブル
(13)が外側円筒部(12a)に密着するように巻き
戻された後、さらに巻き戻されることがある。すなわ
ち、フレキシブルフラットケーブル(13)が外側円筒
部(12a)側に所定量以上に巻き戻されることがあ
る。このような場合には、第1の回転体(11)の内側
円筒部(11a)において、フレキシブルフラットケー
ブル13が巻き戻す方向のとは逆の方向に食い込むこと
になる。この際には、カッタアーム(18)が内側円筒
部(11a)における基端部(18a)を支点にして回
転し、先端部(18b)が外側円筒部(12a)に密着
するフレキシブルフラットケーブル(13)に当接する
ことになる。そうすると、この当接力により、カッタホ
ルダ(19)がカッタアーム(18)の先端部(18
b)に位置するフレキシブルフラットケーブル(13)
側に移動し、このフレキシブルフラットケーブル(1
3)にカッタ(20)が食い込むことになる。このた
め、フレキシブルフラットケーブル(13)が切断され
る。
【0011】以上のように、所定量以上に巻き付けられ
た際にも、また所定量以上に巻き戻された際にも一つの
カッタ(20)でフレキシブルフラットケーブル(1
3)を切断することができる。したがって、従来に比べ
てカッタの数を半分に減らすことができ、コストの低減
を図ることができる。
【0012】なお、フレキシブルフラットケーブル(1
3)が切断されたことは、フレキシブルフラットケーブ
ル(13)に通電することにより即座に発見することが
できる。
【0013】また、請求項2に係る発明においては、フ
レキシブルフラットケーブル(13)が内側円筒部(1
1a)側に所定量以上に巻き付けられる場合には、上記
請求項1に係る発明と同様に作用し、カッタ部材(2
1)の基端部(21a)に設けたカッタ(21c)によ
りフレキシブルフラットケーブル(13)が切断され
る。
【0014】しかし、フレキシブルフラットケーブル
(13)が外側円筒部(12a)側に所定量以上に巻き
戻された場合には、第1の回転体(11)の内側円筒部
(11a)において、フレキシブルフラットケーブル
(13)及びカッタ部材(21)が巻き戻す方向とは逆
の方向に食い込むことになる。この際、カッタ部材(2
1)に沿うフレキシブルフラットケーブル(13)とカ
ッタ部材(21)とが互いに押圧するようになり、基端
部(21a)に位置するカッタ(21c)がフレキシブ
ルフラットケーブル(13)に食い込むことになる。こ
のため、フレキシブルフラットケーブル(13)が切断
される。
【0015】
【実施例】以下、この発明の実施例を図1〜図16を参
照して説明する。まず、図1〜図8を参照してこの発明
の第1実施例を説明する。
【0016】図8に示すように、相対回転部材間継電装
置10は、内側円筒部11aを有する回転体(第1の回
転体)11と、この回転体11に対して相対的に回転す
るように設けられ、前記内側円筒部11aを所定の間隔
をおいて囲む外側円筒部12aを有する固定体(第2の
回転体)12と、前記内側円筒部11aと外側円筒部1
2aとの間の環状の空間K内に、渦巻き状に巻かれた状
態で収納され、内周端部(一端部)13aが前記内側円
筒部11aの回転側保持部11cに保持され、外周端部
(他端部)13bが前記外側円筒部12aに保持される
フレキシブルフラットケーブル13と、前記内側円筒部
11aの上端部に取り付けられ、前記フレキシブルフラ
ットケーブル13の内周端部13aを上側に引き出すア
ッパーカバー14とを備えている。そして、図1及び図
2に示すように、回転体11及び固定体12の相対回転
により、フレキシブルフラットケーブル13が内側円筒
部11a側に所定量以上に巻き付けられた際、あるいは
外側円筒部12a側に所定量以上に巻き戻された際に、
同フレキシブルフラットケーブル13を切断する切断手
段17を備えている。以下、上記各構成について詳細に
説明する。
【0017】回転体11は、図1に示すように、回転中
心となる内側円筒部11a及びフランジ部11bを有し
ており、例えば自動車におけるハンドル部のステアリン
グホイール側(回転部材側)に連結されるようになって
いる。そして、内側円筒部11aの壁部には、フレキシ
ブルフラットケーブル13の内周端部13aを保持する
回転側保持部11cが設けられている。さらに、内側円
筒部11aの外周面には、切断手段17を保持する切断
手段保持凹部11dが設けられている。
【0018】固定体12は、図8に示すように、外側円
筒部12aの下端部内側に環状底板部12bを有し、外
側円筒部12aの下端部外側に位置するブラケット12
cを介して、例えば自動車におけるハンドル部のステア
リングコラム側(固定部材側)に連結されるようになっ
ている。また、外側円筒部12aには、フレキシブルフ
ラットケーブル13の外周端部13bを保持するととも
に、この外周端部13bを固定部材側に引き出すための
スリット12dが形成されている。さらに、外側円筒部
12aには、後述する固定側コネクタ13dを保持する
固定側ホルダ12eが設けられている。
【0019】フレキシブルフラットケーブル13は、図
8に示すように、その内周端部13aが上方に直角に折
り曲げられており、この折り曲げられた部分が上記回転
側保持部11cに保持されるようになっている。そし
て、内周端部13aの先端部には、回転側コネクタ13
cに接続されている。また、外周端部13bは、固定体
12に形成されたスリット12dから外側に引き出され
ており、その先端部には固定側コネクタ13dが接続さ
れている。この固定側コネクタ13dは、固定体12に
設けられた固定側ホルダ12eによって保持されるよう
になっている。
【0020】アッパーカバー14は、図8に示すよう
に、内側円筒部11aと同軸状の貫通孔14aを有して
おり、ねじ(図示ぜず)を介して内側円筒部11aの上
端部に固定されるようになっている。そして、貫通孔1
4aの部分には、内側円筒部11aの回転側保持部11
cに対応する位置に、フレキシブルフラットケーブル1
3の内周端部13aを引き出すための切欠14bが形成
されている。さらに、アッパーカバー14の上面には、
内周端部13aに接続された回転側コネクタ13cを保
持するための回転側ホルダ14cが設けられている。さ
らにまた、アッパーカバー14の上面には、注意書き等
が記載されたラベル16が貼付されている。
【0021】切断手段17は、図1〜図3に示すよう
に、基端部18aが内側円筒部11aに回転自在に支持
され、先端部18bが内側円筒部11aに対して離接す
る方向に移動するカッタアーム18と、このカッタアー
ム18の先端部18bに設けられたカッタホルダ19
と、このカッタホルダ19に設けられ、先端部18bに
位置するフレキシブルフラットケーブル13に対向する
ように配されたカッタ20とを備えている。
【0022】カッタアーム18は、コ字状に形成されて
おり、上下2つの基端部18aが内側円筒部11aに形
成された回転支持凹部11eに回転自在に支持され、そ
の回転により先端部18bが内側円筒部11aに対して
離接する方向に移動するようになっている。そして、先
端部18bには、後述するカッタホルダ19の脚部19
bを案内する案内溝18cが形成されている。
【0023】カッタホルダ19は、カッタ20を保持す
るカッタ保持部19aと、このカッタ保持部19aの両
端部に設けられた4つの脚部19bとを備えている。そ
して、各脚部19bには、カッタアーム18の各案内溝
18cに嵌まった状態で、カッタアーム18の裏面に係
止する係止部19cが設けられている。
【0024】さらに、各脚部19bには、通常時、カッ
タアーム18の先端部18bに位置するフレキシブルフ
ラットケーブル13の側縁部に当接し、カッタ20がフ
レキシブルフラットケーブル13に当接するのを阻止す
るストッパ19dが設けられている。ただし、このスト
ッパ19dは、カッタホルダ19がフレキシブルフラッ
トケーブル13側に押された際に、同フレキシブルフラ
ットケーブル13の側縁部を乗り越えるようになってい
る。また、内側円筒部11aには、カッタホルダ19の
脚部19bが入出可能な凹部11fが形成されている。
【0025】カッタ20は、カッタアーム18の先端部
18b上に位置するフレキシブルフラットケーブル13
に対向するように配されている。
【0026】上記のように構成された相対回転部材間継
電装置10においては、まず一番下に位置する回転体1
1を例えば組立作業台の上に置き、この上に固定体12
を置く。これにより、回転体11のフランジ部11bの
上に固定体12の環状底板部12bが載り、内側円筒部
11aと外側円筒部12aとにより環状の空間Kが形成
される。そして、内側円筒部11aの切断手段保持凹部
11dにカッタアーム18を嵌めるとともに、渦巻状に
巻かれたフレキシブルフラットケーブル13を内側円筒
部11aと外側円筒部12aとの間の空間Kに収納す
る。
【0027】この際に、フレキシブルフラットケーブル
13の内周端部13aを内側円筒部11aの回転側保持
部11cに挿入する。そして、カッタホルダ19をカッ
タアーム18の先端部18bに取り付ける。これによ
り、フレキシブルフラットケーブル13がカッタアーム
18の先端部18bとカッタホルダ19によって挟持さ
れた状態になる。ただし、ストッパ19dがあるので、
カッタ20はフレキシブルフラットケーブル13から離
れた状態になっている。
【0028】また、フレキシブルフラットケーブル13
の外周端部13bを外側円筒部12aのスリット12d
で保持するとともに、このスリット12dから外側に引
き出す。そして、固定側コネクタ13dを固定側ホルダ
12eに取り付ける。次ぎに、内側円筒部11aの上端
部にアッパーカバー14を載置しながら、フレキシブル
フラットケーブル13の内周端部13a及び回転側コネ
クタ13cを貫通孔14aから上方に引き出す。そし
て、アッパーカバー14を内側円筒部11aの上端部に
ねじで固定し、回転側コネクタ13cを回転側ホルダ1
4cに取り付ける。これにより、アッパーカバー14か
らフレキシブルフラットケーブル13の内周端部13a
が上方に引き出され、かつ外側円筒部12aの上端部が
覆われた状態になる。そして、最後に、アッパーカバー
14の上面にラベル16を貼付する。
【0029】次ぎに上記のように構成された相対回転部
材間継電装置10が自動車のハンドルの部分に取り付け
られた場合の作用を説明する。
【0030】まず、ハンドルを回すことにより、回転体
11が固定体12に対して回転する。この際、フレキシ
ブルフラットケーブル13が内側円筒部11a側に巻き
付く方向にハンドルを回す。そうすると、内側円筒部1
1a及び切断手段17の外側を囲むようにフレキシブル
フラットケーブル13が巻き付くようになる。この際、
互いに重なりあうフレキシブルフラットケーブル13同
志間、切断手段17とフレキシブルフラットケーブル1
3との間、あるいは内側円筒部11aとフレキシブルフ
ラットケーブル13との間に十分な余裕がある状態で、
ハンドルの回転が止まれば、フレキシブルフラットケー
ブル13に過度の力が作用することがなく、上記切断手
段17によってフレキシブルフラットケーブル13が切
断されることもない。
【0031】また、ハンドルの回転により、フレキシブ
ルフラットケーブル13が外側円筒部12a側に巻き戻
された際にも、互いに重なりあうフレキシブルフラット
ケーブル13同志間、切断手段17とフレキシブルフラ
ットケーブル13との間、あるいは外側円筒部12aと
フレキシブルフラットケーブル13との間に十分な余裕
がある状態で、ハンドルの回転が止まれば、フレキシブ
ルフラットケーブル13に過度の力が作用することがな
く、上記切断手段17によってフレキシブルフラットケ
ーブル13が切断されることもない。
【0032】しかし、組み立てミスなどにより、上記ハ
ンドルの回転範囲における中立点が一方の方向にずれて
いる場合には、図4に示すように、フレキシブルフラッ
トケーブル13が内側円筒部11a側に密着するように
巻き付いて、突っ張った状態になることがある。すなわ
ち、フレキシブルフラットケーブル13が内側円筒部1
1a側に所定量以上に巻き付けられる場合がある。この
ような場合には、図5に示すように、カッタホルダ19
の外側に位置するフレキシブルフラットケーブル13に
よって、同カッタホルダ19が内側に押されることにな
る。すなわち、カッタホルダ19には、フレキシブルフ
ラットケーブル13から内側円筒部11a側に向けて力
Fが作用することになる。そうすると、カッタホルダ1
9のストッパ19dがカッタアーム18の先端部18a
上に位置するフレキシブルフラットケーブル13の側縁
部を乗り越え、カッタ20がフレキシブルフラットケー
ブル13に食い込んで、同フレキシブルフラットケーブ
ル13を切断することになる。
【0033】一方、上記ハンドルの回転範囲における中
立点が他方の方向にずれている場合には、図6に示すよ
うに、フレキシブルフラットケーブル13が外側円筒部
12aに密着するように巻き戻された後、さらに巻き戻
す方向にハンドルが回転可能なことがある。すなわち、
フレキシブルフラットケーブル13が外側円筒部12a
側に所定量以上に巻き戻されることがある。この場合に
は、第1の回転体11の内側円筒部11aにおいて、フ
レキシブルフラットケーブル13が巻き戻す方向のとは
逆の方向に食い込むことになる。しかしこの際には、図
7に示すように、カッタアーム18が内側円筒部11a
における基端部18aを支点にして回転し、先端部18
bが外側円筒部12aに密着するフレキシブルフラット
ケーブル13に当接することになる。そうすると、図7
に示すように、当接力Fにより、カッタホルダ19のス
トッパ19dがカッタアーム18の先端部18a上に位
置するフレキシブルフラットケーブル13の側縁部を乗
り越え、カッタ20がフレキシブルフラットケーブル1
3に食い込んで、同フレキシブルフラットケーブル13
を切断することになる。
【0034】以上説明したように相対回転部材間継電装
置10によれば、フレキシブルフラットケーブル13が
内側円筒部11a側に所定量以上に巻き付けられた際に
も、また外側円筒部12a側に所定量以上に巻き戻され
た際にも、一つのカッタ20でフレキシブルフラットケ
ーブル13を切断することができる。したがって、従来
に比べてカッタの数を半分に減らすことができ、コスト
の低減を図ることができる。
【0035】さらに、上記のようにフレキシブルフラッ
トケーブル13が所定量以上に巻き付けられたり、所定
量以上に巻き戻されたりしない限り、カッタ20がフレ
キシブルフラットケーブル13に当接することがないか
ら、通常の使用状態において、フレキシブルフラットケ
ーブル13がカッタ20によって傷付くのを防止するこ
とができる。
【0036】また、フレキシブルフラットケーブル13
の切断は、組み立てミスに原因であり、この組み立てミ
スはフレキシブルフラットケーブル13に通電すること
により即座に発見することができる。したがって、ユー
ザが実際に使用しているときにフレキシブルフラットケ
ーブル13が切断するというような危険を防止すること
ができる。
【0037】なお、上記実施例においては、カッタアー
ム18の基端部18aを内側円筒部11aの回転支持凹
部11eに単に挿入するように構成したが、図9及び図
10に示すように、カッタアーム18の基端部18aに
係止ピンAを設け、回転支持凹部11eには係止ピンA
が嵌まる係止孔Bを設けるように構成してもよい。
【0038】次ぎに、この発明の第2実施例を図11〜
図16を参照して説明する。ただし、図1〜図8に示す
第1実施例の構成要素と共通する要素には同一の符号を
付し、その説明を簡略化する。この第2実施例が第1実
施例と異なる点は、切断手段17の構造が異なる点であ
る。
【0039】すなわち、切断手段17は、図11〜図1
3に示すように、フレキシブルフラットケーブル13の
内側円筒部11aに対面する側の部分に設けられたカッ
タ部材21と、このカッタ部材21におけるフレキシブ
ルフラットケーブル13の内周端部13a側に位置する
基端部21aに設けられ、フレキシブルフラットケーブ
ル13に対向するように配されたカッタ21cとを備え
ている。
【0040】カッタ部材21の基端部21aには、フレ
キシブルフラットケーブル13の側縁部を案内する一対
の案内板21eが設けられており、これらの各案内板2
1eには、通常時、カッタ21cがフレキシブルフラッ
トケーブル13に当接するのを阻止するストッパ21d
が設けられている。このストッパ21dは、凸状に形成
されたものであり、フレキシブルフラットケーブル13
がカッタ21c側に所定の力で押された場合に、フレキ
シブルフラットケーブル13の側縁部を乗り越えるよう
になっている。
【0041】また、カッタ部材21の先端部21bに
は、幅方向の一方の端部に係止突起21fが設けられ、
他方の端部に係止板21gが設けられている。係止板2
1gは、他方の端部にヒンジ部21hを介して揺動自在
に設けられており、その先端部には係止突起21fに係
合する係止孔21iが設けられている。そして、係止板
21gは、その係止孔21iを係止突起21fに係合さ
せることにより、カッタ部材21の先端部21bと共同
して、フレキシブルフラットケーブル13を挟持するよ
うになっている。
【0042】次ぎに上記のように構成された相対回転部
材間継電装置10が自動車のハンドルに取り付けられた
場合の作用を説明する。
【0043】ハンドルの回転範囲における中立点が正し
ければ、上記第1実施例と同様に、フレキシブルフラッ
トケーブル13が切断されることがない。
【0044】しかし、組み立てミスなどにより、上記ハ
ンドルの回転範囲における中立点が一方の方向にずれて
いる場合には、図14に示すように、フレキシブルフラ
ットケーブル13が内側円筒部11a側に密着するよう
に巻き付いて、突っ張った状態になることがある。すな
わち、フレキシブルフラットケーブル13が内側円筒部
11a側に所定量以上に巻き付けられる場合がある。こ
のような場合には、カッタ部材21の外側に位置するフ
レキシブルフラットケーブル13によって、同カッタ部
材21が内側円筒部11aに押し付けられる。そうする
と、カッタ部材21のストッパ21dがフレキシブルフ
ラットケーブル13の側縁部を乗り越え、カッタ21c
がフレキシブルフラットケーブル13に食い込んで、同
フレキシブルフラットケーブル13が切断される。
【0045】一方、上記ハンドルの回転範囲における中
立点が他方の方向にずれている場合には、図15に示す
ように、フレキシブルフラットケーブル13が外側円筒
部12aに密着するように巻き戻された後、さらに巻き
戻す方向にハンドルが回転可能なことがある。すなわ
ち、フレキシブルフラットケーブル13が外側円筒部1
2a側に所定量以上に巻き戻されることがある。この場
合には、図16に示すように、第1の回転体11の内側
円筒部11aにおいて、フレキシブルフラットケーブル
13及びカッタ部材21が巻き戻す方向とは逆の方向に
食い込む。この際、カッタ部材21に沿うフレキシブル
フラットケーブル13とカッタ部材21とが互いに押圧
するようになり、この押圧力により、ストッパ21dが
フレキシブルフラットケーブル13の側縁部を乗り越え
ることになる。このため、カッタ21cがフレキシブル
フラットケーブル13に食い込み、同フレキシブルフラ
ットケーブル13が切断される。
【0046】上記のように構成された相対回転部材間継
電装置10においても、上記第1実施例と同様の効果を
奏する。
【0047】なお、上記各実施例においては、第1の回
転体を回転体11として回転部材側に連結し、第2の回
転体を固定体12として固定部材側に連結した例を示し
たが、第1の回転体を固定体12として固定部材側に連
結し、第2の回転体を回転体11として回転部材側に連
結するように構成してもよい。
【0048】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、フレキシ
ブルフラットケーブルが内側円筒部側に所定量以上に巻
き付けられた際にも、また外側円筒部側に所定量以上に
巻き戻された際にも、一つのカッタでフレキシブルフラ
ットケーブルを切断することができる。したがって、従
来に比べてカッタの数を半分に減らすことができ、コス
トの低減を図ることができる。また、請求項2に係る発
明においても、上記請求項1に係る発明と同様の効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例として示した相対回転部
材間継電装置における切断手段の分解斜視図。
【図2】同相対回転部材間継電装置における切断手段を
示す斜視図。
【図3】同相対回転部材間継電装置における切断手段を
示す要部断面図。
【図4】同相対回転部材間継電装置における切断手段の
作用を説明する平面図。
【図5】同相対回転部材間継電装置における切断手段の
作用を説明する断面図。
【図6】同相対回転部材間継電装置における切断手段の
作用を説明する平面図。
【図7】同相対回転部材間継電装置における切断手段の
作用を説明する断面図。
【図8】同相対回転部材間継電装置の分解斜視図。
【図9】第1実施例で示した内側円筒部の他の例を示す
斜視図。
【図10】第1実施例で示したカッタアームの他の例を
示す斜視図。
【図11】この発明の第2実施例として示した相対回転
部材間継電装置における切断手段の斜視図。
【図12】同相対回転部材間継電装置におけるカッタ部
材を示す斜視図。
【図13】同相対回転部材間継電装置における切断手段
の平面図。
【図14】同相対回転部材間継電装置における切断手段
の作用を説明する平面図。
【図15】同相対回転部材間継電装置における切断手段
の作用を説明する平面図。
【図16】同相対回転部材間継電装置における切断手段
の作用を説明する平面図。
【符号の説明】
10 相対回転部材間継電装置 11 第1の回転体(回転体) 11a 内側円筒部 11b フランジ部 11c 回転側保持部 12 第2の回転体(固定体) 12a 外側円筒部 12b 環状底板部 13 フレキシブルフラットケーブル 13a 一端部(内周端部) 13b 他端部(外周端部) 17 切断手段 18 カッタアーム 18a 基端部 18b 先端部 19 カッタホルダ 19d ストッパ 20 カッタ 21 カッタ部材 21a 基端部 21b 先端部 21c カッタ 21d ストッパ K 空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65H 75/34 - 75/50 B60R 16/02 675 H01R 35/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内側円筒部を有する第1の回転体と、こ
    の第1の回転体に対して相対的に回転するように設けら
    れ、前記内側円筒部を所定の間隔をおいて囲む外側円筒
    部を有する第2の回転体とを備え、前記第1の回転体及
    び第2の回転体のいずれか一方が固定的に保持され、他
    方が所定の回転範囲内で回転可能となる相対回転部材間
    継電装置であって、 前記内側円筒部と外側円筒部との間の環状の空間内に、
    渦巻き状に巻かれた状態で収納され、一端部が前記内側
    円筒部に保持され、他端部が前記外側円筒部に保持され
    るフレキシブルフラットケーブルと、 前記第1の回転体及び第2の回転体の相対回転により、
    前記フレキシブルフラットケーブルが内側円筒部側に所
    定量以上に巻き付けられた際あるいは外側円筒部側に所
    定量以上に巻き戻された際に、同フレキシブルフラット
    ケーブルを切断する切断手段とを備えた相対回転部材間
    継電装置において、 前記切断手段は、基端部が前記内側円筒部に回転自在に
    支持され、先端部が内側円筒部に対して離接する方向に
    移動するカッタアームと、このカッタアームの先端部に
    設けられたカッタホルダと、このカッタホルダに設けら
    れ、前記先端部に位置するフレキシブルフラットケーブ
    ルに対向するように配されたカッタとを備えてなること
    を特徴とする相対回転部材間継電装置。
  2. 【請求項2】 内側円筒部を有する第1の回転体と、
    この第1の回転体に対して相対的に回転するように設け
    られ、前記内側円筒部を所定の間隔をおいて囲む外側円
    筒部を有する第2の回転体とを備え、前記第1の回転体
    及び第2の回転体のいずれか一方が固定的に保持され、
    他方が所定の回転範囲内で回転可能となる相対回転部材
    間継電装置であって、 前記内側円筒部と外側円筒部との間の環状の空間内に、
    渦巻き状に巻かれた状態で収納され、一端部が前記内側
    円筒部に保持され、他端部が前記外側円筒部に保持され
    るフレキシブルフラットケーブルと、 前記第1の回転体及び第2の回転体の相対回転により、
    前記フレキシブルフラットケーブルが内側円筒部側に所
    定量以上に巻き付けられた際あるいは外側円筒部側に所
    定量以上に巻き戻された際に、同フレキシブルフラット
    ケーブルを切断する切断手段とを備えた相対回転部材間
    継電装置において、 前記切断手段は、前記フレキシブルフラットケーブルに
    おける前記内側円筒部に対面する側の部分に設けられた
    カッタ部材と、このカッタ部材における前記フレキシブ
    ルフラットケーブルの一端部側に位置する基端部に設け
    られ、前記フレキシブルフラットケーブルに対向するよ
    うに配されたカッタとを備えてなることを特徴とする相
    対回転部材間継電装置。
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