JP3303600B2 - ロールコネクタ - Google Patents
ロールコネクタInfo
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- JP3303600B2 JP3303600B2 JP12145995A JP12145995A JP3303600B2 JP 3303600 B2 JP3303600 B2 JP 3303600B2 JP 12145995 A JP12145995 A JP 12145995A JP 12145995 A JP12145995 A JP 12145995A JP 3303600 B2 JP3303600 B2 JP 3303600B2
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- Japan
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- outer cylinder
- cylinder portion
- inner cylinder
- wall
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固定体と可動体との間
の電気的接続を可撓性ケーブルを用いて行うロールコネ
クタに関し、特に自動車のステアリング装置などに使用
されるものである。
の電気的接続を可撓性ケーブルを用いて行うロールコネ
クタに関し、特に自動車のステアリング装置などに使用
されるものである。
【0002】
【従来技術】ロールコネクタは、フラットケーブルなど
の可撓性ケーブルの一端を固定体に、他端を可動体にそ
れぞれ固定し、該可動体を回転させたとき、可撓性ケー
ブルを可動体側に巻き込んだり、またはそれから巻き戻
したりすることによって、可動体を所定量回転させるこ
とができるようにしたもので、自動車のステアリング装
置などに使用されるものである。
の可撓性ケーブルの一端を固定体に、他端を可動体にそ
れぞれ固定し、該可動体を回転させたとき、可撓性ケー
ブルを可動体側に巻き込んだり、またはそれから巻き戻
したりすることによって、可動体を所定量回転させるこ
とができるようにしたもので、自動車のステアリング装
置などに使用されるものである。
【0003】従来のロールコネクタは、例えば図3に示
すように、外筒部1、外筒部1に対して相対的に同軸状
に回動自在である内筒部2、フラットケーブル3および
断面C字状で開口を有する環状の移動体4から構成され
ている。移動体4には、弾性体からなる複数のロール5
が回動可能に取り付けられている。フラットケーブル3
は、外筒部1と内筒部2の間の環状空間に収納されると
ともに、U字状の反転部3aを介して外筒部1と内筒部
2とに逆向きに巻回されている。フラットケーブル3の
一端は外筒部1の貫通穴6を通して外筒部1の外側に導
かれて固定部8で固定され、他端は内筒部2の貫通穴7
を通して内筒部2の内側に導かれて固定部9で固定され
ている。移動体4は外筒部1と内筒部2の間の環状空間
に配置され、一方の開口端4aでフラットケーブル3の
反転部3aを形成している。ロール5はフラットケーブ
ル3を軽く外筒部1と内筒部2の壁面に押圧している。
すように、外筒部1、外筒部1に対して相対的に同軸状
に回動自在である内筒部2、フラットケーブル3および
断面C字状で開口を有する環状の移動体4から構成され
ている。移動体4には、弾性体からなる複数のロール5
が回動可能に取り付けられている。フラットケーブル3
は、外筒部1と内筒部2の間の環状空間に収納されると
ともに、U字状の反転部3aを介して外筒部1と内筒部
2とに逆向きに巻回されている。フラットケーブル3の
一端は外筒部1の貫通穴6を通して外筒部1の外側に導
かれて固定部8で固定され、他端は内筒部2の貫通穴7
を通して内筒部2の内側に導かれて固定部9で固定され
ている。移動体4は外筒部1と内筒部2の間の環状空間
に配置され、一方の開口端4aでフラットケーブル3の
反転部3aを形成している。ロール5はフラットケーブ
ル3を軽く外筒部1と内筒部2の壁面に押圧している。
【0004】ここで、内筒部2が巻き締めの方向(図3
において時計回り)に回転すると、移動体4はフラット
ケーブル3の反転部3aからの力を受けて、内筒部2と
同方向に回転し、外筒部1のフラットケーブル3は巻き
戻される。また、これとは逆に内筒部2が巻き戻しの方
向(図3において反時計回り)に回転すると、移動体4
も反時計回りに回転し、外筒部1にフラットケーブル3
は巻かれる。
において時計回り)に回転すると、移動体4はフラット
ケーブル3の反転部3aからの力を受けて、内筒部2と
同方向に回転し、外筒部1のフラットケーブル3は巻き
戻される。また、これとは逆に内筒部2が巻き戻しの方
向(図3において反時計回り)に回転すると、移動体4
も反時計回りに回転し、外筒部1にフラットケーブル3
は巻かれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、内筒部2を
巻き締めの方向に回転して、外筒部1に巻かれていたフ
ラットケーブル3をすべて巻き戻す際に、過度に回転す
ると、貫通穴6においてフラットケーブル3の方向が変
わることによる屈曲が生じたり、曲げ応力が集中して、
導通接続の信頼性を低下させ、このような操作を繰り返
すと、フラットケーブル3が断線するという問題があっ
た。また、内筒部2を巻き戻す際に過度に回転すると、
貫通穴7においてフラットケーブル3が折れ曲がり、同
様の問題が生じた。
巻き締めの方向に回転して、外筒部1に巻かれていたフ
ラットケーブル3をすべて巻き戻す際に、過度に回転す
ると、貫通穴6においてフラットケーブル3の方向が変
わることによる屈曲が生じたり、曲げ応力が集中して、
導通接続の信頼性を低下させ、このような操作を繰り返
すと、フラットケーブル3が断線するという問題があっ
た。また、内筒部2を巻き戻す際に過度に回転すると、
貫通穴7においてフラットケーブル3が折れ曲がり、同
様の問題が生じた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決したロールコネクタを提供するもので、請求項1の発
明は、外筒部と、該外筒部に対して同軸状に相対的に回
動可能である内筒部と、前記外筒部と内筒部の間の環状
空間に装着され、断面C字状で開口を有する環状の移動
体と、前記環状空間に収納された可撓性ケーブルとを備
え、該可撓性ケーブルは、前記移動体の開口端でU字状
の反転部を形成して前記外筒部と内筒部とに逆向きに巻
回されているロールコネクタにおいて、移動体には、ス
トッパー板がその端部が外筒部内壁に押圧されるように
取り付けられており、外筒部内壁には係止部が設けられ
ており、内筒部に可撓性ケーブルを巻き付ける方向に内
筒部を外筒部に対して相対的に所定数回転すると、前記
ストッパー板が前記係止部で係止され、内筒部と外筒部
の相対的な回転が停止することを特徴とするものであ
る。
決したロールコネクタを提供するもので、請求項1の発
明は、外筒部と、該外筒部に対して同軸状に相対的に回
動可能である内筒部と、前記外筒部と内筒部の間の環状
空間に装着され、断面C字状で開口を有する環状の移動
体と、前記環状空間に収納された可撓性ケーブルとを備
え、該可撓性ケーブルは、前記移動体の開口端でU字状
の反転部を形成して前記外筒部と内筒部とに逆向きに巻
回されているロールコネクタにおいて、移動体には、ス
トッパー板がその端部が外筒部内壁に押圧されるように
取り付けられており、外筒部内壁には係止部が設けられ
ており、内筒部に可撓性ケーブルを巻き付ける方向に内
筒部を外筒部に対して相対的に所定数回転すると、前記
ストッパー板が前記係止部で係止され、内筒部と外筒部
の相対的な回転が停止することを特徴とするものであ
る。
【0007】また、請求項2の発明は、外筒部と、該外
筒部に対して同軸状に相対的に回動可能である内筒部
と、前記外筒部と内筒部の間の環状空間に装着され、断
面C字状で開口を有する環状の移動体と、前記環状空間
に収納された可撓性ケーブルとを備え、該可撓性ケーブ
ルは、前記移動体の開口端でU字状の反転部を形成して
前記外筒部と内筒部とに逆向きに巻回されているロール
コネクタにおいて、移動体には、ストッパー板がその端
部が内筒部外壁に押圧されるように取り付けられてお
り、内筒部外壁には係止部が設けられており、外筒部に
可撓性ケーブルを巻き付ける方向に内筒部を外筒部に対
して相対的に所定数回転すると、前記ストッパー板が前
記係止部で係止され、内筒部と外筒部の相対的な回転が
停止することを特徴とするものである。
筒部に対して同軸状に相対的に回動可能である内筒部
と、前記外筒部と内筒部の間の環状空間に装着され、断
面C字状で開口を有する環状の移動体と、前記環状空間
に収納された可撓性ケーブルとを備え、該可撓性ケーブ
ルは、前記移動体の開口端でU字状の反転部を形成して
前記外筒部と内筒部とに逆向きに巻回されているロール
コネクタにおいて、移動体には、ストッパー板がその端
部が内筒部外壁に押圧されるように取り付けられてお
り、内筒部外壁には係止部が設けられており、外筒部に
可撓性ケーブルを巻き付ける方向に内筒部を外筒部に対
して相対的に所定数回転すると、前記ストッパー板が前
記係止部で係止され、内筒部と外筒部の相対的な回転が
停止することを特徴とするものである。
【0008】
【作用】請求項1記載の発明では、移動体には、ストッ
パー板がその端部が外筒部内壁に押圧されるように取り
付けられており、外筒部内壁には係止部が設けられてお
り、内筒部に可撓性ケーブルを巻き付ける方向に内筒部
を外筒部に対して相対的に所定数回転すると、前記可撓
性ケーブルの反転部が外筒部の貫通穴に到達する前に、
前記ストッパー板が前記係止部で係止され、内筒部と外
筒部の相対的な回転が停止する。従って、可撓性ケーブ
ルが前記貫通穴近傍において屈曲したり、断線したりす
ることを防ぐことができる。
パー板がその端部が外筒部内壁に押圧されるように取り
付けられており、外筒部内壁には係止部が設けられてお
り、内筒部に可撓性ケーブルを巻き付ける方向に内筒部
を外筒部に対して相対的に所定数回転すると、前記可撓
性ケーブルの反転部が外筒部の貫通穴に到達する前に、
前記ストッパー板が前記係止部で係止され、内筒部と外
筒部の相対的な回転が停止する。従って、可撓性ケーブ
ルが前記貫通穴近傍において屈曲したり、断線したりす
ることを防ぐことができる。
【0009】同様に、請求項2記載の発明では、上記と
同じように、ストッパー板がその端部が内筒部外壁に押
圧されるように取り付けられており、内筒部外壁には係
止部が設けられており、外筒部に可撓性ケーブルを巻き
付ける方向に内筒部を外筒部に対して相対的に所定数回
転すると、前記可撓性ケーブルの反転部が内筒部の貫通
穴に到達する前に、前記ストッパー板が前記係止部で係
止され、内筒部と外筒部の相対的な回転が停止する。従
って、可撓性ケーブルが前記貫通穴近傍において屈曲し
たり、断線したりすることを防ぐことができる。
同じように、ストッパー板がその端部が内筒部外壁に押
圧されるように取り付けられており、内筒部外壁には係
止部が設けられており、外筒部に可撓性ケーブルを巻き
付ける方向に内筒部を外筒部に対して相対的に所定数回
転すると、前記可撓性ケーブルの反転部が内筒部の貫通
穴に到達する前に、前記ストッパー板が前記係止部で係
止され、内筒部と外筒部の相対的な回転が停止する。従
って、可撓性ケーブルが前記貫通穴近傍において屈曲し
たり、断線したりすることを防ぐことができる。
【0010】
【実施例】以下、図面に示した実施例に基づいて本発明
を詳細に説明する。図1は本発明にかかるロールコネク
タの一実施例の一部を省略した裏面から見た平面図であ
り、図2は一部省略した図1のA−A縦断面図である。
図中、従来技術の説明に用いた図3の符号と同一箇所に
は同一符号を用いた。図1および図2に示すように、本
実施例のロールコネクタは、外筒部1と、この外筒部1
に対して相対的に回動自在に装着された内筒部2と、外
筒部1と内筒部2に収納された可撓性ケーブルであるフ
ラットケーブル3と、このフラットケーブル3の間に配
置された移動体4と底板11とからなる。
を詳細に説明する。図1は本発明にかかるロールコネク
タの一実施例の一部を省略した裏面から見た平面図であ
り、図2は一部省略した図1のA−A縦断面図である。
図中、従来技術の説明に用いた図3の符号と同一箇所に
は同一符号を用いた。図1および図2に示すように、本
実施例のロールコネクタは、外筒部1と、この外筒部1
に対して相対的に回動自在に装着された内筒部2と、外
筒部1と内筒部2に収納された可撓性ケーブルであるフ
ラットケーブル3と、このフラットケーブル3の間に配
置された移動体4と底板11とからなる。
【0011】外筒部1は、フラットケーブル3を通す貫
通孔6と、該貫通孔6が兼ねる係止部12を有する。ま
た、外筒部1の上端には環状の内側に張り出す張出部1
aが設けられている。この外筒部1は、中央に円形のセ
ンタ孔11aを有する底板11上に同心円状に立設され
ている。
通孔6と、該貫通孔6が兼ねる係止部12を有する。ま
た、外筒部1の上端には環状の内側に張り出す張出部1
aが設けられている。この外筒部1は、中央に円形のセ
ンタ孔11aを有する底板11上に同心円状に立設され
ている。
【0012】一方、内筒部2は、フラットケーブル3を
通す貫通孔7と、該貫通孔7が兼ねる係止部13を有
し、また、内筒部2の上端には外側に張り出すように環
状の天板2aを有し、また、内筒部2の下端部には外径
が縮径した縮径部2bが設けられている。この内筒部2
は、底板11のセンタ孔11aと同心円状になるように
外筒部1と底板11の間に装着されている。即ち、天板
2aの外周端は外筒部1の上端に設けられた環状の張出
部1aの下側に位置している。また、内筒部2の縮径部
2bは摺動可能にセンタ孔11aの周端部で支持されて
いる。従って、外筒部1と内筒部2は相対的に回動自在
に装着されている。
通す貫通孔7と、該貫通孔7が兼ねる係止部13を有
し、また、内筒部2の上端には外側に張り出すように環
状の天板2aを有し、また、内筒部2の下端部には外径
が縮径した縮径部2bが設けられている。この内筒部2
は、底板11のセンタ孔11aと同心円状になるように
外筒部1と底板11の間に装着されている。即ち、天板
2aの外周端は外筒部1の上端に設けられた環状の張出
部1aの下側に位置している。また、内筒部2の縮径部
2bは摺動可能にセンタ孔11aの周端部で支持されて
いる。従って、外筒部1と内筒部2は相対的に回動自在
に装着されている。
【0013】フラットケーブル3の外方端は外筒部1の
貫通孔6を通して、外筒部1の外側に設置された第1の
コネクタからなる固定部8に接続されている。一方、フ
ラットケーブル3の内方端は内筒部2の貫通孔7を通し
て、内筒部2の内側に設置された第2のコネクタからな
る固定部9に接続されている。このフラットケーブル3
は、固定部8から貫通孔6を通して外筒部1の内壁に反
時計方向に巻回され、途中でU字状に反転して、内筒部
2の外壁に時計方向に巻回され、貫通孔7を通して固定
部9に接続されている。
貫通孔6を通して、外筒部1の外側に設置された第1の
コネクタからなる固定部8に接続されている。一方、フ
ラットケーブル3の内方端は内筒部2の貫通孔7を通し
て、内筒部2の内側に設置された第2のコネクタからな
る固定部9に接続されている。このフラットケーブル3
は、固定部8から貫通孔6を通して外筒部1の内壁に反
時計方向に巻回され、途中でU字状に反転して、内筒部
2の外壁に時計方向に巻回され、貫通孔7を通して固定
部9に接続されている。
【0014】移動体4は開口端4aを有する平面がC字
状の環状体をなし、外筒部1と内筒部2の間の環状空間
に移動可能に配置されており、開口端4aの一端でフラ
ットケーブル3の反転部3aを形成している。この移動
体4には、複数個の弾性体からなるロール5が底板11
に平行にかつ底板11に垂直な軸を回転軸として回転可
能に取り付けられている。このロール5の外径は、外周
端がフラットケーブル3を外筒部1の内壁と内筒部2の
外壁に軽く押圧するような寸法である。また、移動体4
には、2枚のストッパー板14、15が底板11に垂直
に取り付けられている。ストッパー板14には、バネ
(図示せず)により反時計回りの回転力が加わってお
り、その一端は外筒部1の内壁を軽く押圧している。ま
た、ストッパー板15には、バネ(図示せず)により時
計回りの回転力が加わっており、その一端は内筒部2の
外壁を軽く押圧している。
状の環状体をなし、外筒部1と内筒部2の間の環状空間
に移動可能に配置されており、開口端4aの一端でフラ
ットケーブル3の反転部3aを形成している。この移動
体4には、複数個の弾性体からなるロール5が底板11
に平行にかつ底板11に垂直な軸を回転軸として回転可
能に取り付けられている。このロール5の外径は、外周
端がフラットケーブル3を外筒部1の内壁と内筒部2の
外壁に軽く押圧するような寸法である。また、移動体4
には、2枚のストッパー板14、15が底板11に垂直
に取り付けられている。ストッパー板14には、バネ
(図示せず)により反時計回りの回転力が加わってお
り、その一端は外筒部1の内壁を軽く押圧している。ま
た、ストッパー板15には、バネ(図示せず)により時
計回りの回転力が加わっており、その一端は内筒部2の
外壁を軽く押圧している。
【0015】なお、上述のように、本実施例では貫通孔
6、7がそれぞれ係止部12、13を兼ねているが、ス
トッパー板14と外筒部1の内壁に設けられた係止部1
2とは、以下のような位置関係になるように設定する。
即ち、内筒部2を外筒部1に対して時計回りに所定数回
転すると、外筒部1の内壁にフラットケーブルが存在し
なくなっても、反転部3aが時計回りに移動して貫通孔
6に近づくが、該反転部3aが貫通孔6に到達する直前
に、ストッパー板14端部が係止部12に突き当たり、
回転が阻止されようにする。また、ストッパー板15と
内筒部2の外壁に設けられた係止部13とは、以下のよ
うな位置関係になるように設定する。即ち、外筒部1を
内筒部2に対して時計回りに所定数回転すると、内筒部
2の外壁にフラットケーブルが存在しなくなっても、反
転部3aが時計回りに移動して貫通孔7に近づくが、該
反転部3aが貫通孔7に到達する直前に、ストッパー板
15端部が係止部13に突き当たり、回転が阻止されよ
うにする。
6、7がそれぞれ係止部12、13を兼ねているが、ス
トッパー板14と外筒部1の内壁に設けられた係止部1
2とは、以下のような位置関係になるように設定する。
即ち、内筒部2を外筒部1に対して時計回りに所定数回
転すると、外筒部1の内壁にフラットケーブルが存在し
なくなっても、反転部3aが時計回りに移動して貫通孔
6に近づくが、該反転部3aが貫通孔6に到達する直前
に、ストッパー板14端部が係止部12に突き当たり、
回転が阻止されようにする。また、ストッパー板15と
内筒部2の外壁に設けられた係止部13とは、以下のよ
うな位置関係になるように設定する。即ち、外筒部1を
内筒部2に対して時計回りに所定数回転すると、内筒部
2の外壁にフラットケーブルが存在しなくなっても、反
転部3aが時計回りに移動して貫通孔7に近づくが、該
反転部3aが貫通孔7に到達する直前に、ストッパー板
15端部が係止部13に突き当たり、回転が阻止されよ
うにする。
【0016】このように構成されたロールコネクタで
は、内筒部2が外筒部1に対して相対的に所定数回転し
て、貫通孔6、7においてフラットケーブル3が固定さ
れている方向と反対方向に曲げられる前に、ストッパー
板14、15が係止部12、13で係止されて回転が阻
止される。なお、外筒部1内壁にフラットケーブル3が
巻かれている状態でストッパー板14が係止部12に近
づいても、ストッパー板14はフラットケーブル3上を
滑り、係止されることはない。同様に、内筒部2外壁に
フラットケーブル3が巻かれている状態でストッパー板
15が係止部13に近づいても、ストッパー板15はフ
ラットケーブル3上を滑り、係止されることはない。
は、内筒部2が外筒部1に対して相対的に所定数回転し
て、貫通孔6、7においてフラットケーブル3が固定さ
れている方向と反対方向に曲げられる前に、ストッパー
板14、15が係止部12、13で係止されて回転が阻
止される。なお、外筒部1内壁にフラットケーブル3が
巻かれている状態でストッパー板14が係止部12に近
づいても、ストッパー板14はフラットケーブル3上を
滑り、係止されることはない。同様に、内筒部2外壁に
フラットケーブル3が巻かれている状態でストッパー板
15が係止部13に近づいても、ストッパー板15はフ
ラットケーブル3上を滑り、係止されることはない。
【0017】なお、係止部12、13の形状は、ストッ
パー板14、15端部が係止される形状であれば、上記
実施例に限定されることはない。また、ストッパー板1
4、15を外筒部1内壁、内筒部2外壁に押圧し、係止
部12、13で係止する機構として、上記実施例ではバ
ネを利用したが、これに限定されることはない。
パー板14、15端部が係止される形状であれば、上記
実施例に限定されることはない。また、ストッパー板1
4、15を外筒部1内壁、内筒部2外壁に押圧し、係止
部12、13で係止する機構として、上記実施例ではバ
ネを利用したが、これに限定されることはない。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、移動体には、ストッパー板がその端部が外筒
部内壁に押圧されるように取り付けられており、外筒部
内壁には係止部が設けられており、内筒部に可撓性ケー
ブルを巻き付ける方向に内筒部を外筒部に対して相対的
に所定数回転すると、前記ストッパー板が前記係止部で
係止され、内筒部と外筒部の相対的な回転が停止するの
で、外筒部の貫通穴においてフラットケーブルの屈曲を
防ぎ、導通接続の信頼性を確保することができるよいう
優れた効果がある。また、請求項2記載の発明によれ
ば、移動体には、ストッパー板がその端部が内筒部外壁
に押圧されるように取り付けられており、内筒部外壁に
は係止部が設けられており、外筒部に可撓性ケーブルを
巻き付ける方向に内筒部を外筒部に対して相対的に所定
数回転すると、前記ストッパー板が前記係止部で係止さ
れ、内筒部と外筒部の相対的な回転が停止するので、内
筒部の貫通穴においてフラットケーブルの屈曲を防ぎ、
導通接続の信頼性を確保することができるよいう優れた
効果がある。
によれば、移動体には、ストッパー板がその端部が外筒
部内壁に押圧されるように取り付けられており、外筒部
内壁には係止部が設けられており、内筒部に可撓性ケー
ブルを巻き付ける方向に内筒部を外筒部に対して相対的
に所定数回転すると、前記ストッパー板が前記係止部で
係止され、内筒部と外筒部の相対的な回転が停止するの
で、外筒部の貫通穴においてフラットケーブルの屈曲を
防ぎ、導通接続の信頼性を確保することができるよいう
優れた効果がある。また、請求項2記載の発明によれ
ば、移動体には、ストッパー板がその端部が内筒部外壁
に押圧されるように取り付けられており、内筒部外壁に
は係止部が設けられており、外筒部に可撓性ケーブルを
巻き付ける方向に内筒部を外筒部に対して相対的に所定
数回転すると、前記ストッパー板が前記係止部で係止さ
れ、内筒部と外筒部の相対的な回転が停止するので、内
筒部の貫通穴においてフラットケーブルの屈曲を防ぎ、
導通接続の信頼性を確保することができるよいう優れた
効果がある。
【図1】本発明にかかるロールコネクタの一実施例の一
部を省略した平面図である。
部を省略した平面図である。
【図2】一部を省略した図1のA−A縦断面図である。
【図3】従来のロールコネクタの一実施例の一部を省略
した平面図である。
した平面図である。
1 外筒部 1a 張出部 2 内筒部 2a 天板 2b 縮径部 3 フラットケーブル 3a 反転部 4 移動体 4a 開口端 5 ロール 6、7 貫通穴 8、9 固定部 11 底板 11a センタ孔 12、13 係止部 14、15 ストッパー板
Claims (2)
- 【請求項1】 外筒部と、該外筒部に対して同軸状に相
対的に回動可能である内筒部と、前記外筒部と内筒部の
間の環状空間に装着され、断面C字状で開口を有する環
状の移動体と、前記環状空間に収納された可撓性ケーブ
ルとを備え、該可撓性ケーブルは、前記移動体の開口端
でU字状の反転部を形成して前記外筒部と内筒部とに逆
向きに巻回されているロールコネクタにおいて、移動体
には、ストッパー板がその端部が外筒部内壁に押圧され
るように取り付けられており、外筒部内壁には係止部が
設けられており、内筒部に可撓性ケーブルを巻き付ける
方向に内筒部を外筒部に対して相対的に所定数回転する
と、前記ストッパー板が前記係止部で係止され、内筒部
と外筒部の相対的な回転が停止することを特徴とするロ
ールコネクタ。 - 【請求項2】 外筒部と、該外筒部に対して同軸状に相
対的に回動可能である内筒部と、前記外筒部と内筒部の
間の環状空間に装着され、断面C字状で開口を有する環
状の移動体と、前記環状空間に収納された可撓性ケーブ
ルとを備え、該可撓性ケーブルは、前記移動体の開口端
でU字状の反転部を形成して前記外筒部と内筒部とに逆
向きに巻回されているロールコネクタにおいて、移動体
には、ストッパー板がその端部が内筒部外壁に押圧され
るように取り付けられており、内筒部外壁には係止部が
設けられており、外筒部に可撓性ケーブルを巻き付ける
方向に内筒部を外筒部に対して相対的に所定数回転する
と、前記ストッパー板が前記係止部で係止され、内筒部
と外筒部の相対的な回転が停止することを特徴とするロ
ールコネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12145995A JP3303600B2 (ja) | 1995-05-19 | 1995-05-19 | ロールコネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12145995A JP3303600B2 (ja) | 1995-05-19 | 1995-05-19 | ロールコネクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08315940A JPH08315940A (ja) | 1996-11-29 |
JP3303600B2 true JP3303600B2 (ja) | 2002-07-22 |
Family
ID=14811665
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12145995A Expired - Fee Related JP3303600B2 (ja) | 1995-05-19 | 1995-05-19 | ロールコネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3303600B2 (ja) |
-
1995
- 1995-05-19 JP JP12145995A patent/JP3303600B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08315940A (ja) | 1996-11-29 |
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