JP2001093638A - 回転コネクタ - Google Patents

回転コネクタ

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JP2001093638A
JP2001093638A JP27080699A JP27080699A JP2001093638A JP 2001093638 A JP2001093638 A JP 2001093638A JP 27080699 A JP27080699 A JP 27080699A JP 27080699 A JP27080699 A JP 27080699A JP 2001093638 A JP2001093638 A JP 2001093638A
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良一 谷内
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義幸 中出
Takeo Nakamura
武夫 中村
Ichiro Tateishi
一郎 立石
Naoaki Matsui
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R35/00Flexible or turnable line connectors, i.e. the rotation angle being limited
    • H01R35/02Flexible line connectors without frictional contact members
    • H01R35/025Flexible line connectors without frictional contact members having a flexible conductor wound around a rotation axis

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  • Steering Controls (AREA)
  • Electric Cable Arrangement Between Relatively Moving Parts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車のステアリング装置等に使用され、外
ケース及びこれと相対的に回転可能な内ケースとの電気
的接続を、可撓性を有するフラットケーブルを用いて行
う回転コネクタに関し、構成部品数が少なく組立ても容
易で、安価なものを提供することを目的とする。 【解決手段】 内ケース12の内筒部12Bの窪み部1
2Cに、内ケース12の蓋部12A下面または内筒部1
2B外周に一端が一体となったガイド片13を内筒部1
2B外周に沿って形成し、このガイド片13の内側壁と
内ケース12の内筒部12Bの窪み部12C外周との間
の間隙部14に、フラットケーブル5の内周端近傍を挿
通すると共に、ガイド片13の先端を外周方向に傾斜さ
せて設けた開口部13A端面からフラットケーブル5を
導出して回転コネクタを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車のステアリン
グ装置等に使用され、外ケース及びこれと相対的に回転
可能な内ケースとの電気的接続を、可撓性を有するフラ
ットケーブルを用いて行う回転コネクタに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の回転コネクタは、自動車
のステアリングコラムに固定される外ケースと、ステア
リングに取り付けられステアリングと共に回転する内ケ
ース、及びこの外ケース側と内ケース側との電気的接続
を行うフラットケーブルから構成されている。
【0003】そして、フラットケーブルの巻回方法によ
って、外ケースと内ケースとの間でフラットケーブルを
一方向に渦巻き状に巻回したものと、フラットケーブル
を中間部で逆方向に巻回したものの二つのタイプに大別
されるが、回転コネクタの外径寸法が同じ場合、後者の
方がフラットケーブルの長さを短くでき、部品価格の低
減を図ることができるため、近年、この後者タイプの回
転コネクタが多く使用されている。
【0004】このような、従来の回転コネクタについ
て、フラットケーブルを一方向に渦巻き状に巻回したも
のを例として、図9〜図12を用いて説明する。
【0005】図9は従来の回転コネクタの断面図、図1
0は同分解斜視図であり、同図において、1は上下面開
口の円筒状の外ケース、2はこの外ケース1内に相対的
に回転可能に収納された内ケース、3は外ケース1に固
定され外ケース1下面の開口部を覆うカバーで、内ケー
ス2には外ケース1上面の開口部を覆う蓋部2Aと下面
中央に突出した内筒部2Bが設けられている。
【0006】そして、外ケース1の内側壁1Aと内ケー
ス2の内筒部2Bによって形成されたリング状の空間4
内には、複数の導電線を一体に被覆した帯状の可撓性を
有するフラットケーブル5が複数回巻回されて収納さ
れ、このフラットケーブル5の内周端には内ケース2に
固定された端子5Aを介して内コネクタ6が、外周端に
は外ケース1に固定され外部の電子回路に接続される外
コネクタ7が各々接続されている。
【0007】また、フラットケーブル5の内周端には絶
縁シート等の弾性舌片8が貼付され、その端部が端子5
Aに挿入され固定されて、回転コネクタが構成されてい
る。
【0008】以上のような構成の回転コネクタは、外ケ
ース1が自動車のステアリングコラム(図示せず)に固
定され、内ケース2の内筒部2Bにはステアリング(図
示せず)が挿入されて自動車のステアリング装置に装着
されると共に、外ケース1に固定された外コネクタ7は
車体側のステアリングコラムの電子回路に、内ケース2
に固定された内コネクタ6はステアリング内の電子回路
に各々接続されて、フラットケーブル5を介してステア
リングとステアリングコラム間の電気的接続が行われ
る。
【0009】そして、図9に示した、フラットケーブル
5が外ケース1の内側壁1A側と内ケース2の内筒部2
B側に均等に巻回された中立位置から、ステアリングの
回転に伴い、これに取り付けられた内ケース2が回転
し、その回転方向が時計方向である場合には、図11の
断面図に示すように、フラットケーブル5は内ケース2
の内筒部2B側に巻込まれ、巻回状態は内ケース2の内
筒部2B側に多く巻かれた巻締め状態となる。
【0010】また、これとは逆に、反時計方向に回転し
た場合には、図12の断面図に示すように、フラットケ
ーブル5は内ケース2の内筒部2B側から巻出され、巻
回状態が外ケース1の内側壁1A側が多くなった巻戻し
状態となるが、この時、フラットケーブル5の内周端
は、弾性舌片8にガイドされて内筒部2Bから巻出され
るため、図12に破線で示すような、フラットケーブル
5の座屈や変形を生じないで、巻戻しが行われるように
構成されているものであった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の回転コネクタにおいては、弾性舌片8を用いて、巻
戻し時の内周端の座屈や変形によるフラットケーブル5
の破損を防止しているため、回転コネクタの構成部品数
が多くなると共に、組立てにも時間を要するという課題
があった。
【0012】本発明はこのような従来の課題を解決する
ものであり、構成部品数が少なく組立ても容易で、安価
な回転コネクタを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、フラットケーブル内周端が固定された近傍
の内ケースの内筒部の窪み部に、内ケースの蓋部下面ま
たは内筒部外周に一端が一体となったガイド片を内筒部
外周に沿って形成し、このガイド片の内側壁と内ケース
の内筒部の窪み部外周との間の間隙部に、フラットケー
ブルの内周端近傍を挿通すると共に、ガイド片の先端を
外周方向に傾斜させて設けた開口部端面からフラットケ
ーブルを導出して回転コネクタを構成するものである。
【0014】これにより、フラットケーブルの座屈や変
形を防ぎ、構成部品数が少なく組立ても容易で、安価な
回転コネクタを得ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、円筒状の外ケースと、この外ケース内に相対的に回
転可能に収納され、外ケース上面の開口部を覆う蓋部及
びこの下面中央に突出した内筒部を有する内ケースと、
これら外ケースと内ケースによって形成される空間内に
巻回して収納され、内周端が内ケースに、外周端が外ケ
ースに各々固定された可撓性を有するフラットケーブル
からなり、上記内ケースの内筒部のフラットケーブル内
周端が固定された近傍に形成された窪み部に、内ケース
の蓋部下面または内筒部外周に一端が一体となったガイ
ド片を内筒部外周に沿って形成し、このガイド片の内側
壁と上記内筒部の窪み部外周との間の間隙部に、上記フ
ラットケーブルの内周端近傍を挿通すると共に、ガイド
片の先端を外周方向に傾斜させて設けた開口部端面から
フラットケーブルを導出した回転コネクタとしたもので
あり、ガイド片を内ケースの蓋部下面または内筒部外周
に一体に形成すると共に、このガイド片の先端を外周方
向に傾斜させて設けた開口部端面からフラットケーブル
を導出することによって、巻戻し時にフラットケーブル
がガイド片の傾斜した開口部端面に当接して、やや捩れ
ながら内筒部側から巻出されるため、フラットケーブル
の座屈や変形を防ぎ、構成部品数が少なく組立ても容易
で、安価な回転コネクタを得ることができるという作用
を有する。
【0016】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
発明において、フラットケーブルがU字状の反転部を介
して、外ケースの内側壁側と内ケースの内筒部側で逆向
きに巻回されるように収納されると共に、このフラット
ケーブルの反転部が挿通する切欠部を有するガイドリン
グを、フラットケーブルと共に上記外ケースと内ケース
によって形成される空間内に回転可能に収納したもので
あり、外ケースと内ケースによって形成される空間内で
フラットケーブルが反転して巻回されているため、フラ
ットケーブルの長さを短くでき、より安価な回転コネク
タが得られるという作用を有する。
【0017】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2記載の発明において、内ケースの窪み部外周と内筒部
外周の接合部を、直線状またはなだらかな円弧状とした
ものであり、フラットケーブルが直線状または円弧状の
面に沿って内筒部から導出されるため、フラットケーブ
ルに偏った力が加わらず、滑らかにフラットケーブルの
巻回を行うことができるという作用を有する。
【0018】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれか一つに記載の発明において、内ケースの窪み部
外周とガイド片の内側壁との間隙部に弾性部材を装着
し、これをフラットケーブルの内周端近傍に弾接させた
ものであり、弾性部材を弾接させてフラットケーブルの
内周端近傍を保持することによって、フラットケーブル
の間隙部内でのガタツキをおさえ、巻回時の異音の発生
等を防止することができるという作用を有する。
【0019】請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の
いずれか一つに記載の発明において、内ケースの窪み部
外周またはガイド片の内側壁に、凹または凸状の保持部
を形成し、この保持部に沿ってフラットケーブルの内周
端近傍を保持したものであり、間隙部内に形成された凹
または凸状の保持部に沿ってフラットケーブルの内周端
近傍を保持することによって、窪み部外周または内側壁
とフラットケーブル内周端近傍の摩擦を大きくし、巻回
時にフラットケーブル内周端に加わる力を低減して、フ
ラットケーブルの破損を防ぐことができるという作用を
有する。
【0020】以下、本発明の実施の形態について、図1
〜図8を用いて説明する。
【0021】なお、従来の技術の項で説明した構成と同
一構成の部分には同一符号を付して、詳細な説明を省略
する。
【0022】(実施の形態1)図1は本発明の第1の実
施の形態による回転コネクタの断面図、図2は同分解斜
視図であり、同図において、1は上下面開口の円筒状の
外ケース、12はこの外ケース1内に相対的に回転可能
に収納された内ケースで、カバー3が外ケース1下面の
開口部を覆って固定されていることや、内ケース12に
外ケース1上面の開口部を覆う蓋部12Aと、下面中央
に突出した内筒部12Bが設けられていることは従来の
技術の場合と同様である。
【0023】そして、外ケース1の内側壁1Aと内ケー
ス12の内筒部12Bによって形成されたリング状の空
間4内に、複数の導電線を一体に被覆した帯状の可撓性
を有するフラットケーブル5が複数回巻回されて収納さ
れていることや、このフラットケーブル5の内周端には
内ケース12に固定された端子5Bを介して内コネクタ
6が、外周端には外ケース1に固定され外部の電子回路
に接続される外コネクタ7が各々接続されていることも
従来の技術の場合と同様であるが、フラットケーブル5
の内周端が固定された近傍の内ケース12の内筒部12
B外周壁には、窪み部12Cが形成されている。
【0024】また、この窪み部12Cには、内ケース1
2の蓋部12A下面に一端が一体に形成されたガイド片
13が、内筒部12B外周に沿って設けられると共に、
内筒部12Bの窪み部12Cの外周とガイド片13の内
側壁との間の間隙部14には、フラットケーブル5の内
周端近傍が挿通され、ガイド片13先端の外周方向に傾
斜した開口部13A端面からはフラットケーブル5が導
出されて、回転コネクタが構成されている。
【0025】以上のような構成の回転コネクタが、外ケ
ース1を自動車のステアリングコラム(図示せず)に固
定され、内ケース12の内筒部12Bにはステアリング
(図示せず)が挿入されて自動車のステアリング装置に
装着されると共に、外ケース1に固定された外コネクタ
7は車体側のステアリングコラムの電子回路に、内ケー
ス12に固定された内コネクタ6はステアリング内の電
子回路に各々接続されて、フラットケーブル5を介して
ステアリングとステアリングコラム間の電気的接続が行
われることは従来の技術の場合と同様である。
【0026】そして、図1に示した、フラットケーブル
5が外ケース1の内側壁1A側と内ケース12の内筒部
12B側に均等に巻回された中立位置から、ステアリン
グの回転に伴い、これに取り付けられた内ケース12が
回転し、その回転方向が時計方向である場合には、フラ
ットケーブル5は内ケース12の内筒部12B側に巻込
まれ、巻回状態は内ケース12の内筒部12B側に多く
巻かれた巻締め状態となることも従来の技術の場合と同
様である。
【0027】また、これとは逆に反時計方向に回転した
場合は、フラットケーブル5は内ケース12の内筒部1
2B側から巻出され、巻回状態が外ケース1の内側壁1
A側が多くなった巻戻し状態となることも従来の技術の
場合と同様であるが、この時、図3の要部斜視図に示す
ように、フラットケーブル5はガイド片13の、端面が
外周方向に傾斜した開口部13Aから導出されているた
め、フラットケーブル5がこの開口部13A端面に当接
して、やや捩れこの箇所の応力を緩和しながら内筒部1
2B側から巻出されるように構成されている。
【0028】このように本実施の形態によれば、ガイド
片13を内ケース12の蓋部12A下面に一体に形成す
ると共に、このガイド片13の先端を外周方向に傾斜さ
せて設けた開口部13A端面からフラットケーブル5を
導出することによって、巻戻し時にフラットケーブル5
がガイド片13の傾斜した開口部端面13Aに当接し
て、やや捩れながら内筒部12B側から巻出されるた
め、フラットケーブル5の座屈や変形を防ぎ、構成部品
数が少なく組立ても容易で、安価な回転コネクタを得る
ことができるものである。
【0029】そして、図4の断面図に示すように、内ケ
ース12の窪み部12C外周と内筒部12B外周の接合
部12Dを、直線状またはなだらかな円弧状とすること
によって、フラットケーブル5が直線状または円弧状の
接合部12D面に沿って内筒部12Bから導出されるた
め、フラットケーブル5に偏った力が加わらず、滑らか
にフラットケーブル5の巻回を行うことができる。
【0030】また、図5の断面図に示すように、内ケー
ス12の窪み部12C外周とガイド片13の内側壁との
間隙部14に、ゴムやエラストマー等の弾性部材15を
装着し、これを弾接させてフラットケーブル5の内周端
近傍を保持することによって、フラットケーブル5の間
隙部14内でのガタツキをおさえ、巻回時の異音の発生
等を防止することができる。
【0031】さらに、図6の断面図に示すように、内ケ
ース12の窪み部12C外周に凸状の保持部16を、ガ
イド片13に凹状の切欠部17を各々形成し、この保持
部16と切欠部17に沿って略S字状に、フラットケー
ブル5の内周端近傍を保持することによって、窪み部1
2C外周やガイド片13内側壁とフラットケーブル5の
内周端近傍の摩擦を大きくし、巻回時にフラットケーブ
ル5内周端に加わる力を低減して、フラットケーブルの
破損を防ぐことができる。
【0032】(実施の形態2)図7は本発明の第2の実
施の形態による回転コネクタの断面図、図8は同分解斜
視図であり、同図において、上下面開口の円筒状の外ケ
ース21内に相対的に回転可能に内ケース12が収納さ
れ、カバー23が外ケース21下面の開口部を覆って固
定されていることや、内ケース12に外ケース21上面
の開口部を覆う蓋部12Aと、下面中央に突出した内筒
部12Bが設けられていることは実施の形態1の場合と
同様である。
【0033】そして、内ケース12の内筒部12Bに形
成された窪み部12Cに、内ケース12の蓋部12A下
面に一端が一体に形成されたガイド片13が内筒部12
B外周に沿って設けられていることや、内筒部12Bの
窪み部12Cの外周とガイド片13の内側壁との間の間
隙部14に、フラットケーブル5の内周端近傍が挿通さ
れると共に、ガイド片13の外周方向に傾斜した開口部
13A端面からフラットケーブル5が導出されているこ
とも実施の形態1の場合と同様である。
【0034】また、フラットケーブル5の内周端には内
ケース2に固定された端子5Bを介して内コネクタ6
が、外周端には外ケース1に固定され外部の電子回路に
接続される外コネクタ7が各々接続されていることも実
施の形態1の場合と同様であるが、外ケース21の内側
壁21Aと内ケース12の内筒部12Bによって形成さ
れたリング状の空間4内には、フラットケーブル5が中
間部のU字状の反転部5Cを介して、外ケース21の内
側壁21A側と内ケース12の内筒部12B側に逆向き
に巻回されて収納されている。
【0035】そして、このフラットケーブル5の反転部
5Cが挿通する切欠部24Aを有するガイドリング24
が、フラットケーブル5と共にリング状の空間4内に回
転可能に収納されて、回転コネクタが構成されている。
【0036】以上のような構成の回転コネクタが、外ケ
ース21を自動車のステアリングコラム(図示せず)に
固定され、内ケース12の内筒部12Bにはステアリン
グ(図示せず)が挿入されて自動車のステアリング装置
に装着されると共に、外ケース21に固定された外コネ
クタ7は車体側のステアリングコラムの電子回路に、内
ケース12に固定された内コネクタ6はステアリング内
の電子回路に各々接続され、フラットケーブル5を介し
てステアリングとステアリングコラム間の電気的接続が
行われることは実施の形態1の場合と同様である。
【0037】また、図7に示したフラットケーブル5が
均等に巻回された中立位置から、ステアリングを回転す
ると、これに取り付けられた内ケース12が回転し、フ
ラットケーブル5の巻回状態が変化することも実施の形
態1の場合と同様であるが、この時、ガイドリング24
がフラットケーブル5の巻込みや巻出しに伴って、内ケ
ース12と同じ方向に回転すると共に、ガイドリング2
4の切欠部24Aに反転部5Cが挿通してガイドされた
フラットケーブル5は、この反転部5Cから反転して内
ケース12の内筒部12B側、或いは外ケース21の内
側壁21A側に巻回される。
【0038】即ち、内ケース12の回転方向が時計方向
である場合には、フラットケーブル5が内ケース12の
内筒部12B側に巻込まれるため、反転部5Cに切欠部
24Aの側壁24Bを押圧されたガイドリング24も時
計方向に回転して、フラットケーブル5の巻回状態が巻
締め状態となり、これとは逆の反時計方向に回転した場
合は、フラットケーブル5は内ケース12の内筒部12
B側から巻出されるため、反転部5Cに切欠部24Aの
側壁24Cを押圧されたガイドリング24も反時計方向
に回転して、その巻回状態が巻戻し状態となるように構
成されている。
【0039】このように本実施の形態によれば、外ケー
ス21と内ケース12によって形成される空間4内で、
フラットケーブル5が、ガイドリング24の切欠部24
Aに挿通してガイドされた反転部5Cから反転して巻回
されるため、実施の形態1の場合に比べ、フラットケー
ブル5の長さを短くすることができ、より安価な回転コ
ネクタを得ることができるものである。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、フラット
ケーブルの座屈や変形を防ぎ、構成部品数が少なく組立
ても容易で、安価な回転コネクタを得ることができると
いう有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による回転コネクタ
の断面図
【図2】同分解斜視図
【図3】同要部斜視図
【図4】同接合部を直線状または円弧状とした断面図
【図5】同間隙部に弾性部材を装着した断面図
【図6】同凹または凸状の保持部を形成した断面図
【図7】本発明の第2の実施の形態による回転コネクタ
の断面図
【図8】同分解斜視図
【図9】従来の回転コネクタの断面図
【図10】同分解斜視図
【図11】同巻締め状態の断面図
【図12】同巻戻し状態の断面図
【符号の説明】
1,21 外ケース 1A,21A 内側壁 3,23 カバー 4 空間 5 フラットケーブル 5B 端子 5C 反転部 6 内コネクタ 7 外コネクタ 12 内ケース 12A 蓋部 12B 内筒部 12C 窪み部 12D 接合部 13 ガイド片 13A 開口部 14 間隙部 15 弾性部材 16 保持部 17 切欠部 24 ガイドリング 24A 切欠部 24B,24C 側壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 武夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 立石 一郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 松居 直昭 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状の外ケースと、この外ケース内に
    相対的に回転可能に収納され、外ケース上面の開口部を
    覆う蓋部及びこの下面中央に突出した内筒部を有する内
    ケースと、これら外ケースと内ケースによって形成され
    る空間内に巻回して収納され、内周端が内ケースに、外
    周端が外ケースに各々固定された可撓性を有するフラッ
    トケーブルからなり、上記内ケースの内筒部のフラット
    ケーブル内周端が固定された近傍に形成された窪み部
    に、内ケースの蓋部下面または内筒部外周に一端が一体
    となったガイド片を内筒部外周に沿って形成し、このガ
    イド片の内側壁と上記内筒部の窪み部外周との間の間隙
    部に、上記フラットケーブルの内周端近傍を挿通すると
    共に、ガイド片の先端を外周方向に傾斜させて設けた開
    口部端面からフラットケーブルを導出した回転コネク
    タ。
  2. 【請求項2】 フラットケーブルがU字状の反転部を介
    して、外ケースの内側壁側と内ケースの内筒部側で逆向
    きに巻回されるように収納されると共に、このフラット
    ケーブルの反転部が挿通する切欠部を有するガイドリン
    グを、フラットケーブルと共に上記外ケースと内ケース
    によって形成される空間内に回転可能に収納した請求項
    1記載の回転コネクタ。
  3. 【請求項3】 内ケースの窪み部外周と内筒部外周の接
    合部を、直線状またはなだらかな円弧状とした請求項1
    または2記載の回転コネクタ。
  4. 【請求項4】 内ケースの窪み部外周とガイド片の内側
    壁との間隙部に弾性部材を装着し、これをフラットケー
    ブルの内周端近傍に弾接させた請求項1〜3のいずれか
    一つに記載の回転コネクタ。
  5. 【請求項5】 内ケースの窪み部外周またはガイド片の
    内側壁に、凹または凸状の保持部を形成し、この保持部
    に沿ってフラットケーブルの内周端近傍を保持した請求
    項1〜4のいずれか一つに記載の回転コネクタ。
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