JP2004063402A - ケーブルリール - Google Patents
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- H01R2201/26—Connectors or connections adapted for particular applications for vehicles
Abstract
【課題】フラットケーブル反転時のインナーケースの保持力を向上させる。
【解決手段】外筒となる固定体１に内筒となる可動体１１を回転自在に組みつけ、固定体１と可動体１１とで形成される環状中空部にフラットケーブル３を収容し、フラットケーブル３の長さ方向の一端に、 フラットケーブル３の導体と接続するバスバー５を収容しているインナーケース１２を取り付け、インナーケース１２を可動体１１に設けた収容部１１ａに挿入固定しているケーブルリールにおいて、可動体１１の上壁部１１ｄより平板状のリブ１１ｅを収容部１１ａの近傍で下方に突出し、インナーケース１２のフラットケーブル３が引き出される端部１３側の外面をリブ１１ｅの平面部１１ｅ−１で内方に押さえている一方、インナーケース１２の端部に突起１３ａを外方に突出し、突起１３ａがリブ１１ｅの平面部１１ｅ−１と直交方向の端縁部１１ｅ−２と干渉するようにしている。
【選択図】 図３
【解決手段】外筒となる固定体１に内筒となる可動体１１を回転自在に組みつけ、固定体１と可動体１１とで形成される環状中空部にフラットケーブル３を収容し、フラットケーブル３の長さ方向の一端に、 フラットケーブル３の導体と接続するバスバー５を収容しているインナーケース１２を取り付け、インナーケース１２を可動体１１に設けた収容部１１ａに挿入固定しているケーブルリールにおいて、可動体１１の上壁部１１ｄより平板状のリブ１１ｅを収容部１１ａの近傍で下方に突出し、インナーケース１２のフラットケーブル３が引き出される端部１３側の外面をリブ１１ｅの平面部１１ｅ−１で内方に押さえている一方、インナーケース１２の端部に突起１３ａを外方に突出し、突起１３ａがリブ１１ｅの平面部１１ｅ−１と直交方向の端縁部１１ｅ−２と干渉するようにしている。
【選択図】 図３
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のステアリング装置に装備するケーブルリールに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
上記ケーブルリールは、図４に示すように、ステアリングコラム側に固定される固定体１と、ハンドル側に固定される可動体２とが回転自在に連結されており、固定体１と可動体２との間に形成される環状中空部内に、フラットケーブル３を巻回状態で収容している。
【０００３】
フラットケーブル３の両端はインナーケース４、７内に固定されているバスバー５、８の一端に接続され、バスバー５、８の他端は外部回路のリード線６、９と接続している。
一方のインナーケース４は可動体２の収容部２ａに収容し、他方のインナーケース７は固定体１の収容部１ａに収容される。
【０００４】
可動体２に収容されるインナーケース４は、図５に示すように、略Ｌ字形状で、インナーケース４のフラットケーブル３が引き出される端部４ａ側の外面を、可動体２の上壁部２ｄより突出した平板状のリブ２ｅで内方に押さえている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、フラットケーブル３の長さが極力短くできるように可動体２の内周壁２ｃの内径を小さくするため、上記リブ２ｅは薄肉の平板状としているのでリブ２ｅの強度が弱くなっている。
従って、可動体２を回転させてフラットケーブル３を巻き緩めた場合に、フラットケーブル３が反転して、インナーケース４の端部４ａに外方の負荷が加わると、リブ２ｅが撓んでしまいインナーケース４の保持力が十分でないと共に、最悪の場合にはリブ２ｅが折れてしまう問題があった。
【０００６】
また、フラットケーブル３の反転によりインナーケース４の端部４ａが外方に撓むと、フラットケーブル３とバスバー５との溶接部Ａに負荷が加わり、該溶接部Ａにも損傷を与える恐れがある。
【０００７】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、フラットケーブルの反転時のインナーケースの保持力を向上させ、フラットケーブルとバスバーとの溶接部も十分に保護されるようにすることを課題としている。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、外筒となる固定体に内筒となる可動体を回転自在に組みつけ、該固定体と該可動体とで形成される環状中空部にフラットケーブルを収容し、該フラットケーブルの長さ方向の一端に、 フラットケーブルの導体と接続するバスバーを収容しているインナーケースを取り付け、 該インナーケースを可動体に設けた収容部に挿入固定しているケーブルリールにおいて、上記可動体の上壁部より平板状のリブを上記収容部の近傍で下方に突出し、上記収容部に挿入固定したインナーケースのフラットケーブルが引き出される端部側の外面を上記リブの平面部で内方に押さえている一方、
上記インナーケースの端部に突起を外方に突出し、該突起が上記リブの平面部と直交方向の端縁部と干渉するようにしていることを特徴とするケーブルリールを提供している。
【０００９】
上記構成とすると、上記可動体が巻き緩められて上記フラットケーブルが反転し、上記インナーケースのフラットケーブルが引き出される端部に対して外方への外力が加わった際、上記突起が上記リブの端縁部と干渉する。
ここで、上記リブは平板状であるため、該リブの平面部に負荷が加わると撓み易いが、上記端縁部に負荷が加わった場合には該平面部と直交方向のためリブの剛性が強い。
したがって、フラットケーブルの反転時に上記突起が上記リブの端縁部と干渉することにより強度が向上し、インナーケースの保持力が向上すると共に、リブの損傷も防止できる。
【００１０】
また、インナーケースの保持力が向上することにより、インナーケースが撓みにくくなり、フラットケーブルとバスバーとの溶接部へ負荷が伝わり難くなるので、溶接部の損傷も防止されて電気接続信頼性も向上する。
【００１１】
さらに、上記インナーケースの端部より引き出されるフラットケーブルの外面あるいは内面に沿って、剛性および可撓性を有するガイドシートを設けると、フラットケーブルが該ガイドシートに規制されて反転防止を図ることができる。
なお、ガイドシートは可撓性と剛性とを備えた合成樹脂からなることが好ましく、ガイドシートを内面側に沿って設ける場合には、フラットケーブルとガイドシートとを接合していると好ましい。
【００１２】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
実施形態に示すフラットケーブルの端部におけるインナーケースは、前記図４に示すケーブルリールに適用したもので、ケーブルリールの全体的な構成は前記図４と同様であるため説明を省略する。
【００１３】
図１は可動体１１を示しており、円盤状の上壁部１１ｄの中央より内筒となる内周壁１１ｃを突出し、後述するインナーケース１２の収容部１１ａを上壁部１１ｄの所要位置に設けていると共に、該収容部１１ａの近傍に平板状のリブ１１ｅを突出している。
【００１４】
フラットケーブル３の一端に取り付けられ可動体１１の収容部１１ａに取り付けられるインナーケース１２は、図２および図３に示すように、カバー部材１３とインサート部材１４とからなる略Ｌ字形状であり、カバー部材１３とインサート部材１４との間でフラットケーブル３の一端、反転防止用のガイドシート１５の一端およびバスバー５を挟持し、フラットケーブル３の一端の導体とバスバー５とを接続する溶接部Ａを設けている。
そして、インナーケース１２のフラットケーブル３が引き出される端部では、インナーケース１２を構成するカバー部材１３の外面に突起１３ａを外方に突出している。
また、ガイドシート１５は可撓性と剛性を有する合成樹脂からなり、フラットケーブル３と内周面と粘着させて反転規制している。
なお、ガイドシート１５は、フラットケーブル３の外周面側に設けてもよく、その場合には、フラットケーブル３と粘着させても、させなくてもよい。
また、図２は見易さのため、フラットケーブル３およびガイドシート１５の図示を省略している。
【００１５】
インナーケース１２を可動体１１の収容部１１ａに挿入固定すると、フラットケーブル３が引き出されるインナーケース１２のカバー部材１３の端部１３ｂ外面にリブ１１ｅの平面部１１ｅ−１が当接し、さらに、インナーケース１２のカバー部材１３の端部に突出した突起１３ａがリブ１１ｅの端縁部１１ｅ−２と当接するようにしている。
【００１６】
可動体１１を巻き緩めた場合に、フラットケーブル３はガイドシート１５により反転規制されているが、図３の白矢印に示すように、フラットケーブル３がガイドシート１５に打ち勝って反転しようとした場合、インナーケース１１のカバー部材１３の突起１３ａが、リブ１１ｅの端縁部１１ｅ−２を図中ｙ方向に押し付けるように干渉する。
リブ１１ｅは平板状であり、その平面部１１ｅ−１と直交方向であるｙ方向は、リブ１１ｅの剛性が強いため、インナーケース１２を構成するカバー部材１３の端部１３ｂの変形を防止することができる。
【００１７】
そして、このように、カバー部材１３の端部１３ｂの変形が防止されることにより、端部１３ｂがリブ１１の平面部１１ｅ−１を押圧してｘ方向に撓むことを防止することができる。
したがって、フラットケーブル３の反転時に突起１３ａをリブ１１ｅの端縁部１１ｅ−２と干渉させることにより強度が向上し、インナーケース１２の保持力が向上する。
【００１８】
また、インナーケース１２の保持力を向上させてインナーケース１２を撓みにくくすることで、フラットケーブル３とバスバー５との溶接部Ａへ負荷が伝わり難くなり、溶接部Ａの損傷が防止されて電気接続信頼性も向上させることができる。
さらに、インナーケース１２の端部より引き出されるフラットケーブル３の内面に剛性を有するガイドシート１５を沿わせているので、フラットケーブル３がガイドシート１５に規制されて反転防止を図ることができる。
なお、ガイドシート１５は、フラットケーブル３の外面に沿わせてもよい。
【００１９】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、本発明によれば、上記インナーケースの端部に上記平板状のリブの端縁部と干渉する突起を設けることで、上記可動体が巻き緩められて上記フラットケーブルが反転し、上記インナーケースのフラットケーブルが引き出される端部に対して外方への外力が加わった際、リブの端縁部は剛性が強いためインナーケースの撓みが防がれる。よって、インナーケースの保持力が向上すると共に、リブの損傷も防止できる。
また、インナーケースの保持力が向上しインナーケースが撓みにくくなることで、フラットケーブルとバスバーとの溶接部へ負荷が伝わり難くなり、溶接部の損傷が防止されて電気接続信頼性を向上させることができる。
【００２０】
さらに、上記インナーケースの端部より引き出されるフラットケーブルの外面あるいは内面に剛性を有するガイドシートを沿わせることで、フラットケーブルがガイドシートに規制されて反転防止を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施形態のインナーケース装着前の可動体の下方斜視図である。
【図２】インナーケース装着後の可動体の下方斜視図である。
【図３】要部拡大図である。
【図４】従来のケーブルリールの分解斜視図である。
【図５】従来のインナーケースの可動体への組付状態を示す下面図である。
【符号の説明】
３ フラットケーブル
５ バスバー
１１ 可動体
１１ａ 収容部
１１ｅ リブ
１１ｅ−１ 平面部
１１ｅ−２ 端縁部
１２ インナーケース
１３ カバー部材
１３ａ 突起
１３ｂ 端部
１４ インサート部材
Ａ 溶接部
Ｌ／Ｗ リード線
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のステアリング装置に装備するケーブルリールに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
上記ケーブルリールは、図４に示すように、ステアリングコラム側に固定される固定体１と、ハンドル側に固定される可動体２とが回転自在に連結されており、固定体１と可動体２との間に形成される環状中空部内に、フラットケーブル３を巻回状態で収容している。
【０００３】
フラットケーブル３の両端はインナーケース４、７内に固定されているバスバー５、８の一端に接続され、バスバー５、８の他端は外部回路のリード線６、９と接続している。
一方のインナーケース４は可動体２の収容部２ａに収容し、他方のインナーケース７は固定体１の収容部１ａに収容される。
【０００４】
可動体２に収容されるインナーケース４は、図５に示すように、略Ｌ字形状で、インナーケース４のフラットケーブル３が引き出される端部４ａ側の外面を、可動体２の上壁部２ｄより突出した平板状のリブ２ｅで内方に押さえている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、フラットケーブル３の長さが極力短くできるように可動体２の内周壁２ｃの内径を小さくするため、上記リブ２ｅは薄肉の平板状としているのでリブ２ｅの強度が弱くなっている。
従って、可動体２を回転させてフラットケーブル３を巻き緩めた場合に、フラットケーブル３が反転して、インナーケース４の端部４ａに外方の負荷が加わると、リブ２ｅが撓んでしまいインナーケース４の保持力が十分でないと共に、最悪の場合にはリブ２ｅが折れてしまう問題があった。
【０００６】
また、フラットケーブル３の反転によりインナーケース４の端部４ａが外方に撓むと、フラットケーブル３とバスバー５との溶接部Ａに負荷が加わり、該溶接部Ａにも損傷を与える恐れがある。
【０００７】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、フラットケーブルの反転時のインナーケースの保持力を向上させ、フラットケーブルとバスバーとの溶接部も十分に保護されるようにすることを課題としている。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、外筒となる固定体に内筒となる可動体を回転自在に組みつけ、該固定体と該可動体とで形成される環状中空部にフラットケーブルを収容し、該フラットケーブルの長さ方向の一端に、 フラットケーブルの導体と接続するバスバーを収容しているインナーケースを取り付け、 該インナーケースを可動体に設けた収容部に挿入固定しているケーブルリールにおいて、上記可動体の上壁部より平板状のリブを上記収容部の近傍で下方に突出し、上記収容部に挿入固定したインナーケースのフラットケーブルが引き出される端部側の外面を上記リブの平面部で内方に押さえている一方、
上記インナーケースの端部に突起を外方に突出し、該突起が上記リブの平面部と直交方向の端縁部と干渉するようにしていることを特徴とするケーブルリールを提供している。
【０００９】
上記構成とすると、上記可動体が巻き緩められて上記フラットケーブルが反転し、上記インナーケースのフラットケーブルが引き出される端部に対して外方への外力が加わった際、上記突起が上記リブの端縁部と干渉する。
ここで、上記リブは平板状であるため、該リブの平面部に負荷が加わると撓み易いが、上記端縁部に負荷が加わった場合には該平面部と直交方向のためリブの剛性が強い。
したがって、フラットケーブルの反転時に上記突起が上記リブの端縁部と干渉することにより強度が向上し、インナーケースの保持力が向上すると共に、リブの損傷も防止できる。
【００１０】
また、インナーケースの保持力が向上することにより、インナーケースが撓みにくくなり、フラットケーブルとバスバーとの溶接部へ負荷が伝わり難くなるので、溶接部の損傷も防止されて電気接続信頼性も向上する。
【００１１】
さらに、上記インナーケースの端部より引き出されるフラットケーブルの外面あるいは内面に沿って、剛性および可撓性を有するガイドシートを設けると、フラットケーブルが該ガイドシートに規制されて反転防止を図ることができる。
なお、ガイドシートは可撓性と剛性とを備えた合成樹脂からなることが好ましく、ガイドシートを内面側に沿って設ける場合には、フラットケーブルとガイドシートとを接合していると好ましい。
【００１２】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
実施形態に示すフラットケーブルの端部におけるインナーケースは、前記図４に示すケーブルリールに適用したもので、ケーブルリールの全体的な構成は前記図４と同様であるため説明を省略する。
【００１３】
図１は可動体１１を示しており、円盤状の上壁部１１ｄの中央より内筒となる内周壁１１ｃを突出し、後述するインナーケース１２の収容部１１ａを上壁部１１ｄの所要位置に設けていると共に、該収容部１１ａの近傍に平板状のリブ１１ｅを突出している。
【００１４】
フラットケーブル３の一端に取り付けられ可動体１１の収容部１１ａに取り付けられるインナーケース１２は、図２および図３に示すように、カバー部材１３とインサート部材１４とからなる略Ｌ字形状であり、カバー部材１３とインサート部材１４との間でフラットケーブル３の一端、反転防止用のガイドシート１５の一端およびバスバー５を挟持し、フラットケーブル３の一端の導体とバスバー５とを接続する溶接部Ａを設けている。
そして、インナーケース１２のフラットケーブル３が引き出される端部では、インナーケース１２を構成するカバー部材１３の外面に突起１３ａを外方に突出している。
また、ガイドシート１５は可撓性と剛性を有する合成樹脂からなり、フラットケーブル３と内周面と粘着させて反転規制している。
なお、ガイドシート１５は、フラットケーブル３の外周面側に設けてもよく、その場合には、フラットケーブル３と粘着させても、させなくてもよい。
また、図２は見易さのため、フラットケーブル３およびガイドシート１５の図示を省略している。
【００１５】
インナーケース１２を可動体１１の収容部１１ａに挿入固定すると、フラットケーブル３が引き出されるインナーケース１２のカバー部材１３の端部１３ｂ外面にリブ１１ｅの平面部１１ｅ−１が当接し、さらに、インナーケース１２のカバー部材１３の端部に突出した突起１３ａがリブ１１ｅの端縁部１１ｅ−２と当接するようにしている。
【００１６】
可動体１１を巻き緩めた場合に、フラットケーブル３はガイドシート１５により反転規制されているが、図３の白矢印に示すように、フラットケーブル３がガイドシート１５に打ち勝って反転しようとした場合、インナーケース１１のカバー部材１３の突起１３ａが、リブ１１ｅの端縁部１１ｅ−２を図中ｙ方向に押し付けるように干渉する。
リブ１１ｅは平板状であり、その平面部１１ｅ−１と直交方向であるｙ方向は、リブ１１ｅの剛性が強いため、インナーケース１２を構成するカバー部材１３の端部１３ｂの変形を防止することができる。
【００１７】
そして、このように、カバー部材１３の端部１３ｂの変形が防止されることにより、端部１３ｂがリブ１１の平面部１１ｅ−１を押圧してｘ方向に撓むことを防止することができる。
したがって、フラットケーブル３の反転時に突起１３ａをリブ１１ｅの端縁部１１ｅ−２と干渉させることにより強度が向上し、インナーケース１２の保持力が向上する。
【００１８】
また、インナーケース１２の保持力を向上させてインナーケース１２を撓みにくくすることで、フラットケーブル３とバスバー５との溶接部Ａへ負荷が伝わり難くなり、溶接部Ａの損傷が防止されて電気接続信頼性も向上させることができる。
さらに、インナーケース１２の端部より引き出されるフラットケーブル３の内面に剛性を有するガイドシート１５を沿わせているので、フラットケーブル３がガイドシート１５に規制されて反転防止を図ることができる。
なお、ガイドシート１５は、フラットケーブル３の外面に沿わせてもよい。
【００１９】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、本発明によれば、上記インナーケースの端部に上記平板状のリブの端縁部と干渉する突起を設けることで、上記可動体が巻き緩められて上記フラットケーブルが反転し、上記インナーケースのフラットケーブルが引き出される端部に対して外方への外力が加わった際、リブの端縁部は剛性が強いためインナーケースの撓みが防がれる。よって、インナーケースの保持力が向上すると共に、リブの損傷も防止できる。
また、インナーケースの保持力が向上しインナーケースが撓みにくくなることで、フラットケーブルとバスバーとの溶接部へ負荷が伝わり難くなり、溶接部の損傷が防止されて電気接続信頼性を向上させることができる。
【００２０】
さらに、上記インナーケースの端部より引き出されるフラットケーブルの外面あるいは内面に剛性を有するガイドシートを沿わせることで、フラットケーブルがガイドシートに規制されて反転防止を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施形態のインナーケース装着前の可動体の下方斜視図である。
【図２】インナーケース装着後の可動体の下方斜視図である。
【図３】要部拡大図である。
【図４】従来のケーブルリールの分解斜視図である。
【図５】従来のインナーケースの可動体への組付状態を示す下面図である。
【符号の説明】
３ フラットケーブル
５ バスバー
１１ 可動体
１１ａ 収容部
１１ｅ リブ
１１ｅ−１ 平面部
１１ｅ−２ 端縁部
１２ インナーケース
１３ カバー部材
１３ａ 突起
１３ｂ 端部
１４ インサート部材
Ａ 溶接部
Ｌ／Ｗ リード線
Claims (2)
- 外筒となる固定体に内筒となる可動体を回転自在に組みつけ、該固定体と該可動体とで形成される環状中空部にフラットケーブルを収容し、該フラットケーブルの長さ方向の一端に、 フラットケーブルの導体と接続するバスバーを収容しているインナーケースを取り付け、 該インナーケースを可動体に設けた収容部に挿入固定しているケーブルリールにおいて、
上記可動体の上壁部より平板状のリブを上記収容部の近傍で下方に突出し、上記収容部に挿入固定したインナーケースのフラットケーブルが引き出される端部側の外面を上記リブの平面部で内方に押さえている一方、
上記インナーケースの端部に突起を外方に突出し、該突起が上記リブの平面部と直交方向の端縁部と干渉するようにしていることを特徴とするケーブルリール。 - 上記インナーケースの端部より引き出されるフラットケーブルの外面あるいは内面に沿って、剛性および可撓性を有するガイドシートを設けている請求項１に記載のケーブルリール。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002223203A JP2004063402A (ja) | 2002-07-31 | 2002-07-31 | ケーブルリール |
| US10/616,971 US6835078B2 (en) | 2002-07-31 | 2003-07-11 | Cable reel |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002223203A JP2004063402A (ja) | 2002-07-31 | 2002-07-31 | ケーブルリール |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004063402A true JP2004063402A (ja) | 2004-02-26 |
Family
ID=31184955
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002223203A Withdrawn JP2004063402A (ja) | 2002-07-31 | 2002-07-31 | ケーブルリール |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6835078B2 (ja) |
| JP (1) | JP2004063402A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2017208521A1 (ja) * | 2016-05-31 | 2017-12-07 | アルプス電気株式会社 | 回転コネクタ |
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| JP6490465B2 (ja) * | 2015-03-23 | 2019-03-27 | 古河電気工業株式会社 | ケーブル接続構造及びその製造方法 |
| CN106477058B (zh) * | 2016-12-29 | 2019-02-01 | 昊翔电能运动科技(昆山)有限公司 | 防扭组件、云台及飞行器 |
| DE102017116516B3 (de) | 2017-07-21 | 2019-01-24 | Promarin Propeller Und Marinetechnik Gmbh | Propeller für ein Wasserfahrzeug |
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|---|---|---|---|---|
| US4824396A (en) * | 1987-05-27 | 1989-04-25 | Alps Electric Co., Ltd. | Electrical connection apparatus |
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