JP2863104B2 - 相対回転部材間継電装置 - Google Patents

相対回転部材間継電装置

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JP2863104B2
JP2863104B2 JP7003399A JP339995A JP2863104B2 JP 2863104 B2 JP2863104 B2 JP 2863104B2 JP 7003399 A JP7003399 A JP 7003399A JP 339995 A JP339995 A JP 339995A JP 2863104 B2 JP2863104 B2 JP 2863104B2
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flexible flat
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章寿 河村
聡 石川
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • B60R16/02Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements
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    • B60R16/027Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements for transmission of signals between vehicle parts or subsystems between relatively movable parts of the vehicle, e.g. between steering wheel and column
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R35/00Flexible or turnable line connectors, i.e. the rotation angle being limited
    • H01R35/02Flexible line connectors without frictional contact members
    • H01R35/025Flexible line connectors without frictional contact members having a flexible conductor wound around a rotation axis

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、相対的に回転する部
材間の電気的な接続を、ケーブルを介して行う相対回転
部材間継電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の相対回転部材間継電装置として
は、実開昭61−166490号公報や実開平1−92
090号公報に記載されたものがある。すなわち、内側
円筒部を有する第1の回転体と、この第1の回転体の内
側円筒部を所定の間隔をおいて囲む外側円筒部を有する
第2の回転体と、上記内側円筒部と外側円筒部との間の
環状の空間内に、渦巻き状に巻かれた状態で収納された
フレキシブルフラットケーブル(以下、ケーブルとい
う)とを備えている。そして、ケーブルの内周端部(一
端部)は上記内側円筒部に保持されて外部に引き出さ
れ、同ケーブルの外周端部(他端部)は上記外側円筒部
に保持されて外部に引き出されるようになっている。
【0003】また、上記内側円筒部には、上記ケーブル
を内側円筒部に固定するための固定リングが設けられて
いる。固定リングは、ケーブルの内周端部を内側円筒部
に巻き付けた状態にしておいて、その外側から嵌めるこ
とにより、ケーブルを内側円筒部に固定するようになっ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記相対回
転部材間継電装置においては、円筒状に巻かれたケーブ
ルの内側に内側円筒部が位置しているため、この内側円
筒部の外周に固定リンクを嵌めるのが難しく、組み立て
の作業性が極めて悪いという問題がある。さらに、固定
時にケーブルの位置がずれやすいため、ケーブルの内周
端部を一定の位置に固定するのが難しいという問題があ
った。
【0005】この発明は上述した問題を解消するために
なされたもので、その目的は、フレキシブルフラットケ
ーブルの一端部を内側円筒部に容易に固定することがで
き、しかも、同ケーブルの一端部を内側円筒部の一定の
位置に確実に固定することのできる相対回転部材間継電
装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、内側円筒部(11a)を有する第1の
回転体(11)と、この第1の回転体(11)に対して
相対的に回転するように設けられ、前記内側円筒部(1
1a)を所定の間隔をおいて囲む外側円筒部(12a)
を有する第2の回転体(12)とを備え、前記第1の回
転体(11)及び第2の回転体(12)のいずれか一方
が固定的に保持され、他方が所定の回転範囲内で回転可
能となる相対回転部材間継電装置であって、前記内側円
筒部(11a)と外側円筒部(12a)との間の環状の
空間(K)内に、渦巻き状に巻かれた状態で収納され、
一端部(13a)が前記内側円筒部(11a)に保持さ
れ、他端部(13b)が前記外側円筒部(12a)に保
持されるフレキシブルフラットケーブル(13)と、前
記内側円筒部(11a)の一方の端部に取り付けられ、
前記フレキシブルフラットケーブル(13)の一端部
(13a)を引き出すように配置されたカバー体(1
4)とを備えてなり、前記内側円筒部(11a)には、
前記フレキシブルフラットケーブル(13)の一端部
(13a)を保持する囲い板部(11e)を有してお
り、前記カバー体(14)には、前記内側円筒部(11
a)に取り付けられた状態において、前記囲い板部(1
1e)を前記一端部(13a)とともに内側円筒部(1
1a)へ押圧する押圧部(14d)を有していることを
特徴としている。
【0007】なお、前記押圧部(14d)は、前記内側
円筒部(11a)と前記囲い板部(11e)との間に挿
入され、前記フレキシブルフラットケーブル(13)の
一端部(13a)を押圧保持するように構成してもよ
い。
【0008】
【作用】上記のように構成された相対回転部材間継電装
置においては、内側円筒部(11a)と囲い板部(11
e)と間にフレキシブルフラットケーブル(13)の一
端部(13a)を挿入することにより、この一端部(1
3a)が内側円筒部(11a)の所定の位置に仮固定さ
れた状態になる。そこで、カバー体(14)を内側円筒
部(11a)の一方の端部に取り付けると、押圧部(1
4d)が囲い板部(11e)を一端部(13a)ととも
に内側円筒部(11a)へ押圧することになる。このた
め、フレキシブルフラットケーブル(13)の一端部
(13a)は囲い板部(11e)と内側円筒部(11
a)とにより挟持され、同内側円筒部(11a)に固定
された状態になる。
【0009】すなわち、囲い板部(11e)によって、
フレキシブルフラットケーブル(13)の一端部(13
a)を内側円筒部(11a)の所定の位置に仮固定する
ことができるとともに、この仮固定した一端部(13
a)を押圧部(14d)によって、確実に固定すること
ができる。したがって、フレキシブルフラットケーブル
(13)の一端部(13a)を内側円筒部(11a)の
一定の位置に容易かつ確実に固定することができる。
【0010】また、押圧部(14d)を、内側円筒部
(11a)と囲い板部(11e)との間に挿入するよう
に構成したものにあっても、囲い板部(11e)によっ
て、フレキシブルフラットケーブル(13)の一端部
(13a)を内側円筒部(11a)の所定の位置に仮固
定することができる。そして、押圧部(14d)を内側
円筒部(11a)と囲い板部(11e)に挿入すること
によって、フレキシブルフラットケーブル(13)の一
端部(13a)を確実に固定することができる。したが
って、フレキシブルフラットケーブル(13)の一端部
(13a)を内側円筒部(11a)の一定の位置に容易
かつ確実に固定することができる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を図1〜図12を参
照して説明する。まず、図1〜図4を参照してこの発明
の第1実施例を説明する。
【0012】図4に示すように、相対回転部材間継電装
置10は、内側円筒部11aを有し、この内側円筒部1
1aの下端外周から外側に延びるフランジ部11bを有
する回転体(第1の回転体)11と、この回転体11の
内側円筒部11aを所定の間隔をおいて囲む外側円筒部
12aを有し、この外側円筒部12aの下端内周から前
記フランジ部11bの上面に沿って内側に延びる環状底
板部12bを有する固定体(第2の回転体)12と、前
記内側円筒部11aと外側円筒部12aとの間の環状の
空間K内に、渦巻き状に巻かれた状態で収納され、内周
端部(一端部)13aが前記内側円筒部11aに保持さ
れ、外周端部(他端部)13bが前記外側円筒部12b
に保持されるフレキシブルフラットケーブル13と、前
記内側円筒部11aの一方の端部に取り付けられ、上記
空間Kの一方の開口部を塞ぐとともに、前記フレキシブ
ルフラットケーブル13の内周端部13aを引き出すよ
うに配置されたアッパーカバー(カバー体)14とを備
えてなり、前記内側円筒部11aには、前記フレキシブ
ルフラットケーブル13の内周端部13aを保持する囲
い板部11eを有しており、前記アッパーカバー14に
は、前記内側円筒部11aに取り付けられた状態におい
て、前記囲い板部11eを内周端部13aとともに内側
円筒部11aへ押圧する押圧部14dを有していること
を特徴としている。以下、上記構成について詳細に説明
する。
【0013】回転体11は、図1に示すように、回転中
心となる内側円筒部11a及びフランジ部11bを有し
ており、例えば自動車におけるハンドル部のステアリン
グホイール側(回転部材側)に連結されるようになって
いる。そして、内側円筒部11aの外周には、フレキシ
ブルフラットケーブル13の内周端部13aを保持する
回転側保持部11cが設けられている。
【0014】回転側保持部11cは、図2及び図3に示
すように、内側円筒部11aの外周面軸方向に沿って形
成された係合溝11dと、この係合溝11dの一方の縁
部から他方の縁部に向かって、この係合溝11dを囲む
ように延びる囲い板部11eとを備えている。囲い板部
11eは、係合溝11dの一方の縁部から片持ち状に延
びており、その自由端部が係合溝11dの他方の縁部と
所定の間隔をおいて段状に形成されている。そして、囲
い板部11eの自由端部と係合溝11dの他方の縁部と
の間が、段状に形成された開口部Iになっており、この
開口部Iから、係合溝11d内にフレキシブルフラット
ケーブル13の内周端部13aが挿入するようになって
いる。また、囲い板部11eの外周側には、後述する押
圧部14dの押圧力を受ける受圧面11fが形成されて
いる。
【0015】固定体12は、図4に示すブラケット12
cを介して、例えば自動車におけるハンドル部のステア
リングコラム側(固定部材側)に連結されるようになっ
ている。また、外側円筒部12aには、フレキシブルフ
ラットケーブル13の外周端部13bを保持するととも
に、この外周端部13bを固定部材側に引き出すための
スリット12dが形成されている。さらに、外側円筒部
12aには、後述する固定側コネクタ13dを保持する
固定側ホルダ12eが設けられている。
【0016】フレキシブルフラットケーブル13は、図
4に示すように、その内周端部13aが上方に直角に折
り曲げられており、この折り曲げられた部分が上記係合
溝11d内に挿入され、この係合溝11dと囲い板部1
1eとで挟まれて保持されるようになっている。そし
て、内周端部13aの先端部には、回転側コネクタ13
cに接続されている。また、外周端部13bは、固定体
12に形成されたスリット12dから外側に引き出され
ており、その先端部には固定側コネクタ13dが接続さ
れている。この固定側コネクタ13dは、固定体12に
設けられた固定側ホルダ12eによって保持されるよう
になっている。
【0017】アッパーカバー14は、図4に示すよう
に、内側円筒部11aと同軸状の貫通孔14aを有して
おり、ねじ15を介して内側円筒部11aの上端部に固
定されるようになっている。そして、貫通孔14aの部
分には、内側円筒部11aの回転側保持部11cに対応
する位置に、フレキシブルフラットケーブル13の内周
端部13aを引き出すための切欠14bが形成されてい
る。さらに、アッパーカバー14の上面には、内周端部
13aに接続された回転側コネクタ13cを保持するた
めの回転側ホルダ14cが設けられている。さらにま
た、アッパーカバー14の上面には、注意書き等が記載
されたラベル16が貼付されている。
【0018】さらに、アッパーカバー14の下面には、
このアッパーカバー14が内側円筒部11aの上端部に
固定された状態において、受圧面11fに押圧力をかけ
る押圧部14dが設けられている。この押圧部14d
は、図1〜図3に示すように、囲い板部11eを、フレ
キシブルフラットケーブル13の内周端部13aととも
に係合溝11dの底部に押し付けて、同内周端部13a
を係合溝11dに固定するようになっている。そして、
この押圧部14dは、上から下に向けてテーパ状に薄く
なるように形成されている。このため、押圧部14dの
下端部は、受圧面11fとフレキシブルフラットケーブ
ル13との間に容易に挿入することが可能なようになっ
ている。また、押圧部14dは、図2に示すように、外
周側の面が内側円筒部11aの外周面に沿って連続した
曲面になるように滑らかに形成されている。
【0019】上記のように構成された相対回転部材間継
電装置10においては、まず一番下に位置する回転体1
1を例えば組立作業台の上に置き、この上に固定体12
を置く。これにより、回転体11のフランジ部11bの
上に固定体12の環状底板部12bが載り、内側円筒部
11aと外側円筒部12aとにより環状の空間Kが形成
される。そして、筒状に巻かれたフレキシブルフラット
ケーブル13を内側円筒部11aと外側円筒部12aと
の間の空間Kに収納する。
【0020】次ぎに、フレキシブルフラットケーブル1
3の内周端部13aの上方に直角に折り曲げた部分を内
側円筒部11aの回転側保持部11cに仮固定する。こ
の際、上方に直角に折り曲げた内周端部13aを係合溝
11dと囲い板部11eとの間に挿入することにより、
同内周端部13aが係合溝11dと囲い板部11eとで
挟まれて仮固定された状態になる。
【0021】そして、フレキシブルフラットケーブル1
3の外周端部13bを外側円筒部12aのスリット12
dで保持するとともに、このスリット12dから外側に
引き出す。そして、固定側コネクタ13dを固定側ホル
ダ12eに取り付ける。
【0022】次ぎに、内側円筒部11aの上端部にアッ
パーカバー14を載置しながら、フレキシブルフラット
ケーブル13の内周端部13a及び回転側コネクタ13
cを貫通孔14aから上方に引き出す。この際に、押圧
部14dを回転側保持部11cの受圧面11fに合わせ
る。そして、アッパーカバー14を内側円筒部11aの
上端部にねじ15で固定し、回転側コネクタ13cを回
転側ホルダ14cに取り付ける。
【0023】そうすると、図3に示すように、押圧部1
4dが受圧面11fを圧迫し、囲い板部11e及びフレ
キシブルフラットケーブル13の内周端部13aが係合
溝11dの底部に押圧された状態になり、同内周端部1
3aが内側円筒部11aの所定の位置に確実に固定され
た状態になる。なお、図3においては、各構成要素を明
確に示すため、係合溝11d、各内周端部13a及び囲
い板部11eの各構成要素をそれぞれ離れた状態に描い
ているが、実際には、これらの構成要素は押圧部14d
の圧迫により密着した状態になっている。また、アッパ
ーカバー14からフレキシブルフラットケーブル13の
内周端部13aが上方に引き出された状態になり、かつ
アッパーカバー14によって外側円筒部12aの上端部
が覆われた状態になる。そして、最後に、アッパーカバ
ー14の上面にラベル16を貼付して組み立てが完了す
る。
【0024】以上のように構成された相対回転部材間継
電装置10によれば、係合溝11d及び囲い板部11e
によって、フレキシブルフラットケーブル13の内周端
部13aを内側円筒部11aの所定の位置に仮固定する
ことができるとともに、押圧部14dによって、その仮
固定された内周端部13aをその位置に確実に固定する
ことができる。したがって、フレキシブルフラットケー
ブル13の内周端部13aを内側円筒部11aの一定の
位置に容易かつ確実に固定することができる。
【0025】次ぎに、この発明の第2実施例を図5〜図
7を参照して説明する。ただし、図1〜図4に示す第1
実施例の構成要素と共通する要素には同一の符号を付
し、その説明を簡略化する。この第2実施例が第1実施
例と異なる点は、押圧部14dが係合溝11d内に入っ
て、フレキシブルフラットケーブル13の内周端部13
aを固定するようになっている点である。
【0026】すなわち、囲い板部11eの外周面は、図
6に示すように、第1実施例の図2で示したような受圧
面11fがなく、内側円筒部11aの外周面に沿って滑
らかな曲面で形成されている。また、押圧部14dは、
図5及び図7に示すように、直角に折り曲げられて2重
になっている内周端部13a間に挿入され、これらの内
周端部13aを係合溝11dの底部及び囲い板部11e
に押圧するようになっている。そして、押圧部14dに
は、内周端部13aの略45度方向の折曲部に沿うよう
に形成された斜状切欠14e(図5参照)が形成されて
いる。なお、図7においては、各構成要素を明確に示す
ため、係合溝11d、各内周端部13a及び囲い板部1
1eの各構成要素をそれぞれ離れた状態に描いている
が、実際には、これらの構成要素は押圧部14dの圧迫
により密着した状態になっている。
【0027】上記のように構成された相対回転部材間継
電装置10においては、アッパーカバー14を内側円筒
部11aの上端部に固定することにより、2重になって
いる内周端部13a間に押圧部14dが挿入され、内周
端部13aを係合溝11d及び囲い板部11eに圧迫す
る。しかも、押圧部14dの斜状切欠14eが内周端部
13aの略45度方向の折曲部に当接するので、内周端
部13aの位置決めが確実に行われるとともに、同内周
端部13aを内側円筒部11aに確実に固定することが
できる。その他、第1実施例と同様の作用効果を奏す
る。
【0028】次ぎに、この発明の第3実施例を図8〜図
11を参照して説明する。ただし、図1〜図4に示す第
1実施例の構成要素と共通する要素には同一の符号を付
し、その説明を簡略化する。この第3実施例が第1実施
例と異なる点は、内側円筒部11aの外周にリング体1
7を設け、このリング体17でフレキシブルフラットケ
ーブル13の内周端部13aを固定するようになってい
る点である。
【0029】すなわち、リング体17は、図8〜図10
に示すように、円筒状に形成されており、その外周面が
環状底板部12bの内周縁より外側に位置するように形
成されている。そして、リング体17の外周には、フレ
キシブルフラットケーブル13の内周端部13aを保持
する回転側保持部17cが設けられている。
【0030】回転側保持部17cは、図8に示すよう
に、リング体17の外周面軸方向に沿って凹状に形成さ
れた係合溝17dと、この係合溝17dの一方の縁部か
ら他方の縁部に向かって、この係合溝17dを囲むよう
に延びる囲い板部17eとを備えている。囲い板部17
eは、係合溝17dの一方の縁部から片持ち状に延びて
おり、係合溝17dの他方の縁部と所定の間隔があくよ
うに形成された段部17gと、この段部17gからさら
に先端側に延在するように形成された舌片部17hとを
有している。そして、段部17gと係合溝17dの他方
の縁部との間が、段状に形成された開口部Iになってお
り、この開口部Iから、係合溝17d内にフレキシブル
フラットケーブル13の内周端部13aが挿入されるよ
うになっている。
【0031】上記舌片部17hは、リング体17に沿っ
て円弧状に形成されているとともに、先端に向かうにし
たがってリング体17の外周面から徐々に離れるように
形成されており、フレキシブルフラットケーブル13の
内周端部13aを係合溝11d内に案内するようになっ
ている。そして、この舌片部17hは、リング体17が
フレキシブルフラットケーブル13を圧縮する方向に回
転した際に、このケーブル13がリング体17の回転方
向とは逆の方向に折れ曲がって入り込むのを防止するよ
うになっている。また、囲い板部17eの外周側には、
係合溝11dに対応する位置に押圧部14dからの押圧
力を受ける受圧面17fが形成されている。
【0032】一方、回転体11の内側円筒部11aに
は、図8に示すように、上記回転側保持部17cの係合
溝11dを係合保持する係合凹部11cが形成されてい
る。なお、この係合凹部11cは、第1実施例の図4に
示した回転側保持部11cに代えて設けたものである。
【0033】アッパーカバー14に設けられた押圧部1
4dは、図8に示すように、上記受圧面17fに当接し
て、囲い板部17eを、フレキシブルフラットケーブル
13の内周端部13aとともに係合溝17dの底部に押
し付けて、同内周端部13aをリング体17に固定する
ようになっている。
【0034】したがって、上記のように構成された相対
回転部材間継電装置10においても、第1実施例と同様
の作用効果を奏する。ただし、この第3実施例において
は、リング体17の外周面を環状底板部12bの内周縁
より外側に位置するように構成したから、例えば、図1
1に示すように、環状底板部12bの内周縁と内側円筒
部11aの外周面との間に隙間Sが生じる場合でも、図
10に示すように、隙間Sを上記リング体17で覆うこ
とができるので、隙間Sにフレキシブルフラットケーブ
ル13が入って引っ掛かり、これによりフレキシブルフ
ラットケーブル13が傷付いたり切断したりするのを防
止することができる。
【0035】さらに、リング体17の回転側保持部17
cでフレキシブルフラットケーブルの内周端部13aを
保持するように構成したから、フレキシブルフラットケ
ーブル13をリング体17に予め巻き付けておき、この
ケーブル13を有するリング体17をそのまま内側円筒
部11aに嵌合することができる。したがって、フレキ
シブルフラットケーブル13をより簡単に装着すること
ができる。
【0036】次ぎに、この発明の第4実施例を図12を
参照して説明する。ただし、図8〜図11に示す第3実
施例の構成要素と共通する要素には同一の符号を付し、
その説明を簡略化する。この第4実施例が第3実施例と
異なる点は、押圧部14dが係合溝17d内に入って、
フレキシブルフラットケーブル13の内周端部13aを
固定するようになっている点である。
【0037】すなわち、囲い板部17eの外周面は、図
12に示すよういに、第3実施例の図8で示したような
受圧面11fがなく、内側円筒部11aの外周面に沿う
ように滑らかな曲面状に形成されている。また、押圧部
14dは、直角に折り曲げられて2重になっている内周
端部13a間に挿入され、これらの内周端部13aを係
合溝17d及び囲い板部17eに押圧するようになって
いる。そして、押圧部14dには、内周端部13aの略
45度方向の折曲部に沿うように形成された斜状切欠1
4eが形成されている。
【0038】上記のように構成された相対回転部材間継
電装置10においては、アッパーカバー14を内側円筒
部11aの上端部に固定することにより、2重になって
いる内周端部13a間に押圧部14dが挿入され、内周
端部13aを係合溝17d及び囲い板部17eに圧迫す
る。しかも、押圧部14dの斜状切欠14eが内周端部
13aの略45度方向の折曲部に当接するので、内周端
部13aの位置決めが確実に行われるとともに、同内周
端部13aをリング体17に確実に固定することができ
る。その他、第3実施例と同様の作用効果を奏する。
【0039】なお、上記第2実施例及び第4実施例にお
いては、押圧部14dを2重になっている内周端部13
a間に挿入するように構成したが、この押圧部14d
を、内周端部13aと係合溝(11d又は17d)との
間、あるいは内周端部13aと囲い板部(11e又は1
7e)との間に挿入するように構成してもよい。ただ
し、確実に固定する上では、押圧部14dを内周端部1
3a間に挿入し、この押圧部14dの斜状切欠14eを
内周端部13aの略45度方向の折曲部に当接させるよ
うに構成することが好ましい。
【0040】
【発明の効果】この発明によれば、囲い板部によって、
一端部を内側円筒部の所定の位置に仮固定することがで
きるとともに、この仮固定した一端部を押圧部によって
確実に固定することができる。したがって、フレキシブ
ルフラットケーブルの一端部を内側円筒部の一定の位置
に容易かつ確実に固定することができる。
【0041】また、押圧部を、囲い板部の内側に挿入す
るように構成したものにあっても、囲い板部によって、
一端部を内側円筒部の所定の位置に仮固定することがで
きるとともに、押圧部によって、その仮固定した位置に
確実に固定することができる。したがって、フレキシブ
ルフラットケーブルの一端部を内側円筒部の一定の位置
に容易かつ確実に固定することができる。
【0042】また、上記各実施例においては、第1の回
転体を回転体として回転部材側に連結し、第2の回転体
を固定体として固定部材側に連結した例を示したが、第
1の回転体を固定体として固定部材側に連結し、第2の
回転体を回転体として回転部材側に連結するように構成
してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例として示した相対回転部
材間継電装置の要部分解斜視図。
【図2】同相対回転部材間継電装置の内側円筒部の回転
側保持部を示す要部平面図。
【図3】同相対回転部材間継電装置の内側円筒部の回転
側保持部を示す要部断面図。
【図4】同相対回転部材間継電装置を示す分解斜視図。
【図5】この発明の第2実施例として示した相対回転部
材間継電装置の要部分解斜視図。
【図6】同相対回転部材間継電装置のリング体の回転側
保持部を示す要部平面図。
【図7】同相対回転部材間継電装置のリング体の回転側
保持部を示す要部断面図。
【図8】この発明の第3実施例として示した相対回転部
材間継電装置の要部分解斜視図。
【図9】同相対回転部材間継電装置を示す分解斜視図。
【図10】同相対回転部材間継電装置を示す断面図。
【図11】同相対回転部材間継電装置のリング体の効果
を説明するために、リング体がない状態のものを示した
断面図。
【図12】この発明の第4実施例として示した相対回転
部材間継電装置の要部分解斜視図。
【符号の説明】
10 相対回転部材間継電装置 11 第1の回転体(回転体) 11a 内側円筒部 11b フランジ部 11c 内側円筒部 11e 囲い板部 12 第2の回転体(固定体) 12a 外側円筒部 12b 環状底板部 13 フレキシブルフラットケーブル 13a 一端部(内周端部) 13b 他端部(外周端部) 14 アッパーカバー 14d 押圧部 17 リング体 17c 内側円筒部 17e 囲い板部 K 空間
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−191740(JP,A) 実開 平1−92090(JP,U) 実開 昭61−166490(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65H 75/34 - 75/50 B60R 16/02 675 H01R 35/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内側円筒部を有する第1の回転体と、こ
    の第1の回転体に対して相対的に回転するように設けら
    れ、前記内側円筒部を所定の間隔をおいて囲む外側円筒
    部を有する第2の回転体とを備え、前記第1の回転体及
    び第2の回転体のいずれか一方が固定的に保持され、他
    方が所定の回転範囲内で回転可能となる相対回転部材間
    継電装置であって、 前記内側円筒部と外側円筒部との間の環状の空間内に、
    渦巻き状に巻かれた状態で収納され、一端部が前記内側
    円筒部に保持され、他端部が前記外側円筒部に保持され
    るフレキシブルフラットケーブルと、 前記内側円筒部の一方の端部に取り付けられ、前記フレ
    キシブルフラットケーブルの一端部を引き出すように配
    置されたカバー体とを備えてなり、 前記内側円筒部には、前記フレキシブルフラットケーブ
    ルの一端部を保持する囲い板部を有しており、 前記カバー体には、前記内側円筒部に取り付けられた状
    態において、前記囲い板部を前記一端部とともに内側円
    筒部へ押圧する押圧部を有していることを特徴とする相
    対回転部材間継電装置。
  2. 【請求項2】 内側円筒部を有する第1の回転体と、こ
    の第1の回転体に対して相対的に回転するように設けら
    れ、前記内側円筒部を所定の間隔をおいて囲む外側円筒
    部を有する第2の回転体とを備え、前記第1の回転体及
    び第2の回転体のいずれか一方が固定的に保持され、他
    方が所定の回転範囲内で回転可能となる相対回転部材間
    継電装置であって、 前記内側円筒部と外側円筒部との間の環状の空間内に、
    渦巻き状に巻かれた状態で収納され、一端部が前記内側
    円筒部に保持され、他端部が前記外側円筒部に保持され
    るフレキシブルフラットケーブルと、 前記内側円筒部の一方の端部に取り付けられ、前記フレ
    キシブルフラットケーブルの一端部を引き出すように配
    置されたカバー体とを備えてなり、 前記内側円筒部には、前記フレキシブルフラットケーブ
    ルの一端部を保持する囲い板部を有しており、 前記カバー体には、前記内側円筒部と前記囲い板部との
    間に挿入され、前記フレキシブルフラットケーブルの一
    端部を押圧保持する押圧部を有していることを特徴とす
    る相対回転部材間継電装置。
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