JPH1078532A - 光ファイバケーブルのコネクタ - Google Patents

光ファイバケーブルのコネクタ

Info

Publication number
JPH1078532A
JPH1078532A JP23277896A JP23277896A JPH1078532A JP H1078532 A JPH1078532 A JP H1078532A JP 23277896 A JP23277896 A JP 23277896A JP 23277896 A JP23277896 A JP 23277896A JP H1078532 A JPH1078532 A JP H1078532A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
fiber cable
ferrule
connector housing
guide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP23277896A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Tanaka
亮 田中
Fukuma Sakamoto
福馬 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd, Sumitomo Electric Industries Ltd, Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP23277896A priority Critical patent/JPH1078532A/ja
Publication of JPH1078532A publication Critical patent/JPH1078532A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単かつな構成で光ファイバケーブルの配線
方向を変化させるとともに、この配線方向を変化させる
作業を容易に行う。 【解決手段】 光ファイバケーブル1の端部を保持する
フェルール2と、このフェルール2を回転自在に支持す
るコネクタハウジング3と、このコネクタハウジング3
の端部に取り付けられるキャップ5と、このキャップ5
に回転自在に取り付けられるガイド6とを有し、このガ
イド6に、上記光ファイバケーブル1を支持する円弧状
に湾曲した支持面19を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバケーブ
ルの接続に使用する光ファイバケーブルのコネクタに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開平7−27926号公
報に示されるように、コネクタハウジングの後部に接続
された第1脚部と、この第1脚部に屈曲部を介して接合
されることにより横方向に伸びる第2脚部とを有する直
角型ストレインレリーフブートを設け、このブートに光
ファイバケーブルが挿通されるケーブル受入通路を形成
するとともに、ブートの開いた遠方端から上記屈曲部へ
と伸びるスロット手段を形成してなる光ファイバケーブ
ルのコネクタが知られている。
【0003】そして、上記スロット手段からコネクタ軸
線上に光ファイバケーブルを導出させることができるよ
うに上記スロット手段の幅を設定することにより、上記
光ファイバケーブルを第2脚部に保持された直交位置か
ら、ブートから部分的に取出して軸方向位置へと移動さ
せることができるようにし、これによってケーブルを捩
じることなく、上記ブートを回転させてその突出方向を
任意の方向に変位させることが行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に記載された
光ファイバケーブルのコネクタでは、光ファイバケーブ
ルの導出方向に対応した方向にブートの突出方向を設定
した後、光ファイバケーブルをブート内に位置設定し直
すことにより、上記コネクタの設置部に配設された障害
物等を避けるように上記光ファイバケーブルの配線方向
を変化させることができるが、この作業を行う際に、上
記ブートの受入通路に保持された光ファイバケーブルを
スロット手段に挿通させることにより、その保持状態を
解除した状態で上記直角型ストレインレリーフブートを
回動操作した後、上記スロット手段内の光ファイバケー
ブルをブートの受入通路内に再び導入させて湾曲状態で
保持させるようにしなければならず、作業性が悪いとい
う問題がある。
【0005】また、上記ブートによって光ファイバケー
ブルを湾曲させた状態で保持させるためには、この光フ
ァイバケーブルの復元力によってブートが変形しないよ
うに剛性の高い素材でブートを形成する必要があるが、
この場合に上記スロット手段内にケーブルを導入させる
ために形成された開口部の幅が大きいと、光ファイバケ
ーブルの保持状態が不安定になることが避けられず、逆
に上記開口部の幅が小さいと光ファイバケーブルをスロ
ット手段に着脱する作業が困難であるという問題があ
る。
【0006】さらに、光ファイバケーブの径が変化した
場合には、これに対応した種々の幅の開口部を有する各
種のブートを予め作製して取り揃える必要があるので、
部品点数が増大することが避けられず、また、上記光フ
ァイバケーブルの外周部をブートによって保持する必要
があるので、光ファイバケーブルの湾曲部に上記ブート
の厚みに相当する分だけ余分なスペースが必要であると
いう問題があった。
【0007】本発明は、このような事情に鑑み、簡単か
つコンパクトな構成で光ファイバケーブルの配線方向を
変化させることができるとともに、この配線方向を変化
させる作業を容易に行うことができる光ファイバケーブ
ルのコネクタを提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
光ファイバケーブルの端部を保持するフェルールと、こ
のフェルールを回転自在に支持するコネクタハウジング
と、このコネクタハウジングの端部に取り付けられるキ
ャップと、このキャップに回転自在に取り付けられるガ
イドとを有し、このガイドに、上記光ファイバケーブル
を支持する円弧状に湾曲した支持面を形成したものであ
る。
【0009】上記構成によれば、光ファイバケーブルが
フェルールに保持された状態でコネクタハウジングおよ
びキャップに支持されるとともに、このキャップに取り
付けられたガイドの支持面に光ファイバケーブルを沿わ
せることにより、この光ファイバケーブルの配線方向が
設定されることになる。また、上記光ファイバケーブル
の配線方向を仮設定した後に、上記ガイドおよびフェル
ールとともに光ファイバケーブルを回転させることによ
り、その軸方向回りの配線方向が変化することになる。
【0010】請求項2に係る発明は、上記請求項1記載
の光ファイバケーブルのコネクタにおいて、ガイドに、
光ファイバケーブルの許容曲げ半径に対応した曲率半径
で湾曲する支持面を形成したものである。
【0011】上記構成によれば、ガイドの支持面に光フ
ァイバケーブルを沿わせることにより、この光ファイバ
ケーブルが許容限度以上に湾曲することが防止されつ
つ、大きく湾曲した状態で、その配線方向が設定される
ことになる。
【0012】請求項3に係る発明は、上記請求項1また
は2記載の光ファイバケーブルのコネクタにおいて、フ
ェルールに係止用突部を形成するとともに、コネクタハ
ウジングに上記フェルールの係止用突部に対向する係止
部を形成し、かつ上記フェルールの係止用突部をコネク
タハウジングの係合部に圧接させる方向に付勢する付勢
手段を上記コネクタハウジング内に配設したものであ
る。
【0013】上記構成によれば、付勢手段の付勢力に応
じてフェルールの係止用突部がコネクタハウジングの係
合部に圧接されることにより、上記フェルールに保持さ
れた光ファイバケーブルの端部がコネクタハウジングに
安定した状態で支持され、かつ上記光ファイバケーブル
に引張り力が作用した場合には、上記付勢手段が変形す
ることにより上記引張り力が吸収されることになる。
【0014】請求項4に係る発明は、上記請求項1〜3
の何れかに記載の光ファイバケーブルのコネクタにおい
て、光ファイバケーブルをガイドの支持面に沿わせた状
態で固定手段により固定したものである。
【0015】上記構成によれば、ガイドの支持面に光フ
ァイバケーブルを沿わせた状態で、この光ファイバケー
ブルが固定手段によって上記ガイドに固定されることに
より、光ファイバケーブが安定した状態に保持されるこ
とになる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る光ファイバ
ケーブルのコネクタの実施形態を示している。このコネ
クタは、光ファイバケーブル1の端部を保持するフェル
ール2と、このフェルール2を回転自在に支持するコネ
クタハウジング3と、このコネクタハウジング3内に配
設された圧縮コイルばねからなる付勢手段4と、コネク
タハウジング3の端部に固着されるキャップ5と、この
キャップ5に回転自在に取り付けられるガイド6とを有
している。
【0017】上記光ファイバケーブル1は、光ファイバ
素線7と、この光ファイバ素線7を被覆するポリエチレ
ンまたは塩化ビニール等からなる被覆層8とからなって
いる。また、上記フェルール2は、光ファイバケーブル
1の被覆層8が挿入されて、圧着または接着等の手段で
固定される凹孔9と、光ファイバ素線7が挿通される挿
通孔10とを有する筒状体からなり、その外周部にはフ
ランジ状の係止用突部11が突設されている。
【0018】コネクタハウジング3は、上記フェルール
2の設置孔12と、図外の雌型のコネクタハウジングに
設けられた係止孔に係合される係合片13とを有する雄
型のコネクタハウジングからなり、上記設置孔12の中
央部には、フェルール2を回転自在に抱持する抱持部1
4が形成されている。
【0019】そして、上記コネクタハウジング3の設置
孔12にフェルール2が挿入されて抱持されるととも
に、このフェルール2に付勢手段4が外嵌された状態
で、上記設置孔12の先端部にキャップ5が圧入または
螺着等の手段で固着されることにより、このキャップ5
と上記フェルール2の係止用突部11との間に付勢手段
4が配設されるようになっている。
【0020】上記圧縮コイルばねからなる付勢手段4
は、フェルール2の係止用突部11をコネクタハウジン
グ3の抱持部14側に押圧し、この抱持部14の端面か
らなる係合部14aに上記係止用突部11を所定の押圧
力で圧接させる付勢力が得られるように、上記キャップ
5とフェルール2の係止用突部11との間に、圧縮状態
で設置されるようにその全長が設定されている。また、
上記キャップ5は、着脱操作用の取手部15と、光ファ
イバケーブル1の挿通孔16とを有する筒状体からな
り、この挿通孔16には、先広がり形状の曲面部17が
形成されている。
【0021】上記ガイド6は、キャップ5の先端部に外
嵌されて回転自在に取り付けられる取付部18と、上記
光ファイバケーブル1の許容曲げ半径に対応した曲率で
湾曲する支持面19を有するとともに、上記コネクタハ
ウジング3の軸と直交する方向に突出する支持部20
と、この支持部20の基端部と対向する位置において斜
め前方側に突出する係止部21とを有している。
【0022】上記光ファイバケーブル1は、図2に示す
ように、大きく曲げられた際に、その曲げ半径が小さく
なるに応じて光透過率が減少する。このため、下記のよ
うに自動車のインストルメントパネル23に形成された
設置部25に上記光ファイバケーブル1を配設する場合
には、曲げ半径を15mm以上とすることにより、上記
光透過率が使用限度を越えて低下するのを防止すること
ができるので、上記支持面19の曲率半径は15mm程
度に設定されている。
【0023】上記構成において光ファイバケーブル1の
端部をフェルール2に保持させた状態で、このフェルー
ル2に付勢部材4を外嵌した状態でこれをコネクタハウ
ジング3に支持させるとともに、このコネクタハウジン
グ3の端部にキャップ5を取り付けることにより、上記
付勢部材4の付勢力に応じてフェルール2の係止用段部
11をコネクタハウジング3の係合部14aに圧接させ
た状態で、上記光ファイバケーブル1の端部をコネクタ
ハウジング3に回転自在に支持させる。
【0024】そして、上記キャップ5の先端部に、ガイ
ド6の取付部18を外嵌して回転自在に取り付けた後、
上記支持部20の支持面19に光ファイバケーブ1を沿
わせた状態で、金属製または合成樹脂製の粘着テープ2
2からなる固定手段によって上記光ファイバケーブル1
を上記支持部20に固定する。
【0025】このように光ファイバケーブル1の端部を
フェルール2に保持させた状態で、このフェルール2を
コネクタハウジング3に回転自在に支持させるととも
に、このコネクタハウジング3の端部にキャップ5を取
り付けることにより、上記光ファイバケーブル1の端部
をコネクタハウジング3に支持させるように構成したた
め、このコネクタハウジング3を、図3に示すように、
自動車のインストールメントパネル23に形成されたオ
ーディオ機器またはナビゲーション装置等からなる電子
部品24の設置部25に配置し、この電子部品24に設
けられた雌型のコネクタハウジングに上記コネクタハウ
ジング3を係合することにより、上記雌型のコネクタハ
ウジング内に支持された図外の光電素子または光ファイ
バケーブルに、上記光ファイバケーブル1の端部が接続
されることになる。
【0026】そして、上記キャップ5に円弧状に湾曲し
た支持面19が形成されたガイド6を回転自在に取り付
けたため、上記支持面19に沿わせて光ファイバケーブ
ル1を湾曲させることにより、コネクタの軸線に対して
その側方に光ファイバケーブル1を導出させることがで
きる。したがって、上記光ファイバケーブル1が無理に
曲げられることに起因した光透過率の減少を防止しつ
つ、上記光ファイバケーブル1を側方に導出し、上記イ
ンストールメントパネル23の前方側に配設されたダッ
シュパネル等に当接させることなく、上記光ファイバケ
ーブル1を配線することができる。
【0027】また、上記フェルール2をコネクタハウジ
ング3に回転自在に支持させるとともに、上記ガイド6
をキャップ5に回転自在に取り付けることにより、上記
フェルール2およびガイド6を介して光ファイバケーブ
ル1をコネクタハウジング3に回転自在に支持させるよ
うに構成したため、光ファイバケーブル1を仮配線した
後、その配線方向を変化させる場合に、上記光ファイバ
ケーブル1およびガイド6を持ってコネクタハウジング
3の軸回りに回転させることにより、上記光ファイバケ
ーブル1に捩じれを生じさせることなく、光ファイバケ
ーブル1の導出方向を容易に変化させて上記設置部25
に取り付けられる障害物を避けるように光ファイバケー
ブル1を配線し直すことができる。
【0028】さらに、上記ガイド6の下部に上記支持部
20を設けてガイド6の先端部上面を開放したため、上
記光ファイバケーブル1の湾曲部にその保持部が突出す
るのを防止してその設置スペースをコンパクト化できる
とともに、光ファイバケーブル1の径が変化した場合に
おいても、同一形状のガイド6を使用することができ、
部品の量産化を図ることができる。
【0029】なお、上記実施形態に示すように、支持部
20の基端部と対向する位置において斜め前方側に突出
する係止部21をガイド6に設けた場合には、この係止
部21によって光ファイバケーブル1の周面を拘束する
ことにより、この光ファイバケーブル1のがたつきを防
止した状態で安定してガイド6に保持させることができ
るという利点がある。
【0030】また、上記実施形態では、光ファイバケー
ブル1の許容曲げ半径に対応した曲率半径で湾曲する支
持面19を上記ガイド6に形成したため、この支持面1
9に沿って光ファイバケーブル1を湾曲させることによ
り、この光ファイバケーブル1が許容曲げ限度以上に湾
曲するのを防止しつつ、光ファイバケーブル1を最大限
に湾曲させてコネクタの軸線に対して側方に導出するこ
とができる。したがって、上記光ファイバケーブル1が
大きく曲げられることに起因した光透過率の減少を防止
することができるとともに、上記光ファイバケーブル1
を側方に導出させるために要するスペースをコンパクト
化して上記ダッシュパネル等に上記光ファイバケーブル
1が当接するのを効果的に防止することができる。
【0031】特に、上記実施形態では、キャップ5に形
成された挿通孔16に先広がり形状の曲面部17を形成
し、この曲面部17に沿わせて光ファイバケーブル1を
湾曲るように構成したため、上記曲面部17の曲率半径
を上記光ファイバケーブル1の許容曲げ半径に対応させ
ることにより、この光ファイバケーブル1を適正状態で
湾曲させることができるという利点がある。
【0032】さらに、上記実施形態では、フェルール2
に係止用突部11を形成するとともに、コネクタハウジ
ング3に上記フェルール2の係止用突部11に対向する
係合部を形成し、かつ上記フェルール2の係止用突部1
1をコネクタハウジング3に形成された抱持部14の端
面からなる係合部14aに圧接させる方向に付勢する付
勢手段4をコネクタハウジング3内に設けたため、この
付勢手段4の付勢力に応じて上記フェルール2の係止用
突部11をコネクタハウジング3の係合部14aに圧接
させることにより、上記フェルール2に保持された光フ
ァイバケーブル1の端部をコネクタハウジング3に安定
した状態で支持させることができる。
【0033】しかも、上記設置部23に仮配線された光
ファイバケーブル1の配線方向を変化させる際等におい
て、この光ファイバケーブル1をコネクタハウジング3
の外方に引き出す方向に荷重が作用した場合に、上記圧
縮コイルばねからなる付勢手段4をその付勢力に抗して
圧縮変形させることにより、上記光ファイバケーブル1
が引き伸ばされて損傷することを効果的に防止すること
ができる。
【0034】さらに、上記実施形態では、光ファイバケ
ーブル1をガイド6の支持面19に沿わせた状態で、粘
着テープ22からなる固定手段によりガイド部6の支持
部20に固定するように構成したため、コンパクトな構
成で上記光ファイバケーブル1をガイド6に安定した状
態で保持させることができる。なお、上記粘着テープ2
2に代え、接着剤からなる固定手段によって光ファイバ
ケーブル1をガイド6に固定し、あるいはこの光ファイ
バケーブ1の被覆層8をガイド6に熱融着させることに
よって固定するように構成してもよい。
【0035】また、上記実施形態では、図外の雌型のコ
ネクタハウジングに係合される雄型のコネクタハウジン
グ3に、フェルール3、付勢手段4、キャップ5および
ガイド6を配設し、上記フェルール3およびガイド6に
光ファイバケーブル1の端部を保持させるように構成し
た例について説明したが、雌型のコネクタハウジングに
上記フェルール3、付勢手段4、キャップ5およびガイ
ド6を配設した構造としてもよい。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明は、光ファイバケーブルの端部を保持するフェルール
と、このフェルールを回転自在に支持するコネクタハウ
ジングと、このコネクタハウジングの端部に取り付けら
れるキャップと、このキャップに回転自在に取り付けら
れるガイドとを有し、このガイドに、上記光ファイバケ
ーブルを支持する円弧状に湾曲した支持面を形成したた
め、簡単かつコンパクトな構成で光ファイバケーブルを
その設置部に設置して仮配線した後に、その配線方向を
変化させる等の作業を容易に行うことができるという利
点がある。
【0037】また、請求項2に係る発明は、ガイドに、
光ファイバケーブルの許容曲げ半径に対応した曲率半径
で湾曲する支持面を形成したため、この支持面に沿って
光ファイバケーブルを湾曲させることにより、この光フ
ァイバケーブルが許容曲げ限度以上に湾曲するのを防止
しつつ、光ファイバケーブルを最大限に湾曲させてコネ
クタの軸線に対して側方に導出させることができる。し
たがって、上記光ファイバケーブルが大きく曲げられる
ことに起因した光透過率の減少を防止することができる
とともに、上記光ファイバケーブルを側方に導出させる
ために要するスペースをコンパクト化して上記ダッシュ
パネル等に上記光ファイバケーブルが当接するのを効果
的に防止することができる。
【0038】また、請求項3に係る発明は、上記フェル
ールに係止用突部を形成するとともに、コネクタハウジ
ングに上記フェルールの係止用突部に対向する係合部を
形成し、かつ上記フェルールの係止用突部をコネクタハ
ウジングの係合部に圧接させる方向に付勢する付勢手段
をコネクタハウジング内に設けたため、上記フェルール
に保持された光ファイバケーブルの端部をコネクタハウ
ジングに安定した状態で支持させることができるととも
に、設置部に仮配線された光ファイバケーブルの配線方
向を変化させる際に、この光ファイバケーブルをコネク
タハウジングの外方に引き出す方向に荷重が作用した場
合等に、上記光ファイバケーブルが引き伸ばされて損傷
することを効果的に防止できる等の利点がある。
【0039】また、請求項4に係る発明は、光ファイバ
ケーブルをガイドの支持面に沿わせた状態で固定手段に
より固定したため、より簡単かつコンパクトな構成で上
記光ファイバケーブルをガイドに安定した状態で保持さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ファイバケーブルのコネクタの
実施形態を示す断面図である。
【図2】光ファイバケーブルの曲げ半径と光透過率との
対応関係を示すグラフである。
【図3】光ファイバケーブルの設置部の構造を示す斜視
図である。
【符号の説明】
1 光ファイバケーブル 2 フェルール 3 コネクタハウジング 4 付勢手段 5 キャップ 6 ガイド 11 係止用突部 14a 係合部 19 支持面 22 粘着テープ(固定手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂本 福馬 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバケーブルの端部を保持するフ
    ェルールと、このフェルールを回転自在に支持するコネ
    クタハウジングと、このコネクタハウジングの端部に取
    り付けられるキャップと、このキャップに回転自在に取
    り付けられるガイドとを有し、このガイドに、上記光フ
    ァイバケーブルを支持する円弧状に湾曲した支持面を形
    成したことを特徴とする光ファイバケーブルのコネク
    タ。
  2. 【請求項2】 ガイドに、光ファイバケーブルの許容曲
    げ半径に対応した曲率半径で湾曲する支持面を形成した
    ことを特徴とする請求項1記載の光ファイバケーブルの
    コネクタ。
  3. 【請求項3】 フェルールに係止用突部を形成するとと
    もに、コネクタハウジングに上記フェルールの係止用突
    部に対向する係止部を形成し、かつ上記フェルールの係
    止用突部をコネクタハウジングの係合部に圧接させる方
    向に付勢する付勢手段を上記コネクタハウジング内に配
    設したことを特徴とする請求項1または2記載の光ファ
    イバケーブルのコネクタ。
  4. 【請求項4】 光ファイバケーブルをガイドの支持面に
    沿わせた状態で固定手段により固定したことを特徴とす
    る請求項1〜3の何れかに記載の光ファイバケーブルの
    コネクタ。
JP23277896A 1996-09-03 1996-09-03 光ファイバケーブルのコネクタ Withdrawn JPH1078532A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23277896A JPH1078532A (ja) 1996-09-03 1996-09-03 光ファイバケーブルのコネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23277896A JPH1078532A (ja) 1996-09-03 1996-09-03 光ファイバケーブルのコネクタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1078532A true JPH1078532A (ja) 1998-03-24

Family

ID=16944598

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23277896A Withdrawn JPH1078532A (ja) 1996-09-03 1996-09-03 光ファイバケーブルのコネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1078532A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1170608A2 (en) * 2000-07-03 2002-01-09 Yazaki Corporation Optical hybrid connector for an optical ring network
WO2002012940A1 (en) * 2000-08-04 2002-02-14 Alcatel Optronics Uk Limited Device with optical fibre bending above minimum bend radius
US6905253B2 (en) 2001-05-14 2005-06-14 Autonetworks Technologies, Ltd. Optical connector
JP2011039162A (ja) * 2009-08-07 2011-02-24 Fujikura Ltd 光コネクタ
WO2018168354A1 (ja) * 2017-03-14 2018-09-20 Tdk株式会社 光ファイバ部品

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1170608A2 (en) * 2000-07-03 2002-01-09 Yazaki Corporation Optical hybrid connector for an optical ring network
EP1338909A2 (en) * 2000-07-03 2003-08-27 Yazaki Corporation Optical connector and hybrid connector
EP1170608A3 (en) * 2000-07-03 2004-07-21 Yazaki Corporation Optical hybrid connector for an optical ring network
EP1338909A3 (en) * 2000-07-03 2004-07-21 Yazaki Corporation Optical connector and hybrid connector
WO2002012940A1 (en) * 2000-08-04 2002-02-14 Alcatel Optronics Uk Limited Device with optical fibre bending above minimum bend radius
US6905253B2 (en) 2001-05-14 2005-06-14 Autonetworks Technologies, Ltd. Optical connector
JP2011039162A (ja) * 2009-08-07 2011-02-24 Fujikura Ltd 光コネクタ
WO2018168354A1 (ja) * 2017-03-14 2018-09-20 Tdk株式会社 光ファイバ部品

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5448017A (en) Grommet
JP5281959B2 (ja) 光コネクタ用ストップリング及びそれを用いた光コネクタ付き光ファイバコード並びに光コネクタ付き光ファイバコードの製造方法。
WO2001092937A1 (fr) Connecteur optique
JP2012029449A (ja) ハーネスプロテクタ、及びワイヤハーネス配索構造
JP4104688B2 (ja) 光ファイバケーブル端末構造及びそれに使用されるキャップ部材
JPH1078532A (ja) 光ファイバケーブルのコネクタ
US6799987B1 (en) Wire connecting device
JPH10142451A (ja) 光コネクタ
JP2005189288A (ja) 2芯コネクタユニット
JP4762858B2 (ja) 固定式直角曲げコネクタ
JP3335277B2 (ja) 線材保持具及び光ファイバ用コネクタ
JP2863104B2 (ja) 相対回転部材間継電装置
JPH089540A (ja) ワイヤハーネス用クランプ
JPH1082928A (ja) 光ファイバのコネクタ
JP3332642B2 (ja) 光コネクタ
JPH0546005Y2 (ja)
JP2552747Y2 (ja) 光コネクタ
JP4387167B2 (ja) 圧接コネクタ
JPH0439672Y2 (ja)
JP5097161B2 (ja) ワイヤーハーネス組立用の電線束保持装置
JP4093441B2 (ja) テンションメンバ固定金具
JP3266385B2 (ja) 光ファイバヘッド
JPH07212944A (ja) クリップ
JP2003240970A (ja) コードの接続部収納具
JP3138566B2 (ja) CdS光センサの組み付け構造および組み付け方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20031104