JP2005189288A - 2芯コネクタユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構造で小型化が可能で、デュアルケーブルとの接続作業を簡単化できるデュアルケーブル用の2芯コネクタユニットを提供する。
【解決手段】 2芯コネクタユニット1は、コネクタ4a, 4b、クリップ5、補強部材6、ブーツ7を備え、クリップ5は、コネクタ4a, 4bを所定間隔開けて並べた状態で両コネクタ4a, 4bを保持するコネクタ装着部と、1対のコネクタ装着部の中間に対応する位置で基端部に突設された突起部25を有する。突起部25の両側部分にはベアファイバー40a, 40bが先端側に向かって徐々に離隔されるように導入される導入溝30a, 30bがベアファイバー40a, 40bよりも大径に形成され、これら導入溝30a, 30bにベアファイバー40a, 40bを導入後、デュアルケーブル3の補強繊維41の先端部を突起部25に外嵌して、カシメ部材32により固定溝31に固定する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、デュアルケーブルを光学的に接続する為の小型化可能な2芯コネクタユニットに関するものである。
従来、通信ネットワークの高速化に伴い光通信可能な光ファイバーが用いられているが、この光ファイバーケーブルの中でも2本の光ファイバーケーブルを設ける双方向通信用の2ケーブル型光ファイバーケーブル(一般にZip Cordという) が普及している。このような2ケーブル型光ファイバーケーブルは単芯光ファイバーケーブルを2本並べて合成樹脂性の被覆材で一体化した構成のものである。単芯光ファイバーケーブルは、光ファイバーと合成樹脂製の芯材の外周側を高強度の補強繊維で被い、その外周側を被覆材で被った構造である。
この2ケーブル型光ファイバーケーブルを光学的に接続する2ケーブル型コネクタユニットは、2本の単芯光ファイバーケーブルの先端部に接続された1対のコネクタと、1対のコネクタを平行に並べて装着して保持する保持体と、ブーツ等を有する。LC型コネクタの場合保持体に相当するものはクリップであり、SC型やMU型コネクタの場合保持体に相当するものはツマミ部材である。単芯光ファイバーケーブルの先端部にコネクタを接続する場合、ケーブルの補強繊維の端部がコネクタの後端部分にアルミ製のカシメ部材により固定され、単芯光ファイバーケーブルに引っ張り力や曲げ力が作用する場合には、それらの力を補強繊維で支持するようになっている。
特許文献1には、2ケーブル式コネクタユニットと、そのコネクタユニットが接続される整合部品(レセプタクル)とが開示されている。特許文献2には、2ケーブル型コネクタユニットと、そのコネクタユニットが接続されるアダプタまたはレセプタクルとしてのケース本体などが開示されている。
ここで、2ケーブル型光ファイバーケーブルでは、2本のファイバーケーブルが絡まりやすく、全体として太く嵩張り易く、コネクタユニットも大型化し、製作費が高価になることに鑑み、2芯型光ファイバーケーブル(一般に、デュアルケーブルという)が実用化されつつある。前記の2芯型光ファイバーケーブルは、光ファイバーを夫々組み込んだ2本のベアファイバーの外周側を高強度の補強繊維で被い、その外周側を合成樹脂製の被覆材で覆って1本に纏めたものである。
特開平5−215943号公報 特開2000−315821号公報
ところで、デュアルケーブルを光学的に接続する2芯コネクタユニットは、まだ殆ど実用化されておらず、先行技術文献を検出していないので、ここに詳細には記載できない。 しかし、従来の2ケーブル型コネクタユニットにデュアルケーブルを接続することは殆ど困難である。即ち、2芯コネクタユニットにおいては、2本のベアファイバーの先端部を夫々コネクタに連結する関係上、2本のベアファイバーの外周側の補強繊維を2本に振り分けて2つのコネクタの後端部内に固定することはできず、保持体の後端部の1個所に補強繊維を連結する構造が必要となる。
しかも、ベアファイバーを幾分曲げた状態に配設する経路における曲率は制限されているため、補強繊維の先端部よりも先端側へ延ばしたベアファイバーを先端側に向かって徐々に離隔するように配設しなければならない。そのため、補強繊維を保持体に固定する固定部の両側部の外側を経由して2本のベアファイバーを配置する場合には、補強繊維の端部を自動機により固定部にカシメ等により固定する際にベアファイバーが邪魔になるため補強繊維を固定する作業に特殊な構造の自動機が必要になること、2芯コネクタユニットにデュアルケーブルを接続する接続部のデュアルケーブルと直交方向の幅と前後長さが大きくなり、2芯コネクタユニットが大型化するだけでなく、複数の2芯コネクタユニットを収容するコネクタ収容ケースの奥行きサイズが大きくなること、などの問題がある。
本発明の目的は、簡単な構造で小型化が可能なデュアルケーブル用の2芯コネクタユニットを提供すること、デュアルケーブルとの接続作業を簡単化できるデュアルケーブル用の2芯コネクタユニットを提供することである。
請求項1の2芯コネクタユニットは、光ファイバーが組み込まれた2本のベアファイバーと補強繊維とを有するデュアルケーブルの先端部に装着され、前記デュアルケーブルを光学的に接続する為のアダプタに接続される2芯コネクタユニットにおいて、前記アダプタに挿入される1対のコネクタと、前記1対のコネクタを所定間隔あけて並べた状態で両コネクタを保持するコネクタ装着部を有する保持体とを備え、前記保持体の基瑞部には、両コネクタ装着部の中間に対応する位置に、補強繊維の先端部を外嵌して固定するための突起部が突設され、前記突起部の両側部分には、2本のベアファイバーが夫々導入される2つの導入溝が形成されたことを特徴とするものである。
この2芯コネクタユニットを介してデュアルケーブルを他のデュアルケーブル或いは光学装置に光学的に接続する場合、2芯コネクタユニットをアダプタやレセプタクルに挿入して接続する。この2芯コネクタユニットにデュアルケーブルを接続する場合、2本のベアファイバーの先端部分の被覆材を剥き、それら2本のベアファイバーの先端部に夫々コネクタを接続し、これらのコネクタを保持体のコネクタ装着部に装着し、2本のベアファイバーの一部を突起部の両側部分の導入溝に導入してから、補強繊維の先端部を突起部に外嵌して固定する。
請求項2の2芯コネクタユニットは、請求項1の発明において、前記2本のベアファイバーが先端側に向かって徐々に離隔していくように、前記導入溝はベアファイバーよりも大径に形成されたことを特徴とするものである。2本のベアファイバーが先端側に向かって徐々に離隔するように、2つの導入溝に導入できる。
請求項3の2芯コネクタユニットは、請求項1又は2の発明において、前記突起部には周方向に延びる固定溝が形成され、前記補強繊維の先端部が固定溝とこの固定溝及び補強繊維の外周側にかしめられたカシメ部材によって挟持固定されることを特徴とするものである。そのため、デュアルケーブルの補強繊維の先端部を、突起部に強力に固定することができる。
請求項4の2芯コネクタユニットは、請求項1〜3の発明の何れかにおいて、前記保持体は、LC型コネクタ用のクリップであることを特徴とするものである。そのため、本発明をLC型の2芯コネクタユニットに適用することができる。
請求項5の2芯コネクタユニットは、請求項1〜3の発明の何れかにおいて、前記保持体は、MU型又はSC型コネクタ用のツマミ部材であることを特徴とするものである。そのため、本発明をMU型又はSC型コネクタに適用することができる。
請求項1の発明によれば、保持体の基端部のうち、両コネクタ装着部の中間に対応する位置に形成された突起部の両側部分に形成された2つの導入溝に2本のベアファイバーを導入し、突起部に補強繊維を外嵌して固定することができる。2本のベアファイバーが突起部の外面外へ突出しないように導入溝に収容できるから、補強繊維を突起部に固定する際に、2本のベアファイバーが邪魔になることがなく、前記の固定作業を簡単な構造の自動機により能率的に行うことができる。
しかも、2本のベアファイバーが突起部の外面外へ突出しないように導入溝に収容できるから、また、2本のベアファイバーを徐々に離間させて2つのコネクタに導く経路を、突起部から後方へ突出させることなく形成できるから、2芯コネクタユニットの小型化を図ることができるうえ、複数の2芯コネクタユニットを収容する収容ケースの奥行き寸法を小さくすることができ、収容ケースの小型化を図ることができる。
請求項2の発明によれば、2本のベアファイバーが先端側に向かって徐々に離隔していくように、導入溝がベアファイバーよりも大径に形成されているので、これら導入溝内においてもベアファイバーの延びる方向を徐々に変更できるため、導入溝内においてベアファイバーの方向を変えることができる。
請求項3の発明によれば、突起部に形成された周方向に延びる固定溝と固定部材にかしめられたカシメ部材によって補強繊維の先端部を挟持固定されるので、補強繊維の先端部を突起部に強力に固定することができる。
請求項4の発明によれば本発明をLC型コネクタに適用することができる。
請求項5の発明によれば本発明をMU型又はSC型コネクタに適用することができる。
本願の2芯コネクタユニットは、光ファイバーが組み込まれた2本のベアファイバーと補強繊維とを有するデュアルケーブルの先端部に装着され、前記デュアルケーブルを光学的に接続する為のアダプタに接続される2芯コネクタユニットにおいて、前記アダプタに挿入される1対のコネクタと、前記1対のコネクタを所定間隔あけて並べた状態で両コネクタを保持するコネクタ装着部を有する保持体とを備え、前記保持体の基瑞部には、両コネクタ装着部の中間に対応する位置に、補強繊維の先端部を外嵌して固定するための突起部が突設され、前記突起部の両側部分には、2本のベアファイバーが夫々導入される2本の導入溝が形成されたものである。
本発明の実施例について図面を参照して説明する。本実施例は、双方向光通信用のデュアルケーブルを光学的に接続する為のLC型2芯コネクタユニットに本発明を適用した一例である。尚、図2に示す矢印aの方向を左方、矢印bの方向を右方として説明する。
デュアルケーブル3の先端部に接続された2芯コネクタユニット1は、アダプタ3の片側の装着穴2aに着脱可能に装着され、LC型のアダプタ3の反対側の装着穴2aには、他のデュアルケーブルに接続された他の2芯コネクタユニット1が装着され、デュアルケーブル3が光学的に接続される。但し、アダプタ2の反対側の装着部には、デュアルケーブル3と異なる2芯光ファイバーケーブルに接続されたコネクタユニットも適用可能である。また、図1のアダプタ2の代わりに、光学装置に付設されたLC型のレセプタクルにも、2芯コネクタユニット1を装着可能である。
図2, 図3に示すように、前記デュアルケーブル3は、光ファイバーが夫々組み込まれた2本のベアファイバー40a, 40bと、これら2本のベアファイバー40a, 40bの外周側を被う高強度合成樹脂製の補強繊維41と、ベアファイバー40a, 40bと補強繊維41とを覆う被覆42とを備えている。このデュアルケーブル3は2本のベアファイバー40a, 40bを一本に纏めて小型化したものである。
図1, 図2に示すように、2芯コネクタユニット1は、左右1対のコネクタ4a, 4bと、これらのコネクタ4a, 4bを装着して保持するためのクリップ5と、補強部材6と、ブーツ7などで構成されている。これらは合成樹脂製のものである。
最初に、コネクタ4a, 4bについて説明する。但し、コネクタ4aとコネクタ4bは同構造であるためコネクタ4aについてのみ説明する。図2, 図3に示すように、コネクタ4aには、ベアファイバー40aの先端部が結合されたフェルール10が内嵌して保持され、コネクタ4aにはフェルール10を先端側へ付勢する圧縮ばね11が装着されている。コネクタ4a, 4bが、アダプタ2の装着穴2aに挿入装着され、アダプタ2の反対側の装着穴2aにも図示外のコネクタユニットが装着されると、圧縮ばね11の付勢力によりフェルールの先端面同士が当接して、光ファイバーが光学的に接続される。
コネクタ4aの上面側には、先端側から基端側へ斜め上側に延びる上下方向の弾性を有するレバー部12が一体的に形成されている。レバー部12の長さ方向の途中部には、アダプタ2の上壁部の2つの係止穴2bに係合される左右1対の係合突起13が形成されている。従って、アダプタ2の装着穴2aにコネクタ4aが挿入していくと、レバー部12が弾性変形し、コネクタ4aが所定状態に挿入されると、レバー部12が弾性的に上方へ復帰変形して、1対の係合突起13がアダプタ2の2つの係止穴2bに係合して、2芯コネクタユニット1の装着状態が保持される。コネクタ4aの後瑞部には、コネクタ4aをクリップ5に装着した際に、クリップ5の係合部26が係合する環状の係合溝14が形成されている。
次に、クリップ5について説明する。図4〜図8に示すように、このクリップ5は、例えばポリエーテルイミド製のものであり、クリップ本体20と、操作レバー20aと、クリップ本体20に形成された左右1対のコネクタ装着部21a, 21bと、クリップ本体20に形成された左右1対のファイバー導入溝22a, 22bと、クリップ本体20の後端部に一体形成された突起部25と、この突起部25の左右の両側部に形成された導入溝30a,30bを有する。
前記操作レバー20aは、アダプタ2に装着された2芯コネクタユニット1を取り外す際にユーザーが操作するためのものである。図4, 図5に示すように、操作レバー20aは上下方向に弾性を有し、操作レバー20aはクリップ本体20の上面の途中部から先端側に向かって斜め上方に延びるように形成されている。クリップ5に1対のコネクタ40a,40bを装着した状態において、操作レバー20aの先端部はレバー部12の基端部の上面に重なり、この操作レバー20aの先端部をユーザーが下方へ押動操作すると、1対のレバー部12も下方へ押動され、アダプタ2の装着穴2bに係合している係合突起13の係合が解除され、2芯コネクタユニット1がアダプタ2から取り外し可能になる。
コネクタ装着部21a, 21bは、クリップ本体20の先端部に左右に並べて形成されている。コネクタ装着部21a, 21bは、光ファイバー間の間隔が6. 25mmになるように、両コネクタ4a, 4bを所定間隔あけて並べた状態で保持するためのものである。 図6に示すように、コネクタ装着部21a, 21bの側面部は、コネクタ4a, 4bを側方から挿入できるように開口され、コネクタ装着部21a, 21bの内周部には、コネクタ4a, 4bを固定するために、係合溝14に係合する半円状の係合部26が形成されている。
図2, 図7に示すように、ファイバー導入溝22a, 22bはクリップ本体20の後部の左右側部に形成され、ファイバー導入溝22a, 22bには両コネクタ4a, 4bに結合された1対のベアファイバー40a, 40bが前端側に向かって徐々に離隔するように収容される。
次に、デュアルケーブル3の補強繊維41をクリップ5の基端部(後端部)に固定するための突起部25について説明する。図4,図7, 図8に示すように、突起部25は、クリップ5の基端部のうちの、両コネクタ装着部21a, 21bの中間に対応する位置に一体的に横向きの短柱状に形成され後方へ突出している。突起部25の両側部分には、2本のベアファイバー40a, 40bが夫々導入される導入溝30a, 30bが形成されている。この導入溝30a, 30bは、断面がほぼ円形に近い形状であり、ベアファイバー40a, 40bを側方から導入できるように突起部25の両側に開口している。
ベアファイバー40a, 40bがデュアルケーブル3の被覆42の先端に対応する位置から先端側に向かって(コネクタ4a,4bの方へ)徐々に離隔させることができるように、導入溝30a, 30bはベアファイバー40a, 40bよりも大径に形成されている。例えば、各導入溝30a, 30bの左右方向の幅は、各ベアファイバー40a, 40bの直径の1.3〜1.6倍程度の大きさに形成されている。
突起部25の外周部には周方向に延びる固定溝31が形成されている。デュアルケーブル3の補強繊維41の先端部が突起部25に外嵌され、その補強繊維41と固定溝31とに外嵌させた段部を有する円筒状のカシメ部材32をかしめることにより、補強繊維41の先端部が突起部25に固定される。こうして、デュアルケーブル3の補強繊維41の先端部がカシメ部材32により突起部25の固定溝31に固定されている。
従って、デュアルケーブル3に張力が作用しても、この補強繊維41とカシメ部材32によってクリップ本体20とデュアルケーブル3が連結されているため、2本のベアファイバー40a, 40bに張力が作用することがなく、ベアファイバー40a, 40bの内部に組み込まれた光ファイバーの損傷を防止することができる。
図2, 図9−1, 図9−2に示すように、補強部材6は熱収縮性の合成樹脂でチューブ状に構成され、この補強部材6の先端部はカシメ部材32の後半部分に外嵌された状態で熱収縮されてカシメ部材32を保持している。突起部25の後方部分のデュアルケーブル3と突起部25に、補強部材6の先端部に装着されたカシメ部材32の前半部分が外嵌され、前述のようにカシメ部材32をかしめることにより、補強繊維41の端部が固定溝31に固定される。そして、先端部以外の部分の補強部材6を熱収縮させることによって、デュアルケーブル3の外周と補強部材6とを密着状態にし、クリップ25とデュアルケーブル3との連結部付近と、デュアルケーブル3が補強され、デュアルケーブル3に曲率の大きな曲げが発生しないように補強されている。
図2, 図10に示すように、ブーツ7は、クリップ本体20の先端部から補強部材6までの範囲を被うように着脱可能に設けられ、ブーツ7によりクリップ25の大部分と補強部材6の大部分が被われ補強されている。ブーツ7の先端部には左右1対の延長部33が形成され、この延長部33によってコネクタ4a, 4bの位置を保持している。
次に、2芯コネクタユニット1の作用、効果について説明する。
この2芯コネクタユニット1にデュアルケーブル3を接続する場合には、最初にブーツ7にデュアルケーブル3を通し、その後に先端部にカシメ部材32が取り付けられた補強部材6にデュアルケーブル3を通す。次に、デュアルケーブル3のベアファイバー40a, 40bが図2に示すように所定長さ露出するように、デュアルケーブル3の先端部分の補強繊維41と被覆材42とをはぎ取る。次にベアファイバー3の先端部をコネクタ4a, 4bに夫々接続する。次にそれらコネクタ4a, 4bをクリップ5のコネクタ装着部21a, 21bに側方から導入し、コネクタ装着部21a, 21bの係合部26, 26をコネクタ4a, 4bの係合溝14, 14に係合させる。次に、ベアファイバー40a, 40bが先端側に向かって徐々に離隔するように、ベアファイバー40a, 40bをファイバー導入溝22a, 22bと導入溝30a, 30bに導入して位置決めする。
次に突起部25に補強繊維41の先端部が外嵌され、次に予めデュアルケーブル3に装着しておいたカシメ部材32を突起部25に外嵌する。補強繊維41と固定溝31の外周側からアルミニウム製のリング状のカシメ部材32を外嵌した状態でカシメ部材32をかしめて、補強繊維41を固定溝31とカシメ部材32によって挟持固定する。次に補強部材6を熱収縮させてデュアルケーブル3に密着させ、次に予めデュアルケーブル3に装着しておいたブーツ7を前方へ移動してクリップ5に装着する。
この2芯コネクタユニット1においては、クリップ5の基端部のコネクタ装着部21a, 21bの中間に対応する位置に突起部25を突設し、突起部25の両側部分に形成された導入溝30a, 30bにベアファイバー40a, 40bを導入し、この突起部25に補強繊維41を外嵌して固定するように構成したので、コネクタ装着部21a, 21bの中間に対応する位置においてクリップ5の基端部の突起部25に補強繊維41を確実に固定することができる。
2芯コネクタユニット1にデュアルケーブル3を接続する際に、最初に2本のベアファイバー40a,40bの先端部にコネクタ4a,4bを接続することができる。その後、コネクタ4a, 4bをコネクタ装着部21a, 21bに装着し、ベアファイバー40a, 40bをファイバー導入溝22a,22bと導入溝30a, 30bに導入して位置決めした状態で、突起部25に補強繊維41の先端部を外嵌させ、固定溝31と補強繊維41の外周側からカシメ部材32をかしめて挟持固定することができるので、ベアファイバー40a, 40bの位置決めを簡単化することができるうえ、補強繊維41を固定する際にベアファイバー40a, 40bが邪魔にならないので、補強繊維の固定作業を簡単な構造の自動機(カシメ装置)により能率的に行うことかできる。
しかも、2本のベアファイバー40a,40bが突起部25の外面外へ突出しないように導入溝30a, 30bに収容できるから、また、2本のベアファイバー40a,40bを徐々に離間させて2つのコネクタ4a,4bに導く経路を、突起部25よりも後方へ突出させることなく形成できるから、2芯コネクタユニット1の小型化を図ることができるうえ、複数のアダプタ2とこれらアダプタ2に接続される複数の2芯コネクタユニット1を収容する収容ケースの奥行き寸法を小さくすることができ、収容ケースの小型化を図ることができる。
突起部25の外周部には固定溝31が形成され、この固定溝31に補強繊維の先端部を嵌めてカシメ部材32により挟持固定するので、突起部25に補強繊維41を確実に強固に固定することができる。導入溝30a, 30bは、ベアファイバー40a, 40bに比べて大径に形成されているため、ベアファイバー40a, 40bを先端側に向かって徐々に離隔させることができる。
以上説明した実施例を部分的に変更した変更例について説明する。
1)図11に示すように、MU型又はSC型の2芯コネクタユニット50に本発明を適用してもよい。この2芯コネクタユニット50のツマミ部材50は、MU型又はSC型のコネクタが装着される左右1対のコネクタ装着部51a, 51bと、ツマミ部53と、このツマミ部53の基端の左右方向の中央部に後方向きに突設された突起部52などを有する。突起部52は、前記の突起部25と同様の構造のもので、その両側部に形成された1対の導入溝52a,52bを有する。MU型又はSC型の2芯コネクタユニット50においても前記の実施例と同様の作用、効果が得られる。
2)前記の実施例においてはリング状のカシメ部材32によって補強繊維41を挟持固定したが、リング状のカシメ部材の代わりに、C形のカシメ部材も適用可能である。
3)前記の導入溝30a, 30b、52a,52bは、断面がほぼ円形に近い形状であって、前後方向に一定の断面の溝であった。しかし、図2に示すように、ベアファイバー40a,40bを配置できればよいので、導入溝30a, 30b、52a,52bの上下幅はベアファイバー40a,40bの直径とほぼ等しく、また、前方ほど左右方向の溝幅が浅くなるような導入溝に形成してもよい。
4)突起部25,52の形状はほぼ円形断面に限らず、矩形断面、楕円断面など種々の形状に形成してもよい。また、前記のクリップやツマミ部材は一例を示すものに過ぎず、種々の形状や構造のクリップやツマミ部材にも本発明を適用可能である。
尚、この2芯コネクタユニット1,50は、アダプタ2に接続可能であるだけでなく、光学装置に設けられたレセプタクルにも接続可能なものである。本発明は以上説明した実施例に限定されるものではなく、当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で前記実施例に種々の変更を付加して実施することができ、本発明はそれらの変更例をも包含するものである。
本発明の実施例に係る2芯コネクタユニットとアダプタの斜視図である。 2芯コネクタユニットの横断面図である。 デュアルケーブルに接続したコネクタの平面図である。 クリップの斜視図である。 クリップの側面図である。 クリップの正面図である。 クリップの背面図である。 クリップの平面図である。 カシメ部材と補強部材の平面図である。 カシメ部材が装着された補強部材の平面図である。 ブーツの平面図である。 変更例のMU型又はSC型コネクタユニットのツマミ部材の斜視図である。
符号の説明
1 2芯コネクタユニット
2 アダプタ
3 デュアルケーブル
4a, 4b コネクタ
5 クリップ
21a, 21b コネクタ装着部
25 突起部
30a, 30b 導入溝
31 固定溝
32 カシメ部材
40a, 40b ベアファイバー
41 補強繊維
50 ツマミ部材
51a, 51b コネクタ装着部
52 突起部
52a,52b 導入溝

Claims (5)

  1. 光ファイバーが組み込まれた2本のベアファイバーと補強繊維とを有するデュアルケーブルの先端部に装着され、前記デュアルケーブルを光学的に接続する為のアダプタに接続される2芯コネクタユニットにおいて、
    前記アダプタに挿入される1対のコネクタと、
    前記1対のコネクタを所定間隔あけて並べた状態で両コネクタを保持するコネクタ装着部を有する保持体とを備え、
    前記保持体の基瑞部には、両コネクタ装着部の中間に対応する位置に、補強繊維の先端部を外嵌して固定するための突起部が突設され、
    前記突起部の両側部分には、2本のベアファイバーが夫々導入される2つの導入溝が形成されたことを特徴とする2芯コネクタユニット。
  2. 前記2本のベアファイバーが先端側に向かって徐々に離隔していくように、前記導入溝はベアファイバーよりも大径に形成されたことを特徴とする請求項1に記載の2芯コネクタユニット。
  3. 前記突起部には周方向に延びる固定溝が形成され、前記補強繊維の先端部が固定溝とこの固定溝及び補強繊維の外周側にかしめられたカシメ部材によって挟持固定されることを特徴とする請求項1又は2に記載の2芯コネクタユニット。
  4. 前記保持体は、LC型コネクタ用のクリップであることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の2芯コネクタユニット。
  5. 前記保持体は、MU型又はSC型コネクタ用のツマミ部材であることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の2芯コネクタユニット。
JP2003427326A 2003-12-24 2003-12-24 2芯コネクタユニット Expired - Lifetime JP4278148B2 (ja)

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