JP3266385B2 - 光ファイバヘッド - Google Patents

光ファイバヘッド

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JP3266385B2
JP3266385B2 JP26511693A JP26511693A JP3266385B2 JP 3266385 B2 JP3266385 B2 JP 3266385B2 JP 26511693 A JP26511693 A JP 26511693A JP 26511693 A JP26511693 A JP 26511693A JP 3266385 B2 JP3266385 B2 JP 3266385B2
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fiber head
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幹雄 勢羅
滋 井内
伯夫 川嶋
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Mitsubishi Chemical Corp
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Mitsubishi Chemical Corp
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ポイントセンサに好
適に用いられる光ファイバヘッドに関し、より詳細に
は、被覆にテンションメンバーが配設された光ファイバ
ケーブルの端部が口金に固定されてなる光ファイバヘッ
に関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバケーブルには、光ファイバの
被覆にアラミド繊維などで補強用テンションメンバーが
配設されているものがある。例えば、光ファイバをジャ
ケット材で被覆し、この上にアラミド繊維などのテンシ
ョンメンバーを引き揃え、更にその上に保護用の被覆材
で被覆したものである。
【0003】この様な補強光ファイバケーブルにポイン
トセンサヘッドを装着・固定する場合、光ファイバケー
ブルの被覆材若しくはジャケット材をケーブル端部から
引き剥がし光ファイバ芯線を露出させてセンサヘッド
に、例えば、接着剤による貼着、カシメなどによる機械
的係合により固定している。この際、余長のテンション
メンバーは、ケーブルとヘッドとの固定に邪魔になるの
で、短く切断する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
センサヘッドでは、余長のテンションメンバーを切断し
てセンサヘッドと光ファイバケーブルとを、テンション
メンバーを介さず係合・固定する。その為に、従来のセ
ンサヘッドでは、センサヘッドと光ファイバケーブルと
の係合・固定の強度は、必ずしも強固ではなく、不用意
にケーブルを引っ張ると、センサヘッドから光ファイバ
ケーブルが外れる不都合がある。
【0005】この発明は、上述の背景に基づきなされた
ものであり、その目的とするところは、余長のテンショ
ンメンバーを有効に利用して、口金と光ファイバケーブ
とを強固に係合・固定し、口金から光ファイバケーブ
が外れる恐れが少ない光ファイバヘッドを提供するこ
とである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題は、この発明に
より解決される。すなわち、この発明による第1の光フ
ァイバヘッドは、被覆にテンションメンバーが配設され
た光ファイバケーブルの端部に装着・固定されている光
ファイバヘッドであって、この光ファイバヘッドが、光
ファイバを挿入する第1貫通孔を有する先端口金と、一
端からこの先端口金を嵌挿し、端部の被覆が剥離され余
長テンションメンバーが出た光ファイバケーブルを他端
から挿入する第2貫通孔が形成された口金本体とを有
し、この余長テンションメンバーが、先端口金の外周面
と口金本体の内周面との間に圧着固定され、前記口金本
体の外周部に、外部部材との係合用のネジ係合部が形成
されていることを特徴とするものである。また、第2の
光ファイバヘッドは、被覆にテンションメンバーが配設
された光ファイバケーブルの端部に装着・固定されてい
る光ファイバヘッドであって、この光ファイバヘッド
が、光ファイバのみを挿入する第1貫通孔を有する先端
口金と、一端からこの先端口金を嵌挿し、端部の被覆が
剥離され余長テンションメンバーが出た光ファイバケー
ブルを他端から挿入する第2貫通孔が形成された口金本
体とを有し、この余長テンションメンバーが、先端口金
の外周面と口金本体の内周面との間に圧着固定されてい
ることを特徴とするものである。この発明の光ファイバ
ヘッドはポイントセンサ用途に好適に使用される。以下
本発明の光ファイバヘッドをポイントセンサ用途に適用
した場合を適宜例にとり説明する。
【0007】
【作用】上記構成を有するこの発明による光ファイバヘ
ッドは、テンションメンバーによる補強光ファイバケー
ブルに口金を装着・固定する場合に使用する。まず、光
ファイバケーブルの被覆材若しくはジャケット材をケー
ブル端部から引き剥がし光ファイバ芯線を露出させる。
この際、余長のテンションメンバーを短く切断すること
なく、残す。
【0008】次いで、口金本体に形成された第2貫通孔
の一端に、端部の被覆が剥離され余長テンションメンバ
ーが出た光ファイバケーブルを挿入する。更に、第2貫
通孔の他端から先端口金を嵌挿し、この挿入に際して、
余長テンションメンバーが、先端口金の挿入に際して、
先端口金の外周面と口金本体の内周面との間に圧着固定
される。同時に、先端口金の第1貫通孔に光ファイバ芯
線が挿入される。
【0009】
【実施例】この発明を、実施例により具体的に説明す
る。図1に、この発明による光ファイバポイントセンサ
ヘッドの一実施例の組立概要と完成状態を表す断面図を
示す。この態様の光ファイバポイントセンサヘッドは、
外被覆材6とジャケット5との間にテンションメンバー
3が配設された光ファイバケーブル4の端部に装着・固
定されるポイントセンサヘッド1である。このセンサヘ
ッド1は、光ファイバのみを挿入する第1貫通孔11を
有する先端口金10と、一端からこの先端口金10を嵌
挿し、余長テンションメンバー3が出た光ファイバケー
ブル4を他端から挿入する第2貫通孔8が形成された口
金本体7とからなり、余長テンションメンバー3が、先
端口金10の挿入に際して、先端口金10の圧着固定部
12の外周面と口金本体7の内周面との間に圧着固定さ
れている。この態様の口金本体7の外周面には、外部部
材との係合用にネジ係合部9のネジ山が形成されてい
る。
【0010】次いで、この光ファイバポイントセンサヘ
ッドの組立方法を説明する。この実施例の光ファイバポ
イントセンサヘッド1では、テンションメンバー3によ
り補強された光ファイバケーブル4をポイントセンサヘ
ッドに装着・固定する場合に使用する。光ファイバケー
ブル4の外被覆材5及びジャケット5をケーブル端部か
ら所定の長さだけ引き剥がし光ファイバ芯線を露出さ
せ、この際、余長のテンションメンバー3を短く切断す
ることなく、残す。
【0011】次いで、口金本体7に形成された第2貫通
孔8の一端に、余長テンションメンバー3が出た光ファ
イバケーブル4を挿入する。更に、第2貫通孔8の他端
から先端口金10を嵌挿し、この挿入に際して、余長テ
ンションメンバー3が、先端口金10の挿入に際して、
先端口金10の圧着固定部12の外周面と口金本体7の
内周面との間に圧着固定され、同時に、先端口金10の
第1貫通孔11に光ファイバ芯線2が挿入される。
【0012】この発明において、上記実施例に限定され
ず種々の変更が可能である。例えば、上記実施例では、
単芯光ファイバケーブルであったが、多芯光ファイバケ
ーブルを用いることもできる。
【0013】
【発明の効果】この発明による光ファイバヘッドによ
り、余長のテンションメンバーを有効に利用して、口金
と光ファイバケーブルとを強固に係合・固定することが
できる。また、口金から光ファイバケーブルが外れる恐
れが少ない信頼性の高い光ファイバヘッドを提供するこ
とでできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明による光ファイバポイントセ
ンサヘッドの一実施例の組立概要と完成状態を示す断面
図である。
【符号の説明】
1 センサヘッド 2 光ファイバ 3 テンションメンバー 4 ケーブル 5 ジャケット 6 外被覆材 7 口金本体 8 第2貫通孔 9 ネジ係合部 10 先端口金 11 第1貫通孔 12 圧着固定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−132707(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/24 G02B 6/00 G02B 6/36 G01J 1/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被覆にテンションメンバーが配設された
    光ファイバケーブルの端部に装着・固定されている光フ
    ァイバヘッドであって、 該光ファイバヘッドが、光ファイバを挿入する第1貫通
    孔を有する先端口金と、一端から該先端口金を嵌挿し、
    端部の被覆が剥離され余長テンションメンバーが出た光
    ファイバケーブルを他端から挿入する第2貫通孔が形成
    された口金本体とを有し、 該余長テンションメンバーが、先端口金の外周面と口金
    本体の内周面との間に圧着固定され、前記口金本体の外周部に、外部部材との係合用のネジ係
    合部が形成されていることを特徴とする 光ファイバヘッ
    ド。
  2. 【請求項2】 被覆にテンションメンバーが配設された
    光ファイバケーブルの端部に装着・固定されている光フ
    ァイバヘッドであって、 該光ファイバヘッドが、光ファイバのみを挿入する第1
    貫通孔を有する先端口金と、一端から該先端口金を嵌挿
    し、端部の被覆が剥離され余長テンションメンバーが出
    た光ファイバケーブルを他端から挿入する第2貫通孔が
    形成された口金本体とを有し、 該余長テンションメンバーが、先端口金の外周面と口金
    本体の内周面との間に圧着固定されていることを特徴と
    する光ファイバヘッド。
  3. 【請求項3】 前記テンションメンバーは、前記光ファ
    イバに直に接する被覆層の周上に配設され、 当該光ファイバヘッドは、光ファイバポイントセンサヘ
    ッドであることを特徴とする請求項1または2に記載の
    光ファイバヘッド。
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