JP2011039162A - 光コネクタ - Google Patents

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大悟 斉藤
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Abstract

【課題】光ファイバの配線領域を小さくすることができる光コネクタ。
【解決手段】光ファイバコード20の先端に組み立てられた光コネクタ1であって、前記光ファイバコード端末から延出された光ファイバ心線21の先端が内挿されたフェルール10と、該フェルールの弾性付勢用のスプリング6とが、スリーブ状のハウジング2に収納され、前記ハウジングの前記フェルールを収納した前端とは反対の後端に回転筒7が連結され、前記回転筒は曲げられており、その前端は前記ハウジングの後端に該ハウジングの中心軸線に沿う回転軸線周りに回転可能に連結され、その後端に光ファイバコード端末を引き留めた引留め部27が設けられ、その内側に前記光ファイバが通されている光コネクタを提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、光ファイバを光接続するための光コネクタ(光ファイバコネクタ)に係り、特に光ファイバの配線領域を小さくすることができる光コネクタに関する。
一般的に、光ファイバを用いた情報通信で使用される光コネクタは、他の光コネクタと嵌合可能なインターフェースを有する前端部と、後方への光ファイバの曲げを適切にするために柔軟性を有するブーツを備える後端部とからなる。
図9は、従来の光コネクタの一例を示すものである。
この光コネクタ101は、スリーブ状のつまみ102と、その内部に設けられたプラグフレーム103と、光ファイバ20を突合せ接続可能に成端する光コネクタフェルール104と、フェルール104後端に設けられたストップリング105と、フェルール104を前方に付勢するスプリング106と、つまみ102の延在方向後方に延びるブーツ107とを備えている。
光ファイバ20(光ファイバコード)は、ブーツ107を経てつまみ102の後端開口からつまみ102内に導入され、光ファイバ心線21が口出しされ、さらに、フェルール104内で光ファイバ裸線が露出される(例えば、特許文献1を参照)。
また、光ファイバのコネクタ成端を、工場以外の接続現場にて行う現場組立光コネクタも提案されており、これに応じて現場組立光コネクタも種々のタイプが考えられてきている。工場以外の接続現場においては、主にドロップケーブルやインドアケーブルが用いられていることから、現場組立光コネクタは、これらのケーブルに適したケーブル引留め具を有するものが一般的である。
特許文献2には現場組立光コネクタにおいて、コネクタ本体と引留め具とを連結する連結部が、回動可能な構成となっている光コネクタが開示されている。コネクタ本体と引き留め具とを回動可能とすることによって、光コネクタの取り扱い性はより高められており、特に、引留め具のコネクタ本体に対する相対的な向きの自由度がより高くなっている。
特開平10−332975号公報 特開2005−265973号公報
しかし、上記従来の光コネクタにおいては、以下のような問題があった。
特許文献1に記載されている従来の光コネクタ101では、光ファイバ20がつまみ102の延在方向に沿って延出するため、光コネクタ101を壁面上の光コネクタレセプタクルに接続すると、光ファイバ20が壁面に対しほぼ垂直な方向に延びることになる。このため、光ファイバ20は、壁面から大きく離れた位置を通って配線される。従って、光ファイバ20を配線する領域を大きく確保する必要があり、省スペース化の点で改善が要望されていた。
また、光コネクタ101が装置内などに組み込まれる場合においても、配線する領域を大きく確保する必要があり、実装密度を向上させる上で大きな妨げとなっていた。
また、特許文献2に記載されている光コネクタは、上述した問題を解決するために、光ファイバケーブルの引留め具をコネクタ本体に対して回転可能とし、様々な角度に回転させることを可能としたものである。しかし、この光コネクタにおいては、曲げ部分が固定されておらず、繰り返しの曲げにより光ファイバに予期せぬストレスが生じるという問題があった。
本発明は前記事情に鑑みてなされたもので、光ファイバの配線領域を小さくすることが可能であるとともに、光ファイバに生じるストレスを最小限に抑えるような光コネクタを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、この発明は以下の手段を提供している。
本発明の光コネクタは、光ファイバコードの先端に組み立てられた光コネクタであって、前記光ファイバコード端末から延出された光ファイバの先端が内挿されたフェルールと、該フェルールの弾性付勢用のスプリングが、スリーブ状のハウジングに収納され、前記ハウジングの前記フェルールを収納した前端とは反対の後端に回転筒が連結され、前記回転筒は曲げられており、その前端は前記ハウジングの後端に該ハウジングの中心軸線に沿う回転軸線周りに回転可能に連結され、その後端に光ファイバコード端末を引き留めた引留め部が設けられ、その内側に前記光ファイバが通されていることを特徴とする。
本発明の光コネクタは、光ファイバを該光ファイバに縦添えに配置した抗張力体とともに被覆材に埋め込んだ光ファイバケーブルの先端に組み立てられた光コネクタであって、前記光ファイバケーブル端末から延出された光ファイバの先端が内挿されたフェルールと、該フェルールの弾性付勢用のスプリングとが、スリーブ状のハウジングに収納され、前記ハウジングの前記フェルールを収納した前端とは反対の後端に回転筒が連結され、前記回転筒は曲げられており、その前端が前記ハウジングの後端に該ハウジングの中心軸線に沿う回転軸線周りに回転可能に連結され、その後端に光ファイバケーブル端末を引き留めた引留め具が備えられ、その内側に前記光ファイバが通されていることを特徴とする。
本発明の光コネクタは、光ファイバコードあるいは光ファイバを該光ファイバに縦添えに配置した抗張力体とともに被覆材に埋め込んだ光ファイバケーブルである光伝送体の先端に組み立てられる光コネクタであって、前記光伝送体端末から延出された光ファイバの先端が内挿されるフェルールと、このフェルールの弾性付勢用のスプリングとが、スリーブ状のハウジングに収納され、このハウジングの前記フェルールを収納した前端とは反対の後端に回転筒が連結され、前記回転筒は曲げられており、その前端が前記ハウジングの後端に該ハウジングの中心軸線に沿う回転軸線周りに回転可能に連結され、その後端に光ファイバコード端末を引き留めるための引留片部が設けられ、その内側に前記光ファイバが通されることを特徴とする。
本発明の光コネクタにおいては、前記ハウジングと前記回転筒との連結部は、前記ハウジングの後端部周囲にフランジ状に突設された鍔部と、前記回転筒の前端部に前記鍔部と組み合わされるように形成された環状凹部とによって構成されていることが好ましい。
本発明の光コネクタにおいては、前記連結部には、前記回転筒の回転を制限するためのストッパが形成されていることが好ましい。
本発明によれば、光コネクタを構成するハウジングの後端に回転筒が連結され、この回転筒が曲げられており、その前端がハウジングにこのハウジングの中心軸線に沿う回転軸線周りに回転可能に連結され、その後端に光ファイバの端末を引き留めた引留め部(引留め具)を設けるという構成としたため、引留め部よりも前方から曲がる構造となることで、光コネクタの全長が短くなり、また、光ファイバを湾曲状態に固定するとともに、任意の方向に回転させることが可能となる。また、光コネクタを連続して接続した場合においても、光コネクタ同士が重なり合わないように、それぞれの光コネクタの回転筒を適宜回転させることができる。よって、光ファイバに与える曲げストレスおよびねじりストレスを最小限にしながら、光ファイバの配線領域を小さくすることができる。
本発明に係る第1実施形態の光コネクタの断面図である。 本発明に係る第1実施形態の光コネクタの斜視図であり(a)は回転筒が下方に、(b)は回転筒が90°回転、(c)は回転筒が180°回転した様子を示す図である。 本発明のストップリングの斜視図である。 本発明の回転筒の斜視図である。 本発明の光コネクタの組立て方法を示す模式図であり(a)は回転筒を嵌め込む様子を、(b)は回転筒が嵌め込まれた後の様子を示す図である。 本発明の光コネクタが光コネクタレセプタクルに挿入された様子を示す斜視図である。 本発明に係る第2実施形態の光コネクタの断面図であり(a)は全体断面図、(b)はA−Aに沿う断面図である。 本発明の第2実施形態の光コネクタを構成する引留め具の斜視図である。 従来の光コネクタの断面図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態である光コネクタ1について図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の光コネクタ1の断面図であり、特に、光コネクタの後半部分を構成する回転筒7が湾曲していることを示す図である。図2は、本発明の光コネクタ1の斜視図であり、光コネクタ1のハウジング2に対して、後方部分(回転筒)7が回転可能であることを示している。図1および図2は、光コネクタ1が光ファイバコード20の端末に組み立てられた状態を示している。図3は、本発明の光コネクタ1を構成するストップリング4の斜視図であり、図4は、回転筒7を構成する第1回転筒7aの斜視図である。図5は、本発明の光コネクタ1の組立ての手順を示すための概略図である。
なお、以下の説明において、図1における左方、すなわち光ファイバコード20の先端方向を「前方」といい、右方を「後方」ということがある。
本実施形態の光コネクタ1は、LC形光コネクタに属する光コネクタである。LC形光コネクタとは、プッシュプル機構を有し、IEC-61754-20規格に準拠した、ルーセント社の開発による光コネクタである。
ここで使用されている光ファイバコード20は、光ファイバ心線等の光ファイバ21と、光ファイバコード20の長手方向に延在する抗張力体23とが、ポリエチレン等の樹脂からなる外被24内に収容された構造のものである。抗張力体23としては、アラミド繊維が好適に用いられるが、ガラス繊維、炭素繊維なども使用できる。
光コネクタ1は、スリーブ状のハウジング2と、該ハウジング2内に収納されるフェルール10と、ハウジング2の基部に連結された回転筒7と、光ファイバ20の抗張力体23を圧着固定するかしめリング26と、回転筒7の基端側に設けられたブーツ25とを備えている。回転筒7は、光ファイバを左右方向から挟み込むように、左右対称に分割される構造である。分割されたそれぞれの部材を第1回転筒7a、第2回転筒7bとする。回転筒7は、ハウジング2に取り付けられることによって、ハウジング2の長手方向の軸線を中心に回転可能となる。また、回転筒7は、ハウジング2の長手方向に対して角度を付けるように、円弧状に湾曲している。湾曲する構造の他に、折れ曲がった構造や、段階的に湾曲、あるいは折れ曲がった構造でもよい。
ハウジング2は、前方部分3と、前方部分3の後端部にはめ込まれるストップリング4とからなり、その内部にフェルール10と該フェルール10を前方に付勢するスプリング6(付勢手段)とが収納されている。
前方部分3には、フェルール10に保持された光ファイバ20が、その内部に延在することを可能にするために、その長手方向に貫通するボア31が形成されており、このボア31の内部にフェルール10とスプリング6とが収納されている。
ボア31の前方部分には、断面六角形状の六角孔部32が形成されており、後述するフェルール10のフランジ部13の前端部が嵌まり込む構成となっている。
前方部分3には、光コネクタアダプタ等の位置決めハウジングに係脱可能に係合するラッチングアーム33が形成されている。また、前方部分3の側面には後述するラッチ部34に対応するラッチ穴34が形成されている(図2参照)。
ハウジング2の内部に収納されるフェルール10は、光ファイバ1を突合せ接続可能に成端するものである。フェルール10は、先端方向および基端方向に移動自在とされており、スプリング6によって先端方向に付勢されている。
フェルール10は、フェルール基部12と、フェルール基部12の先端側に設けられたフェルール先端部材11とを備えている。
フェルール基部12は樹脂からなり、射出成形などの成形法により製造することができる。フェルール基部12の側面には、外方に突出するフランジ部13が形成されている。フランジ部13は、断面六角形状をなしており、前方に向かって漸次径が小となるようにテーパ面14が形成されている。フランジ部13は、フェルール10が、スプリング6によって付勢された状態において、ハウジング2の六角孔部32に嵌まり込むように構成されている。
フェルール基部12の後端側には挿通孔12aが形成されており、この挿通孔12aには、光ファイバ1から口出しされた光ファイバ心線21が挿通している。フェルール基部12においては、光ファイバ心線21を挿通孔12a内面に接着剤などにより固定することが好ましい。
フェルール先端部材11は、フェルール基部12よりも硬質の材料、例えばジルコニアなどのセラミックスやガラスなどから構成することができる。
フェルール先端部材11には、その中に光ファイバ裸線22を受け入れ、保持するために長手方向に貫通する微細孔11aが形成されている。
ストップリング4は前方部分3の後方に配置されており、スプリング6の後端部が当接する当接面49を有する部材である。ストップリング4は、板状部46と、前方部分3のボア31の形状に対応する延長部45とからなり、延長部45がボア31に嵌め込まれることで、前方部分3に固定される。延長部45には、前述したラッチ穴34に対応するラッチ部47が形成されており、ラッチ部47が、ラッチ穴34に係合することで、前方部分3とストップリング4との結合が確実となる。
ストップリング4が前方部分3に対して固定されると、スプリング6は、ストップリング4のスプリング当接面49に当接する。
本発明の光コネクタ1は、ハウジング2の長手方向に沿う軸線を中心に回転可能な回転筒7を備えている。回転動作は、ハウジング2を構成するストップリング4に形成された鍔部40と回転部材7に形成された環状凹部72とが組み合わさることで連結部9を構成し、この連結部9が、ハウジング2と回転筒7とを相対的に回転可能とするように構成されていることによって実現する。以下、その構成について詳細に説明する。
図3はストップリング4の斜視図である。
ストップリング4の後端部には、後方に突出するかたちで鍔部40が形成されている。鍔部40は、ストップリング4の板状部46から後方に突出している円筒部43と、該円筒部43の後端部周囲にフランジ状に突設された鍔部本体41を有する。鍔部40には、光ファイバ20を挿通させるための孔部42が、軸方向に沿って形成されている。この孔部42の内周面は、図1の断面図からもわかるように、鍔部40の後端に向かってラッパ状に拡張したテーパ部になっている。
また、ストップリング4の円筒部43の最外面であり、板状部46の後端面46aと接する角部の一部には、後述する第2ストッパ79とともに、回転筒7の回転を制限するストッパを構成する第1ストッパ48が形成されている。この第1ストッパ48は、円筒部43と板状部46の後端面46aとの角部において、突設されたものである。
図4は、回転筒7を構成する第1回転筒7aと第2回転筒7bのうち、第1回転筒7aの斜視図である。回転筒7は2分割されており、第1回転筒7aと第2回転筒7bは、左右対称形状である。以下の説明は、第1回転筒7aと第2回転筒7bとが組み合わされた状態の回転筒7についての説明である。
回転筒7は、ハウジング2のストップリング4に連結され、光ファイバ20を、ハウジング2の長手方向に対して、角度を有するように案内する筒状の部材である。回転筒7は、その対称面において、第1回転部材7aと第2回転部材7bの2つに分割されているが、この分割は光コネクタ1を組立てる上で必要とされた分割である。
回転筒7は、湾曲したパイプ状のパイプ部71と、ストップリング4の鍔部40との連結を可能にする、環状凹部72とからなる。パイプ部71は、光ファイバ20の心線21の径よりも所定寸法大きな内径の貫通孔75を有するパイプ状をなしており、このパイプ部71および貫通孔75が弧を描くように湾曲した形状を有している。この弧の曲率半径は、光ファイバの最小曲げ半径に応じて適宜定められる。パイプ部71の基端側は、テーパ状のテーパ部76が形成されている。
パイプ部71の前方には、ストップリング4の鍔部40に対応した形状の、環状凹部72が形成されている。環状凹部72は、円柱形状であり、その中心軸は、フェルール10および鍔部40(ハウジング2)の中心軸と一致している。環状凹部72の内部には、ストップリング4の鍔部40と組み合わさる形状の回転溝部73が形成されている。回転溝部73は、鍔部本体41を受け入れる形状の回転溝74と、円筒部43と対応する形状の凸面77とから形成されている。
また、貫通孔75の前方側には、この貫通孔75の内径まで漸次径が小さくなるように形成された、すり鉢形状の導入面80が形成されている。
また、回転筒7の凸面77には、前述した第1ストッパ48に対応し、ストッパを構成する溝形状のストッパ溝78が形成されている。ストッパ溝78は、第1ストッパ48と干渉しないような深さ及び幅を有し、凸面77に沿って、円周方向に形成されている。ストッパ溝78の一部には、第1ストッパ48と当接するように形成された第2ストッパ79が形成されている。
回転筒7の基端部には、引留め部27が設けられており、この引留め部27において、光ファイバコード20を引き留めている。引留め部27は、光ファイバコード20の抗張力体23を圧着固定するためのかしめリング26と、該かしめリング26および光ファイバコード20を保護するブーツ25とから構成されている。かしめリング26は、回転部材7の外径よりやや大きい内径を有する薄管状の部材である。
ブーツ25は、軟質の合成樹脂などからなり、回転筒7の基端側および光ファイバケーブル20の一部を覆っている。
次に、この構成を有する光コネクタ1の組立て方法を、図5を参照して説明する。
(1)光ファイバコード20にブーツ25、かしめリング26、ストップリング4、およびスプリング6を順次組み付ける。
(2)光ファイバコード20を終端処理し、露出した光ファイバ裸線22をフェルール10の微細孔11aに挿入する。光ファイバ心線21を挿通孔12aに接着する。
(3)ハウジング2の前方部分3を前方より装着し、あらかじめ光ファイバコード20に組みつけられたスプリング6をフェルール10のフランジ部13に当接するように挿入した後、ストップリング4を前方部分3に嵌め込む。
(4)回転部材7を構成する第1回転部材7aと第2回転部材7bとを、ストップリング4の鍔部40と回転部材7の連結凹部72とが組合させるように、左右から嵌め合わせる。この際、左右の回転部材は、接着剤で接着されるが、ねじ留めなどの方法も適宜利用できる。
(5)回転部材7の後端部に抗張力体23を被せ、その上に、かしめリング26を圧着固定する。さらに外被24を被せ、その上に、ブーツ25を被せる。
次に、光コネクタ1の使用方法について説明する。
図6に示すように、光コネクタ1は、コンピュータ機器の背面に設けられた光コネクタレセプタクルに連続して接続したり、単独で接続したりすることができる。連続で接続する場合には、ケーブルを同じ方向に引き出す場合においても、ケーブル同士が重なり合わないように、それぞれの光コネクタ1の回転筒7を適宜回転させる。
光コネクタ1を光コネクタレセプタクルに接続すると、フェルール10およびフェルール10に接着された光ファイバ心線21が後方に押し戻される(プッシュバック)。この際、フェルールの後退分だけ光ファイバコード20内に光ファイバ心線21が引き込まれることで、プッシュバックを吸収することができる。
光コネクタ1は、次に示す効果を奏する。
本発明の光コネクタ1は、ハウジング2に連結される回転筒7が、円弧状に湾曲しているとともに、ハウジング2の長手方向の軸線を中心に回転可能とされ、その後端に光ファイバファイバコード20端末を引き留めた引留め部27を設けたことによって、引留め部27よりも前方から曲がる構造になるとともに、光ファイバを湾曲状態に固定し、任意の方向に回転させることが可能となる。
したがって、図9に示す従来の光コネクタ101と比較して、光ファイバコード20の配線領域を小さくすることができ、省スペース化を図ることができる。
また、光ファイバの湾曲半径が固定されているため、光ファイバ20に過度なストレスが生じることを抑制する。
また、貫通孔75の光ファイバ心線21導入部に、すり鉢状の導入面80が形成されているため、プッシュバックの際に光ファイバ心線21が導入面80に当たって案内されることによって、光ファイバ心線21の動きがよりスムースになる。
さらに、回転筒7を回転させた際、ストップリング4に形成された第1ストッパ48と、回転筒7に形成された第2ストッパ79とが当接することによって、回転筒7を過度に回転させることによって光ファイバに生じるねじりストレスを最小限に抑制することができる。
(第2実施形態)
以下、本発明の第2実施形態である光コネクタ1aについて図面に基づいて詳細に説明する。図7は、本実施形態の光コネクタ1aの断面図であり、図7(a)は全体断面図、図7(b)はA−Aに沿う断面図であり、後述する引留め具90および光ファイバケーブル20aの断面図である。図8は光ファイバケーブル20aを引き留めるための引留め具90の斜視図である。
第2実施形態の光コネクタ1aは、本発明の回転筒構造を現場組立光コネクタに応用したものであり、回転筒7Aの基部に、一般にインドアケーブルやドロップケーブルとして使用される光ファイバケーブル20aを引き留めるための引留め具90が取付けられていることを特徴としている。
光ファイバケーブル20aは、光ファイバ21a、22aを該光ファイバに縦添えに配置した抗張力体23aとともに被覆材に埋め込んだケーブルであり、矩形形状の断面を有するものである。なお、光ファイバケーブル20aの断面形状は、特に矩形形状に限定されるものではなく、例えば丸型であってもよい。
図7に示すように、本実施形態の光コネクタ1aは、光コネクタケーブル20aを引き留める引留め具90を有している。この引留め具90は、底壁部91と、該底壁部91の両側側に突設された側壁部92a、92bとを有する。両側壁部92a,92bの間には断面コ字状(図8では上向きに開いている)の引留め溝93が形成されている。引留め溝93の内面両側には、光ファイバケーブル20aの外皮に食い込んで該光ファイバケーブル20aを把持する鬼目状の突起93aが複数対突設されている。このため、光ファイバケーブル10aの外皮が被覆された部分を引留め溝93に嵌め込むことによって、光ファイバケーブル10aを引留め溝93に収容して引き留めることができる。突起93aの食い込みによる光ファイバ10aの引き抜きに対する耐久性は、5kgf以上が好ましい。
この引留め具90には、引留め溝93を覆う蓋95が、引留め具90の一方の側壁部92aに沿って形成されたヒンジ98を介して引留め具90と一体に設けられている。蓋95は、蓋95のヒンジ98と反対側の側縁部に突設された係合突起95aと、引留め具90のヒンジ98と反対側の側壁部92bに形成された係合凹所96とを係合させることにより、閉じることが可能である。蓋95を閉じた状態では、光ファイバケーブル10aの引留め溝93からの脱落が防止される。
引留め具90の前方には、回転筒7との引留め具連結部81を構成する、第2鍔部99が形成されている。第2鍔部99は、光ファイバケーブルの延在方向に延在する第2円筒部99aと、この第2円筒部99aの先端部に形成された第2鍔部本体99bとから構成されている。
第2実施形態の回転筒7Aには、前述した第2鍔部99と組合せられる、第2環状凹部82が形成されている。この第2環状凹部82と第2鍔部99との組合せが、引留め具連結部81となる。この引留め具連結部81は、光ファイバケーブル10aの延在方向を中心軸として回転可能としてもよい。
この構成を有する光コネクタ1aの組立て方法は、第1実施形態の光コネクタ1と比較して、以下の点が異なる。
(1)光ファイバケーブル20aの先端部の外被24aを除去して、光ファイバ心線21aを露出させ、さらに光ファイバ心線21aの先端部の樹脂被膜を除去して、光ファイバ裸線22aを露出させる。
(2)光ファイバケーブル20aの外被24aを、引留め具90の引留め溝93に嵌め込み、さらに蓋95を閉める。この際、光ファイバ心線21aは、引留め具90の97aを挿通させておく。
光コネクタ1aの使用方法については、第1実施形態と同様である。ただし、ドロップケーブルおよびインドアケーブルでは外被24aと光ファイバ心線21aと密着しているとともに、引留め具90によって光ファイバケーブル20aが固定されているため、フェルールが後退した場合、光ファイバ心線21aは、光ファイバケーブル20aの外被24aに引き込まれることはなく、プッシュバックを吸収することはできない。
しかし、インドアケーブルおよびドロップケーブルで使用される光ファイバ心線21aは、0.25mmあるいは0.5mmと、第1実施形態の光ファイバコードにおいて使用される光ファイバ心線21の0.9mmと比較して、はるかに剛性が低いため、外被内への引き込み運動がない場合においても、回転筒70Aの貫通孔75aの空間で、十分に光ファイバ心線21aの曲がりを、光ファイバが折損しない程度に吸収することができる。
光コネクタ1aは、次に示す効果を奏する。
本発明の光コネクタ1aは、ハウジング2に連結される回転筒7が、曲げられているとともに、ハウジング2の長手方向の軸線を中心に回転可能に連結され、その後端に光ファイバケーブル端末を引き留めた引留め具90を備えたことによって、引留め具90よりも前方から曲がる構造となり、光コネクタの全長が短くなる。また、光ファイバを湾曲状態に固定するとともに、任意の方向に回転させることが可能となり、よって、光ファイバケーブル20aの配線領域を小さくすることができ、省スペース化を図ることができる。
回転筒7Aに、光ファイバケーブル20aを引き留める引留め具90を連結する構造としたため、インドアケーブル、ドロップケーブルなどの現場組立光コネクタとして使用することができる。
なお、本実施形態の光コネクタ1、1aのハウジング2は、いわゆるLC形光コネクタのハウジングを採用しているが、本発明に係る光コネクタの構成はこれに限定されるものではなく、例えば、SC形光コネクタ(JIS C 5973に制定されるF04形光コネクタ。SC:Single fiberCoupling optical fiber)、MU形光コネクタ(JIS C 5983に制定されるF14形光コネクタ。MU:Miniature-Unit coupling optical fiber connector)等にも適用可能である。
なお、本発明の技術範囲は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能である。
1、1a…光コネクタ、2…ハウジング、3…前方部分、4…ストップリング、6…スプリング、7…回転筒、9…連結部、10、10a…フェルール、20…光ファイバコード、20a…光ファイバケーブル、21、21a…光ファイバ心線、22、22a…光ファイバ裸線、40…鍔部、48…第1ストッパ、71…パイプ部、72…環状凹部、79…第2ストッパ、90…引留め具。

Claims (5)

  1. 光ファイバコード(20)の先端に組み立てられた光コネクタ(1)であって、
    前記光ファイバコード端末から延出された光ファイバ(21、22)の先端が内挿されたフェルール(10)と、該フェルールの弾性付勢用のスプリング(6)とが、スリーブ状のハウジング(2)に収納され、
    前記ハウジングの前記フェルールを収納した前端とは反対の後端に回転筒(7)が連結され、
    前記回転筒は曲げられており、その前端は前記ハウジングの後端に該ハウジングの中心軸線に沿う回転軸線周りに回転可能に連結され、その後端に光ファイバコード端末を引き留めた引留め部(27)が設けられ、その内側に前記光ファイバが通されていることを特徴とする光コネクタ。
  2. 光ファイバ(21a)を該光ファイバに縦添えに配置した抗張力体(23a)とともに被覆材に埋め込んだ光ファイバケーブル(20a)の先端に組み立てられた光コネクタ(1a)であって、
    前記光ファイバケーブル端末から延出された光ファイバの先端が内挿されたフェルール(10a)と、該フェルールの弾性付勢用のスプリング(6)とが、スリーブ状のハウジング(2)に収納され、
    前記ハウジングの前記フェルールを収納した前端とは反対の後端に回転筒(7A)が連結され、
    前記回転筒は曲げられており、その前端が前記ハウジングの後端に該ハウジングの中心軸線に沿う回転軸線周りに回転可能に連結され、その後端に光ファイバケーブル端末を引き留めた引留め具(90)が備えられ、その内側に前記光ファイバが通されていることを特徴とする光コネクタ。
  3. 光ファイバコード(20)あるいは光ファイバ(21a)を該光ファイバに縦添えに配置した抗張力体(23、23a)とともに被覆材に埋め込んだ光ファイバケーブル(20a)である光伝送体(20、20a)の先端に組み立てられる光コネクタ(1、1a)であって、
    前記光伝送体端末から延出された光ファイバの先端が内挿されるフェルール(10、10a)と、このフェルールの弾性付勢用のスプリング(6)とが、スリーブ状のハウジング(2)に収納され、
    このハウジングの前記フェルールを収納した前端とは反対の後端に回転筒(7、7A)が連結され、
    前記回転筒は曲げられており、その前端が前記ハウジングの後端に該ハウジングの中心軸線に沿う回転軸線周りに回転可能に連結され、その後端に光ファイバコード端末を引き留めるための引留片部(27、90)が設けられ、その内側に前記光ファイバが通されることを特徴とする光コネクタ。
  4. 前記ハウジングと前記回転筒との連結部(9)は、
    前記ハウジングの後端部周囲にフランジ状に突設された鍔部(40)と、
    前記回転筒の前端部に前記鍔部と組み合わされるように形成された環状凹部(72)とによって構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の光コネクタ。
  5. 前記連結部には、前記回転筒の回転を制限するためのストッパ(48、79)が形成されていることを特徴とする請求項4に記載の光コネクタ。
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