JP5621580B2 - 光ケーブルコネクタおよび光ケーブルコネクタと光ケーブルの組立方法 - Google Patents

光ケーブルコネクタおよび光ケーブルコネクタと光ケーブルの組立方法 Download PDF

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Description

本発明は、光ケーブルコネクタおよび光ケーブルコネクタと光ケーブルの組立方法に関し、さらに詳しくは、光信号を伝達する光ケーブルの光ファイバ同士を光学的に接続する光ケーブルコネクタの構造、およびこの種の光ケーブルコネクタと光ケーブルの組立方法に関するものである。
一般的に光ファイバを用いた光ケーブル(光ファイバケーブルともいう)は、多量の情報の高速通信が可能であることから、家庭用、産業用の情報通信に広く利用されている。また、例えば自動車には、各種電装品(例えば、カーナビゲーションシステム等)が装備されているが、それらの電装品の光通信にも多用されている。そして、この光ファイバの端末同士を光学的に接続(光信号を伝達可能に接続)するものとして、一方の光ケーブルが装着されるコネクタと、他方の光ケーブルが装着されるコネクタとが着脱自在に嵌合される光ケーブルコネクタ(光コネクタまたは光ファイバコネクタともいう)が種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この種の光ケーブルコネクタの一例を図16に示す。なお、図16には一方のコネクタ(雌型コネクタ)のみ図示する。この光ケーブルコネクタ101は、コネクタハウジング102と、このコネクタハウジング102に収納されるフェルール104と、このフェルール104を付勢するコイルばね106を備える。具体的には、光ケーブル108の端部から所定長さ露出された光ファイバ109がフェルール104に固定され、そのフェルール104がコイルばね106によって先端側に付勢された状態でコネクタハウジング102に収納される。一方、光ケーブル108は、後述するような方法でコネクタハウジング102に固定される。この状態で、雌雄一対のコネクタが嵌合すると、コイルばね106によって付勢されたフェルール104の先端面(接続損失を小さくするため鏡面処理が施されている)同士が突き合わされ、雌雄それぞれのコネクタの光ファイバ109が光学的に接続された状態となる。
かかる光ケーブルコネクタ101のコネクタハウジング102に対する光ケーブル108の固定は、次のような方法によってなされる。簡易な方法としては、例えば図16(a)に示すように、コネクタハウジング102に光ケーブル108を接着剤Sによって固定する構成が知られている(例えば、特許文献2参照)。
一方、所定の形状からなるケーブル保持部材を、コネクタハウジング102に設けられた装着孔102aから差込み、光ケーブル108を固定する構成が知られている。例えば、図16(b)示すように、ケーブル保持部材H1によって光ケーブル108を挟み込んだり、図16(c)に示すように、ケーブル保持部材H2を光ケーブル108に突き刺したりすることにより、光ケーブル108をコネクタハウジング102に固定する。つまり、ケーブル保持部材H1やケーブル保持部材H2を介して、コネクタハウジング102と光ケーブル108が機械的に接続されるものである(例えば、特許文献3参照)。また、このようなケーブル保持部材を用いた接続方法の他の例として、特許文献4記載のように、光ケーブルの端末部分に固定されるスリーブをケーブル保持部材として用いた構成も知られている。
特開2002−169061号公報 特開2003−149446号公報 特開2000−147317号公報 特開2008−241729号公報
しかしながら、接着剤を用いたコネクタハウジングに対する光ケーブルの固定方法は、接着剤の扱いが難しく作業性が悪い。また、作業者によって接着剤の塗布状態のばらつきが生じてしまうため、コネクタハウジングに対する光ケーブルの固定の信頼性は低い。特に、高温環境下で使用される場合には、それに応じた接着剤を選定しなければ、固定の信頼性がさらに低下してしまうといった問題もある。一方、ケーブル保持部材を用いた接続方法の場合、コネクタハウジングにケーブル保持部材を装着させる工程が負担(手間)となり、組立コスト(製造コスト)が嵩んでしまうという問題があった。
また、上記固定方法のいずれにおいても、組立工程の最初に、光ケーブルにコネクタハウジングを通しておく必要がある。つまり、先端側に付勢されるフェルールやそのフェルールを付勢するコイルばねは、コネクタハウジングの後方から収容することができないため、最初に光ケーブルにコネクタハウジングを通しておかないと、コイルばねやフェルールをコネクタハウジングに収容することができなくなる。すなわち、光ケーブルにコネクタハウジングを通した状態で、光ケーブルに対してコイルばねやフェルールを組み付けなければならない。このような組立工程では、最初に光ケーブルに通されたコネクタハウジングが、その後に行われるコイルばねやフェルールの組み付け作業や、フェルールの先端面の鏡面処理作業の邪魔になるため、組立の作業性を低下させる一因となっていた。
本発明が解決しようとする課題は、組立の作業性に優れ、かつコネクタハウジングに対し光ケーブルを確実に固定することができる光ケーブルコネクタ、および光ケーブルコネクタと光ケーブルの組立方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明は、光ケーブルの先端から所定長さ露出した光ファイバを保持するフェルール、および、このフェルールを先端側に付勢するコイルばねがコネクタハウジング内に配設された光ケーブルコネクタであって、前記コネクタハウジングは、前記コイルばねを収容するコイルばね収容部、および、前記光ファイバを覆うシースの端末部分に固定されたケーブル固定部材を収容する固定部材収容部が外側に向かって開口して形成された第一のハウジング部材と、該第一のハウジング部材に被着され、前記コイルばね収容部および前記固定部材収容部の開口を覆う第二のハウジング部材と、前記第一のハウジング部材および前記第二のハウジング部材の先端側に取り付けられ、前記フェルールの周囲を囲む筒状のフェルール収容部が形成された第三のハウジング部材と、を備えることを要旨とするものである。
また、本発明において、前記第一のハウジング部材の先端には、前記フェルールの後端側への移動を制限する規制突起が形成されていればよい。
また、本発明において、前記第一のハウジング部材および前記第二のハウジング部材には、それぞれの先端から突出した嵌合突起が形成され、これらの嵌合突起は、前記第三のハウジング部材の後端に形成された開口である嵌合穴に嵌合されていればよい。
また、本発明において、前記フェルールの後端には、前記コイルばねを係止するばね係止部が設けられていればよい。
この場合、前記コイルばね係止部は、前記フェルールの後端面に、前記コイルばねの外径と略同一の内径で形成された凹部であれば好適である。
一方、本発明にかかる光ケーブルコネクタと光ケーブルの組立方法は、光ケーブルのシースを先端から所定長さ剥離することによって光ファイバを露出させ、前記シースの端末部分にケーブル固定部材を装着するケーブル固定部材装着工程と、前記光ケーブルの先端側で露出した光ファイバにコイルばねを挿通するコイルばね挿通工程と、前記コイルばねが挿通された光ファイバの先端部分をフェルールに保持させる光ファイバ固定工程と、外側に向かって開口して第一のハウジング部材に形成された固定部材収容部に前記ケーブル固定部材を固定するケーブル固定工程と、外側に向かって開口して第一のハウジング部材に形成されたコイルばね収容部に前記コイルばねを収容するコイルばね収容工程と、前記ケーブル固定部材が固定された固定部材収容部、および、前記コイルばねが収容されたコイルばね収容部の開口を覆うように前記第一のハウジング部材に第二のハウジング部材を被着する第二のハウジング部材組付工程と、第三のハウジング部材に形成された筒状のフェルール収容部に前記フェルールを収容するとともに、前記第三のハウジング部材を前記第一のハウジング部材および前記第二のハウジング部材に組み付ける第三のハウジング部材組付工程と、を含むことを要旨とするものである。
また、本発明において、前記第一のハウジング部材の先端には、前記フェルールの後端側への移動を制限する規制突起が形成されていればよい。
また、本発明において、前記第一のハウジング部材および前記第二のハウジング部材には、それぞれの先端から突出した嵌合突起が形成され、前記第三のハウジング部材組付工程において、これら嵌合突起を前記第三のハウジング部材の後端に形成された開口である嵌合穴に嵌合するようにすればよい。
また、本発明において、前記フェルールの後端に、前記コイルばねを係止するばね係止部を設け、前記フェルール装着工程の後、前記コイルばねを前記コイルばね係止部に係止するコイルばね係止工程を含むとよい。
この場合、前記コイルばね係止部は、前記フェルールの後端面に形成された凹部であって、該凹部は、その内周の少なくとも一部が、前記コイルばねの外形と略同一の大きさに形成されていればよい。なお、「コイルばねの外形と略同一」とは、付勢部材を凹部に係合させ、凹部の開口を下方(重力方向)に向けた場合であっても、付勢部材が重力によって凹部から脱落しないような係合状態が得られるものをいう。
本発明にかかる光ケーブルコネクタ(光ケーブルコネクタと光ケーブルの組立方法)では、シースの端末部分にかしめ固定されたケーブル固定部材を、ハウジング本体に固定することにより、コネクタハウジングに光ケーブルを確実に固定することができる。ケーブル固定部材は、そのバレル部をシースの端末部分にかしめることで光ケーブルに固定することができる(一般に知られている圧着端子を電線にかしめる場合と同様の方法、装置で固定することができる)ため、組み付け作業が容易である。
また、本発明にかかる光ケーブルコネクタのコネクタハウジングは、第一のハウジング部材、第二のハウジング部材、第三のハウジング部材の三分割に構成されている。そのうち、第一のハウジング部材には、第二のハウジング部材によって覆われる、コイルばね収容部および固定部材収容部が外側に向かって開口するように形成されている。したがって、従来のように、予めコネクタハウジングを光ケーブルに通してから組立を進める必要がない。つまり、シースへのケーブル固定部材の固定、光ファイバへのコイルばねの挿通、光ファイバのフェルールへの固定を先に行ってから、コイルばねやケーブル固定部材を第一のハウジング部材40および第二のハウジング部材に収納・固定することができる。そのため、予めコネクタハウジングを光ケーブルに通した状態で組立を進める場合と比較し、組立の作業性が大きく向上する。
さらに、本発明では、光ファイバを保持するフェルールは、フェルールの本体部の周囲を囲む筒状のフェルール収容部が形成された第三のハウジング部材に収容される。このように、フェルールを保持する筒状のフェルール収容部を、一体成形された(分割されていない)第三のハウジング部材に形成することにより、コネクタハウジング内におけるフェルールのがたつきを抑制することができる(仮に二以上のハウジング(分割されたハウジング)によってフェルール収容部が構成されるとすれば、そのハウジングの嵌合部の遊び(がたつき)等により、フェルール収容部内でフェルールががたついてしまうおそれがある)。
つまり、本発明は、コネクタハウジングにおけるコイルばねやケーブル固定部材が収容される部分を分割して構成することにより、組立の良好な作業性を確保しつつ、フェルールが収容される部分を一体部品として構成することで、フェルールのがたつきに伴う光ファイバの接続信頼性の低下(接続損失の増加)を抑制することができるものである。
一方、第一のハウジング部材に形成された規制突起の存在により、フェルールが必要以上に後端側へ移動し、コイルばねが大きく縮んでしまうことが防止される。つまり、コイルばねが大きく縮むことによる、付勢力(ばねの寿命)の低下が抑制される。
また、第一のハウジング部材および第二のハウジング部材には、それぞれの先端から突出した嵌合突起が形成されており、これらの嵌合突起を第三のハウジング部材に形成された嵌合穴に嵌合される構成とすることにより、第三のハウジング部材により、第一のハウジング部材と第二のハウジング部材の先端が開いてしまうことが防止される。
また、フェルールの後端に、コイルばねを係止するばね係止部が設けられていれば、光ファイバに挿通されたコイルばねが組み立て作業の邪魔になることがない。さらに、そのばね係止部が凹部であれば、その凹部の深さ分、コネクタの全長を小さくすることができる。
本発明の第一の実施形態にかかる光ケーブルコネクタの分解斜視図である。 本発明の第一の実施形態にかかる光ケーブルコネクタの断面図である。 図3(a)は図1に示した光ケーブルコネクタが有するフェルールを上方から見た平面図であり、図3(b)はそのフェルールを後端側から見た平面図である。 図3に示したフェルールにコイルばねが係止された状態を示した概略図である。 図1に示した光ケーブルコネクタが有するケーブル固定部材を光ケーブルに固定した状態を示した斜視図である。 図1に示した光ケーブルコネクタが有する第一のハウジング部材の斜視図である。 図1に示した光ケーブルコネクタが有する第一のハウジング部材に形成されたコイルばね収容部および固定部材収容部に、コイルばねおよびケーブル固定部材が収容された状態を示した概略図である。 図8(a)は図1に示した光ケーブルコネクタが有する第三のハウジング部材を先端側から見た平面図であり、図8(b)はその断面図(図8(a)に示すC−C線断面図)である。 図1に示した光ケーブルコネクタが有する第三のハウジング部材を後端側から見た斜視図である。 図1に示した光ケーブルコネクタと光ケーブルの組立工程を順に説明するための概略図である。 本発明の第二の実施形態にかかる光ケーブルコネクタの分解斜視図である。 本発明の第二の実施形態にかかる光ケーブルコネクタの断面図である。 図10に示した光ケーブルコネクタが有するケーブル固定部材を光ケーブルに固定した状態を示した断面図である。 図10に示した光ケーブルコネクタと光ケーブルの第一の組立工程を順に説明するための概略図である。 図10に示した光ケーブルコネクタと光ケーブルの第二の組立工程を順に説明するための概略図である。 従来の光ケーブルのコネクタハウジングへの取付構造を説明するための概略図であり、(a)は接着剤による固定、(b)(c)はケーブル保持部材を用いた固定を示す。
本発明の一実施形態(第一の実施形態)にかかる光ケーブルコネクタ1を図面を参照して詳細に説明する。ここで、図1は、本実施形態にかかる光ケーブルコネクタ1の分解斜視図であり、図2は、光ケーブルコネクタ1の断面図である。なお、これらの図には、光ケーブルコネクタ1に組み付けられる光ケーブル90を併せて示している。なお、以下の説明において、特に断りのない限り、先端側とは光ケーブルコネクタ1の嵌合側をいい、後端側とはその反対側をいうものとする。また、単に軸線方向とは、コネクタの嵌合方向、すなわち図2における左右方向をいい、上下方向とは、図2における上下方向をいうものとする。
本実施形態にかかる光ケーブルコネクタ1は、図示されない雄型コネクタと嵌合する雌型コネクタである。光ケーブルコネクタ1は、光ケーブル90が有する光ファイバ92を保持するフェルール10と、このフェルール10を先端側に付勢する付勢部材であるコイルばね20と、光ケーブル90を固定するためのケーブル固定部材30と、これらフェルール10、コイルばね20、ケーブル固定部材30を収容するコネクタハウジング40を備える。
光ケーブルコネクタ1に装着される光ケーブル90は、光信号を伝達する光ファイバ92(本実施形態では、送信用・受信用の各一つずつの光ファイバ92を備える)と、ケーブルの強度を確保する(ケーブルの折れ曲がり等による光ファイバ92の断線を防止する)ためのテンションメンバ94(図5参照)とが、シース96によって覆われてなる。光ケーブルコネクタ1に接続される光ケーブル90は、その先端から所定長さ光ファイバ92が露出しており、図示されない雄型コネクタとの嵌合により、それぞれのコネクタに装着された光ケーブル90の光ファイバ92同士が光学的に接続された状態となる。
以下、光ケーブルコネクタ1の構成について詳細に説明する。フェルール10は、合成樹脂材料により一体成形された部材であり、本実施形態では、相対的に幅細の本体部11と、相対的に幅太の基端部12とからなる。フェルール10は、第三のハウジング部材43のフェルール収容部432に保持されている。かかるフェルール10の保持構造の詳細については後述する。
このフェルール10を上から見た平面図を図3(a)に、後端側から見た平面図を図3(b)に示す。また、フェルール10の外観斜視図であって、フェルール10の後端面12aにコイルばね20が係止された状態の概略図を図4に示す(なお、図4では光ファイバ92は省略してある)。フェルール10には、先端面11aから後端面12aにかけて貫通した二つのファイバ保持孔13が形成されている。この二つのファイバ保持孔13のそれぞれには、光ケーブル90の送信用・受信用、各一つの光ファイバ92が固定されている。具体的には、ファイバ保持孔13のそれぞれに光ファイバ92が挿通された後、フェルール10の側面(上面)に形成された接着剤注入口11bから接着剤が流し込まれて、光ファイバ92がフェルール10に固着される。このように光ファイバ92が固着された後、フェルール10の先端面11aには、図示されない相手方コネクタに収容されるフェルールの先端面との密着を高め、接続損失の増加を抑えるため、鏡面処理が施される。
また、フェルール10の後端には、コイルばね20を係止するばね係止部121が形成されている。かかるばね係止部121は、フェルール10の後端面12aに形成された凹部である。この凹部は、円の上下の一部が切り欠かれるとともに、円の左右の一部が矩形に突出したような断面形状を有する(図3(b)参照)。凹部は、内周の少なくとも一部(本実施形態では断面円形の部分121b)が、付勢部材であるコイルばね20の外形と略同一の大きさに形成されている。具体的には、図4に示すように、一旦ばね係止部121である凹部にコイルばね20を嵌め込むと、後端面12aを下にしても、コイルばね20がフェルール10から離れることがない状態(軽い圧入状態)となるような大きさに形成されている。
さらに、フェルール10には、先端面11aから後端面12aにかけて貫通した二つの貫通孔14が、二つのファイバ保持孔13よりも外側に形成されている。なお、同様の貫通孔は、図示されない相手方のコネクタが有するフェルールにも形成されている。この相手方コネクタのフェルールの貫通孔には、ガイドピンが固定されており、両コネクタが嵌合すると、ガイドピンがフェルール10の貫通孔14に係合する。つまり、かかる構成により、フェルールの突き合わせ面における光ファイバ92の位置ずれが防止されるため、光ファイバ92の接続損失を小さく抑えることができる。
コイルばね20は、光ケーブル90の先端から所定長さ露出した光ファイバ92に挿通されている。具体的には、光ケーブル90のシース96の端末部分にケーブル固定部材30を固定した後、二本の光ファイバ92にコイルばね20が挿通される。その後、光ファイバ92の先端がフェルール10に固定されるため、コイルばね20は、ケーブル固定部材30とフェルール10の間に位置する。
ケーブル固定部材30は、プレス加工により成形されてなる金属製の部材である。図5は、このケーブル固定部材30を光ケーブル90に固定した状態を示したものである。図5に示すように、ケーブル固定部材30は、固定部31およびバレル部32を有する。
固定部31は、コネクタハウジング40の固定部材収容部412に収容される部分であり、バレル部32より先端側に形成されている。その断面(軸線方向と直交する平面で切断した断面)は略U字状に形成され、上から見ると、先端にかけて徐々に幅が大きくなるテーパ形状を一部に有する。そして、この固定部31の先端には、後述する固定部材収容部412の内底面に形成された圧入孔412aに圧入される圧入部311とが形成されている。
バレル部32は、固定部31と同様に断面略U字状に形成され、その大きさは固定部31より小さい。図5に示すように、このバレル部32がシース96の端末部分にかしめられることにより、ケーブル固定部材30は光ケーブル90に固定される。このケーブル固定部材30のかしめ方法は、特に限定されるものではない。本実施形態では、図示されるように、バレル部32を内側に屈曲させ、バレル部32の先端をシース96の中央に食い込ませてかしめる構成が採用されている。
以下、これらフェルール10、コイルばね20、およびケーブル固定部材30が収容されるコネクタハウジング40の構成について説明する。コネクタハウジング40は、第一のハウジング部材41と、第一のハウジング部材41の上部に被着される第二のハウジング部材42と、第一のハウジング部材41および第二のハウジング部材42の先端側に装着される第三のハウジング部材43とを有する。
図6に第一のハウジング部材41を拡大して示す。第一のハウジング部材41には、コイルばね20が収容されるコイルばね収容部411、ケーブル固定部材30が固定される固定部材収容部412が所定の大きさに形成されている。図7は、これらの収容部にコイルばね20およびケーブル固定部材30が収容された状態を示したものである。これらの図から分かるように、コイルばね収容部411および固定部材収容部412は、外側に向かって(上方向に向かって)開口している。
第一のハウジング部材41の先端側に形成されたコイルばね収容部411は、コイルばね20が嵌るような略半円筒状であって、コイルばね20が不用意に飛び出ることの無いような深さ(例えば、コイルばね20の径の2/3以上の深さ)に形成されている。コイルばね収容部411の軸線方向先端側は開口(以下、コイルばね収容部411の軸線方向先端側開口と称する)しており、軸線方向後端側は、コイルばね20の後端側端面が当接する支持面411aが形成されている。コイルばね収容部441に収容されたコイルばね20は、コイルばね収容部411の軸線方向先端側開口より突出している。
固定部材収容部412は、ケーブル固定部材30の固定部31が装着可能な形状に形成されている。つまり、固定部材収容部412を上から見ると、一部が先端にかけて徐々に幅が大きくなるテーパ形状となっている。固定部材収容部412の軸線方向後端側は開口(以下、固定部材収容部412の軸線方向後端側開口と称する)しており、光ケーブル90が挿通可能である。また、固定部材収容部412の内底面には、軸線方向に細長い二つの圧入孔412a(図6には一の圧入孔412aのみが図示される。もう一方の圧入孔412aは図示される圧入孔412aと対象な位置関係にある)が形成されている。この圧入孔412aにケーブル固定部材30の圧入部311を圧入することにより、ケーブル固定部材30が固定部材収容部412に固定、すなわち光ケーブル90が第一のハウジング部材41に固定される。
また、第一のハウジング部材41の先端には、二つの規制突起413が、ハウジングの中心線に関して対称となる位置関係で先端側に突出して形成されている。両規制突起413の間には、コイルばね収容部411の軸線方向先端側開口より突出したコイルばね20が位置する。したがって、両規制突起413の間隔は、コイルばね20の直径よりも大きい。ただし、その間隔は、フェルール10の基端部12の幅よりも小さい。つまり、フェルール10の後端側への移動が、規制突起413によって制限されている(規制突起413の存在により、フェルール10は、規制突起413と当接する位置までしか後端側へ移動することができない)。なお、本実施形態において、かかる規制突起413は、第二のハウジング部材42に形成された第二の嵌合突起422と対となる、第一の嵌合突起413としても作用する。
第二のハウジング部材42は、第一のハウジング部材41の上部に被着されることにより、第一のハウジング部材41に形成されたコイルばね収容部411および固定部材収容部412の開口(以下、単に開口と称するときは上方向に向く開口を指すものとする。すなわち、コイルばね収容部411の軸線方向先端側開口、および、固定部材収容部412の軸線方向後端側開口を除く)を覆う。この第二のハウジング部材42により、各収容部に収容されるコイルばね20およびケーブル固定部材30(光ケーブル90)の脱落が防止される。
かかる第二のハウジング部材42は、次のように第一のハウジング部材41に取り付けられている。図1に示されるように、第一のハウジング部材41の後端寄り位置には、一つの係止突起414が形成されている(図1、図6、および図7には一つの係止突起414のみ図示される。残り一つは図示される係止突起414と対向する位置関係にある)。一方、第二のハウジング部材42の後端寄り位置には、二つの係止孔421が形成されている(図1には一つの係止孔421のみ図示される。残り一つは図示される係止孔421と対向する位置関係にある)。この第二のハウジング部材42の係止孔421に、第一のハウジング部材41の係止突起414を係止させることにより、第二のハウジング部材42が、第一のハウジング部材41に被着される。
本実施形態において、係止突起414および係止孔421が、それぞれ第一のハウジング部材41および第二のハウジング部材42の後端寄り位置(固定部材収容部412側)に形成されているのは、ケーブル固定部材30の保持力を高めるためである。すなわち、ケーブル固定部材30が収容される側に両ハウジングの係合部を構成することによって、より強固にケーブル固定部材30がハウジング内で保持されることになるため、引張等に対する光ケーブル90の抜脱防止性能に優れる光ケーブルコネクタ1とすることができる。
また、第二のハウジング部材42の先端には、第二の嵌合突起422が先端側に突出して形成されている。図1に示されるように、第二の嵌合突起422は、第一のハウジング部材41に形成された二つの第一の嵌合突起(規制突起)413と対向するように形成されている。
第三のハウジング部材43は、第一のハウジング部材41および第二のハウジング部材42の先端側に取り付けられ、図示されない雄型コネクタとの嵌合部を構成する。図9(a)は、第三のハウジング部材43を先端側から見た平面図であり、図9(b)は、図9(a)に示すC−C線断面図である。また、図10は、第三のハウジング部材43を後端側から見た斜視図である(なお、説明のため図10では第三のハウジング部材43の下面を上に向けて示している)。第三のハウジング部材43は、断面方形で筒状のフード部(外壁)431と、この外壁の内側に形成された、同じく断面方形で筒状のフェルール収容部432とを備える。
フード部431は、フェルール収容部432に収容されるフェルール10の先端面11aを保護する。具体的には、相手方コネクタである図示されない雄型コネクタと嵌合される際、雄型コネクタがどのような角度から差し込まれようとも(斜めに差し込まれても)、雄型コネクタがフェルール10の先端面11aと当接することがない(雄型コネクタによってフェルール10の先端面11aが傷つくことがない)形状に形成されている。
フェルール収容部432は、フェルール10の周囲、具体的には、フェルール10の本体部11を囲んでフェルール10を保持する。ただし、フェルール収容部432と、フェルール10の本体部11との間には、コイルばね20によって付勢されるフェルール10が、軸線方向に自在に進退動作可能となるクリアランスは確保されている。
かかる第三のハウジング部材43は、次のように第一のハウジング部材41および第二のハウジング部材42に取り付けられている。図8および図9に示されるように、第三のハウジング部材43には、その後端から突出した二つの軸のそれぞれの先端に組付用突起433が形成されている。また、フェルール収容部432の上部には、第一の嵌合穴434が形成され、フェルール収容部432の下部には、第二の嵌合穴435が形成されている。一方、第一のハウジング部材41の両側面には、組付用孔415が形成されている(図1、図6、および図7には一つの組付用孔415のみ図示される。残り一つは図示される組付用孔415と対向する位置関係にある)。第三のハウジング部材43は、その組付用突起433を第一のハウジング部材41の組付用孔415に係止させるとともに、第一の嵌合穴434に第一のハウジング部材41に形成された第一の嵌合突起413を、第二の嵌合穴435に第二のハウジング部材42に形成された第二の嵌合突起422を嵌合させることにより、第一のハウジング部材41および第二のハウジング部材42に取り付けられている。
このように、本実施形態では、コイルばね20や、ケーブル固定部材30が装着される第一のハウジング部材41および第二のハウジング部材42を分割して構成し、フェルール10が保持される第三のハウジング部材43は一体部品として構成している(分割されていない)。
次に、光ケーブルコネクタ1と光ケーブル90の組立方法について、一部上記説明と重複するが詳細に説明する。図10は組立工程を順に説明するための概略図である。
本実施形態にかかる光ケーブルコネクタ1と光ケーブル90の組立方法は、ケーブル固定部材装着工程と、コイルばね挿通工程と、光ファイバ固定工程と、ケーブル固定工程と、コイルばね収容工程と、第二のハウジング部材組付工程と、第三のハウジング部材組付工程とを含む。
「ケーブル固定部材装着工程」では、まず、光ケーブル90の先端からシース96を所定長さ剥離することにより、光ファイバ92を露出させる。なお、シース96の剥離によって露出するテンションメンバ94は切断される。そして、ケーブル固定部材30を、当該剥離した側のシース96の端末部分にかしめることにより固定する。具体的には、ケーブル固定部材30のバレル部32を内側に屈曲させ、シース96に突き刺すことにより固定する。これにより、図10(a)に示すような光ケーブル90とケーブル固定部材30との組立体が得られる。なお、このかしめによる固定には、クリンパとアンビルを備える公知のかしめ装置(例えば、特開2003−217784号公報に記載のかしめ装置)等、電線に圧着端子をかしめる場合に用いられる一般的なかしめ装置を適用することができる。
「コイルばね挿通工程」では、コイルばね20を露出した二つの光ファイバ92の先端から挿通する。このとき既に、「ケーブル固定部材装着工程」においてシース96の端末部分にケーブル固定部材30が固定されているため、シース96と重なる位置までコイルばね20を移動させることはできない。つまり、コイルばね20は、必ず光ファイバ92に引っ掛かった状態で保持される。
「光ファイバ固定工程」では、コイルばね20が挿通された二つの光ファイバ92の先端にフェルール10を固定する。具体的には、まず、光ファイバ92をフェルール10のファイバ保持孔13に挿通する。そして、接着剤注入口11bより接着剤を注入し、光ファイバ92をフェルール10に固定する。このように光ファイバ92をフェルール10に固定すると、図10(b)に示すような光ケーブル90、ケーブル固定部材30、フェルール10、およびコイルばね20の組立体が得られる。
また、本実施形態にかかる組立方法では、「フェルール固定工程」後、「コイルばね係止工程」を行う。図4に示したような、フェルール10の後端面12aに形成された凹部であるばね係止部121にコイルばね20を係止させる工程である。これにより、光ファイバ92に挿通されたコイルばね20が、フェルール10の先端面の鏡面処理作業等、組立作業の邪魔になることがない。また、極細の光ファイバ92に対しコイルばね20の重みによる負荷が掛からないため、光ファイバ92の断線のおそれが低減する。さらには、ばね係止部121がこのような凹部であれば、その凹部の深さ分、コネクタの全長を小さくすることができる。
「ケーブル固定工程」では、ケーブル固定部材30の固定部31を第一のハウジング部材41に形成された固定部材収容部412に固定する。具体的には、固定部31に設けられた圧入部311を、固定部材収容部412の底面に形成された圧入孔412aに圧入する。これにより、光ケーブル90は、第一のハウジング部材41に固定される。
「コイルばね収容工程」では、第一のハウジング部材41に形成されたコイルばね収容部411に、フェルール10のばね係止部121に係止されたコイルばね20を収容する。
これにより、図10(c)に示すように、ケーブル固定部材30およびコイルばね20が第一のハウジング部材41に保持された状態となる。
「第二のハウジング部材組付工程」では、コイルばね20が収容されたコイルばね収容部411、および、ケーブル固定部材30が固定された固定部材収容部412の開口を覆うように、第一のハウジング部材41の上部に第二のハウジング部材42を被着する。具体的には、第一のハウジング部材41に設けられた二つの係止突起414のそれぞれを、第二のハウジング部材42に設けられた二つの係止孔242に係止させることによって組み付ける。これにより、図10(d)に示すように、第一のハウジング部材41および第二のハウジング部材42内にコイルばね20およびケーブル固定部材30が収容される。
「第三のハウジング部材組付工程」は「第二のハウジング部材組付工程」の後に行われる。「第三のハウジング部材組付工程」では、まず、第三のハウジング部材43に形成されたフェルール収容部432の後端側から、フェルール10の本体部11を収容(挿入)しつつ、第三のハウジング部材43を第一のハウジング部材41および第二のハウジング部材42に組み付ける。第三のハウジング部材43は、その組付用突起433を第一のハウジング部材41の組付用孔415に係止させるとともに、第一の嵌合穴434に第一のハウジング部材41に形成された第一の嵌合突起413を、第二の嵌合穴435に第二のハウジング部材42に形成された第二の嵌合突起422を嵌合させることによって組み付ける。これにより、図10(e)に示すように、コネクタハウジング40内にフェルール10が収容される。
以上の工程を経て光ケーブルコネクタ1と光ケーブル90の組立が完了する。なお、かかる工程は、必ずしも上記説明した順に行わなければならないものではない。例えば、「ケーブル固定工程」と「コイルばね収容工程」の順を入れ替えるなど、適宜変更可能である。
以上、本発明の一実施形態にかかる光ケーブルコネクタ1の構成ならびに光ケーブルコネクタ1と光ケーブル90の組立方法について説明したが、この光ケーブルコネクタ1によれば、次のような作用効果が奏される。
本実施形態では、シース96の端末部分に固定されたケーブル固定部材30の固定部31が、第一のハウジング部材41の固定部材収容部412に固定されることにより、コネクタハウジング40に光ケーブル90が確実に固定される。ケーブル固定部材30は、そのバレル部32をシース96の端末部分にかしめることにより固定することが可能であるため、組み付けが容易であり、作業工程が増加することもない。
そして、光ケーブルコネクタ1のコネクタハウジング40は、第一のハウジング部材41、第二のハウジング部材42、第三のハウジング部材43の三分割に構成されている。そのうち、第一のハウジング部材41には、第二のハウジング部材42によって覆われる、コイルばね収容部411および固定部材収容部412が外側に向かって開口するように形成されている。したがって、従来のように、予めコネクタハウジングを光ケーブルに通してから組立を進める必要がない。つまり、シース96へのケーブル固定部材30の固定、光ファイバ92へのコイルばね20の挿通、光ファイバ92のフェルール10への固定を先に行った後(図10(b)に示す組立体を得た後)、コイルばね20やケーブル固定部材30を第一のハウジング部材41および第二のハウジング部材42に収納・固定することができる。そのため、予めコネクタハウジングを光ケーブルに通した状態で組立を進める場合と比較し、組立の作業性が大きく向上する。
また、光ファイバ92を保持するフェルール10は、フェルール10の本体部11の周囲を囲む筒状のフェルール収容部432が形成された第三のハウジング部材43に収容される。このように、フェルール10を保持する筒状のフェルール収容部432を、一体成形された(分割されていない)第三のハウジング部材43に形成するのは、仮に二以上のハウジングによってフェルール収容部が構成されるとすれば、そのハウジングの嵌合部の遊び(がたつき)等により、フェルール収容部内でフェルールががたついてしまうおそれがあるからである。つまり、本実施形態によれば、コネクタハウジング40内におけるフェルール10のがたつきが抑制されるため、光ファイバ92の接続信頼性に優れた(接続損失が小さい)光ケーブルコネクタ1とすることができる。
このように、本実施形態では、コイルばね20やケーブル固定部材30が収容される部分については、第一のハウジング部材41と第二のハウジング部材42とにハウジングを分割し、コイルばね20およびケーブル固定部材30の収容しやすさ(組み立てやすさ)を確保している。一方、フェルール10が収容される部分については、一体部品である(分割されていない)第三のハウジング部材43を用いることにより、光ファイバ92の接続信頼性を確保している。
また、第一のハウジング部材41には、その先端から突出して、フェルール10の後端側への移動を所定の位置までで制限する規制突起413が形成されている。かかる規制突起413の存在により、フェルール10が必要以上に後端側へ移動し、コイルばね20が大きく縮んでしまうことが防止される。つまり、コイルばね20が大きく縮むことによる、付勢力(ばねの寿命)の低下が抑制される。
また、第一のハウジング部材41および第二のハウジング部材42には、それぞれの先端から突出した第一の嵌合突起413および第二の嵌合突起422が形成されており、これらの嵌合突起は、第三のハウジング部材43の後端に形成された第一の嵌合穴434および第二の嵌合穴435に嵌合されている。かかる構成とすることにより、第三のハウジング部材43により、第一のハウジング部材41と第二のハウジング部材42の先端が開いてしまうことが防止される。かかる構成は、特に本実施形態では有効である。上述したように、第一のハウジング部材41および第二のハウジング部材42によるケーブル固定部材30の保持力を高めるため、両ハウジングを結合するための係止突起414および係止孔421がハウジングの後端寄り位置(固定部材収容部412側)に形成されているためである。
なお、本実施形態のように、符号413で示した規制突起と、第一の嵌合突起とを同一の部材で兼用することにより、第一のハウジング部材41の構造が簡単なものとなる。
次に本発明の第二の実施形態にかかる光ケーブルコネクタ2について説明する。本実施形態にかかる光ケーブルコネクタ2は、図示されない雌型コネクタと嵌合する雄型コネクタである。光ケーブルコネクタ2は、光ケーブル91が有する光ファイバ93を保持する二つのフェルール50と、このフェルール50を先端側に付勢する付勢部材であるコイルばね60と、光ケーブル91を固定するためのケーブル固定部材70と、これらフェルール50、コイルばね60、ケーブル固定部材70を収容するコネクタハウジング80を備える。
光ケーブルコネクタ2に装着される光ケーブル91は、光信号を伝達する光ファイバ93(本実施形態では、送信用・受信用の各一つずつの光ファイバ93を備える)と、ケーブルの強度を確保する(ケーブルの折れ曲がり等による光ファイバ93の断線を防止する)ための補強素線95(抗張力線)とが、シース97によって覆われてなる。光ケーブルコネクタ2に接続される光ケーブル91は、その先端から所定長さ光ファイバ93が露出しており、図示されない雄型コネクタとの嵌合により、それぞれのコネクタに装着された光ケーブル91の光ファイバ93同士が光学的に接続された状態となる。
以下、光ケーブルコネクタ2の構成について詳細に説明する。フェルール50は、先端側の円筒部51と、後端側のコイルばね挿通部52と、これらの間に設けられるばね止め部53とを備える。フェルール50は、コイルばね60より大径のばね止め部53に当接するコイルばね60により、先端側に付勢されている。フェルール50は、コイルばね60とともに、第三のハウジング部材83のフェルールおよびコイルばね収容部832に保持されている。かかるフェルール50の保持構造の詳細については後述する。
フェルール50には、先端面から後端面にかけて貫通した二つのファイバ保持孔(図示せず)が形成されている。各フェルール50のファイバ保持孔には、光ケーブル91の送信用・受信用、各一つの光ファイバ93が固定されている。具体的には、フェルール50のそれぞれのファイバ保持孔に光ファイバ93が挿通された後、接着剤などにより光ファイバ93がフェルール50に固着される。このように光ファイバ93が固着された後、フェルール50の先端面には、図示されない相手方コネクタに収容されるフェルールの先端面との密着を高め、接続損失の増加を抑えるため、鏡面処理が施されることがある。
コイルばね60は、光ケーブル91の先端から所定長さ露出した光ファイバ93に通され、フェルール50のコイルばね挿通部52に保持される。また、上述したように、コイルばね60の先端はフェルール50のばね止め部53に当接している。
ケーブル固定部材70は、かしめリング72とストップリング74とからなる。かしめリング72は、例えばアルミニウムで形成された段差のある筒状の部材であり、相対的に大径の補強素線把持部721および相対的に小径のシース把持部722とを有する。ストップリング74は、例えばステンレスや真鍮で形成された筒状の部材である。
これらケーブル固定部材70は、次のように光ケーブル91に固定されている。光ケーブル91のシース97には、その先端側から所定長さのスリット971(切り込み)が形成されている。かかるスリット971を通して、補強素線95はシース97の外側に出されている。かしめリング72は、シース把持部722によってシース97の外側に固定される。なお、シース把持部722の内側にはシース97に食い込むような突起が形成されている。ストップリング74は、かしめリング72の補強素線把持部721の内側であって、シース97の先端(スリット971が形成された部分)の外側に固定される。このようにしてシース97に固定されるかしめリング72の補強素線把持部721の内側と、ストップリング74の外側との間に、光ケーブル91の補強素線95が挟み込まれる。なお、かしめリング72の補強素線把持部721の内側、および、ストップリング74の外側に、例えばローレット加工などを施し、これらの間に挟み込まれる補強素線95が抜けにくいようにするとよい。また、光ファイバ93は、ストップリング74の内側を通される。このようにして、ケーブル固定部材70は、補強素線95を巻き込んだ状態で光ケーブル91に固定されている。
以下、これらフェルール50、コイルばね60、およびケーブル固定部材70が収容されるコネクタハウジング80の構成について説明する。コネクタハウジング80は、第一のハウジング部材81と、第一のハウジング部材81に被着される第二のハウジング部材82と、第一のハウジング部材81および第二のハウジング部材82の先端側に装着される第三のハウジング部材83とを有する。
第一のハウジング部材81には、ケーブル固定部材70が固定される固定部材収容部812が所定の大きさに形成されている。かかる固定部材収容部812は、外側に向かって開口している。
第一のハウジング部材81の後端側に形成された固定部材収容部812は、ケーブル固定部材70が装着可能な形状に形成されている。つまり、固定部材収容部812は、大きさの異なる断面円形の窪みが軸線方向に連なって形成されてなる。かかる固定部材収容部812における先端側の大径の窪みにかしめリング72の補強素線把持部721が収容され、後端側の小径の窪みにシース把持部722が収容されている。
第二のハウジング部材82は、第一のハウジング部材81に形成された固定部材収容部812の開口を覆うように被着される。この第二のハウジング部材82により、固定部材収容部812に収容されるケーブル固定部材70(光ケーブル91)の脱落が防止される。本実施形態では、第二のハウジング部材82には、第一のハウジング部材81の固定部材収容部812と対向するように、固定部材収容部812と略同形状に形成された固定部材押え部822が形成されている。ケーブル固定部材70は、第一のハウジング部材81の固定部材収容部812および第二のハウジング部材82の固定部材押え部822に挟み込まれるようにして保持されている。つまり、相対的に大径の補強素線把持部721が、相対的に小径のシース把持部722よりも先端側でコネクタハウジング80に引っ掛けられたような状態となるから、光ケーブル91を引っ張ってもコネクタハウジング80から抜けることはない。
第三のハウジング部材83は、第一のハウジング部材81および第二のハウジング部材82の先端側に取り付けられ、図示されない雄型コネクタとの嵌合部を構成する。第三のハウジング部材83は、断面方形で筒状のフード部(外壁)の内側に形成された筒状のフェルールおよびコイルばね収容部832を有する。
フェルールおよびコイルばね収容部832は、フェルール50およびコイルばね60の周囲、具体的には、フェルール50のコイルばね挿通部52やばね止め部53を囲むようにフェルール50およびコイルばね60を保持する。
コネクタハウジングを構成するこれら第一のハウジング部材81、第二のハウジング部材82、および、第三のハウジング部材83は、次のように組み付けられている。第一のハウジング部材81の側面には、四つの係合突起814が形成されている。一方、第二のハウジング部材82の後端寄り位置には、四つの係合穴821が形成されている。この第二のハウジング部材82の係合穴821に、第一のハウジング部材81の係合突起814を係止させることにより、第二のハウジング部材82が、第一のハウジング部材81に被着されている。
一方、第一のハウジング部材83には、その先端から突出した二つの軸のそれぞれの先端に取付突起815が形成されている。また、第三のハウジング部材81の両側面には、取付穴834が形成されている。第一のハウジング部材83は、その取付突起815を第三のハウジング部材83の取付穴834に係止させることにより、第三のハウジング部材83に取り付けられている。
ここで、本実施形態にかかる光ケーブルコネクタ2において、第二のハウジング部材82は、軸線方向と直交する方向から見て、第三のハウジング部材83と重ならない状態で第一のハウジング部材81に取り付けられている。つまり、第一のハウジング部材81と第三のハウジング部材83が組み付けられた状態であっても、第一のハウジング部材81に対し第二のハウジング部材82を組み付けることができる。
次に、光ケーブルコネクタ2と光ケーブル91の組立方法について、一部上記説明と重複するが詳細に説明する。第二の実施形態にかかる光ケーブルコネクタ2は、上記第一の実施形態と同様の組み付け工程を含む第一の組立方法を選択することもできるし、この第一の組立方法とは異なる第二の組立方法を選択することもできる。以下、それぞれの組立方法を説明する。
図14に示す、本実施形態にかかる光ケーブルコネクタ2と光ケーブル91の第一の組立方法は、ケーブル固定部材装着工程と、コイルばね挿通工程と、光ファイバ固定工程と、ケーブル固定工程と、第二のハウジング部材組付工程と、第三のハウジング部材組付工程とを含む。
「ケーブル固定部材装着工程」では、まず、光ケーブル91の先端からシース97を所定長さ剥離することにより、光ファイバ93を露出させる。さらに、シース97の先端にスリット971を形成し、かかるスリット971を通して補強素線95をシース97の外側に出す。次いで、かしめリング72のシース把持部722をシース97の外側に固定する。そして、ストップリング74をかしめリング72の補強素線把持部721の内側に挿入し、かしめリング72の補強素線把持部721の内周とストップリング74の外周の間に、光ケーブル91の補強素線95が挟み込まれる。これにより、光ケーブル91とケーブル固定部材70との組立体が得られる。
「コイルばね挿通工程」では、コイルばね60を露出した二つの光ファイバ93の先端から挿通する(図14(a)参照)。
「光ファイバ固定工程」では、コイルばね60が挿通された二つの光ファイバ93のそれぞれの先端にフェルール50を固定する。具体的には、まず、光ファイバ93をフェルール50のファイバ保持孔に挿通する。そして、接着剤などにより、光ファイバ93をフェルール50に固定する。このように光ファイバ93をフェルール50に固定すると、光ケーブル91、ケーブル固定部材70、フェルール50、およびコイルばね60の組立体が得られる(図14(b)参照)。なお、光ファイバ93をフェルール50に固定した後、接続損失を小さくするため、フェルール50の先端面に鏡面処理を施してもよい。
「ケーブル固定工程」では、ケーブル固定部材70を第一のハウジング部材81に形成された固定部材収容部812に収容(固定)する。具体的には、ケーブル固定部70であるかしめリング72を、固定部材収容部812に嵌め込むように収容する(図14(c)参照)。これにより、光ケーブル91は、第一のハウジング部材81に収容される。
「第二のハウジング部材組付工程」では、ケーブル固定部材70が収容された固定部材収容部812の開口を覆うように、第一のハウジング部材81の上部に第二のハウジング部材82を被着する。具体的には、第一のハウジング部材81に設けられた二つの係合突起814のそれぞれを、第二のハウジング部材82に設けられた二つの係合穴821に係止させることによって組み付ける(図14(d)参照)。これにより、第一のハウジング部材81および第二のハウジング部材82内にケーブル固定部材70が収容される。
「第三のハウジング部材組付工程」は、第二のハウジング部材組付工程」の後に行われる。「第三のハウジング部材組付工程」では、第三のハウジング部材83に形成されたフェルールおよびコイルばね収容部832の後端側から、フェルール50およびコイルばね60を収容(挿入)しつつ、第三のハウジング部材83を第一のハウジング部材81および第二のハウジング部材82に組み付ける。第三のハウジング部材83は、その取付穴834を第一のハウジング部材81の取付突起815に係止させることによって組み付ける(図14(e)参照)。これにより、コネクタハウジング80内にフェルール50およびコイルばね60が収容される。
以上の工程を経て第一の手順を用いた光ケーブルコネクタ2と光ケーブル91の組立が完了する。なお、かかる工程は、必ずしも上記説明した順に行わなければならないものではない。例えば、「ケーブル固定工程」と「コイルばね収容工程」の順を入れ替えるなど、適宜変更可能である。
次に、図15に示す、本実施形態にかかる光ケーブルコネクタ2と光ケーブル91の第二の組立方法について説明する。かかる第二の組立方法は、ケーブル固定部材装着工程と、コイルばね挿通工程と、光ファイバ固定工程と、ケーブル固定工程と、第一のハウジング部材組付工程と、第二のハウジング部材組付工程とを含む。このうち、ケーブル固定部材装着工程、コイルばね挿通工程、光ファイバ固定工程、および、ケーブル固定工程(図15(a)〜(c))は、第一の組立方法と同一であるため、説明は省略する。
「第一のハウジング部材組付工程」では、第一のハウジング部材81を、第三のハウジング部材83に組み付ける。具体的には、第三のハウジング部材83に形成されたフェルールおよびコイルばね収容部832の後端側から、フェルール50およびコイルばね60を収容(挿入)しつつ、第一のハウジング部材81を第三のハウジング部材83に組み付ける。第三のハウジング部材83は、その取付穴834を第一のハウジング部材81の取付突起815に係止させることによって組み付ける(図15(d)参照)。
「第二のハウジング部材組付工程」は、ケーブル固定部材70が収容された固定部材収容部812の開口を覆うように、第一のハウジング部材81の上部に第二のハウジング部材82を被着する。具体的には、第一のハウジング部材81に設けられた二つの係合突起814のそれぞれを、第二のハウジング部材82に設けられた二つの係合穴821に係止させることによって組み付ける(図15(e)参照)。
上述したように本実施形態では、第二のハウジング部材82は、軸線方向と直交する方向から見て、第三のハウジング部材83と重ならないように第一のハウジング部材81に取り付けられている。そのため、第一のハウジング部材81が第三のハウジング部材83に取り付けられた状態であっても、第二のハウジング部材82を第一のハウジング部材81に取り付けることができる。これにより、第一のハウジング部材81および第二のハウジング部材82内にケーブル固定部材70が収容される。
以上説明した、第二の実施形態にかかる光ケーブルコネクタ2によれば、第一の実施形態にかかる光ケーブルコネクタ2と同様に、コネクタハウジング80が三分割に構成されているから、組立の作業性が大きく向上する。
また、光ケーブル91と光ケーブルコネクタ2を組み付けるに際し、上記説明した第一の組立方法および第二の組立方法のどちらを採用することもできる。つまり、第二のハウジング部材82は、軸線方向と直交する方向から見て、第三のハウジング部材83と重ならないように第一のハウジング部材81に取り付けられるものであるから、
1)第一の組立方法のように、第一のハウジング部材81と第二のハウジング部材82とを組み付けてから、これらに第三のハウジング部材83を組み付ける
2)第二の組立方法のように、第一のハウジング部材81と第三のハウジング部材83を組み付けてから、第一のハウジング部材81に第二のハウジング部材82を組み付ける
という二つのコネクタハウジングの組立順序のうち、より好ましい方を選択することができる。このように、光ケーブルコネクタ2によれば、作業方法や作業場所などに応じて組立順序を変えることができるから、作業効率の向上に繋がる。
なお、上記第二の実施形態にかかる光ケーブルコネクタ2では、第三のハウジング部材にフェルール50およびコイルばね60が収容されるフェルールおよびコイルばね収容部832が形成されていることを説明したが、第一の実施形態にかかる光ケーブルコネクタ1と同様に、コイルばねを収容するコイルばね収容部を第一のハウジング部材に設けた構成(コイルばねが第一のハウジング部材と第二のハウジング部材に挟み込まれるように収容される構成)とすることもできる。つまり、第一のハウジング部材81と第三のハウジング部材83を組み付けてから、第一のハウジング部材81に第二のハウジング部材82を組み付けることができるよう、軸線方向と直交する方向から見て、第二のハウジング部材82が、第三のハウジング部材83と重ならない状態で第一のハウジング部材81に取り付けられる構成であれば、その他の構成は適宜変更可能である。
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
例えば、上記実施形態にかかる光ケーブルコネクタ1は、雌型コネクタであることを説明したが、雄型コネクタに上記技術的思想を適用することも可能である。また、上記実施形態にかかる光ケーブルコネクタ2は、雄型コネクタであることを説明したが、雌型コネクタに上記技術的思想を適用することも可能である。
(第一の実施形態)
光ケーブルコネクタ 1
フェルール 10
コイルばね 20
ケーブル固定部材 30
コネクタハウジング 40
第一のハウジング部材 41
コイルばね収容部 411
固定部材収容部 412
規制突起 413
第一の嵌合突起 413
第二のハウジング部材 42
第二の嵌合突起 422
第三のハウジング部材 43
フェルール収容部 432
第一の嵌合穴 434
第二の嵌合穴 435
光ケーブル 90
光ファイバ 92
シース 96
(第二の実施形態)
光ケーブルコネクタ 2
フェルール 50
コイルばね 60
ケーブル固定部材 70
コネクタハウジング 80
第一のハウジング部材 81
固定部材収容部 812
第二のハウジング部材 82
第三のハウジング部材 83
フェルールおよびコイルばね収容部 832
光ケーブル 91
光ファイバ 93

Claims (3)

  1. 光ケーブルの先端から所定長さ露出した光ファイバを保持するフェルール、および、このフェルールを先端側に付勢するコイルばねがコネクタハウジング内に配設された光ケーブルコネクタであって、
    前記コネクタハウジングは、
    前記光ファイバを覆うシースの端末部分に固定されたケーブル固定部材を収容する固定部材収容部が外側に向かって開口して形成された第一のハウジング部材と、
    該第一のハウジング部材に被着され、前記固定部材収容部の開口を覆う第二のハウジング部材と、
    前記第一のハウジング部材および前記第二のハウジング部材の先端側に取り付けられ、前記フェルールおよび前記コイルばねの周囲を囲む筒状のフェルールおよびコイルばね収容部が形成された第三のハウジング部材と、
    を備えることを特徴とする光ケーブルコネクタ。
  2. 前記コネクタハウジングにおいて、前記第二のハウジング部材は、軸線方向と直交する方向から見て前記第三のハウジング部材と重ならないように前記第一のハウジング部材に被着されていることを特徴とする請求項1に記載の光ケーブルコネクタ。
  3. 光ケーブルのシースを先端から所定長さ剥離することによって光ファイバを露出させ、前記シースの端末部分にケーブル固定部材を装着するケーブル固定部材装着工程と、
    前記光ケーブルの先端側で露出した光ファイバにコイルばねを挿通するコイルばね挿通工程と、
    前記コイルばねが挿通された光ファイバの先端部分をフェルールに保持させる光ファイバ固定工程と、
    外側に向かって開口して第一のハウジング部材に形成された固定部材収容部に前記ケーブル固定部材を固定するケーブル固定工程と、
    第三のハウジング部材に形成された筒状のフェルールおよびコイルばね収容部に前記フェルールを収容するとともに、前記第一のハウジング部材を前記第三のハウジング部材に組み付ける第一のハウジング部材組付工程と、
    前記第一のハウジング部材組付工程の後、前記ケーブル固定部材が固定された固定部材収容部の開口を覆うように前記第一のハウジング部材に第二のハウジング部材を被着する第二のハウジング部材組付工程と、
    を含むことを特徴とする光ケーブルコネクタと光ケーブルの組立方法。
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