JP6346070B2 - 光コネクタ - Google Patents

光コネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP6346070B2
JP6346070B2 JP2014223965A JP2014223965A JP6346070B2 JP 6346070 B2 JP6346070 B2 JP 6346070B2 JP 2014223965 A JP2014223965 A JP 2014223965A JP 2014223965 A JP2014223965 A JP 2014223965A JP 6346070 B2 JP6346070 B2 JP 6346070B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
fixing member
engaging
optical connector
engaged
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014223965A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016090760A (ja
Inventor
智枝美 山形
智枝美 山形
知弘 彦坂
知弘 彦坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2014223965A priority Critical patent/JP6346070B2/ja
Publication of JP2016090760A publication Critical patent/JP2016090760A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6346070B2 publication Critical patent/JP6346070B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)

Description

本発明は、ハウジングに光ファイバを保持した光コネクタに関する。
従来、自動車の電装品間の通信に用いる電線から発生するノイズの低減を図るため、電線に代わって光ファイバを用いることが考えられる。この光ファイバは、光コネクタの嵌合構造よって光学的に接続する。
光コネクタの嵌合構造は、ハウジングに光ファイバを保持した二つの光コネクタをコネクタ嵌合することによって、各光コネクタの光ファイバ同士を光学的に接続する。
上記光コネクタとして、例えば、特許文献1に開示されているような技術が用いられてきた。
特許文献1に開示されている光コネクタ100は、図16及び図17に図示するように、ハウジング101と、光ファイバケーブル102と、板バネ103と、固定部材104とを備えて構成されている。
光ファイバケーブル102は、一対の光ファイバ105の先端にフェルール106が装着されている。
ハウジング101は、図16に図示するように、ハウジング嵌合部109と、フェルール収容部110と、を備えて構成されている。
ハウジング嵌合部109は、図16に図示するように、嵌合相手となる光コネクタ(図示せず)に嵌合する部分として形成されている。
また、フェルール収容部110は、図17に図示するように、ハウジング嵌合部109に連成され、光ファイバケーブル102のフェルール106(図16参照)を保持収容する二つのフェルール保持収容室111を含んで形成されている。光ファイバ105の光軸方向におけるフェルール収容部110の後端側の内面左右両側には、被係合部(図示せず)が設けられている。被係合部は、後述する係合部108(図16参照)が係合する部分として設けられている。
さらに、ハウジング101の下面には、図17に図示するように、装着部112が形成されている。装着部112は、フェルール収容部110に連通して形成され、固定部材104を装着する部分として設けられている。
光ファイバ105の光軸方向における固定部材104の後端側の左右両側部には、図16に図示するように、起立突起107が設けられている。起立突起107は、先端が弾性変位可能に形成され、それぞれ、係合部108が設けられている。起立突起107は、それぞれの係合部108が、ハウジング101に形成された被係合部に係合するように設けられている。
次に、固定部材104をハウジング101に組み付ける手順を説明する。
まず、作業者は、一対の光ファイバ105に装着した各フェルール106をフェルール収容部110に収容する。
そして、作業者は、図16に図示する固定部材104を、図17に図示するハウジング101の装着部112に嵌入する。すると、固定部材104の係合部108がハウジング101の被係合部に係合する。これにより、固定部材104は、図17に図示するように、ハウジング101の装着部112に装着する。以上により、ハウジング101に対する固定部材104の組み付けが完了する。
このように、ハウジング101に組み付けられた固定部材104は、一対の光ファイバ105に装着したフェルール106を下方から支持することになる。したがって、固定部材104は、フェルール106をフェルール収容部110内に位置決めし、フェルール106がハウジング101から脱落するのを防ぐことができるようになっている。
特開2012−150424号公報
特許文献1に開示されているような光コネクタ100にあっては、固定部材104をハウジング101に装着する途中で、光ファイバ105がこの光ファイバ105の光軸方向に引っ張られることがある。光ファイバ105が光軸方向に引っ張られると、固定部材104が動くことがある。
このように、固定部材104が動くと、固定部材104がハウジング101から外れて落下することがあり、固定部材104を破損させてしまうような場合がある。このため、固定部材104を破損なく組み付ける組み付け作業性が悪いという問題点があった。
また、光コネクタ100にあっては、光ファイバ105の光軸方向における固定部材104の後端側の左右両側部に係合部108が設けられている。それにより、固定部材104をハウジング101の装着部112に装着すると、固定部材104は、後端側で固定部材104全体を支持することになる。このように、固定部材104をハウジング101の装着部112に装着すると、固定部材104の先端側は、ハウジング101に固定されないことになる。
このような光コネクタ100が外部からの衝撃を受けると、図18に図示するように、固定部材104の先端側が下方へ落ち込むことがある。このように、固定部材104の先端側が下方へ落ち込むと、固定部材104がハウジング101の装着部109から垂れ下がってしまうという不具合が生じる場合がある。すなわち、このような不具合によっても、固定部材104をハウジング101に組み付ける組み付け作業性が悪くなるという問題点があった。
さらに、光コネクタ100にあっては、上記の通り、光ファイバ105の光軸方向における固定部材104の後端側の左右両側部に係合部108が設けられているため、固定部材104をハウジング101の装着部112に装着すると、固定部材104は、先端側がハウジング101に固定されないことになる。
このような光コネクタ100にあっては、ハウジング101に固定部材104を組み付けた後に、固定部材104の先端側がばたつくことがある。このように、固定部材104の先端側がばたつくと、固定部材104によって位置決めされているフェルール106がばたつくことがある。そして、フェルール106がばたつくと、フェルール106を装着した一対の光ファイバ105もばたつくことになる。このように、光ファイバ105がばたつくと、光コネクタ間での結合ばらつきが増えることがある。このため、システムリンクでの通信が不成立になるという問題点があった。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、一つの課題は、組み付け作業性を向上することができる光コネクタを提供することにある。
他の一つの課題は、光コネクタ間での結合ばらつきを防ぎ、システムリンクの信頼性を向上することができる光コネクタを提供することにある。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の本発明の光コネクタは、光ファイバを保持するハウジングと、前記ハウジングとは別体に設けられ且つ該ハウジングに組み付けることにより前記光ファイバを該ハウジングに固定する固定部材と、を備え、前記固定部材に、該固定部材における前記光ファイバの光軸方向の一端から該光軸方向に凸状に突出する係合部を形成し、前記ハウジングに、該ハウジングにおける前記光軸方向先端側の内壁と、該内壁を凹状にして前記係合部を係合する被係合部を設け、前記固定部材を前記ハウジングに対して仮係合状態から本係合状態に係合状態を変化させて係合するにあたり、前記仮係合状態では前記内壁に前記係合部を係合し、前記本係合状態では前記被係合部に前記係合部を係合することを特徴とする。
このような特徴を有する本発明は、固定部材をハウジングに仮係合状態にしてから、固定部材の係合部をハウジングの被係合部に係合して本係合状態にする。
請求項2記載の本発明の光コネクタは、請求項1に記載の光コネクタにおいて、前記固定部材の前記光ファイバの光軸方向の他端側に、前記ハウジングに係合する第2の係合部を設けるとともに、前記ハウジングに、前記第2の係合部を係合する第2の被係合部を設け、前記固定部材を前記ハウジングの装着部に圧入して保持される前記仮係合状態から、前記係合部を前記被係合部に係合し前記第2の係合部を前記第2の被係合部に係合することにより前記本係合状態に係合することを特徴とする。
このような特徴を有する本発明は、固定部材をハウジングの装着部に圧入して保持する仮係合状態にすることができる。そして、係合部を被係合部に係合し、第2の係合部を第2の被係合部に係合することにより仮係合状態から本係合状態に変化させて係合する。
請求項3記載の本発明の光コネクタは、請求項1又は2に記載の光コネクタにおいて、前記係合部を、前記固定部材における前記係合部が設けられる部分の肉厚よりも小さい半径を有する半球状に形成することを特徴とする。
このような特徴を有する本発明は、係合部を、固定部材における係合部が設けられる部分の肉厚よりも小さい半径を有する半球状に形成することができる。
請求項4記載の本発明の光コネクタは、請求項1又は2に記載の光コネクタにおいて、前記係合部を、前記固定部材における前記係合部が設けられる部分の肉厚よりも小さい半径を有する円柱状に形成し、該先端を球面状に形成することを特徴とする。
このような特徴を有する本発明は、係合部を、固定部材における係合部が設けられる部分の肉厚よりも小さい半径を有する円柱状に形成し、先端を球面状に形成することができる。
請求項5記載の本発明の光コネクタは、請求項1又は2に記載の光コネクタにおいて、前記係合部を、前記固定部材における前記係合部が設けられる部分の肉厚よりも小さい半径を有する略円錐状に形成し、該先端を球面状に形成することを特徴とする。
このような特徴を有する本発明は、係合部を、固定部材における係合部が設けられる部分の肉厚よりも小さい半径を有する略円錐状に形成し、先端を球面状に形成することができる。
請求項6記載の本発明の光コネクタは、請求項1、2、3、4又は5に記載の光コネクタにおいて、前記ハウジングには、前記光ファイバに係合し前記ハウジングから前記光ファイバが該光軸方向に抜けるのを防止する光ファイバ係止部を設けることを特徴とする。
このような特徴を有する本発明は、ハウジングに設けた光ファイバ係止部が光ファイバに係合しハウジングから光ファイバが光軸方向に抜けるのを防ぐ。
請求項1に記載された本発明によれば、固定部材をハウジングに仮係合状態にすることができる。そうすると、固定部材をハウジングに装着する途中で光ファイバが引っ張られても固定部材がハウジングから外れることがなくなる。このことから、固定部材がハウジングから落下して破損することがなくなる。したがって、従来よりも固定部材を破損なく組み付ける組み付け作業性の向上を図ることができるという効果を奏する。
請求項2に記載された本発明によれば、固定部材が仮係合状態のときに、固定部材は、ハウジングの装着部に圧入されて保持される。このことから、固定部材をハウジングに装着する途中で光ファイバが引っ張られても固定部材がハウジングから外れることをより確実に防ぐことができる。
また、本発明によれば、固定部材が本係合状態のときに、光ファイバの光軸方向における固定部材の一端側に形成された係合部がハウジングの被係合部に係合し、光ファイバの光軸方向における固定部材の他端側に形成された第2の係合部がハウジングの第2の被係合部に係合する。このことから、光コネクタが外部からの衝撃を受けても、光ファイバの光軸方向における固定部材の一端又は他端のいずれか一方が下方へ落ち込みハウジングの装着部から垂れ下がることがなくなる。
したがって、より確実に、固定部材をハウジングに組み付ける組み付け作業性の向上を図ることができるという効果を奏する。
さらに、本発明によれば、固定部材が本係合状態のときに、光ファイバの光軸方向における固定部材の一端側及び他端側をハウジングに係合して置くことができる。そのため、光コネクタが外部からの衝撃を受けても、光ファイバの光軸方向における固定部材の一端側又は他端側のいずれかが下方へ落ち込むことがなく、固定部材をハウジングの装着部に確実に組み付けておくことができる。そうすることにより、固定部材によって光ファイバをハウジングに確実に固定することができる。このことから、光ファイバのばたつきや、光軸ズレを防ぐことができる。したがって、光コネクタ間での結合ばらつきを防ぎ、システムリンクの信頼性を向上することができるという効果を奏する。
請求項3に記載された本発明によれば、係合部は、固定部材における係合部が設けられる部分の肉厚よりも小さい半径を有する半球状に形成される。このことから、ハウジングに対する固定部材の組み付けが容易となる。したがって、固定部材をハウジングに組み付ける組み付け作業性のさらなる向上を図ることができるという効果を奏する。
請求項4に記載された本発明によれば、係合部は、固定部材における係合部が設けられる部分の肉厚よりも小さい半径を有する円柱状に形成され、先端が球面状に形成される。このことから、ハウジングに対する固定部材の組み付けが容易となる。したがって、固定部材をハウジングに組み付ける組み付け作業性のさらなる向上を図ることができるという効果を奏する。
請求項5に記載された本発明によれば、係合部は、固定部材における係合部が設けられる部分の肉厚よりも小さい半径を有する略円錐状に形成され、先端が球面状に形成される。このことから、ハウジングに対する固定部材の組み付けが容易となる。したがって、固定部材をハウジングに組み付ける組み付け作業性のさらなる向上を図ることができるという効果を奏する。
請求項6に記載された本発明によれば、ハウジングに設けた光ファイバ係止部が光ファイバに係合しハウジングから光ファイバが光軸方向に抜けるのを防止することができる。このことから、光ファイバのばたつきや、光軸ズレを、より確実に防ぐことができる。したがって、光コネクタ間での結合ばらつきを、より確実に防ぎ、システムリンクの信頼性を、より向上することができるという効果を奏する。
本発明の第1光コネクタの実施例1を示す分解斜視図である。 第1ハウジングを斜め後方から視た斜視図である。 第1固定部材を斜め前方から視た斜視図である。 第1ハウジングに第1固定部材を組み付ける前の状態を示す断面図である。 第1ハウジングに第1固定部材を仮係合した状態を図示する断面図である。 第1ハウジングに第1固定部材を本係合した状態を示す断面図である。 第2光コネクタの分解斜視図である。 第2ハウジングを斜め後方から視た斜視図である。 第2固定部材を斜め後方から視た斜視図である。 (a)は第2ハウジングに第2固定部材を仮係合した状態を図示する断面図、(b)は第2ハウジングに第2固定部材を本係合した状態を図示する断面図である。 第2固定部材が仮係合状態で第1光コネクタと第2光コネクタとが嵌合を開始した場合の光コネクタの嵌合構造の断面図である。 第1光コネクタと第2光コネクタとが嵌合を開始した状態の光コネクタの嵌合構造の断面図である。 (a)は本発明の第1光コネクタの実施例2における第1固定部材の先端部分の斜視図、(b)は、(a)に図示する係合部のF−F間断面図である。 (a)は本発明の第1光コネクタの実施例3における第1固定部材の先端部分の斜視図、(b)は、(a)に図示する係合部のG−G間断面図である。 本発明の第1光コネクタの実施例4を示す断面斜視図である。 従来例の分解斜視図である。 図16に図示するハウジングに各部材を組み付けたときのH−H間断面斜視図である。 従来例の問題点を説明するための光コネクタの断面図である。
以下、図1ないし図12を参照しながら、本発明に係る光コネクタの実施例1について、また、図13を参照しながら、本発明に係る光コネクタの実施例2について、それぞれ説明する。
図1ないし図12には、本発明に係る光コネクタの実施例1が示されている。
図1は本発明の第1光コネクタの実施例1を示す分解斜視図、図2は図1に図示する第1ハウジングを斜め後方から視た斜視図、図3は第1固定部材を斜め前方から視た斜視図、図4は図1おけるA−A間断面図であり、第1ハウジングに第1固定部材を組み付ける前の状態を示す断面図、図5は第1ハウジングに第1固定部材を仮係合した状態を図示する断面図、図6は第1ハウジングに第1固定部材を本係合した状態を示す断面図、図7は第2光コネクタの分解斜視図、図8は図7に示す第2ハウジングを斜め後方から視た斜視図、図9は図7に図示する第2固定部材を斜め後方から視た斜視図、図10は図7おけるB−B間断面図であり、(a)は第2ハウジングに第2固定部材を仮係合した状態を図示する断面図、(a)は第2ハウジングに第2固定部材を本係合した状態を図示する断面図、図11は第2固定部材が仮係合状態で第1光コネクタと第2光コネクタとが嵌合を開始した場合の光コネクタの嵌合構造の断面図、図12は第1光コネクタと第2光コネクタとが嵌合を開始した状態の光コネクタの嵌合構造の断面図である。
なお、図中の矢印は、前後、上下、左右の各方向を示している(矢印の各方向は一例であるものとする)。
図1には、第1光コネクタ1が示されており、図7には、第2光コネクタ2が示されている。
本発明の実施例に係る光コネクタの嵌合構造は、第1光コネクタ1と、第2光コネクタ2と、を嵌合することによって構成され、この嵌合構造によって第1光コネクタ1に設けられる第1光ファイバ3(図1参照)と、第2光コネクタ2に設けられる第2光ファイバ4(図7参照)と、を光学的に接続するものである。
まず、第1光コネクタ1について説明する。
第1光コネクタ1は、図1に図示するように、先端にフェルール5を取り付けた一対の第1光ファイバ3と、第1ハウジング7と、第1固定部材9と、を備えて構成されている。
第1光ファイバ3は、導光材料からなり、いわゆるマルチモードプラスチック光ファイバによって実現する。第1光ファイバ3は絶縁性の合成樹脂からなる被覆部によって2重に被覆し、図1に図示するように、先端の被覆部を剥がすことによって露出するようになっている。
フェルール5は、第1光ファイバ3の先端を貫通孔によって保持する円筒状金属部材である。
第1ハウジング7は、合成樹脂等の絶縁材からなり、図1及び図2に図示するように、第2光コネクタ2(図7参照)に嵌合する第1ハウジング嵌合部11と、各第1光ファイバ3のフェルール5を保持収容する二つのフェルール保持収容室13を含むフェルール収容部12と、を備えている。
第1ハウジング嵌合部11は、図1及び図2に図示するように、略直方体形状をなし、前面に、後述する各第2光ファイバ4のフェルール6を取り付けた割スリーブ35を挿入できる二つのスリーブ挿入孔14が形成されている。各スリーブ挿入孔14は、各フェルール保持収容室13に連通している。
また、第1ハウジング嵌合部11には、第1光コネクタ1と第2光コネクタ2との嵌合の際、後述する第2固定部材10の嵌合方向突出壁部61に突き当たって嵌合方向への移動を阻止されないように、嵌合方向突出壁部61をガイドするガイド溝15が形成されている。
ガイド溝15は、後述する第2ハウジング8に本係止した第2固定部材10の嵌合方向突出壁部61の位置に対応して第1ハウジング嵌合部11の下部に前端面から後方に向けて延びる溝である。
このガイド溝15は、嵌合方向突出壁部61の両側面に向かい合う一対の溝内側面16と、嵌合方向突出壁部61の下面に向かい合う溝底面17と、を備えている。
このため、一対の溝内側面16、及び、溝底面17が嵌合方向突出壁部61に重なる部分の面積を大きくなるように調整すると、第2固定部材10が仮係合状態で無理に嵌合するときの荷重を大きくすることができ、第2固定部材10が仮係合状態にあることを検知し易くなる。
例えば、仮係合時嵌合阻止壁部53は、第2固定部材10が仮係合状態で嵌合する場合にかかる荷重が本係合状態で係る荷重の2倍以上3倍以下の範囲となるように嵌合完了状態で第1ハウジング7に重なる部分の面積を調整するとよい。
フェルール収容部12は、図1及び図2に図示するように、箱型形状をなし、第1固定部材9を組み付ける側となる下面に装着部18が開口形成されているとともに、各フェルール5を後方から挿入できるように二つの挿入口19が形成されている。
また、第1ハウジング7は、第1固定部材9を仮係合状態及び本係合状態で係合する被係合部20(図4ないし図6参照)と、第1固定部材9を仮係合状態及び本係合状態で係合する一対の第2の被係合部21と、を備えている。
被係合部20は、図4ないし図6に示すように、第1ハウジング7のフェルール収容部12における第1光ファイバ3の光軸方向先端側の内壁34に凹状に形成されている。
本実施例においては、後述する第1固定部材9の係合部26が係合することができるように断面略円弧状に形成されている。
各第2の被係合部21は、第1ハウジング7の一方の側壁22の一部を第1固定部材9の後述する三つの係合突起部29の隣り合う二つの係合突起部29に挟持可能な幅に形成した部分である。
より具体的には、第2の被係合部21は、側壁22の下端面から所定の間隔を隔てて開口部24を形成することによって、開口部24の上側内縁面と、側壁22の上端面とを2つの係合突起部29によって挟持する面とする壁からなる。
また、開口部24は、各係合突起部29が内部に収まるように前後方向の幅を調整するとともに、上下方向で先端部の係合突起部29から基端部の係合突起部29まで内部に収まるように上下方向の幅を調整する。
第1固定部材9は、図1及び図3に図示するように、第1ハウジング7とは別体に設け、且つ、第1ハウジング7に対して仮係合状態から本係合状態に係合状態を変化させて組み付けることによって第1光ファイバ3を第1ハウジング7に固定する固定部材である。
この第1固定部材9は、合成樹脂等の絶縁材からなり、本体部分を構成する底壁25と、係合部26と、一対の第2の係合部27と、を備えている。
底壁25は、フェルール収容部12の装着部19を覆うように装着部19の形状に対応した外形矩形状をなす。底壁25の上面には、壁部33が突出して形成されている。
壁部33は、第1光ファイバ3の光軸方向に沿って、長さ方向が底壁25の先端の縁部中間から底壁25の中央部近傍まで延びるように設けられている。壁部33の先端64は、特許請求の範囲における「係合部が設けられる部分」に相当するものである。
係合部26は、第1ハウジング7の被係合部20に係合する部分であり、係合部26は、壁部33の先端面から第1光ファイバ3の光軸方向に凸状に突出して形成されている。
係合部26は、半球状をなし、係合部26が形成される壁部33の先端64の肉厚よりも小さい半径となるように形成されている。
具体的には、係合部26は、壁部33の先端64の上下方向の肉厚の1/4未満となる半径を有する半球状に形成されている。
一対の第2の係合部27は、第1ハウジング7の一対の第2の被係合部21に係合する部分であり、各第2の係合部27は、底壁25の後端側の側端部から上方に向けて弾性片状に突出して形成されている。
第2の係合部27は、底壁25の後端側の側端部から上方に向けて弾性片状に突出した弾性突出片部28と、弾性突出片部28の突出方向に沿って基端部、先端部、及び、基端部と先端部との間に外方に向けて突設した3つの係合突起部29と、を備えている。
以下、3つの係合突起部29を区別して説明する場合、先端部の係合突起部29を先端係合突起部30と、中間の係合突起部29を中間係合突起部31と、基端部の係合突起部29を基端係合突起部32と、それぞれいうものとする。
3つの係合突起部29は、隣り合う係合突起部29の間隔が第2の被係合部21の上下方向の幅になるように調整されて形成されている。
このため、第1固定部材9は、先端係合突起部30と中間係合突起部31との間に第2の被係合部21を挟持するようにして第1ハウジング7に仮係合する。
また、第1固定部材9は、中間係合突起部31と基端係合突起部32との間に第2の被係合部21を挟持するようにして第1ハウジング7に本係合する。
すなわち、第1固定部材9は、先端係合突起部30と中間係合突起部31とを用いた仮係合状態から中間係合突起部31と基端係合突起部32とを用いた本係合状態に変化させて第1ハウジング7に係合することができるようになっている。
ここで、第1固定部材9を第1ハウジング7に組み付ける手順と、各部の動作について説明する。
まず、作業者は、図1に図示する一対の第1光ファイバ3に取り付けた各フェルール5をフェルール収容部12に収容する。
そして、作業者は、第1固定部材9を第1ハウジング7の下側から第1ハウジング7の下面の装着部18に向けて、図4に矢印Bで図示する方向に組み付ける。
しかる後、作業者は、図5に図示するように、第1固定部材9を第1ハウジング7の装着部18に圧入する。すると、第1固定部材9の係合部26が装着部18の内壁34に当接するとともに、第1固定部材9の図3に図示する先端係合突起部30と中間係合突起部31との間に、図2に図示ずる第2の被係合部21を挟持するようにして、第1固定部材9を第1ハウジング7に対して図5に図示するように仮係合状態にする。
しかる後、作業者は、第1固定部材9を図5に矢印Cで図示する方向に押し込む。すると、図6に図示するように、第1固定部材9の係合部26が第1ハウジング7の被係合部20に係合するとともに、第1固定部材9の図3に図示する中間係合突起部31と基端係合突起部32との間に、図2に図示する第2の被係合部21を挟持するようにして、第1固定部材9を第1ハウジング7に対して本係合状態にする。
以上により、第1固定部材9の第1ハウジング7への組み付けが完了する。
次に、第2光コネクタ2について説明する。
第2光コネクタ2は、図7に図示するように、先端にフェルール6を取り付けた一対の第2光ファイバ4と、第2ハウジング8と、第2固定部材10と、一対の光ファイバ4に対応して設けた二つの割スリーブ35と、バネ部材36と、を備えて構成されている。
第2光ファイバ4は、第1光ファイバ3と同様に導光材料からなり、いわゆるマルチモードプラスチック光ファイバによって実現する。
第2ハウジング8は、合成樹脂等の絶縁材からなり、図7及び図8に図示するように、第1光コネクタ1に嵌合する第2ハウジング嵌合部37と、各第2光ファイバ4のフェルール6を保持収容する2つのフェルール保持収容室39を含むフェルール収容部38と、を備えている。
第2ハウジング嵌合部37は、第1ハウジング7の後述する第1ハウジング嵌合部11の横断面形状に対応した矩形状の嵌入口を有する箱型形状に形成され、図1及び図2に図示する第1ハウジング7の第1ハウジング嵌合部11と嵌合するようになっている。
この第2ハウジング嵌合部37は、上壁40のフェルール収容部38側端部に、第2固定部材10の後述する仮係合時嵌合阻止壁部53が第2ハウジング嵌合部37内に挿通可能に開口した挿通用スリット42を形成する。
フェルール収容部38は、第2固定部材10を組み付ける側となる上面に装着部43を備えるとともに、各フェルール6を後方から挿入できるように、後壁63に二つの挿入口44を備えた箱型形状に形成されている。
また、第2ハウジング8は、第2固定部材10を仮係合、及び、本係合する一対の被係合部45を有する。
第2ハウジング8の各被係合部45は、第2ハウジング8の一方の側壁46の一部を第2固定部材10の後述する3つの係合突起部56の隣り合う二つの係合突起部23に挟持可能な幅に形成した部分である。
より具体的には、被係合部45は、側壁46の上端面から所定の間隔を隔てて開口部47を形成することによって、開口部47の上側内縁面と、側壁46の上端面とを二つの係合突起部56によって挟持する面とする壁からなる。
また、開口部47は、各係合突起部56が内部に収まるように前後方向の幅を調整するとともに、上下方向で先端部の係合突起部56から基端部の係合突起部56まで内部に収まるように上下方向の幅を調整する。
なお、第2ハウジング8の後壁63の内面の所定位置(例えば、図7に図示する矢印Dが指示する部分)に被係合部(図示せず)を設ける場合において、この被係合部は、特許請求の範囲における「第2の被係合部」に相当するものである。
また、第2ハウジング嵌合部37とフェルール収容部38とを区画する隔壁48には、各フェルール保持収容室39に収容した各フェルール6の先端が第2ハウジング嵌合部37側に突出可能に形成した二つの挿通孔49と、挿通用スリット42に連続して仮係合時嵌合阻止壁部41を下方に向けて誘導するガイドスリット50と、を備えている。
第2ハウジング8は、後壁63の内面の所定位置(例えば、図7に図示する矢印Dが指示する部分)に凹状に形成される被係合部(図示せず)を設けてもよいものとする。
第2固定部材10は、図7に図示するように、第2ハウジング8とは別体に設け、且つ、第2ハウジング8に対して仮係合状態から本係合状態に係合状態を変化させて組み付けることによって第2光ファイバ4を第2ハウジング8に固定する固定部材である。
この第2固定部材10は、合成樹脂等の絶縁材からなり、図9に図示するように、本体部分を構成する天井壁51と、一対の係合部52と、仮係合時嵌合阻止壁部53と、第2光ファイバ固定壁部54と、を備えている。
天井壁51は、図8に図示する第2ハウジング8の装着部43を覆うように装着部43の形状に対応した外形矩形状に形成されている。
一対の係合部52は、図8に図示する第2ハウジング8の一対の被係合部45に係合する部分であり、各係合部52は、第2光ファイバ4の光軸方向における天井壁51の先端側の側端部から下方に向けて弾性片状に突出して形成されている。
なお、後述する第2光ファイバ固定壁部54の外面の所定の位置(例えば、図9に図示する矢印Eが指示する部分)に係合部(図示せず)を設ける場合において、一対の係合部52は、特許請求の範囲における「第2の係合部」に相当するものである。
係合部52は、天井壁51の先端側の側端部から下方に向けて弾性片状に突出した弾性突出片部55と、弾性突出片部55の突出方向に沿って基端部、先端部、及び、基端部と先端部との間に外方に向けて突設した三つの係合突起部56と、を備えている。
以下、三つの係合突起部56を区別して説明する場合、先端部の係合突起部56を先端係合突起部57と、中間の係合突起部56を中間係合突起部58と、基端部の係合突起部56を基端係止突起部59と、それぞれいうものとする。
三つの係合突起部56は、隣り合う係合突起部56の間隔が被係合部45の上下方向の幅になるように調整する。
このため、第2固定部材10は、先端係合突起部57と中間係合突起部58との間に被係合部45を挟持するようにして第2ハウジング8に仮係合する。
また、第2固定部材10は、中間係合突起部58と基端係合突起部59との間に被係合部45を挟持するようにして第2ハウジング8に本係合する。
すなわち、第2固定部材10は、先端係合突起部57と中間係合突起部58とを用いた仮係合状態から中間係合突起部58と基端係合突起部59とを用いた本係合状態に変化させて第2ハウジング8に係合することができるようになっている。
仮係合時嵌合阻止壁部53は、図7に図示するように、天井壁51の第2ハウジング嵌合部37側の端部から下方に向けて突出した基部60と、基部60の下端部に第2ハウジング嵌合部37に向けて突設した嵌合方向突出壁部61と、を備えている。
この嵌合方向突出壁部61は、第2固定部材10が、第2ハウジング8に仮係合及び本係合した状態で、第2ハウジング嵌合部37側に突出するように位置する。
このため、第2固定部材10を第2ハウジング8に係合する場合、嵌合方向突出壁部61は、挿通用スリット42に挿通するとともに、ガイドスリット50を通って第2ハウジング嵌合部37内に移動するようになっている。
第2光ファイバ固定壁部54は、天井壁51の後端から下方に向けて突出して形成されており、第2光ファイバ4が挿通可能に形成された二つの挿通溝62を備えている。
第2光ファイバ固定壁部54には、この第2光ファイバ固定壁部54の外面の所定の位置(例えば、図9に図示する矢印Eが指示する部分)に係合部(図示せず)を設けてもよいものとする。第2光ファイバ固定壁部54における係合部が形成される部分は、特許請求の範囲における「係合部が設けられる部分」に相当するものである。
係合部は、第2ハウジング8の被係合部に係合する部分であり、係合部は、第2光ファイバ固定壁部54の外面から第2光ファイバ4の光軸方向に凸状に突出して形成されている。
係合部は、半球状をなし、係合部が形成される第2光ファイバ固定壁部54の肉厚よりも小さい半径となるように形成されている。
具体的には、係合部は、第2光ファイバ固定壁部54の肉厚の1/4未満の半径を有する半球状に形成されている。
割スリーブ35は、第1光ファイバ3に取り付けたフェルール5、及び、第2光ファイバ4に取り付けたフェルール6のそれぞれの先端を筒内に挿入することによって第1光ファイバ3と第2光ファイバ4とを調芯する部材である。
この割スリーブ35は、円筒状の弾性部材であり、周方向の一箇所に一端から他端まで延びるスリットを形成することによって、フェルール5及びフェルール6の径に応じて拡大するようになっている。
バネ部材36は、第2固定部材10に装着した状態で第2固定部材10とともに第2ハウジング8に組み付けることによって、フェルール収容部38内に収容した各フェルール6を第1光コネクタ1側に付勢するものである。
このようなバネ部材36によって、第1光コネクタ1と第2光コネクタ2とのコネクタ嵌合状態において、第1光ファイバ3の各フェルール5が第2光ファイバ4の対応する各フェルール6と光接続に必要な所定の間隔を保ちながら向かい合わすようになっている。
ここで、第2固定部材10を第2ハウジング8に組み付ける手順と、各部の動作について説明する。
まず、作業者は、一対の第2光ファイバ4に取り付けた各フェルール6をフェルール収容部38に収容する。
そして、作業者は、バネ部材36を装着した第2固定部材10を、図10(a)に図示するように、第2ハウジング8に仮係合する。なお、第2固定部材10の第2光ファイバ固定壁部54に係合部が形成されている場合は、この仮係合状態において、第2固定部材10の第2光ファイバ固定壁部54の係合部が後壁63の内面に当接する。
この仮係合状態では、仮係合時嵌合阻止壁部53の嵌合方向突出壁部61が第2ハウジング嵌合部37内に嵌入する第1コネクタハウジング7に突き当てられるように位置している。
その後、作業者は、第2固定部材10を、図10(b)に図示するように、第2ハウジング8に本係合する。なお、第2固定部材10の第2光ファイバ固定壁部54に係合部が、第2ハウジング8の後壁63に被係合部が、それぞれ形成されている場合は、この本係合状態において、第2固定部材10の第2光ファイバ固定壁部54の係合部が、後壁63の被係合部に当接する。
以上により、第2固定部材10の第2ハウジング8への組み付けが完了する。
次に、第1光コネクタ1と第2光コネクタ2とを嵌合する手順と、各部の動作について説明する。
図11に図示するように、第2光コネクタ2の第2固定部材10が仮係合状態で第1ハウジング嵌合部11を第2ハウジング嵌合部37内に嵌入する場合、第1ハウジング嵌合部11が第2ハウジング嵌合部37内の嵌合完了位置に到達する前に嵌合方向突出壁部61に突き当てられ、第1光コネクタ1の移動が阻止される。
このため、第1光コネクタ1と第2光コネクタ2とを嵌合することができず、作業者は、第2固定部材10が仮係合状態である旨を知ることができる。
そこで、作業者は、第2固定部材10を第2ハウジング8に本係合にしてから、再度、第1ハウジング嵌合部11を第2ハウジング嵌合部37内に嵌入する。
第2光コネクタ2の第2固定部材10が本本係合状態で第1ハウジング嵌合部11を第2ハウジング嵌合部37内に嵌入する場合、嵌合方向突出壁部61が第1ハウジング嵌合部11のガイド溝15内に誘導されるため、図12に図示するように、嵌合方向突出壁部61が第1光コネクタ1の移動を阻止することなく第1光コネクタ1と第2光コネクタ2とが嵌合する。
なお、この手順の説明では、作業者が手作業で第1光コネクタ1と第2光コネクタ2とを嵌合するものを例示したが、これに限らず、自動機等を用いて第1光コネクタ1と第2光コネクタ2とを嵌合するようにしても構わない。この場合、自動機は嵌合する際にかかる荷重が所定以上の場合に、第2固定部材10が仮係合状態であることを検出し、異常を報知するようにするとよい。
以上、図1ないし図12を参照しながら説明してきた通り、本発明の光コネクタによれば、固定部材9,10をハウジング7,8に仮係合状態にすることができる。そうすると、固定部材9,10をハウジング7,8に装着する途中で光ファイバ3,4が引っ張られても固定部材9,10がハウジング7,8から外れることがなくなる。このことから、固定部材9,10がハウジング7,8から落下して破損することがなくなる。
したがって、従来よりも固定部材9,10を破損なく組み付ける組み付け作業性の向上を図ることができるという効果を奏する。
また、本発明の光コネクタによれば、固定部材9,10が仮係合状態のときに、固定部材9,10は、ハウジング7,8の装着部18,43に圧入されて保持される。このことから、固定部材9,10をハウジング7,8に装着する途中で光ファイバ3,4が引っ張られても固定部材9,10がハウジング7,8から外れることをより確実に防ぐことができる。
また、本発明の光コネクタによれば、固定部材9,10が本係合状態のときに、光ファイバ3,4の光軸方向における固定部材9,10の一端側に形成された係合部26がハウジング7,8の被係合部20に係合し、光ファイバの光軸方向における固定部材9,10の他端側に形成された第2の係合部27,52がハウジングの第2の被係合部21,45に係合する。このことから、外部からの衝撃を受けても、光ファイバ3,4の光軸方向における固定部材9,10の一端又は他端のいずれか一方が下方へ落ち込みハウジング7,8の装着部18,43から垂れ下がることがなくなる。
したがって、より確実に、固定部材9,10をハウジング7,8に組み付ける組み付け作業性の向上を図ることができるという効果を奏する。
さらに、本発明の光コネクタによれば、固定部材9,10が本係合状態のときに、光ファイバ3,4の光軸方向における固定部材9,10の一端側及び他端側をハウジング7,8に係合しておくことができる。そのため、外部からの衝撃を受けても、光ファイバ3,4の光軸方向における固定部材9,10の一端側又は他端側のいずれかが下方へ落ち込むことがなく、固定部材9,10をハウジング7,8の装着部18,43に確実に組み付けておくことができる。そうすることにより、固定部材9,10によって光ファイバ3,4をハウジング7,8に確実に固定することができる。このことから、光ファイバ3,4のばたつきや、光軸ズレを防ぐことができる。
したがって、光コネクタ間での結合ばらつきを防ぎ、システムリンクの信頼性を向上することができるという効果を奏する。
さらに、本発明の光コネクタによれば、係合部26は、固定部材9,10における係合部26が設けられる部分の肉厚よりも小さい半径を有する半球状に形成される。このことから、ハウジング7,8に対する固定部材9,10の組み付けが容易となる。
したがって、固定部材9,10をハウジング7,8に組み付ける組み付け作業性のさらなる向上を図ることができるという効果を奏する。
本発明に係る光コネクタは、実施例1の他、下記の実施例2を用いてもよいものとする。
図13には、本発明に係る光コネクタの実施例2が示されている。
図13は、本発明の光コネクタの実施例2における第1固定部材を示す図であって、(a)は、第1固定部材の先端部分の斜視図、(b)は、(a)に図示する係合部のF−F間断面図である。
本実施例に係る光コネクタの第1固定部材90は、図13に図示する係合部91以外は、実施例1で説明した第1固定部材9と同様の構成及び構造であるものとする。したがって、本実施例では、第1固定部材90について、係合部91以外の部分の説明を省略する。
係合部91は、第2ハウジング(図示せず)の被係合部に係合することにより、第1固定部材90を第2ハウジングに固定する部分として形成されている。係合部91は、第1固定部材90の壁部33の先端64から第1光ファイバ3(図1参照)の光軸方向(図13において矢印で指し示す前方向)に突出して形成されている。なお、壁部33の先端64は、特許請求の範囲における「係合部が設けられる部分」に相当するものである。係合部91の先端位置の高さは、実施例1の係合部26の先端位置の高さと同じ高さに形成されている(係合部91の先端位置の高さは一例であるものとする)。
係合部91は、円柱状部分92と、球面状部分93と、を備えている。円柱状部分92は、係合部91の基端部となる部分として形成されている。円柱状部分92は、壁部33の先端64に連続し円柱状に突出して形成されている。円柱状部分92は、特許請求の範囲における「係合部が設けられる部分」に相当する壁部33の先端64の肉厚よりも小さい半径となるように形成されている。具体的には、係合部91は、壁部33の先端64の上下方向の肉厚の1/4未満となる半径を有する円柱状に形成されている。
球面状部分93は、係合部91の先端部となる部分として形成されている。球面状部分93は、円柱状部分92の先端に連続し、凸レンズのような球面状の形状に形成されている。このように、係合部91の先端部を球面状に形成することにより、単に円柱状に形成された係合部に比べて、第1ハウジング7(図1及び図2参照)に対する第1固定部材90の組み付けが容易となる。
本実施例では、特に図示しないが、第2ハウジングの被係合部は、第1固定部材90の係合部91が係合可能な形状に形成されるものとする。したがって、本実施例における第2ハウジングの被係合部は、入り口側が円柱状で、奥部側が球面状となる凹部に形成される。
以上、図13を参照しながら説明してきたように、本発明の光コネクタによれば、実施例1と同様の効果を奏する。
本発明に係る光コネクタは、実施例1又は2の他、下記の実施例3を用いてもよいものとする。
図14には、本発明に係る光コネクタの実施例3が示されている。
図14は、本発明の光コネクタの実施例3における第1固定部材を示す図であって、(a)は、第1固定部材の先端部分の斜視図、(b)は、(a)に図示する係合部のG−G間断面図である。
本実施例に係る光コネクタの第1固定部材94は、図14に図示する係合部95以外は、実施例1で説明した第1固定部材9と同様の構成及び構造であるものとする。したがって、本実施例では、第1固定部材94について、係合部95以外の部分の説明を省略する。
係合部95は、第2ハウジング(図示せず)の被係合部に係合することにより、第1固定部材94を第2ハウジングに固定する部分として形成されている。係合部95は、第1固定部材94の壁部33の先端64から第1光ファイバ3(図1参照)の光軸方向(図14において矢印で指し示す前方向)に突出して形成されている。なお、壁部33の先端64は、特許請求の範囲における「係合部が設けられる部分」に相当するものである。係合部95の先端位置の高さは、実施例1の係合部26の先端位置の高さと同じ高さに形成されている(係合部95の先端位置の高さは一例であるものとする)。
係合部95は、略円錐状に形成されている。係合部95の基端部96は、特許請求の範囲における「係合部が設けられる部分」に相当する壁部33の先端64の肉厚よりも小さい半径となるように形成されている。具体的には、係合部95は、壁部33の先端64の上下方向の肉厚の1/4未満となる半径を有する略円錐状に形成されている。
係合部95の先端部97は、球面状の形状を有し、図14(b)に図示するように、断面が円弧状に形成されている。このように、係合部95の先端部97を球面状に形成することにより、先端が球面状に形成されていない円錐状の形状を有する係合部に比べて、第1ハウジング7(図1及び図2参照)に対する第1固定部材94の組み付けが容易となる。係合部95は、図14に図示するように、先端部97を係合部95の中心軸よりも下方にずれた位置に配置するように形成されている。
本実施例では、特に図示しないが、第2ハウジングの被係合部は、第1固定部材94の係合部95が係合可能な形状に形成されるものとする。したがって、本実施例における第2ハウジングの被係合部は、係合部95が係合可能な略円錐状の凹部に形成される。
以上、図14を参照しながら説明してきたように、本発明の光コネクタによれば、実施例1と同様の効果を奏する。
本発明に係る光コネクタは、実施例1、2又は3の他、下記の実施例4を用いてもよいものとする。
図15には、本発明に係る光コネクタの実施例4が示されている。
図15は、本発明の光コネクタの実施例4を示す斜視断面図である。
本実施例に係る光コネクタの嵌合構造は、図15に図示するように、第1ハウジング73に第1光ファイバ71を保持した第1光コネクタ70と、第2ハウジングに第2光ファイバを保持した第2光コネクタ(図示せず)と、をコネクタ嵌合することによって、第1光コネクタ70の第1光ファイバ71と、第2光コネクタの第2光ファイバとを光学的に接続するものである。
なお、第2光コネクタの構成及び構造は、実施例1で説明した第2光コネクタ2と同様の構成及び構造であるものとする。
本実施例において、第1光ファイバ71の先端に取り付けられるフェルール72は、実施例1におけるフェルール5及びフェルール6と同じ構成及び構造である。フェルール72は、先端側から順に、第1フランジ73と、第2フランジ74と、第3フランジ75とが所定の間隔をあけて設けられている。
第1ハウジング73のフェルール収容部78に形成されたフェルール保持収容室79には、光ファイバ係止部80が設けられている。
具体的には、光ファイバ係止部80は、第1ハウジング73の左側壁81と、第1ハウジング73の右側壁82のそれぞれの内面に連成され弾性片状に形成される弾性突出片部83と、弾性突出片部83の先端に連成されフェルール保持収容室79の内側に突出するように形成される係止突起部84と、を備えている。
ここで、第1ハウジング73に第1光ファイバ71を組み付ける手順と、各部の動作について説明する。
まず、第1光ファイバ71を、この先端にフェルール72を取り付けた状態で、第1ハウジング73の挿入口84に挿通する。
しかる後、フェルール72がフェルール保持収容室79の光ファイバ係止突起84を通過すると、フェルール72の第1フランジ73と第2フランジ74との間に光ファイバ係止突起84が係合する。
このように、フェルール72の第1フランジ73と第2フランジ74との間に光ファイバ係止突起84が係合すると、フェルール72はフェルール保持収容室79により確実に保持されることになる。
以上により、第1ハウジング73への第1光ファイバ71の組み付けが完了する。
以上、図15を参照しながら説明してきた通り、本発明の光コネクタによれば、実施例1と同様の効果を奏する他、ハウジング76に設けた光ファイバ係止部80が光ファイバ71に係合しハウジング76から光ファイバ71が光軸方向に抜けるのを防止することができる。このことから、光ファイバ71のばたつきや、光軸ズレを、より確実に防ぐことができる。
したがって、光コネクタ間での結合ばらつきを、より確実に防ぎ、システムリンクの信頼性を、より向上することができるという効果を奏する。
この他、本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
上記説明では、第1ハウジング73にのみ光ファイバ係止部80を設ける構成であったが、これに限らず、つぎのような構成にしてもよいものとする。
すなわち、例えば、図8に図示する第2ハウジング8のフェルール収容部38に形成されたフェルール保持収容室39内にも光ファイバ係止部を設ける構成としてもよいものとする。
この光ファイバ係止部は、具体的には、第2ハウジング8の両側壁46のそれぞれの内面に連成され弾性片状に形成される弾性突出片部と、弾性突出片部の先端に連成されフェルール保持収容室39の内側に突出するように形成される係止突起部と、を備える構成となる。
1,70…第1光コネクタ(光コネクタ)、 2…第2光コネクタ(光コネクタ)、 3,71…第1光ファイバ(光ファイバ)、 4…第2光ファイバ(光ファイバ)、 5,6,72…フェルール、 7,76…第1ハウジング(ハウジング)、 8…第2ハウジング(ハウジング)、 9,77,90,94…第1固定部材(固定部材)、 10…第2固定部材(固定部材)、 11…第1ハウジング嵌合部、 12,38,78…フェルール収容部、 13,39,79…フェルール保持収容室、 14…スリーブ挿入孔、 15…ガイド溝、 16…溝内側面、 17…溝底面、 18,43…装着部、 19,44…挿入口、 20…被係合部、 21…第2の被係合部、 22,46…側壁、 24,47…開口部、 25…底壁、 26,91,95…係合部、 27…第2の係合部、 28,55…弾性突出片部、 29,56…係合突起部、 30,57…先端係合突起部、 31,58…中間係合突起部、 32,59…基端係合突起部、 33…壁部、 34…内壁、 35…割スリーブ、 36…バネ部材、 37…第2ハウジング嵌合部、 40…上壁、 42…挿通用スリット、 45…被係合部(第2の被係合部)、 48…隔壁、 49…挿入孔、 50…ガイドスリット、 51…天井壁、 52…係合部(第2の係合部)、 53…仮係合時嵌合阻止壁部、 54…フェルールガイド壁部、 60…基部、 61…嵌合方向突出壁部、 62…挿通溝、 63…後壁、 64…先端、 73…第1フランジ、 74…第2フランジ、 75…第3フランジ、 80…光ファイバ係止部、 81…左側壁、 82…右側壁、 83…弾性突出片部、 84…係止突起部、 92…円柱状部分、 93…球面状部分、 96…基端部、 97…先端部

Claims (6)

  1. 光ファイバを保持するハウジングと、前記ハウジングとは別体に設けられ且つ該ハウジングに組み付けることにより前記光ファイバを該ハウジングに固定する固定部材と、を備え、
    前記固定部材に、該固定部材における前記光ファイバの光軸方向の一端から該光軸方向に凸状に突出する係合部を形成し、
    前記ハウジングに、該ハウジングにおける前記光軸方向先端側の内壁と、該内壁を凹状にして前記係合部を係合する被係合部を設け、
    前記固定部材を前記ハウジングに対して仮係合状態から本係合状態に係合状態を変化させて係合するにあたり、前記仮係合状態では前記内壁に前記係合部を係合し、前記本係合状態では前記被係合部に前記係合部を係合する
    ことを特徴とする光コネクタ。
  2. 請求項1に記載の光コネクタにおいて、
    前記固定部材の前記光ファイバの光軸方向の他端側に、前記ハウジングに係合する第2の係合部を設けるとともに、前記ハウジングに、前記第2の係合部を係合する第2の被係合部を設け、
    前記固定部材を前記ハウジングの装着部に圧入して保持される前記仮係合状態から、前記係合部を前記被係合部に係合し前記第2の係合部を前記第2の被係合部に係合することにより前記本係合状態に係合する
    ことを特徴とする光コネクタ。
  3. 請求項1又は2に記載の光コネクタにおいて、
    前記係合部を、前記固定部材における前記係合部が設けられる部分の肉厚よりも小さい半径を有する半球状に形成する
    ことを特徴とする光コネクタ。
  4. 請求項1又は2に記載の光コネクタにおいて、
    前記係合部を、前記固定部材における前記係合部が設けられる部分の肉厚よりも小さい半径を有する円柱状に形成し、該先端を球面状に形成する
    ことを特徴とする光コネクタ。
  5. 請求項1又は2に記載の光コネクタにおいて、
    前記係合部を、前記固定部材における前記係合部が設けられる部分の肉厚よりも小さい半径を有する略円錐状に形成し、該先端を球面状に形成する
    ことを特徴とする光コネクタ。
  6. 請求項1、2、3、4又は5に記載の光コネクタにおいて、
    前記ハウジングには、前記光ファイバに係合し前記ハウジングから前記光ファイバが該光軸方向に抜けるのを防止する光ファイバ係止部を設ける
    ことを特徴とする光コネクタ。
JP2014223965A 2014-11-04 2014-11-04 光コネクタ Active JP6346070B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014223965A JP6346070B2 (ja) 2014-11-04 2014-11-04 光コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014223965A JP6346070B2 (ja) 2014-11-04 2014-11-04 光コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016090760A JP2016090760A (ja) 2016-05-23
JP6346070B2 true JP6346070B2 (ja) 2018-06-20

Family

ID=56019572

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014223965A Active JP6346070B2 (ja) 2014-11-04 2014-11-04 光コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6346070B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102021127030B3 (de) * 2021-10-19 2022-12-22 Md Elektronik Gmbh Steckverbinder

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5621580B2 (ja) * 2010-04-13 2014-11-12 株式会社オートネットワーク技術研究所 光ケーブルコネクタおよび光ケーブルコネクタと光ケーブルの組立方法
JP5771075B2 (ja) * 2010-12-28 2015-08-26 矢崎総業株式会社 光コネクタ
JP2013083881A (ja) * 2011-10-12 2013-05-09 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 光コネクタ
JP2013156309A (ja) * 2012-01-27 2013-08-15 Sumitomo Electric Ind Ltd 光コネクタ
JP2014126655A (ja) * 2012-12-26 2014-07-07 Yazaki Corp 光コネクタ装置
JP6085489B2 (ja) * 2013-01-29 2017-02-22 矢崎総業株式会社 光コネクタ及び光コネクタの組立方法
ES2879918T3 (es) * 2014-01-13 2021-11-23 Commscope Telecommunications Shanghai Co Ltd Conector de fibra óptica

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016090760A (ja) 2016-05-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101422991B1 (ko) 광 커넥터
US20110158586A1 (en) Optical connector adapter with excellent dust resistance
JP6272649B2 (ja) 光コネクタ
US8485736B2 (en) Optical connector
US9563025B2 (en) Optical connector and optical connector fitting structure
US9323006B2 (en) Optical connector
WO2014104016A1 (ja) 光コネクタ装置
US20140348472A1 (en) Optical connector, housing for optical connector, and metal case for optical connector
US6234682B1 (en) Optical connector
JP6346070B2 (ja) 光コネクタ
US9116316B2 (en) Optical connector, male connector housing for optical connector, and female connector housing for optical connector
US8047725B2 (en) Assembly-type durable optical connector adapter
KR101060797B1 (ko) 쌍방향 광통신용 커넥터
US9612406B1 (en) Optical fiber connector
KR20160035008A (ko) 광 커넥터, 커넥터 본체 및 광 커넥터의 조립 방법
WO2012164922A1 (en) Optical fiber connecting structure
JP6085489B2 (ja) 光コネクタ及び光コネクタの組立方法
JP5508103B2 (ja) 光ケーブルコネクタ
JP2002333548A (ja) 光中継コネクタ装置及び光中継コネクタ
JP2009145715A (ja) フェルール係止構造
JP2014178617A (ja) 光コネクタ
EP2801850A1 (en) Optical connector
JP2014115352A (ja) レンズ付き接続体、光ファイバ接続構造体、及び光コネクタ
JP2017155811A (ja) エアー配管用コネクタモジュール
JP5582228B2 (ja) 光ケーブルコネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171114

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171115

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180508

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180524

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6346070

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250