JP4141684B2 - コネクタ付き光ファイバコード及びコネクタ付き光ファイバケーブル - Google Patents

コネクタ付き光ファイバコード及びコネクタ付き光ファイバケーブル Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コネクタ付き光ファイバコード及びコネクタ付き光ファイバケーブルに係り、特に、多心の光ファイバコード先端や、光ファイバケーブル先端に多心光コネクタを有するコネクタ付き光ファイバコード及びコネクタ付き光ファイバケーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】
光ファイバコード先端に光コネクタを組み立てる場合、光ファイバコード先端に口出しした光ファイバ先端を光コネクタフェルールに挿入、固定し、この光コネクタフェルールの外側にハウジングを組み立てることが一般的である。しかしながら、例えば16心、24心等の多心の光ファイバコード先端に光コネクタを組み立てることは困難であり、普及していないのが現状である。
【0003】
例えば、図9(a)〜(c)に示すように、8心、16心等の多心光ファイバテープ心線1を複数本収納した構造の多心の光ファイバコード2先端に光コネクタ3を組み立てる場合、複数本の光ファイバテープ心線1の光ファイバコード2先端に口出しした先端に多心の光コネクタフェルール4を組み立て、さらに、光コネクタ3のハウジング5を組み立てて光コネクタフェルール4を収容することが考えられる(以下、光コネクタ3の組み立てが完了した光ファイバコードを「コネクタ付き光ファイバコード」と称する)。光コネクタフェルール4は、JIS C 5981に制定されるMT形光コネクタフェルールと同様のピン嵌合方式の位置決め機構によって突き合わせ接続されるものであり、その接合端面4aに多数の微細孔6が2次元配列して開口されたものが採用される。これら微細孔6には、各光ファイバテープ心線1の先端に口出しされた光ファイバ(裸ファイバ)が挿入固定される。但し、図9(c)では、接合端面4aに開口する微細孔6の数を一部省略して図示している。
なお、図9において、符号7はブーツ、8は光コネクタフェルール4同士間の位置決め用の嵌合ピンが挿入、嵌合されるピン嵌合穴である。また、光ファイバテープ心線1とは、周知のように、複数本の裸ファイバを樹脂被覆材中に並列に埋設固定して一体化したテープ状の光ファイバ心線のことである。
【0004】
前述のようにして組み立てられたコネクタ付き光ファイバコードでは、光ファイバコード先端と光コネクタ3との間に存在する複数本の光ファイバテープ心線1が重ね合わされた状態となり、これら重なり合った光ファイバテープ心線1が一体的に剛性を発揮して、この部分の可撓性が乏しくなる。このため、例えば、光コネクタフェルール4と光ファイバコード2先端との間に曲げ変形が加わったりすると、光ファイバコード4先端と光コネクタ3との間で光ファイバテープ心線1の断線が生じやすくなるといった問題があり、これが、多心光ファイバコード先端への光コネクタの組み立てを困難にする原因になっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記課題に鑑みて、光ファイバコード先端と多心光コネクタとの間に確保した光ファイバの引出部の可撓性によって、光ファイバの変形応力に対する断線等の不都合を克服できるため、高い実用性を有するコネクタ付き光ファイバコード及びコネクタ付き光ファイバケーブルの提供を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明では以下の構成を採用した。
請求項1記載のコネクタ付き光ファイバコードは、複数本の単心の光ファイバを収納する光ファイバコードと、この光ファイバコード先端に引き出された前記複数本の単心の光ファイバの先端が集合、一体化されている構成の多心光ファイバと、この多心光ファイバ先端をコネクタ接続可能に成端する多心光コネクタとを有し、前記光ファイバコード先端と前記多心光ファイバとの間に、前記複数本の単心の光ファイバからなる引出部が確保され、前記多心光ファイバが、前記複数本の単心の光ファイバを並列に配列してテープ状に一体化して構成されていることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のコネクタ付き光ファイバコードにおいて、前記多心光ファイバと、前記多心光コネクタと、前記光ファイバの引出部とを光ファイバコードの両端に有し、光ファイバコード内に収納されている光ファイバを介して両端の多心光ファイバ間が接続されていることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載のコネクタ付き光ファイバコードにおいて、前記多心光コネクタが、光コネクタフェルールを有し、この光コネクタフェルールと、前記多心光ファイバと、前記引出部とが、ハウジングに収容されていることを特徴とする。
請求項4記載の発明のコネクタ付き光ファイバケーブルは、光ファイバケーブル先端に請求項1記載のコネクタ付き光ファイバコードが接続され、光ファイバケーブル内に収納されている光ファイバが、前記コネクタ付き光ファイバコードの光ファイバコードを介してその先端の多心光コネクタによってコネクタ接続可能に成端されていることを特徴とする。
請求項5記載の発明のコネクタ付き光ファイバケーブルは、請求項4記載のコネクタ付き光ファイバケーブルにおいて、前記光ファイバケーブル先端に口出しされた光ファイバが、前記コネクタ付き光ファイバコードの光ファイバとして用いられていることを特徴とする。
【0007】
本発明において、光ファイバコード先端に引き出された複数本の光ファイバの「引き出された」光ファイバとは、光ファイバコード先端と多心光ファイバとの間に配線された光ファイバを指しており、この光ファイバの光ファイバコード先端と多心光ファイバとの間における配線部分が「引出部」である。光ファイバコード内に収納された光ファイバ及び引出部を構成する光ファイバは、多心光ファイバよりも少心(心数が少ない)の光ファイバであり、多心光ファイバは、複数本の光ファイバの先端を集合、一体化した形状になっている。換言すれば、光ファイバコード内に収納された光ファイバ及び引出部を構成する光ファイバは、丁度、多心光ファイバを分岐した形態になっている。
本発明のコネクタ付き光ファイバコードでは、光ファイバコード先端と多心光コネクタとの間に存在する光ファイバに曲げ等の変形応力が与えられても、引出部の可撓性によって局所的な応力集中を防止して、光ファイバの光特性に影響(例えば損失増大等)を与えるような変形や、光ファイバコード先端と多心光コネクタとの間での光ファイバの断線を防止することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
【0009】
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態のコネクタ付き光ファイバコード10の全体構成を示す正面図、図2(a)、(b)はコネクタ付き光ファイバコード10の構成を示す図、図3(a)〜(c)はコネクタ付き光ファイバコード10の両端の多心光コネクタ11の光コネクタフェルール12付近を拡大して示した図である。
【0010】
図1〜図3において、コネクタ付き光ファイバコード10は、光ファイバコード13の両端に多心光コネクタ11が組み立てられた構成になっている。各多心光コネクタ11は、光コネクタフェルール12をハウジング14に収納した構成である。ハウジング14は、ここではJIS C 5982に制定されるMPO形光コネクタ(MPO:Multifiber Push-On)に適用されるプラスチック製ハウジングであり、このMPO形光コネクタのハウジング14a(プラグフレーム)やカップリング14b等、光コネクタフェルールを収納するプラスチック製部品全体を指す。このハウジング14は、外力に対して若干の曲げ変形が生じ得る。なお、本発明に係る多心光コネクタのハウジングとしては、これに限定されず各種構成が採用可能である。
【0011】
図4は光ファイバコード13の断面構造を示す。
図4に示すように、光ファイバコード13は、外チューブ15内に、複数本の光ファイバ16を収納した内部チューブ17を収納し、さらに、外チューブ15と内部チューブ17との間にアラミドヤン等の繊維状の抗張力体18を収納した構造になっている。外チューブ15及び内部チューブ17は、樹脂製の柔軟性を有するものである。光ファイバ16は、ここでは単心の光ファイバ心線等の単心光ファイバ(以下、光ファイバ16を「単心光ファイバ」と称する場合がある)であるが、光ファイバ心線以外の単心光ファイバも採用可能である。
【0012】
光ファイバコード13の両端には各単心光ファイバ16を引き出した引出部16aが確保され、さらに、単心光ファイバ16先端、つまり、引出部16aを構成する単心光ファイバ16の先端を複数本集合してテープ状に一体化した形状の複数本の多心光ファイバ19が設けられている。前記引出部16aは、光ファイバコード13先端と多心光ファイバ19との間に配線された単心光ファイバ16である。単心光ファイバ16は、丁度、光ファイバコード13の両端の多心光ファイバ19間を単心分岐した形態になっており、ここでは、両端の多心光ファイバ19間が複数本の単心光ファイバ16に分岐されている光ファイバユニット20が構成されている。光ファイバユニット20の単心光ファイバ16は、両端の多心光ファイバ19間を接続する機能を果たす。
【0013】
この実施の形態に係るコネクタ付き光ファイバコード10は、複数本(具体的には2本)の光ファイバユニット20(区別のため符号20a、20bを付す場合がある)を有して構成されている。なお、図2(b)では、区別のため、光ファイバユニット20aに係る多心光ファイバ19に符号19a、光ファイバユニット20bに係る多心光ファイバ19に符号19bを付した。
【0014】
多心光コネクタ11の光コネクタフェルール12は、複数本の多心光ファイバ19の先端に組み立てられており、一つの光コネクタフェルール12によって複数本の多心光ファイバ19をコネクタ接続可能に成端している。この光コネクタフェルール12自体も、本発明に係る多心光コネクタとして機能する。
光コネクタフェルール12は、JIS C 5981に制定されるMT形光コネクタ(MT:Mechanically Transferable)と似た構成のプラスチック製光コネクタ(光コネクタフェルール)であり、MT形光コネクタと同様のピン嵌合方式の位置決め方式によって精密位置決めして一対の光コネクタフェルール12の接合端面12a同士を突き合わせ接合して接続されるようになっている。図3(a)〜(c)において、符号12bは、ピン嵌合方式による位置決め用の嵌合ピンが挿入嵌合されるピン嵌合穴であり、接合端面12aから光コネクタフェルール12を貫通して該光コネクタフェルール12の前記接合端面12aに対向する後端側に開口されている。
【0015】
図3(a)〜(c)に示すように、各多心光ファイバ19の先端(光ファイバコード13から遠い側の先端)は光コネクタフェルール12の後端開口部12cから光コネクタフェルール12の内部空間(図示略)に挿入されている。光コネクタフェルール12の接合端面12aの中央部には、径数十μm程度(接合端面12aに開口する開口部付近の径)の微細孔12dが複数開口されており、各微細孔12dに、各多心光ファイバ19先端に口出しされた光ファイバ21(先端に裸ファイバが露出されている単心光ファイバ)先端の裸ファイバが挿入固定されている。
【0016】
前記微細孔12dは、細長形状の接合端面12aの長手方向両側のピン嵌合穴12b間の領域に開口されており、接合端面12aには、ピン嵌合穴12b間を結ぶ仮想線Cと平行な直線上に微細孔12dが複数(図3(c)では8個)配列された列Pが、互いに平行に複数列(ここでは2列)形成されている。各微細孔12dは、両側のピン嵌合穴12bに対して精密に位置決めして形成されており、前述のピン嵌合方式によって位置決めした光コネクタフェルール12の接合端面12a同士を接合すると、両光コネクタフェルール12の各微細孔12d内に精密に位置決めされている光ファイバ同士が光接続される。
【0017】
光コネクタフェルール12に先端を挿入した複数本の多心光ファイバ19は、重ね合わせた状態で、筒状のブーツ22に挿通されており、このブーツ22によって一括保持されている。ブーツ22は、ゴム等の弾力性を有する素材によって形成されている。このブーツ22は、光コネクタフェルール12の後端開口部12cに挿入固定されており、このブーツ22に挿通された多心光ファイバ19には、光コネクタフェルール12の内部空間から光コネクタフェルール12後端に突出する長さが確保されており、この実施の形態では、光コネクタフェルール12の内部空間からブーツ22の光コネクタフェルール12からの突出先端付近に達する長さが確保されている。
【0018】
このコネクタ付き光ファイバコード10を組み立て方法としては、大別して以下の2通りがある。
組み立て方法1:図5(a)〜(c)に示すように、単心光ファイバ16を複数本収納している光ファイバコード13(図5(a)参照)を用意し、単心光ファイバ16の光ファイバコード13両端に引き出した部分を複数本集合、一体化して多心光ファイバ19を形成するとともに引出部16aを形成(図5(b)参照。光ファイバユニット20の形成)し、次いで、多心光ファイバ19先端に光コネクタフェルール12を組み立て、この光コネクタフェルール12の外側にハウジング14を組み立てて多心光コネクタ11を完成させる(図5(c)参照)。多心光ファイバ19の形成は、例えば、複数本の単心光ファイバ19の先端を専用の治具を用いて並列に配列した状態で、紫外線硬化性樹脂(接着材など)等を用いてテープ状に一体化する。
なお、光ファイバコード13は、光ファイバコード13の内部チューブ17(図4参照)内に複数本の単心光ファイバ16を挿通すること等によって得ることができる。
【0019】
組み立て方法2:図6(a)に示すように、複数本(ここでは2本)の多心光ファイバテープ心線23(図6(a)参照)を用意し、これら多心光ファイバテープ心線23の一端を多心光ファイバテープ心線のまま残して他の部分を単心分岐した構成の光ファイバユニットを単心光ファイバ16側から光ファイバコード13の被覆部(内部チューブ17(図4参照)から外側の部分)内に挿通した後、挿通によって光ファイバコード13先端に突出した単心光ファイバ16先端を複数本集合、一体化して多心光ファイバ19を形成するか、あるいは、両端に多心光ファイバ19を有する光ファイバユニット20を光ファイバコード13の被覆部内に挿通して、図6(b)に示すように、光ファイバユニット20の単心光ファイバ16部分が挿通された光ファイバコード13を得る。光ファイバユニット20としては、複数本の単心光ファイバ16の両端に多心光ファイバ19を形成したものや、あるいは、多心光ファイバテープ心線23の両端を多心光ファイバ19として多心光ファイバテープ心線のまま残し、両端の多心光ファイバ19間を単心分岐したものが得られるが、いずれの形成手法によって形成された光ファイバユニット20でも利用可能である。
次いで、多心光ファイバ19先端に光コネクタフェルール12を組み立て、この光コネクタフェルール12の外側にハウジング14を組み立てて多心光コネクタ11を完成させ(図6(c)参照)、コネクタ付き光ファイバコード10を組み立てる。
【0020】
光ファイバコード13の被覆部に光ファイバユニット20を挿通させる場合、前記被覆部に、テープ状の多心光ファイバ19を通過させることになるため、単心光ファイバ16が被覆部に引き込まれたときに、光ファイバコード13内、つまり内部チューブ17内側にて、光ファイバ16の収納状態がルースになる場合がある。しかるに、光ファイバコード13内の隙間を解消して内部での単心光ファイバ16の無用な浮動を防止し収納状態を安定にすること、光ファイバコード13の径を無用に大きくしないこと等の点では、光ファイバコード13への挿通作業を単心光ファイバ16の状態で行うことが好ましい。
【0021】
このコネクタ付き光ファイバコード10は、単心光ファイバ16の引出部16a及び多心光ファイバ19を内部に収納した多心光コネクタ11を両端に有する構成であり、多心光コネクタ11のハウジング14に曲げ変形(曲げ歪み)が作用したときに、光ファイバコード13先端と多心光ファイバ19との間に確保された可撓性の引出部16aが湾曲するため、光ファイバコード13先端と光コネクタフェルール12との間を接続する光ファイバに局所的な応力集中が生じることを防止でき、この応力集中による断線を確実に防ぐことができる。単心光ファイバ16の引出部16aの可撓性を充分に確保する点では、多心光ファイバ19の光コネクタフェルール12後端側への突出長を出来るだけ短くし、引出部16aの長さを出来るだけ長く確保することが好ましい。これにより、光ファイバコード13先端から光コネクタフェルール12までの距離の範囲で引出部16の長さLを出来るだけ長く確保できるようになり、応力集中による光ファイバの断線を有効に防止できる。
また、このコネクタ付き光ファイバコード10では、引出部16aのみならず、光ファイバコード13自体も、単心光ファイバ16を収納した構成によって、多心光ファイバテープ心線を収納した場合に比べて可撓性を向上でき、内部の光ファイバの断線等を生じさせることなく比較的小さい湾曲半径で湾曲することが可能になっている。
【0022】
一方、光コネクタフェルール12に多心光ファイバ19が挿入されている構成では、光コネクタフェルール12内部空間への光ファイバの挿入や、光コネクタフェルール12の微細孔12dへの光ファイバの挿入等の作業性を確保できる利点がある。
【0023】
なお、この第1実施形態では、光ファイバコード13の両端に多心光コネクタ11を組み立てた構成を例示したが、本発明に係るコネクタ付き光ファイバコードはこれに限定されず、例えば、光ファイバコードの一端のみに多心光コネクタ11が組み立てられた構成も採用可能である。この場合、光ファイバコードの他端は、単心光ファイバが突出された構成や、多心光ファイバが突出された構成等、各種構成が採用可能である。
また、光ファイバコードの両端に1ずつ多心光コネクタを設けた構成に限定されず、例えば、一端側には多心光コネクタが1つ、他端側には多心光コネクタまたは単心光コネクタが複数設けられている構成であっても良い。この場合には、このコネクタ付き光ファイバコードを心数変換用の光ファイバとして機能させることができる。
【0024】
(第2実施形態)
図7(a)、(b)は、本発明の第2実施形態のコネクタ付き光ファイバケーブル50を示す。なお、図中、図2〜図6と共通の構成部分には同一の符号を付し、その説明を簡略化する。
【0025】
図7(a)、(b)に示すように、このコネクタ付き光ファイバケーブル50は、光ファイバケーブル51先端にコネクタ付き光ファイバコード52を有するものである。コネクタ付き光ファイバコード52は、第1実施形態のコネクタ付き光ファイバコード10の光ファイバコード13と同様の断面構造を有する光ファイバコード53と、この光ファイバコード53の長手方向一端(以下、光ファイバコード53の一端を「先端」と称する場合がある)に組み立てられた多心光コネクタ11とを有する。
【0026】
図7(a)、(b)では、光ファイバケーブル51の長手方向片端のコネクタ付き光ファイバコード52付近を例示しているが、コネクタ付き光ファイバコードは、光ファイバケーブル51の長手方向両端に設けられている。
但し、本発明に係るコネクタ付き光ファイバケーブルとしては、両端に多心光コネクタを有する構成に限定されず、長手方向片端のみに多心光コネクタを有する構成も採用可能である。
【0027】
光ファイバコード53の前記多心光コネクタ11と対向する他端(基端)は光ファイバケーブル51先端と接続されている。但し、光ファイバコード53内に収納されている光ファイバは、光ファイバケーブル51先端に口出しされた光ファイバ54によって構成されている。光ファイバケーブル51の光ファイバ54は、コネクタ付き光ファイバコード52先端の多心光コネクタ11(詳細には多心光コネクタ11の光コネクタフェルール12)によってコネクタ接続可能に成端されている。
【0028】
図7(a)、(b)では、光ファイバケーブル51先端に口出しされた光ファイバ54が光ファイバ単心線等の単心光ファイバであり(以下、光ファイバ54を「単心光ファイバ」と称する場合がある)、図8に示すように、この光ファイバ54を光ファイバコード53の内部チューブ17(図4参照)に挿通することによって光ファイバコード53を形成している。
但し、光ファイバケーブル51としては内部に収納された光ファイバ54が多心光ファイバテープ心線等の多心光ファイバである構成も採用可能であり、この場合は、光ファイバケーブル51先端に口出しした光ファイバ54を複数本の単心光ファイバに分岐して光ファイバコード53に挿通(詳細には内部チューブ17に挿通)することで、光ファイバコード53を組み立てる。
【0029】
光ファイバコード53の基端と光ファイバケーブル51先端との間を収縮チューブ等によって連結する接続部55は、光ファイバケーブル51先端に口出しした光ファイバ54が直接、光ファイバコード53に挿通されている場合は、光ファイバケーブル51と光ファイバコード53との間の連結、接続個所の保護等の機能を果たすものであるが、光ファイバケーブル51先端に口出しされた光ファイバ54が多心光ファイバテープ心線等の多心光ファイバである場合は、前述の連結、保護の機能に加えて、光ファイバ54から単心光ファイバを単心分岐した分岐部を収納する機能を果たす。
【0030】
多心光コネクタ11は、第1実施形態のコネクタ付き光ファイバコード10の多心光コネクタ11と同様の構成であり、光ファイバ54を光ファイバコード52先端に引き出した部分である引出部54aと、光ファイバ54先端を複数本集合してテープ状に一体化した多心光ファイバ56とを内蔵することも、第1実施形態のコネクタ付き光ファイバコード10の多心光コネクタ11と同様である。但し、光ファイバコード53に収納された単心光ファイバ54は光ファイバケーブル51先端に口出しされた光ファイバ54であり、多心光コネクタ11のハウジング14に内蔵された光コネクタフェルール12は、単心光ファイバ54先端を複数本集合してテープ状に一体化した構成の多心光ファイバ56先端(光ファイバコード53から遠い側の端部)に組み立てられており、光ファイバコード53先端から引き出された単心光ファイバ54先端に形成された複数本(ここでは2本)の多心光ファイバ56をコネクタ接続可能に成端している。光コネクタフェルール12の後端部付近では複数本の多心光ファイバ56が重ね合わされている。
【0031】
多心光ファイバ56は、光ファイバケーブル51先端に口出しした単心光ファイバ54の光ファイバコード53への挿通後に、光ファイバコード53先端に突出された単心光ファイバ54の先端を専用の治具で並列に配列させた状態で紫外線硬化性樹脂を用いて埋設、一体化してテープ状に成形することによって形成される。
但し、光ファイバコード53の内部チューブ17(図4参照)への多心光ファイバ56の挿通、通過が可能であれば、光ファイバケーブル51先端に口出しした単心光ファイバ54先端に多心光ファイバ56を形成した後、この多心光ファイバ56を前述の内部チューブ17に挿通、通過させて光ファイバコード53を組み立てることも可能である。
【0032】
前述の第1実施形態のコネクタ付き光ファイバコード10の場合は、光ファイバコード13内への光ファイバの挿通作業性に鑑みて、数m〜20m程度の全長とすることが現実的であるが、このコネクタ付き光ファイバケーブル50の全長は、光ファイバケーブル51の長さによって、全長を数十mあるいはそれ以上にすることも容易である。
また、このコネクタ付き光ファイバケーブル50では、いわば、光ファイバケーブル51先端に口出しした単心光ファイバ54先端あるいは多心の光ファイバ54から単心分岐した単心光ファイバの先端を複数本集合した形状の多心光ファイバ先端に光コネクタフェルール12が組み立てられており、例えば、光ファイバケーブル51先端に口出しした光ファイバ54と光ファイバコード内の光ファイバとの間に融着接続部等の接続部が介在している場合に比べて、光損失を少なく抑えることができ、また、接続作業の手間も省略できるといった利点がある。
【0033】
なお、本発明のコネクタ付き光ファイバコード及びコネクタ付き光ファイバケーブルとしては、前記実施の形態に限定されず、例えば、多心光コネクタの具体的構造、光ファイバコードの断面構造等は、適宜変更可能であることは言うまでも無い。
また、光ファイバコード内に収納される光ファイバは、単心光ファイバに限定されず、多心光ファイバよりも小心の光ファイバであれば良く、例えば2心、4心等の光ファイバ心線などであっても良い。引き出し部を構成する光ファイバも同様で良く、要はコネクタ付き光ファイバコード先端の多心光コネクタによってコネクタ接続可能に成端されている多心光ファイバに比べて容易に曲げることができ、曲げても光特性に影響するような局所的な曲げ変形や断線等が生じにくくなっていれば良い。
【0034】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明のコネクタ付き光ファイバコード及びコネクタ付き光ファイバケーブルによれば、光ファイバコード先端と多心光コネクタとの間に存在する光ファイバに曲げ応力(歪み)が与えられても、引出部の可撓性によって光ファイバの局所的な応力集中を回避できるため、光ファイバコード先端と多心光コネクタとの間に存在する光ファイバに実用上要求される曲げ変形を許容でき、多心光コネクタのハウジングの曲げ歪み等に対して、光ファイバコード先端と多心光コネクタとの間の光ファイバの光特性を安定に維持することができるといった優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態のコネクタ付き光ファイバコードの全体構成を示す正面図である。
【図2】 図1のコネクタ付き光ファイバコードの構成を示す図であって、(a)は平面図、(b)は正面図である。
【図3】 コネクタ付き光ファイバコードの両端の多心光コネクタの光コネクタフェルール付近を拡大して示した図であって、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は光コネクタフェルールを接合端面側から見た側面図である。
【図4】 図1のコネクタ付き光ファイバコードの光ファイバコードの断面構造を示す図である。
【図5】 (a)〜(c)は、図1のコネクタ付き光ファイバコードの組み立て方法の一例を示す図であって、単心光ファイバを光ファイバコードに挿通した後に、光ファイバコード両端に多心光ファイバを形成する場合を示す。
【図6】 (a)〜(c)は、図1のコネクタ付き光ファイバコードの組み立て方法の一例を示す図であって、一端のみに多心光ファイバを有する光ファイバユニットの他端側の単心光ファイバを光ファイバコードに挿通した後に、単心光ファイバ先端を一体化した多心光ファイバを形成して、光ファイバコード両端に多心光ファイバを有する光ファイバユニットを形成する場合を示す。
【図7】 本発明の第2実施形態のコネクタ付き光ファイバケーブルの構成を示す図であって、(a)は平面図、(b)は正面図である。
【図8】 図7のコネクタ付き光ファイバケーブルの組み立て方法の一例を示す図であって、光ファイバケーブル先端に口出しした単心光ファイバと、この単心光ファイバを挿通する光ファイバコードとを示す。
【図9】 (a)〜(c)は、従来想定されるコネクタ付き光ファイバコードの構成を示す図である。
【符号の説明】
10…コネクタ付き光ファイバコード、11…多心光コネクタ(MPO形光コネクタ)、12…多心光コネクタ(光コネクタフェルール)、13…光ファイバコード、16…光ファイバ(単心光ファイバ)、16a…引出部、19,19a,19b…多心光ファイバ、50…コネクタ付き光ファイバケーブル、51…光ファイバケーブル、52…コネクタ付き光ファイバコード、53…光ファイバコード、54…光ファイバ(単心光ファイバ)、54a…引出部、56…多心光ファイバ。

Claims (5)

  1. 複数本の単心の光ファイバ(16、54)を収納する光ファイバコード(13、53)と、
    この光ファイバコード先端に引き出された前記複数本の単心の光ファイバの先端が集合、一体化されている構成の多心光ファイバ(19、19a、19b、56)と、
    この多心光ファイバ先端をコネクタ接続可能に成端する多心光コネクタ(11、12)とを有し、
    前記光ファイバコード先端と前記多心光ファイバとの間に、前記複数本の単心の光ファイバからなる引出部(16a、54a)が確保され、
    前記多心光ファイバが、前記複数本の単心の光ファイバを並列に配列してテープ状に一体化して構成されていることを特徴とするコネクタ付き光ファイバコード(10、52)。
  2. 前記多心光ファイバと、前記多心光コネクタと、前記光ファイバの引出部とを光ファイバコードの両端に有し、光ファイバコード内に収納されている光ファイバを介して両端の多心光ファイバ間が接続されていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ付き光ファイバコード。
  3. 前記多心光コネクタが、光コネクタフェルールを有し、この光コネクタフェルールと、前記多心光ファイバと、前記引出部とが、ハウジング(14)に収容されていることを特徴とする請求項1または2に記載のコネクタ付き光ファイバコード。
  4. 光ファイバケーブル(51)先端に請求項1記載のコネクタ付き光ファイバコードが接続され、光ファイバケーブル内に収納されている光ファイバ(54)が、前記コネクタ付き光ファイバコードの光ファイバコードを介してその先端の多心光コネクタ(56)によってコネクタ接続可能に成端されていることを特徴とするコネクタ付き光ファイバケーブル(50)。
  5. 前記光ファイバケーブル先端に口出しされた光ファイバが、前記コネクタ付き光ファイバコードの光ファイバとして用いられていることを特徴とする請求項4記載のコネクタ付き光ファイバケーブル。
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