JPH04367643A - 体腔内診断装置用操作ワイヤの連結構造 - Google Patents

体腔内診断装置用操作ワイヤの連結構造

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JPH04367643A
JPH04367643A JP3169140A JP16914091A JPH04367643A JP H04367643 A JPH04367643 A JP H04367643A JP 3169140 A JP3169140 A JP 3169140A JP 16914091 A JP16914091 A JP 16914091A JP H04367643 A JPH04367643 A JP H04367643A
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hole
locking
locking hole
operating
operating wire
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Kunio Odanaka
小田中 邦夫
Kunihiko Miyagi
邦彦 宮城
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Machida Endoscope Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、体腔内診断装置の湾曲
部と湾曲操作部との間に配設される操作ワイヤと、この
操作ワイヤに連結される被連結部材との連結構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、体腔内診断装置の湾曲部と湾曲操
作部との間に配設される操作ワイヤと被連結部材とを連
結する場合には、ハンダ付けによる連結が行われていた
。しかしながら、ハンダ付けによる連結の場合には、ハ
ンダ付け作業時にフラックスなどが飛散して既設の他部
品(例えば、イメージガイドファイバなど)に付着して
しまい、それらを劣化させるという問題があった。また
、いったんハンダ付けをしてしまうと、その後に操作ワ
イヤに弛みが発生した場合に、その弛みを除去すること
が困難となるという問題もあった。そこで、このような
問題を解決するために、特開昭58−89233号公報
に記載のものが提唱されている。ここに記載された操作
ワイヤの連結構造を図58を参照して説明すると、まず
、操作ワイヤ1の端部1aを折り返し、第1のパイプA
により圧着してループ2を形成する。そして、そのルー
プ2を連結リング3(被連結部材)に連結するとともに
、さらに、その操作ワイヤ1の端末1bを折り返して第
1のパイプAの外側に重合する。次に、操作ワイヤ1の
端末1bを第1のパイプAの外側に嵌合される第2のパ
イプBにより圧着する。これにより、操作ワイヤ1と連
結リング3が連結される。なお、第1および第2のパイ
プA,Bには、それぞれ塑性変形可能な材料(ステンレ
ス鋼あるいは鉄など)が使用されている。この操作ワイ
ヤ1の連結構造によれば、ハンダ付け作業が不要になっ
て上述したフラックスによる他部品への悪影響を回避す
ることができる。また、第1および第2のパイプA,B
が塑性変形可能なため、操作ワイヤ1と連結リング3と
を連結した後においても、第1および第2のパイプA,
Bを連結前の状態に復元して操作ワイヤ1を抜き取るこ
とができる。したがって、再度操作ワイヤ1と連結リン
グ3を連結することにより、連結後に発生した操作ワイ
ヤ1の弛みを除去することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記操
作ワイヤ1の連結構造においては、操作ワイヤ1と連結
リング3を連結する際、操作ワイヤ1の端部1aおよび
端末1bをそれぞれ第1および第2のパイプA,Bによ
って圧着しなければならず、その連結作業に非常に手間
がかかるという問題がある。
【0004】また、上述した弛みを除去するために第1
および第2のパイプA,Bを繰り返し塑性変形させると
、材料が鈍って圧着力が急激に低下し、使用中に操作ワ
イヤ1が第1および第2のパイプA,Bから容易に抜け
落ちて、湾曲操作が不能になるという問題がある。
【0005】さらに、操作ワイヤ1は、通常、撚線によ
り形成されているため、操作ワイヤの端部1aおよび端
末1bが第1および第2のパイプA,Bにより圧着され
ることにより、操作ワイヤ1の端部1aおよび端末1b
の撚りが崩れ、操作ワイヤ1が破損してしまうという問
題がある。
【0006】本発明は、以上のような従来の技術的課題
を背景になされたものであり、操作ワイヤと被連結部材
とを容易に、かつ強固に連結することができるとともに
、連結後の操作ワイヤの弛みを簡単に除去することがで
き、しかも操作ワイヤの端部および端末が破損すること
のない体腔内診断装置用操作ワイヤの連結構造を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、体腔内診断装置の湾曲部と湾曲操作部と
の間に配設される操作ワイヤと、この操作ワイヤが連結
される被連結部材との連結構造において、前記被連結部
材に、一端が外面に開口し、他端が内部に向かって延び
る係止穴と、一端が外面に開口し、他端が前記係止穴の
内周面に開口し、かつ内部に前記操作ワイヤが挿通され
る貫通孔とをそれぞれ形成し、前記係止穴に、前記操作
ワイヤの前記貫通孔から前記係止穴内に露出する部分を
押し曲げる係止部材を装着したことを特徴とするもので
ある。
【0008】この場合、後述する理由により、前記被連
結部材に、前記係止穴の内周面における前記貫通孔の開
口部に対向する位置に開口し、かつ、内部に前記貫通孔
から露出する前記操作ワイヤが挿通される挿通孔を形成
することが望ましい。
【0009】
【作用】操作ワイヤと被連結部材とを連結するには、ま
ず、被連結部材の外面に形成された貫通孔の開口部から
操作ワイヤを挿入する。この挿入に際しては、操作ワイ
ヤが係止穴内に露出するまで挿入する。その後、係止部
材を係止穴に装着する。すると、係止穴内に露出した操
作ワイヤは、係止穴内に引き込まれながら係止穴の内周
面における貫通孔の開口部の周縁を支点として押し曲げ
られる。この状態から操作ワイヤを引き抜こうとすると
、操作ワイヤは、係止穴の内周面における貫通孔の開口
部の周縁と係止部材とによって支持される。これにより
、操作ワイヤが係止穴内で係止され、操作ワイヤと他の
部材とが連結される。
【0010】また、前記被連結部材として、係止穴の内
周面における貫通孔の開口部に対向する位置に開口し、
かつ内部に貫通孔から露出する操作ワイヤが挿通される
挿通孔が形成されたものを使用することによって、操作
ワイヤを係止穴内に、より強固に係止することができる
。すなわち、被連結部材の外面に形成された貫通孔の開
口部から操作ワイヤを挿入する際、貫通孔から係止穴内
に露出した操作ワイヤを挿通孔まで挿入する。その後、
係止部材を係止穴に装着する。すると、係止穴内に露出
した操作ワイヤは、係止穴内に引き込まれながら係止穴
の内周面における貫通孔の開口部の周縁および挿通孔の
開口部の周縁を支点として押し曲げられる。この状態か
ら操作ワイヤを引き抜こうとすると、操作ワイヤは、係
止穴の内周面における貫通孔の開口部の周縁、挿通孔の
開口部の周縁および係止部材とによって支持される。こ
のように、操作ワイヤが挿通孔の開口部周縁によっても
支持されることにより、操作ワイヤと係止部材との間に
大きな摩擦力が発生し、操作ワイヤを係止穴内に、より
強固に係止することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明にかかる操作ワイヤの連結構造
の一実施例を図1〜図12を参照して説明する。図11
は、本発明の連結構造を有する内視鏡(体腔内診断装置
)Zを示すもので、この内視鏡Zは操作基体7を有して
いる。この操作基体7の先端部には、挿入部5が設けら
れ、この挿入部5の先端部には、先端構成部6が設けら
れている。また、操作基体7には、接眼部7aおよび湾
曲操作ノブ7bがそれぞれ設けられている。湾曲操作ノ
ブ7bを回動させると湾曲部4が想像線で示すように湾
曲し、これによって、所望の箇所を接眼部7aから観察
することができるようになっている。そして、湾曲操作
ノブ7bによる湾曲部4の湾曲は、操作ワイヤ9,9を
介して行われる。すなわち、操作基体7内には、図12
に示すように、湾曲操作ノブ7bの回動と連動して回動
するプーリ8が設けられている。このプーリ8には、例
えば、ステンレス鋼撚線からなる操作ワイヤ9,9が巻
装されている。なお、操作ワイヤ9,9は、互いに同一
の構成であるため、以下においてはその一方のみについ
て説明する。
【0012】操作ワイヤ9は、図12に示すように、操
作基体7内で2つに分割されたプーリ側操作ワイヤ9a
と湾曲部側操作ワイヤ9bとから構成されている。プー
リ側操作ワイヤ9aの左端部は、プーリ8に接続されて
いる。湾曲部側操作ワイヤ9bの右端部は、挿入部5内
を通って湾曲部4の先端に固定されている。そして、プ
ーリ側操作ワイヤ9aの右端部と、湾曲部側操作ワイヤ
9bの左端部とが、連結部材10を介して連結されてい
る。
【0013】次に、上記連結部材10について説明する
と、この連結部材10は、図1に示すように、本体部2
0(被連結部材)と係止部材30とを備えている。本体
部20は、図5および図6に示すように、円柱状に形成
されたものであり、その軸線方向の中央部には、その外
周面から内部に向かって延びる係止穴21が形成されて
いる。この係止穴21は、内部に向かって順次形成され
た係止孔部22と軸受孔部23とを有している。係止孔
部22と軸受孔部23とは、軸線を一致させて形成され
ており、前者の孔径が後者の孔径より大きくなっている
【0014】また、図5に示すように、本体部20には
、その左右端面からそれぞれ係止孔部22の内周面まで
貫通する第1の貫通孔24aと第2の貫通孔24bとが
形成されている。これら貫通孔24a,24bは、図5
および図6に示すように、本体部20の軸線x0−x0
に対して互いに対称となるように、同一高さで、かつ平
行に配置されている。第1の貫通孔24aと第2の貫通
孔24bとの間隔a0(図5参照)は、係止孔部22の
孔径より小さく、かつ、軸受孔部23の孔径より大きく
なっている。これら貫通孔24a,24bの孔径は、上
記操作ワイヤ9の外径より若干大径になっており、これ
により、第1の貫通孔24aおよび第2の貫通孔24b
内に操作ワイヤ9が挿通可能になっている。
【0015】係止孔部22の内周面における第1の貫通
孔24aの開口部25aに対向する位置には、第1の挿
通孔26aが形成されている。この第1の挿通孔26a
は、第1の貫通孔24aと軸線を一致させて形成されて
いる。これにより、係止孔部22の内周面における第1
の貫通孔24aの開口部25aと第1の挿通孔26aの
開口部26cとが互いに対向するようになっている。一
方、係止孔部22の内周面における第2の貫通孔24b
の開口部25bに対向する位置には、第2の挿通孔26
bが形成されている。この第2の挿通孔26bは、第2
の貫通孔24bと軸線を一致させて形成されている。こ
れにより、係止孔部22の内周面における第2の貫通孔
24bの開口部25bと第2の挿通孔26bの開口部2
6dが互いに対向するようになっている。なお、これら
挿通孔26a,26bの孔径は、第1,2の貫通孔24
a,24bの孔径と同一になっている。また、図5にお
いて符号27は、後述する固定部材40を固定するため
のねじ孔である。
【0016】係止部材30は、本体部20の係止穴21
に装着されるもので、図7および図8に示すように、軸
部31を有している。軸部31は、図1に示すように、
円柱状に形成されたものであり、その軸径は係止穴21
の軸受孔部23の孔径とほぼ同一か若干小径になってい
る。これにより、軸部31が軸受孔部23に回動自在に
支持されるようになっている。また、図7に示すように
、軸部31の軸方向の寸法bは、軸受孔部23の軸方向
の寸法c(図6参照)とほぼ同一か若干小さくなってい
る。軸部31の上端部は、係止片32の中央部に連結さ
れている。
【0017】この係止片32は、図7および図8に示す
ように、左右方向に長い平板状に形成されたものであり
、その左右端部は、半円状に形成されている。そして、
図8に示すように、係止片32の左右端部の寸法dは、
上記間隔a0(図5参照)より長く、かつ係止孔部22
の孔径より短くなっている。係止片32の幅方向の寸法
e(図8参照)は、上記間隔a0より短くなっている。 係止片32の厚さf(図7参照)は、係止孔部22の底
面から貫通孔24aまでの長さg(図6参照)より厚肉
になっている。係止片32の上端部中央には、ツマミ3
3が設けられている。
【0018】このツマミ33は、図7および図8に示す
ように、略柱状に形成されたものであり、その左右端部
が半円状に形成されている。また、係止片32の裏面か
らツマミ33の最上端部の寸法h(図7参照)は、係止
孔部22の底面から本体部20の最上端部まで寸法i(
図6参照)より長くなっている。すなわち、図3に示す
ように、係止部材30を本体部20の係止穴21に装着
した状態において、ツマミ33の最上端部が本体部20
の最上端部より上方に突出するようになっている。そし
て、この突出した部分は、図2および図3に示すように
、固定部材40によって固定されるようになっている。
【0019】固定部材40は、本体部20の係止穴21
を覆うとともに、係止部材30の回動を阻止するための
ものであり、図9に示すように、左右方向に長い板状の
部材で形成され、かつ、図10に示すように、断面が円
弧状をなしている。この円弧の曲率は、本体部20の外
周の曲率とほぼ同一になっている。固定部材40の左右
端部の寸法は、係止穴21の係止孔部22の孔径より長
くなっている。固定部材40の中央部には、図9に示す
ように、上下方向に長い長孔41が形成されている。こ
の長孔41は、上記係止部材30のツマミ33と対応し
た形状をなしており、上下端部が半円状に形成されてい
る。長孔41の上下端部近傍には小孔42,42が互い
に対向するように形成されている。これら小孔42,4
2は、本体部20のねじ孔27,27にそれぞれ対応す
る位置に形成されている。
【0020】而して、プーリ側操作ワイヤ9a(以下、
単に「操作ワイヤ9a」という。)の右端部と湾曲部側
操作ワイヤ9b(以下、単に「操作ワイヤ9b」という
。)の左端部とを、連結部材10に連結するには、まず
、本体部20の左右端面における第1の貫通孔24aお
よび第2の貫通孔24bの各開口部から操作ワイヤ9a
,9bをそれぞれ係止穴21の係止孔部22内に露出す
るまで挿入する。
【0021】次に、係止穴21の係止孔部22内に露出
した操作ワイヤ9a,9bを、さらに第1の挿通孔26
aおよび第2の挿通孔26bにそれぞれ挿入する。する
と、操作ワイヤ9a,9bは、係止穴21の係止孔部2
2内を互いに平行に横切るように配置される。
【0022】その後、係止部材30の軸部31を係止穴
21の軸受孔部23に挿入する。この挿入に際しては、
係止部材30の係止片32の左右端部が本体部20の軸
線方向を向くように挿入する(図4において2点鎖線で
示す。)。このとき、係止片32の幅方向の寸法e(図
8参照)は上記間隔a0(図5参照)より短くなってい
るため、係止穴21に係止部材30をスムーズに挿入す
ることができる。
【0023】次に、図4に示すように、係止部材30の
ツマミ33を右方向へ約90°回転させる。すると、係
止部材30の係止片32の左右端部の寸法d(図8参照
)が上記間隔a0より長くなっているため、係止片32
の左右端部が係止孔部22内に露出する操作ワイヤ9a
,9bにそれぞれ係合しながら、これら操作ワイヤ9a
,9bを幅方向に押し曲げる。このとき、係止孔部22
内に露出した操作ワイヤ9a,9bは、係止孔部22内
に引き込まれながらそれぞれ係止孔部22の内周面にお
ける第1の貫通孔24aおよび第1の挿通孔26aの各
開口部25a,26cの周縁並びに第2の貫通孔24b
および第2の挿通孔26bの各開口部25b,26dの
周縁を支点として押し曲げられる。
【0024】この状態から操作ワイヤ9a,9bを引き
抜こうとすると、係止孔部22内に露出した操作ワイヤ
9a,9bは、上述した第1の貫通孔24a、1の挿通
孔26aの各開口部25a,26cの周縁および第2の
貫通孔24b、第2の挿通孔26bの各開口部25b,
26dの周縁並びに係止片32の左右端部とによって支
持される。このとき、係止部材30のツマミ33は、図
5に示すように、その左右端部が上下方向に位置してい
るため、このツマミ33に固定部材40の長孔41を嵌
め込んだ後、小孔42,42からねじ42a,42aを
それぞれねじ込んで固定部材40を本体部20に固定す
る。これにより、操作ワイヤ9aの右端部と操作ワイヤ
9bの左端部とが連結部材10に連結される。
【0025】連結後に発生した操作ワイヤ9a,9bの
弛みを除去する場合には、まず、ねじ42a,42aを
緩めて固定部材40を本体部20から取り外す。次に、
係止部材30のツマミ33を左あるいは右方向に90°
回転させて係止部材30の係止片32の左右端部が本体
部20の軸線方向に向くようにする(図4において2点
鎖線で示す。)。これにより、係止片32の左右端部と
操作ワイヤ9a,9bの係合が解除され、押し曲げられ
ていた操作ワイヤ9a,9bは元の状態に復元する。そ
の後、上記弛み分だけ操作ワイヤ9a,9bをそれぞれ
係止孔部22内に押し込む。以後、上記同様にして、操
作ワイヤ9a,9bを連結部材10に連結する。これに
より、連結後に発生した操作ワイヤ9a,9bの弛みを
除去することができる。
【0026】上記構成の操作ワイヤの連結構造によれば
、係止部材30のツマミ33を回転させるだけで操作ワ
イヤ9a,9bと、これら操作ワイヤ9a,9bを押し
曲げる係止片32の左右端部との係脱操作が可能になる
。このため、容易に操作ワイヤ9a,9bを連結部材1
0に連結することができるとともに、連結後に操作ワイ
ヤ9a,9bに弛みが発生した場合においても、簡単に
その弛みを除去することができる。
【0027】また、係止孔部22内に露出する操作ワイ
ヤ9a,9bは、係止孔部22の内周面における第1の
貫通孔24a、第1の挿通孔26aの各開口部25a,
26cの周縁および第2の貫通孔24b、第2の挿通孔
26bの各開口部25b,26dの周縁並びに係止片3
2の左右端部とによって支持される。したがって、係止
孔部22内に露出した操作ワイヤ9a,9bと係止片3
2の左右端部との各接合面に、大きな摩擦力が発生する
。このため、操作ワイヤ9a,9bを連結部材10に強
固に連結することができる。
【0028】さらに、操作ワイヤ9a,9bは、係止片
32の左右端部によって押し曲げられるだけで係止穴2
1内に係止される。このため、従来のように、操作ワイ
ヤの端部および端末の撚りが崩れてワイヤが破損するの
を防止することができる。
【0029】次に、本発明の他の実施例を説明する。図
13〜図16に示す操作ワイヤの連結構造は、操作ワイ
ヤ9a,9bを連結部材50に連結した場合を例に採っ
たものであり、この連結部材50は、本体部60(被連
結部材)と係止部材70とを備えている。本体部60は
、図13に示すように、その外周面に、左端から右端ま
で連続する平坦面61が形成されている。この平坦面6
1の中央部には、図15に示すように、内部に向かって
延びる係止穴62が形成されている。この係止穴62は
、内部に向かって順次形成された係止孔部63と軸受孔
部64とを有している。係止孔部63と軸受孔部64と
は、軸線を一致させて形成されており、前者の孔径が後
者の孔径より大きくなっている。
【0030】また、本体部60には、上記実施例と同様
に、それぞれ係止孔部63の内周面に開口する第1の貫
通孔24aおよび第2の貫通孔24b並びに第1の挿通
孔26aおよび第2の挿通孔26bが形成されている。 ただし、第1の貫通孔24aと第2の貫通孔24bとの
間隔a1(図16参照)は、軸受孔部64の孔径より小
さくなっている。また、図13および図15に示すよう
に、本体部60の中央部の一側上方には、係止孔部63
の内周面まで貫通するねじ孔65が形成されている。
【0031】係止部材70は、図13および図15に示
すように、頭部71を有している。頭部71は、円柱状
に形成されたものであり、その外径が係止孔部63の孔
径とほぼ同一か若干小さくなっている。また、図15に
示すように、頭部71の上端面は、係止部材70を係止
穴62に装着した状態において、平坦面61と面一にな
っている。頭部71の周方向には、図13および図15
に示すように、溝71aが連続して形成されている。こ
の溝71aは、ねじ孔65に対応する位置に形成されて
いる。溝71aの幅は、上記ねじ孔65の孔径とほぼ同
一か若干広くくなっている。頭部71の上端面中央には
、板状のツマミ71bが上方へ突出して形成されている
。一方、頭部71の下端面は、平坦な面をなしており、
係止部材70を係止穴62に装着した状態において(図
15参照)、第1,2の貫通孔24a,24bより上方
に位置している。また、頭部71の下端面中央には、下
方に向けて延びる軸受孔部72が形成されている。
【0032】係止軸部72は、円柱状に形成されたもの
であり、図15に示すように、その軸径が軸受孔部64
の孔径とほぼ同一か若干小さく、かつ、上記間隔a1(
図16参照)より大きくなっている。係止軸部72の外
周には、軸線方向に沿って延びる突条72aが全周に亙
って複数本形成されている。係止軸部72の下端部は、
係止部材70を係止穴62に装着した状態において(図
15参照)、第1,2の貫通孔24a,24bより下方
に位置している。また、係止軸部72の下端部には、下
方に向けて延びるテーパ軸部73が形成されている。
【0033】テーパ軸部73は、図13および図15に
示すように、係止軸部72の下端部から下方に向けて縮
径するように形成されており、その下端面は、係止部材
70を係止穴62に装着した状態において(図15参照
)、軸受孔部64の底面に当接するようになっている。 テーパ軸部73の下端部の軸径j(図15参照)は、第
1の貫通孔24aと第2の貫通孔24bとの間隔a1(
図16参照)より小さくなっている。
【0034】而して、操作ワイヤ9aの右端部と操作ワ
イヤ9bの左端部とを、連結部材50に連結するには、
まず、本体部60の左右端面における第1の貫通孔24
aおよび第2の貫通孔24bの各開口部から操作ワイヤ
9a,9bをそれぞれ係止穴62の係止孔部63内に露
出するまで挿入する。
【0035】次に、係止穴62の係止孔部63内に露出
した操作ワイヤ9a,9bを、さらに第1の挿通孔26
aおよび第2の挿通孔26bにそれぞれ挿入する。する
と、操作ワイヤ9a,9bは、係止穴62の係止孔部6
3内を互いに平行に横切るように配置される(図13参
照)。
【0036】その後、係止穴62に係止部材70を装着
する。この装着に際しては、係止部材70のテーパ軸部
73の下端面が係止穴62の軸受孔部64の底面に当接
するように装着する。このとき、テーパ軸部73の下端
部の軸径j(図15)は上記間隔a1(図15参照)よ
り大きくなっているため、係止穴62に係止部材70を
スムーズに装着することができる。
【0037】係止穴62に係止部材70を装着すると、
係止軸部72の軸径が上記間隔a1(図15参照)より
大きくなっているため、係止孔部63内に露出した操作
ワイヤ9a,9bは、テーパ軸部73の外周によって漸
次幅方向に押し曲げられ、最終的に、図15および図1
6に示すように、係止軸部74の突条72a…に係合し
た状態で押し曲げられる。このとき、係止孔部63内に
露出した操作ワイヤ9a,9bは、係止孔部63内に引
き込まれながらそれぞれ係止孔部63の内周面における
第1の貫通孔24aおよび第1の挿通孔26aの各開口
部25a,26cの周縁並びに第2の貫通孔24bおよ
び第2の挿通孔26bの各開口部25b,26dの周縁
を支点として押し曲げられる。
【0038】この状態から操作ワイヤ9a,9bを引き
抜こうとすると、係止孔部63内に露出した操作ワイヤ
9a,9bは、上述した第1の貫通孔24a、第1の挿
通孔26aの各開口部25a,26cの周縁および第2
の貫通孔24b、第2の挿通孔26bの各開口部25b
,26dの周縁並びに係止軸部74の突条72a…とに
よって支持される。その後、図14および図15に示す
ように、ねじ孔65にねじ65aをねじ込んでその先端
部を溝71aに強く押し当てて、係止部材70を係止穴
62内に固定する。これにより、操作ワイヤ9aの右端
部と操作ワイヤ9bの左端部とが連結部材50に連結さ
れる。
【0039】連結後に発生した操作ワイヤ9a,9bの
弛みを除去する場合には、まず、ねじ65aを緩めてそ
の各先端部を溝71aから離反させる。次に、ツマミ7
1bを持って係止部材70を図14および図16におい
て右方向に回転させる。すると、操作ワイヤ9a,9b
は、係止軸部74の突条72a…に係合した状態で係止
孔部63内に引き込まれる。その後、再度、ねじ65a
をねじ込み、上記同様にして操作ワイヤ9a,9bを連
結部材50に連結する。これにより、連結後に発生した
操作ワイヤ9a,9bの弛みを除去することができる。
【0040】上記構成の操作ワイヤの連結構造において
は、本体部60の係止穴62に係止部材70を装着する
だけで、係止孔部63内に露出した操作ワイヤ9a,9
bを係止孔部63内に係止することができる。このため
、容易に操作ワイヤ9a,9bを連結部材50に連結す
ることができる。
【0041】また、操作ワイヤ9a,9bと係止軸部7
2の突条72aとを係合させた状態のまま係止部材70
を回転させるだけで操作ワイヤ9a,9bを係止孔部6
3内に引き込むことができる。このため、連結後に発生
した操作ワイヤ9a,9bの弛みを簡単に除去すること
ができる。
【0042】図17〜図20に示す操作ワイヤの連結構
造は、操作ワイヤ9a,9bを連結部材80に連結した
場合を例に採ったものであり、この連結部材80は、本
体部(被連結部材)90と係止部材100とを備えてい
る。本体部90は、図17に示すように、その外周面か
ら内部に向かって延びる係止穴92が形成されている。 この係止穴92は、内部に向かって順次形成された係止
孔部93と軸受孔部94とを有している。係止孔部93
は、図17および図20に示すように、断面形状が左右
方向に長い長方形に形成されている。係止孔部93の幅
方向の両側縁(図17において2点鎖線で示す。)は下
方に切り欠かれており、その底部は平坦面91を形成し
ている。この平坦面91は、係止孔部93の底面より上
方に位置している。軸受孔部94は、図20に示すよう
に、その断面形状が幅方向に長い長方形に形成されてお
り、その幅方向の寸法は、係止孔部93のそれより短く
なっている。軸受孔部94の底面中央部には、ねじ孔9
5が形成されている。
【0043】また、本体部90には、上記実施例と同様
に、それぞれ係止孔部93の内周面に開口する第1の貫
通孔24aおよび第2の貫通孔24b並びに第1の挿通
孔26aおよび第2の挿通孔26bが形成されている。 そして、第1の貫通孔24aと第2の貫通孔24bとの
間隔a2(図20参照)は、軸受孔部94の幅方向の寸
法k(図19参照)より狭くなっている。
【0044】係止部材100は、図17および図19に
示すように、頭部110を有している。頭部110は、
図18および図19に示すように、係止部材100を本
体部90の係止穴92に装着した状態において、その上
端面が本体部90の外周面と同一の円周面をなす円弧面
として形成されている。また、図17に示すように、頭
部110の左右方向の寸法は、係止孔部93のそれと同
一か若干短くなっている。一方、頭部110の下端面は
、平坦な面をなしており、その幅方向の両縁が平坦面9
1に当接するようになっている。頭部110の下端面の
中央部には、下方に向けて延びる軸部120が形成され
ている。
【0045】軸部120は、上記軸受孔部94に対応す
るように形成されており、図20に示すように、その断
面形状が幅方向に長い長方形をなしている。軸部120
は、その幅方向の寸法が上記間隔a2より長くなってい
る。また、軸部120の幅方向の下端部両側には面取り
がなされており、これによって、軸部120の下端部の
幅方向の寸法l(図19参照)が上記間隔a2より短く
なっている。なお、係止部材100には、頭部110の
上端面中央から軸部120の下端面まで貫通する貫通孔
101が形成されており、この貫通孔101は、係止穴
62に係止部材100を装着した状態において(図19
参照)、上記ねじ孔95の軸線と一致するように形成さ
れているとともに、その孔径が上記ねじ孔95の孔径よ
り若干大径になされている。
【0046】而して、操作ワイヤ9aの右端部と操作ワ
イヤ9bの左端部とを、連結部材80に連結するには、
まず、本体部90の左右端面における第1の貫通孔24
aおよび第2の貫通孔24bの各開口部から操作ワイヤ
9a,9bをそれぞれ係止穴92の係止孔部93内に露
出するまで挿入する。
【0047】次に、係止穴92の係止孔部93内に露出
した操作ワイヤ9a,9bを、さらに第1の挿通孔26
aおよび第2の挿通孔26bにそれぞれ挿入する。する
と、操作ワイヤ9a,9bは、係止穴92の係止孔部9
3内を互いに平行に横切るように配置される(図17参
照)。
【0048】その後、図18および図19に示すように
、本体部90の係止穴62に係止部材100を装着する
。このとき、軸部120の下端部の幅方向の寸法lが上
記間隔a2より短くなっているため、係止穴92に係止
部材100をスムーズに装着することができる。
【0049】係止穴92に係止部材100を装着すると
、軸部120の幅方向の寸法が上記間隔a2より長くな
っているため、係止孔部93内に露出した操作ワイヤ9
a,9bは、軸部120の下端部に形成された面取り部
によって漸次幅方向に押し曲げられ、最終的に、図19
および図20に示すように、軸部120に係合した状態
で押し曲げられる。このとき、係止孔部93内に露出し
た操作ワイヤ9a,9bは、係止孔部93内に引き込ま
れながらそれぞれ係止孔部93の内周面における第1の
貫通孔24aおよび第1の挿通孔26aの各開口部25
a,26cの周縁並びに第2の貫通孔24bおよび第2
の挿通孔26bの各開口部25b,26dの周縁を支点
として押し曲げられる。
【0050】この状態から操作ワイヤ9a,9bを引き
抜こうとすると、係止孔部93内に露出した操作ワイヤ
9a,9bは、係止孔部93の内周面における第1の貫
通孔24a、第1の挿通孔26aの各開口部25a,2
6cの周縁および第2の貫通孔24b、第2の挿通孔2
6bの各開口部25b,26dの周縁並びに軸部120
によって支持される。このとき、貫通孔101とねじ孔
95とは同一軸線上に位置しているため、図18および
図19に示すように、貫通孔101からねじ102をね
じ込んで係止部材100を本体部90に固定する。これ
により、操作ワイヤ9aの右端部と操作ワイヤ9bの左
端部とが連結部材80に連結される。
【0051】連結後に発生した操作ワイヤ9a,9bの
弛みを除去する場合には、まず、ねじ102を緩めて係
止部材100を本体部90から取り外す。すると、軸部
120と操作ワイヤ9a,9bとの係合が解除され、押
し曲げられていた操作ワイヤ9a,9bは元の状態に復
元する。その後、上記弛み分だけ操作ワイヤ9a,9b
をそれぞれ係止孔部93内に押し込む。以後、上記同様
にして、操作ワイヤ9a,9bを連結部材80に連結す
る。これにより、連結後に発生した操作ワイヤ9a,9
bの弛みを除去することができる。
【0052】上記構成の操作ワイヤの連結構造において
は、本体部90の係止穴92に係止部材100を装着す
るだけで、係止孔部93内に露出した操作ワイヤ9a,
9bを係止孔部93内に係止することができる。このた
め、容易に操作ワイヤ9a,9bを連結部材80に連結
することができるるとともに、連結後に発生した操作ワ
イヤ9a,9bの弛みを簡単に除去することができる。
【0053】なお、この実施例では、係止部材100を
本体部90に固定する際、垂直方向にねじ102をねじ
込むようにしているが、図21〜図23に示すように水
平方向にねじ103をねじ込むことにより、係止部材1
00′を本体部90′に固定することも可能である。す
なわち、図21および図23に示すように、本体部90
′の左端面から係止孔部93の内周面まで貫通する貫通
孔104を形成するとともに、この貫通孔104の係止
孔部93の内周面側の開口に対向する位置に開口するね
じ孔105を、貫通孔104の軸線と一致させて形成す
る。そして、係止部材100′の軸部120′に、その
左端面から右端面まで貫通する貫通孔106を形成する
。この貫通孔106は、係止部材100′を本体部90
′に装着した状態(図23参照)において、貫通孔10
4およびねじ孔105との軸線に一致するように形成す
る。
【0054】また、図24および図25に示すように、
ねじの代わりに、金属あるいは樹脂などの素材からなる
リング107を用いて係止部材100″を本体部90″
に固定することもできる。この場合、図24に示すよう
に、本体部90″の左右端部の外径をリング107の肉
厚分だけ大径になすとともに、リング107の外径を本
体部90″の左右端部の外径と同一にする。係止部材1
00″を本体部90″の係止穴92に装着した後、図2
5に示すように、本体部90″の中央部にリング107
を嵌め込むことにより、係止部材100″を本体部90
″に固定する。このとき、本体部90″の左右端部の外
周面とリング107の外周面とは同一の円周面をなして
いる。なお、リング107の素材として金属を使用する
場合には、リング107の外周面に、軸線方向に延びる
スリット(図示せず。)を形成するとよい。
【0055】図26〜図29に示す操作ワイヤの連結構
造は、操作ワイヤ9a,9bを連結部材130に連結し
た場合を示すものであり、この連結部材130は、本体
部(被連結部材)140と係止部材150とを備えてい
る。本体部140は、図26に示すように、その外周面
から内部に向かって延びる係止穴141が形成されてい
る。係止穴141は、図26および図29(ロ)に示す
ように、その断面形状が左右方向に長い長方形をなして
いる。係止穴141の幅方向の両側縁(図26および図
28において2点鎖線で示す。)は下方に切り欠かれて
おり、その底部は平坦面142をなしている。この平坦
面142は、図28に示すように、係止穴141の底面
より上方に位置している。また、係止穴141の底面中
央部には、ねじ孔143が形成されている。
【0056】また、本体部140には、上記実施例と同
様に、それぞれ係止孔部141の内周面に開口する第1
の貫通孔24aおよび第2の貫通孔24b並びに第1の
挿通孔26aおよび第2の挿通孔26bが形成されてい
る。そして、第1、2の貫通孔24a,24bは平坦面
142より上方に位置している。
【0057】係止部材150は、図26および図28に
示すように、頭部160を有している。頭部160は、
図27に示すように、係止部材150を本体部140の
係止穴141に装着した状態において、その上端面が本
体部140の外周面と同一の円周面をなす円弧面として
形成されている。一方、頭部160の下端面は、図28
に示すように、平坦な面をなしており、その幅方向の両
縁が係止穴142の平坦面142に当接するようになっ
ている。また、図29(イ)に示すように、頭部160
の左右方向の長さは、係止穴141のそれと同一か若干
短くなっている。頭部160の下端面の中央部には、下
方に向けて延びる軸部170が形成されている。
【0058】軸部170は、図26および図29(ロ)
に示すように、その断面形状が左右方向に長い長方形を
なしており、その幅方向の寸法が、第1の貫通孔24a
と第2の貫通孔24bとの間隔a3(図28参照)より
短くなっている。軸部170の左右方向の長さは、頭部
160と同一になっている。また、係止部材150には
、図26および図28に示すように、頭部160の上端
面中央から軸部170の下端面まで貫通する貫通孔15
1が形成されている。この貫通孔151は、係止穴14
1に係止部材150を装着した状態において、上記ねじ
孔143の軸線と一致するように形成されているととも
に、その孔径がねじ孔143の孔径より若干大径になさ
れている。
【0059】而して、操作ワイヤ9aの右端部と操作ワ
イヤ9bの左端部とを、連結部材130に連結するには
、まず、本体部140の左右端面における第1の貫通孔
24aおよび第2の貫通孔24bの各開口部から操作ワ
イヤ9a,9bをそれぞれ係止穴141内に露出するま
で挿入する。
【0060】次に、係止穴141内に露出した操作ワイ
ヤ9a,9bを、さらに第1の挿通孔26aおよび第2
の挿通孔26bにそれぞれ挿入する。すると、操作ワイ
ヤ9a,9bは、係止穴141内を互いに平行に横切る
ように配置される(図26参照)。
【0061】その後、図27および図28に示すように
、係止穴141に係止部材150を装着する。このとき
、軸部170の幅方向の寸法が上記間隔a3より短くな
っているため、係止穴141に係止部材150をスムー
ズに装着することができる。なお、このとき、図26に
示すように、頭部160の下端面の左右端部における操
作ワイヤ9a,9bと当接する部位mを面取りすること
により、よりスムーズに係止部材150を装着すること
ができる。
【0062】係止穴141に係止部材150を装着する
と、第1の貫通孔24aおよび第2の貫通孔24bが平
坦面142より上方に位置しているため、係止穴141
内に露出した操作ワイヤ9a,9bは、係止部材150
の頭部160の下端面に係合して下方に押し曲げられ図
28および図29に示す状態となる。このとき、係止穴
141内に露出した操作ワイヤ9a,9bは、係止穴1
41内に引き込まれながらそれぞれ係止孔141の内周
面における第1の貫通孔24aおよび第1の挿通孔26
aの各開口部25a,26cの周縁並びに第2の貫通孔
24bおよび第2の挿通孔26bの各開口部25b,2
6dの周縁を支点として押し曲げられる。
【0063】この状態から操作ワイヤ9a,9bを引き
抜こうとすると、係止穴141内に露出した操作ワイヤ
9a,9bは、上述した第1の貫通孔24a、第1の挿
通孔26aの各開口部25a,26cの周縁および第2
の貫通孔24b、第2の挿通孔26bの各開口部25b
,26dの周縁並びに係止部材150の頭部160の下
端面とによって支持される。このとき、貫通孔151と
ねじ孔143とは同一軸線上に位置しているため、図2
7および図28に示すように、貫通孔151からねじ1
52をねじ込んで係止部材150を本体部140に固定
する。これにより、操作ワイヤ9aの右端部と操作ワイ
ヤ9bの左端部とが連結部材130に連結される。
【0064】連結後に発生した操作ワイヤ9a,9bの
弛みを除去する場合には、まず、ねじ152を緩めて係
止部材150を本体部140から取り外す。すると、頭
部170の下端面と操作ワイヤ9a,9bとの係合が解
除され、押し曲げられていた操作ワイヤ9a,9bは元
の状態に復元する。その後、上記弛み分だけ操作ワイヤ
9a,9bをそれぞれ係止穴141内に押し込む。以後
、上記同様にして、操作ワイヤ9a,9bを連結部材1
30に連結する。これにより、連結後に発生した操作ワ
イヤ9a,9bの弛みを除去することができる。
【0065】図30〜図34に示す操作ワイヤの連結構
造は、操作基体7内に設けられたラック180,180
にそれぞれ2本の操作ワイヤ9′,9′を連結した場合
を例に採ったものである。ラック180,180は、そ
れぞれ操作基体7に設けられた湾曲操作レバー181の
回動と連動して回動するピニオン182とかみ合って、
このピニオン182の回動によって相互に反対方向に進
退駆動するようになっている。そして、操作ワイヤ9′
,9′の一端部は、それぞれラック180,180に連
結されており、他端部は挿入部5(図11参照)内を通
ってそれぞれ湾曲部4(図11参照)の先端に固定され
ている。なお、ラック180,180は、互いに同一の
構成であるため、以下においては、その一方のみについ
て図31〜図34を参照して説明する。また、ラック1
80の構造は、上述した連結部材80とほぼ同一である
ので、その相違点についてだけ述べ、同一部分について
は、各図に同一符号を付してその説明を省略する。ラッ
ク180は、図31に示すように、ラック本体190(
被連結部材)を備えており、このラック本体190には
、図31および図34に示すように、その左端面からそ
れぞれ係止穴92の内周面まで貫通する第1の貫通孔2
4′aと第2の貫通孔24′bとが形成されている。 これら貫通孔24′a、24′bは、図33および図3
4に示すように、ラック本体190の軸線x1−x1に
対して互いに対称となるように、同一レベルで、かつ平
行に配置されている。
【0066】また、ラック本体190には、係止穴93
の内周面における第1の貫通孔24′aおよび第2の貫
通孔24′bの各開口部25′a,25′bにそれぞれ
対向する位置に開口する第1の挿通孔26′aおよび第
2の挿通孔26′bが形成されている。これら挿通孔2
6′a,26′bは、上記貫通孔24′a,24′bに
それぞれ軸線を一致させて形成されている。
【0067】次に、図35〜図42を参照して、2本の
操作ワイヤ9′,9′をラック200およびラック23
0にそれぞれ連結する場合を説明するが、上述したラッ
ク180と同一部分については、各図に同一符号を付し
てその説明を省略する。図35〜図38に示す操作ワイ
ヤの連結構造は、2本の操作ワイヤ9′,9′をラック
200に連結した場合を示すものである。このラック2
00は、ラック本体(被連結部材)210と係止部材2
20とを備えている。ラック本体210は、図35に示
すように、その外周面から内部に向かって延びる係止穴
211が形成されている。この係止穴211は、内部に
向かって順次形成された係止孔部212と軸受孔部21
3とを有している。係止孔部212と軸受孔部213と
は、軸線を一致させて形成されている。軸受孔部213
は、図38に示すように、断面が幅方向に長いひし形状
をなしており、その幅方向の長さは、係止孔部212の
孔径より短くなっている。
【0068】係止部材220は、図35および図37に
示すように、頭部221を有している。頭部221は、
図36に示すように、係止部材220をラック本体21
0の係止穴211に装着した状態において、その上端面
がラック本体210の外周面と同一の円周面をなす円弧
面として形成されている。一方、頭部221の下端面は
、図37に示すように、平坦な面をなしており、その中
央部には、下方に向けて延びる軸部222が形成されて
いる。
【0069】軸部222は、軸受孔部213に対応する
形状をなしており、図38に示すように、その断面形状
が幅方向に長いひし形状に形成されている。軸部222
の幅方向の寸法は、図38に示すように、第1の貫通孔
24′aおよび第2の貫通孔24′bとの間隔a2より
長くなっている。また、図35および図37に示すよう
に、軸部222の下端部には、面取りがなされており、
これによって、軸部222の下端部の幅方向の寸法が上
記間隔a2より若干短くなるように設定されている。
【0070】図39〜図42に示す操作ワイヤの連結構
造は、2本の操作ワイヤ9′,9′をラック230に連
結した場合を示すものであり、このラック230は、ラ
ック本体(被連結部材)240と係止部材250とを備
えている。ラック本体240は、図39に示すように、
その外周面から内部に向かって延びる係止穴241が形
成されている。この係止穴241には、内部に向かって
順次形成された係止孔部242と軸受孔部243とを有
している。係止孔部242と軸受孔部243とは、軸線
を一致させて形成されており、前者の孔径が後者の孔径
より大きくなっている。
【0071】係止部材250は、図39および図41に
示すように、頭部251を備えており、この頭部251
は、図40および図41に示すように、係止部材250
をラック本体240の係止穴241に装着した状態にお
いて、その上端面がラック本体240の外周面と同じ円
周面をなす円弧面として形成されている。一方、頭部2
51の下端面は、平坦な面をなしており、その中央部に
は、下方に向けて順次係止軸部252とテーパ軸部25
3が形成されている。なお、これら係止軸部252およ
びテーパ軸部253は、上述した連結部材50における
係止部材70の係止軸部72およびテーパ軸部73とそ
れぞれ同一であるため、その同一部分については、各図
に同一符号を付してその説明を省略する。
【0072】図43〜図47に示す操作ワイヤの連結構
造は、ラック260,260にそれぞれ一本の操作ワイ
ヤ9′を連結した場合を例に採ったものである。なお、
ラック260,260は互いに同一の構成であるので、
以下においては、その一方のみについて説明する。また
、ラック260の構造は、上述した連結部材10とほぼ
同一であるので、その相違点についてだけ述べ、同一部
分については、各図に同一符号を付してその説明を省略
する。ラック260は、図44に示すように、ラック本
体(被連結部材)270と係止部材280とを備えてい
る。ラック本体270は、図44および図46に示すよ
うに、その外周面から内部に向かって延びる係止穴27
1が形成されている。係止穴271には、図46に示す
ように、内部に向かって順次形成された係止孔部272
と軸受孔部273とを有している。係止孔部272は、
図47に示すように、その断面形状が半円状に形成され
ている。この係止孔部272の弦に相当する直線部分2
74は、ラック本体270の軸線に対して平行となるよ
うに配置されている。一方、軸受孔部273は、図46
および図47に示すように、その断面形状が円形をなし
ており、上記直線部分274のほぼ中央部に、その外周
が接するように配置されている。
【0073】また、ラック本体270には、図47に示
すように、その左端面から係止孔部272の円弧に相当
する面に貫通する貫通孔24が形成されている。この貫
通孔24から上記直線部分までの間隔a4(図46およ
び図47参照)は、軸受孔部273の孔径より広くなっ
ている。さらに、ラック本体270には、係止孔部27
2における貫通孔24の開口25に対向する位置に開口
する挿通孔26が、貫通孔24に軸線を一致させて形成
されている。
【0074】係止部材280は、図44および図46に
示すように、軸部281を備えている。軸部281は、
図44に示すように、円柱状に形成されたものであり、
その軸径は係止穴271の軸受孔部273の孔径とほぼ
同一か若干小さくなっている。これにより、軸部281
が軸受孔部273に回動自在に支持されるようになって
いる。そして、軸部281の上端部は、係止片282の
右端部に連結されている。
【0075】係止片282は、図44に示すように、左
右方向に長い平板状に形成されたものであり、その左右
端部は半円状に形成されている。また、係止片281の
幅方向の寸法は、軸部281の軸径と同一になっており
、かつ係止片281の右端部の外周は軸部281の外周
と面一になっている。そして、図46および図47に示
すように、係止片282の両端部の寸法は、上記間隔a
4より長く、かつ係止孔部272の幅方向の寸法n(図
46および図47参照)より短くなっている。係止片2
82の厚さは、係止孔部272の底面から貫通孔24a
の開口部25までの長さより厚肉になっている。
【0076】図48〜図51は、ラック290に操作ワ
イヤ9′を連結した場合を示すものであり、このラック
290は、ラック本体(被連結部材)300と係止部材
310とを備えている。ラック本体300は、図48に
示すように、その外周面から内部に向かって延びる係止
穴301が形成されている。この係止穴301は、図4
8および図51に示すように、その断面形状が左右方向
に長い長方形をなしている。また、係止穴301の幅方
向の一側面(図50において左側面)は平坦な面をなし
ている。一方、係止穴301の幅方向の他側面の下端部
は、図50に示すように、階段状に形成されている。こ
れにより、係止穴301の下端部に上段差面302およ
び下段差面303が形成されるとともに、内部にむけて
段階的に狭幅となる第1の係止孔301a、第2の係止
孔301bおよび第3の係止孔301cがそれぞれ形成
されている。なお、上段差面302と下段差面303と
のレベル差は操作ワイヤ9′の外径より大きくなってい
る。
【0077】また、ラック本体300には、上記ラック
260のラック本体270と同様に、その左端面から係
止穴301の内周面まで貫通する貫通孔24と、この貫
通孔24に軸線を一致させて形成された挿通孔26とが
形成されている(図51参照)。そして、図50に示す
ように、係止穴301の幅方向の一側面から係止穴30
1の内周面における貫通孔24の開口部25までの寸法
a5は、係止穴301の幅方向の一側面から第3の係止
孔301cの他側面までの寸法a6より短くなっている
。 また、上記開口部25は、上段差面302より下方に、
かつ下段差面303より上方に位置している。なお、図
において符号304、304は、後述する固定部材35
0をラック本体300に固定するためのねじ孔である。
【0078】係止部材310は、図48および図50に
示すように、頭部320を有している。頭部320は、
第1の係止孔301aと対応した形状をなしており、図
50に示すように、ラック本体300の係止穴301に
係止部材310を装着した状態において、その上端面が
ラック本体300の外周面と同一の円周面をなす円弧面
として形成されている。また、頭部320の下端面には
、平坦な面が形成されており、この面は上段差面302
に当接するようになっている。頭部320の下端面には
、下方に向けて延びる楔部330が形成されている。
【0079】楔部330は、図48および図50に示す
ように、その幅方向の一側面が平坦な面をなしており、
頭部320の幅方向の一側面と面一なっている。楔部3
30の幅方向の他側面には、図50に示すように、下方
にむけて漸次狭幅となる断面円弧状(図51参照)の傾
斜面340が形成されている。楔部330の上端部の幅
方向の寸法は、上記長さa6とほぼ同一になっており、
一方、楔部330の下端部の幅方向の寸法は、上記寸法
a5より短くなっている。
【0080】なお、図48〜図50において符号350
は、係止部材310をラック本体300の係止穴301
に装着した状態において、係止部材310の頭部320
の上端面を覆って、係止部材310がラック本体300
の係止穴301から離脱するのを防止するため固定部材
である。この固定部材350は、図48に示すように、
左右方向に長い板状の部材で形成され、かつ図50に示
すように断面が円弧状をなしている。この円弧の曲率は
、ラック本体300の外周面の曲率とほぼ同一になって
いる。固定部材350の左右方向の寸法は、係止穴30
1の左右方向の寸法より長くなっている。固定部材35
0の幅方向の両側部中央には、小孔351、351がそ
れぞれ対向して形成されている。これら小孔351、3
51は、上記ねじ孔304、304にそれぞれ対応する
位置に形成されている。
【0081】而して、操作ワイヤ9′をラック290に
連結するには、まず、ラック本体300の左端面におけ
る貫通孔24の開口部から操作ワイヤ9′を係止穴30
1内に露出するまで挿入する。
【0082】次に、係止穴301内に露出した操作ワイ
ヤ9′を、さらに挿通孔26に挿入する。すると、操作
ワイヤ9′は係止穴301内を横切るように配置される
(図48参照)。
【0083】その後、係止穴301内に係止部材310
を装着する。この装着に際しては、係止部材310の頭
部320の下端面が、係止案301の上段差面302に
当接するように装着する。このとき、楔部330の下端
部の幅方向の寸法が、上記寸法a5より短くなっている
ため、係止穴301内に係止部材310をスムーズに装
着することができる。
【0084】係止穴301内に係止部材310を装着す
ると、楔部330の上端部の幅方向の寸法は、上記寸法
a6とほぼ同一になっているため、係止穴301内に露
出した操作ワイヤ9′は、楔部330の傾斜部340に
係合しながら漸次幅方向に押し曲げられ、最終的に図5
1に示す状態となる。このとき、係止穴301内に露出
した操作ワイヤ9′は、係止穴301内に引き込まれな
がら係止穴301の内周面における貫通孔24および挿
通孔26の各開口部25,26′の周縁を支点として押
し曲げられる。
【0085】この状態から操作ワイヤ9′を引き抜こう
とすうると、係止穴301内に露出した操作ワイヤ9′
は、係止穴301内の内周面における貫通孔24および
挿通孔26の各開口部25,26′の周縁並びに楔部3
30の傾斜面340によって支持される。その後、係止
部材310の頭部320を覆うように固定部材350を
ラック本体300に取り付け、固定部材350の小孔3
51,351からねじ305a,305aをそれぞれね
じ込んで、固定部材350をラック本体300に固定す
る。これにより、操作ワイヤ9′がラック290に連結
される。
【0086】連結後に発生した操作ワイヤ9′の弛みを
除去する場合には、まず、ねじ305a,305aを緩
めて固定部材350をラック本体300から取り外す。 次に、係止部材310を係止穴301から取り外す。す
ると、係止部材310の楔部330の傾斜面340と操
作ワイヤ9′との係合が解除され、押し曲げられていた
操作ワイヤ9′は元の状態に復元する。その後、上記弛
み分だけ操作ワイヤ9′を挿通孔26内に押し込む。以
後、上記同様にして操作ワイヤ9′をラック290に連
結する。これにより、連結後に発生した操作ワイヤ9′
の弛みを除去することができる。
【0087】図52〜図54に示す操作ワイヤの連結構
造は、操作ワイヤ9′をプーリ360に連結した場合を
例に採ったものである。このプーリ360の構成は、プ
ーリ本体(被連結部材)370の溝361から径方向に
貫通孔24が形成されている点および固定部材380が
平板状に形成されている点を除き、上述したラック26
0と同一であるので、その同一部分については、各図に
同一の符号を付してその説明を省略する。
【0088】図55〜図57は、操作ワイヤ9′をプー
リ390に連結した場合を示すものである。このプーリ
390の構成は、プーリ本体(被連結部材)400の溝
401から径方向に貫通孔24が形成されている点およ
び係止部材410の頭部420が平板状に形成され、ね
じ止めによってプーリ本体400に固定されている点を
除き、上述したラック290と同一であるので、その同
一部分については、各図に同一符号を付してその説明を
省略する。
【0089】
【発明の効果】本発明の体腔内診断装置用操作ワイヤの
連結構造によれば、被連結部材に、一端が外面に開口し
、他端が内部に向かって延びる係止穴と、一端が外面に
開口し、他端が係止穴の内周面に開口し、かつ内部に操
作ワイヤが挿通される貫通孔とをそれぞれ形成し、係止
穴に、操作ワイヤの貫通孔から係止穴内に露出する部分
に係合することによって当該部分を押し曲げる係止部材
を装着している。このため、操作ワイヤを容易に、かつ
強固に連結することができるとともに、連結後の操作ワ
イヤの弛みを簡単に除去することができ、しかも、従来
のように、操作ワイヤの端部および端末が破損するのを
防止することができる。
【0090】また、被連結部材に、係止穴の内周面にお
ける貫通孔の開口部に対向する位置に開口し、かつ内部
に貫通孔から露出する操作ワイヤが挿通される挿通孔を
形成することにより、操作ワイヤを、より強固に連結す
ることができるという効果などが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る体腔内診断装置用操作ワイヤの連
結構造の一実施例を説明するための分解斜視図である。
【図2】操作ワイヤを連結部材に連結した状態を示す全
体斜視図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】図3のB−B断面図である。
【図5】連結部材の本体部を示す平面図である。
【図6】図5のC−C断面図である。
【図7】係止部材の正面図である。
【図8】図7のC′矢視図である。
【図9】固定部材の平面図である。
【図10】図9のD−D断面図である。
【図11】内視鏡の全体概略図である。
【図12】湾曲操作部の内部を示す概略図である。
【図13】本発明の他の実施例を示す分解斜視図である
【図14】操作ワイヤを連結部材に連結した状態を示す
全体斜視図である。
【図15】図14のE−E断面図である。
【図16】図15のF−F断面図である。
【図17】本発明の他の実施例を示す分解斜視図である
【図18】操作ワイヤを連結部材に連結した状態を示す
全体斜視図である。
【図19】図18のG−G断面図である。
【図20】図19のH−H断面図である。
【図21】本発明の他の実施例を示す分解斜視図である
【図22】操作ワイヤを連結部材に連結した状態を示す
全体斜視図である。
【図23】図22のI−I断面図である。
【図24】本発明の他の実施例を示す分解斜視図である
【図25】操作ワイヤを連結部材に連結した状態を示す
全体斜視図である。
【図26】本発明の他の実施例を示す分解斜視図である
【図27】操作ワイヤを連結部材に連結した状態を示す
全体斜視図である。
【図28】図27のJ−J断面図である。
【図29】(イ)は図28のK1−K1断面図、(ロ)
は図28のK2−K2断面図である。
【図30】湾曲操作部の内部を示す概略図である。
【図31】本発明の他の実施例を示す分解斜視図である
【図32】操作ワイヤをラックに連結した状態を示す全
体斜視図である。
【図33】図32のL−L断面図である。
【図34】図33のM−M断面図である。
【図35】本発明の他の実施例を示す分解斜視図である
【図36】操作ワイヤをラックに連結した状態を示す全
体斜視図である。
【図37】図36のN−N断面図である。
【図38】図37のO−O断面図である。
【図39】本発明の他の実施例を示す分解斜視図である
【図40】操作ワイヤをラックに連結した状態を示す全
体斜視図である。
【図41】図40のP−P断面図である。
【図42】図41のQ−Q断面図である。
【図43】湾曲操作部の内部を示す概略図である。
【図44】本発明の他の実施例を示す分解斜視図である
【図45】操作ワイヤをラックに連結した状態を示す全
体斜視図である。
【図46】図45のR−R断面図である。
【図47】図46のS−S断面図である。
【図48】本発明の他の実施例を示す分解斜視図である
【図49】操作ワイヤをラックに連結した状態を示す全
体斜視図である。
【図50】図49のT−T断面図である。
【図51】図50のU−U断面図である。
【図52】操作ワイヤをプーリに連結した状態を示す全
体斜視図である。
【図53】図52のV−V断面図である。
【図54】図53のW−W断面図である。
【図55】操作ワイヤをプーリに連結した状態を示す全
体斜視図である。
【図56】図55のX−X断面図である。
【図57】図56のY−Y断面図である。
【図58】従来の体腔内診断装置用操作ワイヤの連結構
造を示す全体斜視図である。
【符号の説明】
Z  …  内視鏡(体腔内診断装置)4  …  湾
曲部 20,60,90,90′,90″,140  …  
本体部(被連結部材) 190,210,240,270,300  …  ラ
ック本体(被連結部材) 370,400  …  プーリ本体(被連結部材)3
0,70,100,100′,100″,150,22
0,250,280,310,410  …  係止部
材24a,24′a  …  第1の貫通孔24b,2
4′b  …  第2の貫通孔24  …  貫通孔 26a,26b  …  第1の挿通孔26′a,26
′b  …  第2の挿通孔26  …  挿通孔 21,62,92,141,211,271,301 
 …  係止穴 9,9′  …  操作ワイヤ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  体腔内診断装置の湾曲部と湾曲操作部
    との間に配設される操作ワイヤと、この操作ワイヤが連
    結される被連結部材との連結構造において、前記被連結
    部材に、一端が外面に開口し、他端が内部に向かって延
    びる係止穴と、一端が外面に開口し、他端が前記係止穴
    の内周面に開口し、かつ内部に前記操作ワイヤが挿通さ
    れる貫通孔とをそれぞれ形成し、前記係止穴に、前記操
    作ワイヤの前記貫通孔から前記係止穴内に露出する部分
    を押し曲げる係止部材を装着したことを特徴とする体腔
    内診断装置用操作ワイヤの連結構造。
  2. 【請求項2】  請求項1記載の体腔内診断装置用操作
    ワイヤの連結構造において、前記被連結部材に、前記係
    止穴の内周面における前記貫通孔の開口部に対向する位
    置に開口し、かつ、内部に前記貫通孔から露出する前記
    操作ワイヤが挿通される挿通孔を形成したことを特徴と
    する体腔内診断装置用操作ワイヤの連結構造。
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