JP2914207B2 - グランド付き同軸ケーブルコネクタ - Google Patents

グランド付き同軸ケーブルコネクタ

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JP2914207B2
JP2914207B2 JP7037599A JP3759995A JP2914207B2 JP 2914207 B2 JP2914207 B2 JP 2914207B2 JP 7037599 A JP7037599 A JP 7037599A JP 3759995 A JP3759995 A JP 3759995A JP 2914207 B2 JP2914207 B2 JP 2914207B2
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ground
coaxial cable
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conductor
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克弥 平野
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Nippon Electric Co Ltd
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、グランド強化手段を備
えた同軸ケーブルコネクタに関し、特に、装置完成後に
おいても追加工事等を行なうことなく、確実にグランド
を強化できるグランド付き同軸ケーブルコネクタに関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、同軸ケーブルコネクタには、電
磁ノイズ対策や、グランド電位確保のため、グランド強
化手段が設けられている。このようなグランド強化手段
の技術としては、実開昭62−118356号公報に記
載の同軸ケーブル用アース端子、あるいは実開平3−2
0889号公報に記載の同軸ケーブルコネクタがある。
【0003】図3は実開昭62−118356号公報に
記載の同軸ケーブル用アース端子を示す分解斜視図、図
4はアース端子を取り付けた状態の縦断面図である。
【0004】これらの図に示すように、実開昭62−1
18356号公報に記載の同軸ケーブル用アース端子
は、導電金属からなる分割可能な上下一対のケーブル挾
持金具100の接合面に、同軸ケーブル200の挿通孔
を形成する半割り多角形状の凹部101を形成するとと
もに、この凹部101内にグランドピン102を配設し
てある。そして、ケーブル挾持金具100で同軸ケーブ
ル200を挾持するとともに、グランドピン102の爪
102aを同軸ケーブル200の外皮201に突き刺し
てケーブル内部のシールド層202に電気的に接触させ
ることで、同軸ケーブルコネクタのグランドを強化して
いる。
【0005】すなわち、グランドピン102を有するケ
ーブル挾持金具100には、ビス103及び圧着端子1
04を介してアース線105が、グランドピン102と
電気的に接続して導出されており、このアース線105
の他端をグランドすることにより、同軸ケーブル200
のシールド層202を確実にアースしている。
【0006】一方、実開平3−20889号公報に記載
の同軸ケーブルコネクタは、同軸ケーブルの直径とほぼ
同一の内径を有し、外周面にねじ部が形成され、かつ軸
方向に分割可能な接続金具をケーブル先端部に設けてあ
る。そして、この接続金具の分割された一片を同軸ケー
ブルコネクタのグランドに設置固定させ、接続金具の設
置している一片と他の一片とにより同軸ケーブルのシー
ルド網線を挾持し、さらにねじ部にナットを螺合させる
ことにより、シールド網線の接地を行なって、グランド
の強化を図っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実開昭
62−118356号公報の同軸ケーブル用アース端子
では、同軸ケーブルのシールド層に対し、グランドピン
爪を突き刺すことにより電気的接続を行なっているた
め、同軸ケーブルの外皮の厚さによっては、グランドピ
ン爪が付き刺さらないこともあり、装着する同軸ケーブ
ルに応じて、グランドピン爪の長さを選択,変更しなけ
ればならないとう問題があった。
【0008】また、同軸ケーブルのアースを取るため
に、グランドケーブルの先端側(グランド側)をねじ止
めにより金属筐体に固定する必要があったため、設計の
際に、あらかじめグランド側の金属筐体にタップを設け
なければならなかった。このため、装置設計時には挾持
金具によるグランド強化は不要と判断した場合に、装置
完成後にグランド強化が必要となったときには、グラン
ド側の金属筐体にねじ止め用のタップ孔の追加工事を別
途行なわなければならないという問題もあった。
【0009】さらに、実開昭62−118356号公報
の同軸ケーブル用アース端子では、同軸ケーブルに比し
て挾持金具が長大となるため、コネクタ接続部分が大型
化して、実装レイアウト等が制限されるという問題もあ
った。
【0010】一方、実開平3−20889号公報の同軸
ケーブルコネクタも、グランド基板,接続金具及び接合
金具に螺合するナットを必要とするため、実開昭62−
118356号公報の同軸ケーブル用アース端子と同様
に、コネクタ部が大型化,複雑化するという問題があっ
た。
【0011】本発明は、このような従来の技術が有する
問題を解決するために提案されたものであり、小型かつ
簡易な構造のみで、装置完成後においても追加工事等を
行なうことなく、容易かつ確実にグランドを強化できる
グランド付き同軸ケーブルコネクタの提供を目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の請求項1記載のグランド付き同軸ケーブルコネ
クタは、中心導体、この中心導体の周囲に配設される外
部導体、この外部導体と前記中心導体の間に介在する絶
縁体、及び前記外部導体の周囲を被う外皮とからなり、
先端部において前記外部導体が前記外皮から露出した同
軸ケーブルと、この同軸ケーブルの先端部に接続された
同軸コネクタと、一端が前記外部導体の露出部分に電気
的に接触するグランドケーブルと、このグランドケーブ
ルの他端側に設けられた、当該グランドケーブルと電気
的に導通した取付部と、前記グランドケーブルと外部導
体の接触部分を被う環状のかしめチューブと、前記同軸
ケーブルの外皮上に突設された、前記取付部を固定する
固定部と、を備えた構成としてある。
【0013】 また、請求項2記載のグランド付き同軸ケ
ーブルコネクタは、前記取付部をクリップとして構成し
てある。
【0014】
【作用】上記構成からなる本発明のグランド付き同軸ケ
ーブルコネクタによれば、同軸ケーブルにクリップ状の
取付部を先端に有するグランドケーブルを設けること
で、複雑な取付構造や、グランド側の追加工事等を必要
とすることなく、外部導体のグランドを容易かつ簡単に
強化することができる。また、グランドケーブルは、同
軸ケーブル及び同軸コネクタの組立時に外部導体と締結
されるため、簡易,確実に外部導体と同電位にすること
ができる。さらに、グランド強化が不要な場合にも、取
付部により固定部を挾持することで、グランドケーブル
が同軸ケーブルに沿って保持されので、グランドケーブ
ルが邪魔になることもない。
【0015】
【実施例】以下、本発明のグランド付き同軸ケーブルコ
ネクタの一実施例について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明のグランド付き同軸ケーブルコネクタの
一実施例を示す側面断面図である。
【0016】 同図において、10は同軸ケーブルで、軸
方向中心に配設された中心導体11と、この中心導体1
1の周囲に配設された外部導体12と、この外部導体1
2と中心導体11の間に介在する絶縁体13とからな
り、外部導体12の周囲は外皮14により被われてい
る。
【0017】 また、この同軸ケーブル10は、先端側に
おいて、外皮14が剥がれており、外部導体12が露出
している。20は同軸コネクタで、同軸ケーブル10の
先端部に接続されており、中心には同軸ケーブル10の
中心導体11と導通したコネクタピン21が設けてあ
る。そして、この同軸コネクタ20が、図示しない雌側
コネクタあるいは筐体側コネクタと嵌合することによ
り、同軸ケーブル10は金属筐体等と電気的に接続され
る。
【0018】 30はグランドケーブルで、一端側におい
て外部導体12の露出部分に電気的に接触するととも
に、同軸ケーブル10の軸方向に沿って配設され、他端
側において、図示しないグランド側の金属筐体等に接続
されて、同軸ケーブル10をグランドする。
【0019】 40は環状のかしめチューブで、グランド
ケーブル30と外部導体12の接触部分及び外皮14の
端部を外側から被うとともに、かしめられて当該接触部
分及びグランドケーブル30の先端側を同軸ケーブル1
0に固定している。このかしめチューブ40は、銅等の
導電性部材からなるとともに、かしめられた際にグラン
ドケーブル30を一定の固定力で保持できる長さと厚み
を有している。
【0020】 50は取付部で、グランドケーブル30の
他端側に、グランドケーブル30と電気的に導通して配
設されており、図示しないグランド側の金属筐体等に取
り付けられる。この取付部50は、本実施例において
は、図1及び図2に示すように、クリップとして構成し
てあり、グランド側の突出部分を挾持するのみで取り付
けられるようになっている。
【0021】 すなわち、この取付部50をクリップによ
り構成することで、同軸ケーブル10のアースを取るた
めに、グランドケーブル30の先端側(グランド側)を
ねじ止め等により金属筐体に固定する必要がなくなり、
グランド側の金属筐体にタップ孔等の加工が一切不要と
なる。従って、装置設計時にグランド強化は不要と判断
し、装置完成後においてグランド強化が必要とされた場
合でも、グランドケーブル30を設けておくのみで、グ
ランド側の金属筐体等にケーブル固定用の追加工事を別
途行なう等の不便がなくなる。
【0022】 また、同軸ケーブル10の外皮14には、
ケーブル軸方向に沿った任意の箇所に固定部60が突設
してある。この固定部60を取付部50で挟持すること
によって、同軸ケーブル10にグランド強化が不要な場
合にも、グランドケーブル30を同軸ケーブル10に沿
って保持することができるので、不要なグランドケーブ
ル30が邪魔になる等の不都合もない。
【0023】 なお、本実施例では、取付部50をクリッ
プ状としているが、これ以外にも、金属筐体等のグラン
ド側に取付け自在な手段である限り、例えば、ピン形状
やフック状等、適宜変更実施することもできる。また、
取付部50を変形実施して場合には、固定部60の形状
についても、取付部50の形状等に応じて適宜変更す
る。
【0024】 次に、このような構成からなる本実施例の
グランド付き同軸ケーブルコネクタの作用について説明
する。まず、通常同軸ケーブル10の外部導体12はグ
ランド電位となっている。すなわち、同軸ケーブル10
は、同軸コネクタ20を介して図示しない金属筐体のコ
ネクタ等と電気的に接続され、これにより外部導体12
がグランド電位となっている。
【0025】 このような状態において、外部導体12の
グランドが不十分な場合には、グランドケーブル30の
取付部50を、グランド電位となっている金属筐体へ挾
み付けることにより接続する。これにより、かしめチュ
ーブ40によってグランドケーブル30と電気的に接続
されている外部導体12は十分なグランド電位となるこ
とができる。これによって、同軸ケーブル10はグラン
ド電位が強化され、電磁ノイズの発生等を抑制すること
ができる。
【0026】 このとき、取付部50はクリップにより構
成してあるので、グランド側の金属筐体にタップ孔等の
加工を一切することなく接続することができる。また、
同軸ケーブル10のコネクタ20を接続する金属筐体側
に取付部50のクリップを挾み付ける適切な金属部分
(グランド電位を有する部分)がない場合でも、筐体以
外のグランド電位を有する部分をクリップにより挾持す
ることで、簡単にグランド接続することができる。
【0027】 一方、グランド強化の必要がない場合に
は、取付部50によって固定部60を挟持することで、
グランドケーブル30は同軸ケーブル10に沿って保持
されるので、不要となったグランドケーブル30が邪魔
になるようなこともない。
【0028】 このように、本実施例のグランド付き同軸
ケーブルコネクタによれば、同軸ケーブル10にクリッ
プ状の取付部50を先端に有するグランドケーブル30
を設けることで、複雑な取付構造や、グランド側の追加
工事等を必要とすることなく、外部導体12のグランド
を容易かつ簡単に強化することが可能となる。また、グ
ランドケーブル30は、同軸ケーブル10及び同軸コネ
クタ20の組立時に外部導体12と締結するため、簡
易,確実に外部導体12と同電位にすることができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明のグランド付
き同軸ケーブルコネクタによれば、小型かつ簡易な構造
のみで、装置完成後においても追加工事等を行なうこと
なく、容易かつ確実にグランドを強化することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のグランド付き同軸ケーブルコネクタの
一実施例を示す側面断面図である。
【図2】図1に示すグランド付き同軸ケーブルコネクタ
の取付部を示す正面図である。
【図3】従来のグランド付き同軸ケーブルコネクタを示
す分解斜視図である。
【図4】従来のグランド付き同軸ケーブルコネクタのア
ース端子を取り付けた状態における縦断面図である。
【符号の説明】
10 同軸ケーブル 11 中心導体 12 外部導体 13 絶縁体 14 外皮 20 同軸コネクタ 21 コネクタピン 30 グランドケーブル 40 かしめチューブ 50 取付部 60 固定部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−211882(JP,A) 特開 平2−239576(JP,A) 特開 昭63−195978(JP,A) 特開 平7−282866(JP,A) 特開 平6−231813(JP,A) 特開 昭62−22378(JP,A) 実開 昭62−118356(JP,U) 実開 平5−27978(JP,U) 実開 平6−13082(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01R 17/04 H01R 13/652 H01R 4/64

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心導体と、この中心導体の周囲に配設
    される外部導体と、この外部導体と前記中心導体の間に
    介在する絶縁体と、前記外部導体の周囲を被う外皮とか
    らなり、先端部において前記外部導体が前記外皮から露
    出した同軸ケーブルと、 この同軸ケーブルの先端部に接続された同軸コネクタ
    と、 一端が前記外部導体の露出部分に電気的に接触するグラ
    ンドケーブルと、このグランドケーブルの他端側に設けられた、当該グラ
    ンドケーブルと電気的に導通した取付部と、 前記グランドケーブルと外部導体の接触部分を被う環状
    のかしめチューブと、前記同軸ケーブルの外皮上に突設された、前記取付部を
    固定する固定部と、を備えたことを特徴とする グランド
    付き同軸ケーブルコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記取付部をクリップとして構成した
    求項1記載のグランド付き同軸ケーブルコネクタ。
JP7037599A 1995-02-02 1995-02-02 グランド付き同軸ケーブルコネクタ Expired - Lifetime JP2914207B2 (ja)

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DE202006015641U1 (de) * 2006-10-12 2006-12-21 Harting Electronics Gmbh & Co. Kg Abschirmkontakt für ein Steckergehäuse

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