JP3122313B2 - 同軸ケーブル用コネクタ - Google Patents

同軸ケーブル用コネクタ

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JP3122313B2
JP3122313B2 JP06191513A JP19151394A JP3122313B2 JP 3122313 B2 JP3122313 B2 JP 3122313B2 JP 06191513 A JP06191513 A JP 06191513A JP 19151394 A JP19151394 A JP 19151394A JP 3122313 B2 JP3122313 B2 JP 3122313B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外部導体の周囲に内部
被覆を介して金属被覆が設けられるとともに、金属被覆
の周囲に外部被覆が設けられた同軸ケーブルに取り付け
られる同軸ケーブル用コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、同軸ケーブルには、電磁遮蔽効
果を高める、張力に対する機械的強度を高める、といっ
た目的から、外側に金属被覆を設けたものがある。すな
わち、この同軸ケーブル100は、図3、図4に示すよ
うに、内部導体101の周囲に絶縁体102を介して外
部導体103を設けるとともに、この外部導体103の
周囲に内部被覆104を介して軟銅線編組(遮蔽効果
用)や鉄線編組(機械的強度補強用)からなる金属被覆
105を設け、さらに、この金属被覆105の周囲に外
部被覆106を設けて構成されている。
【0003】このような同軸ケーブル100に取り付け
られるコネクタとして、従来から、図3に示すものがあ
る。このコネクタ50は、同軸ケーブル100のナット
51他端側にシリコンゴムからなるガスケットリング5
3とクランプ筒54とを順に外嵌し、そのうえで、コネ
クタ本体55の雌ネジ55aをナット51の他端に設け
た雄ネジ51bに螺合させることで、外部導体103を
クランプ筒54とコネクタ本体55の内周部に取り付け
た当金56との間で挟持固定する。さらに、同軸ケーブ
ル100の接続端部に外嵌したナット51の一端を外部
被覆106と金属被覆105との間に潜り込ませたうえ
で、予め、同軸ケーブル100に外嵌しておいた連結キ
ャップの52の雌ネジ52aをナットの一端に設けた雄
ネジ51aに螺合させることで金属被覆105をナット
51と連結キャップ52とで挟持固定する。
【0004】なお、コネクタ本体55の雌ネジ55aを
ナット51の他端に設けた雄ネジ51bに螺合させるに
際しては、コネクタ本体55とナット51との間のネジ
連結力によって直接、外部導体103を挟持しておら
ず、このネジ連結力によってガスケットリング53を変
形させることで生じるガスケットリング53の弾性復帰
力でもって外部導体103を挟持している。そして、ガ
スケットリング53はこの弾性復帰力でもって径方向内
外に伸縮することで、同軸ケーブル100の接続端部を
密封している。
【0005】また、図3中、符号57は、コネクタ本体
55内部に絶縁インシュレータ58を介して支持固定さ
れて、内部導体101に接続された中心コンタクトであ
り、59は、外部導体103にコネクタ本体55を介し
て接続された外部コンタクトである。
【0006】また、従来から、この種のコネクタとし
て、図4に示すものがある。このコネクタ70は同軸ケ
ーブル100の接続端部にナット71と、シリコンゴム
からなるガスケットリング72とクランプ筒73とを順
に外嵌するとともに、金属被覆105の端部を外側に拡
開してナット71とガスケットリング72との間に配置
し、さらに、外部導体103を外側に拡開してクランプ
筒73の外周面に添わせる。そして、ナット71に設け
た雄ネジ71aにコネクタ本体74の雌ネジ74aを螺
合させることで、金属被覆105をナット71とガスケ
ットリング72とで挟持固定するとともに、外部導体1
03をクランプ筒73とコネクタ本体71の内周部との
間で挟持固定する。このとき、コネクタ本体74とナッ
ト71との間のネジ連結力によって直接、外部導体10
3や金属被覆105を挟持しておらず、このネジ連結力
によってガスケットリング72を変形させることで生じ
るガスケットリング72の弾性復帰力でもって外部導体
103や金属被覆105を挟持している。そして、ガス
ケットリング53はこのときの弾性変形でもって径方向
内外に伸縮することで、同軸ケーブル100の接続端部
を密封している。
【0007】なお、図4中、符号75は、コネクタ本体
74内部に絶縁インシュレータ76を介して支持固定さ
れて、内部導体101に接続された中心コンタクトであ
り、77は、外部導体103にコネクタ本体74を介し
て接続された外部コンタクトであり、78はナット71
と金属被覆105との間、および金属被覆105とガス
ケット72との間にそれぞれ配設された当金である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来例には、次のような問題があった。すなわち、図3
のものでは、ナット51に連結キャップ52を連結する
工程と、さらに、ナット51にコネクタ本体55を連結
する工程という二つの工程を経て金属被覆105と外部
導体103とに連結されるようになっており、このよう
な二つの工程を必要とする分、連結作業に手間と時間が
掛かるという問題があった。
【0009】さらには、このコネクタ50は、コネクタ
本体55とナット51との間のネジ連結力でガスケット
リング53を変形させることで生じさせた弾性復帰力で
もって外部導体103を挟持固定する構造になってい
る。そのため、ガスケットリング53が経時変化を起こ
してその弾性力が減衰していくと、外部導体103を挟
持する力が弱まってその接続が不確実になるという問題
があった。つまり、長期使用に対する信頼性が不十分で
あった。
【0010】また、図4のものでは、ナット71をコネ
クタ本体74に連結する工程だけで、金属被覆105と
外部導体103とに連結されるようになっており、図3
のものに比べて連結作業の手間と時間を省略できるよう
になっているものの、コネクタ本体74とナット71と
の間のネジ連結力でガスケットリング72を変形させる
ことで生じさせた弾性復帰力でもって外部導体103と
金属被覆105とを挟持固定する構造になっている。つ
まり、外部導体103や金属被覆105を固定する構造
は、図3のものにおいて外部導体103を固定する構造
と同様の構造となっている。そのため、ガスケットリン
グ72が経時変化を起こしてその弾性力が減衰していく
と、外部導体103や金属被覆105を挟持する力が弱
まってその固定や電気的接続が不確実になる、つまり、
長期使用に対する信頼性を十分に得られない、という問
題を抱えていた。
【0011】したがって、本発明においては、連結作業
に手間と時間とを掛けることなく、長期使用に対する信
頼性が得られる同軸ケーブルのコネクタの提供を目的と
している。
【0012】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明においては、外部導体の周囲に内部被
覆を介して金属被覆が設けられるとともに、金属被覆の
周囲に外部被覆が設けられ、かつ、コネクタ取り付け時
には、ケーブル端部から軸方向順に、外部導体露出部と
金属被覆露出部とが形成される同軸ケーブルに取り付け
られる同軸ケーブル用コネクタであって、同軸ケーブル
の外部被覆に外嵌される第1接続筒と、前記金属被覆露
出部に外嵌される第1クランプ筒と、前記外部導体露出
部に外嵌されるとともに、前記第1クランプ筒との間で
前記金属被覆を挟持する第2クランプ筒と、第1、第2
のクランプ筒を挟んだ状態で前記第1接続筒に連結され
るとともに、その内周側と前記第2クランプ筒との間で
外部導体を挟持する第2接続筒とを備え、かつ、前記第
1接続筒と前記外部被覆との間に第1環状密封部を設け
るとともに、前記第1接続筒と前記第2接続筒との間に
第2環状密封部を設けたことに特徴がある。
【0013】
【作用】第1接続筒に第2接続筒を連結すると、外部導
体は第2接続筒の内周側と第2クランプ筒とによって強
固に把持されて、このコネクタに連結されることにな
る。また、金属被覆は第2クランプ筒と第1クランプ筒
とによって強固に把持されて、このコネクタに連結され
ることになる。このとき、両接続筒の連結力により、直
接、第1クランプ筒と第2クランプ筒、並びに第2クラ
ンプ筒と第2接続筒の内周側とを互いに圧着させること
で、金属被覆や外部導体を接続固定するので、この接続
固定する力が経時変化により減衰することはほとんどな
い。
【0014】また、外部被覆と第1接続筒との間の隙間
は第1環状密封部によって密封されて、この隙間からコ
ネクタ内部に水等が侵入することはない。また、第1接
続筒と第1接続筒との間の隙間は第2環状密封部によっ
て密封されて、この隙間からコネクタ内に水等が侵入す
ることはない。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して詳
細に説明する。図1は本発明の一実施例の同軸ケーブル
用コネクタの構造を示す一部切欠側面図である。このコ
ネクタ1が取り付けられる同軸ケーブル100は、従来
例と同様、外部導体103の周囲に内部被覆104を介
して軟銅線編組(遮蔽効果用)や鉄線編組(機械的強度
補強用)からなる金属被覆105が設けられるととも
に、金属被覆105の周囲に外部被覆106が設けられ
て構成されている。
【0016】さらに、コネクタ取り付け時には、この同
軸ケーブル100に、次のような加工が施されるように
なっている。すなわち、ケーブル端部から軸方向順に、
外部導体露出部107と金属被覆露出部108とを形成
する。金属被覆露出部108は、外部被覆106をケー
ブル全周にわたって剥ぎ取ることで形成する。外部導体
露出部107は、外部被覆106、金属被覆105、お
よび内部被覆104をケーブル全周にわたって剥ぎ取る
ことで形成する。
【0017】コネクタ1はこのように加工された同軸ケ
ーブル100に取り付けられるものであって、ナット
(請求項における第1接続筒に相当する)2とコネクタ
本体(請求項における第2接続筒に相当)3と、第1,
第2のクランプ筒4,5とを備えている。
【0018】ナット2は導電材(例えばニッケルメッキ
を施した黄銅)の筒体からなっており、同軸ケーブル1
00の外部被覆106上に外嵌されている。ナット2の
外周には雄ネジ2aが形成されている。第1クランプ筒
4は金属被覆露出部108の外径と同等の内径と、金属
被覆露出部108の幅と同等の軸長とを備え、かつ一端
にフランジ4aを備えた導電性材料(例えば、銀メッキ
を施した黄銅)のリング体からなっており、フランジ4
aをナット2側にして金属被覆露出部108上に外嵌さ
れている。フランジ4aの外径はナット2の内径より若
干、大径になっている。
【0019】第2クランプ筒5は、外部導体露出部10
7の外径と同等の内径と、外部導体露出部107の幅よ
り若干短い軸長とを備え、かつ一端にフランジ5aを備
えた導電材(例えば、銀メッキを施した黄銅)のリング
体からなっており、フランジ5aと第1クランプ筒4と
の間で金属被覆105の端部を挟み込んだ状態で外部導
体露出部107上に外嵌されている。フランジ5aの外
径は第1クランプ筒4の内径より若干、大径になってい
る。外部導体露出部107のケーブル端部側には、さら
に導電材(例えば銀メッキを施した黄銅)の環状体から
なる当金6が外嵌されており、外部導体103の端部は
この当金6と第2クランプ筒5との間に挟み込まれてい
る。
【0020】コネクタ本体3は導電材(例えば、ニッケ
ルメッキを施した黄銅)の筒体からなっており、その一
端には、前記雄ネジ2aに対応した雌ネジ3aが形成さ
れている。そして、この雌ネジ3aを前記雄ネジ2aに
螺合させることにより、コネクタ本体3はナット2に連
結されている。第1クランプ筒4と第2クランプ筒5と
は、このように連結されたコネクタ本体3とナット2と
の間に収納されている。コネクタ本体3の内部には、当
金6の外径より若干小さい内径を備えた段部3bが全周
にわたって形成されており、コネクタ本体3がナット2
に連結されることにより、当金6はこの段部3bによっ
てナット2側に押されることになる。一方、第1クラン
プ筒4のフランジ4aはナット2の端部によってコネク
タ本体3側に押されることになる。そのため、金属被覆
105の端部は第1クランプ筒4と第2クランプ筒5と
によって強固に把持されてこのコネクタ1に連結されて
いる。また、外部導体103の端部は第2クランプ筒5
と当金6とに強固に把持されてこのコネクタ1に連結さ
れ、かつ電気的にもコネクタ本体3に接続されることに
なる。このとき、ナット2とコネクタ本体3との連結力
により、直接、第1クランプ筒4と第2クランプ筒5、
並びに第2クランプ筒5と当金6とを互いに圧着させる
ことで、金属被覆105や外部導体103をコネクタ1
に接続固定しているので、雄ネジ2aと雌ネジ3aとが
緩まない限り、金属被覆105や外部導体103を接続
固定する力が減衰することはない。
【0021】また、ナット2の内周面には全周にわたる
Oリング挿入溝2bが形成されており、さらには、ナッ
ト2の外周面にも全周にわたるOリング挿入溝2cが形
成されている。これらOリング挿入溝2b,2cには、
それぞれネオプレンゴム、シリコンゴムといったような
材質からなる第1Oリング7,第2Oリング8が収納さ
れている。したがって、外部被覆106とナット2との
間の隙間は第1Oリング7によって密封されて、この隙
間から水分等からコネクタ1内部に侵入しないようにな
っている。また、ナット2とコネクタ本体3との間の隙
間は第2Oリング8によって密封されてこの隙間からコ
ネクタ1内部に水分等が侵入しないようになっている。
【0022】コネクタ本体3の内部には、絶縁インシュ
レータ9A,9B,9Cを介して、導電材(例えば、銀
メッキを施した黄銅)の中心コンタクト10が支持固定
されており、内部導体101の先端はこの中心コンタク
ト10に連結されている。また、コネクタ本体3の先端
側には、導電材(例えば、ニッケルメッキを施した黄
銅)の外部コンタクト11が取り付けられている。外部
コンタクト11はコネクタ本体3と当金6とを介して外
部導体103に電気的に接続されている。さらには、コ
ネクタ本体3の先端側には、コネクタ本体3に対して回
転自在にカップリング12が取り付けられている。
【0023】次に上記構成のコネクタ1を同軸ケーブル
100に取り付ける作業工程を説明する。
【0024】図2(a)に示すように、同軸ケーブル1
00のケーブル端部の外部被覆106を所定幅だけ切除
して、金属被覆105の端部を露出させる。このとき、
金属被覆105を傷つけないようにする。さらに、露出
させた金属被覆105の端部の編組を解きほぐす。そし
て、解きほぐした金属被覆105の端部を内側にすぼめ
ておいて、同軸ケーブル100の端部にナット2と第1
クランプ筒4とを順に外嵌する。外嵌した第1クランプ
筒4のフランジ4aは外部被覆106の端部に当接させ
ておく。
【0025】図2(b)に示すように、金属被覆105
を第1クランプ筒4の外周側に折り返し、折り返した金
属被覆105の端部を切り揃える。このようにして、金
属被覆露出部108の形成と第1クランプ筒4の取り付
けを行う。
【0026】そして、ケーブル端部で露出している内部
被覆104を切除して、外部導体103の端部を露出さ
せる。このとき、外部導体103が傷つけないようにす
る。さらに、露出させた外部導体103の端部の編組を
解きほぐす。そして、解きほぐした外部導体103の端
部を内側にすぼめておいて、同軸ケーブルの端部に第2
クランプ筒5を外嵌する。外嵌した第2クランプ筒5の
フランジ5aは金属被覆105に当接させておく。
【0027】外部導体103を第2クランプ筒5の外周
側に折り返し、折り返した外部導体103の端部を切り
揃える。このようにして、外部導体露出部107の形成
と第2クランプ筒5の取り付けを行う。
【0028】そして、図2(c)に示すように、露出し
ている絶縁体102に当金6を外嵌して外部導体103
に当接させ、さらに、露出している絶縁体102を切除
して、内部導体101を所定寸法だけ露出させる。この
とき、内部導体101を傷つけないようにする。
【0029】さらに、露出している内部導体101の先
端に予備半田を形成したのち、この内部導体101先端
に中心コンタクト10を嵌着し、嵌着した中心コンタク
ト10に絶縁インシュレータ9Aを外嵌する。絶縁イン
シュレータ9Aは中心コンタクト10との間に隙間が空
かないように注意する。そして、中心コンタクト10に
設けた半田孔(図示省略)を介して中心コンタクト10
と内部導体101とを半田付けして両者を接続固定す
る。この半田付け作業は、その熱で絶縁インシュレータ
9Aを溶かさないように注意する。
【0030】中心コンタクト10を半田付けしたのち、
この中心コンタクト10に絶縁インシュレータ9Bを嵌
着する。そして、予めその内部に絶縁インシュレータ9
Cを取り付けておいたコネクタ本体3を同軸ケーブル1
00の端部に外嵌することで、絶縁インシュレータ9C
を中心コンタクト10に外嵌させ、これによって中心コ
ンタクト10をコネクタ本体3内で支持固定する。
【0031】そしてさらに、コネクタ本体3の雌ネジ3
aをナット2の雄ネジ2aに螺合させることで、コネク
タ本体3とナット2とを連結し、これによって、外部導
体103を当金6と第2クランプ筒5との間で把持し、
さらに、外部被覆106を第2クランプ筒5と第1クラ
ンプ筒4とで把持することで、コネクタ1を同軸ケーブ
ル100に連結して電気的に接続する。なお、コネクタ
本体3とナット2との螺合作業は、同軸ケーブル100
に捩れを発生させないために、ナット2を回転させるこ
とで行う。
【0032】同軸ケーブル100をコネクタ1を連結し
たのち、コネクタ1と同軸ケーブル100との間の隙間
は第1、第2のOリング7,8によって密封させるが、
さらに、密封精度を高めるために、ナット2とコネクタ
本体3とにわたって、自己融着テープと粘着テープ(い
ずれも図示省略)を順に巻回することで、湿気、水分等
の侵入をさらに防止する。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、両接続筒
の連結力により、直接、第1クランプ筒と第2クランプ
筒、並びに第2クランプ筒と第2接続筒の内周側とを互
いに圧着させることで、金属被覆や外部導体を接続固定
するので、この接続固定する力が経時変化により減衰す
ることはほとんどなくなった。そのため、時間ととも
に、外部導体を挟持する力が弱まってその接続が不確実
になるといったことがなくなり、長期使用に対する信頼
性が高まった。
【0034】また、第1接続筒と第2接続筒とを連結す
ることで、外部導体ならびに外部被覆を接続固定できる
ので、連結作業に手間と時間が掛かるといった不都合も
ない。
【0035】さらには、外部被覆と第1接続筒との間の
隙間や、第1接続筒と第1接続筒との間の隙間は第1,
第2の環状密封部によって密封されて、これらの隙間か
らコネクタ内部に水等が侵入することはなく、防水性能
も十分発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る同軸ケーブル用コネク
タの構造を示す一部切欠側面図である。
【図2】実施例の同軸ケーブル用コネクタの取り付け工
程をそれぞれ示す図である。
【図3】第1の従来例の同軸ケーブル用コネクタの構造
を示す断面図である。
【図4】第2の従来例の同軸ケーブル用コネクタの構造
を示す断面図である。
【符号の説明】
1 コネクタ 2 ナット 2a 雄ネジ 3 コネクタ本体 3a 雌ネジ 4 第1クランプ筒 5 第2クランプ筒 7 第1Oリング 8 第2Oリング 100 同軸ケーブル 103 外部導体 104 内部被覆 105 金属被覆 106 外部被覆 107 外部導体露出部 108 金属被覆露出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−217635(JP,A) 特開 平3−8282(JP,A) 特開 昭54−60491(JP,A) 実開 昭62−167381(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 24/02 H01R 13/52

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部導体の周囲に内部被覆を介して金属被
    覆が設けられるとともに、金属被覆の周囲に外部被覆が
    設けられ、かつ、コネクタ取り付け時には、ケーブル端
    部から軸方向順に、外部導体露出部と金属被覆露出部と
    が形成される同軸ケーブルに取り付けられる同軸ケーブ
    ル用コネクタであって、 同軸ケーブルの外部被覆に外嵌される第1接続筒と、 前記金属被覆露出部に外嵌される第1クランプ筒と、 前記外部導体露出部に外嵌されるとともに、前記第1ク
    ランプ筒との間で前記金属被覆を挟持する第2クランプ
    筒と、 第1、第2のクランプ筒を挟んだ状態で前記第1接続筒
    に連結されるとともに、その内周側と前記第2クランプ
    筒との間で外部導体を挟持する第2接続筒とを備え、 かつ、前記第1接続筒と前記外部被覆との間に第1環状
    密封部を設けるとともに、前記第1接続筒と前記第2接
    続筒との間に第2環状密封部を設けたことを特徴とする
    同軸ケーブル用コネクタ。
  2. 【請求項2】前記第1接続筒の連結端部の外周部に設け
    た雄ネジ部に、前記第2接続筒の連結端部の内周部に設
    けた雌ネジ部を螺合させることで、前記第2接続筒を前
    記第1接続筒に連結するともに、第1接続筒の外周面と
    第2接続筒の内周面との間に前記第2環状密封部を設け
    たことを特徴とする請求項1記載の同軸ケーブル用コネ
    クタ。
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