JPH023263Y2 - - Google Patents

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JPH023263Y2
JPH023263Y2 JP18381381U JP18381381U JPH023263Y2 JP H023263 Y2 JPH023263 Y2 JP H023263Y2 JP 18381381 U JP18381381 U JP 18381381U JP 18381381 U JP18381381 U JP 18381381U JP H023263 Y2 JPH023263 Y2 JP H023263Y2
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cable
shield
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conductive inner
connector
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JP18381381U
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【考案の詳細な説明】 この考案はケーブル用コネクタに関するもので
ある。
従来のコネクタは、第1図に示すように信号ケ
ーブル1側のコネクタ2と装置側のコネクタ3で
構成されており、コネクタ2側への信号ケーブル
1の信号線1aおよびシールド外被1bの接続
は、第2図のように行われるのが一般的である。
第1図に示すコネクタ2は、コネクタ金具4と
コネクタ金具5(第3図に単体を示す)により、
第2図に示す端子取付部材6を被覆したものであ
り、コネクタ2をコネクタ3に押し込み接続する
ことにより、第2図に示す信号線接続端子7…の
接触ばね部7a…が第1図のコネクタ3の信号線
接続端子8…の接触ばね部8a…に1対1に対応
してそれぞれ接触し、第2図に示すように信号線
1a…およびシールド外被1bをコネクタ3の信
号線接続端子8…に伝え、ここから装置の各部に
信号線が接続・配線され、シールド外被1bもコ
ネクタ3の信号線接続端子8から装置の金属筐体
部により線等のリード線で接続されるようにして
いる。
このほか、信号ケーブル1のシールド外被をコ
ネクタ2、コネクタ3の信号線接続端子7,8の
接触ばね部7a,8aを介さず、シールド外被1
bに接続したより線等のリード線でコネクタ2の
コネクタ金具4の外部に引き出し、直接装置の金
属筐体部分に接続するといつた構成例も知られて
いる。
いずれにしてもこのような構成では、信号ケー
ブル1のシールド外被1bはより線等のリード線
で装置の金属筐体に接続することになる。
ところが、信号ケーブル1にのつてくるノイズ
は高周波成分が多いので、信号ケーブルのシール
ド外被はアルミ箔や銅箔または編組シールドで形
成してその高周波インピーダンスをできるだけ小
さく抑えるようにしているが、前記のようにコネ
クタ部分で前記シールド外被1bをより線等のリ
ード線を介して装置の金属筐体に接続する構成で
は、表皮効果等によりこの部分の高周波インピー
ダンスが高くなる。
このため、信号ケーブル1をコネクタで装置に
接続して使用するさい、装置の金属筐体と信号ケ
ーブル間に高周波成分を持つたコモンモードノイ
ズが加わると、このより線等のリード線部分で大
きな電圧降下が発生し、金属筐体と信号ケーブル
1のシールド外被1bとの間に大きな電位差が生
じ、信号ケーブル1のシールド外被1bに囲まれ
た信号線1a…についても、浮遊容量による容量
結合で装置の金属筐体内の回路に対して大きな電
位差が発生して誤動作を起こす。
このような動作により、従来のコネクタではせ
つかくシールド外被付き信号ケーブルを使つてい
ても、コネクタ部でのシールド系の高周波インピ
ーダンスが高くなり充分なシールド効果を出すこ
とができなかつた。
これに対して、端子取付部材にケーブルの端部
を接続し、これらを外ケースで被覆する場合に、
外ケース内のケーブルの信号線とシールド外被と
の間に導電性内ケースを挿入し、外ケースを端子
取付部材のシエルに連結することにより、シール
ド外被を外ケースと導電性内ケースとの間に挟着
し、これによりケーブル外被が導電性内ケースに
導通し端子取付部材のシエルに導通させるように
した従来例があつた(たとえば特開昭46−231
号)。
しかし、この従来例は、ケーブルの絶縁被覆を
剥がしてシールド外被を拡げるとともに信号線と
シールド外被の間に導電性内ケースを挿入する作
業が必要となり、しかも信号線を端子取付部材に
接続する際に導電性内ケースを信号線に通してお
く必要から導電性内ケースが邪魔になつて信号線
の接続が容易でなくなるという欠点があつた。
したがつて、この考案の目的は、シールド外被
と導電性内ケースとの導通ができ、しかもケーブ
ルの接続作業が簡単なケーブル用コネクタを提供
することである。
この考案の一実施例を第4図および第5図に示
す。すなわち、このケーブル用コネクタは、複数
の信号線接続端子11…を固定した端子取付部材
12と、互に対向する一対の半円筒状シールド外
被挾着片13,13を有し前記端子取付部材12
を被覆する筒形の導電性内ケース14と、ケーブ
ル挿入穴15を底面部に有し前記導電性内ケース
14に外嵌する外ケース16とを備えたものであ
る。
前記端子取付部材12は、プラスチツクなどの
絶縁素材からなり、前記信号線接続端子11の接
続端子部11aが突出する上半部12aの平面概
形が台形をなす断面T字状とし、その下半部12
bに前記信号線接続端子11の接触ばね部11b
が露出するように各信号線接続端子11…を配列
している。
前記導電性内ケース14は、銅板などの導電性
金属素材からなり、前記端子取付部材12の上半
部12aの外形に合わせて断面台形の筒状として
いる。
前記一対のシールド外被挾着片13,13は、
前記導電性内ケース14の筒部14aの端縁より
延設し、それぞれに対向配設したねじ穴17…で
ねじ締めすることにより、そのシールド外被圧接
面13a,13aで信号ケーブル1の外周面に露
出処理したシールド外被1bを挾着固定するよう
にしており、このシールド外被挾着片13は筒部
14aの外面より少し内側に向け曲折加工して、
シールド外被1bの挾着が効果的に行えるように
している。
同じく、前記外ケース16は、前記導電性内ケ
ース14に外嵌しうる断面台形の筒状であり、そ
の底面部のケーブル挿入穴15には、このケーブ
ル挿入穴15に挿入される信号ケーブル1を挾着
保持する一対のケーブル固定金具18,18を周
設している。
このケーブル用コネクタへの信号ケーブル1の
接続は、次のようにして行う。
予め、外ケース16のケーブル挿入穴15に信
号ケーブル1の一端部を挿通し、しかる後信号ケ
ーブル1の各信号線1a…を、端子取付部材12
の上半部12aに突出する信号線接続端子11…
に半田付けする。
信号ケーブル1の端部に露出処理したシールド
外被1bが一対のシールド外被挾着片13,13
で挾まれるように、前記端子取付部材12に前記
導電性内ケース14を装着して被覆する。そし
て、前記一対のシールド外被挾着片13,13を
ねじ(図示せず)で締め付け、信号ケーブル1の
シールド外被1bにシールド外被挾着片13,1
3のシールド外被圧接面13a,13aを圧着す
る。
ついで、前記導電性内ケース14に前記外ケー
ス16を外嵌し、ケーブル挿入穴15に周設した
前記ケーブル固定金具18,18で信号ケーブル
1を挾着保持する。
そして、このケーブル用コネクタは、従来例で
示した装置の金属筐体に直接取り付けられる第1
図に示す筐体側コネクタ3に連結されるが、この
とき信号線接続端子11の接触ばね部11bと筐
体側コネクタ3の信号線接続端子8の接触ばね部
8aとが嵌合接触するとともに、導電性内ケース
14が筐体側コネクタ3の外周導電面3aに外嵌
して、前記シールド外被1bは前記導電性内ケー
ス14、筐体側コネクタ3の外周導電面3aを介
し金属筐体に接続される。なお、筐体側コネクタ
3の前記外周導電面3aと金属筐体との接続は、
筐体側コネクタ3の外周導電面3aより突出形成
した取付片9を金属筐体にねじ止めすることによ
り、この取付片9を介してその接続がはかられ
る。
このように構成したため、信号ケーブル1のシ
ールド外被1bを、信号線接続端子11を介する
ことなく導電性内ケース14を経て筐体側コネク
タの外周導電面より金属筐体に接続させることが
でき、シールド系の高周波インピーダンスの大幅
な低減化をはかることができる。
また、シールド外被1bは、全周にわたつて導
電性内ケース14のシールド外被挾着片13,1
3に圧着されるため、導電性内ケース14との間
の接触面積を大きくすることができ、高周波イン
ピーダンスの低減化を一層効果的に行うことがで
きる。
さらに、導電性内ケース14のシールド外被挾
着片13,13は、ねじによる締付作用によつて
信号ケーブル1のシールド外被1bへの接触を一
層良くすることができる。
このような高周波インピーダンスの低減化によ
り、信号ケーブル1に前述のようなコモンモード
ノイズがのつても信号ケーブル1のシールド外被
1bは低いインピーダンスで金属筐体に接続さ
れ、シールド外被1bと金属筐体間には大きな電
位差が発生せず、信号線へのノイズの影響をなく
すことができる。また、従来例のように導電性内
ケース14をケーブル1の信号線1aとシールド
外被1bとの間に挿入する必要がないので、シー
ルド外被1bを拡げて導電性内ケース14を挿入
する作業が不要になるとともに、信号線1aを信
号線接続端子11に接続した後導電性内ケース1
4をケーブル1に通せばよいので、信号線1aの
接続時に導電性内ケース14が邪魔になることが
なく作業が簡単になる。さらに、導電性内ケース
14のシールド外被挾着片13,13はねじによ
り締付けるようにしているので、確実に締めつけ
ることができ、緩みが生じ難く、シールド外被1
bとの接触が確実に得られるとともに、ケーブル
用コネクタの外形を自由な形状に設定できる。
以上のように、この考案のケーブル用コネクタ
は、複数の信号線接続端子を固定した端子取付部
材と、互に対向する一対の半円筒状シールド外被
挾着片を有し前記端子取付部材を被覆する筒形の
導電性内ケースと、前記一対のシールド外被挾着
片をこれらシールド外被挾着片の両側部に設けた
孔間にわたつて挿通されて互いに締付けるねじ
と、ケーブル挿入穴を底面部に有し前記導電性内
ケースに外嵌する外ケースとを備えたものである
ため、シールド系の高周波インピーダンスを低減
化でき、信号ケーブルのシールド効果を向上させ
信号ケーブルの耐ノイズを高めることができる。
特に、導電性内ケースのシールド外被挟着片間に
シールド外被を挾み込むので、従来例のように導
電性内ケースをケーブルの信号線とシールド外被
との間に挿入する必要がないので、シールド外被
を拡げて導電性内ケースを挿入する作業が不要に
なるとともに、信号線を信号線接続端子に接続し
た後導電性内ケースをケーブルに通せばよいの
で、信号線の接続時に導電性内ケースが邪魔にな
ることがなく作業が簡単になる。さらに、一対の
シールド外被挟着片をその両側でねじにより締め
つけるので、確実に締めつけることができて緩み
が生じ難く、シールド外被との接触が確実に得ら
れるという効果がある。という効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のコネクタ装置の分離状態を示す
斜視図、第2図はその信号ケーブルとの接続状態
を示す部分斜視図、第3図はその部分斜視図、第
4図はこの考案の一実施例を示す分解斜視図、第
5図はその縦断面図である。 11……信号線接続端子、11a……接続端子
部、11b……接触ばね部、12……端子取付部
材、13……シールド外被挾着片、13a……シ
ールド外被圧接面、14……導電性内ケース、1
5……ケーブル挿入穴、16……外ケース、17
……ねじ穴、18……ケース固定金具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数の信号線接続端子を固定した端子取付部材
    と、互に対向する一対の半円筒状シールド外被挾
    着片を有し前記端子取付部材を被覆する筒形の導
    電性内ケースと、前記一対のシールド外被挾着片
    をこれらシールド外被挾着片の両側部に設けられ
    た孔間にわたつて挿通されて互いに締付けるねじ
    と、ケーブル挿入穴を底面部に有し前記導電性内
    ケースに外嵌する外ケースとを備えたケーブル用
    コネクタ。
JP18381381U 1981-12-08 1981-12-08 ケ−ブル用コネクタ Granted JPS5887278U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18381381U JPS5887278U (ja) 1981-12-08 1981-12-08 ケ−ブル用コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18381381U JPS5887278U (ja) 1981-12-08 1981-12-08 ケ−ブル用コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5887278U JPS5887278U (ja) 1983-06-13
JPH023263Y2 true JPH023263Y2 (ja) 1990-01-25

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ID=29983414

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JP18381381U Granted JPS5887278U (ja) 1981-12-08 1981-12-08 ケ−ブル用コネクタ

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4157819B2 (ja) * 2003-09-19 2008-10-01 株式会社オーディオテクニカ マイクロホンの出力コネクタ
JP6610295B2 (ja) * 2016-01-28 2019-11-27 山一電機株式会社 高速信号伝送用コネクタ、および、レセプタクル

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Publication number Publication date
JPS5887278U (ja) 1983-06-13

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