JP3313479B2 - コネクタ付ケーブル - Google Patents

コネクタ付ケーブル

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JP3313479B2 JP25726993A JP25726993A JP3313479B2 JP 3313479 B2 JP3313479 B2 JP 3313479B2 JP 25726993 A JP25726993 A JP 25726993A JP 25726993 A JP25726993 A JP 25726993A JP 3313479 B2 JP3313479 B2 JP 3313479B2
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  • Multi-Conductor Connections (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コネクタ体にシールド
編組部を有するケーブルが接続されたコネクタ付ケーブ
ルに関する。
【0002】近年、電子機器間を接続するコネクタケー
ブルは、ノイズ発生を抑制させるための編組部分を有し
ているものが使用されている。この場合、シールド編組
部部分を金属性のコネクタや接続を行う金属筐体に接触
させているが、コネクタケーブル入力部分での電磁波シ
ールドが不十分であり完全な電磁気シールドが望まれて
いる。
【0003】
【従来の技術】図6に、従来のコネクタ付ケーブルの構
成図を示す。図6(A)は入力部分の概略側部断面図、
図6(B)は入力部分の後方断面図、図6(C)は入力
部分の前方断面図である。
【0004】図6(A)〜(C)において、ケーブル1
1は、中心部分より所定数の線材12から絶縁部材13
を介してその周囲にシールド編組部14が形成される。
そして、シールド編組部14上には被覆部15が形成さ
れる。このケーブル11は、線材12が所定長表出され
ると共に、シールド編組部14が所定長表出される。一
方、コネクタ体16は、導電金属部材により形成され、
一端が接続される機器の金属筐体17のコネクタに接続
する嵌合形状であり、他端がケーブル11を通す入力部
分の穴16a が形成されている。そこで、穴16a 部分
に被覆部15の部分までケーブル11を通し、シールド
編組部14の部分を導電部材の締付金具18によりコネ
クタ体16に取り付ける。このような入力部処理がケー
ブル11の他端においても施されてコネクタ付ケーブル
20が構成される。
【0005】このコネクタ付ケーブル20は、接続する
機器の接地されている金属筐体17のコネクタに嵌合し
て取り付けられ、線材12のそれぞれが配線基板(図示
せず)上のコネクタ端子に接続される。この場合、コネ
クタ体16は金属筐体17に密着した状態とされる。
【0006】このようなコネクタ付ケーブル20が機器
に接続され、線材12に信号電流が流れて電磁波ノイズ
が発生した場合、一般的にはシールド編組部14より締
付金具18、コネクタ体16を介して接地された金属筐
体17に流れてシールドが行われるものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のように
ケーブル11のシールド編組部14は、その一部がコネ
クタ体16に接触しており、他の部分は締付金具18を
介在させてコネクタ体16に接触されていることから、
線材12に発生した電磁波ノイズの総てがコネクタ体1
6に流れず、一部がコネクタ体16の穴16a における
ケーブル11の被覆部15の隙間から漏洩電磁波ノイズ
となってコネクタ体11の外部に漏洩する(図6
(A))。これにより、他機器に電磁波ノイズの影響を
与える原因になるという問題がある。
【0008】そこで、本発明は上記課題に鑑みなされた
もので、発生した電磁波ノイズの漏洩を効率的に抑制す
るコネクタ付ケーブルを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】図1に、本発明の原理構
成図を示す。図1において、コネクタ付ケーブル21
は、複数の線材23が内包された絶縁部材24の表面に
シールド編組部25が形成され、前記シールド編組部2
5の表面上に被覆部26が形成されたケーブル22と、
前記ケーブル22の端部に設けられ、接続される機器2
7の接地された導電性筐体27a と密着して前記線材2
3を前記機器27内の端子に接続させるためのものであ
って、導電性部材で形成されたコネクタ28体と、前記
コネクタ体28の前記ケーブル22の導入部分に、前記
ケーブル22の前記被覆部26が除去されて表出した前
記シールド編組部25を全周で前記コネクタ体28に接
触させるために介在される導電性の導電伝達部材29
と、で構成される。この場合、前記コネクタ体28と前
記導電伝達部材29とが一体に形成される。
【0010】
【作用】図1に示すように、コネクタ体28のケーブル
導入部分で、コネクタ体28とケーブル22のシールド
編組部25の全周とが導電伝達部材29を介在させて接
触されており、隙間が形成されない。
【0011】従って、線材23に流れる信号電流により
発生する電磁波ノイズが、コネクタ付28のケーブル導
入部分に隙間がなく、かつシールド編組部25が全周に
亘ってコネクタ体28に接触されていることから、導電
性筐体27a に伝導されることになり、漏洩電磁波ノイ
ズの発生を効率的に抑制することが可能となるものであ
る。
【0012】
【実施例】図2に本発明の第1実施例の構成図を示す。
図2(A)は全体断面構成図、図2(B)はコネクタ接
続部分の断面構成図である。
【0013】図2(A)は、コネクタ付ケーブル21を
示したもので、使用されるケーブル22は、複数の線材
23が絶縁部材24に内包されており、絶縁部材24の
表面にシールド編組部25が形成される。そして、シー
ルド編組部25の表面上に絶縁材の被覆部26が形成さ
れる。
【0014】このケーブル22は、その両端で複数の線
材23が導出されており、ケーブル22の両端より所定
長さで被覆部26が除去されてシールド編組部25が表
出される。
【0015】ケーブル22の両端には導電部材(例えば
ステンレス)で形成された雄側のコネクタ体28が設け
られる。このコネクタ体28は、機器に接続される側に
は線材23の数に対応する雄側の端子28a が配置され
ており、この端子28a にそれぞれ線材23が接続され
る。
【0016】また、コネクタ体28のケーブル22の導
入部分には円筒形状の導電伝達部材29が該コネクタ2
8と同材質で一体に形成され、ケーブル22の表出した
シールド編組部25の全周で密着される。
【0017】一方、コネクタ付ケーブル21が接続され
る電子機器27は、導電性筐体27 a で形成されて接地
されており、配線基板30が内設されてコネクタ接続部
分に雌側のコネクタ31が設けられている。このコネク
タ31は雌側の端子31a が配置されており、導電性筐
体27a の開口部27b より表出する。
【0018】この開口部27b より表出するコネクタ3
1にコネクタ付ケーブル21のコネクタ体28が嵌合
し、互いのそれぞれの端子28a ,31b が嵌合して接
続される。この場合、コネクタ付28は導電性筐体27
a に密着状態となり、完全に電気的接続状態となる。
【0019】このように、電子機器27に接続されたコ
ネクタ付ケーブル21において、線材23に流れる信号
電流により電磁波ノイズが発生した場合、コネクタ体2
8とケーブル22間では一体に形成された導電伝達部材
29により隙間が形成されないことから、当該電磁波ノ
イズの総てがシールド編組部25、導電伝達部材29、
及びコネクタ体28を介して導電性筐体27a が伝導
し、接地されることになる。すなわち、コネクタ体28
のケーブル導入部分からの漏洩電磁波ノイズの発生を抑
制することができるものである。
【0020】次に、図3に、本発明の第2実施例の構成
図を示す。図中、第1実施例(図2)と同一構成部分に
は同一符号を付して説明を省略する。
【0021】また、図3(A)において、円筒形状に導
電部材(例えば、導電金属、導電性樹脂、又は導電性ゴ
ム等)で導電補助部材32a が用意される。この導電補
助部材32a は、外部形状及び内部形状が後述する導電
伝達部材29a の内部形状に嵌合する大きさで形成さ
れ、この導電補助部材32a にケーブル22の表出した
シールド編組部25が全周で嵌合密着される(図3
(B))。
【0022】一方、図3(B),(C)に示すように、
コネクタ体28は上部体28a と下部体28b で構成さ
れ、下部体28b のケーブル導入部分に円筒形状の導電
伝達部材29a が同材質で一体に形成される。この導電
伝達部材29a は、少なくとも内部形状(外部形状と共
にでもよい)がコネクタ体28の内部方向に先細の形状
であり、上述の導電補助部材32a が嵌合密着する。
【0023】なお、このようなコネクタ付ケーブル21
の電子機器への接続は図2と同様である。
【0024】このように第2実施例では、導電補助部材
32a を介在させてケーブル22のシールド編組部25
の全周をコネクタ体に接触させるもので、コネクタ体2
8のケーブル導入部分での隙間がなく、漏洩ノイズの放
射を抑制することができるものである。
【0025】次に、図4に、本発明の第3実施例の構成
図を示す。図中、図2及び図3と同一構成部分には同一
符号を付して説明を省略する。図4において、円筒形の
導電伝達部材29b がコネクタ体28のケーブル導入部
分に同材質で一体に形成される。また、導電補助部材3
b は内部形状のみがテーパ状に形成される。そして、
導電伝達部材29b と導電補助部材32b とを螺合させ
るために、該導電伝達部材29b の内面に雌ねじ33a
が刻設され、該導電補助部材32b の外面に雄ねじ33
b が刻設される。
【0026】すなわち、導電伝達部材29b に導電補助
部材32b を螺合させ、該導電補助部材32b 内にケー
ブル22のシールド編組部25を嵌合密着させるもので
ある。これによってもコネクタ体28のケーブル導入部
分からの漏洩ノイズの発生を抑制することができるもの
である。
【0027】なお、このようなコネクタ付ケーブル21
の電子機器への接続は図2と同様である。
【0028】次に図5に、本発明の第4実施例の構成図
を示す。図中、図2及び図3と同一構成部分には同一符
号を付して説明を省略する。図5(A),(B)におい
て、コネクタ体28が上部体28a と下部体28b とに
より構成され、各ケーブル導入部分(半円状切欠き)に
導電弾性部材である導電性ゴムにより形成した導電伝達
部材29c1,29c2を設けたものである。
【0029】この導電伝達部材29c1,29c2によりケ
ーブル22のシールド編組部26を締め付けて密着固定
することで、シールド編組部25の全周で該導電伝達部
材29C1,29c2を介してコネクタ体28に接触された
状態としたものである。なお、このようなコネクタ付ケ
ーブル21の電子機器への接続は図2と同様である。こ
れにより、コネクタ体28のケーブル導入部分からの漏
洩ノイズの発生を抑制させることができるものである。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、導電性の
コネクタ体のケーブル導入部分で該コネクタ体とケーブ
ルのシールド編組部の全周とを導電性の導電伝達部材を
介在させて接触させることにより、発生した電磁波ノイ
ズのケーブル導入部分からの漏洩を効率的に抑制するこ
とができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明の第1実施例の構成図である。
【図3】本発明の第2実施例の構成図である。
【図4】本発明の第3実施例の構成図である。
【図5】本発明の第4実施例の構成図である。
【図6】従来のコネクタ付ケーブルの構成図である。
【符号の説明】
21 コネクタ付ケーブル 22 ケーブル 23 線材 24 絶縁部材 25 シールド編組部 26 被覆部 27 機器 27a 導電性筐体 28 コネクタ体 28a ,31a 端子 29,29a 〜29c 導電伝達部材 30 配線基板 31 コネクタ 32a ,32b 導電補助部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/648 - 13/658 H01B 11/08 H01R 9/05

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の線材が内包された絶縁部材の表面
    シールド編組部が形成され、前記シールド編組部の表
    面上に被覆部が形成されたケーブルと、 前記ケーブルの端部に設けられ、接続される機器の接地
    された導電性筐体と密着して前記線材を前記機器内の端
    子に接続させるためのものであって、導電性部材で形成
    されたコネクタ体と、 前記コネクタ体の前記ケーブルの導入部分に、前記ケー
    ブルの前記被覆部が除去されて表出した前記シールド編
    組部を全周で前記コネクタ体に接触させるために介在さ
    れる導電性の導電伝達部材と、 を有し、 前記コネクタ体の前記ケーブルを導入する部分と、前記
    導電伝達部材とを一体に形成し、 前記導電伝達部材と前記シールド編組部との間に、テー
    パ形状の導電補助部材を介在させ、 前記導電伝達部材の内部形状が前記コネクタ体の内部方
    向に先細のテーパ形状に形成されると共に、前記導電補
    助部材の外部形状が前記導電伝達部材の内部形状に嵌合
    密着するテーパ形状に形成される ことを特徴とするコネ
    クタ付ケーブル。
  2. 【請求項2】 前記導電補助部材は、導電弾性部材で形
    成されることを特徴とする請求項1記載のコネクタ付ケ
    ーブル。
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