JPH1021997A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JPH1021997A
JPH1021997A JP9078005A JP7800597A JPH1021997A JP H1021997 A JPH1021997 A JP H1021997A JP 9078005 A JP9078005 A JP 9078005A JP 7800597 A JP7800597 A JP 7800597A JP H1021997 A JPH1021997 A JP H1021997A
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JP
Japan
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casing
plate member
capacitor
connector
receptacle
Prior art date
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Pending
Application number
JP9078005A
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English (en)
Inventor
Shigeto Harada
茂人 原田
Toru Tanaka
徹 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nagano Keiki Seisakusho KK
Original Assignee
Nagano Keiki Seisakusho KK
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Publication date
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スペースを取らずに耐ノイズ特性を向上させ
ることができるコネクタを提供すること。 【解決手段】 コネクタを構成するプラグ12およびレ
セプタクルのうち、少なくともいずれか一方のコンタク
ト19に貫通型のコンデンサ21を貫挿させ、コンタク
ト19に乗ったノイズをカットする。この際、コンデン
サ21の外周とケーシング13とをプレート部材22を
介して導通させることで、コネクタ内がより確実に遮蔽
され、耐ノイズ特性がより一層向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コネクタに係り、
例えば計測機器や電気通信機器、およびこれらの機器に
接続されるケーブル等のコネクタに関する。
【0002】
【背景技術】従来より、計測機器等の電子機器におい
て、電磁妨害によるノイズを防止する技術的な手法とし
ては、機器内部で防止効果を得る手段と、機器内部と外
部との境界部分、すなわち機器の外被部を形成している
ハウジングで防止効果を得る手段とに大別することがで
きる。機器内部での手法としては、回路基板や内部配線
にノイズ対策を施すことが行われており、具体的には、
信号伝達用または電源供給用ラインに電磁フィルタとし
て貫通型のコンデンサを設置することが行われている。
一方、境界部分での手法としては、導電性を有するハウ
ジングによって回路基板や内部配線を隙間なく覆うこと
が行われており、このようなハウジングとしては、例え
ば金属材料や導電性塗料を塗布して形成されるものがあ
る。
【0003】ところで、機器にはインターフェイスケー
ブル等の信号ケーブルや電源ケーブル等が接続される
が、これらのケーブルに対しては、碍子材等を用いてフ
ィルタリングシールドが施される場合が多い。また、特
に信号ケーブルと機器との接続の際に用いられるコネク
タにおいては、外被部分が導電性材料で形成されること
により、前述したハウジングと同様なノイズ対策が施さ
れる。
【0004】図16には、ノイズ対策が施された計測機
器である圧力センサ50および従来のコネクタ60が示
されている。圧力センサ50の導電性のハウジング52
内に設けられた信号伝送用の回路53は、信号線54を
介して、コネクタ60の一方を構成するレセプタクル6
1のコンタクト63に接続されている。信号線54には
金属チューブ55を介して貫通型のコンデンサ56が貫
挿され、このコンデンサ56の外周面は導電性のシール
ドプレート57およびビスを介してハウジング52にア
ースされている。これにより、圧力センサ50内のノイ
ズ対策が行われている。一方、コネクタ60の他方を構
成するプラグ62は、コンタクト66を介してレセプタ
クル61と電気的に接続されるとともに、このコンタク
ト66にはインターフェイスケーブル70が接続されて
いる。この際、コネクタ60を構成するレセプタクル6
1とプラグ62との外被部分は各々導通している。これ
により、圧力センサ50とインターフェイスケーブル7
0との境界部におけるノイズ対策が行われている。な
お、図16中の符号64,65はコンタクト66を挟持
している絶縁部材である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、コネク
タ60の内部は導電性を有する外被部分で覆われている
ものの、ケーブルが保持される部分が開口となってい
る。このため、この開口がケーブルで塞がれているとし
ても、コネクタ60のシールドは完全とはいえず、コン
タクト63,66にノイズが乗るという可能性があっ
た。また、コンデンサ56を信号線54に取り付ける
と、コンデンサ56の設置空間を確保するためにハウジ
ング52を大きく形成しなければならず、機器全体のの
形状が大きくなるという問題があった。
【0006】本発明の目的は、大きなスペースを取るこ
となく耐ノイズ特性を向上させることができるコネクタ
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のコネクタは、互
いに嵌合するプラグとレセプタクルとを有するコネクタ
であって、プラグおよびレセプタクルのうちの少なくと
もいずれか一方のコンタクトに、貫通型のコンデンサを
前記コンタクトを軸として貫挿することを特徴とするも
のである。このような本発明においては、コンデンサを
コネクタ内のコンタクトに貫挿するため、コンタクトに
乗ったノイズが有効にカットされ、コネクタの耐ノイズ
特性が向上する。さらに、コンデンサをコンタクトに直
接装着するので、コンデンサをコンタクトの周囲のわず
かなスペースで取り付けることができる。
【0008】また、本発明のコネクタでは、プラグおよ
びレセプタクルに導電性を有するケーシングを設けると
ともに、コンデンサとこのコンデンサが設けられる側の
ケーシングとを導電性を有するプレート部材を介して接
続することが望ましい。このような場合には、ケーシン
グとプレート部材とでコネクタの内部がより確実にシー
ルドされるため、コネクタとしての耐ノイズ特性がより
一層向上する。
【0009】そして、本発明のコネクタにおいては、互
いに接続されるプレート部材およびケーシングに近接対
向し合う対向面を形成し、これらプレート部材およびケ
ーシングのうちのいずれか一方の対向面に他方の対向面
側に突出する突部を設け、この突部を介してプレート部
材をケーシングに圧入してもよい。このような場合に
は、突部が他方の対向面に食い込むように接触するた
め、プレート部材をケーシングに圧入するだけで、それ
らプレート部材およびケーシング間が簡単かつ確実に導
通するようになる。
【0010】この際、突部をプレート部材に設けるとと
もに、このプレート部材を金属板により形成することが
望ましく、このような場合には、プレート部材がプレス
加工により効率よく安価に製作されるようになる。
【0011】また、本発明のコネクタにおいては、コン
デンサをレセプタクルのコンタクトにそのケーシングの
外側で貫挿し、このレセプタクルのケーシングの外側
に、コンデンサとケーシングとを導通させるプレート部
材を嵌合させてもよい。このようにすると、ケーシング
の構造やレセプタクルの構造を変更することなくコンデ
ンサおよびプレート部材を装着できるから、既存のコネ
クタに対しても簡単に耐ノイズ特性を付与できる。
【0012】この場合、プレート部材にレセプタクルの
ケーシングを外側から挟持する爪部を設け、この爪部を
介してケーシングとコンデンサとを導通するようにして
もよい。或いは、プレート部材にレセプタクルのケーシ
ング側に突出する突部を設け、この突部を介してケーシ
ングとコンデンサとを導通するようにしてもよい。この
ようにすれば、爪部或いは突部を介してプレート部材を
ケーシングに対して確実に固定できるうえに、爪部或い
は突部を介してコンデンサとケーシングとを確実に導通
させることができる。
【0013】一方、本発明は、導電性を有するハウジン
グに挿嵌されたレセプタクルと、このレセプタクルに嵌
合するプラグとを有するコネクタであって、レセプタク
ルに設けられた導電性を有するケーシングと、このケー
シングの外側においてレセプタクルのコンタクトに貫挿
された貫通型のコンデンサと、ケーシングの外側に嵌合
されかつコンデンサとハウジングとを導通させる導電性
を有するプレート部材とを備えたことを特徴とする。
【0014】本発明では、コンデンサをレセプタクルの
コンタクトに貫挿するため、コンタクトに乗ったノイズ
が有効にカットされ、コネクタの耐ノイズ特性が向上す
るうえに、コンデンサはコンタクトの周囲のわずかなス
ペースで取り付けることができる。また、ケーシングと
プレート部材とでレセプタクルの内部がシールドされる
ため、コネクタとしての耐ノイズ特性が向上する。さら
に、コンデンサおよびプレート部材はケーシングの外側
で取り付けられるので、ケーシングの構造やレセプタク
ルの構造を変更することなくコンデンサおよびプレート
部材を装着できるから、既存のコネクタに対して簡単に
耐ノイズ特性を付与できる。
【0015】本発明のコネクタにおいては、プレート部
材にハウジングに圧接される爪部を設け、この爪部を介
してハウジングとコンデンサとを導通させてもよい。或
いは、プレート部材にハウジングに圧接される突部を設
け、この突部を介してハウジングとコンデンサとを導通
させてもよい。このようにすれば、爪部或いは突部を介
してプレート部材をハウジングに対して確実に固定でき
るうえに、爪部或いは突部を介してコンデンサとハウジ
ングとを確実に導通させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態を図
面に基づいて説明する。 〔第1の実施形態〕図1は第1の実施の形態に係るコネ
クタ10を示す断面図、図2はコネクタ10の要部を示
す断面図、図3は分解図である。図1において、コネク
タ10は、圧力センサ30に設けられたレセプタクル1
1とインターフェイスケーブル40に設けられたプラグ
12とから構成されている。レセプタクル11は導電性
のケーシング13を備え、ケーシング13は圧力センサ
30の出力部31に設けられた導電性のハウジング32
にビス32Aで取り付けられ、ケーシング13内のコン
タクト14と回路33とは信号線34によって結線され
ている。ただし、信号線34には従来のようなコンデン
サは設けられていない。一方、プラグ12は、レセプタ
クル11のケーシング13内に嵌合される別のケーシン
グ15と、ケーシング15の外側に回転自在に設けられ
てレセプタクル11のネジ部に螺合される接続ナット1
6と、ケーシング15に螺合されかつインターフェイス
ケーブル40のケーブル本体41が挿入されたリアシェ
ル17と、リアシェル17のネジ部に螺合されることで
ケーブル本体41を締付保持する締付ナット18とから
構成されており、各部材が導電性を有している。
【0017】図2および図3において、ケーシング15
の内部には、プラグ側のコンタクトと嵌合するコンタク
ト19と、コンタクト19をケーブル側(図2、図3中
の左側)から押さえる合成樹脂製の絶縁部材20と、コ
ンタクト19に貫通されて設けられた貫通型のコンデン
サ21と、コンデンサ21の凸部が係合される開口22
Aを備えかつ深皿状に形成された金属板からなるプレー
ト部材22とが配置されている。コンタクト19には、
例えばEリングにより形成、あるいは削り出し加工によ
り一体形成されたフランジ19Aが設けらている。ま
た、プレート部材22はケーシング15の内周面に設け
られた係止部15Aに係止されているとともに、ケーシ
ング15のケーブル側の端縁13Bはカーリング加工が
施され、これにより、絶縁部材20およびプレート部材
22がケーシング15内に固定されている。従って、フ
ランジ19Aが絶縁部材20とコンデンサ21を介して
設けられたプレート部材とによって挟持され、コンタク
ト19の抜けが防止されるようになっている。そして、
コンタクト19はコンデンサ21の内周面と導通し、コ
ンデンサ21の外周面は必要に応じて半田付け等されて
プレート部材22と導通している。また、プレート部材
22にはケーシング15の内周面と対向する対向面であ
る周面部22Bが形成され、この周面部22Bには、図
4に示すように、径方向の外側に突出した突部22Cが
均等間隔で三箇所に設けられている。すなわち、この突
部22Cがケーシング15の内周面と確実に接触するこ
とにより、プレート部材22とケーシング15とが導通
し、かつプレート部材22がケーシング15内に圧入嵌
合されるようになっている。
【0018】このようなコネクタ10は、外被部分を形
成している各部材が全て導電性を有しているため、従来
と同様に、レセプタクル11がビス32Aを介して圧力
センサ30のハウジング32と導通することで、外被部
分全体がハウジング32と導通し、圧力センサ30側の
アースラインに電気的に接続されるようになっている。
また、プラグ12側に設けられたコンデンサ21の外周
面もプレート部材22を介してケーシング15と導通し
ているため、電気的にはアースラインに接続されること
になる。
【0019】以下に、コネクタ10の、特にケーシング
15部分の組み立て手順を図3に基づいて説明する。先
ず、プレス加工等によって成形されたプレート部材22
にコンデンサ21を貫挿させ、コンデンサ21の外周面
とプレート部材22とを必要に応じて半田付けして導通
させる。この後、コンデンサ21にコンタクト19を嵌
合させるとともに、必要に応じて半田付けしてコンタク
ト19とコンデンサ21の内周面とを導通させる。次い
で、絶縁部材20をコンタクト19が貫通するするよう
に取り付ける。そして、これらコンタクト19、絶縁部
材20、コンデンサ21、およびプレート部材22を一
体としてケーシング15に圧入し、プレート部材22を
その突部22Cでケーシング15に導通させる。最後
に、ケーシング15の端縁13Bにカーリング加工を施
して内部に配置される部材を固定する。なお、以上にお
いて、プレート部材22をケーシング15内に圧入した
後、コンデンサ21にコンタクト19を嵌合させ、次ぎ
に、絶縁部材20を取り付けてもよい。
【0020】このような本実施の形態によれば、以下の
ような効果がある。すなわち、コネクタ10のプラグ1
2内では、コンタクト19にコンデンサ21が貫挿され
ているため、コンタクト19に乗ったノイズを有効にカ
ットでき、コネクタ10の耐ノイズ特性を向上させるこ
とができる。さらに、コンデンサ21をプラグ12のコ
ンタクト19に直接装着するので、コンデンサ21をコ
ンタクト19の周囲のわずかなスペースで取り付けるこ
とができる。従って、コンデンサを信号線に装着した従
来の構造よりもハウジング32の形状を小さくできるか
ら、圧力センサ30全体を小型化できる。そして、コン
デンサ21がプレート部材22を介してケーシング15
と導通しているため、コンデンサ21から圧力センサ3
0側の部分がプレート部材22およびケーシング15で
より確実にシールドされる。このため、コネクタ10の
耐ノイズ特性をより一層向上させることができる。
【0021】また、プレート部材22の周面部22Bに
はケーシング15の内周面側に突出した突部22Cが設
けられているから、プレート部材22をケーシング15
内に圧入するだけで、この突部22Cが内周面に食い込
むうに接触するため、ケーシング15とプレート部材2
2とを簡単かつ確実に導通させることができる。そし
て、このプレート部材22は金属板から形成されている
ため、プレスによる打ち抜き加工やしぼり加工によって
効率よく安価に製作することができる。
【0022】また、ノイズ対策のためのコンデンサ21
がコネクタ10側に設けられているため、圧力センサ3
0内に同様なコンデンサを設ける必要がない。このた
め、圧力センサ30内の構造が簡略化され、また、コン
デンサを設けるためのスペースが不要になるから、圧力
センサ30を小型化することができる。さらに、圧力セ
ンサ30の構造が簡略化されることにより、圧力センサ
30の組立作業を容易に行うことができ、製造コストを
削減することができる。この際、コンデンサ21やプレ
ート部材22は、従来の絶縁部材が設けられる部分に収
容されているため、コネクタ10の大型化を防ぐことが
できる。
【0023】〔第2の実施形態〕図5および図6は、本
発明の第2の実施形態を示すものであり、本実施の形態
では、貫通型のコンデンサ21がコネクタを構成するレ
セプタクル11に設けられている。なお、前述した実施
の形態と同じ部材には同一符号を付し、それら同じ部材
の説明を簡略化または省略する。図5、図6において、
レセプタクル11のケーシング13内には、係止部13
Aに係止される略つば付円柱状に形成された合成樹脂製
の絶縁部材23と、この絶縁部材23の端部に係合する
プレート部材22と、コンデンサ21と、コンタクト1
4と、このコンタクト14を押さえるもう一つの絶縁部
材24とが配置されている。また、ケーシング13の端
縁がプラグ側と同様にカーリング加工されることで、各
部材が固定されるようになっている。このレセプタクル
11でも、第1の実施の形態と同様に、コンタクト14
とコンデンサ21の内周面とが導通し、コンデンサ21
の外周面と圧力センサのアースラインとがプレート部材
22、ケーシング13、および図示しないハウジングを
介して導通している。このような本実施の形態でも、前
述した効果と同様な効果が得られる。
【0024】〔第3の実施形態〕図7および図8は、本
発明の第3の実施形態を示すものであり、本実施の形態
では、前記第2の実施形態と同様に貫通型のコンデンサ
21がレセプタクル11に設けられている。なお、前述
した第1および第2の実施の形態と同じ部材には同一符
号を付し、それら同じ部材の説明を簡略化または省略す
る。本実施形態のコンデンサ21は、レセプタクル11
のコンタクト14の回路33(図1参照)側の端部、つ
まり、コンタクト14のケーシング13から突出した部
分にケーシング13の外側で貫挿されている。このコン
デンサ21の凸部は金属板からなるプレート部材71の
開口71Aに貫挿されて電気的に接続されている。
【0025】本実施形態のプレート部材71はケーシン
グ13の端部に外側から嵌合され、このプレート部材7
1を介してコンデンサ21とケーシング13とが導通し
ている。プレート部材71は、深皿状に形成されたプレ
ート部材本体72と、このプレート部材72本体の開口
端から等間隔でプラグ12(図1参照)側に突出しかつ
ケーシング13を外側から挟持する三つの爪部73とを
有して構成されている。これらの爪部73は、径方向の
内側に湾曲した形状を有し、弾性変形してケーシング1
3の外周面に圧接されている。これにより、プレート部
材71とケーシング13、つまりコンデンサ21とケー
シング13とが確実に導通され、かつプレート部材71
がケーシング13に緊結した状態で嵌合するようになっ
ている。このレセプタクル11でも、第1の実施の形態
と同様に、コンタクト14とコンデンサ21の内周面と
が導通し、コンデンサ21の外周面と圧力センサのアー
スラインとがプレート部材71、ケーシング13、およ
びハウジング(図1参照)を介して導通している。
【0026】本実施形態では、プレート部材71の開口
71Aにコンデンサ21を貫挿して導通させ、これらを
一体化した状態でコンタクト14に貫挿するとともに、
プレート部材71の爪部73をケーシング13の端部に
はめ込む。これにより、プレート部材71はその爪部7
3を介してケーシング13に導通されるとともにケーシ
ング13に確実に保持される。
【0027】このような本実施形態では、前記各実施形
態の効果と同様な効果が得られる他、以下のような効果
が得られる。すなわち、コンデンサ21をケーシング1
3の外側でレセプタクル11のコンタクト14に貫挿
し、ケーシング13の外側にプレート部材71を嵌合さ
せたので、ケーシング13の構造やレセプタクル11の
構造を変更することなくコンデンサ21およびプレート
部材71を装着できるから、既存のコネクタに対しても
簡単に耐ノイズ特性を付与できる。
【0028】さらに、プレート部材71はケーシング1
3を外側から挟持する爪部73を有するため、これらの
爪部73を介してプレート部材71をケーシング13に
対して確実に固定できるうえに、爪部73を介してコン
デンサ21とケーシング13とを確実に導通させること
ができる。
【0029】〔第4の実施形態〕図9および図10に示
す本発明の第4の実施形態は、前記第3の実施形態のプ
レート部材71の爪部73を省略して突部76を設けた
ものであり、図1〜図8と同一部分には同一符号を付し
て詳しい説明は省略し、以下には異なる部分のみを詳述
する。本実施形態のプレート部材75は、コンデンサ2
1を貫挿するための開口75Aと、レセプタクル11の
ケーシング13側、つまり径方向の内側に等間隔で突出
した三つの突部76とを備えている。これらの突部76
は弾性変形してケーシング13の外周面に圧接され、こ
れにより、プレート部材75とケーシング13とが確実
に接触して導通し、かつプレート部材75がケーシング
13に緊結した状態で嵌合している。このような本実施
の形態でも、前述した第3の実施形態と同様な作用、効
果を奏することができる。
【0030】〔第5の実施形態〕図11および図12
は、本発明の第5の実施形態を示すものであり、本実施
の形態では、前記第2〜第4の実施形態と同様に貫通型
のコンデンサ21がレセプタクル11に設けられてい
る。なお、前述した第1〜第4の実施の形態と同じ部材
には同一符号を付し、それら同じ部材の説明を簡略化ま
たは省略する。レセプタクル11は、図1にも示したよ
うに、ハウジング32の開口部321に挿嵌されて固定
されている。本実施形態のコンデンサ21は、レセプタ
クル11のコンタクト14の回路33(図1参照)側の
端部、つまり、コンタクト14のケーシング13から突
出した部分にケーシング13の外側で貫挿されている。
このコンデンサ21の凸部はプレート部材81の開口8
1Aに接続されている。
【0031】本実施形態のプレート部材81はケーシン
グ13の外側に嵌合され、深皿状に形成されたプレート
部材本体82と、このプレート部材本体82の開口端か
ら等間隔でプラグ12(図1参照)側に突出しかつハウ
シング32の開口部321の内周面に押圧される三つの
爪部83とを有して構成されている。これらの爪部83
は、径方向の外側に湾曲した形状を有し、弾性変形して
ハウジング32の開口部321の内周面に圧接されてい
る。これにより、プレート部材81とハウジング32、
つまりコンデンサ21とハウジング32とが導通され、
かつプレート部材81がハウジング32の開口部321
に緊結した状態で嵌合するようになっている。このレセ
プタクル11でも、第1の実施の形態と同様に、コンタ
クト14とコンデンサ21の内周面とが導通し、コンデ
ンサ21の外周面と圧力センサのアースラインとがプレ
ート部材81およびハウジング32を介して導通してい
る。
【0032】本実施形態では、プレート部材81の開口
81Aにコンデンサ21を貫挿して導通させ、これらを
一体化した状態でコンタクト14に貫挿する。このよう
にコンデンサ21およびプレート部材81を装着したレ
セプタクル11をハウジング32の開口部321に圧入
し、ビス32A(図1参照)によって固定する。する
と、プレート部材81の爪部83がハウジング32の開
口部321の内周面に圧接され、爪部83を介してプレ
ート部材81とハウジング32とが導通されるとともに
プレート部材81がハウジング32に固定される。この
ような本実施形態によれば、前記各実施形態と同様な作
用効果が得られる。
【0033】〔第6の実施形態〕図13および図14に
示す本発明の第6の実施形態は、前記第5の実施形態の
プレート部材81の爪部83を省略して突部86を設け
たものであり、図1〜図12と同一部分には同一符号を
付して詳しい説明は省略し、以下には異なる部分のみを
詳述する。本実施形態のプレート部材85は、コンデン
サ21を貫挿するための開口85Aと、ハウジング32
側、つまり径方向の外側に等間隔で突出した三つの突部
86とを備えている。これらの突部86はハウジング3
2の開口部321の内周面に圧接され、これにより、プ
レート部材85とハウジング32とが確実に接触して導
通し、かつプレート部材85がハウジング32の開口部
321に緊結した状態で嵌合している。このような本実
施の形態でも、前述した第5の実施形態と同様な作用、
効果を奏することができる。
【0034】なお、本発明は前記各実施の形態に限定さ
れるものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成
等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれ
る。例えば、前記第1および第2の実施の形態では、カ
ーリング加工を施すことにより、コンデンサ21が絶縁
部材20,24で押圧される構造になっていたが、図1
5に示す絶縁部材120等を用いてもよい。すなわち、
絶縁部材120は、コンデンサ21と干渉しない位置
に、プレート部材22に当接される突起部120Aを有
している。このような場合には、コンデンサ21に外力
が加わらないため、コンデンサ21とコンタクト19、
プレート部材22との接続状態が良好に維持されるう
え、コンデンサ21自身に損傷を与える心配もなく、コ
ネクタの信頼性が向上するという利点がある。なお、こ
のような突起部をプレート部材側に設けてもよい。
【0035】また、前記各実施の形態では、プレート部
材22,71,75,81,85が金属板で形成されて
いたが、導電性塗料が塗布された合成樹脂製のものでも
よい。しかしながら、金属板とすることで、前述した効
果を得ることができるので望ましい。そして、前記第1
および第2実施形態のプレート部材22には突部22C
が設けられていたが、このような突部はケーシング1
3,15の内周面に設けられていてもよい。
【0036】また、プレート部材22をケーシング1
3,15と導通させる手段としては、突部22Cを設け
る他に、例えば、プレート部材22の周面部22Bに外
側に開いた切り起こし加工を施すことで、周面部22B
をすり割り溝を有する形状とし、その切り起こされた部
分の弾性力を利用して導通させてもよい。また、プレー
ト部材を平板状に形成し、プレート部材の端面とケーシ
ング13,15の内周面とを直に接触させたり、あるい
は半田付けした場合であってもよい。ただし、プレート
部材は、本発明に必須のものではなく、例えば、ケーシ
ング13,15とコンデンサ21とをリード線を介して
導通させてもよく、要するに、ケーシング13,15と
コンデンサ21の外周面とが導通していればよい。しか
し、プレート部材を設けることにより、耐ノイズ特性が
さらに向上するという利点がある。
【0037】さらに、前記各実施の形態では、コネクタ
10のレセプタクル11またはプラグ12のいずれか一
方に貫通型のコンデンサが設けられていたが、本発明は
これに限定されるものではなく、必要に応じて両者に設
けてもよい。要するに、コネクタのプラグおよびレセプ
タクルの少なくともいずれか一方のコンタクトに設けら
れていればよい。そして、本発明のコネクタは、従来と
同様に、内部にコンデンサが設けられている機器に接続
して用いられてもよく、このような場合でも、コネクタ
単体のノイズ対策が可能となる。
【0038】また、前記各実施の形態では、コネクタが
三芯タイプのものであったが、本発明はこれに限定され
るものではなく、例えば単線ケーブルや同軸ケーブル等
に接続される一芯タイプのコネクタや、フラットケーブ
ルや多対のツイストペアケーブル等に用いられる。さら
に多芯タイプのコネクタにも適用できる。そして、本発
明は信号伝送用に用いられるコネクタに限らず、電源供
給用に用いられるコネクタに適用してもよい。さらに、
前記各実施の形態では、機器として圧力センサ30の場
合を示したが、本発明は圧力センサ等の測定機器の他、
通信機器や一般の機器にも適用できる。
【0039】
【発明の効果】以上に述べたように本発明によれば、コ
ネクタ内のコンタクトにコンデンサが貫挿されているた
め、コネクタの耐ノイズ特性を向上させることができる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す断面図であ
る。
【図2】前記実施の形態の要部を示す断面図である。
【図3】前記要部の分解図である。
【図4】前記要部を構成する部材の拡大図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態の要部を示す断面図
である。
【図6】前記第2の実施の形態の分解図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態の要部を一部破断し
て示す図である。
【図8】前記第3の実施の形態のプレート部材を示す斜
視図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態の要部を一部破断し
て示す図である。
【図10】前記第4の実施の形態のプレート部材を示す
拡大図である。
【図11】本発明の第5の実施の形態の要部を一部破断
して示す図である。
【図12】前記第5の実施の形態のプレート部材を示す
斜視図である。
【図13】本発明の第6の実施の形態の要部を一部破断
して示す図である。
【図14】前記第6の実施の形態のプレート部材を示す
拡大図である。
【図15】本発明の変形例を示す断面図である。
【図16】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
10 コネクタ 11 レセプタクル 12 プラグ 13,15 ケーシング 14,19 コンタクト 21 コンデンサ 22,71,75,81,85 プレート部材 22B 対向面である周面部 22C,76,86 突部 73,83 爪部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに嵌合するプラグとレセプタクルと
    を有するコネクタであって、前記プラグおよびレセプタ
    クルのうちの少なくともいずれか一方のコンタクトに
    は、貫通型のコンデンサが前記コンタクトを軸として貫
    挿されることを特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載されたコネクタにおい
    て、前記プラグおよびレセプタクルには、導電性を有す
    るケーシングが設けられるとともに、前記コンデンサと
    このコンデンサが設けられる側のケーシングとは、導電
    性を有するプレート部材を介して接続されることを特徴
    とするコネクタ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載されたコネクタにおい
    て、互いに接続される前記プレート部材およびケーシン
    グには、近接対向し合う対向面が形成され、これらプレ
    ート部材およびケーシングのうちのいずれか一方の対向
    面には、他方の対向面側に突出する突部が設けられ、こ
    の突部を介して前記プレート部材がケーシングに圧入さ
    れることを特徴とするコネクタ。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載されたコネクタにおい
    て、前記突部は前記プレート部材に設けられるととも
    に、このプレート部材が金属板により形成されることを
    特徴とするコネクタ。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載されたコネクタにおい
    て、前記コンデンサは、前記レセプタクルのコンタクト
    に前記ケーシングの外側で貫挿され、このレセプタクル
    のケーシングの外側に、前記コンデンサとケーシングと
    を導通させる前記プレート部材が嵌合されていることを
    特徴とするコネクタ。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載されたコネクタにおい
    て、前記プレート部材は前記レセプタクルのケーシング
    を外側から挟持する爪部を備え、この爪部を介して前記
    ケーシングとコンデンサとが導通されることを特徴とす
    るコネクタ。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載されたコネクタにおい
    て、前記プレート部材は前記レセプタクルのケーシング
    側に突出する突部を備え、この突部を介して前記ケーシ
    ングとコンデンサとが導通されることを特徴とするコネ
    クタ。
  8. 【請求項8】 導電性を有するハウジングに挿嵌された
    レセプタクルと、このレセプタクルに嵌合するプラグと
    を有するコネクタであって、 前記レセプタクルに設けられた導電性を有するケーシン
    グと、 このケーシングの外側において前記レセプタクルのコン
    タクトに貫挿された貫通型のコンデンサと、 前記ケーシングの外側に嵌合されかつ前記コンデンサと
    ハウジングとを導通させる導電性を有するプレート部材
    とを備えたことを特徴とするコネクタ。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載されたコネクタにおい
    て、 前記プレート部材は、前記ハウジングに圧接される爪部
    を備え、この爪部を介して前記ハウジングとコンデンサ
    とが導通されることを特徴とするコネクタ。
  10. 【請求項10】 請求項8に記載されたコネクタにおい
    て、 前記プレート部材は、前記ハウジングに圧接される突部
    を備え、この突部を介して前記ハウジングとコンデンサ
    とが導通されることを特徴とするコネクタ。
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