JPH1051163A - 電気コードの保持構造 - Google Patents
電気コードの保持構造Info
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- JPH1051163A JPH1051163A JP19948796A JP19948796A JPH1051163A JP H1051163 A JPH1051163 A JP H1051163A JP 19948796 A JP19948796 A JP 19948796A JP 19948796 A JP19948796 A JP 19948796A JP H1051163 A JPH1051163 A JP H1051163A
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- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/30—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
- H05K3/301—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor by means of a mounting structure
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/30—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
- H05K3/306—Lead-in-hole components, e.g. affixing or retention before soldering, spacing means
Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単な構成にして、電気コードの引き出し端
部に外力が加わったとしても電気コードと回路基板との
電気接続部分を保護することができる電気コードの保持
構造を提供する。 【解決手段】 ケース内部に収納された回路基板３に、
電気コード５が電気接続される接続部６を設け、この接
続部６から一定間隔を有してコード挿通穴部８を設け
る。電気コード５は、コード挿通穴部８に挿通されて回
路基板３の反対面側３１に引き廻し案内される。回路基
板３の接続部６とコード挿通穴部８との間に穴部９を設
ける。回路基板３の表面側３２に対向するケース１には
回路基板３の穴部９に向けて突出する押し込み部材１０
を設けている。ケース１に対して回路基板３が組み付け
られると、押し込み部材１０が電気コード５を穴部９に
向けて蛇行状態に付勢することにより電気コード５は回
路基板３の穴部９の内周縁とケース１の押し込み部材１
０との間で蛇行状に挟着固定され、電気コード５が保持
される。
部に外力が加わったとしても電気コードと回路基板との
電気接続部分を保護することができる電気コードの保持
構造を提供する。 【解決手段】 ケース内部に収納された回路基板３に、
電気コード５が電気接続される接続部６を設け、この接
続部６から一定間隔を有してコード挿通穴部８を設け
る。電気コード５は、コード挿通穴部８に挿通されて回
路基板３の反対面側３１に引き廻し案内される。回路基
板３の接続部６とコード挿通穴部８との間に穴部９を設
ける。回路基板３の表面側３２に対向するケース１には
回路基板３の穴部９に向けて突出する押し込み部材１０
を設けている。ケース１に対して回路基板３が組み付け
られると、押し込み部材１０が電気コード５を穴部９に
向けて蛇行状態に付勢することにより電気コード５は回
路基板３の穴部９の内周縁とケース１の押し込み部材１
０との間で蛇行状に挟着固定され、電気コード５が保持
される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケース内に回路基
板を収納し、この回路基板に電気接続される電気コード
をケース外に導出してなるものにおいて、この電気コー
ドの保持構造に関するものである。
板を収納し、この回路基板に電気接続される電気コード
をケース外に導出してなるものにおいて、この電気コー
ドの保持構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来ケース内に回路基板を収納し、この
回路基板に電気接続される電気コードをケース外に導出
する構造としては、図９に示すようなものがあり、この
場合上ケースＡと下ケースＢとが設けられ、一方のケー
スＡに回路基板Ｃを例えばビスにより締め付け固定し、
回路基板Ｃを内側に向けた状態で他方のケースＢによっ
て蓋がされて回路基板Ｃをケース内に収納するものであ
る。回路基板Ｃには電気コードＤの一端部Ｄ１が半田付
け等の手段によって電気接続されており、この電気コー
ドＤの他端部Ｄ２は、下ケースＢに設けられた開口穴Ｅ
を介して外部に導出されており、電気コードＤの他端部
Ｄ２には、図示しないコネクタ等が設けられ、他の電気
接続手段と結合可能に設けられている。
回路基板に電気接続される電気コードをケース外に導出
する構造としては、図９に示すようなものがあり、この
場合上ケースＡと下ケースＢとが設けられ、一方のケー
スＡに回路基板Ｃを例えばビスにより締め付け固定し、
回路基板Ｃを内側に向けた状態で他方のケースＢによっ
て蓋がされて回路基板Ｃをケース内に収納するものであ
る。回路基板Ｃには電気コードＤの一端部Ｄ１が半田付
け等の手段によって電気接続されており、この電気コー
ドＤの他端部Ｄ２は、下ケースＢに設けられた開口穴Ｅ
を介して外部に導出されており、電気コードＤの他端部
Ｄ２には、図示しないコネクタ等が設けられ、他の電気
接続手段と結合可能に設けられている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来構
造にあっては、この電気コードＤを他の電気接続手段と
組付けを行う際、または、使用状態である組み付け状態
での振動等によって、ケースの外部に引き出された電気
コードＤに対して外力，特に引張力が加わった場合、電
気コードＤの回路基板Ｃへの半田付け部に力が加わって
接触不良等の問題を発生する恐れがあった。
造にあっては、この電気コードＤを他の電気接続手段と
組付けを行う際、または、使用状態である組み付け状態
での振動等によって、ケースの外部に引き出された電気
コードＤに対して外力，特に引張力が加わった場合、電
気コードＤの回路基板Ｃへの半田付け部に力が加わって
接触不良等の問題を発生する恐れがあった。
【０００４】そこで、この問題を解決する手段として、
例えば回路基板との電気接続箇所からケースの外部に引
き出される手前までの間において、ケースの内部にリブ
やピン等の迂回部材を突設して、この迂回部材に対して
電気コードを蛇行させて引き廻し配設したり、巻き付け
たりして引き廻した後、ケース外部に引き出し案内した
構成を採用することにより、電気コードの引き出し端部
に外力が加わったとしても、外力をこの電気コードの蛇
行部分若しくは巻き付け部分で受けることにより、回路
基板との電気接続部分である半田付け部には直接力が加
わらないようにするものもある。しかしながらこの改良
構造にあっては、ケースに形成されたピンやリブ等に電
気コードを蛇行させて引き廻す作業が必要となり組付け
に手間がかかるといった問題を有していた。
例えば回路基板との電気接続箇所からケースの外部に引
き出される手前までの間において、ケースの内部にリブ
やピン等の迂回部材を突設して、この迂回部材に対して
電気コードを蛇行させて引き廻し配設したり、巻き付け
たりして引き廻した後、ケース外部に引き出し案内した
構成を採用することにより、電気コードの引き出し端部
に外力が加わったとしても、外力をこの電気コードの蛇
行部分若しくは巻き付け部分で受けることにより、回路
基板との電気接続部分である半田付け部には直接力が加
わらないようにするものもある。しかしながらこの改良
構造にあっては、ケースに形成されたピンやリブ等に電
気コードを蛇行させて引き廻す作業が必要となり組付け
に手間がかかるといった問題を有していた。
【０００５】また、上述した解決手段は、図９の従来例
に示されるような、回路基板Ｃと、この回路基板Ｃと平
行に対向させて設けられるケースＢの底部Ｆから、電気
コードＤを外部に引き出し案内する構成にあっては、電
気コードＤの引き出し方向に対してケースＢと電気コー
ドＤが平行にラップする箇所が少ないために、ピンやリ
ブ等を形成することができず、採用できないといった欠
点を有していた。
に示されるような、回路基板Ｃと、この回路基板Ｃと平
行に対向させて設けられるケースＢの底部Ｆから、電気
コードＤを外部に引き出し案内する構成にあっては、電
気コードＤの引き出し方向に対してケースＢと電気コー
ドＤが平行にラップする箇所が少ないために、ピンやリ
ブ等を形成することができず、採用できないといった欠
点を有していた。
【０００６】本発明は上記の問題点に鑑みなされたもの
であり、簡単な構成にして、電気コードの引き出し端部
に外力が加わったとしても電気コードと回路基板との電
気接続部分を保護することができる電気コードの保持構
造を提供することを目的とする。
であり、簡単な構成にして、電気コードの引き出し端部
に外力が加わったとしても電気コードと回路基板との電
気接続部分を保護することができる電気コードの保持構
造を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、ケース内部に
回路基板を収納し、この回路基板に電気接続された電気
コードをケース外部に引き出し可能に設け、前記回路基
板に穴部を設け、前記ケースには、前記回路基板の前記
電気コードの引き廻し案内面側から前記穴部に向けて突
出して、前記電気コードを前記穴部に向けて蛇行状態に
付勢する押し込み部材を設けたものである。
回路基板を収納し、この回路基板に電気接続された電気
コードをケース外部に引き出し可能に設け、前記回路基
板に穴部を設け、前記ケースには、前記回路基板の前記
電気コードの引き廻し案内面側から前記穴部に向けて突
出して、前記電気コードを前記穴部に向けて蛇行状態に
付勢する押し込み部材を設けたものである。
【０００８】また、ケース内部に回路基板を収納し、こ
の回路基板には、電気コードを電気接続する接続部と、
前記接続部から一定間隔を有して前記電気コードを前記
回路基板の反対面側に挿通可能に設けたコード挿通穴部
と、前記接続部と前記コード挿通穴部との間に穴部とを
設け、前記ケースには前記回路基板の前記電気コードの
引き廻し案内面側から前記穴部に向けて突出して、前記
電気コードを前記穴部に向けて蛇行状態に付勢する押し
込み部材を設けたものである。
の回路基板には、電気コードを電気接続する接続部と、
前記接続部から一定間隔を有して前記電気コードを前記
回路基板の反対面側に挿通可能に設けたコード挿通穴部
と、前記接続部と前記コード挿通穴部との間に穴部とを
設け、前記ケースには前記回路基板の前記電気コードの
引き廻し案内面側から前記穴部に向けて突出して、前記
電気コードを前記穴部に向けて蛇行状態に付勢する押し
込み部材を設けたものである。
【０００９】また、ケース内部に回路基板を収納し、こ
の回路基板には、電気コードを電気接続する接続部と、
前記接続部から一定間隔を有して前記電気コードを前記
回路基板の反対面側に挿通可能に設けたコード挿通穴部
と、前記接続部と前記コード挿通穴部との間に穴部とを
設け、前記ケースには前記回路基板の前記電気コードの
引き廻し案内面側から前記穴部に向けて突出して、前記
電気コードを前記穴部に向けて蛇行状態に付勢する押し
込み部材を設けるとともに、前記穴部と前記コード挿通
穴部との間に位置し、前記押し込み部材の突出方向と対
向する前記回路基板の反対面側に突き当て支持可能な補
強部材を設けたものである。
の回路基板には、電気コードを電気接続する接続部と、
前記接続部から一定間隔を有して前記電気コードを前記
回路基板の反対面側に挿通可能に設けたコード挿通穴部
と、前記接続部と前記コード挿通穴部との間に穴部とを
設け、前記ケースには前記回路基板の前記電気コードの
引き廻し案内面側から前記穴部に向けて突出して、前記
電気コードを前記穴部に向けて蛇行状態に付勢する押し
込み部材を設けるとともに、前記穴部と前記コード挿通
穴部との間に位置し、前記押し込み部材の突出方向と対
向する前記回路基板の反対面側に突き当て支持可能な補
強部材を設けたものである。
【００１０】また、前記押し込み部材の前記電気コード
との接触部には、中央部を凹ませた形状を為す保持部を
設けたものである。
との接触部には、中央部を凹ませた形状を為す保持部を
設けたものである。
【００１１】
【発明の実施の形態】ケース内に回路基板を収納し、こ
の回路基板に電気接続される電気コードをケース外に導
出する構造において、ケース内部に収納された回路基板
に、電気コードが電気接続される接続部を設けるととも
に、この接続部から一定間隔を有してコード挿通穴部を
設けている。電気コードは、このコード挿通穴部に挿通
されて回路基板の反対面側に引き廻し案内される。回路
基板の接続部とコード挿通穴部との間には穴部が設けら
れており、前記回路基板の表面側に対向する上ケースの
内側には回路基板の前記穴部に向けて突出する押し込み
部材を設けており、上ケースに対して回路基板が組み付
けられると、押し込み部材が電気コードを前記穴部に向
けて蛇行状態に付勢することにより前記電気コードは回
路基板の穴部の内周縁とケースの押し込み部材との間で
蛇行状に挟着固定され、電気コードが保持される。
の回路基板に電気接続される電気コードをケース外に導
出する構造において、ケース内部に収納された回路基板
に、電気コードが電気接続される接続部を設けるととも
に、この接続部から一定間隔を有してコード挿通穴部を
設けている。電気コードは、このコード挿通穴部に挿通
されて回路基板の反対面側に引き廻し案内される。回路
基板の接続部とコード挿通穴部との間には穴部が設けら
れており、前記回路基板の表面側に対向する上ケースの
内側には回路基板の前記穴部に向けて突出する押し込み
部材を設けており、上ケースに対して回路基板が組み付
けられると、押し込み部材が電気コードを前記穴部に向
けて蛇行状態に付勢することにより前記電気コードは回
路基板の穴部の内周縁とケースの押し込み部材との間で
蛇行状に挟着固定され、電気コードが保持される。
【００１２】また、前記穴部と前記コード挿通穴部との
間に位置し、電気コードの外部への引き出し側に面した
回路基板側、すなわち前記押し込み部材の突出方向と対
向する回路基板の反対面側に補強部材を突き当て支持可
能に設けることによってケースの外部側から電気コード
を引っ張ったとしても、前記補強部材により回路基板の
保護が計れる。
間に位置し、電気コードの外部への引き出し側に面した
回路基板側、すなわち前記押し込み部材の突出方向と対
向する回路基板の反対面側に補強部材を突き当て支持可
能に設けることによってケースの外部側から電気コード
を引っ張ったとしても、前記補強部材により回路基板の
保護が計れる。
【００１３】
【実施例】以下本発明の実施例を添付図面に基づいて説
明する。図１〜図３は、本発明の第１実施例を示すもの
であり、上ケース１と下ケース２とを設け、上ケース１
に回路基板３を、固定手段であるフック４の係合により
取り付け固定するようにしている。
明する。図１〜図３は、本発明の第１実施例を示すもの
であり、上ケース１と下ケース２とを設け、上ケース１
に回路基板３を、固定手段であるフック４の係合により
取り付け固定するようにしている。
【００１４】回路基板３には、電気コード５の一端側５
Ａを半田付接続して接続部６を形成しており、他端側５
Ｂを下ケース２に設けられた引き出し穴部７を介して外
部に導出している。回路基板３は、このようにして上ケ
ース１に取り付けられるとともに、上下のケース１，２
を閉塞することによりケース内に収容されるものであ
る。
Ａを半田付接続して接続部６を形成しており、他端側５
Ｂを下ケース２に設けられた引き出し穴部７を介して外
部に導出している。回路基板３は、このようにして上ケ
ース１に取り付けられるとともに、上下のケース１，２
を閉塞することによりケース内に収容されるものであ
る。
【００１５】そして、本発明にあっては、このケースの
内部に収納される回路基板３に対し、前述した電気コー
ド５を半田付け接続した接続部６から一定間隔を有して
電気コード５を回路基板３の反対面側３１に向けて挿通
可能に設けたコード挿通穴部８を設けている。更に回路
基板３の接続部６とコード挿通穴部８との間には穴部９
が設けられている。
内部に収納される回路基板３に対し、前述した電気コー
ド５を半田付け接続した接続部６から一定間隔を有して
電気コード５を回路基板３の反対面側３１に向けて挿通
可能に設けたコード挿通穴部８を設けている。更に回路
基板３の接続部６とコード挿通穴部８との間には穴部９
が設けられている。
【００１６】そして回路基板３の表面側３２に対向する
上ケース１の内部側、つまり、回路基板３の電気コード
５の引き廻し案内面側には、前述した回路基板３の穴部
９に対応して設けられ、この穴部９に向かって突出する
押し込み部材１０を設けている。この押し込み部材１０
は、接続部６からコード挿通穴部８へと引き廻される電
気コード５に対し、回路基板３の穴部９に向けて押し込
み部材１０を突出させることにより電気コード５を穴部
９に挿入させて、電気コード５を穴部９に向けて蛇行状
態に付勢することにより、電気コード５を穴部９の周縁
と押し込み部材１０との間で挟着保持するものであり、
回路基板３が上ケース１に組み付けられると同時に電気
コード５を保持状態に維持するものである。
上ケース１の内部側、つまり、回路基板３の電気コード
５の引き廻し案内面側には、前述した回路基板３の穴部
９に対応して設けられ、この穴部９に向かって突出する
押し込み部材１０を設けている。この押し込み部材１０
は、接続部６からコード挿通穴部８へと引き廻される電
気コード５に対し、回路基板３の穴部９に向けて押し込
み部材１０を突出させることにより電気コード５を穴部
９に挿入させて、電気コード５を穴部９に向けて蛇行状
態に付勢することにより、電気コード５を穴部９の周縁
と押し込み部材１０との間で挟着保持するものであり、
回路基板３が上ケース１に組み付けられると同時に電気
コード５を保持状態に維持するものである。
【００１７】こうすることによって、例えば電気コード
５を他の電気接続手段と組付けを行う際、または、使用
状態である組み付け状態での振動等によって、ケースの
外部に引き出された電気コード５に対して外力，特に引
張力が加わった場合にあっても、外力をこの回路基板３
の穴部９と、この穴部９に向けて突出する押し込み部材
１０とによって挟着された蛇行部分にて受けて、電気コ
ード５を抜け止め状態に保持できるものであり、電気コ
ード５の接続部６である回路基板３への半田付け箇所に
加わる力を緩和でき、半田付け部の接触不良等の問題を
解決することができる。
５を他の電気接続手段と組付けを行う際、または、使用
状態である組み付け状態での振動等によって、ケースの
外部に引き出された電気コード５に対して外力，特に引
張力が加わった場合にあっても、外力をこの回路基板３
の穴部９と、この穴部９に向けて突出する押し込み部材
１０とによって挟着された蛇行部分にて受けて、電気コ
ード５を抜け止め状態に保持できるものであり、電気コ
ード５の接続部６である回路基板３への半田付け箇所に
加わる力を緩和でき、半田付け部の接触不良等の問題を
解決することができる。
【００１８】また、この第１実施例では、前記回路基板
３の穴部９と前記コード挿通穴部８との間に位置し、前
記上ケース１の内部側に設けられた押し込み部材１０の
突出する方向に対向して、前記回路基板３の反対面側３
１に突き当て支持可能な補強部材１１を下ケース２から
一体的に突き出し形成している。
３の穴部９と前記コード挿通穴部８との間に位置し、前
記上ケース１の内部側に設けられた押し込み部材１０の
突出する方向に対向して、前記回路基板３の反対面側３
１に突き当て支持可能な補強部材１１を下ケース２から
一体的に突き出し形成している。
【００１９】従って、下ケース２から引き出し穴部７を
介して外部へと導出される電気コード５に、その外部側
から引っ張り力が加わった場合、回路基板３のコード挿
通穴部８の端縁部分に前記引っ張り力による応力が加わ
ったとしても、前記補強部材１１によって回路基板３を
支持して曲げを防止して保護することが可能となり、回
路基板３の割れや回路基板上の導電パターンの断線等を
未然に防ぐことができる。
介して外部へと導出される電気コード５に、その外部側
から引っ張り力が加わった場合、回路基板３のコード挿
通穴部８の端縁部分に前記引っ張り力による応力が加わ
ったとしても、前記補強部材１１によって回路基板３を
支持して曲げを防止して保護することが可能となり、回
路基板３の割れや回路基板上の導電パターンの断線等を
未然に防ぐことができる。
【００２０】図４から図７は本発明の押し込み部材１０
の実施態様例を示すものであり、電気コード５と接触す
る押し込み部材１０の保持部１２を中央部を凹ませて形
成したものである。この場合、図４から図７に示すよう
に、湾曲状，台形状，三角状，両端部に立ち上がり壁部
１３を設けた方形状に形成することができる。こうする
ことによって、単数または複数の電気コード５を押し込
み部材１０の略中央部で保持することができ、電気コー
ド５が両脇にずれること無く、また、複数の場合には中
央部にまとめながら良好に保持できるものである。
の実施態様例を示すものであり、電気コード５と接触す
る押し込み部材１０の保持部１２を中央部を凹ませて形
成したものである。この場合、図４から図７に示すよう
に、湾曲状，台形状，三角状，両端部に立ち上がり壁部
１３を設けた方形状に形成することができる。こうする
ことによって、単数または複数の電気コード５を押し込
み部材１０の略中央部で保持することができ、電気コー
ド５が両脇にずれること無く、また、複数の場合には中
央部にまとめながら良好に保持できるものである。
【００２１】図８は本発明の第２実施例を示すものであ
り、回路基板３の端部にコネクタから成る接続部６を形
成し、この接続部６から一定間隔を有して電気コード５
を回路基板３の反対面側３１に向けて挿通可能に回路基
板３の端部を切欠形成したコード挿通穴部８を設けてい
る。更に回路基板３の接続部６とコード挿通穴部８との
間には、同様に回路基板３の端部を切欠形成した穴部９
が設けられている。
り、回路基板３の端部にコネクタから成る接続部６を形
成し、この接続部６から一定間隔を有して電気コード５
を回路基板３の反対面側３１に向けて挿通可能に回路基
板３の端部を切欠形成したコード挿通穴部８を設けてい
る。更に回路基板３の接続部６とコード挿通穴部８との
間には、同様に回路基板３の端部を切欠形成した穴部９
が設けられている。
【００２２】そして、回路基板３の表面側３２に対向す
る上ケース１の内部側、つまり、回路基板３の電気コー
ド５の引き廻し案内面側には、前述した回路基板３の穴
部９に対応して設けられ、この穴部９に向かって突出す
る押し込み部材１０を設けている。この押し込み部材１
０は、接続部６からコード挿通穴部８へと引き廻される
電気コード５に対し、回路基板３の穴部９に向けて押し
込み部材１０を突出させることにより電気コード５を穴
部９に挿入させて、電気コード５を穴部９に向けて蛇行
状態に付勢することにより、電気コード５を穴部９の周
縁と押し込み部材１０との間で挟着保持するものであ
り、回路基板３が上ケース１に組み付けられると同時に
電気コード５を保持状態に維持するものである。この
際、押し込み部材１０は、例えば図８に示すように両側
部に立ち上がり壁部１３を設けるとともに、回路基板３
の外側に位置する立ち上がり壁部１３Ａを若干長めに形
成した保持部１２を設けることにより、電気コード５の
外方側への位置ずれを良好に防止し得るものである。
る上ケース１の内部側、つまり、回路基板３の電気コー
ド５の引き廻し案内面側には、前述した回路基板３の穴
部９に対応して設けられ、この穴部９に向かって突出す
る押し込み部材１０を設けている。この押し込み部材１
０は、接続部６からコード挿通穴部８へと引き廻される
電気コード５に対し、回路基板３の穴部９に向けて押し
込み部材１０を突出させることにより電気コード５を穴
部９に挿入させて、電気コード５を穴部９に向けて蛇行
状態に付勢することにより、電気コード５を穴部９の周
縁と押し込み部材１０との間で挟着保持するものであ
り、回路基板３が上ケース１に組み付けられると同時に
電気コード５を保持状態に維持するものである。この
際、押し込み部材１０は、例えば図８に示すように両側
部に立ち上がり壁部１３を設けるとともに、回路基板３
の外側に位置する立ち上がり壁部１３Ａを若干長めに形
成した保持部１２を設けることにより、電気コード５の
外方側への位置ずれを良好に防止し得るものである。
【００２３】この第２実施例によれば、コード挿通穴部
８及び穴部９を回路基板３の端部を切り欠くことにより
形成したので、電気コード５を回路基板３の側方からコ
ード挿通穴８に入り込ませるだけでよく、コード挿通穴
８に対し電気コード５の途中部分から挿通させることが
でき、第１実施例の作用効果に加え、組み付け時におけ
る電気コードの引き廻しの簡素化が計れるものである。
８及び穴部９を回路基板３の端部を切り欠くことにより
形成したので、電気コード５を回路基板３の側方からコ
ード挿通穴８に入り込ませるだけでよく、コード挿通穴
８に対し電気コード５の途中部分から挿通させることが
でき、第１実施例の作用効果に加え、組み付け時におけ
る電気コードの引き廻しの簡素化が計れるものである。
【００２４】なお、本発明の実施例においては、接続部
６すなわち電気コード５の回路基板３への電気接続は半
田付けやコネクタにより行っていたが、例えば加締めや
熱圧着等による電気接続手段であってもよい。
６すなわち電気コード５の回路基板３への電気接続は半
田付けやコネクタにより行っていたが、例えば加締めや
熱圧着等による電気接続手段であってもよい。
【００２５】また、本実施例にあっては、上ケース１と
下ケース２とからなる回路基板３の収納構造であった
が、上ケースまたは下ケースのみにて回路基板の一面側
を覆いかぶせたものであってもよく、また、上ケース及
び下ケースに加えてこの間に中間部材である中ケースを
介在させたものであってもよく、これらいずれかのケー
ス部材に押し込み部材が設けてあればよい。
下ケース２とからなる回路基板３の収納構造であった
が、上ケースまたは下ケースのみにて回路基板の一面側
を覆いかぶせたものであってもよく、また、上ケース及
び下ケースに加えてこの間に中間部材である中ケースを
介在させたものであってもよく、これらいずれかのケー
ス部材に押し込み部材が設けてあればよい。
【００２６】また、コード挿通穴部８及び穴部９にあっ
ては、回路基板３上の形成位置に応じてそれぞれ穴状，
切欠状等の選択を行えばよく、また、その形状において
も適宜選択すればよいものである。
ては、回路基板３上の形成位置に応じてそれぞれ穴状，
切欠状等の選択を行えばよく、また、その形状において
も適宜選択すればよいものである。
【００２７】
【発明の効果】以上本発明によれば、簡単な構成にし
て、電気コードの引き出し端部に外力が加わったとして
も電気コードと回路基板との電気接続部分を保護するこ
とができる電気コードの保持構造を提供することができ
る。
て、電気コードの引き出し端部に外力が加わったとして
も電気コードと回路基板との電気接続部分を保護するこ
とができる電気コードの保持構造を提供することができ
る。
【図１】本発明の第１実施例を示す断面図である。
【図２】本発明の第１実施例における要部を示す斜視図
である。
である。
【図３】本発明の第１実施例における要部を示す斜視図
である。
である。
【図４】本発明の押し込み部材における実施態様例を示
す正面図である。
す正面図である。
【図５】本発明の押し込み部材における実施態様例を示
す正面図である。
す正面図である。
【図６】本発明の押し込み部材における実施態様例を示
す正面図である。
す正面図である。
【図７】本発明の押し込み部材における実施態様例を示
す正面図である。
す正面図である。
【図８】本発明の第２実施例を示す斜視図である。
【図９】従来例を示す断面図である。
１ 上ケース ２ 下ケース ３ 回路基板 ３１ 反対面側 ３２ 表面側 ５ 電気コード ６ 接続部 ８ コード挿通穴部 ９ 穴部 １０ 押し込み部材 １１ 補強部材 １２ 保持部
Claims (4)
- 【請求項１】 ケース内部に回路基板を収納し、この回
路基板に電気接続された電気コードをケース外部に引き
出し可能に設け、前記回路基板に穴部を設け、前記ケー
スには、前記回路基板の前記電気コードの引き廻し案内
面側から前記穴部に向けて突出して、前記電気コードを
前記穴部に向けて蛇行状態に付勢する押し込み部材を設
けたことを特徴とする電気コードの保持構造。 - 【請求項２】 ケース内部に回路基板を収納し、この回
路基板には、電気コードを電気接続する接続部と、前記
接続部から一定間隔を有して前記電気コードを前記回路
基板の反対面側に挿通可能に設けたコード挿通穴部と、
前記接続部と前記コード挿通穴部との間に穴部とを設
け、前記ケースには前記回路基板の前記電気コードの引
き廻し案内面側から前記穴部に向けて突出して、前記電
気コードを前記穴部に向けて蛇行状態に付勢する押し込
み部材を設けたことを特徴とする電気コードの保持構
造。 - 【請求項３】 ケース内部に回路基板を収納し、この回
路基板には、電気コードを電気接続する接続部と、前記
接続部から一定間隔を有して前記電気コードを前記回路
基板の反対面側に挿通可能に設けたコード挿通穴部と、
前記接続部と前記コード挿通穴部との間に穴部とを設
け、前記ケースには前記回路基板の前記電気コードの引
き廻し案内面側から前記穴部に向けて突出して、前記電
気コードを前記穴部に向けて蛇行状態に付勢する押し込
み部材を設けるとともに、前記穴部と前記コード挿通穴
部との間に位置し、前記押し込み部材の突出方向と対向
する前記回路基板の反対面側に突き当て支持可能な補強
部材を設けたことを特徴とする電気コードの保持構造。 - 【請求項４】 前記押し込み部材の前記電気コードとの
接触部には、中央部を凹ませた形状を為す保持部を設け
たことを特徴とする請求項１乃至請求項３記載の電気コ
ードの保持構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19948796A JPH1051163A (ja) | 1996-07-30 | 1996-07-30 | 電気コードの保持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19948796A JPH1051163A (ja) | 1996-07-30 | 1996-07-30 | 電気コードの保持構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1051163A true JPH1051163A (ja) | 1998-02-20 |
Family
ID=16408633
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19948796A Pending JPH1051163A (ja) | 1996-07-30 | 1996-07-30 | 電気コードの保持構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1051163A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007165354A (ja) * | 2005-12-09 | 2007-06-28 | Fujitsu Ten Ltd | コード固定構造 |
| JP2015081714A (ja) * | 2013-10-22 | 2015-04-27 | アール・ビー・コントロールズ株式会社 | 風呂リモコン |
| JP2020021657A (ja) * | 2018-08-01 | 2020-02-06 | 株式会社マキタ | バッテリ装置 |
-
1996
- 1996-07-30 JP JP19948796A patent/JPH1051163A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007165354A (ja) * | 2005-12-09 | 2007-06-28 | Fujitsu Ten Ltd | コード固定構造 |
| JP2015081714A (ja) * | 2013-10-22 | 2015-04-27 | アール・ビー・コントロールズ株式会社 | 風呂リモコン |
| JP2020021657A (ja) * | 2018-08-01 | 2020-02-06 | 株式会社マキタ | バッテリ装置 |
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