JP4533862B2 - クリップの取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両や電子機器等に各種部品を取り付けるためのクリップの取付構造に関する。
自動車などの車両には、搭載された種々の電子機器にバッテリなどの電源から電力を供給するために、ワイヤハーネスを配索している。該ワイヤハーネスは、複数の電線とコネクタとを備えている。前記電線は、導電性の芯線と、該芯線を覆う絶縁性被覆とを備えている。前記コネクタは、前記電線の端部に取り付けられかつ芯線と接続する端子金具と、該端子金具を収容するコネクタハウジングとを備えている。
前記ワイヤハーネスは、長尺の電線を所定長さに切断し、該切断した電線の端部に端子金具を取り付けて、該端子金具をコネクタハウジング内に挿入するなどして組み立てられる。前記組み立てられたワイヤハーネスは、その周囲にテープが巻回され、該テープが巻回されたワイヤハーネスは、その全長の所定位置にワイヤハーネス固定部材としての電線固定片がテープ等の巻き付け部材によって取り付けられている。
前記電線固定片は、その表面にワイヤハーネスが位置付けられる平板部と、該平板部に突設された羽根状のクリップとを備えている。一方、自動車のボディー側には、前記電線固定片のクリップが挿入係止される係止孔が所定位置に形成されている。また、前記係止孔の周縁には、矩形穴部が一体に形成され、該矩形穴部は、前記係止孔から離脱する際のクリップの外形と一致するように形成されている。
前記ワイヤハーネスは、前記電線固定片のクリップがボディー側の係止孔に挿入係止することにより、ボディーに固定的に取り付けられる。また、前記ワイヤハーネスは、ボディーに取り付けたワイヤハーネスを90度回転させて、クリップの外形を係止孔の矩形穴部と一致させることにより、クリップを係止孔から取り外してワイヤハーネスをボディーから容易に取り外せるようになっている(例えば、特許文献1を参照)。
特開平11−241790号公報
しかしながら、前記したワイヤハーネスの取付構造は、ボディーに取り付けたワイヤハーネスを90度回転させて、クリップの外形を係止孔の矩形穴部と一致させることにより、クリップを係止孔から取り外してワイヤハーネスをボディーから取り外すようにしているので、電線固定片部分のワイヤハーネスが何かの拍子で回転してしまい、クリップの外形が係止孔の矩形穴部と一致してしまうと、電線固定片のクリップがボディーの係止孔から不意に外れてしまう可能性があるという問題点があった。
したがって、本発明の目的は、ワイヤハーネス等の各種部品を車両や電子機器等に取り付ける際に、前記部品の取り付けを確実に行うことができるとともに、該部品を取り外す際に、取り外しを容易に行うことができるクリップの取付構造を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の本発明のクリップの取付構造は、取付部材のクリップ係止孔を挿通可能なステム部と、該ステム部の挿通先端部から当該ステム部の外側に拡開した係止羽根部とを備えるクリップが、前記クリップ係止孔を挿通して前記取付部材に対して着脱自在に取り付けられるクリップの取付構造において、前記取付部材が、前記クリップ係止孔の周縁部に設けられた前記係止羽根部と係合する一対のクリップ係止部と、該クリップ係止部から前記クリップ係止孔の周方向に間隔を置いて、クリップ係止孔の周縁部からクリップ係止孔に向けて延びるように設けられた一対のスロープ部と、を備え、前記クリップ係止孔の内径が、該クリップ係止孔の周縁部と係合する前記係止羽根部の最大拡開部の寸法より小さく形成され、前記クリップ係止部との係合位置から前記スロープ部に向けて回転された前記クリップの離脱方向への直線移動により、前記係止羽根部が前記スロープ部に当接されてすぼめられて前記係止孔の内側に案内されるようにしたことを特徴としている。
請求項2に記載の本発明のクリップの取付構造は、請求項1に記載のクリップの取付構造において、前記取付部材の前記クリップ係止部と前記スロープ部との間であって前記クリップ係止孔の周縁部に、前記クリップ係止部と係合した係止羽根部の回転を防止する段差部を形成したことを特徴としている。
以上説明したように請求項1に記載の本発明のクリップの取付構造によれば、取付部材のクリップ係止孔を挿通可能なステム部と、該ステム部の挿通先端部から当該ステム部の外側に拡開した係止羽根部とを備えるクリップが、前記クリップ係止孔を挿通して前記取付部材に対して着脱自在に取り付けられるクリップの取付構造において、前記取付部材が、前記クリップ係止孔の周縁部に設けられた前記係止羽根部と係合する一対のクリップ係止部と、該クリップ係止部から前記クリップ係止孔の周方向に間隔を置いて、クリップ係止孔の周縁部からクリップ係止孔に向けて延びるように設けられた一対のスロープ部と、を備え、前記クリップ係止孔の内径が、該クリップ係止孔の周縁部と係合する前記係止羽根部の最大拡開部の寸法より小さく形成され、前記クリップ係止部との係合位置から前記スロープ部に向けて回転された前記クリップの離脱方向への直線移動により、前記係止羽根部が前記スロープ部に当接されてすぼめられて前記係止孔の内側に案内されるようにしたので、クリップ係止孔に挿入されるクリップの係止羽根部をクリップ係止部と確実に係合させることができ、クリップを取付部材のクリップ係止孔に確実に取り付けることができ、そのために、部品の取付部材への取り付けを確実に行うことができ、また、クリップをクリップ係止孔の周縁部のスロープ部に位置させることにより、該スロープ部に沿ってクリップを離脱方向に案内することができ、クリップをクリップ係止孔から容易に取り外すことができ、そのために、部品の取付部材からの取り外しを極めて容易に行うことができ、部品を取付部材から極めて容易に、かつ、短時間に取り外すことができるので、解体時の作業性を高めることができ、リサクイクルを促進することができ、さらに、クリップ係止孔の内径が、クリップ係止孔の周縁部と係合する係止羽根部の最大拡開部の寸法より小さく形成されているので、クリップを離脱方向に案内するスロープ部にクリップが位置していても、クリップ係止孔からクリップが不意に抜け出て外れてしまうことを防ぐことができ、クリップのクリップ係止孔への係合状態を確実に確保することができる。
請求項2に記載の本発明のクリップの取付構造によれば、前記取付部材の前記クリップ係止部と前記スロープ部との間であって前記クリップ係止孔の周縁部に、前記クリップ係止部と係合した係止羽根部の回転を防止する段差部を形成したので、クリップ係止部と係合状態にあるクリップの係止羽根部が不意に回転して、該係止羽根部とクリップ係止部との係合状態が解除され、クリップが離脱位置に移動してしまうことを防ぐことができ、クリップ係止孔へのクリップの係合状態を確実に確保することができる。
以下、本発明に係るクリップの取付構造の一実施の形態を、図1〜図8の図面を参照して説明する。本実施形態に係るクリップの取付構造1は、ワイヤハーネスWを自動車のボディー8に取り付ける際に用いられる。
図1に示すように、ワイヤハーネスWは、その周囲がテープ2で巻回されて束ねられている。該束ねられたワイヤハーネスWには、その全長の所定位置にワイヤハーネス固定部材としての電線固定片3が取り付けられている。該電線固定片3は、合成樹脂からなり、周知の射出成形により成形される。
前記電線固定片3は、前記ワイヤハーネスWが位置付けられる平板部4と、該平板部4に突設されたクリップ5とを備えている。前記平板部4は、長方形状の平板として形成され、平板部4の長手方向(図1中のA方向)がワイヤハーネスWの長手方向と一致している。
前記電線固定片3は、前記平板部4の一方の表面4aにワイヤハーネスWを位置付け、該ワイヤハーネスWとともに外周にテープ等の巻き付け部材6を巻き付けることにより、該ワイヤハーネスWと固定される。前記平板部4の他方の表面4bには、長手方向両端部に平板部4の長手方向と直交する方向(図1中のB方向)のリブ7が形成され、前記巻き付け部材6がワイヤハーネスWの長手方向に移動して前記平板部4から脱落することを防いでいる。
前記平板部4の他方の表面4bには、その長手方向中央部に、前記クリップ5が突設されている。該クリップ5は、図4に示すように、前記ワイヤハーネスWを取り付ける取付部材であるボディー8に形成されたクリップ係止孔9を挿通可能なステム部51と、該ステム部51の挿通先端部52から該ステム部51の外側に拡開した係止羽根部53とを備えている。
前記ステム部51は、前記平板部4の長手方向(図1中のA方向)と直交する方向(図1中のB方向)の厚板部51aが前記平板部4に立設されて構成される。前記厚板部51aの前記平板部4の長手方向と直交する方向の寸法x1は、該厚板部51aからなるステム部51が挿通される前記クリップ係止孔9の内径x2より小さく形成されている。
前記ステム部51の挿通先端部52である前記厚板部51aの先端部51bには、厚板部51aの両側に、厚板部51aから折り返されて厚板部の外側にかつ前記平板部4側に向けて拡開するように延出された一対の係止羽根部53が形成されている。該係止羽根部53の先端部には、係止段部53aが形成され、また、前記平板部4側に向けて延びるスカート部53bが形成されている。なお、クリップ係止孔9の内径x2は、クリップ5の係止羽根部53の最大拡開部の寸法x3より小さく形成されている。
前記厚板部51aと前記係止羽根部53との間には、空隙部54が形成されている。そのために、前記クリップ5がクリップ係止孔9に挿入される際に、前記係止羽根部53の外表面53cがクリップ係止孔9の内周縁部9aと当接し、係止羽根部53が内側に弾性変形してすぼまるようになっている。
また、前記平板部4の他方の表面4bで、前記クリップ5を挟んだ両側位置には、平板部4の表面4bから上方外側に向けて翼状に拡開して形成された一対の翼片10が設けられている。そして、前記クリップ5が前記クリップ係止孔9に挿入されて係止状態となったときに、前記翼片10の先端部10aがボディー8のワイヤハーネスW側の取付表面8aと当接し、前記翼片10が弾性変形して外側に拡開するようになっている。
前記ワイヤハーネスWが固定された電線固定片3のクリップ5が取り付けられる取付部材としてのボディー8には、クリップの取付構造1として、ワイヤハーネスWの配索経路に沿って複数のクリップ係止孔9が形成されている。
図2に示すように、前記ボディー8のワイヤハーネスW(図示せず)側と反対側の表面8bには、前記クリップ係止孔9の周縁部に位置するように突出形成されたボス状部11が設けられている。前記ボディー8は、例えば、車両の各部に設けられたパネルであり、合成樹脂により周知の射出成形により成形されることが多い。そのために、前記ボス状部11もボディー8と一体に成形されるが、前記ボス状部11を備えるクリップ係止孔部材をボディー8と分離して形成し、該クリップ係止孔部材を金属製のパネルに取り付けるようにしてもよい。
前記ボス状部11の内周部には、前記クリップ係止孔9の周縁部に位置し、図3及び図4に示すように、クリップ係止孔9を挿通したクリップ5の係止羽根部53の係止段部53aと係合する一対のクリップ係止部12が形成されている。該クリップ係止部12は、図4に示すように、クリップ5の着脱方向(図4中のC方向)に対して直交する位置で、かつ、クリップ係止孔9を挟んでクリップ係止孔9の径方向対称位置に形成されている。
また、前記ボス状部11の内周部であって前記クリップ係止孔9の周縁部には、図2及び図8に示すように、クリップ5を離脱方向(図8中のD方向)に案内する一対のスロープ部13が形成されている。該スロープ部13は、前記クリップ係止部12からクリップ係止孔9の周方向に90度ずれた位置で、かつ、クリップ係止孔9を挟んでクリップ係止孔9の径方向対称位置に形成されている。なお、前記スロープ部13は、前記クリップ係止部12からクリップ係止孔9の周方向にずれた位置に形成されていれば、そのずれ角は何度でもよい。
図8に示すように、前記スロープ部13は、前記クリップ係止孔9の内側に向けて、かつ、前記クリップ5の離脱方向(図8中のD方向)に向けて傾斜して形成されている。図7に示すように、前記クリップ係止部12との係合状態が解除されて、前記スロープ部13に位置する前記クリップ5の係止羽根部53は、前記係止段部53aの角部53dが前記スロープ部13の表面13aに当接して案内される。そして、前記クリップ5を離脱方向に引き抜くと、前記角部53dがスロープ部13の表面13aに当接しながら前記係止羽根部53が内側に弾性変形してすぼまり、該係止羽根部53がクリップ係止孔9の内側に導かれてクリップ5がクリップ係止孔9から離脱するようになっている。
図2及び図3に示すように、前記ボス状部11の内周部であって前記クリップ係止孔9の周縁部には、前記クリップ係止部12と前記スロープ部13との間に、クリップ係止部12と係合したクリップ5の係止羽根部53の回転を防止する段差部14が形成されている。該段差部14は、図2に示すように、前記クリップ係止部12の底面12aから立設した一対の側面14aを備え、該側面14aが、クリップ係止部12に係合したクリップ5の係止羽根部53の側面53eと当接係合するようになっている。そして、係合状態にあるクリップ5が不意に回転して離脱位置に移動してしまうことを防ぐようになっている。
次に、前記のように構成されたクリップの取付構造1を用いて、ワイヤハーネスWをボディー8に取り付ける場合と、ワイヤハーネスWをボディー8から取り外す場合とを説明する。
ワイヤハーネスWをボディー8に取り付けるには、まず、図1に示すように、電線固定片3の平板部4の一方の表面4aにワイヤハーネスWを位置付け、該ワイヤハーネスWと電線固定片3とを巻き付け部材6で巻き付けて、ワイヤハーネスWと電線固定片3とを固定する。次に、ワイヤハーネスWが固定された電線固定片3のクリップ5を、ボディー8に形成されたクリップの取付構造1としてのクリップ係止孔9に挿入する。
クリップ5がステム部51の挿通先端部52からクリップ係止孔9に挿入し始めると、前記挿通先端部52からステム部51の外側に拡開した係止羽根部53がクリップ係止孔9の内周縁部9aと当接し、係止羽根部53が内側に弾性変形してすぼまる。この状態で、クリップ5の挿入を継続すると、図4に示すように、係止羽根部53の係止段部53aがクリップ係止孔9の周縁部に形成されたボス状部11のクリップ係止部12を過ぎたところで、前記係止羽根部53が外側に拡開し、クリップ5の係止段部53aとボディー8側のクリップ係止部12とが係合する。
その際、電線固定片3に設けられた翼片10の先端部10aがボディー8のワイヤハーネスW側の取付表面8aと当接し、前記翼片10が弾性変形して外側に拡開する。そして、この弾性変形した翼片10には、電線固定片3をボディー8から引き離すような復元力が作用するので、前記したクリップ5の係止羽根部53とクリップ係止部12との係合状態をより確実にすることができる。
ワイヤハーネスWをボディー8から取り外すには、図5及び図6に示すように、前記翼片10の復元力に抗して、電線固定片3のクリップ5を挿入方向(図6中のE方向)にさらに押し込む。これにより、ボディー8に当接している翼片10がさらに弾性変形して拡開し、クリップ5の係止羽根部53の係止段部53aの下端53fがボディー8側のクリップ係止部12の段差部14の上端14bより上方に位置するようになり、クリップ5の係止羽根部53とクリップ係止部12との係合状態が解除される。
この状態で、ワイヤハーネスWが固定された電線固定片3のクリップ5を回転させ、クリップ5の係止羽根部53がクリップ係止部12とスロープ部13との間の段差部14を乗り越えると、図7及び図8に示すように、クリップ5の係止羽根部53がクリップ係止部12から90度ずれた位置にあるスロープ部13に位置するようになる。
次に、図8に示すように、クリップ5を離脱方向(図8中のD方向)に引き抜くと、クリップ5の係止羽根部53の角部53dが前記スロープ部13の表面13aに当接して案内され、前記係止羽根部53が内側に弾性変形してすぼまりながらクリップ係止孔9の内側に導かれ、クリップ5がクリップ係止孔9から離脱するようになる。
なお、クリップ係止孔9の内径x2が、クリップ5の係止羽根部53の最大拡開部の寸法x3より小さく形成されているので、クリップ5が該クリップ5を離脱方向に案内するスロープ部13に位置しているだけでは、クリップ係止孔9からクリップ5が不意に抜け出て外れてしまうことはない。
本実施形態のクリップの取付構造1によれば、ボディー8のクリップ係止孔9の周縁部に設けられ、クリップ5の係止羽根部53と係合する一対のクリップ係止部12と、該クリップ係止部12からクリップ係止孔9の周方向に90度ずれて設けられ、前記クリップ5を離脱方向に案内する一対のスロープ部13とを備えているので、クリップ係止孔9に挿入されるクリップ5の係止羽根部53をクリップ係止部12と確実に係合させることができ、ワイヤハーネスWを固定した電線固定片3のクリップ5をボディー8のクリップ係止孔9に確実に取り付けることができ、そのために、ワイヤハーネスWのボディー8への取り付けを確実に行うことができる。
また、クリップ5をクリップ係止孔9の周縁部のスロープ部13に位置させることにより、該スロープ部13に沿ってクリップ5を離脱方向に案内することができ、クリップ5をクリップ係止孔9から容易に取り外すことができ、そのために、ワイヤハーネスWのボディー8からの取り外しを極めて容易に行うことができる。
そして、前記したクリップの取付構造1により、ワイヤハーネスWなどの部品をボディーから極めて容易に、かつ、短時間に取り外すことができるので、車両解体時の作業性を高めることができ、車両のリサクイクルを促進することができる。
また、前記クリップ係止部12と前記スロープ部13との間であって前記クリップ係止孔9の周縁部に、前記クリップ係止部12と係合したクリップ5の係止羽根部53の回転を防止する段差部14を形成したので、クリップ係止部12と係合状態にあるクリップ5の係止羽根部53が不意に回転して、該係止羽根部53とクリップ係止部12との係合状態が解除され、クリップ5が離脱位置に移動してしまうことを防ぐことができ、クリップ係止孔9へのクリップ5の係合状態を確実に確保することができる。
また、前記クリップ係止孔9の内径x2が、該クリップ係止孔9の周縁部と係合するクリップ5の係止羽根部53の最大拡開部の寸法x3より小さく形成されているので、前記クリップ5を離脱方向に案内するスロープ部13にクリップ5が位置していても、クリップ係止孔9からクリップ5が不意に抜け出て外れてしまうことを防ぐことができ、クリップ5のクリップ係止孔9への係合状態を確実に確保することができる。
前記した実施形態では、ワイヤハーネスWをボディー8に取り付ける場合について説明したが、取り付ける部品はワイヤハーネスWに限定されるものではなく、また、部品の取り付け先も車両のボディー8に限定されるものではなく、部品及び該部品の取付先は種々変更することができる。
なお、前記した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変更することができる。
本発明の一実施形態に係るクリップの取付構造と該取付構造に取り付けられるクリップとを示す斜視図である。 図1のクリップの取付構造を示す斜視図である。 クリップがクリップ係止孔に係合した状態を示す斜視図である。 図3のI−I線断面図である。 クリップをクリップ係止孔から取り外す際の状態を示す斜視図である。 図5のII−II線断面図である。 クリップがクリップ係止孔のスロープ部に位置している状態を示す斜視図である。 図5のIII−III線断面図である。
符号の説明
W ワイヤハーネス
1 クリップの取付構造
3 電線固定片
4 平板部
5 クリップ
51 ステム部
53 係止羽根部
53a 係止段部
8 ボディー
9 クリップ係止孔
10 翼片
11 ボス状部
12 クリップ係止部
13 スロープ部
14 段差部
x2 クリップ係止孔9の内径
x3 係止羽根部53の最大拡開部の寸法

Claims (2)

  1. 取付部材のクリップ係止孔を挿通可能なステム部と、該ステム部の挿通先端部から当該ステム部の外側に拡開した係止羽根部とを備えるクリップが、前記クリップ係止孔を挿通して前記取付部材に対して着脱自在に取り付けられるクリップの取付構造において、
    前記取付部材が、前記クリップ係止孔の周縁部に設けられた前記係止羽根部と係合する一対のクリップ係止部と、
    該クリップ係止部から前記クリップ係止孔の周方向に間隔を置いて、クリップ係止孔の周縁部からクリップ係止孔に向けて延びるように設けられた一対のスロープ部と、を備え、
    前記クリップ係止孔の内径が、該クリップ係止孔の周縁部と係合する前記係止羽根部の最大拡開部の寸法より小さく形成され、
    前記クリップ係止部との係合位置から前記スロープ部に向けて回転された前記クリップの離脱方向への直線移動により、前記係止羽根部が前記スロープ部に当接されてすぼめられて前記係止孔の内側に案内されるようにしたことを特徴とするクリップの取付構造。
  2. 前記取付部材の前記クリップ係止部と前記スロープ部との間であって前記クリップ係止孔の周縁部に、前記クリップ係止部と係合した前記係止羽根部の回転を防止する段差部を形成したことを特徴とする請求項1記載のクリップの取付構造。
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