JP2001336670A - ハーネス取付クリップ - Google Patents

ハーネス取付クリップ

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JP2001336670A
JP2001336670A JP2000155207A JP2000155207A JP2001336670A JP 2001336670 A JP2001336670 A JP 2001336670A JP 2000155207 A JP2000155207 A JP 2000155207A JP 2000155207 A JP2000155207 A JP 2000155207A JP 2001336670 A JP2001336670 A JP 2001336670A
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harness
hole
jig
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JP2000155207A
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Toshisuke Katsumata
敏祐 勝又
Shintaro Suzuki
慎太郎 鈴木
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 着脱治具バンドを操作してハーネスの着脱作
業に簡便で、コスト的にも有利なハーネス取付クリップ
を提供する。 【解決手段】 扁平形状の着脱治具バンド40を備え、
この着脱治具バンド40は、扁平形状の一端側に孔幅の
広い係止孔43と孔幅の狭い外し孔44からなる楔孔形
状の治具孔を有している。予め、その治具孔の孔幅の広
い係止孔43を一対の係止アーム36に押し込んで挿通
させ、それらの先端部のアーム指部36aに係合させ
る。その状態で着脱治具バンド40の扁平な他端側を引
っ張って係止アーム36への係合位置を孔幅の外し孔4
4に変移させると、楔力でもって一対の係止アーム36
がそれらの先端部アーム指部36aを介して弾性でもっ
て強制的に近接する方向へ押し萎められる。押し萎めら
れた係止アーム36は車体パネル21の取付孔22に空
かされた状態になり、簡単にクリップ30を車体パネル
21から取り外すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に自動車に配索
される電線・ケーブル等のハーネス類にあって、これを
車体パネルに簡便に着脱するためのハーネス取付クリッ
プに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、配索ハーネス類を車体パネルに取
り付けるためのクリップの基本的形状は、クリップ本体
の基幹部でハーネスに結合して止着するようになってお
り、その基幹部の先端両側から2つ一対の係止アームが
左右対称形に延びたあたかも錨(アンカー)のごとき形
状の樹脂成形品である。その一対の係止アームを樹脂弾
性による反発力に抗して押し萎めながら車体パネルの取
付孔に押し込み、ハーネスを固定するものである。
【0003】ところで、車体パネルに配索したハーネス
は経時使用による劣化などで取り替える場合があり、新
規ハーネスを車体パネルに取り付け直すといったよう
に、ハーネス着脱に伴い取付用のクリップの機能として
は、ハーネス着脱作業を容易ならしめる取り扱いに良好
なものが望まれる。
【0004】図5は、かかるクリップ着脱機能を考慮し
た従来例のクリップ1を示している。この場合のクリッ
プ1は、ハーネス9に結合される部分のベース2を有
し、ベース2から立ち上がる基幹部3の先端から2つ一
対の係止アーム4が延びてアンカー形状となっている。
一対の係止アーム4の先端はさらに水平方向に背中合わ
せに延びた押圧レバー部となっている。これら背中合わ
せに延びる押圧レバー部5の先端部は屈曲した把持部6
となっており、それら両側の把持部6を人手7の両指と
か工具で押圧操作しやすいようになっている。
【0005】それにより、クリップ1の2つの把持部6
を両指で摘んで内側に押し萎めると、2つの係止アーム
4間が互いに萎められ、その状態で係止アーム4を車体
パネル8の取付孔8aに挿入させる。取付孔8aに入り
切った状態で、把持部6を摘んだ両指押圧力を解除する
と、一対の係止アーム3が弾性復元力で開く方向へ元姿
勢に戻り、取付孔8aの背面に引っかかって固定され
る。
【0006】車体パネル8からハーネス9を取り外す場
合、再びクリップ1の把持部6を両指で押圧操作し、一
対の係止アーム4を押し萎めて取付孔8aから空かすよ
うにして、クリップ1を抜いてハーネス9を車体パネル
8から取り外す。
【0007】一方、図6も同じくクリップ着脱機能を考
慮した従来例のクリップ10を示している。この場合の
クリップ10は、両側に2つ一対の係止アーム12を有
するクリップ本体部11と、このクリップ本体部11の
中央部に挿通する形のロックピン13とからなってい
る。クリップ本体部11は、その係止アーム12を車体
パネル14,15の取付孔に挿入して嵌合させた状態
で、係止アーム12の先端のアーム爪12aがロックピ
ン13の仮決め凹部13bに係合しており、ロックピン
13が仮決め位置に止まった状態となっている。
【0008】その仮決め位置のロックピン13のベース
13aを軸方向へ打ち込むと、移動したロックピン13
の本決め凹部13cに係止アーム12のアーム爪12a
が落ち込む。すると、ロックピン13がクリップ本体部
11に対して本決め位置となり、クリップ本体部11が
車体パネル14,15の取付孔から脱落しないようにロ
ックする。
【0009】かかる取付状態のハーネスを車体パネル1
4,15から取り外す場合、上記ロック状態になってい
るロックピン13を図でいう下方から上方へ逆方向に打
ち戻す。かくしてロックピン13はクリップ本体部11
に対して仮決め位置の状態に戻り、クリップ本体部11
に対するロックを解除する。
【0010】ロック解除されたクリップ本体部11はそ
の両側一対の係止アーム12を押し萎めて、車体パネル
14,15の取付孔から取り外すことができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上各従来
例のクリップにはそれぞれ次の問題点がある。前者図5
に示す従来例のクリップ1は、これを操作するにはハー
ネス9を跨いで人手7の両指間に挟むようにするから、
ハーネス9のためにクリップ1の係止アーム4が死角と
なって目視しづらい。そのため、車体パネル8の取付孔
8aに係止アーム4を挿入するときに不手際が生じやす
いなど、使用面での不具合がある。
【0012】また、後者の図6に示す従来例のクリップ
10にあっては、それがクリップ本体部11とロックピ
ン13との組み合わせからなっているため、それら両部
材の仮決め位置と本決め位置との収まり加工精度がかな
り要求され、勢いコスト高となる嫌いがある。
【0013】また、図5および図6の従来例、ならびに
これまでのクリップに共通していえることは、ハーネス
に巻き付ける部分のクリップ本体の形状がベルト状やテ
ープ状の場に対応させる専用性が強く、いわゆる汎用性
に欠けるといった問題点がある。
【0014】したがって、本発明の主たる目的は、特に
自動車配索のハーネス類を車体パネルに着脱自在に取り
付けるための着脱治具バンドを付帯したクリップにかか
り、車体パネルへの着脱機能に優れ、コスト的にも有利
なハーネス取付クリップを提供することにある。
【0015】また、本発明の他の目的は、在来品のベル
ト型クリップやテープ止め固定型クリップなどいずれの
タイプの場合でもアンカー(錨)フックを備えたもので
あれば、着脱治具バンドを簡易に付帯させてハーネスの
着脱作業に非常に便利なハーネス取付クリップを提供す
ることにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にかかる請求項1に記載のハーネス取付クリ
ップは、樹脂成形品のクリップ30が、ハーネス20に
巻き付ける部分のクリップ本体の端部に設けられたクリ
ップ基幹部35を有し、このクリップ基幹部35の先端
にアンカーフック形状に成形した一対の係止アーム36
を有し、この一対の係止アーム36をハーネス固定パネ
ル(車体パネル)21の取付孔22に弾性で押し萎めて
挿通させてパネル背面に係合させることにより、ハーネ
ス20をハーネス固定パネル21に固定するためのもの
であって、扁平形状に成形された着脱治具バンド40が
備わり、この着脱治具バンド40は扁平形状の一端側に
楔孔形状の治具孔を有し、予めその治具孔に前記一対の
係止アーム36を押し込んで挿通させた状態で前記クリ
ップ30に付帯しており、前記一対の係止アーム36が
前記ハーネス固定パネル21の取付孔22に挿通してパ
ネル背面に係合した状態から、前記着脱治具バンド40
の扁平形状の他端側を引っ張って治具孔を変位させたと
きの楔力で前記一対の係止アーム36を押し萎めて前記
ハーネス固定パネル21から取り外せるようになってい
ることを特徴とする。
【0017】以上の構成により、ハーネス20に結合し
た状態のクリップ30に対して、着脱治具バンド40が
予めこの治具孔をクリップ側の一対の係止アーム36に
挿通させた状態でセットされる。クリップ30のその係
止アーム36を弾性で押し萎めながら車体パネルのごと
きハーネス固定パネル21の取付孔22に押し込み、挿
通させるとパネル背面に一対の係止アーム36が元形状
に弾性復元して係合することでハーネス20をハーネス
固定体パネル21に固定する。ハーネス20をハーネス
固定パネル21から取り外す場合、着脱治具バンド40
を一方向へ引っ張ると、治具孔の係合位置が係止アーム
36に対して変移する。すなわち、治具孔の変位で一対
の係止アーム36に対して楔力が働き、一対の係止アー
ム36は強制的に押し萎められる。押し萎められた係止
アーム36はハーネス固定パネル21の取付孔22で空
かされた状態になり、クリップ30をハーネス固定パネ
ル21から取り外せる。これから明らかなように、単に
着脱治具バンド40を引っ張るだけで、取付状態のハー
ネス20をハーネス固定パネル21から簡単に取り外す
ことができる。
【0018】また、請求項2に記載のハーネス取付クリ
ップは、前記着脱治具バンド40に設けた治具孔が、孔
幅の広い係止孔43と孔幅の狭い外し孔44からなり、
その係止孔43から外し孔44への変移時に楔力を発生
させて前記一対の係止アーム36を押し萎める方向へ弾
性変形させるようになっていることを特徴とする。
【0019】以上の構成により、治具孔を孔幅の広い係
止孔43と孔幅の狭い外し孔44に明確に区分すること
で、バンド本体41を引っ張り操作したとき、一対の係
止アーム36に対して押し萎める方向へ楔力を有効に働
かせることができるとともに、孔位置が明確に変移した
ことが確認しやすくなる。
【0020】また、請求項3に記載のハーネス取付クリ
ップは、前記クリップ30が一対の係止アーム36のご
ときアンカーフック部を備えたものであれば、ハーネス
20に巻き付ける部分のクリップ本体がベルト状または
テープ状を含むいずれの形状の場合でも前記着脱治具バ
ンド40を汎用的に予め付帯できるようになっているこ
とを特徴とする。
【0021】すなわち、ハーネス20に巻き付ける部分
のクリップ本体がベルト状またはテープ状など異なる形
状の場合でも、そのクリップ本体の先端にアンカーフッ
ク部が備わっておれば、着脱治具バンド40をそのアン
カーフック部に予め係合させて付帯させておくことによ
り、その着脱治具バンド40を操作してパネル固定状態
にあるハーネス20を簡易に着脱でき、在来品のクリッ
プに自在に対応できる汎用性がある。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかるハーネス取
付クリップの実施の形態について、図面に基づいて詳細
に説明する。
【0023】図1に示すように、本例のクリップ30は
ハーネス20に巻き付けて結合するベルト型の樹脂成形
品であり、巻付部分となる細長いベルト本体31を有し
ている。ベルト本体31の一端側にバックル部32を有
し、ハーネス20に適度な保持力で巻き付けた部分のベ
ルト本体31をそのバックル部32で掛け止めする。掛
け止めは、ベルト本体31の背面全長方向へ凹凸部を交
互に波形状に連ねて形成した係止刻み目33を用いる。
【0024】また、バックル部32の先端部に円盤状の
押さえ鍔34を有し、その中心部からクリップ基幹部3
5が突出して設けられている。クリップ基幹部35の先
端両側から2つ一対の係止アーム36が設けられ、指先
間に摘んで樹脂弾性による反発力に抗しながら押し萎
め、指先押圧力を解除すると弾性で元姿勢に復元できる
ようになっている。そのようにして押し萎められた状態
の一対の係止アーム36を、図中仮想線で示す本発明で
いうハーネス固定パネルであるこの場合自動車の車体パ
ネル21に設けた取付孔22に押し込み、パネル背面に
係合させるようになっている。
【0025】また、かかるクリップ30に付帯される本
発明の要旨部材である着脱治具バンド40が単体で備わ
り、車体パネル21への嵌合前の段階で予めその着脱治
具バンド40をクリップ側の一対の係止アーム36の内
側に押し入れた状態でセットされるようになっている。
【0026】図2(a)〜(c)は、この着脱治具バン
ド40を単品で示す平面図と正面図、そして側面図であ
る。細長い扁平形状のバンド本体41の先端側は若干幅
広のバンドヘッド42となっており、ここには瓢箪形ま
たはダルマ形の治具孔が形成されている。この治具孔は
幅の広い部分で幅寸法W1を有する係止孔43と、これ
よりも幅の狭い部分で幅寸法W2を有する外し孔44と
からなっている。また、バンド本体41の基端側は滑り
止め刻み45を形成した把持引っ張り部となっており、
その滑り止め刻み45の部分を指先保持して引っ張り、
バンド本体41を図1でいう上下方向へ引き下ろせるよ
うになっている。
【0027】次に、以上の構成による本実施の形態のハ
ーネス取付クリップを用い、ハーネスを車体パネルに着
脱する際の動作および作用について説明する。
【0028】まず、図1に示すように、ハーネス20の
必要個所に巻き付けてクリップ30がセットされる。セ
ットされたクリップ側係止アーム36に用意された着脱
治具バンド40の治具孔を臨ませ、幅広の係止孔43を
その一対の係止アーム36に押し込んで嵌め込む。
【0029】図3(a),(b)は、着脱治具バンド4
0をクリップ30の係止アーム36に取り付けた状態を
示している。すなわち、幅広の係止孔43を一対の係止
アーム36を弾性変形させて押し萎めるようにして突き
通し、クリップ側押さえ鍔34に外側から押しつけ、係
止アーム36の内側に位置するように着脱治具バンド4
0がセットされて、次の車体パネル21への取り付けに
備える。図3(b)の断面図に示すように、かかる着脱
治具バンド40のセット後は、この幅広の係止孔43に
クリップ側係止アーム36の先端のアーム指部36aが
係合した状態になっている。
【0030】続いて、同じく図3(a),(b)に示す
ように、着脱治具バンド40を伴ったクリップ30の係
止アーム36を指先で押圧操作して押し萎めつつ、その
一対の係止アーム36を車体パネル21の取付孔22に
押し込み、挿通させてパネル背面に回り込ませることで
固定される。同図3(b)のように、押し込み後の一対
の係止アーム36の各アーム指部36aは取付孔22に
係合し、同時に先述のバンド側幅広の係止孔43にも係
合した形となる。これでハーネス20の車体パネル21
への取り付けが終了する。
【0031】そのようにして実機装着後のハーネス20
は劣化などなんらかの都合で車体パネル21から取り外
す場合がある。その際、次のように操作して簡単にハー
ネス20を車体パネル21から取り外すことができる。
【0032】図4(a),(b)に示すように、ハーネ
ス20が車体パネル21に固定された状態で、付属する
着脱治具バンド40の滑り止め刻み45の部分を指先保
持し、図中符号Pで示す引張力でバンド本体41を引き
下げる。
【0033】すると、それまで図3(b)のように係止
アーム先端のアーム指部36aに係合していた着脱治具
バンド40側の幅広の係止孔43の部位が下がり、代わ
って幅狭の外し孔44がアーム指部36aに係合する。
孔幅寸法W2といったように〔図2(a)参照〕、孔幅
寸法が狭くなる分、一対のアーム指部36aは強制的に
互いに押し萎められる。図4(b)は、そうして強制的
に押し萎められた状態の一対のアーム指部36aを示し
ている。このアーム指部36aの押し萎めに伴い、一対
の係止アーム36もまた弾性反発力に抗して押し萎めら
れ、車体パネル21の取付孔22に空かして取り外し可
能な状態になる。
【0034】同図4(b)に示すように、押し萎めによ
って取付孔22に空かし状態の一対の係止アーム36を
図中の矢印で示す方向へクリップ30の全体を引き抜く
ことにより、ハーネス20を車体パネル21から簡単に
取り外すことができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる請
求項1に記載のハーネス取付クリップは、ハーネスに結
合した状態のクリップに対して、着脱治具バンドが予め
この治具孔をクリップ側の一対の係止アームに挿通させ
た状態でセットされる。クリップ側の係止アームを弾性
で押し萎めながら車体パネルのごときハーネス固定パネ
ルの取付孔に押し込み、挿通させるとパネル背面に一対
の係止アームが元形状に弾性復元して係合することでハ
ーネスをハーネス固定体パネルに固定する。ハーネスを
ハーネス固定パネルから取り外す場合、着脱治具バンド
を一方向へ引っ張ると、治具孔の係合位置が係止アーム
に対して変移する。すなわち、治具孔の変位で一対の係
止アームに対して楔力が働き、一対の係止アームは強制
的に押し萎められる。押し萎められた係止アームはハー
ネス固定パネルの取付孔で空かされた状態になり、クリ
ップをハーネス固定パネルから取り外せる。これから明
らかなように、単に着脱治具バンドを引っ張るだけで、
取付状態のハーネスをハーネス固定パネルから簡単に取
り外すことができる。
【0036】また、請求項2に記載のハーネス取付クリ
ップは、着脱治具バンドに設けた治具孔を孔幅の広い係
止孔と孔幅の狭い外し孔に明確に区分することで、バン
ド本体を引っ張り操作したとき、一対の係止アームに対
して押し萎める方向へ楔力を有効に働かせることができ
るとともに、孔位置が明確に変移したことが確認しやす
くなる。
【0037】また、請求項3に記載のハーネス取付クリ
ップは、ハーネスに巻き付ける部分のクリップ本体がベ
ルト状またはテープ状など異なる形状の場合でも、その
クリップ本体の先端にアンカーフック部が備わっておれ
ば、着脱治具バンドをそのアンカーフック部に予め係合
させて付帯させておくことにより、その着脱治具バンド
を操作してパネル固定状態にあるハーネスを簡易に着脱
でき、在来品のクリップに自在に対応できる汎用性があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる実施の形態のハーネス取付クリ
ップにおいて、車体取付前の段階で着脱治具バンドをク
リップにセットする状態を示す斜視図である。
【図2】同図(a)〜(c)は、着脱治具バンドを単品
で示す平面図,正面図および側面図である。
【図3】同図(a),(b)は、かかる着脱治具バンド
をクリップにセットした状態で車体パネルに取り付けた
状態を示す斜視図と組立断面図である。
【図4】同図(a),(b)は、車体パネルからハーネ
スの取り外しに際して、着脱治具バンドを引き下げ操作
してクリップを取付孔から取り外し可能にした状態を示
す斜視図と組立断面図である。
【図5】従来例のハーネス取付クリップを示す断面図で
ある。
【図6】別の従来例のハーネス取付クリップを示す断面
図である。
【符号の説明】
20 ハーネス 21 車体パネル(ハーネス固定パネル) 22 取付孔 30 クリップ 31 ベルト本体 32 バックル部 33 係止刻み目 34 押さえ鍔 35 クリップ基幹部 36 係止アーム 36a アーム指部 40 着脱治具バンド 41 バンド本体 42 バンドヘッド 43 係止孔(治具孔) 44 外し孔(治具孔) 45 滑り止め刻み
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02G 3/30 H02G 3/26 H 3/38 3/28 F Fターム(参考) 3H023 AA04 AB01 AD08 AD19 AD54 AE10 AE13 3J001 FA18 GA02 GC04 HA02 HA07 JC03 JC13 KA19 KB02 3J022 DA12 EA15 EB02 EB14 EC14 EC22 ED03 ED26 FA05 FB03 FB08 FB13 GA03 5G363 AA16 BA02 DA13 DA16 DA20 DC02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂成形品のクリップが、ハーネスに巻
    き付ける部分のクリップ本体の端部に設けられたクリッ
    プ基幹部を有し、このクリップ基幹部の先端にアンカー
    フック形状に成形した一対の係止アームを有し、この一
    対の係止アームをハーネス固定パネルの取付孔に弾性で
    押し萎めて挿通させてパネル背面に係合させることによ
    り、ハーネスをハーネス固定パネルに固定するためのハ
    ーネス取付クリップであって、 扁平形状に成形された着脱治具バンドが備わり、この着
    脱治具バンドは扁平形状の一端側に楔孔形状の治具孔を
    有し、予めその治具孔に前記一対の係止アームを押し込
    んで挿通させた状態で前記クリップに付帯しており、前
    記一対の係止アームが前記ハーネス固定パネルの取付孔
    に挿通してパネル背面に係合した状態から、前記着脱治
    具バンドの扁平形状の他端側を引っ張って治具孔を変位
    させたときの楔力で前記一対の係止アームを押し萎めて
    前記ハーネス固定パネルから取り外せるようになってい
    ることを特徴とするハーネス取付クリップ。
  2. 【請求項2】 前記着脱治具バンドに設けた治具孔が、
    孔幅の広い係止孔と孔幅の狭い外し孔からなり、その係
    止孔から外し孔への変移時に楔力を発生させて前記一対
    の係止アームを押し萎める方向へ弾性変形させるように
    なっていることを特徴とする請求項1に記載のハーネス
    取付クリップ。
  3. 【請求項3】 前記クリップが一対の係止アームのごと
    きアンカーフック部を備えたものであれば、ハーネスに
    巻き付ける部分のクリップ本体がベルト状またはテープ
    状を含むいずれの形状の場合でも前記着脱治具バンドを
    汎用的に予め付帯できるようになっていることを特徴と
    する請求項1または2に記載のハーネス取付クリップ。
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