JPH08275347A - ワイヤハーネス用クランプ - Google Patents

ワイヤハーネス用クランプ

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Publication number
JPH08275347A
JPH08275347A JP7100586A JP10058695A JPH08275347A JP H08275347 A JPH08275347 A JP H08275347A JP 7100586 A JP7100586 A JP 7100586A JP 10058695 A JP10058695 A JP 10058695A JP H08275347 A JPH08275347 A JP H08275347A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piece
band
wire harness
locking
clamp
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7100586A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Matsumaru
彰男 松丸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP7100586A priority Critical patent/JPH08275347A/ja
Publication of JPH08275347A publication Critical patent/JPH08275347A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワイヤハーネス10へ巻き着ける巻着バンド
2を、バンド挿通係止孔5を設けた基部3に伸設し、バ
ンド挿通係止孔5内の片持梁状の弾性係止片6に、巻着
バンド2を係止させる巻着バンド型のワイヤハーネス用
クランプ1において、ワイヤハーネス10へ巻着緊締し
て取り付けたクランプ1の外しを容易にして、外し作業
性の向上を図ると共に、クランプ1のリサイクル使用を
可能にする。 【構成】 弾性係止片6を、共通の固定端9から平行に
伸長する上部係止片7と下部弾性片8の分割構成にな
し、上部係止片7と下部弾性片8との間に、操作用空間
16を設け、さらに、下部弾性片8はスリット11を介
して、バンド挿通係止孔5の周壁15と遊離して下方撓
自在となり、操作用空間16に指先・ツールを入れて下
部弾性片8を下方撓させることによって、上部係止片7
を連動変位させて、巻着バンド2の係止を解離する構造
が特徴である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、巻着バンドを巻き着け
てワイヤハーネスに取り付け、そのワイヤハーネスの車
体・機器への配設姿勢を整えて保持するのに使用する巻
着バンド型のワイヤハーネス用クランプに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】巻着バンド型ワイヤハーネス用クランプ
1は、(図2参照)ワイヤハーネス10に巻き着ける巻
着バンド2を伸設した基部3に、巻着バンド2のバンド
挿通係止孔5を設けた基本構造を有し、その巻着バンド
2をバンド挿通係止孔5に挿通係止して、ワイヤハーネ
ス10に巻着緊締して取り付け、要所に突設した係止部
4を、車体20等の取着部21に固定し、ワイヤハーネ
ス10の車体等への配設姿勢を整えて保持するようにな
っている。
【0003】そして、そのバンド挿通係止孔5のバンド
係止機構は、巻着バンド型ワイヤハーネス用クランプと
実質的同一物の電線結束具を示す実開昭62ー1628
79号公報の公知例のように、バンド挿入方向に伸長す
る片持梁状の弾性係止片6を、バンド挿通係止孔5に設
け、その弾性係止片6の係止爪12と巻着バンド2の係
止溝13をかみ合せることによって巻着バンド2を抜け
止め係止すると共に、その弾性係止片6の自由端部分
を、バンド挿通係止孔5から突出する操作部22にな
し、指先やツールでその操作部22を下方撓させて巻着
バンド2の係止解離ができる構造を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上の従来の巻着バン
ド型のワイヤハーネス用クランプ1は、ワイヤハーネス
10の改修等に際して巻着緊締状態のワイヤハーネス用
クランプ1を外すとき、緊締係止状態の巻着バンド2と
弾性係止片6は密着姿勢を呈して、指先やツールを両者
の間に入れづらく、その上、強い係止力で係合している
係止爪12と係止溝13を外すには、相当の操作力が必
要になるので、クランプ外し作業は困難にして、ツール
の無理入れによる弾性係止片6の損傷をもたらす難点が
あり、ワイヤハーネス用クランプのリサイクル使用の障
害になっている。
【0005】本発明は、以上の従来技術の難点を解消
し、併せて、ワイヤハーネスシステムのリサイクル使用
の当該技術分野の技術要求に応える巻着バンド型のワイ
ヤハーネス用クランプを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の技術課題を解決す
る本発明のワイヤハーネス用クランプは「ワイヤハーネ
スに巻き着ける巻着バンドを、バンド挿通係止孔を有す
る基部に伸設すると共に、前記バンド挿通係止孔内に、
前記巻着バンドを係止する片持梁形状の弾性係止片を備
えたワイヤハーネス用クランプにおいて、前記弾性係止
片を、共通の固定端から上下に分割した上部係止片と下
部弾性片によって構成し、前記上部係止片に前記巻着バ
ンドの係止爪を設けると共に、前記下部弾性片は前記バ
ンド挿通係止孔の周壁の一部を形成し、さらに、前記上
部係止片と前記下部弾性片の自由端部位間に、操作用空
間を設けた構造」になっている。
【0007】即ち、本発明のワイヤハーネス用クランプ
は、バンド挿通係止孔内の弾性係止片を、共通の基部か
ら空間を介して上下平行に伸長する上部係止片と下部弾
性片に構成し、自由端部位の両者間の空間を、下方撓操
作用の操作用空間として全体が容易に下方変位できるよ
うに構成したもので、その上部係止片に係止している巻
着バンドの係止を外して、巻着バンドをルーズにすると
きは、その操作用空間に指先やツールを入れて押し下げ
るのみで、その係止解離ができる構造を特徴としてい
る。
【0008】
【作用】以上の構成のワイヤハーネス用クランプは、バ
ンド挿通係止孔の周壁の一部をなす下部弾性片に指先や
ツールを掛けて下方撓させることによって、上部係止片
による巻着バンドの係止解離が容易にできる。そして、
巻着バンドの係止機能部の上部係止片と、係止解離機能
部の下部係止片に分割構成され、かつ、その両者の間に
は操作用空間が介在するので、それぞれの機能は安定
し、前記の解離操作によって、係止機能部の上部係止片
が損われるおそれはなく、リサイクル使用が可能にな
る。
【0009】
【実施例】以下、実施例に基づいて詳しく説明する。即
ち、本発明の一実施例を示す図1を参照して、ワイヤハ
ーネス10に巻き着ける巻着バンド2を基部3に伸設
し、その基部3に巻着バンド2のバンド挿通係止孔5を
貫設すると共に、そのバンド挿通係止孔5に巻着バンド
2の挿通方向に伸びる片持梁形状の弾性係止片6を備
え、その弾性係止片6の係止爪12と巻着バンド2の係
止溝13をかみ合せることによって、ワイヤハーネス1
0に巻き着け緊締した巻着バンド2を抜け止め係止する
構造からなるワイヤハーネス用クランプ1において、弾
性係止片6は以下に詳述する上部係止片7と下部弾性片
8によって構成されている。なお、この実施例の巻着バ
ンド2の中間には、車体の嵌着孔(図示しない)の取着
部に嵌着係止する一対の羽根状係止片18からなる公知
形状の係止部4を有している。
【0010】即ち、弾性係止片6は巻着バンド2の挿入
口側にある固定端9を共通にして、上下に分割して平行
に伸長する上部係止片7と下部弾性片8の集合からな
り、この上部係止片7と下部弾性係止片8の間には、操
作用空間16が設けてある。そして、下部弾性係止片8
は両側のスリット11を介してボルト挿通係止孔5の周
壁15と隔離すると共に、自由状態ではケース体形状の
バンド挿通係止孔5の周壁15の一部を構成し、自由端
17の部位を下方に押し下げると容易に下方撓して、上
部係止片7を含む片持梁の弾性係止片6が、固定端9を
曲げ基点として下方へ弾性変位するようになっている。
【0011】そして(図1の(C)参照)、ワイヤハー
ネス10に巻着バンド2を巻き着け緊締したワイヤハー
ネス10への取り付け状態から、その巻着バンド2をル
ーズにして外すときは、弾性係止片6の自由端17部位
の操作用空間16に、指先またはツールを入れて下部弾
性片8を下方撓させると、その下部弾性片8と連動して
上部係止片7も下方変位して、係止爪12と巻着バンド
2の係止溝13とのかみ合い係止が解離し、巻着バンド
2はバンド挿通係止孔5から引き出されて、ワイヤハー
ネス用クランプ1がワイヤハーネス10から離脱でき
る。
【0012】以上の図1実施例のものは、前記の作用が
あり、ワイヤハーネス10に巻着バンド2を巻き着け緊
締した取り付け状態から容易に外せると共に、その外し
作業に際する上部係止片7の損傷のおそれはなく、良好
なクランプ性能を維持してリサイクル使用ができる。
【0013】なお、本発明のワイヤハーネス用クランプ
は、前記の実施例に限定されず、係止部4の設定位置や
形状を変更したりする等の変化がある。
【0014】
【発明の効果】以上の説明のとおり、本発明のワイヤハ
ーネス用クランプは、巻着バンド型のものにおいて、ワ
イヤハーネスへ巻着緊締した状態からの外し作業が容易
にして、その外しに際する機能損傷のおそれもなく、ワ
イヤハーネスの改修作業等の作業性の向上と能率化を図
ると共に、ワイヤハーネス用クランプのリサイクル使用
を可能にして当該分野の技術要求に応える効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例のワイヤハーネス用クランプを
示し、(A)はその全体斜視図、(B)はその要部の側
面断面図、(C)はその使用状態の要部の側面断面図
【図2】従来のワイヤハーネス用クランプを示し、
(A)はその使用状態の側面図、(B)はその要部の斜
視図、(C)はその使用状態の要部の側面断面図
【符号の説明】
1 ワイヤハーネス用クランプ 2 巻着バンド 3 基部 4 係止部 5 バンド挿通係止孔 6 弾性係止片 7 上部係止片 8 下部弾性片 9 固定端 10 ワイヤハーネス 11 スリット 12 係止爪 13 係止溝 15 周壁 16 操作用空間 17 自由端 18 羽根状係止片 22 操作部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤハーネスに巻き着ける巻着バンド
    を、バンド挿通係止孔を有する基部に伸設すると共に、
    前記バンド挿通係止孔内に、前記巻着バンドを係止する
    片持梁形状の弾性係止片を備えたワイヤハーネス用クラ
    ンプにおいて、前記弾性係止片を、共通の固定端から上
    下に分割した上部係止片と下部弾性片によって構成し、
    前記上部係止片に前記巻着バンドの係止爪を設けると共
    に、前記下部弾性片は前記バンド挿通係止孔の周壁の一
    部を形成し、さらに、前記上部係止片と前記下部弾性片
    の自由端部位間に、操作用空間を設けた構造を特徴とす
    るワイヤハーネス用クランプ。
JP7100586A 1995-03-31 1995-03-31 ワイヤハーネス用クランプ Pending JPH08275347A (ja)

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JP7100586A JPH08275347A (ja) 1995-03-31 1995-03-31 ワイヤハーネス用クランプ

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JP7100586A JPH08275347A (ja) 1995-03-31 1995-03-31 ワイヤハーネス用クランプ

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JP7100586A Pending JPH08275347A (ja) 1995-03-31 1995-03-31 ワイヤハーネス用クランプ

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JP (1) JPH08275347A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100666851B1 (ko) * 2004-09-08 2007-01-11 최원철 신속한 결착 및 해지가 용이한 밴드케이블
JP2021055812A (ja) * 2019-10-02 2021-04-08 矢崎総業株式会社 結束バンド

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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