JP2004071373A - ケーブルリール - Google Patents

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JP2004071373A
JP2004071373A JP2002229666A JP2002229666A JP2004071373A JP 2004071373 A JP2004071373 A JP 2004071373A JP 2002229666 A JP2002229666 A JP 2002229666A JP 2002229666 A JP2002229666 A JP 2002229666A JP 2004071373 A JP2004071373 A JP 2004071373A
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Akito Maekawa
前川 昭人
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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  • Electric Cable Arrangement Between Relatively Moving Parts (AREA)

Abstract

【課題】フラットケーブルの反転防止のための反転防止片を大型化することなく十分な強度を持たせる。
【解決手段】外筒となる固定体1に内筒となる可動体11を回転自在に組み付け、固定体1と可動体11とで形成される環状中空部にフラットケーブル3を収容し、フラットケーブル3の長さ方向の一端に、フラットケーブル3の導体と接続するバスバー5を収容しているインナーケース12を取り付け、該インナーケース12を可動体11に設けた収容部11bに挿入固定しているケーブルリールにおいて、可動体11の上壁部11a内面に設けた規制溝11dの溝端11d−1にインナーケース12からフラットケーブル3と共に引き出す反転防止片10の段差10aを当接して、該反転防止片10の揺動領域を規制することにより上記フラットケーブルの反転を防止している。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、自動車のステアリング装置に装備するケーブルリールに関し、該ケーブルリールの環状中空部に渦巻き状に収容するケーブルリールの反転を防止するものである。
【0002】
【従来の技術】
上記ケーブルリールは、図5に示すように、ステアリングコラム側に固定される固定体1と、ハンドル側に固定される可動体2とが回転自在に連結されており、固定体1と可動体2との間に形成される環状中空部内に、フラットケーブル3を巻回状態で収容している。
【0003】
フラットケーブル3の両端はインナーケース4、7内に固定されているバスバー5、8の一端に接続され、バスバー5、8の他端は外部回路のリード線6、9と接続している。
一方のインナーケース4は可動体2の収容部2aに収容し、他方のインナーケース7は固定体1の収容部1aに収容される。
また、インナーケース4からフラットケーブル3と重ねて合成樹脂製の可撓性および剛性を有する反転防止片100を突設し、該反転防止片100により、可動体2を回転させてフラットケーブル3を巻き緩めた場合に、フラットケーブル3が反転して損傷を受けるのを防いでいる。
【0004】
しかし、上記ケーブルリールのようにインナーケース4を可動体2の収容部2aに収容し、該インナーケース4からフラットケーブル3及び反転防止片100を引き出す構成とすると、インナーケース4により、内筒となる可動体2の径が大きくなり、同一の回転数を確保するためには、フラットケーブル3を長くしなければならないという問題がある。
【0005】
そこで、実公平7−11426号において、図6に示すように、反転防止片100の固定部101を可動体2の上壁2dに取り付けると共に、フラットケーブル3を収容するインナーケース4を上記固定部101に重ねて上壁2dに取り付けて、可動体2の径を小さくしているケーブルリールが開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しなしながら、フラットケーブル3の反転を防止するのに十分な強度を反転防止片100に持たせるためには、反転防止片100の板厚を相当厚くしなければならず、反転防止片100の板厚を大きくすることは可動体2の径を大きくすることと変わらない。即ち、上記構成では、可動体2の径を小さくすることができても、実際には反転防止片100の板厚によって可動体2周辺のスペースがとられるため、上記問題を解消することができない。
【0007】
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、フラットケーブルに沿わせて設ける反転防止片を厚くすることなくフラットケーブルの収納スペースを確保し、かつ、フラットケーブルの反転を防ぐのに十分な強度を反転防止片に持たせることを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、固定体と該固定体に回転自在に組みつける可動体とから環状中空部を形成し、該環状中空部内にフラットケーブルを渦巻き状に巻回して収容し、該フラットケーブルの長さ方向の両端を上記可動体の内筒と上記固定体の外筒とに固定して外部回路と接続しているケーブルリールにおいて、
上記内筒側のフラットケーブル引出位置からフラットケーブルと共に巻回方向に突出する反転防止片を設ける一方、上記可動体の上壁内面で且つ上記反転防止片の配置位置と対応する位置に規制溝を設け、上記反転防止片の一部を上記規制溝の溝端に当接させて該反転防止片の揺動領域を規制して上記フラットケーブルの反転を防止する構成としているケーブルリールを提供している。
【0009】
上記構成とすると、フラットケーブルが反転しようとすると、反転防止片の一部が可動体の上壁内面に設けた規制溝の溝端に当接し、フラットケーブルの反転方向の動きを規制し、フラットケーブルが反転するのを防止することができる。これにより、反転防止片の強度を高めるために反転防止片の板厚を厚くする等、反転防止片を大型化する必要がなくなり、フラットケーブルの収容スペースを狭めることがないため、フラットケーブルを長くする必要がない。
【0010】
上記反転防止片は可撓性と剛性とを有する樹脂片からなり、その上端縁に段差を設けている。
一方、上記規制溝は、その溝端を内筒と外筒とを結ぶ略径方向に延在させ、上記反転防止片の段差を上記溝端に当接させている。
【0011】
可動体の上壁内面に設ける規制溝を上記構成とすると、反転防止片の先端部を規制溝の溝端に当接する場合に比べて、反転防止片の基部に近い位置で上記溝端に当接するため、より反転防止片の揺動を規制しやすくなり、安定した強度を得ることができる。
【0012】
具体的には、フラットケーブルの両端は露出させた導体とバスバーとを接続してインナーケースに収容し、該インナーケースを上記可動体と固定体とに取り付け、該可動体の内筒に取り付けるインナーケースに上記反転防止片を取り付けている。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図1乃至図4を参照して説明する。
実施形態の自動車のステアリング装置に取り付けられるケーブルリールは、前記図5に示すケーブルリールと同様な構成で、図1に示すように、固定体1と、該固定体1に回転自在に組みつける可動体11とから環状中空部Sを形成し、該環状中空部S内にフラットケーブル3を渦巻き状に巻回して収容している。
フラットケーブル3の長さ方向の両端は、フラットケーブル3の導体と外部回路に接続されるバスバー15とを接続してインナーケース12に収容し、該インナーケース12を固定体1と可動体11とに固定している。
【0014】
図2は可動体11を示し、円盤状の上壁部11aの中央より内筒となる内周壁11cを突出し、該内周壁11cに近接した位置にインナーケース収容部11bを設けている。
該収容部11bに図3に示す可動体固定側のインナーケース12を収容固定している。該インナーケース12のフラットケーブル引出口12aには、反転防止片10がフラットケーブル3と共に引き出されるように取り付けている。該反転防止片10は、剛性と可撓性を有する樹脂帯からなり、その上端縁に段差10aを設け、基部側を高く、先端側を低くしている。
【0015】
上記可動体11の上壁部11aの内面には規制溝11dを設けている。該規制溝11dは、上記インナーケース12より突出する反転防止片10の揺動範囲と対応する位置に形成し、反転防止片の先端側の溝端11d−1は可動体11の内周壁11cと外筒となる固定体1とを結ぶ略径方向に延在させている。
【0016】
上記構成からなるケーブルリールでは、反転防止片10はフラットケーブル3の巻き締め、巻き緩めに従って揺動し、フラットケーブル3を巻き緩めたときに、フラットケーブル3が反転して反転防止片10を外周方向へ押し広げようとする。其の際、図4に示すように、反転防止片10の段差10aが規制溝11dの溝端11d−1に当接し、反転防止片10の揺動が規制される。
【0017】
反転防止片10の反転防止機能を可動体内面に設けて規制溝11dとの当接で強化しているため、反転防止片10の厚さを大としたり、大型化することなく、フラットケーブル3の反転防止強度を高めることができる。
【0018】
なお、上記反転防止片10の先端をフラットケーブル3に固着してもよく、その場合、反転防止片10はフラットケーブル3の外周側あるいは内周側のいずれに固着してもよい。
また、上記実施形態では、反転防止片10の段差を設け、該段差を規制溝の溝端に当接させているが、反転防止片10の先端を規制溝の溝端に当接させてもよい。
【0019】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、本発明のケーブルリールによれば、フラットケーブルを巻き緩めた際に、フラットケーブルが反転しようとすると、反転防止片の一部が可動体に設けた規制溝の溝端に当接し、反転防止片の揺動を規制しているため、フラットケーブルが反転するのを防止することができる。これにより、フラットケーブルの反転を防止するのに十分な強度を反転防止片に持たせるために、反転防止片の板厚を厚くする等、反転防止片を大型化する必要がない。
また、上記のように、反転防止片を大型化する必要がなく、フラットケーブルの収納スペースを狭めることがないため、フラットケーブルを長く設ける必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のケーブルリールの概略断面図である。
【図2】可動体の斜視図である。
【図3】反転防止片の斜視図である。
【図4】反転防止片の段差が規制溝の溝端に当接している状態を示す平面図である。
【図5】従来のケーブルリールの分解斜視図である。
【図6】他の従来例を示す図面である。
【符号の説明】
1   固定体
3   フラットケーブル
10  反転防止片
10a 段差
11  可動体
11a 上壁部
11d 規制溝
11d−1 溝端

Claims (3)

  1. 固定体と該固定体に回転自在に組みつける可動体とから環状中空部を形成し、該環状中空部内にフラットケーブルを渦巻き状に巻回して収容し、該フラットケーブルの長さ方向の両端を上記可動体の内筒と上記固定体の外筒とに固定して外部回路と接続しているケーブルリールにおいて、
    上記内筒側のフラットケーブル引出位置からフラットケーブルと共に巻回方向に突出する反転防止片を設ける一方、
    上記可動体の上壁内面で且つ上記反転防止片の配置位置と対応する位置に規制溝を設け、該反転防止片の一部を上記規制溝の溝端に当接させて、該反転防止片の揺動領域を規制して上記フラットケーブルの反転を防止する構成としているケーブルリール。
  2. 上記反転防止片は可撓性と剛性とを有する樹脂片からなり、その上端縁に段差を設けている一方、上記規制溝は、その溝端を内筒と外筒とを結ぶ略径方向に延在させ、上記反転防止片の段差を上記溝端に当接させている請求項1に記載のケーブルリール。
  3. 上記フラットケーブルの両端は露出させた導体とバスバーとを接続してインナーケースに収容し、該インナーケースを上記可動体と固定体とに取り付け、該可動体の内筒に取り付けるインナーケースに上記反転防止片を取り付けている請求項1または請求項2に記載のケーブルリール。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010148281A (ja) * 2008-12-19 2010-07-01 Yazaki Corp 給電装置とそれを用いたハーネス配索構造
KR101503697B1 (ko) 2013-04-01 2015-03-24 김성권 다기능 전원 케이블 릴 장치

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