JP2006217730A - 回転コネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】 必要とされるフラットケーブルの長さを大幅に短くしてコストの低減化が図れる回転コネクタを提供すること。
【解決手段】 外筒部5aと底板部6aを有するステータ1に対して内筒部7bと天板部7aを有するロータ2を回転自在に連結し、これらステータ1とロータ2間に画成される環状空間9内にフラットケーブル3を反転した状態で収納すると共に、該フラットケーブル3の反転部3aを環状空間9内に回動自在に配置したホルダ4の開口部14に通過させた回転コネクタにおいて、ホルダ4の環状平板部4a上にロータ2の回転中心に対して偏心した外周面を有するガイド壁4bを立設すると共に、ロータ2の天板部7aに環状空間9の内部を目視可能な窓部15を設け、ロータ2の回転中立位置でホルダ4の開口部14が窓部15に臨むようにした。
【選択図】 図2
【解決手段】 外筒部5aと底板部6aを有するステータ1に対して内筒部7bと天板部7aを有するロータ2を回転自在に連結し、これらステータ1とロータ2間に画成される環状空間9内にフラットケーブル3を反転した状態で収納すると共に、該フラットケーブル3の反転部3aを環状空間9内に回動自在に配置したホルダ4の開口部14に通過させた回転コネクタにおいて、ホルダ4の環状平板部4a上にロータ2の回転中心に対して偏心した外周面を有するガイド壁4bを立設すると共に、ロータ2の天板部7aに環状空間9の内部を目視可能な窓部15を設け、ロータ2の回転中立位置でホルダ4の開口部14が窓部15に臨むようにした。
【選択図】 図2
Description
本発明は、自動車のステアリング装置に組み込まれてエアーバッグシステム等の電気的接続手段として使用される回転コネクタに係り、特に、ロータとステータ間に画成される環状空間内にフラットケーブルが反転部を介して逆向きに巻回された回転コネクタに関するものである。
回転コネクタは、回転自在に連結された一対のハウジングの一方をロータ、他方をステータとして用い、これらロータとステータとの間にフラットケーブルを収納・巻回したものであり、自動車のステアリング装置のように回転数が有限であるハンドルに装着されたエアバッグシステム等の電気的接続手段として使用されている。前記フラットケーブルは複数の導体を担持した帯状体であり、このフラットケーブルを渦巻状に巻回した渦巻タイプと途中で反転して逆向きに巻回した反転タイプとが知られているが、後者の反転タイプの方が必要とされるフラットケーブルの長さを短くすることができる。
従来より、このような反転タイプの回転コネクタにおいて、ロータとステータ間に画成される環状空間内にフラットケーブルを途中で巻き方向を反転した状態で収納し、この環状空間内に複数のローラを軸支したホルダを回動自在に配置すると共に、フラットケーブルの反転部を1つのローラにループさせたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。このように構成された回転コネクタでは、ロータがステータに対して正逆いずれかの方向へ回転すると、フラットケーブルがステータの外筒部から繰り出されてロータの内筒部に巻き締められたり、その反対にフラットケーブルが内筒部から繰り出されて外筒部に巻き戻される。その際、フラットケーブルの反転部はロータよりも少ない回転量だけ同方向へ移動し、この反転部に追従してホルダも同方向へ移動し、これらの移動量の約2倍の長さのフラットケーブルが外筒部または内筒部から繰り出される。また、ホルダに軸支された複数のローラによってフラットケーブルの径方向への動きが規制されるため、フラットケーブルを反転部の方向にスムーズに繰り出すことができる。
特開2001−126836号公報(第2−3頁、図4)
この種の回転コネクタにおいては、トータルコスト中に占めるフラットケーブルの割合は非常に高く、必要とされるフラットケーブルの長さが短くなる程、コストを低減化することができるが、前述した従来の反転タイプの回転コネクタでは、渦巻タイプに比べてフラットケーブルの長さをせいぜい半分程度までしか短くできないため、このことがコストのさらなる低減化を妨げる大きな要因となっていた。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、必要とされるフラットケーブルの長さを大幅に短くしてコストの低減化が図れる回転コネクタを提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の回転コネクタは、外筒部および底板を有するステータと、内筒部および天板を有し前記ステータに回転自在に連結されたロータと、これらステータとロータとの間に画成された環状空間内に途中で巻き方向を反転した状態で収納され、その両端が前記内筒部および前記外筒部を介して外部に導出されたフラットケーブルと、前記環状空間内に回動自在に配置され、前記フラットケーブルの反転部が通過する開口部を有するホルダとを備え、前記ホルダに前記開口部を基端として前記内筒部を包囲するように延びるガイド壁を設け、前記ロータの回転中心から前記ガイド壁の外壁面まで距離が他の部分に比べて前記開口部の近傍で最大となるように設定すると共に、前記ロータの回転中立位置で前記開口部に臨む窓部を前記天板に設ける構成とした。
このように構成された回転コネクタにおいて、例えばフラットケーブルが内筒部の外周面に巻き締められた状態にある時にロータを正逆いずれか一方向へ回転すると、まずフラットケーブルが内筒部からホルダの開口部を通って外筒部の内周面側に繰り出された後、さらにロータを同方向へ回転することにより、外筒部の内周面側に繰り出されたフラットケーブルがホルダに設けられたガイド壁の外壁面に巻回されて巻き戻し状態となる。これとは逆に、フラットケーブルがガイド壁の外壁面に巻き戻された状態からロータをいずれか他方向へ回転すると、まずフラットケーブルがガイド壁の外壁面から外筒部の内周面側に繰り出された後、さらにロータを同方向へ回転することにより、外筒部の内周面側に繰り出されたフラットケーブルが内筒部の外周面に巻回されて巻き締め状態となる。すなわち、フラットケーブルは巻き締め状態から巻き戻し状態に至る途中で外筒部の内周面側に一旦繰り出されるが、巻き戻し状態でフラットケーブルは環状空間内に配置されたホルダのガイド壁に巻回され、このガイド壁の外壁面の周方向に沿う全長は外筒部の内周面の周方向に沿う全長に比べて十分に短いため、必要とされるフラットケーブルの長さを大幅に短くすることができる。しかも、ロータが回転中立位置にある時に、天板に設けた窓部を通してホルダの開口部を目視可能となっているため、回転コネクタの組立工程や検査工程でロータを回転中立位置に簡単かつ確実に位置合わせすることができる。
上記の構成において、前記窓部が前記天板に穿設された孔と該孔を塞ぐ透明部材とで構成されていると、窓部の視認性を確保したうえで環状空間内への異物の侵入を防止できて好ましい。
また、上記の構成において、前記ホルダが前記外筒部の内径寸法とほぼ同じ外径寸法の環状平板部を有し、この環状平板部に前記ガイド壁を立設することが好ましく、その際、前記環状平板部に前記開口部と対向するローラを軸支し、このローラに前記フラットケーブルの反転部をループするように構成すると、フラットケーブルの反転部をホルダの開口部を通ってスムーズに繰り出すことができて好ましい。
本発明の回転コネクタは、ロータとステータ間の環状空間内に回動自在に配置されたホルダに、フラットケーブルの反転部が通過する開口を基端として内筒部を包囲するように延びるガイド壁を設け、ロータの回転中心からガイド壁の外壁面まで距離が他の部分に比べて開口の近傍で最大となるように設定したので、ステータの外筒部に比べて小径のガイド壁の外壁面にフラットケーブルが巻回されて巻き戻し状態となり、その分、必要とされるフラットケーブルの長さを大幅に短くすることができる。また、ロータの回転中立位置でホルダの開口部を目視可能な窓部を天板に設けたので、回転コネクタの組立工程や検査工程でロータを回転中立位置に簡単かつ確実に位置合わせすることができる。
発明の実施の形態について図面を参照して説明すると、図1は本発明の実施形態例に係る回転コネクタの分解斜視図、図2は該回転コネクタの断面図、図3は該回転コネクタに備えられるホルダの斜視図、図4は該回転コネクタの動作説明図である。
図1〜図3に示すように、本実施形態例に係る回転コネクタは、ステータ1と、ステータ1に対して回転自在に連結されたロータ2と、これらステータ1とロータ2間を電気的に接続するフラットケーブル3と、ステータ1とロータ2間に回動自在に配置されたホルダ4とで概略構成されている。
ステータ1はステアリングコラムに固定される固定部材であり、このステータ1は合成樹脂製のケース5とカバー6とからなる。ケース5は外筒部5aとその外壁から突出する蓋部5bとを有し、カバー6は底板部6aとその外縁部から突出する下側収納部6bとを有している。底板部6aの中央にはセンタ孔6cが形成されており、これらケース5の下端とカバー6の外縁部をスナップ結合で一体化することにより、外筒部5aの下部開口端が底板部6aで塞がれると共に、下側収納部6bの上部開口端が蓋部5bで塞がれるようになっている。
ロータ2はハンドル側に連結される可動部材であり、このロータ2は合成樹脂製の上部ロータ7と下部ロータ8とからなる。上部ロータ7は環状の天板部7aとその中央から垂下する内筒部7bとを有し、天板部7aには上側収納部7cが立設されている。また、天板部7aには窓部15が設けられており、図2に示すように、この窓部15は天板部7aに穿設された孔15aをアクリル樹脂等の透明部材15bで閉塞することによって構成されている。内筒部7bはステアリングシャフトに挿通できる程度の内径寸法を有し、この内筒部7bの内周面に下部ロータ8が一体化されている。下部ロータ8は鍔部8aを有する筒状体であり、この下部ロータ8をカバー6のセンタ孔6cから挿入して内筒部7bにスナップ結合することにより、ロータ2がステータ1に対して回転自在に連結されるようになっている。そして、かかる連結状態において、ステータ1側の外筒部5aおよび底板部6aとロータ2側の天板部7aおよび内筒部7bとにより、平面視リング状の環状空間9が画成されている。
フラットケーブル3は互いに平行な複数の導体を一対の絶縁フィルムでラミネートした帯状体からなり、このフラットケーブル3は環状空間9内にU字状の反転部3aを介して逆向きに収納されている。フラットケーブル3の両端にはリードブロック9,10がそれぞれ接続されている。一方のリードブロック9はカバー6の下側収納部6b内に固定され、このリードブロック9には先端に外部コネクタ11aを有するリード線11が接続されている。また、他方のリードブロック10は上部ロータ7の上側収納部7c内に固定され、このリードブロック10には先端に外部コネクタ12aを有するリード線12が接続されている。
ホルダ4は、カバー6の底板部6a上に載置された環状平板部4aと、この環状平板部4a上に立設されたガイド壁4bおよび支軸4cとを有し、これらは合成樹脂で一体成形されている。環状平板部4aは外筒部5aの内径寸法とほぼ同じ外径寸法を有し、その中央に円形の中心孔4dが形成されている。この中心孔4dは内筒部7bの下部外周面に挿入されており、ホルダ4は内筒部7bに摺接しながら環状空間9内を回動できるようになっている。なお、環状平板部4aの下面には底板部6aとの摺動抵抗を少なくするための突部4eが形成されている。ガイド壁4bは中心孔4dの大部分を包囲するように環状平板部4a上に立設されており、その内壁面は中心孔4dとほぼ同心円の円筒状に形成されているが、外壁面は中心孔4dに対して大きく偏心した円筒状に形成されている。すなわち、ロータ2の回転中心からガイド壁4bの外壁面まで距離は円周方向に沿って漸次変化しており、その距離が最も大きい部分において、ガイド壁4bは環状平板部4a上で切り欠かれている。そして、この切欠部内に立設された支軸4cにローラ13が回転自在に支持されており、ローラ13とそれに対向するガイド壁4bの側面間に開口部14が形成されている。この開口部14はガイド壁4bの内壁面と外壁面を半円弧状に繋ぐスリットであり、前述したフラットケーブル3の反転部3aはローラ13にループされた状態で開口部14内に位置している(図4参照)。
このように構成された回転コネクタは、ステータ1をステアリングコラム側に固定すると共にロータ2をハンドル側に連結した状態で自動車のステアリング装置に組み付けられ、ハンドルに装着されたエアーバッグシステムやホーン回路等の電気的接続手段として使用されるが、かかるステアリング装置への組み付けに際して、ロータ2はハンドルの回転中立位置を基準にして正逆両方向にほぼ同量ずつ回転できなければならない。そこで、本実施形態例では、回転コネクタの組立工程でステータ1に対してロータ2を回動中立位置に位置合わせした後、この状態をステアリング装置に組み付ける直前まで維持することができる図示せぬロック機構が付設されている。
次に、本実施形態例に係る回転コネクタの動作を主として図4に基づいて説明する。なお、図4中において、外筒部5aや内筒部7bを含むステータ1とロータ2は省略してある。
図4(a)はフラットケーブル3の殆どが内筒部7bの外周面に巻回された巻き締め状態を示し、この巻き締め状態からロータ2を反時計回り方向(矢印A方向)へ回転すると、フラットケーブル3の反転部3aがロータ2よりも少ない回転量だけ反時計回り方向へ移動するため、この反転部3aに追従してホルダ4も反時計回り方向へ移動し、図4(b)に示すように、ホルダ4の移動量の約2倍のフラットケーブル3が内筒部7bからホルダ4の開口部14を通って外筒部5aの内周面側へと繰り出される。さらにロータ2を反時計回り方向へ回転すると、図4(c)に示すように、フラットケーブル3が外筒部5a側から繰り出されてホルダ4のガイド壁4bの外壁面に巻回され、最終的にフラットケーブル3の殆どがガイド壁4bの外壁面に巻回された巻き戻し状態となる。上記とは逆に、図4(c)に示す巻き戻し状態からロータ2を時計回り方向(矢印B方向)へ回転すると、フラットケーブル3はガイド壁4bの外壁面から外筒部5aの内周面側へ繰り出された後、ロータ2を時計回り方向へさらに回転することにより、図4(a)に示すように、フラットケーブル3の殆どがホルダ4の開口部14を通って内筒部7bの外周面に巻回された巻き締め状態となる。
このように、本実施形態例に係る回転コネクタでは、フラットケーブル3が図4(a)に示す巻き締め状態または図4(c)図に示す巻き戻し状態となる途中で、図4(b)に示すように、フラットケーブル3はホルダ4のガイド壁4bよりも外側に位置する外筒部5aの内周面側に一旦繰り出され、この外筒部5aの内周面の円周長に比べてガイド壁4bの外壁面の円周長が十分に短いため、必要とされるフラットケーブル3の長さを大幅に短くすることができる。
かかるフラットケーブル3の短縮効果について図5を参照して説明すると、図5(a)はフラットケーブルを外筒部側に巻回して巻き戻し状態とする従来タイプの回転コネクタ、図5(b)はフラットケーブルをホルダのガイド壁の外壁面側に巻回して巻き戻し状態とする本実施形態例に係る回転コネクタであり、これら両回転コネクタにおいて、フラットケーブルの経路の内径(巻き締め状態の径寸法)をr、フラットケーブルの経路の外径(巻き戻し状態の径寸法)をR、ロータの有限回転数をNとすると、必要とされるフラットケーブル3の長さLは、(L/rπ)+(L/Rπ)=Nより、
L=rR×Nπ/(r+R)……(1)
として与えられる。ここで、内径rはロータの内筒部の外径寸法に相当し、この内筒部がステアリングシャフトに挿通される構造上、内径rについては、図5(a)に示す回転コネクタと図5(b)に示す回転コネクタは同じである。また、外径Rについては、図5(a)に示す回転コネクタの場合、外径Rに相当するのは外筒部の内径寸法であるが、図5(b)に示す回転コネクタの場合、外径Rに相当するのはガイド壁の外径寸法であって外筒部の内径寸法に比べて小さくなっている。したがって、上記(1)式から明らかなように、図5(a)に示す従来例に比べて図5(b)に示す本実施形態例の方が外径Rが格段に小さくなり、ロータ2の有限回転数Nを一定に確保した上でフラットケーブル3の長さLを短くすることができる。例えば、外筒部の内径を50mm、内筒部の外径を100mm、ガイド壁の外径を70mm、ロータの有限回転数を6回とすると、従来タイプの回転コネクタの場合、上記(1)式にr=50mm,R=100mm,N=6を代入するとL=628mmとなる。これに対し、本実施形態例の回転コネクタの場合、上記(1)式にr=50mm,R=70mm,N=6を代入するとL=549.5mmとなり、必要とされるフラットケーブル3の長さLを78.5mmも短縮できる。
L=rR×Nπ/(r+R)……(1)
として与えられる。ここで、内径rはロータの内筒部の外径寸法に相当し、この内筒部がステアリングシャフトに挿通される構造上、内径rについては、図5(a)に示す回転コネクタと図5(b)に示す回転コネクタは同じである。また、外径Rについては、図5(a)に示す回転コネクタの場合、外径Rに相当するのは外筒部の内径寸法であるが、図5(b)に示す回転コネクタの場合、外径Rに相当するのはガイド壁の外径寸法であって外筒部の内径寸法に比べて小さくなっている。したがって、上記(1)式から明らかなように、図5(a)に示す従来例に比べて図5(b)に示す本実施形態例の方が外径Rが格段に小さくなり、ロータ2の有限回転数Nを一定に確保した上でフラットケーブル3の長さLを短くすることができる。例えば、外筒部の内径を50mm、内筒部の外径を100mm、ガイド壁の外径を70mm、ロータの有限回転数を6回とすると、従来タイプの回転コネクタの場合、上記(1)式にr=50mm,R=100mm,N=6を代入するとL=628mmとなる。これに対し、本実施形態例の回転コネクタの場合、上記(1)式にr=50mm,R=70mm,N=6を代入するとL=549.5mmとなり、必要とされるフラットケーブル3の長さLを78.5mmも短縮できる。
また、本実施形態例に係る回転コネクタでは、上部ロータ7の天板部7aに環状空間9の内部を目視可能な窓部15を設け、ステータ1に対してロータ2が回転中立位置にある時に、環状空間9の内部に配置されたホルダ4の開口部14を窓部15の真下に臨ませるようにしたので、外部から窓部15を通して開口部14に位置するフラットケーブル3の反転部3aを目視することで、回転コネクタの組立工程や検査工程でロータ2を回転中立位置に簡単かつ確実に位置合わせすることができる。
なお、上記実施形態例では、フラットケーブル3の反転部3aをホルダ4に軸支したローラ13にループした場合について説明したが、ローラ13を省略してガイド壁4bに直接ループすることも可能である。
また、上記実施形態例では、1枚のフラットケーブルを用いた回転コネクタについて説明したが、2枚以上のフラットケーブルを重ねて用いた多重巻きタイプの回転コネクタに本発明を適用できることはいうまでもない。
1 ステータ
2 ロータ
3 フラットケーブル
3a 反転部
4 ホルダ
4a 環状平板部
4b ガイド壁
4c 支軸
4d 中心孔
5 ケース
5a 外筒部
6 カバー
6a 底板部
7 上部ロータ
7a 天板部
7b 内筒部
8 下部ロータ
9 環状空間
13 ローラ
14 開口部
15 窓部
15a 孔
15b 透明部材
2 ロータ
3 フラットケーブル
3a 反転部
4 ホルダ
4a 環状平板部
4b ガイド壁
4c 支軸
4d 中心孔
5 ケース
5a 外筒部
6 カバー
6a 底板部
7 上部ロータ
7a 天板部
7b 内筒部
8 下部ロータ
9 環状空間
13 ローラ
14 開口部
15 窓部
15a 孔
15b 透明部材
Claims (4)
- 外筒部および底板を有するステータと、内筒部および天板を有し前記ステータに回転自在に連結されたロータと、これらステータとロータとの間に画成された環状空間内に途中で巻き方向を反転した状態で収納され、その両端が前記内筒部および前記外筒部を介して外部に導出されたフラットケーブルと、前記環状空間内に回動自在に配置され、前記フラットケーブルの反転部が通過する開口部を有するホルダとを備え、
前記ホルダに前記開口部を基端として前記内筒部を包囲するように延びるガイド壁を設け、前記ロータの回転中心から前記ガイド壁の外壁面まで距離が他の部分に比べて前記開口部の近傍で最大となるように設定すると共に、前記ロータの回転中立位置で前記開口部に臨む窓部を前記天板に設けたことを特徴とする回転コネクタ。 - 請求項1の記載において、前記窓部が前記天板に穿設された孔と該孔を塞ぐ透明部材とで構成されていることを特徴とする回転コネクタ。
- 請求項1または2の記載において、前記ホルダが前記外筒部の内径寸法とほぼ同じ外径寸法の環状平板部を有し、この環状平板部に前記ガイド壁を立設したことを特徴とする回転コネクタ。
- 請求項3の記載において、前記環状平板部に前記開口部と対向するローラを軸支し、このローラに前記フラットケーブルの反転部をループするようにしたことを特徴とする回転コネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005027764A JP2006217730A (ja) | 2005-02-03 | 2005-02-03 | 回転コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005027764A JP2006217730A (ja) | 2005-02-03 | 2005-02-03 | 回転コネクタ |
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Publication Number | Publication Date |
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JP (1) | JP2006217730A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019070012A1 (ja) * | 2017-10-06 | 2019-04-11 | 古河電気工業株式会社 | 回転コネクタ装置及び回転コネクタ装置の組立方法 |
-
2005
- 2005-02-03 JP JP2005027764A patent/JP2006217730A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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