JP2501739Y2 - 回転装置 - Google Patents

回転装置

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JP2501739Y2
JP2501739Y2 JP2013790U JP2013790U JP2501739Y2 JP 2501739 Y2 JP2501739 Y2 JP 2501739Y2 JP 2013790 U JP2013790 U JP 2013790U JP 2013790 U JP2013790 U JP 2013790U JP 2501739 Y2 JP2501739 Y2 JP 2501739Y2
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rotating
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rotation
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忍 川瀬
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、例えば産業用ロボットなどの回転駆動部
における配線・配管構造に工夫を施した回転装置に関す
るものである。
[従来の技術] 従来、この種の回転装置においては、例えば第6図に
示すように、固定体1と回転体2とを電気的に接続して
配線する場合、固定体1と回転体2との間に、この回転
体の正逆回転方向X、Yに追従して屈曲可能な被接続部
材としてケーブル3の両接続端部3a、3bを円周方向に折
返し状態で接続し、このケーブル3を前記回転体2の外
周に沿い巻き付けて、この回転体2の正逆回転に伴う所
定のストローク範囲で巻取り・送り出し追従させてなる
構成を有するものがある。
このような回転装置における回転体2の回転ストロー
クSは、 S=(R+r)/R (R>r) R:固定体の内周半径 r:回転体の外周半径 であり、R≒rになる程、回転体2の回転ストローク範
囲を2回転未満で大きく取れるようになっているもので
ある。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上記した従来構造の回転装置では、固
定体1の内周半径Rと回転体の外周半径との差を相対的
に小さくして回転体2の回転ストローク範囲を2回転に
近づけるようにした場合、回転体2が時計回り方向Xに
正回転するときに、ケーブル3が回転体2の外周に巻取
られて行くために問題はないが、第7図(イ)に示すよ
うに、回転体2が反時計回り方向Yに逆回転しケーブル
3を送り出す際、ケーブル3が回転体2から離れるよう
に移動し、第7図(ロ)に示すように、ケーブル3の途
上が固定体1の内壁面に押し付けられて折れ曲がり、頻
繁な使用で折損し易い。
また、このような従来の回転装置における不具合を解
消するために、第8図に示すように、ケーブル3を湾曲
自在なケーブル支持体4で挟持し、さらにこのケーブル
支持体4の外周に半円状のガイド部材5を設けることに
より、回転体2の反時計回り方向Yの回転に対するケー
ブル3の折り曲がりを防止してなる構成を有するものが
ある。
ところが、前記ガイド部材5は、固定体1上に固定さ
れて取付けられ、しかも、構造上、固定体1の内周半径
Rと回転体の外周半径との差を相対的に大きくして、円
周方向のスペースを広く取ることにより、ケーブル3を
収まり良くしなければならないために、回転体2の回転
ストロークを1回転以上にすることが困難であり、しか
もケーブル3を支持する特殊なケーブル支持体4の使用
により高価になる。
[考案の目的] この考案の目的は、被接続部材の折損を確実に防止
し、かつ狭いスペースに被接続部材を収めることができ
るようにした回転装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記した課題を解決するために、この考案は、固定体
と回転体との間に、この回転体の正逆回転方向に追従し
て屈曲可能な被接続部材の両接続端部を円周方向に折返
し状態で接続し、この被接続部材を前記回転体の外周に
沿い巻き付けて、この回転体の回転に伴う所定のストロ
ーク範囲で巻取り・送り出し追従させてなる回転装置に
おいて、前記回転体に巻き付けられた被接続部材のほぼ
全外周に亘って、カバーリングを揺動自在にまたは前記
回転体の回転に同期させて設け、このカバーリングの一
部に設けた開放部から前記固定体側に固定される被接続
部材の一方の接続端部を円周方向に折返し引出し可能に
してなる構成としたものである。
[作用] すなわち、この考案は、回転体に巻き付けられた被接
続部材のほぼ全外周にカバーリングを揺動自在に設け、
かつカバーリングの一部に設けた開放部から前記固定体
側に固定される被接続部材の一方の接続端部を円周方向
に折返し引出すようになっているために、回転体の正逆
回転時に、回転体から離れようと移動する被接続部材が
カバーリングで抑えられ、被接続部材の収まりが狭いス
ペースで足りる。
しかも、このような回転体から離れようとする被接続
部材の力でカバーリングが自由に揺動回転するために、
被接続部材の回転体に対する巻き付き、引出しが円滑に
行なえるとともに、回転体の回転ストローク範囲を1回
転以上に設定することが可能になる。
また、カバーリングを回転体の回転に同期させること
により、回転体の正逆回転による被接続部材への巻取り
・送り出し時の負荷が掛らない。
[実施例] 以下、この考案を第1図から第5図に示す図面を参照
しながら詳細に説明する。なお、この考案に係る図示の
実施例において、第6図から第8図に示す従来構造の回
転装置と構成が重複する部分は同一符号を用いて説明す
る。
すなわち、この考案は、第1図から第3図に示すよう
に、固定体1と回転体2との間に接続された被接続部材
としてのケーブル3のほぼ全外周に、カバーリング10を
前記固定体1に固定させることなく上下左右方向に自由
に移動可能にして揺動自在に設け、このカバーリング10
の一部10aを外側径方向に折曲させて形成した開放部11
から前記ケーブル3の一方の接続端部3aを円周方向に折
返して引出すことにより、前記固定体1側に固定してな
る構成を有するものである。
しかして、上記した構成を有する回転装置は、第4図
(イ)(ロ)に示すように、回転体2が反時計回り方向
Yに逆回転するときに、ケーブル3が回転体2の外周に
巻取られて行く。
一方、第5図(イ)(ロ)に示すように、回転体2が
時計回り方向Xに正回転すると、ケーブル3はカバーリ
ング10の開放部11から送り出される。このとき、ケーブ
ル3は、回転体2の外周から離れるように移動しようと
するが、この動作は、カバーリング10で抑えられると同
時に、その移動力によってカバーリング10が自由回転状
態で揺動し、ケーブル3の送り出しを円滑にしていると
ともに、ケーブル3の折れ曲がりを防止している。
なお、上記の実施例においては、カバーリング10を上
下左右方向に自由に移動可能にして揺動自在に設けた
が、必要に応じてカバーリング10の上面に抑え板を断面
T字型に設けるなどして、ケーブル3の上下方向の移動
に対して規制を与えるようにするか、さらにはカバーリ
ング10の左右にガイドを設けて、ケーブル3の左右方向
の移動に対して規制を与えるようにしても良い。
また、カバーリング10の開放部11にガイドを形成し
て、ケーブル3の巻取り・送り出しの際の案内摺動部と
すれば、ケーブル3の損傷の防止に好適である。
さらに、上記の実施例において、前記回転体2をが1
回転したときに、カバーリング10が強制的に1/2回転す
るように、チェーン駆動やギヤ駆動により回転体2とカ
バーリング10とを同期回転させれば、カバーリング10に
よるケーブル3への負荷が解消され、ケーブル3の巻取
り・送り出しを一層円滑にする。
さらにまた、上記の実施例においては、被接続部材と
して電気配線されるケーブルを用いて、固定体と回転体
との間の配線構造を例にしたが、例えば放水装置やガス
供給装置などの回転接続部における固定体と回転体との
間のホースの配管構造にも適用することが可能である。
[考案の効果] 以上の説明したように、この考案は、回転体に巻き付
けられた被接続部材のほぼ全外周にカバーリングを揺動
自在に設け、かつこのカバーリングの一部に設けた開放
部から前記固定体側に固定される被接続部材の一方の接
続端部を円周方向に折返し引出すように構成してなるこ
とから、回転体の正逆回転時に、回転体から離れようと
移動する被接続部材をカバーリングで抑えることがで
き、被接続部材を狭いスペースに収めることができる。
しかも、回転体から離れようとする被接続部材の力で
カバーリングが自由に揺動回転するために、被接続部材
の回転体に対する巻取り、送り出しを円滑に行なうこと
ができ、回転体の回転ストローク範囲も1回転以上に設
定することができる。
また、カバーリングを回転体の回転に同期させること
により、回転体の正逆回転による被接続部材への巻取り
・送り出し時の負荷が掛かることがないというすぐれた
効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る回転装置の一実施例を示す概略
的平面図、 第2図は同じく縦断側面、 第3図(イ)(ロ)は同じく被接続部材を除く分解及び
組立状態を示す斜視図、 第4図(イ)(ロ)及び第5図(イ)(ロ)は回転体の
正逆回転に伴うカバーリングによる被接続部材の巻取り
・送り出し状態を示す説明図、 第6図は従来の回転装置の一例を示す概略的平面図、 第7図(イ)(ロ)は同じく従来の回転体の正逆回転に
伴う被接続部材の巻取り・送り出し状態を示す説明図、 第8図は従来の回転装置の他の例を示す概略的平面図 である。 1……固定体、2……回転体、3……被接続部材(ケー
ブル)、3a、3b……接続端部、10……カバーリング、11
……開放部。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定体と回転体との間に、この回転体の正
    逆回転方向に追従して屈曲可能な被接続部材の両接続端
    部を円周方向に折返し状態で接続し、この被接続部材を
    前記回転体の外周に沿い巻き付けて、この回転体の回転
    に伴う所定の回転ストローク範囲で巻取り・送り出し追
    従させてなる回転装置において、 前記回転体に巻き付けられた被接続部材のほぼ全外周に
    亘って、カバーリングを揺動自在に設け、このカバーリ
    ングの一部に設けた開放部から前記固定体側に固定され
    る被接続部材の一方の接続端部を円周方向に折返し引出
    し可能にしたことを特徴とする回転装置。
  2. 【請求項2】固定体と回転体との間に、この回転体の正
    逆回転方向に追従して屈曲可能な被接続部材の両接続端
    部を円周方向に折返し状態で接続し、この被接続部材を
    前記回転体の外周に沿い巻き付けて、この回転体の回転
    に伴う所定の回転ストローク範囲で巻取り・送り出し追
    従させてなる回転装置において、 前記回転体に巻き付けられた被接続部材のほぼ全外周に
    亘って、カバーリングを前記回転体の回転に同期させて
    回転可能に設け、このカバーリングの一部に設けた開放
    部から前記固定体側に固定される被接続部材の一方の接
    続端部を円周方向に折返し引出し可能にしたことを特徴
    とする回転装置。
JP2013790U 1990-02-28 1990-02-28 回転装置 Expired - Lifetime JP2501739Y2 (ja)

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JP2013790U JP2501739Y2 (ja) 1990-02-28 1990-02-28 回転装置

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JPH03109787U JPH03109787U (ja) 1991-11-11
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JP3452811B2 (ja) * 1997-11-07 2003-10-06 株式会社不二越 産業用ロボットの配線及び配管支持装置
JP4315720B2 (ja) * 2003-04-01 2009-08-19 本田技研工業株式会社 ロボット等の関節部のケーブルガイド
JP4680965B2 (ja) * 2007-08-07 2011-05-11 株式会社椿本チエイン 旋回式ケーブル類保護案内装置

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