JPS5813124Y2 - 拘束機構付移動ユニツト - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は案内軸に沿って移動する移動ユニットを任意位
置に拘束するための拘束機構を具備した拘束機構付移動
ユニットに関する。

第１図及び第２図は本考案の一実施例を説明する図であ
り、第１図は本考案の実施例装置を示す図で、第１図ａ
は正面図、第１図すは第１図ａの右側面図、第２図は本
考案における筒状弾性体の形状を示す図で、第２図ａは
その正面図、第２図すは第２図ａの右側面図である。

第１図及び第２図において、移動ユニット１はコ字形ブ
ラケット２、コ字形ブラケットに取付けられたスイッチ
３、スイッチ３を覆うカバー４等からなっている。

そしてコ字形ブラケット２の屈曲片２１，２２１／ｉ：
は案内軸５と嵌合する貫通穴が形成されている。

６はコ字形ブラケット２の両屈曲片間の案内軸５に巻付
かせた筒状弾性体である。

この弾性体６の形状は第２図ａ、第２図すで示す如き円
筒で、その長手方向にスリット６１を設け、このスリッ
ト６１の幅を拡げればその内径が案内軸１の外径より大
きくなって案内軸５と弾性体６との嵌合が緩くなる構造
となっている。

この場合、弾性体６の長さは両層曲片２１．２２間の寸
法より幾分小さくされ、ヌ弾性体６と案内軸５との嵌合
部における摩擦力の大きさは移動ユニット１に案内軸５
の軸方向の力を所定大きさ以上加えたときのみ移動ユニ
ット１が案内軸５に沿って移動するように設定され、弾
性体６の内径及びその肉厚が移動ユニット１０種類に応
じて決定される。

かかる構造により、移動ユニット１を案内軸５の任意位
置へ移動したい場合の操作は、単に移動ユニット１に弾
性体６と案内軸５とにおける摩擦力より大きな力を案内
軸５の軸方向に加えることにより達成され、上記軸方向
の力が上記摩擦力より小さくなれば移動ユニット１が移
動しなくなり、これにより移動ユニット１の位置決めが
なされる。

以上述べたように本考案によれば次のような効果がある
。

（ｐ＞ 拘束機構のために大きなスペースを必要とし
ない。

（ｂ） 組立が容易で移動時に特別な操作が不要であ
る。

（ｃ）拘束機構を構成するための部品が１１固のみで済
む。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本考案の一実施例を示す図で、第１
図ａはその正面図、第１図すは第１図ａの右側面図、第
２図ａは本考案における筒状弾性体の形状を示す正面図
、第２図すは第２図ａの右側面図である。 １・・・移動ユニット、 ２・・・コ字形ブラケット、 ・・・案内軸、 ６・・・筒状弾性体。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 移動ユニットを案内軸に摺動可能に保持すると共に、上
   記移動ユニットを拘束機構により上記案内軸の任意位置
   に拘束する構成とした拘束機構付移動ユニットにおいて
   、上記移動ユニットにコ字形ブラケットを設けると共に
   上記コ字形ブラケットの両層曲片に貫通穴を形成してこ
   の貫通穴に上記案内軸を嵌合させ、上記案内軸の外径よ
   り小さい内径を有し長手方向にスリットが設けられた筒
   状弾性体を上記両屈曲片間の上記案内軸に捲付かせたこ
   とを特徴とする拘束機構付移動ユニット。