JPH0111433Y2 - - Google Patents

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JPH0111433Y2
JPH0111433Y2 JP13375084U JP13375084U JPH0111433Y2 JP H0111433 Y2 JPH0111433 Y2 JP H0111433Y2 JP 13375084 U JP13375084 U JP 13375084U JP 13375084 U JP13375084 U JP 13375084U JP H0111433 Y2 JPH0111433 Y2 JP H0111433Y2
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JP
Japan
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movable part
drum
movable
seat belt
shaft support
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案はロボツトの水平方向に移動自在な可動
部のような可動機器の防塵、防水装置に関する。
「従来の技術」 従来の、この種の防塵、防水装置として第3図
乃至第5図で示すものがあつた。第3図におい
て、Aは軸で、この軸Aは軸支持台Bに水平状態
に固定されている。そして、軸Aには可動部Cが
摺動自在に軸受されており、この可動部Cには図
示しないが、ロボツトアーム、ロボツトハンド等
が取り付けられている。また、可動部Cの前後端
と軸支持台Bの端部との間には、それぞれ軸Aを
被嵌するように蛇腹筒D1,D2が配置されてい
る。
そこで、可動部Cが軸Aを摺動すると、一方の
蛇腹筒D1又はD2が伸び、他方の蛇腹筒D1又
はD2が収縮して可動部Cの移動を阻害しないと
共に、軸Aは蛇腹筒D1,D2によつて防水、防
塵される。
次に第4図の従来例においては軸支持台Bの一
端外側には巻取ドラムEを回転自在に配置すると
共に、該ドラムEをモータFで回転できるように
構成し、軸支持台Bの他端外側には繰出ドラムG
を回転自在に配置する。そして、可動部Cの一端
と巻取ドラムEとの間にはシートH1を張設し、
可動部Cの他端には繰出ドラムGに巻装したシー
トH2の他端を固定する。なお、繰出ドラムGに
はシートH2を巻取るような弾性力が付与されて
いると共に、繰出ドラムGはバネIによりシート
H2が緊張状態となるように付勢されている。
そこで、今、可動部Cが巻取ドラムEの方に摺
動するとモータFにより回転する巻取ドラムEに
シートH1が巻取られると共に、可動部Cの摺動
に従つて繰出ドラムGからシートH2が繰り出さ
れる。また、可動部Cが繰出ドラムG側に摺動す
ると、シートH2は繰出ドラムGに自動的に巻取
られ、シートH1は巻取ドラムEから繰り出され
る。
更に、第5図の従来例においては、可動部Cの
前後端と軸支持台Bの端部との間に連続状態に伸
張し、積層状態に収縮する金属またはプラスチツ
ク等の薄板J1,J2を配置し、この薄板J1,
J2によつて軸Aを防水、防塵している。
また、このような問題点を解消するために、例
えば、実公昭47−24354号に示すようなものが存
在した。この従来技術は、可動部にシート状のベ
ルトを固定し、このベルトにより可動部の可動面
を被覆すると共に、ベルトを可動部の一端側に配
置したドラムに巻装することにより、可動機器の
防塵、防水を図るものが存在した。
「考案が解決しようとする問題点」 しかし、第1の蛇腹筒D1,D2を使用する従
来例では、可動部Cのストローク+可動部Cの両
側に蛇腹筒D1,D2が圧縮時の最小寸法が必要
となり、装置全体が大型化する。また、第2の従
来例では、シートH1を巻取るモータFが必要で
あると共に、モータFに大きな負荷が係る。ま
た、モータFを使用すると構造が複雑となる欠点
があつた。更に、第3の従来例では、第1の従来
例と同様な欠点があつた。
そしてまた、このような欠点を解消した従来技
術は、シート状のベルトにより可動部の可動面が
被覆されているために、可動部に対しては防塵、
防水効果を得ることはできて、ベルトのテンシヨ
ンを変動させることなく巻き取るように構成され
ている。しかし、その巻き取るための回転軸は、
巻取ローラ及び駆動輪を開始、油圧モータのモー
タ軸によつて連結されているために、構造が複雑
化し、故障の原因となりやすい。また、可動部の
移動と油圧モータとが同調するために、油圧モー
タに対して減圧弁を設けるため、その調整が必要
になるという問題点を有している。
「問題点を解決するための手段」 本考案は上記のような欠点を解消するために、
前後動自在に軸支持台の上面に支持された可動部
と、該可動部の前後方向にそれぞれ配置されたド
ラムと、前記可動部の前端と後端にそれぞれ一端
が固定され、かつ、他端が前記ドラムに巻装され
可動部の可動面を覆うシートベルトと、両端部が
それぞれ前記ドラムに、前記シートベルトの巻回
方向とは逆方向に巻装され、かつ、前記軸支持台
の下面に沿つて両ドラム間に張設された適度の弾
性を有するワイヤとを具備し、可動部の移動によ
りシートベルトをドラムに対して緊張状態で繰り
出し巻取り自在に構成することによつて、モータ
等の駆動源が不要で簡単な構造とし、小型化を目
的とした可動機器の防塵、防水装置を提供するも
のである。
「構成」 以下、本考案を図面の実施例に基づいて説明す
る。第1図は本考案に係る防塵、防水装置を適用
したロボツトの正面図で、第2図は同要部の拡大
正面図を示す。図面において、1は軸で、この軸
1は軸支持台2に水平状態に固定されている。そ
して軸1には可動部3が摺動自在に軸受されてお
り、この可動部3にはロボツトアーム、ロボツト
ハンド4等が取付けられている。
上記の軸支持台2の端壁2A,2Bの上端に
は、各々ローラ5a,5bが回転自在に取り付け
られている。また、両端壁2A,2Bの下端近傍
には、各々ドラム6a,6bが回転自在に配置さ
れている。7a,7bはドラム6a,6bの近傍
に配置したローラである。
8A,8Bはシートベルトで、一方のシートベ
ルト8Aは一端を可動部3の前端に固定され、他
端は左側のローラ5aを介してドラム6aに巻装
されている。9はワイヤで、このワイヤ9の両端
は各々ローラ7a,7bを介して、ドラム6a,
6bに巻装されている。そして、ワイヤ9の巻装
状態は、シートベルト8A,8Bの巻回方向とは
逆方向に巻装され、かつ、前記軸支持台2の下面
に沿つて両ドラム6a,6b間において適度の弾
性力をもつて張設されている。
11は基台で、この基台11には回転かつ上下
動自在な駆動軸10が設けられ、駆動軸10の上
端には上記の軸支持台2が固定されている。
「作用」 次に、上記の実施例の作用について説明する。
いま、可動部3が図示しない動力源により、Y方
向に移動すると、可動部3の右端に固定されたシ
ートベルト8Bを介して右側のドラム6bを図
中、左回転させ、該ドラム6bに巻込んであるシ
ートベルト8Bを繰り出す。また、このドラム6
bの左回転により左側のドラム6aの巻込まれて
いるワイヤ9がローラ7a,7bを介してドラム
6bに巻取られ、ワイヤ9がR方向に引かれる
と、左側のドラム6bは左回転し、このドラム6
aに可動部3の左端に固定されたシートベルト8
Aが巻取られる。このように、可動部3のY−X
方向の移動によりシートベルト8A,8Bは左右
のドラムに対して交互に繰出し、巻取られる。こ
の際、ワイヤ9は適度の弾性力を有して張設され
ているので、シートベルト8A,8Bを常時、外
側に引つ張つて、軸1上のシートベルト8A,8
Bは緩むことなく緊張状態で繰り出し、巻取られ
る。
なお、上記の実施例ではロボツトについて説明
したが、可動部3が水平状態で移動する装置、例
えば、工作機械、産業機械等にも適用することが
できる。
「考案の効果」 本考案は叙上のように、前後動自在に軸支持台
2の上面に支持された可動部3と、該可動部3の
前後方向にそれぞれ配置されたドラム6a,6b
と、前記可動部3の前端と後端にそれぞれ一端が
固定され、かつ、他端が前記ドラム6a,6bに
巻装され可動部3の可動面を覆うシートベルト8
A,8Bと、両端部がそれぞれ前記ドラム6a,
6bに、前記シートベルト8A,8Bの巻回方向
とは逆方向に巻装され、かつ、前記軸支持台2の
下面に沿つて両ドラム6a,6b間に張設された
適度の弾性を有するワイヤ9とを具備し、可動部
3の移動によりシートベルト8A,8Bをドラム
6a,6bに対して緊張状態で繰り出し巻取り自
在に構成したものである。
従つて、可動部3の可動ストロークを可及的に
大きく取ることができる共に、小型化することが
可能となる。また、可動面を防水、防塵するシー
トベルト8A,8Bの移動は、可動部3の移動時
の動力で行なうので、特別にシートベルト8A,
8B用の駆動源が不要となり、構造が簡単で、安
価な装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る防塵、防水装置を適用し
たロボツトの正面図で、第2図は同要部の拡大正
面図、第3図乃至第5図は従来の異なる防塵、防
水装置を適用したロボツトの正面図である。 2……軸支持台、3……可動部、6a,6b…
…ドラム、8A,8B……シートベルト、9……
ワイヤ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前後動自在に軸支持台の上面に支持された可動
    部と、該可動部の前後方向にそれぞれ配置された
    ドラムと、前記可動部の前端と後端にそれぞれ一
    端が固定され、かつ、他端が前記ドラムに巻装さ
    れ可動部の可動面を覆うシートベルトと、両端部
    がそれぞれ前記ドラムに、前記シートベルトの巻
    回方向とは逆方向に巻装され、かつ、前記軸支持
    台の下面に沿つて両ドラム間に張設された適度の
    弾性を有するワイヤとを具備し、可動部の移動に
    よりシートベルトをドラムに対して緊張状態で繰
    り出し巻取り自在に構成したことを特徴とする可
    動機器の防塵、防水装置。
JP13375084U 1984-09-03 1984-09-03 Expired JPH0111433Y2 (ja)

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JP13375084U JPH0111433Y2 (ja) 1984-09-03 1984-09-03

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JP13375084U JPH0111433Y2 (ja) 1984-09-03 1984-09-03

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JPS6150690U JPS6150690U (ja) 1986-04-05
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JP13375084U Expired JPH0111433Y2 (ja) 1984-09-03 1984-09-03

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JP5017167B2 (ja) * 2008-04-24 2012-09-05 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 エスカレータ装置

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JPS6150690U (ja) 1986-04-05

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