JP3037811B2 - ケーブルリール - Google Patents

ケーブルリール

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JP3037811B2
JP3037811B2 JP2538692A JP2538692A JP3037811B2 JP 3037811 B2 JP3037811 B2 JP 3037811B2 JP 2538692 A JP2538692 A JP 2538692A JP 2538692 A JP2538692 A JP 2538692A JP 3037811 B2 JP3037811 B2 JP 3037811B2
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佐々木  邦彦
拓之 坂内
弘典 加藤
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H75/00Storing webs, tapes, or filamentary material, e.g. on reels
    • B65H75/02Cores, formers, supports, or holders for coiled, wound, or folded material, e.g. reels, spindles, bobbins, cop tubes, cans, mandrels or chucks
    • B65H75/34Cores, formers, supports, or holders for coiled, wound, or folded material, e.g. reels, spindles, bobbins, cop tubes, cans, mandrels or chucks specially adapted or mounted for storing and repeatedly paying-out and re-storing lengths of material provided for particular purposes, e.g. anchored hoses, power cables
    • B65H75/38Cores, formers, supports, or holders for coiled, wound, or folded material, e.g. reels, spindles, bobbins, cop tubes, cans, mandrels or chucks specially adapted or mounted for storing and repeatedly paying-out and re-storing lengths of material provided for particular purposes, e.g. anchored hoses, power cables involving the use of a core or former internal to, and supporting, a stored package of material
    • B65H75/44Constructional details
    • B65H75/4449Arrangements or adaptations to avoid movable contacts or rotary couplings, e.g. by the use of an expansion chamber for a lenght of the cord or hose

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  • Storing, Repeated Paying-Out, And Re-Storing Of Elongated Articles (AREA)
  • Electric Cable Arrangement Between Relatively Moving Parts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のステアリング
装置等に適用され、固定体と可動体との間の電気的接続
を可撓性ケーブルを利用して行うケーブルリールに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】ケーブルリールは、固定体と、この固定
体に対して回動自在に装着された可動体との間を可撓性
ケーブルにて連結したもので、自動車のステアリング装
置のように回転数が有限である可動体と固定体との間の
電気的接続手段として用いられている。
【0003】この種のケーブルリールでは、トータルコ
スト中に占める可撓性ケーブルの割合は高く、必要とさ
れる可撓性ケーブルの長さを短くしてコストの低減化を
図るようにしたケーブルリールが米国特許4,540,
223号明細書において提案されている。
【0004】図6は上記特許明細書に開示されたケーブ
ルリールの概略構成を示す平面図である。同図に示すよ
うに、円筒状をなす固定体100に対して可動体101
が回動自在に装着されており、これら固定体100と可
動体101との間に画成されるリング状の空間102内
には可撓性ケーブル103が収納されている。この可撓
性ケーブル103は固定体100と可動体101とにそ
れぞれ固定された状態で空間102の外部に導出されて
おり、空間102内でU字状の反転部103aを介して
その巻き方向が転換されるようになっている。さらに、
前記空間102内には、平面視C字状の移動体104が
周方向に沿って移動可能に配置されており、前記可撓性
ケーブル103の反転部103aは移動体104の一方
の開口端に軸支されたローラ105にループされてい
る。
【0005】ここで、例えば可動体101を図6の時計
方向に回転すると、可撓性ケーブル103の反転部10
3aも空間102の周方向に移動し、可撓性ケーブル1
03の巻回状態は固定体100の外筒部側が多くなった
巻き戻し状態となる。これとは逆に、可動体101を反
時計方向に回転すると、可撓性ケーブル103の反転部
103aも同方向に移動し、可撓性ケーブル103は可
動体101の内筒部側に多く巻かれた巻き締め状態とな
る。なお、かかる巻き締め、巻き戻し時に、移動体10
4は可撓性ケーブル103の反転部103aからの力を
受けて同方向に移動する。
【0006】このように構成されたケーブルリールによ
れば、可撓性ケーブル103の巻回方向を可動体101
の内筒部と固定体100の外筒部とで逆向きにしている
ため、可撓性ケーブル103を内筒部と外筒部とに同方
向に巻回(渦巻き状に巻回)したケーブルリールに比べ
ると、必要とされる可撓性ケーブル103の長さを格段
に短くすることができ、コストの低減化が図れる。ま
た、可撓性ケーブル103の内筒部に巻回された部分と
外筒部に巻回された部分との間の空間102内に平面視
C字状の移動体104を配置し、該移動体104の開口
端に可撓性ケーブル103の反転部103aをループし
たため、巻き締めあるいは巻き戻し動作時に、外筒部ま
たは内筒部に巻回された可撓性ケーブル103が反転部
103aに至る途中で径方向に膨らむのを移動体104
によって防止でき、可撓性ケーブル103を反転部10
3a方向にスムーズに繰り出すことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述の如く
構成されたケーブルリールは、可動体101の動きをチ
ェックしたり回動量が適正であるか等の種々の検査に供
されるが、その際、可動体101が一方向に過度に回転
させられてしまうことがある。ここで、例えば、可動体
101が巻き戻し方向に過回転させられると、可撓性ケ
ーブル103が可動体101の延出部近傍で反転して折
れ曲がり、これとは逆に、可動体101が巻き締め方向
に過回転されると、可撓性ケーブル103が固定体10
0の延出部近傍で反転して折れ曲がり、いずれの場合も
導通接続の信頼性を低下させる原因となる。
【0008】本発明は、このような従来技術の実情に鑑
みてなされたものであって、その目的は、可動体の過回
転に起因する可撓性ケーブルの反転座屈を防止し、導通
接続の信頼性が高いケーブルリールを提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、固定体と、この固定体に対して回動自在
に装着された可動体と、これら固定体と可動体のいずれ
か一方に設けられた内筒部といずれか他方に設けられた
外筒部との間のリング状の空間に収納された可撓性ケー
ブルと、この空間内に配置された開口を有する円環状の
移動体とを備え、前記可撓性ケーブルは、前記移動体の
開口内で反転されて前記内筒部と外筒部とに逆向きに巻
回されるようになっているケーブルリールにおいて、前
記可撓性ケーブルの前記内筒部から延出する部分の内面
または前記外筒部から延出する部分の外面に舌片を固定
すると共に、この舌片の先端に可撓性ケーブルに固定さ
れていない分岐部を設け、前記可撓性ケーブルが前記外
筒部に所定量以上巻き戻された時、あるいは前記可撓性
ケーブルが前記内筒部に所定量以上巻き締めされた時
に、前記分岐部が可撓性ケーブルから分離して前記舌片
が前記移動体の開口端近傍に掛止されるように構成した
ことを特徴とするものである。
【0010】
【作用】適正な使用状況下では、可動体が一方向に回転
すると、可撓性ケーブルはそのU字状反転部が同方向へ
移動し、可撓性ケーブルの巻回状態は内筒部側が多くな
った巻き締め状態となり、これとは逆に、可動体が他方
向に回転すると、可撓性ケーブルの巻回状態は外筒部側
が多くなった巻き戻し状態となる。かかる巻き締め、巻
き戻し時に、舌片は可撓性ケーブルと共に内筒部または
外筒部に巻回され、舌片によって可撓性ケーブルの動き
が妨げられることはない。
【0011】これに対し、検査工程等において、誤って
可動体に所定量以上の過回転力が作用した場合、例えば
可動体が巻き戻し方向に過回転されると、内筒部に巻回
された可撓性ケーブルは移動体の開口を経て外筒部に巻
き戻されるが、舌片の分岐部は可撓性ケーブルから分離
して移動体の内周面を摺動し、可撓性ケーブルに固定さ
れた舌片は移動体の開口端近傍と内筒部との間に突っ支
い棒の如く掛止される。また、可動体が巻き締め方向に
過回転されると、外筒部に巻回された可撓性ケーブルは
移動体の開口を経て内筒部に巻き締めされるが、舌片の
分岐部は可撓性ケーブルから分離して移動体の外周面を
摺動し、可撓性ケーブルに固定された舌片は移動体の開
口端近傍と外筒部との間に突っ支い棒の如く掛止され、
いずれの場合も可動体のそれ以上の回転は舌片によって
阻止される。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。
【0013】図1は本発明の一実施例に係るケーブルリ
ールの上ケースの一部を省略して示す平面図、図2は図
1のA−A線に沿う断面図、図3は図1のケーブルリー
ルに備えられる舌片の斜視図、図4および図5は図1の
ケーブルリールの過回転時の平面図である。
【0014】これらの図に示すように、本実施例に係る
ケーブルリールは、下ケース1と、この下ケース1に対
して回動自在に装着された上ケース2と、両ケース1,
2間に収納された可撓性ケーブル3と、この可撓性ケー
ブル3の間に配置された移動体4とで概略構成されてい
る。
【0015】下ケース1は、中央にセンタ孔5が開設さ
れた底板6と、この底板6の外周に立設された外筒部7
とを有し、全体的に有底円筒状に形成されている。一
方、上ケース2は中央に内筒部8が垂設された天板9を
有し、内筒部8が前記センタ孔5に、天板9の外縁が外
筒部7にそれぞれガイドされることにより、下ケース1
に対して回動自在に連結されており、下ケース1の底板
6および外筒部7と上ケース2の天板9および内筒部8
とで平面視リング状の空間10が画成されている。
【0016】可撓性ケーブル3は、互いに平行な導線を
一対の絶縁フィルムでラミネートしたフラットケーブル
と呼ばれるものからなり、本実施例の場合は5本の導線
を埋設したフラットケーブルが使用されている。図1に
示すように、可撓性ケーブル3の外方端は前記外筒部7
に固定された第1のコネクタ11に接続され、該第1の
コネクタ11を介して下ケース1の外部に導出されてい
る。一方、可撓性ケーブル3の内方端は前記内筒部8に
固定された第2のコネクタ12に接続され、該第2のコ
ネクタ12を介して上ケース2の外部に導出されてい
る。また、可撓性ケーブル3は、第1のコネクタ11か
ら外筒部7の内壁に反時計方向に巻回され、そこからU
字状に反転し(以下、これを反転部3aという)、さら
に内筒部8の外壁周りに時計方向に巻回されて第2のコ
ネクタ11に至るよう、前記空間10内に収納されてい
る。
【0017】図1に示すように、前記内筒部8近傍の前
記可撓性ケーブル3には第1の舌片13が、前記外筒部
7近傍の前記可撓性ケーブル3には第2の舌片14がそ
れぞれ沿設されている。これらの第1および第2の舌片
13,14はポリエチレンテレフタレート(PET)等
の可撓性に富むフィルム材からなる。図3に示すよう
に、前記第1の舌片13は、前記可撓性ケーブル3の
に粘着剤や熱融着等の手段で固着された固定部13a
と、この固定部13aの先端に形成され可撓性ケーブル
3に固着されていない分岐部13bとからなり、これら
固定部13aと分岐部13bは可撓性ケーブル3ととも
に内筒部8の外周面に巻回されるようになっている。一
方、前記第2の舌片14は、前記可撓性ケーブル3の
に粘着剤や熱融着等の手段で固着された固定部14a
と、この固定部14aの先端に形成され可撓性ケーブル
3に固着されていない分岐部14bとからなり、これら
固定部14aと分岐部14bは可撓性ケーブル3ととも
に外筒部7の内周面に巻回されるようになっている。
【0018】移動体4は平面視C字状に形成され、前記
空間10内にその周方向に移動可能に配置されており、
該移動体4の開口4aの一端に前記可撓性ケーブル3の
反転部3aはループされている。前記第1の舌片13の
固定部13aの長さ寸法は、前記移動体4の内周面と前
記内筒部8の外周面との間の径方向の寸法に比べて長く
設定されており、一方、前記第2の舌片14の固定部1
4aの長さ寸法は、移動体4の外周面と外筒部7の内周
面との間の径方向の寸法に比べて長く設定されている。
【0019】上述の如く構成されたケーブルリールは、
後述する検査行程を経た後、ステアリング装置のステア
リングホイールに上ケース2が、車体の固定側部材に下
ケース1がそれぞれ取付けられて使用される。使用に際
しては、図1に示す中立状態からステアリングホイール
によって上ケース2を時計方向に回転すると、可撓性ケ
ーブル3の反転部3aは上ケース2よりも少ない回転量
だけ時計方向に移動し、該移動量に等しい長さの可撓性
ケーブル3が外筒部7側から繰り出されて内筒部8側に
巻き締めされる。この場合、可撓性ケーブル3の反転部
3aは移動体4の開口4aの一端と摺接しながらこれを
時計方向に押圧移動し、外筒部7側の可撓性ケーブル3
は反転部3aを経て内筒部8側にスムーズに巻き締めら
れる。なお、第1の舌片13の固定部13aと分岐部1
3bは、内筒部8に巻回される可撓性ケーブル3ととも
に内筒部8の外周面に巻き締めされる。
【0020】上記とは逆に、図1に示す中立状態から上
ケース2を反時計方向に回転すると、可撓性ケーブル3
の反転部3aは上ケース2よりも少ない回動量だけ反時
計方向に移動し、該移動量に等しい長さの可撓性ケーブ
ル3が内筒部8から繰り出されて外筒部7側に巻き戻さ
れる。この場合、内筒部8に巻回された可撓性ケーブル
3は径方向外側へ膨らもうとするが、反転部3aに押圧
されて移動する移動体4によって径方向外側への膨出偏
倚が規制されるため、内筒部8側の可撓性ケーブル3は
反転部3aに至る途中で折れ曲がることなく、反転部3
aを経て外筒部7側にスムーズに巻き戻される。
【0021】ケーブルリールは、このようにステアリン
グ装置に組付けられて使用されるが、その前に、上ケー
ス2の回転がスムーズであるか、あるいは上ケース2の
回動量が適正であるか等の種々の検査行程に供される。
この際、上ケース2が誤って可撓性ケーブル3の巻き戻
し方向に過回転されると、可撓性ケーブル3はまず外筒
部7側に全て巻き戻され、上ケース2の更なる回転によ
り、図4に示すように、第1の舌片13の分岐部13b
は、移動体4の開口4aを通って外筒部7へ繰り出され
る可撓性ケーブル3の反転部3aから離反して移動体4
の内周面側へ移行し、可撓性ケーブル3に固着された第
1の舌片13の固定部13aが移動体4の開口4a端近
傍と内筒部8との間に突っ支い棒の如く掛止される。こ
の場合、上ケース2(内筒部8)の矢印方向の回転力は
第1の舌片13の固定部13aを長手方向から圧縮する
力として作用し、該固定部13aはかかる圧縮力に対し
て強いため、可撓性ケーブル3がそれ以上外筒部7方向
に繰り出されることはなく、換言すると上ケース2のそ
れ以上の回転はストップされ、可撓性ケーブル3の内方
端の反転座屈は防止される。
【0022】これとは逆に、上ケース2が誤って可撓性
ケーブル3の巻き締め方向に過回転されると、可撓性ケ
ーブル3はまず内筒部8側に全て巻き戻され、上ケース
2の更なる回転により、図5に示すように、第2の舌片
14の分岐部14bは、開口4aを通って内筒部8へ繰
り出される可撓性ケーブル3の反転部3aから離反して
移動体4の外周面側へ移行し、可撓性ケーブル3に固着
された第2の舌片14の固定部14aが移動体4の開口
4a端近傍と外筒部7との間に突っ支い棒の如く掛止さ
れる。この場合、上ケース2(内筒部8)の矢印方向の
回転力は第2の舌片14の固定部14aを長手方向から
圧縮する力として作用し、該固定部14aはかかる圧縮
力に対して強いため、可撓性ケーブル3がそれ以上内筒
部8方向に繰り出されることはなく、換言すると上ケー
ス2のそれ以上の回転はストップされ、可撓性ケーブル
3の外方端の反転座屈は防止される。
【0023】上記実施例に係るケーブルリールにあって
は、可撓性ケーブル3を反転部3aを介して外筒部7と
内筒部8とに逆向きに巻回してなるため、必要とされる
可撓性ケーブル3の長さを短くすることができ、その結
果、トータルコストの低減化が図れると共に小型化に有
利となる。また、可撓性ケーブル3が反転部3aに至る
途中で折れ曲がることが移動体4によって防止されるた
め、可撓性ケーブル3を反転部3aを経てスムーズに繰
り出すことができ、巻き締めおよび巻き戻し動作を確実
に行うことができる。さらに、検査工程時等において、
誤って上ケース2が可撓性ケーブル3の巻き戻しまたは
巻き締め方向へ過回転された場合、第1または第2の舌
片13,14はその分岐部13b,14bが可撓性ケー
ブル3の反転部3aから分離して移動体4の周面方向に
移行し、その固定部13a,14aが内筒部8または外
筒部7と移動体4の開口4a近傍との間で突っ支い棒の
如く掛止されるため、上ケース2の過回転が第1または
第2の舌片13,14によってストップされ、可撓性ケ
ーブル3の反転座屈を防止することができる。
【0024】なお、上記実施例では、可撓性ケーブル3
の一例としてフラットケーブルを挙げたが、それの代り
に、導線を絶縁チューブで被覆した丸線ケーブルと呼ば
れる可撓性ケーブルを用いることも可能であり、この場
合は、必要とされる回路数に応じて複数本の丸線ケーブ
ルを帯状に一体化すれば良い。
【0025】また、上記実施例では、上ケース1を固定
体とし、上ケース2を可動体として用いた場合について
説明したが、これとは反対に、上ケース2を固定体と
し、下ケース1を可動体として用いることも可能であ
る。
【0026】さらに、上記実施例において、移動体4は
平面視C字状に形成しているが、これに代えて円環状の
リングの一部に方形の貫通孔を設けたものを用いること
も可能である。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
舌片の先端の分岐部が可撓性ケーブルから分離して移動
体の周面方向に移行することにより、該舌片を移動体に
突っ支い棒の如く掛止させることができるため、可撓性
ケーブルの過度の巻き締めあるいは巻き戻し動作を確実
に防止することができ、導通接続の信頼性が高いケーブ
ルリールを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るケーブルリールの上ケ
ースの一部を省略して示す平面図である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】図1のケーブルリールに備えられる舌片の斜視
図である。
【図4】図1のケーブルリールを巻き戻し方向に過回転
した時の平面図である。
【図5】図1のケーブルリールを巻き締め方向に過回転
した時の平面図である。
【図6】従来例に係るケーブルリールの平面図である。
【符号の説明】
1 下ケース(固定体) 2 上ケース(可動体) 3 可撓性ケーブル 3a 反転部 4 移動体 4a 開口 7 外筒部 8 内筒部 10 空間 13 第1の舌片 14 第2の舌片 13a,14a 固定部 13b,14b 分岐部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−25828(JP,A) 特開 平2−304885(JP,A) 実開 昭62−168581(JP,U) 実開 平2−80672(JP,U) 実開 平2−86095(JP,U) 実開 平2−98483(JP,U) 米国特許4540223(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 35/04 B60R 16/02 B65H 75/38 - 75/38 B62D 1/04 H02G 11/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定体と、この固定体に対して回動自在
    に装着された可動体と、これら固定体と可動体のいずれ
    か一方に設けられた内筒部といずれか他方に設けられた
    外筒部との間のリング状の空間に収納された可撓性ケー
    ブルと、この空間内に配置された開口を有する円環状の
    移動体とを備え、前記可撓性ケーブルは、前記移動体の
    開口内で反転されて前記内筒部と外筒部とに逆向きに巻
    回されるようになっているケーブルリールにおいて、前
    記可撓性ケーブルの前記内筒部から延出する部分の内面
    に舌片を固定すると共に、この舌片の先端に可撓性ケー
    ブルに固定されていない分岐部を設け、前記可撓性ケー
    ブルが前記外筒部に所定量以上巻き戻された時に、前記
    分岐部が可撓性ケーブルから分離して前記舌片が前記移
    動体の開口端近傍と前記内筒部との間に掛止されるよう
    に構成したことを特徴とするケーブルリール。
  2. 【請求項2】 固定体と、この固定体に対して回動自在
    に装着された可動体と、これら固定体と可動体のいずれ
    か一方に設けられた内筒部といずれか他方に設けられた
    外筒部との間のリング状の空間に収納された可撓性ケー
    ブルと、この空間内に配置された開口を有する円環状の
    移動体とを備え、前記可撓性ケーブルは、前記移動体の
    開口内で反転されて前記内筒部と外筒部とに逆向きに巻
    回されるようになっているケーブルリールにおいて、前
    記可撓性ケーブルの前記外筒部から延出する部分の外面
    に舌片を固定すると共に、この舌片の先端に可撓性ケー
    ブルに固定されていない分岐部を設け、前記可撓性ケー
    ブルが前記内筒部に所定量以上巻き締めされた時に、前
    記分岐部が可撓性ケーブルから分離して前記舌片が前記
    移動体の開口端近傍と前記外筒部との間に掛止されるよ
    うに構成したことを特徴とするケーブルリール。
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