JP3342174B2 - ケーブルドラム装置 - Google Patents

ケーブルドラム装置

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JP3342174B2
JP3342174B2 JP8241594A JP8241594A JP3342174B2 JP 3342174 B2 JP3342174 B2 JP 3342174B2 JP 8241594 A JP8241594 A JP 8241594A JP 8241594 A JP8241594 A JP 8241594A JP 3342174 B2 JP3342174 B2 JP 3342174B2
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cable
drum
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head
flange
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信幸 瀬間
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昭和電線電纜株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、応急用バイパスケーブ
ルに好適なケーブルおよびこれを巻き取るドラムからな
るケーブルドラム装置に関する。
【0002】
【従来の技術】送電線に断線等が生じた場合、応急用ケ
ーブルによってバイパス路を構成し、その間に本線が補
修される。このような応急用ケーブルは、一般的に、ド
ラムに巻き取られた状態で現場に搬入される。図2にそ
の巻取り状態が示されており、ケーブル1は、その端部
に接続のための気中ケーブルヘッド2が設けられた状態
でドラム3に巻き付けられている。このケーブルヘッド
2は、保護カバー4を装着された状態で、ドラム3のフ
ランジ5に設けられた止め金具6によって、フランジ5
の内側で保持されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ケーブル1
は剛性が高く、また、ケーブルヘッド2は、その先端よ
り基部に至る全長に渡って直線状に形成されている。そ
のため、ケーブルヘッド2をフランジ5の内側で保持し
ようとすると、図2に示したように、ケーブル1の端部
近傍1aに大きな弛みを設けなけらばならない。このた
め、ケーブル1の弛み部分が外方へ大きく膨らむ。運搬
やケーブルの引出し作業を考慮すると、ケーブル1およ
びケーブルヘッド2がドラム3のフランジ5からはみ出
すことは避けなければならない。そのため、従来のケー
ブルドラム装置では、ドラムフランジの外径はケーブル
ヘッド2の長さによって決まり、高電圧用になるほど外
径の縮小化および軽量化を図ることが困難であった。
【0004】従って、本発明の目的は、ケーブルドラム
装置において、ドラムの一層の軽量、小型化を図ること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、両端末に電気
絶縁性を保持するために長尺に形成されたケーブルヘッ
ドを有する応急ケーブルと、応急ケーブルが巻き付けら
れる胴部と、ケーブルヘッドを胴部の周面の接線方向と
平行に配してドラムフランジに固定する係止手段とを備
え、ケーブルヘッドの応急ケーブル端末の近傍部がL字
状に曲げ形成されていることを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明においては、ケーブルヘッドの応急ケー
ブル端末側の近傍部がL字状に曲げられられていること
から、ケーブルヘッドをドラムフランジの中央部近傍に
配置しても、ケーブルヘッドから伸びる応急ケーブル
は、ドラムの巻取り胴へ向けてほぼ直線的に案内される
従って、応急ケーブルの端末には、従来のような大きな
弛みを設ける必要がなく、ドラムフランジの小径化を図
ることができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に沿って説明す
る。図1は、本発明に係るケーブルドラム装置10(図
3参照)の応急ケーブル12の両端に接続されるケーブ
ルヘッド14の正面図である。ケーブルヘッド14は、
ケーブル12の端部を受け入れる基部14aと、この基
部14aに連なる本体部分14bとを備える。ケーブル
ヘッド14は全体にほぼL字状となるように、その基部
14aでほぼ90度の角度に曲げ成形されている。
【0008】基部14aおよび本体部分14bは、従来
におけると同様な碍子または架橋ポリエチレン樹脂のモ
ールド成型品のような電気絶縁材料からなる。本体部分
14b内には、その軸線に沿って導体引出し棒16が配
置されており、この導体引出し棒16がその一端を本体
部分14bより突出させて、電気的な接続端子を構成す
る。導体引出し棒16の他端は、接続金具18を介して
内部導体20に接続されている。内部導体20は、基部
14a内をこれに沿って曲がり、先端でケーブル12の
導体13に接続されている。また、ケーブル12の被覆
端12bおよび基部14aには、防水のためのシール部
材22が被覆されている。
【0009】ケーブル12の両端にほぼ同形状に形成さ
れたケーブルヘッド14は、先に述べたように、全体に
ほぼL字状となるように、その基部14aでほぼ90度
の角度に曲げ成形されている。従って、ケーブルヘッド
14の本体部分14bにおけるその長手方向の寸法の低
下を招くことなく、ケーブルヘッド14の全体的な長手
方向の寸法Lを従来に比較して、小さくすることができ
る。本体部分14bにおけるその長手方向の寸法の低下
は電気絶縁性の低下を招くが、本発明に係るケーブルヘ
ッド14は、この本体部分14bの寸法を小さくせず
に、即ち、ケーブルヘッド14の電気絶縁性の低下を招
くことなく、その寸法Lを小さくすることができる。
【0010】ケーブル12は、その両端にケーブルヘッ
ド14がそれぞれに形成された状態で、例えば図3に示
されたようなドラム24に巻き取られる。ドラム24
は、図3に示す例では、一対の内方フランジ26および
一対の外方フランジ28を有する二重構造を呈する。一
対の内方フランジ26間には、ケーブル12のための比
較的大径の巻取り胴30が形成されている。また、両内
方フランジ26の外方には、各外方フランジ28との間
に各ケーブルヘッド14を収容するためのスペースを確
保する小径胴部32が形成されている。
【0011】巻取り胴30および小径胴部32は軸線を
一致して形成されており、また、この軸線に一致して軸
孔34が形成されている。外方フランジ28の外径は、
内方フランジ26のそれより大きく設定されている。
【0012】ケーブル12は、各ケーブルヘッド14が
それぞれの両フランジ26および28間の収納スペース
内に位置するように、一端から他端へ向けて巻取り胴3
0に巻き付けられる。このため、内方フランジ26に
は、ケーブル12の挿通を許すようにフランジ径方向外
方へ伸び縁部に開放するスリット状の切欠き36が設け
られている。
【0013】各ケーブルヘッド14には、図4および図
5に明確に示されているように、従来と同様な筒状保護
パイプ38が装着された状態で、係止手段40を介して
所定の姿勢に保持される。この係止手段40が、図4に
拡大して示されている。この例では、係止手段40は、
両フランジ26および28間で、これらに固定されるU
字状の固定ブラケット42と、固定ブラケット42との
間で保護パイプ38を受け入れる可動ブラケット44と
を備える。可動ブラケット44は、蝶番46を介して固
定ブラケット42に開閉可能に連結されており、ボルト
48およびこれに螺合する蝶ナット50により、固定さ
れる。
【0014】このボルト48および蝶ナット50の結合
により、保護パイプ38を装着されたケーブルヘッド1
4は、ドラム24内で固定されるが、図5に示される姿
勢で固定される。即ち、各ケーブルヘッド14は、その
本体部分14bの軸線が、小径胴部32の接線方向に一
致し、かつ基部14aから伸張するケーブル12の端部
近傍が巻取り胴30へ向くような姿勢で、固定される。
その結果、各ケーブルヘッド14から伸びるケーブル1
2の端部近傍部分12aは、ドラム24の巻取り胴30
へ向けて直線的に確実に方向付けられる。従って、ケー
ブル12には、ケーブルヘッド14への接続端部近傍部
分12aで従来のような大きな弛みを設ける必要はな
く、ケーブル12がフランジ26および28の径方向外
方へ大きく膨らむことはない。そのため、両フランジ2
6および28の小径化を図ることができ、これによりケ
ーブルドラム装置10全体の軽量、小型化を図ることが
できる。
【0015】以上に説明したところでは、二重構造ドラ
ムについて説明したが、一対のフランジを有するドラム
を用いることができ、また、係止手段としてしてクラン
プ機構等、種々の係止手段を用いることができる。さら
に、本発明では、ケーブルヘッド14の本体部分14b
の寸法の低下を招くことなくケーブルヘッド14の長手
方向寸法の低減を図ることができるが、これとは逆に、
ケーブルヘッド14の全体的な長手方向寸法を変更する
ことなく、本体部分14bの長手方向寸法の増大を図る
ことができ、これにより、ケーブル巻取り時の大型化を
招くことなく、ケーブルヘッド14の電気絶縁性の向上
を図ることができる。また、ケーブルヘッド基部の曲げ
角度はL字状になる程度であれば良く、正確に90度で
なくてもよい。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、ケーブルヘッドの応急
ケーブル端末の近傍部が曲げ形成されている。そのた
め、ケーブルヘッドの本体部分をドラム巻取り胴の接線
方向へ配置しても、ケーブルヘッドから伸びるケーブル
をドラムの巻取り胴へ向けて方向付けることができる。
従って、ケーブルがケーブルフランジの外方へ向って
来のように大きく膨らむことはなく、このフランジの外
径の縮小化を図ることができる。これにより、ケーブル
ドラム装置全体の小型、軽量化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るケーブルドラム装置のケーブルヘ
ッドを概略的に示す正面図である。
【図2】従来のケーブルドラム装置をケーブルの巻取り
状態で部分的に破断して示す側面図である。
【図3】本発明に係るケーブルドラム装置を示す正面図
である。
【図4】本発明に係る係止手段を拡大して示す正面図で
ある。
【図5】図3に示した線A−Aに沿って得られた断面図
である。
【符号の説明】
10 ケーブルドラム装置 12 ケーブル 14 ケーブルヘッド 14a 基部 14b 本体部分 24 ドラム 26 フランジ 40 係止手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平4−60973(JP,U) 実開 昭63−138820(JP,U) 実開 昭49−149280(JP,U) 実開 昭53−93688(JP,U) 実開 昭61−206283(JP,U) 実開 平4−25428(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 75/28 B65H 54/02 H02G 11/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端末に電気絶縁性を保持するために長
    尺に形成されたケーブルヘッドを有する応急ケーブル
    と、該応急ケーブルが巻き付けられる胴部と、前記ケー
    ブルヘッドを該胴部の周面の接線方向と平行に配してド
    ラムフランジに固定する係止手段とを備え、前記ケーブ
    ルヘッドの前記応急ケーブル端末の近傍部がL字状に曲
    げ形成されていることを特徴とするケーブルドラム装
    置。
JP8241594A 1994-03-29 1994-03-29 ケーブルドラム装置 Expired - Lifetime JP3342174B2 (ja)

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