JP2540938Y2 - 回転体と固定体間の伝送装置 - Google Patents

回転体と固定体間の伝送装置

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JP2540938Y2
JP2540938Y2 JP1992067930U JP6793092U JP2540938Y2 JP 2540938 Y2 JP2540938 Y2 JP 2540938Y2 JP 1992067930 U JP1992067930 U JP 1992067930U JP 6793092 U JP6793092 U JP 6793092U JP 2540938 Y2 JP2540938 Y2 JP 2540938Y2
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R16/00Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for
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    • B60R16/027Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements for transmission of signals between vehicle parts or subsystems between relatively movable parts of the vehicle, e.g. between steering wheel and column
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
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    • H01R35/02Flexible line connectors without frictional contact members
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、回転体と固定体間で電
気信号、光信号あるいは小電力などを伝送するのに用い
る伝送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1に本考案の改良の対象となる回転体
と固定体間の伝送装置を示す。この伝送装置は、中心部
に中空円筒状の胴部3を有する内側ケース1と、胴部3
の外周に同軸配置された外筒部7を有する外側ケース5
とを備えている。内側ケース1と外側ケース5は相対的
に回転できるように組み合わされている。内側ケース1
と外側ケース5で形成される空間内には、1条のフラッ
トケーブル9と3条のダミーケーブル11がそれぞれ長
手方向中間部に巻き方向反転部9a、11aができるよ
うに巻き重ねて収納されている。フラットケーブル9お
よびダミーケーブル11の内端は胴部3に、外端は外筒
部7に固定されている。フラットケーブル9およびダミ
ーケーブル11の巻き方向反転部9a、11aは周方向
にほぼ等間隔で配置されている。
【0003】上記構成により内側ケース1と外側ケース
5は、フラットケーブル9およびダミーケーブル11の
長さにより制限される回転数の範囲内で相対的に回転可
能である。このような伝送装置は、回転体となる内側ケ
ース1と、固定体となる外側ケース5との間が、内部に
導体を有するフラットケーブルにより接続されるので、
回転体と固定体間で信号等の伝送を高い信頼性で行うこ
とができる。したがってこの種の装置は例えば自動車の
車体(固定体)側の機器とステアリング軸(回転体)側
の機器(エアバッグシステム等)との間で電気信号の伝
達を行うのに使用される。
【0004】上記の伝送装置において、フラットケーブ
ル9に巻き方向反転部9aを設けるのは、フラットケー
ブルを1方向に巻いた場合より同じ回転数を得るのに必
要なフラットケーブルの長さが短くできるからである。
フラットケーブル9は平行配列された複数本の導体を2
枚のプラスチックフィルムで挟んで接着剤等により接合
した構造であり、適度の曲げ剛性と曲げ弾性を有してい
る。
【0005】一方、各ダミーケーブル11はフラットケ
ーブル9とほぼ同等の曲げ剛性、曲げ弾性および外形寸
法を有するプラスチックテープで構成されている。これ
らのダミーケーブル11は、内側ケース1が回転すると
きにフラットケーブル9に巻きゆるみ等の乱れが生じな
いように補助するために設けられるものである。なお以
上の例はフラットケーブル9が1条、ダミーケーブル1
1が3条の場合であるが、これらの条数は適宜変更可能
である。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】図10の状態は、胴部
3の外周および外筒部7の内周にフラットケーブル9お
よびダミーケーブル11がほぼ同じ長さだけ巻かれた状
態である。言い換えれば巻き方向反転部9a、11aが
フラットケーブル9およびダミーケーブル11の長さの
ほぼ半分の位置にあるということである。
【0007】この状態から内側ケース1を(すなわち胴
部3を)を反時計方向に回転させると、フラットケーブ
ル9およびダミーケーブル11の外筒部7の内側に巻か
れている部分が、それぞれの巻き方向反転部9a、11
aを通過して胴部3の外周側に巻き重ねられて行く。
【0008】このようにしてほぼ全てのフラットケーブ
ル9およびダミーケーブル11が胴部3に巻き取られた
状態を図11に示す。図11の状態から更に胴部3を反
時計方向に回転させると、図12のようになる。図12
の状態を「巻取り方向の過回転」といい、この状態では
フラットケーブルおよびダミーケーブルの巻き方向反転
部9a、11aはその曲げ半径が大幅に縮小されてい
る。この状態から更に胴部3を反時計方向に回転させる
と、ついには曲げ半径がほぼ0となり、折り返された状
態となる。このような状態になると、フラットケーブル
9は「折り目」がつくことになり、内部の導体が大きな
ストレスを受けて断線し、伝送装置としての機能を失う
おそれがある。またダミーケーブル11は大きな損傷は
受けないものの「折り目」がつくことにより、それ以降
の回転動作に支障をきたすおそれがある。
【0009】これを防止するには通常、次のような手段
が考えられる。図13は「巻取り方向の過回転」に対す
る対策の一例を示すもので、外筒部7の内面に舌片状の
サポート片13を設けた例である。サポート片13は基
端側が外筒部7に固定され、先端側が次第に薄くなる自
由端となっている。このようなサポート片13を設けて
おくと、「巻取り方向の過回転」の状態になったとき
に、フラットケーブル9およびダミーケーブル11には
大きな張力が加わるので、この張力によりサポート片1
3が図14のように曲げられ、巻き方向反転部9a、1
1aがそれ以上小さい径に曲げられるのを防止できる。
またこれにより胴部3をさらに同方向へ回転させるのに
必要なトルクが大幅に増大するので「巻取り方向の過回
転」の状態が生じたことを検知できる。したがってそれ
以上胴部3を回転させるのを中止するなど、必要な対策
をとることができる。
【0010】以上は1条のダミーケーブルに対しサポー
ト片を1個設けた場合であるが、サポート片は複数条の
ダミーケーブルに対し複数個設けることも可能である。
上記のように「巻取り方向の過回転」は通常の対策で対
処可能である。次にこれとは逆の「巻戻し方向の過回
転」について説明する。
【0011】図10の状態から胴部3を時計方向に回転
させて、胴部3に巻かれていたフラットケーブル9およ
びダミーケーブル11をほぼ全部巻き戻した後、さらに
胴部3を時計方向に回転させると図15のような状態と
なる。これを「巻戻し方向の過回転」という。
【0012】この状態で、フラットケーブルおよびダミ
ーケーブルの巻き方向反転部9a、11aの曲げ径が縮
小されるのは前記「巻取り方向の過回転」と同様である
が、この状態ではさらに外筒部7の内側に巻かれていた
フラットケーブル9およびダミーケーブル11が胴部3
側に引っ張られて巻き乱れが生じる。巻き方向反転部の
径を縮小させる力と、巻き乱れを起こす力の大きさは胴
部3の回転に従ってそれぞれ独立に変化するので、これ
らの力のバランスによって曲げ径の縮小と巻き乱れの状
況は変化するが、いずれにせよ最終的にはフラットケー
ブルおよびダミーケーブルの巻き方向反転部9a、11
aの曲げ径がほぼ0の状態となり、フラットケーブルの
導体が損傷を受けることになる。
【0013】この「巻戻し方向の過回転」に対して前記
の「巻取り方向の過回転」の場合と同じ対策を適用した
場合を図16に示す。この場合は胴部3の外周面にサポ
ート片15が取り付けられる。サポート片15が「巻取
り方向の過回転」の場合と同様に機能するためには、胴
部3の時計方向への回転に伴ってダミーケーブルの巻き
方向反転部11aに大きな力が加わり、サポート片15
の自由端が変形することが必要であるが、フラットケー
ブル9およびダミーケーブル11を胴部3側に引っ張る
力はサポート片15を変形させる力に比べて小さく、こ
のためサポート片15がほとんど変形しないうちに、外
筒部7の内側に巻かれているフラットケーブル9および
ダミーケーブル11が胴部3側に引っ張られてしまう。
このようなことから「巻戻し方向の過回転」の場合は、
サポート片15を設けてもフラットケーブルの導体の損
傷を防止することができない。
【0014】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記のような
課題を解決した回転体と固定体間の伝送装置を提供する
もので、その構成は、胴部を有する内側ケースと、前記
胴部の外周に位置する外筒部を有する外側ケースとを相
対的に回転できるように組み合わせ、この内側ケースと
外側ケースで形成される空間内に少なくとも1条のフラ
ットケーブルと少なくとも1条のダミーケーブルをそれ
ぞれ長手方向中間部に巻き方向反転部ができるように巻
き重ねて収納し、前記フラットケーブルおよびダミーケ
ーブルの内端を胴部に、外端を外筒部に固定し、かつフ
ラットケーブルおよびダミーケーブルの巻き方向反転部
を周方向に間隔をあけて配置してなる伝送装置であっ
て、少なくとも1条のダミーケーブルの内端付近に外側
ケースのフランジ部側へ突出する突出部を有するストッ
パー部材を一体に設け、かつ前記外側ケースのフランジ
部の内周部に前記ストッパー部材の突出部が入る凹部を
形成し、ストッパー部材が設けられたダミーケーブルの
内端部を、胴部がフラットケーブルおよびダミーケーブ
ルを巻き戻す方向へ回転したとき、フラットケーブルが
最後まで巻き戻される前に、ストッパー部材の突出部が
凹部の周壁に引っ掛かるように、胴部に取り付けたこと
を特徴とする。
【0015】
【作用】このようにすれば、胴部がフラットケーブルお
よびダミーケーブルを巻き戻す方向へ回転したとき、フ
ラットケーブルが最後まで巻き戻される前に、ストッパ
ー部材の突出部が凹部の周壁に引っ掛かるので、それ以
上胴部を回転させることが出来なくなる。したがってこ
れによりフラットケーブルおよびダミーケーブルの損傷
なしに「巻戻し方向の過回転」に達したことを検知でき
る。
【0016】なお「巻取り方向の過回転」に対しては、
前述のサポート片で対処することもできるし、また上記
の構成と同様に、少なくとも1条のダミーケーブルの外
端付近に内側ケースのフランジ部側へ突出する突出部を
有するストッパー部材を一体に設け、かつ前記内側ケー
スのフランジ部の外周部に前記ストッパー部材の突出部
が入る凹部を形成し、そのストッパー部材を設けたダミ
ーケーブルの外端部を、胴部がフラットケーブルおよび
ダミーケーブルを巻き取る方向へ回転したとき、フラッ
トケーブルが最後まで巻き取られる前に、ストッパー部
材の突出部が凹部の周壁に引っ掛かるように、外筒部に
取り付けるという構成で対処することもできる。
【0017】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図1ないし図7は本考案の一実施例を示
す。図において、1は回転体となる内側ケース、3はそ
の胴部、5は固定体となる外側ケース、7はその外筒
部、9はフラットケーブル、11はダミーケーブル(3
条)、17は内側ケース1のフランジ部、19は外側ケ
ース5のフランジ部である。図1ないし図4は「巻戻し
方向の過回転」に至る過程を順次示す横断面図、図5は
図2の状態における要部の斜視図、図6は図2の状態に
おける縦断面図、図7は図3の状態における縦断面図で
ある。
【0018】この装置では、3条のダミーケーブル11
のうちの1条のダミーケーブル11の内端付近にストッ
パー部材21が固着されており、胴部3にはストッパー
部材21が入る溝部23が形成されている。またストッ
パー部材21が固着されたダミーケーブル11は他のダ
ミーケーブル11およびフラットケーブル9より長さが
短くなっており、かつそのダミーケーブル11の内端は
胴部3上で方向転換できるように軸25により支持され
ている。さらにストッパー部材21は外側ケースのフラ
ンジ部19側へ突出する突出部21aを有しており、フ
ランジ部19の内周部にはダミーケーブル11の内端部
が方向転換するときにストッパー部材21の突出部21
aが入る凹部27が形成されている。
【0019】中間状態(図10の状態)から胴部3を時
計方向に回転させてフラットケーブル9およびダミーケ
ーブル11を巻き戻していくと、巻戻しの限界に至る少
し前で図1のような状態になる。この状態から胴部3を
さらに時計方向へ回転させると図2、図5および図6の
ような状態になり、このあとストッパー部材21が溝部
23から出て、突出部21aが凹部27に入る。
【0020】胴部3をさらに時計方向へ回転させると、
ストッパー部材21の付いたダミーケーブル11は長さ
が短いため、その内端が方向転換して、図3のような状
態となる。このあとさらに胴部3を時計方向へ回転させ
ると、図4の状態となり、ストッパー部材21の突出部
が凹部27の周壁に引っ掛かって、それ以上胴部3が回
転できなくなる。これがこの装置の「巻戻し方向の過回
転」の状態であるが、この状態では、他のダミーケーブ
ル11およびフラットケーブル9は巻戻しの限界までに
まだ余裕があり、巻き方向反転部9a、11aの曲げ径
は縮小されていない。したがってフラットケーブル9の
導体が損傷することはない。
【0021】以上説明したようにこの装置は「巻戻し方
向の過回転」が発生すると、それ以上胴部3を回転させ
ることができなくなるので、フラットケーブル9および
ダミーケーブル11の損傷なしに「巻戻し方向の過回
転」が発生したことを検知することができる。なお上記
実施例ではストッパー部材21を棒状のものとして説明
したが、ストッパー部材21は図8に示すように板状の
ものとすることもできる。
【0022】次に図9を参照して本考案の他の実施例を
説明する。この伝送装置は「巻取り方向の過回転」に対
する対策に前記実施例と同様の構造を採用したものであ
る。すなわちこの装置では、3条のダミーケーブル11
のうちの1条のダミーケーブル11の外端付近にストッ
パー部材31が固着されており、外筒部7にはストッパ
ー部材31が入る溝部33が形成されている。またスト
ッパー部材31が固着されたダミーケーブル11は他の
ダミーケーブル11およびフラットケーブル9より長さ
が短くなっており、かつそのダミーケーブル11の外端
は外筒部7上で方向転換できるように軸35により支持
されている。さらにストッパー部材31は内側ケースの
フランジ部17側へ突出する突出部31aを有してお
り、フランジ部17の外周部にはダミーケーブル11の
内端部が方向転換するときにストッパー部材31の突出
部31aが入る凹部37が形成されている。
【0023】図9は「巻取り方向の過回転」の状態を示
しており、ここまでに至る動作は前記実施例と同様であ
る。図9の状態ではストッパー部材31の突出部が凹部
37の周壁に引っ掛かり、それ以上胴部3が回転できな
くなっている。またこの状態では、他のダミーケーブル
11およびフラットケーブル9は巻取り限界までにまだ
余裕があり、巻き方向反転部9a、11aの曲げ径は縮
小されていない。したがってフラットケーブル9の導体
が損傷することはない。なお図示を省略したが、「巻戻
し方向の過回転」に対する対策は前記実施例と同じであ
る。
【0024】以上の各実施例では1条のダミーケーブル
にストッパー部材を取り付けた場合を説明したが、ダミ
ーケーブルが複数条ある場合には複数条のダミーケーブ
ルにストッパー部材を取り付けるようにすることもでき
る。その方が信頼性は向上する。
【0025】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、回
転体と固定体間の伝送装置の「巻戻し方向の過回転」
を、フラットケーブルおよびダミーケーブルに損傷を与
えることなく確実に検知できる利点がある。また「巻取
り方向の過回転」も同様の構成で検知することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例に係る回転体と固定体間の
伝送装置の、「巻戻し方向の過回転」に至る一過程を示
す横断面図。
【図2】 図1の次の過程を示す横断面図。
【図3】 図2の次の過程を示す断面図。
【図4】 図1の装置が「巻戻し方向の過回転」に至っ
た状態を示す横断面図。
【図5】 図2の状態における要部の斜視図。
【図6】 図2の状態における縦断面図。
【図7】 図3の状態における縦断面図。
【図8】 本考案に使用されるストッパー部材の他の例
を示す斜視図。
【図9】 本考案の他の実施例に係る回転体と固定体間
の伝送装置の、「巻取り方向の過回転」の状態を示す横
断面図。
【図10】 本考案の改良の対象となる回転体と固定体
間の伝送装置を示す横断面図。
【図11】 図10の装置が「巻取り方向の過回転」に
近くなった状態を示す横断面図。
【図12】 図10の装置が「巻取り方向の過回転」に
至った状態を示す横断面図。
【図13】 図10の装置の「巻取り方向の過回転」に
対する通常の対策を示す横断面図。
【図14】 図13の対策を施した装置が「巻取り方向
の過回転」に至った状態を示す横断面図。
【図15】 図10の装置が「巻戻し方向の過回転」に
至った状態を示す横断面図。
【図16】 図10の装置の「巻戻し方向の過回転」に
対する通常の対策を示す横断面図。
【符号の説明】 1:内側ケース 3:胴部 5:外側ケース 7:外筒部 9:フラットケーブル 9a:フラットケーブル9の巻き方向反転部 11:ダミーケーブル 11a:ダミーケーブル11の巻き方向反転部 17:内側ケース1のフランジ部 19:外側ケース5のフランジ部 21、31:ストッパー部材 21a:ストッパー部材21の突出部 23、33:溝部 25、35:軸 27、37:凹部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】胴部を有する内側ケースと、前記胴部の外
    周に位置する外筒部を有する外側ケースとを相対的に回
    転できるように組み合わせ、この内側ケースと外側ケー
    スで形成される空間内に少なくとも1条のフラットケー
    ブルと少なくとも1条のダミーケーブルをそれぞれ長手
    方向中間部に巻き方向反転部ができるように巻き重ねて
    収納し、前記フラットケーブルおよびダミーケーブルの
    内端を胴部に、外端を外筒部に固定し、かつフラットケ
    ーブルおよびダミーケーブルの巻き方向反転部を周方向
    に間隔をあけて配置してなる回転体と固定体間の伝送装
    置であって、少なくとも1条のダミーケーブルの内端付
    近には外側ケースのフランジ部側へ突出する突出部を有
    するストッパー部材が一体に設けられており、かつ前記
    外側ケースのフランジ部の内周部には前記ストッパー部
    材の突出部が入る凹部が形成されており、ストッパー部
    材が設けられたダミーケーブルの内端部は、胴部がフラ
    ットケーブルおよびダミーケーブルを巻き戻す方向へ回
    転したとき、フラットケーブルが最後まで巻き戻される
    前に、ストッパー部材の突出部が凹部の周壁に引っ掛か
    るように、胴部に取り付けられていることを特徴とする
    回転体と固定体間の伝送装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の伝送装置であって、少なく
    とも1条のダミーケーブルの外端付近には内側ケースの
    フランジ部側へ突出する突出部を有するストッパー部材
    が一体に設けられており、かつ前記内側ケースのフラン
    ジ部の外周部には前記ストッパー部材の突出部が入る凹
    部が形成されており、そのストッパー部材が設けられた
    ダミーケーブルの外端部は、胴部がフラットケーブルお
    よびダミーケーブルを巻き取る方向へ回転したとき、フ
    ラットケーブルが最後まで巻き取られる前に、ストッパ
    ー部材の突出部が凹部の周壁に引っ掛かるように、外筒
    部に取り付けられていることを特徴とするもの。
JP1992067930U 1992-09-04 1992-09-04 回転体と固定体間の伝送装置 Expired - Lifetime JP2540938Y2 (ja)

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DE4329820A DE4329820C2 (de) 1992-09-04 1993-09-03 Übertragungsvorrichtung zwischen einem rotierenden Körper und einem feststehenden Körper

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