JP6782125B2 - 回転コネクタ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、回転コネクタ装置に関し、特に、フレキシブルフラットケーブルによって形成される回路構造を備える回転コネクタ装置に関する。
四輪自動車などの車両において、操舵用のステアリングホイールとステアリングシャフトの連結部に、エアバッグ装置等に電力を供給するための回転コネクタ装置が装着されている。回転コネクタ装置は、ステアリングシャフトに囲繞して取り付けられており、また、この回転コネクタ装置とステアリングシャフトの端部とを内包するようにステアリングコラムカバーが装着されている。また、ステアリングホイール側には、該ステアリングホイールのボス部を内包するようにステアリングロアカバーが装着されている。
回転コネクタ装置は、ステータと、該ステータに回転可能に取り付けられたロテータと、ステータとロテータとによって形成される環状空間に巻かれて収容されたフレキシブルフラットケーブル(FFC)とを備えている。FFCは、金属製の複数の導体部を接着剤層を介して樹脂から成る2枚の絶縁フィルムで挟み込んだラミネート構造を有している。FFCにおける複数の導体は、それぞれ車両に搭載されるエアバッグ等の各種装置に対応する電気回路を構成している。
例えば、従来の回転コネクタ装置は、固定側ハウジングと、該固定側ハウジングに対して同心状かつ回動自在に連結された可動側ハウジングと、上記両ハウジングの間に形成される環状のケーブル収納空間内に収納された2つの可撓性ケーブルと、ケーブル収納空間内に回転自在に収納された移動体とを備えている(特許文献1)。この回転コネクタ装置では、2つの可撓性ケーブルのうち第1の可撓性ケーブルに、線幅が大きい2本のエアバッグ回路用導体と、それよりも線幅が小さい4本のホーン回路用及びスイッチ回路用導体とが担持され、第2の可撓性ケーブルには、線幅が小さい8本のホーン回路用及びスイッチ回路用導体が担持されている。(特許文献1)
特開2001−15240号公報
しかしながら、上記従来技術では、エアバッグ回路用導体が第1のFFCにのみ設けられており、エアバッグ回路が1経路であるため、操舵による経年劣化等に因って当該エアバッグ回路用導体に不具合が生じた場合にエアバッグが動作しない可能性があり、接続信頼性が十分とは言えない。特に、エアバッグは車両の乗員を保護する安全装置の1つであるため、事故等の緊急時におけるエアバッグ動作の高い信頼性が求められるところ、エアバッグ回路に断線が生じてエアバッグが動作しないのは、安全性の観点から問題である。
また、ホーン回路用導体に不具合が生じてホーン回路が断線した場合には、法規上、車両は走行することができない。すなわち、ホーン回路の接続状態(閉状態)が車両走行に不可欠であることから、操舵によって回転コネクタ装置内でFFCが受ける外力等を考慮して、ホーン回路用導体の配置或いは構成を検討する必要がある。
しかし、上記従来技術では、2つのFFCに、その他のスイッチ回路用導体と共用のホーン回路用導体をそれぞれ設けるか、或いは、ホーン回路用導体の線幅を、エアバッグ回路用導体の線幅よりも小さく且つその他のスイッチ回路用導体の線幅よりも大きくする程度にとどまり、ホーン回路の断線のし難さを十分に考慮した構成や配置となっておらず、ホーン回路の接続信頼性が十分とは言えない。
更に、通常の回転コネクタ装置においては、車両の各種装置の電気回路に対応する導体がいずれのFFCのどの部分に配置されるかの規定、基準が無く、各電気回路の特性を考慮せずに導体の配置位置や導体幅が決定されているのが現状である。よって、エアバッグ回路用導体と大電流回路用導体との配置関係を考慮せずに配索してシングル或いはデュアルエアバッグ回路を形成した場合、絶縁不良やノイズによって混線が生じ、エアバッグの誤爆が発生する可能性がある。
本発明の目的は、電気的な接続信頼性を向上することができる回転コネクタ装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る回転コネクタ装置は、ステータと、前記ステータに回転可能に取り付けられたロテータと、前記ステータ及び前記ロテータとの間の環状空間に巻き締め及び巻き戻し可能に収容されたフレキシブルフラットケーブル群とを備える回転コネクタ装置であって、前記フレキシブルフラットケーブル群は、前記環状空間の内周側に巻かれた第1フレキシブルフラットケーブルと、前記第1フレキシブルフラットケーブルよりも外周側に巻かれ、前記環状空間における長手方向長さが前記第1フレキシブルフラットケーブルよりも長い第2フレキシブルフラットケーブルとを有し、前記第2フレキシブルフラットケーブルが、エアバッグ回路を構成する第1導体及びホーン回路を構成する第2導体の双方を有することを特徴とする。
前記第2フレキシブルフラットケーブルにおいて、前記エアバッグ回路を構成する第1導体と、前記ホーン回路を構成する前記第2導体とが並べて配置され、前記第1導体及び前記第2導体は、前記第2フレキシブルフラットケーブルの幅方向中央部に配置される。
前記第2フレキシブルフラットケーブルは、前記第1導体及び前記第2導体の幅方向両側の少なくとも一方に配置された少なくとも1つの他の導体を有してもよい。
前記回転コネクタ装置は、前記第2フレキシブルフラットケーブルよりも外周側に巻かれ、前記第2フレキシブルフラットケーブルの冗長化のための予備フレキシブルフラットケーブルを更に備え、前記予備フレキシブルフラットケーブルが、エアバッグ回路を構成する他の第1導体及びホーン回路を構成する他の第2導体の双方を有してもよい。
前記回転コネクタ装置は、前記第2フレキシブルフラットケーブルよりも外周側に巻かれ、前記環状空間における長手方向長さが前記第2フレキシブルフラットケーブルよりも長い第3フレキシブルフラットケーブルを更に備え、前記第3フレキシブルフラットケーブルは、エアバッグ回路よりも大電流が流れる大電流回路を構成する第3導体を有している。
前記大電流回路を構成する前記第3導体の幅は、前記エアバッグ回路を構成する第1導体の幅よりも大きい。
前記第1フレキシブルフラットケーブルは、当該第1フレキシブルフラットケーブルの異常を検知する異常検知回路を構成する少なくとも1つの第4導体を有する。
本発明によれば、回転コネクタ装置の電気的な接続信頼性を向上することができる。
本発明の実施形態に係る回転コネクタ装置を概略的に示す斜視図である。 図1の環状空間内に収容されたフレキシブルフラットケーブル群の配置を示す斜視図である。 (a)〜(c)は、図2における第1〜第3フレキシブルフラットケーブルの詳細構成を示す平面図である。 図2のフレキシブルフラットケーブル群の変形例を示す斜視図である。 (a)〜(d)は、図4における第1〜第3フレキシブルフラットケーブルの詳細構成を示す平面図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る回転コネクタ装置を概略的に示す斜視図である。なお、図1の回転コネクタ装置は、その一例を示すものであり、本発明に係る回転コネクタ装置の構成は、図1のものに限られない。
図1において、回転コネクタ装置1は、ステータ11と、該ステータ11に回転可能に取り付けられたロテータ12と、ステータ11及びロテータ12との間に形成される軸線x周りの環状空間S1に巻き締め及び巻き戻し可能に収容されたフレキシブルフラットケーブル群13(以下、FFC群という)とを備えている。車両において、ステータ11は車両の車体に固定されており、ロテータ12はステアリングホイールに取り付けられている。
ステータ11は、軸線xを中心とする不図示の円形の係合穴を有する、軸線xを中心とする円環状又は略円環状のステータ本体21と、ステータ側コネクタ収容空間S2を形成するステータ側コネクタ収容部22とを有している。
ステータ本体21に形成されている係合穴は、ロテータ12の後述する円筒部31bの下側(図1の矢印A方向)の端部を収容してこの端部と係合可能に形成されている。ロテータ12は、円筒部31bの下側の端部において、ステータ11のステータ本体21の係合穴に回動可能に係合しており、これによりステータ11に回動可能に保持されている。
ロテータ12は、軸線x周り(図1の矢印C方向及び矢印D方向)に設けられた環状のロテータ本体31と、環状空間S1と外部とを連通し且つロテータ側コネクタ収容空間S3を画定するロテータ側コネクタ収容部32とを有している。
ロテータ本体31は、軸線xを中心とする中空円盤状又は略中空円盤状の天板部31aと、天板部31aの内周側の端部から軸線xに沿って環状空間S1側に向かって延びる円筒部31bを有している。天板部31aは、回転コネクタ装置1において、上側(図1の矢印B方向)に面する部分を画成している。円筒部31bは、ステータ11の対応する部分に軸線xについて回動可能に係合されるように形成されている。
上述のようにロテータ12がステータ11に取り付けられることにより、ロテータ12の天板部31a及び円筒部31b並びにステータ11のステータ本体21によって、環状空間S1が画定される。
この環状空間S1の内部において、複数枚のFFCからなるFFC群13は、適宜の長さの弛みを有するように巻かれており、この弛みの長さは、ロテータ12がステータ11に対して回転することにより変化する。この弛み長さの変化に追従するように、FFC群13の各FFCを環状空間S1内で常に整列させた状態で保持可能となっている。
ステータ側コネクタ収容部22のステータ側コネクタ収容空間S2には、環状空間S1から引き出されたFFC群13の端部が挿入される。また、このステータ側コネクタ収容部22には、車体側の電気回路を構成しているワイヤハーネスに接続された所定形状の端子を挿入可能な不図示の固定側端子挿入孔が形成されている。この端子とFFC13の導体部とが、ステータ側コネクタ収容部22のステータ側コネクタ収容空間S2に配置されたFFC接続構造具40によって接続されている。
ロテータ側コネクタ収容部32のロテータ側コネクタ収容空間S3には、上記ステータ側コネクタ収容空間S2と同様、環状空間S1から引き出されたFFC群13の端部が挿入される。また、ロテータ側コネクタ収容部32には、ステアリングホイールが備える電気部品(例えば、ホーンスイッチ、エアバッグモジュール等)から引き出されたケーブルの端子を挿入可能な回転側端子挿入孔32aが形成されている。このケーブルの端子とFFC群13の導体部とが、ロテータ側コネクタ収容部32のロテータ側コネクタ収容空間S3に配置された不図示のFFC接続構造具によって接続される。
上記構成により、ステアリングホイール側のエアバッグモジュール等の電気部品と、車体側の電気回路とが、FFC群13を介して電気的に接続される。
図2は、図1の環状空間S1内に収容されたFFC群13の配置を示す斜視図である。
図2に示すように、FFC群13は、環状空間S1の内周側に巻かれた第1FFC41と、第1FFC41よりも外周側に巻かれ、環状空間S1における長さが第1FFC41よりも長い第2FFC42と、第2FFC42よりも外周側に巻かれ、環状空間S1における長さが第2FFC42よりも長い第3FFC43と、第3FFC43よりも外周側に巻かれ、環状空間S1における長さが第3FFC43よりも長いダミーケーブル44とを有する。本実施形態では、環状空間S1内に、4本のケーブルが略90度回転対称に配置されている。そして、第1FFC41は、上記4本のケーブルの中で最も短く、次いで、第2FFC42、第3FFC43、ダミーケーブル44の順に、短い構成となっている。また、第1FFC41〜第3FFC43が重なり合った部分において、第2FFC42は、第1FFC41と第3FFC43の間に配置されており、この順に配置された3本の第1FFC41〜第3FFC43は、連通部23を介して、環状空間S1からステータ側コネクタ収容部22のステータ側コネクタ収容空間S2に導出される。連通部23は、例えばステータ本体21の外周部に形成され、環状空間S1とステータ側コネクタ収容空間S2との間に設けられた切り欠きである。
第1FFC41は、環状空間S1において、ロテータ12の円筒部31bに1又は複数回巻かれてなる内周部41aと、第1FFC41の長手方向の中間部分に、湾曲して折り返された折り返し部41bと、折り返し部41bでの折返しによって内周部41aの一部と対向配置された外周部41cとを有している。そして第1FFC41は、ロテータ12が時計回り或いは反時計回りに回転したときに、折り返し部41bにて屈曲を維持した状態で巻き締め又は巻き戻しされる。
第2FFC42は、第1FFC41と同様、環状空間S1において、ロテータ12の円筒部31bに1又は複数回巻かれてなる内周部42aと、第2FFC42の長手方向の中間部分に、湾曲して折り返された折り返し部42bと、折り返し部42bでの折返しによって内周部42aの一部と対向配置された外周部42cとを有している。第2FFC42は、ロテータ12が時計回り或いは反時計回りに回転したときに、折り返し部42bにて屈曲を維持した状態で巻き締め又は巻き戻しされる。
第3FFC43も、第1FFC41と同様、環状空間S1において、ロテータ12の円筒部31bに1又は複数回巻かれてなる内周部43aと、第3FFC43の長手方向の中間部分に、湾曲して折り返された折り返し部43bと、折り返し部43bでの折返しによって内周部43aの一部と対向配置された外周部43cとを有している。第3FFC43は、ロテータ12が時計回り或いは反時計回りに回転したときに、折り返し部43bにて屈曲を維持した状態で巻き締め又は巻き戻しされる。
また、ダミーケーブル44も、第1FFC41と同様、環状空間S1において、ロテータ12の円筒部31bに1又は複数回巻かれてなる内周部44aと、ダミーケーブル44の長手方向の中間部分に、湾曲して折り返された折り返し部44bと、折り返し部44bでの折返しによって内周部44aの一部と対向配置された外周部44cとを有している。ダミーケーブル44は、ロテータ12が時計回り或いは反時計回りに回転したときに、折り返し部44bにて屈曲を維持した状態で巻き締め又は巻き戻しされる。
第1FFC41、第2FFC42、第3FFC43は、それぞれ複数の導体を有しており、各導体が各種装置の電気回路を構成している。ダミーケーブル44は、導体を有さない可撓性の長尺状薄板部材からなり、第1FFC41、第2FFC42及び第3FFC43の整列状態を維持するために設けられている。この長尺状薄板部材は、例えばプラスチック等の樹脂で形成されている。
FFCの環状空間S1における長手方向長さとは、ステータ側コネクタ収容空間S2に配置されたFFC接続構造具40内のステータ側一次モールド(不図示)の溶接部から、ロテータ側コネクタ収容空間S2に配置された不図示のFFC接続構造具内のロテータ側一次モールド(不図示)の溶接部までの長さをいい、これら溶接部間における第1FFC41〜第3FFC43のそれぞれの長さが異なっている。換言すれば、FFCの環状空間S1における長手方向長さは、実質的に、環状空間S1内におけるFFCの余長に対応し、環状空間S1内におけるFFCの余長は、環状空間S1内におけるFFCの折り返し部及び外周部の合計長さに対応している。本実施形態において、ロテータ12側からステータ11側に向かって環状空間S1を時計回り(図2の矢印E方向)に見たとき、連通部23の配置位置から折り返し部の配置位置までの距離が外周部長さに相当し、曲げ半径がほぼ一定で上記折り返し部の長さがほぼ等しいとした場合、FFCの折り返し部及び外周部の合計長さは、第1FFC41、第2FFC42、第3FFC43の順に短い。よって、3つFFCの環状空間S1内における余長は、第1FFC41、第2FFC42、第3FFC43の順に短く、3つのFFCの環状空間S1における長手方向長さも、この順に短い。換言すれば、第2FFC42の余長は、第1FFC41の余長よりも長く、第3FFC43の余長は、3つの第1FFC41〜第3FFC43の中で最も長い。
図3(a)〜(c)は、図2における各FFCの詳細構成を示す平面図である。
図3(a)に示すように、第1FFC41は、導体41−1a,41−1b及び41−1c(第4導体)で構成される導体群41−1と、該導体群41−1を不図示の接着剤層を介して挟み込むように配置された2枚の絶縁フィルム41−2とを有する。導体41−1a〜41−1cは、例えば銅或いは銅合金からなる単層か、又は、銅或いは銅合金からなる層とめっき層とを有する複層で構成され、圧延面の面内方向がほぼ同一となるように並べて配置されている。導体41−1a〜41−1cは、例えば、幅0.8mm〜1mm、厚さ0.02mm〜0.05mmである。
絶縁フィルム41−2は、不図示の接着剤層及び/又は導体群41−1との良好な密着性を発現することができる樹脂で構成されるのが好ましい。また、好適な例として、絶縁フィルム41−2は、接着剤層が融着される際に溶けない、融点が200℃以上であるポリエチレンテレフタレートの最外層と、ポリエステル系樹脂の接着剤層との2層で構成されてもよい。絶縁フィルム41−2は、例えば幅6mm〜15mm、厚さ0.01mm〜0.05mmである。
導体41−1a〜41−1cは、第1FFC41の断線等の異常を検知する異常検知回路に接続されている。すなわち、第1FFC41は、当該第1FFC41の異常を検知する異常検知回路を構成する3つの導体41−1a〜41−1cを有している。上述のように、第1FFC41の余長は、3つの第1FFC41〜第3FFC43の中で最も少ない。よって、操舵によるロテータ12の回転時に、導体群41−1が長手方向の張力(外力)を受け易く、断線等の不具合が生じる可能性が高い。そこで、相対的に断線等の不具合が生じ易い第1FFC41に、異常検知回路を構成する導体41−1a〜41−1cが配置される。
第2FFC42は、図3(b)に示すように、導体42−1a,42−1b,42−1c,42−1d,42−1e,42−1f及び42−1gで構成される導体群42−1と、該導体群42−1を不図示の接着剤層を介して挟み込むように配置された2枚の絶縁フィルム42−2とを有する。導体42−1a〜42−1gは、例えば銅合金からなり、圧延面の面内方向がほぼ同一となるように並べて配置されている。導体42−1a〜42−1gのうち、導体42−1b〜42−1eは、例えば、幅1.5mm〜2mm、厚さ0.02mm〜0.05mmであり、他の導体42−1a,42−1f,42−1gよりも幅広である。絶縁フィルム42−2の構成は、絶縁フィルム41−2と基本的に同じであるので、その説明を省略する。
導体42−1a〜42−1gのうち、4つの導体42−1b〜42−1eは、エアバッグ回路に接続され、導体42−1fはホーン回路に接続されている。すなわち、第2FFC42は、エアバッグ回路を構成する導体42−1b〜42−1e(第1導体)及びホーン回路を構成する導体42−1f(第2導体)の双方を有している。上述のように、第2FFC42の余長は第1FFC41よりも長いため、操舵によるロテータ12の回転時、導体群42−1は、導体群41−1よりも長手方向の張力(外力)を受け難い。そこで、相対的に断線等の不具合が生じ難い第2FFC42に、エアバッグ回路を構成する導体42−1b〜42−1e及びホーン回路を構成する導体42−1fの双方が配置される。
また、導体42−1b〜42−1eのうち、導体42−1b(AB+)及び42−1c(AB−)は、エアバッグ回路の一経路を構成し、導体42−1d(AB+’)及び42−1e(AB−’)は、エアバッグ回路の他の経路を構成している。具体的には、導体42−1b〜42−1eは、2段式ガス発生装置(デュアルインフレータ)の点火出力用デュアル回路を構成しており、導体42−1b〜42−1cはエアバッグに設けられた一方のインフレータに、導体42−1d〜42−1eは同エアバックに設けられた他方のインフレータにそれぞれ接続されている。そして、これら2つの点火出力用デュアル回路を用い、車両に加えられた衝撃などの種々の入力情報に基づいて点火タイミングを調整することにより、エアバッグの膨張量を制御することが可能となっている。
この第2FFC42では、エアバッグ回路を構成する導体42−1b〜42−1eと、ホーン回路を構成する42−1fとが並べて配置され、導体42−1b〜42−1e及び42−1fは、第2FFC42の幅方向中央部に配置される、また、第2FFC42は、導体42−1b〜42−1e及び42−1fの幅方向両側に配置された導体42−1a,導体42−1g(他の導体)を更に有している。このように、導体42−1b〜42−1fはいずれも、第2FFC42の幅方向に関して最外部に位置せず、第2FFC42の幅方向内側に位置している。尚、第2FFC42は、導体42−1b〜42−1e及び42−1fの幅方向両側の少なくとも一方に配置された導体42−1a及び/又は導体42−1g(少なくとも1つの他の導体)を有していてもよい。
第3FFC43は、図3(c)に示すように、導体43−1a,43−1b,43−1c,43−1d,43−1e,43−1f,43−1g及び43−1h(第3導体)で構成される導体群43−1と、該導体群43−1を不図示の接着剤層を介して挟み込むように配置された2枚の絶縁フィルム43−2とを有する。導体43−1a〜43−1hは、例えば銅合金からなり、圧延面の面内方向がほぼ同一となるように並べて配置されている。導体43−1a〜43−1hのうち、導体43−1eは、例えば、幅1.5mm〜2mm、厚さ0.02mm〜0.05mmであり、他の導体43−1a〜43−1d,43−1f〜43−1hよりも幅広である。絶縁フィルム43−2の構成は、絶縁フィルム41−2と基本的に同じであるので、その説明を省略する。
導体43−1a〜43−1hのうち、導体43−1eは、エアバッグ回路よりも大電流が流れる大電流回路に接続されている。すなわち、第3FFC43は、エアバッグ回路よりも大電流が流れる大電流回路を構成する導体43−1eを有している。この大電流回路は、例えばイルミネーション回路である。上述のように、第3FFC41の余長は第1FFC41よりも長いため、操舵によるロテータ12の回転時、導体群43−1は、導体群41−1よりも長手方向の張力(外力)を受け難い。そこで、相対的に断線等の不具合が生じ難い第3FFC43に、大電流回路を構成する導体43−1eが配置される。
導体43−1eの幅は、エアバッグ回路を構成する導体42−1b〜42−1eの幅のいずれよりも大きいことが好ましい。これにより、大電流回路を構成する導体43−1eが切れ難くなり、また、大電流化に対応することができ、ノイズを低減することが可能となる。また、導体43−1eは、第3FFC43の幅方向中央部に配置されるのが好ましい。これにより、導体43−1eが第3FFC43の幅方向端面に加えられる外力の影響を受け難くなり、また、当該端面から進行する亀裂が到達し難くなり、イルミネーション回路等の大電流回路の断線を防止することができる。
上述したように、本実施形態によれば、第1FFC41が、環状空間S1の内周側に巻かれ、第2FFC42が、第1FFC41よりも外周側に巻かれ、第1FFC41よりも長い。そして、第2FFC42が、エアバッグ回路を構成する導体42−1b〜42−1e及びホーン回路を構成する導体42−1fの双方を有している。このように、エアバッグ回路を構成する導体42−1b〜42−1e及びホーン回路を構成する導体42−1fの双方を1つの第2FFC42内に配置し、且つ、第2FFC42を、第1FFC41の外周側に配置することにより、導体42−1b〜42−1e及び導体42−1fの双方が操舵による外力を受け難く、エアバッグ回路及びホーン回路が断線し難くなり、これらの回路の電気的な接続信頼性を向上することができる。
また、エアバッグ回路を構成する導体42−1b〜42−1eと、ホーン回路を構成する導体42−1fとが並べて配置され、導体42−1b〜42−1e及び導体42−1fは、第2FFC42の幅方向中央部に配置される。これにより、操舵等によって第2FFC42の幅方向端部が外力を受けた場合にも、導体42−1b〜42−1e及び導体42−1fが切れ難くなり、エアバッグ回路及びホーン回路の双方の断線を更に防止することができる。
また、第1FFC41は、当該第1FFC41の異常を検知する異常検知回路を構成する導体41−1a〜41−1cを有するので、異常検知回路を構成する導体41−1a〜41−1cが、相対的に断線等の不具合が生じ易い第1FFC41に配置される。よって異常検知回路が断線した場合、車両のユーザに異常を通知することができ、第2FFC42のエアバッグ回路或いはホーン回路の断線を未然に防ぐことができる。また、繰り返し運動に伴う金属疲労による劣化など、徐々に導体が切れる故障モードが生じる可能性がある場合に、異常検知回路によって当該故障モードを事前に予測することが可能となる。
更に、第3FFC43は、イルミネーション回路等の大電流回路を構成する導体43−1eを有するので、大電流回路が、エアバッグ回路が設けられる第2FFC42とは別の第3FFC43に設けられる。これにより、エアバッグ回路と大電流回路との混線を抑制することができ、エアバッグの誤爆の可能性を低減して誤爆による二次災害を防止することができ、安全性を更に向上することができる。
図4は、図2のFFC群13の変形例を示す斜視図である。図4のFFC群は、図2のFFC群と比較して、ダミーケーブルが配置されず、第2FFC42に相当するFFCが2つ配置される点で異なる。以下、図2のFFC群13と同一構成については、同一符号を付して説明を省略し、異なる部分を説明する。
図4において、FFC群13’は、環状空間S1の内周側に巻かれた第1FFC41と、第1FFC41よりも外周側に巻かれ、環状空間S1における長さが第1FFC41よりも長い第2FFC42と、第2FFC42よりも外周側に巻かれ、環状空間S1における長さが第2FFC42よりも長い、第2FFC42の冗長化のための予備FFC42’と、予備FFC42’よりも外周側に巻かれ、環状空間S1における長さが予備FFC42’よりも長い第3FFC43とを有する。本変形例においても、環状空間S1内に、4本のケーブルが略90度回転対称に配置されている。そして、第1FFC41は、上記4本のケーブルの中で最も短く、次いで、第2FFC42、予備FFC42’、第3FFC43の順に、短い構成となっている。また、第1FFC41〜第3FFC43が重なり合った部分において、第2FFC42及び予備FFC42’は、第1FFC41と第3FFC43との間に配置されており、これら4本の第1FFC41〜第3FFC43は、連通部23を介して、環状空間S1からステータ側コネクタ収容部22のステータ側コネクタ収容空間S2に導出される。
予備FFC42’は、第2FFC42と同様、環状空間S1において、ロテータ12の円筒部31bに1又は複数回巻かれてなる内周部42a’と、第2FFC42の長手方向の中間部分に、湾曲して折り返された折り返し部42b’と、折り返し部42b’での折返しによって内周部42a’の一部と対向配置された外周部42c’とを有している。予備FFC42’は、ロテータ12が時計回り或いは反時計回りに回転したときに、折り返し部42b’にて屈曲を維持した状態で巻き締め又は巻き戻しされる。
図5(a)〜(d)は、図4における各FFCの詳細構成を示す平面図である。
FFC群13’において、図5(a)の第1FFC41の構成は、図3(a)の第1FFC41と同一であり、図5(b)の第2FFC42の構成は、図2(b)の第2FFC42と同一であるので、それらの説明を省略する。
予備FFC42’は、図5(c)に示すように、導体42−1a’,42−1b’,42−1c’,42−1d’,42−1e’,42−1f’及び42−1g’で構成される導体群42−1’と、該導体群42−1’を不図示の接着剤層を介して挟み込むように配置された2枚の絶縁フィルム42−2’とを有する。導体42−1a’〜42−1g’は、例えば銅合金からなり、圧延面の面内方向がほぼ同一となるように並べて配置されている。導体42−1a’〜42−1g’のうち、導体42−1b’〜42−1e’は、例えば、幅1.5mm〜2mm、厚さ0.02mm〜0.05mmであり、他の導体42−1a’,42−1f’,42−1g’よりも幅広である。絶縁フィルム42−2’の構成は、絶縁フィルム42−2と基本的に同じであるので、その説明を省略する。
導体42−1a’〜42−1f’のうち、4つの導体42−1b’〜42−1e’は、エアバッグ回路に接続され、導体42−1f’はホーン回路に接続されている。すなわち、予備FFC42’は、エアバッグ回路を構成する導体42−1b’〜42−1e’(他の第1導体)及びホーン回路を構成する導体42−1f’(他の第2導体)の双方を有している。上述のように、第2FFC42の余長は第1FFC41よりも長いため、操舵によるロテータ12の回転時、導体群42−1’は、導体群41−1よりも長手方向の張力(外力)を受け難い。そこで、相対的に断線等の不具合が生じ難い予備FFC42’に、エアバッグ回路を構成する導体42−1b’〜42−1e’及びホーン回路を構成する導体42−1f’の双方が配置される。
また、導体42−1b’〜42−1e’のうち、導体42−1b’(AB+)及び42−1c’(AB−)は、エアバッグ回路の一経路を構成し、導体42−1d’(AB+’)及び42−1e’(AB−’)は、エアバッグ回路の他の経路を構成している。具体的には、導体42−1b’〜42−1e’は、2段式ガス発生装置(デュアルインフレータ)の点火出力用回路を構成しており、導体42−1b’〜42−1c’はエアバッグに設けられた一のインフレータに、導体42−1d’〜42−1e’は同エアバックに設けられた他のインフレータにそれぞれ接続されている。そして、これら2つの点火出力回路を用い、車両に加えられた衝撃などの種々の入力情報に基づいて点火タイミングを調整することにより、エアバッグの膨張量を制御する。
この予備FFC42’では、エアバッグ回路を構成する導体42−1b’〜42−1e’と、ホーン回路を構成する42−1f’とが並べて配置され、導体42−1b’〜42−1e’及び42−1f’は、予備FFC42’の幅方向中央部に配置される。また、予備FFC42’は、導体42−1b’〜42−1e’及び42−1f’の幅方向両側に配置された導体42−1a’,導体42−1g’(他の導体)を更に有している。このように、導体42−1b’〜42−1f’はいずれも、予備FFC42’の幅方向に関して最外部に位置せず、予備FFC42’の幅方向内側に位置している。尚、予備FFC42’は、導体42−1b’〜42−1e’及び42−1f’の幅方向両側の少なくとも一方に配置された導体42−1a’及び/又は導体42−1g’(少なくとも1つの他の導体)を有していてもよい。
図5(d)の第3FFC43の構成は、図3(c)の第3FFC43と同一であるので、その説明を省略する。尚、図5(d)の導体43−1eは、図3(c)の導体43−1eと同様、第3FFC43の幅方向中央部に配置されるのが好ましい。これにより、第3FFC43の幅方向端部に加えられる外力の影響を受け難くなり、また、当該端面から進行する亀裂が到達し難くなり、導体43−1eが切れ難くなる。よってイルミネーション回路等の大電流回路の断線を防止することができる。
このように、本変形例では、第2FFC42内で点火出力用デュアル回路が形成され、更に、予備FFC42’内でも点火出力用デュアル回路が形成されている。また、第2FFC42内で1つのホーン回路が形成され、更に、予備FFC42’内でも1つのホーン回路が形成されている。
本変形例によれば、回転コネクタ装置1が、第2FFC42の冗長化のための予備FFC42’(予備FFC)を更に備え、予備FFC42’が、エアバッグ回路を構成する導体42−1b’〜42−1e’及びホーン回路を構成する導体42−1f’の双方を有するので、エアバッグ回路及びホーン回路の双方が別体で2経路設けられる。よって、第2FFC42のエアバッグ回路が断線した場合であっても、予備FFC42’で冗長化させたエアバッグ回路の接続状態を確保することができるので、エアバッグ動作の高い信頼性を実現することができ、安全性を更に向上することができる。同様に、第2FFC42のホーン回路が断線した場合であっても、予備FFC42’で冗長化させたホーン回路の接続状態を確保することができるので、ホーン回路の高い信頼性を実現することができる。
以上、上記実施形態に係る回転コネクタ装置について述べたが、本発明は記述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想に基づいて各種の変形および変更が可能である。
例えば、上記第2FFCにおいて、エアバッグ回路を構成する導体の幅及びホーン回路を構成する導体の幅のいずれか又は双方を、他の導体よりも大きくしてもよい。これにより、更に回路断線を防止することができる。
また、上記第1FFC、第2FFC及び第3FFCにおいて、エアバッグ回路及びホーン回路以外の各導体の数は、本実施形態に限らず、用途、仕様に応じて他の数に変更されてもよい。例えば、第1FFCは、当該第1FFCの異常を検知する異常検知回路を構成する3つの導体を有しているが、これに限られず、当該第1FFCの異常を検知する異常検知回路を構成する少なくとも1つの導体を有していてもよい。また、第1FFCは、異常検知回路を構成する導体以外に、他の回路を構成する他の導体を更に有していてもよい。
第2FFC42は、エアバッグ回路を構成する複数の導体42−1b〜42−1eを有するが、これに限られず、エアバック回路を構成する少なくとも1本の導体を有していてもよい。第2FFC42は、ホーン回路を構成する1つの導体42−1fを有しているが、これに限られず、ホーン回路を構成する少なくとも1つの導体を有していてもよい。
予備FFC42’は、エアバッグ回路を構成する複数の導体42−1b’〜42−1e’を有するが、これに限られず、エアバック回路を構成する少なくとも1本の導体を有していてもよい。また、予備FFC42’は、ホーン回路を構成する1つの導体42−1f’を有しているが、これに限られず、ホーン回路を構成する少なくとも1つの導体を有していてもよい。
第3FFCは、エアバッグ回路よりも大電流が流れる大電流回路を構成する導体を有するが、これに限られず、大電流回路を構成する導体以外に、他の回路を構成する他の導体を更に有していてもよい。
また、上記実施形態では、FFC群が3本のFFC或いは4本のFFCを有するが、これに限られず、5本以上のFFCを有していてもよい。このとき、エアバッグ回路を構成する導体及びホーン回路を構成する導体の双方を有する第2FFCを3本以上設けてもよい。
更に、回転コネクタ装置のFFC群以外の構成は、上記実施形態に限られず、他の形状、構造を有するものであってもよい。
1 回転コネクタ装置
11 ステータ
12 ロテータ
13 フレキシブルフラットケーブル群(FFC群)
13’ フレキシブルフラットケーブル群(FFC群)
21 ステータ本体
22 ステータ側コネクタ収容部
23 連通部
31 ロテータ本体
31a 天板部
31b 円筒部
32 ロテータ側コネクタ収容部
32a 回転側端子挿入孔
40 FFC接続構造具
41 第1FFC
41a 内周部
41b 折り返し部
41c 外周部
41−1 導体群
41−1a,41−1b,41−1c 導体
41−2 絶縁フィルム
42 第2FFC
42’ 第2FFC
42a 内周部
42b 折り返し部
42c 外周部
42a’ 内周部
42b’ 折り返し部
42c’ 外周部
42−1 導体群
42−1a,42−1b,42−1c,42−1d 導体
42−1e,42−1f,42−1g 導体
42−2 絶縁フィルム
42−1’ 導体群
42−1a’,42−1b’,42−1c’,42−1d’ 導体
42−1e’,42−1f’,42−1g’ 導体
42−2’ 絶縁フィルム
43 第3FFC
43a 内周部
43b 折り返し部
43c 外周部
43−1 導体群
43−1a,43−1b,43−1c,43−1d 導体
43−1e,43−1f,43−1g,43−1h 導体
43−2 絶縁フィルム
44 ダミーケーブル
44a 内周部
44b 折り返し部
44c 外周部
S1 環状空間
S2 ステータ側コネクタ収容空間
S3 ロテータ側コネクタ収容空間
x 軸線

Claims (7)

  1. ステータと、前記ステータに回転可能に取り付けられたロテータと、前記ステータ及び前記ロテータとの間の環状空間に巻き締め及び巻き戻し可能に収容されたフレキシブルフラットケーブル群とを備える回転コネクタ装置であって、
    前記フレキシブルフラットケーブル群は、
    前記環状空間の内周側に巻かれた第1フレキシブルフラットケーブルと、
    前記第1フレキシブルフラットケーブルよりも外周側に巻かれ、前記環状空間における長さが前記第1フレキシブルフラットケーブルよりも長い第2フレキシブルフラットケーブルと、を有し、
    前記第2フレキシブルフラットケーブルが、エアバッグ回路を構成する第1導体及びホーン回路を構成する第2導体の双方を有することを特徴とする、回転コネクタ装置。
  2. 前記第2フレキシブルフラットケーブルにおいて、前記エアバッグ回路を構成する第1導体と、前記ホーン回路を構成する前記第2導体とが並べて配置され、
    前記第1導体及び前記第2導体は、前記第2フレキシブルフラットケーブルの幅方向中央部に配置されることを特徴とする、請求項1記載の回転コネクタ装置。
  3. 前記第2フレキシブルフラットケーブルは、前記第1導体及び前記第2導体の幅方向両側の少なくとも一方に配置された少なくとも1つの他の導体を有することを特徴とする、請求項2記載の回転コネクタ装置。
  4. 前記第2フレキシブルフラットケーブルよりも外周側に巻かれ、前記第2フレキシブルフラットケーブルの冗長化のための予備フレキシブルフラットケーブルを更に備え、
    前記予備フレキシブルフラットケーブルが、エアバッグ回路を構成する他の第1導体及びホーン回路を構成する他の第2導体の双方を有することを特徴とする、請求項1記載の回転コネクタ装置。
  5. 前記第2フレキシブルフラットケーブルよりも外周側に巻かれ、前記環状空間における長さが前記第2フレキシブルフラットケーブルよりも長い第3フレキシブルフラットケーブルを更に備え、
    前記第3フレキシブルフラットケーブルは、エアバッグ回路よりも大電流が流れる大電流回路を構成する第3導体を有することを特徴とする、請求項1記載の回転コネクタ装置。
  6. 前記大電流回路を構成する前記第3導体の幅が、前記エアバッグ回路を構成する第1導体の幅よりも大きいことを特徴とする、請求項5記載の回転コネクタ装置。
  7. ステータと、前記ステータに回転可能に取り付けられたロテータと、前記ステータ及び前記ロテータとの間の環状空間に巻き締め及び巻き戻し可能に収容されたフレキシブルフラットケーブル群とを備える回転コネクタ装置であって、
    前記フレキシブルフラットケーブル群は、
    前記環状空間の内周側に巻かれた第1フレキシブルフラットケーブルと、
    前記第1フレキシブルフラットケーブルよりも外周側に巻かれ、前記環状空間における長さが前記第1フレキシブルフラットケーブルよりも長い第2フレキシブルフラットケーブルと、を有し、
    前記第2フレキシブルフラットケーブルが、エアバッグ回路を構成する第1導体及びホーン回路を構成する第2導体の双方を有し、
    前記第1フレキシブルフラットケーブルは、当該第1フレキシブルフラットケーブルの異常を検知する異常検知回路を構成する少なくとも1つの第4導体を有することを特徴とする、回転コネクタ装置。
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