JPH1137179A - 電磁連結装置 - Google Patents

電磁連結装置

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JPH1137179A
JPH1137179A JP9208662A JP20866297A JPH1137179A JP H1137179 A JPH1137179 A JP H1137179A JP 9208662 A JP9208662 A JP 9208662A JP 20866297 A JP20866297 A JP 20866297A JP H1137179 A JPH1137179 A JP H1137179A
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JP
Japan
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coupling device
electromagnetic coupling
yoke
holding frame
annular groove
Prior art date
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JP9208662A
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English (en)
Inventor
Akira Miyazawa
章 宮沢
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Ogura Clutch Co Ltd
Original Assignee
Ogura Clutch Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヨークに励磁コイルのマイナス側端部を電気
的に接続するときに、マイナス側端部が断線したり損傷
したりする。 【解決手段】 コイルカバー18の端子収容部19側
に、励磁コイル15のマイナス側端部15aを引き出し
て、端子24により、温度ヒューズ25の一方のリード
線25bと接続した。温度ヒューズ25の他方のリード
線25cは、コイルカバー18の窪み部21と非磁性体
の導電部材26との間に挟んで、ヨーク14の突出部1
4eで固定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電磁連結装置の
励磁装置の改良に関するものであり、特には、励磁コイ
ルのマイナス側端部の接地接続方法の改良に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】自動車用空調装置の圧縮機に装着される
電磁連結装置は、マグネットワイヤーを巻回することに
より設けられた励磁コイルを備え、その励磁コイルのプ
ラス側端部を車載バッテリを電源とする電気回路に接続
するとともに、励磁コイルのマイナス側端部を、この励
磁コイルが収容されるヨークに電気的に接続することに
より、そのヨークを介して接地接続している。励磁コイ
ルのマイナス側端部とヨークとの電気的な接続方法とし
ては、数多く提案されているが、実公昭57−2739
号公報や実公昭59−23867号公報に提案されてい
るように、ヨークの環状溝の開口部またはその周辺の部
位に励磁コイルのマイナス側端部を直接、電気的に接続
することが知られている。
【0003】また、自動車用空調装置の圧縮機に装着さ
れる電磁連結装置は、圧縮機の回転軸がロック状態にな
った場合の安全対策として、アーマチュアとロータがス
リップ回転した際に発生する摩擦熱による周辺温度の異
常上昇により溶解される温度ヒューズを設けることが知
られている。例えば、特開平8−247171号公報や
特開平8−326782号公報に提案された電磁連結装
置は、絶縁性の保持枠(コイルボビン)に巻回された励
磁コイルのマイナス側端部(巻終わり端部)に温度ヒュ
ーズの一方のリード線を端子で接続するとともに、温度
ヒューズの他方のリード線を導出用リード線と端子で接
続している。また、温度ヒューズが開口部側に配設され
るように、励磁コイルをヨークの環状溝に収容して、温
度ヒューズに、アーマチュアとロータのスリップ回転に
より発生する摩擦熱が速やかに伝導されるようになって
いる。このような従来の電磁連結装置は、ヨークから2
本の外部電源接続用リード線が引き出され、圧縮機のハ
ウジング側でボディアースすることにより、励磁コイル
のマイナス側端部を接地接続している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の電磁連結装置
は、励磁コイルのマイナス側端部を接地接続する構造と
して、励磁コイルのマイナス側端部をヨークに直接接続
する構造や、温度ヒューズや外部電源接続用リード線を
介して圧縮機に接続する構造を採用していた。しかしな
がら、前者の構造では、金属のヨークに形成した貫通孔
に導電性の金属からなる楔を打ち込んだり、金属のヨー
クに形成した貫通孔の内周壁を押し潰すことにより、励
磁コイルのマイナス側端部をヨークと電気的に接続して
いる。このような構造では、組立時において、金属部材
または金属部材の部位により挟持されるため、励磁コイ
ルのマイナス側端部が断線したり損傷したりする。ま
た、後者の構造では、温度ヒューズとマイナス側の外部
電源接続用リード線とを接続するため、組立工数が多く
なり経済的ではない。
【0005】この発明は、励磁コイルのマイナス側端部
を接地接続する構造を、組立時における励磁コイルのマ
イナス側端部の断線や損傷が防止される構造にするとと
もに、温度ヒューズの組み込みも容易に実施することが
できる構造に改良することにより、品質の面や低廉化の
面で優れている電磁連結装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、請求項1記載の電磁連結装置は、励磁コイル
と、この励磁コイルを保持する保持枠からなる合成樹脂
材製の絶縁部材と、この絶縁部材の外側に引き出された
前記励磁コイルのマイナス側端部と、このマイナス側端
部と一方の端部が端子で接続されたリード部材と、この
リード部材の他方の端部を前記絶縁部材と協同して挟持
する非磁性体からなる導電部材と、前記絶縁部材が収容
された有底状の環状溝が形成され、この環状溝の開口部
側で前記導電部材と電気的に接続されたヨークと、前記
ヨークの環状溝とは開口方向が逆向きとなる有底状の環
状溝が形成され、この環状溝の底部となる円板部の内側
の側面に前記リード部材が対向するロータと、このロー
タの円板部の外側の側面と対向するアーマチュアとを備
えたことを特徴とする。
【0007】このような構造からなる電磁連結装置は、
励磁コイルのマイナス側端部の導出線としたリード部材
の端部が、合成樹脂材製の絶縁部材とヨークと電気的に
接続される導電部材とで挟持されてヨークに保持される
ので、導電部材をヨークに接続するときにリード部材に
作用する押圧力の一部は合成樹脂材製の絶縁部材で吸収
されリード部材の断線や損傷が防止される。また、絶縁
皮膜が施されていないリード部材を選択すれば、導電部
材によるリード部材の絶縁皮膜の剥離を省くことがで
き、それらの接続が容易に実施できるとともに、導電部
材を簡素な形状にすることができる。
【0008】また、請求項2記載の電磁連結装置は、請
求項1記載の電磁連結装置において、ヨークの開口端部
を押し潰すことにより導電部材側に塑性流動したヨーク
の突出部により、導電部材とヨークとを電気的に接続し
たことを特徴とする。このような構造からなる電磁連結
装置は、導電部材をヨークに電気的に接続するための特
別な接続手段を必要としないので、生産性が向上されて
電磁連結装置の価格の低廉化が図られる。
【0009】また、請求項3記載の電磁連結装置は、請
求項2記載の電磁連結装置において、絶縁部材は、ヨー
クと同方向に開口する有底状の環状溝が形成された第1
の保持枠と、この第1の保持枠の環状溝とは開口方向が
逆向きとなる有底状の環状溝が形成された第2の保持枠
とからなり、これら第1と第2の保持枠により励磁コイ
ルを外部から絶縁するとともに、ヨークの開口端部を押
し潰すことにより第2の保持枠側に塑性流動したヨーク
の複数の突出部により、絶縁部材をヨークの環状溝内に
固定したことを特徴とする。このような構造からなる電
磁連結装置は、ヨークの環状溝内に絶縁部材を固定する
組立工程と、導電部材をヨークに固定する組立工程と
を、同じ工程で一度に実施することができるので、生産
性が向上されて電磁連結装置の価格の低廉化が図れる。
【0010】また、請求項4記載の電磁連結装置は、請
求項3記載の電磁連結装置において、第1の保持枠また
は第2の保持枠のうち、いずれか一方の保持枠の開口部
には位置決め用の突出部が形成され、他方の保持枠の開
口部には前記突出部が係合される係合溝が形成されてい
ることを特徴とする。このような構造からなる電磁連結
装置は、第1の保持枠と開口側を向かい合わせにして第
2の保持枠を励磁コイルに被せるときの位置合わせが簡
単に行なえる。
【0011】また、請求項5記載の電磁連結装置は、請
求項3・4記載の電磁連結装置において、第2の保持枠
には、環状溝の底部に形成され励磁コイルのマイナス側
端部が引き出される貫通孔と、この貫通孔の外側の開口
部と隣接して設けられた端子収容部と、この端子収容部
とは円周方向にずれた位置に設けられ前記リード部材の
他方の端部を保持する挟持部とが形成され、端子収容部
に、励磁コイルのマイナス側端部とリード部材の一方の
端部とを接続する端子が収容されていることを特徴とす
る。このような構造からなる電磁連結装置は、励磁コイ
ルのマイナス側端部とリード部材の一方の端部とが、第
2の保持枠に設けた端子収容部に端子を圧入することに
より簡単に接続されるので、その接続作業が確実に行な
えるとともに、生産性が向上されて電磁連結装置の価格
の低廉化が図られる。
【0012】また、請求項6記載の電磁連結装置は、請
求項5記載の電磁連結装置において、第2の保持枠の端
子収容部と挟持部との間には、リード部材の案内溝が形
成されていることを特徴とする。このような構造からな
る電磁連結装置は、第2の保持枠へのリード部材の組み
込みが簡単にできるとともに、案内溝内で保持すること
によりリード部材の外部振動による振れを防止すること
ができる。したがって、励磁コイルのマイナス側端部や
導電部材とのリード部材の接続部が振動を受けて断線す
ることがないので、品質の面で優れた電磁連結装置を提
供することができる。
【0013】また、請求項7記載の電磁連結装置は、請
求項5・6記載の電磁連結装置において、第2の保持枠
に設けた挟持部には、円周方向に離間した一対の係合部
が形成され、これら係合部の間に導電部材が嵌合されて
いることを特徴とする。このような構造からなる電磁連
結装置は、導電部材とヨークとを電気的に接続するヨー
クの突出部を形成するときに、導電部材が第2の保持枠
上でずれることがなく、確実に電気的な接続が行なえる
ので、品質の面で優れた電磁連結装置を提供することが
できる。
【0014】また、請求項8記載の電磁連結装置は、請
求項7記載の電磁連結装置において、第2の保持枠に設
けた挟持部には、係合部が設けられた円周方向に延びる
窪み部が形成され、この窪み部と導電部材との間にリー
ド部材の他方の端部を挟持したことを特徴とする。この
ような構造からなる電磁連結装置は、窪み部から僅かに
突出したリード部材の他方の端部を挟持した状態で、ヨ
ークの突出部と第2の保持枠の非窪み部とで導電部材を
固定した構造になる。したがって、ヨークの突出部を形
成するときにリード部材に作用する押圧力は軽減され、
リード部材の断線や損傷を防止することができるので、
品質の面で優れた電磁連結装置を提供することができ
る。
【0015】また、請求項9記載の電磁連結装置は、請
求項7・8記載の電磁連結装置において、リード部材の
他方の端部は、一対の係合部の間を通り抜けるととも
に、リード部材の他方の末端部は、一方の係合部に当接
していることを特徴とする。このような構造からなる電
磁連結装置は、導電部材のガイド部材となる係合部によ
って、リード部材の他方の端部の位置決めができるの
で、第2の保持枠へのリード部材の組み込みが簡単にで
きる。
【0016】また、請求項10記載の電磁連結装置は、
請求項6記載の電磁連結装置において、リード部材は、
一対のリード線を有する温度ヒューズであり、案内溝に
は、温度ヒューズのケース部が嵌合されて保持されてい
ることを特徴とする。このような構造からなる電磁連結
装置は、励磁コイルのマイナス側端部の接地接続を行な
うことにより、圧縮機などの回転軸がロック状態になっ
た場合の安全対策も達成されるので、実用的に優れた電
磁連結装置を提供することができる。
【0017】また、請求項11記載の電磁連結装置は、
請求項6記載の電磁連結装置において、リード部材は、
絶縁皮膜が施されていないリード線であり、案内溝に
は、リード線が嵌合されて保持されていることを特徴と
する。このような構造からなる電磁連結装置は、励磁コ
イルのマイナス側端部に接続されたリード線を、案内溝
の壁面に当接させた状態で導電部材と接続することによ
り、案内溝にリード線を保持した構造になるので、案内
溝の幅や深さの寸法は、請求項10記載の温度ヒューズ
のケース部が嵌合される寸法であっても良く、上記安全
対策の有無には関係なく第2の保持枠の共通使用ができ
るので経済的である。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、圧縮機のフロントハウジ
ングに装着された電磁連結装置の断面図であり、図2
は、励磁装置の正面図である。また図3は、図2の要部
のみを拡大して示した正面図である。図4は、絶縁部材
として設けられた第2の保持枠の正面図であり、図5
は、図4に示した第2の保持枠の背面図である。図6
は、図4に示した第2の保持枠の要部のみを拡大して示
した正面図であり、図7は図6のA−A線断面図、図8
は図6のB−B線断面図、図9は図6のC−C線断面
図、図10は図6のD−D線断面図である。図11は、
導電部材の平面図であり、図12は端子の平面図、図1
3は図12の端子の左側面図である。以下、これら図面
に基づいて、発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0019】図面に示した電磁連結装置は、自動車用空
調装置の圧縮機に装着される電磁連結装置であり、リー
ド部材として温度ヒューズ25を配設したものである。
圧縮機のフロントハウジング1に形成された円筒部1a
には、内輪がスナップリングで抜け止めされた軸受2が
圧入嵌合されている。また軸受2の外輪には、軸線方向
(図1において左側)に開口する環状溝3aが設けられ
たロータ3が圧入嵌合されている。ロータ3は、内周面
に軸受2が圧入嵌合され抜け止めされた内側円筒部3b
と、外周面にポリV溝が転造加工された外側円筒部3c
と、これら内側円筒部3bと外側円筒部3cの端部を連
結して環状溝3aの底部となる円板部3dとを有する環
状部材である。なお、円板部3dには、異なる円周上に
間隔をおいてそれぞれ複数の円弧状長孔3eが形成され
ている。またこの円板部3dの外側の側面(環状溝3a
とは反対側の側面)は、後述するアーマチュア11と摩
擦係合される摩擦面3fとして設けられている。
【0020】一方、圧縮機の回転軸4の軸端には、スプ
ライン溝4aとねじ溝4bが形成されており、アーマチ
ュアハブ5のボス部5aのスプライン孔に回転軸4のス
プライン溝4aを嵌合した後、軸端のねじ溝4bにナッ
ト6をねじ込むことにより、回転軸4とアーマチュアハ
ブ5が一体に固定されている。なお符号7は、隙間調整
用のシムである。またアーマチュアハブ5のフランジ部
5bには、ボス部5aの外周回りに放射状に配設された
複数の板ばね8の各基端部8aがリベット9で固定され
ている。板ばね8は、矩形状のばね板からなり、各自由
端部8bはリベット10でアーマチュア11に固定され
ている。アーマチュア11は、円板状に形成されアーマ
チュアハブ5のフランジ部5bとは反対側の側面を摩擦
面11aとしている。そして、アーマチュア11の摩擦
面11aは、ロータ3の摩擦面3fと所定の隙間(エア
ギャップ、0.5mm程度の隙間)を介して軸線方向で対
向している。またこのアーマチュア11には、ロータ3
に形成した長孔3eと同様に、円周上に間隔をおいて複
数の円弧状長孔11bが形成されている。なお符号12
は、アーマチュアハブ5のフランジ部5bに固定された
複数のストッパゴムであり、板ばね8を弾性変形させて
アーマチュア11をロータ3側へ変位させている。即
ち、アーマチュアハブ5のフランジ部5bとアーマチュ
ア11との間に挟み込まれたストッパゴム12の部位の
厚みにより、板ばね8の初期の弾性復帰力(プリセット
荷重)が設定されている。
【0021】次に、励磁装置13について説明する。励
磁装置13は、ロータ3の環状溝3aとは開口方向が軸
線方向逆向きとなる環状溝14aが形成されたヨーク1
4が設けられている。またヨーク14の環状溝14aの
中には、マグネットワイヤーを巻回することにより設け
られた励磁コイル15と、この励磁コイル15を外部と
絶縁するために設けられた絶縁部材16とが収容されて
いる。励磁コイル15は、絶縁皮膜の上に熱や溶剤によ
って溶融され固着する融着皮膜を施した自己融着銅線か
らなるマグネットワイヤーであり、巻線した後にばらけ
ないように巻回部分が予め固められる。また絶縁部材1
6は、合成樹脂の射出成型により製造されたものであ
り、第1の保持枠としてのコイルボビン17と第2の保
持枠としてのコイルカバー18とから構成されている。
なお、ヨーク14の背面には、位置決め用突起27a
(図2参照)が形成された取付け板27が固着されてお
り、この取付け板27を円筒部1aに嵌合してスナップ
リングで抜け止めすることにより、励磁装置13がフロ
ントハウジング1に固定され支持されている。
【0022】コイルボビン17は、環状溝17aを有す
る有底状の環状部材に形成され、ヨーク14と同方向に
開口している。また、環状溝17aの枠壁となる内側円
筒部と外側円筒部の開口側の各端部は、環状溝17a側
からその外側に向って突出するテーパ面に形成されてい
る。また更には、環状溝17aの底部となる円板部に
は、貫通孔が形成された端子収容部が設けられている。
また、外側円筒部の開口端には、コイルカバー18の突
出部18fが係合される係合溝17bが設けられている
(図1参照)。なお、コイルボビン17の端子収容部の
構造については、本出願人が先に開発した電磁連結装置
と同様に、励磁コイルのプラス側端部(巻始め端部)を
貫通孔から引き出して取付け金具で固定した後、この取
付け金具に、外部電源接続用リード線に固定された支持
金具を圧入嵌合する構造になっているので、特開平4−
125321号公報を参考にして頂きたい。
【0023】コイルカバー18は、環状溝18aを有す
る有底状の環状部材に形成され、コイルボビン17とは
軸線方向に逆向きに開口している。環状溝18aの枠壁
となる内側円筒部18bと外側円筒部18cの開口側の
各端部18d・18eは、環状溝18a側からその外側
に向って低くなるテーパ面に形成され、これら端部18
d・18eは、コイルボビン17の各端部と噛み合って
嵌合される。また更には、外側円筒部18cの端部に、
コイルボビン17の係合溝17b(図1参照)に係合さ
れる円弧状の突出部18fが形成されている。また、環
状溝18aの底部となる円板部18gには、励磁コイル
15のマイナス側端部(巻終わり端部)15aを外部に
引き出すための貫通孔18hが形成されている。この貫
通孔18hの外側の開口部は、端子収容部19に隣接し
ている。
【0024】図6から図8に示されているように、端子
収容部19は、ロータ3の円板部3dの内側の側面と対
向するコイルカバー18の円板部18gの外側の側面に
設けられている。また端子収容部19は、コイルカバー
18の中心点から貫通孔18hの中心点を通る半径方向
の直線上に形成された励磁コイル15のマイナス側端部
15aの係入溝19aと、前記直線と平行な直線上に形
成された係入溝19bと、前記直線と直交するように間
隔をおいて形成された2つの端子圧入溝19cが設けら
れている。また更に、端子収容部19には、四方が囲ま
れるようにロータ3の円板部3d側に突出する壁部19
dが形成され、半径方向外側の一部分のみが円周方向に
開口する導出部19eとなっている。そして、この導出
部19e側から円周方向にずれたコイルカバー18の円
板部18gの外側の側面には、図6と図10に示したよ
うに挟持部20が設けられている。
【0025】コイルカバー18の挟持部20には、円板
部18gの外側の側面より凹状に窪んだ窪み部21と、
この窪み部21の中で突出する一対の係合部22が形成
されている。窪み部21は、励磁コイル15の線径約
0.5mmに対して約0.3mmの深さに形成され、かつ円
周方向に約20度の幅に延びている。また係合部22
は、端子収容部19側で窪み部21の半径方向内側に偏
った位置に突出した第1の柱部22aと、この第1の柱
部22aから円周方向に離間して窪み部21の半径方向
外側に偏った位置に突出した第2の柱部22bとから設
けられている。そして、これら端子収容部19と挟持部
21との間となるコイルカバー18の円板部18gの外
側の側面には、図6と図9に示したように断面が略U字
状となる案内溝23が設けられている。この案内溝23
は、端子収容部19の壁部19dと一体に形成された半
径方向外側の案内壁19fと、半径方向内側の案内壁2
3aとで形成されている。なお、この案内溝23の溝幅
は、後述する温度ヒューズ25のケース部25aが圧入
嵌合されて保持される寸法に形成されている。また案内
溝23は、係合部22より半径方向外側に偏った位置に
設けられている。
【0026】このような構造からなる端子収容部19や
案内溝23および窪み部20には、図3に示したように
端子24やリード部材としての温度ヒューズ25および
導電部材26が配設される。端子24は、図12と図1
3に示したように、端子収容部19の端子圧入溝19c
に圧入される一対の側壁24aを有するコ字状に折り曲
げられた形状であり、各側壁24aには、端子収容部1
9の係入溝19aと半径方向で対向する係入溝24b
と、端子収容部19の係入溝19bと半径方向で対向す
る別の係入溝24cが形成されている。また、各側壁2
4aの両端部には、端子収容部19の端子圧入溝19c
の壁面に喰い込む係止爪24dが形成されている。な
お、係入溝24b・24cの溝幅は、励磁コイル15の
線径や温度ヒューズ25のリード線25bの線径よりわ
ずかに狭い溝幅である。
【0027】また温度ヒューズ25は、案内溝23に圧
入嵌合される円筒状のケース部25aと、このケース部
25aの一方端から引き出され端子収容部19の導出部
19eを通り係入溝19bに係入された一方の端部とな
るリード線25bと、ケース部25aの他方端から引き
出され窪み部20の一対の係止部22の間を通り抜けた
他方の端部となるリード線25cとを有する(図3参
照)。また導電部材26は、平板状の非磁性体であり、
コイルカバー18の係止部22の各柱部22a・22b
と対向する側面には切欠き部26aが形成されている。
なお、ヨーク14の外側の開口端部14bや内側の開口
端部14cの各周壁と対向する側面は直線状の側面とな
っているが、これら側面は各周壁と同じ曲率の円弧状の
側面としてもよい。
【0028】次に、このような構造からなる励磁装置1
3の組立手順について説明する。まず、巻回部分が固め
られた励磁コイル15を、プラス側端部(巻始め端部)
を底部の貫通孔から外部に引き出しながらコイルボビン
17の環状溝17aに嵌合する。また、コイルボビン1
7から突出した励磁コイル15の巻回部は、マイナス側
端部(巻終わり端部)15aを貫通孔18hから引き出
しながら、かつ突出部18fと係合溝17bの位置合わ
せをしてコイルカバー18の環状溝18aに嵌合する。
そして、コイルボビン17の開口部に設けたテーパ面
と、コイルカバー18の開口部に設けたテーパ面状の端
部18d・18eとを重ね合わせるとともに、これら励
磁コイル15とコイルボビン17およびコイルカバー1
8を、ヨーク14の環状溝14aに嵌合する。嵌合した
後は、ヨーク14の開口端部14b・14cに、コイル
カバー18の円板部18g側に塑性流動される複数の突
出部14dをプレス加工により形成して、ヨーク14の
環状溝14a内に励磁コイル15とコイルボビン17お
よびコイルカバー18を固定する。なお、突出部14d
はかしめ片であり、上記プレス加工はかしめ加工と言わ
れている。
【0029】次に、励磁コイル15のマイナス側端部1
5aを端子収容部19の係入溝19aに係入するととも
に、温度ヒューズ25のケース部25aを案内溝23に
嵌合した後、温度ヒューズ25のリード線25b(一方
の端部)を端子収納部19の係入溝19bに係入する。
そして、マイナス側端部15aとリード線25bが係入
溝24b・24cに嵌合されるように位置合わせしなが
ら、端子24の側壁24aを端子収容部19の圧入溝1
9cに圧入することにより、端子24でマイナス側端部
15aとリード線25bとを電気的に接続する。一方、
温度ヒューズ25のリード線25c(他方の端部)は、
第1の柱部22aと第2の柱部22bとの間を通し、か
つその末端部をリード線25cの弾性復帰力により第2
の柱部22bに当接させた状態で位置決めをして、挟持
部20の窪み部21に載置する。またリード線25cの
上には、第1の柱部22aと第2の柱部22bに切欠き
部26aを嵌合して導電部材26を載置する。載置した
後は、プレス加工によりコイルカバー18の円板部18
gの非窪み部に塑性流動したヨーク14の突出部14e
により、温度ヒューズ25のリード線25cや導電部材
26をヨーク14に固定するとともに、これらリード線
25cと導電部材26をヨーク14の開口端部14b・
14cと電気的に接続する。なお、ヨーク14の開口端
部14b・14cに形成される突出部14d・14e
は、プレス機械の上側パンチで同時に形成することがで
きる。
【0030】次に、ヨーク14の背面側に突出したコイ
ルボビン17の端子収容部(図示せぬ)において、特開
平4−125321号公報で説明されているように、貫
通孔から引き出したプラス側端部を取付け金具で載置台
上に固定した後、その取付け金具に外部電源接続用リー
ド線に固定された支持金具を圧入嵌合する。そして、端
子収容部にカバーを被せて固着する。なお、取付け板2
7は、ヨーク14の背面に溶接により予め固定される。
【0031】このような手順で組立てられた励磁装置1
3を備えた電磁連結装置は、図1の状態において、駆動
側のプーリとベルトで連結されるロータ3が回転してい
る。励磁コイル15に通電すると磁束が発生するので、
アーマチュア11はロータ3に磁気吸着され、ロータ3
の回転が回転軸4に伝達される。そして、圧縮機が駆動
される。励磁コイル15への通電を断つと磁束は消滅す
るので、板ばね8の弾性復帰力によりアーマチュア11
がロータ3から離間するとともに、回転軸4への回転伝
達は遮断される。そして、圧縮機は停止する。また、ア
ーマチュア11がロータ3に磁気吸着されているときに
圧縮機の回転軸4がロック状態になると、アーマチュア
11とロータ3の各摩擦面3f・11aがスリップ回転
をして摩擦熱が発生する。その摩擦熱によりヨーク14
の開口部分の温度が上昇すると、温度ヒューズ25が溶
断されて励磁コイル15への通電が不能な状態になるの
で、磁束が消滅してアーマチュア11がロータ3から離
間する。
【0032】なお、発明の実施の形態として示した電磁
連結装置は、リード部材としての温度ヒューズ25と導
電部材26を介して励磁コイル15のマイナス側端部1
5aをヨーク14に電気的に接続するようにしたが、安
全対策を必要としない場合、リード部材は、絶縁皮膜が
施されていない黄銅線などでもよく、図14に示された
構造にすることができる。図14は、図3と同様に励磁
装置の正面図のうち要部のみを拡大して示した正面図で
ある。この別の発明の実施の形態として示した電磁連結
装置は、端子収容部19内で励磁コイル15のマイナス
側端部15aと端子24で接続された上記黄銅線などの
リード線28が配設されている。リード線28は、案内
溝23を通り窪み部21内の一対の係合部22の間を通
り抜けている。またリード線28は、案内溝23を形成
する案内壁23aの端部の壁面23bと係合部22の第
1の柱部22aおよび同第2の柱部22bに当接してい
る。したがって、リード線28は案内溝23に保持され
た構造になり、外部振動によるリード線28の振れが防
止されている。換言すれば、案内溝23の幅や深さの寸
法を設計変更することなく、先の発明の実施の形態で示
した案内溝23の寸法であっても良く、安全対策の有無
に関係なくコイルカバー18の共通使用ができる。
【0033】なお、以上の説明において、自動車空調装
置の圧縮機に装着される電磁連結装置を説明したが、本
願発明は、圧縮機以外の自動車用補助機器やその他の機
器に装着される電磁連結装置にも適用できる。また、端
子24やリード部材25・28および導電部材26をヨ
ーク14の開口部分に露呈した構造を説明したが、必要
に応じて上記各部材24・25・28・26をカバー部
材で被うようにしてもよい。また更には、絶縁部材16
として第1の保持枠(コイルボビン)17と第2の保持
枠(コイルカバー)18を構成したが、また励磁コイル
15として、自己融着銅線からなるマグネットワイヤー
を構成したが、これらに代わる絶縁部材16や励磁コイ
ル15を使用することができる。また、平板状の導電部
材26を示したが、温度ヒューズ25のリード線25c
やリード線28が嵌合される半円状の嵌合溝を導電部材
26に形成してもよい。
【0034】
【発明の効果】この発明の電磁連結装置は、非磁性体の
導電部材と合成樹脂材製の絶縁部材とによりリード部材
を挟持することにより、励磁コイルのマイナス側端部を
ヨークに電気的に接続するようにしたので、従来のよう
な励磁コイルのマイナス側端部の断線や損傷を防止する
ことができる。また、励磁コイルのマイナス側端部をリ
ード部材と端子で接続するようにしたので、リード部材
を温度ヒューズや絶縁皮膜が施されていないリード線な
どとすることができ、電磁連結装置の汎用性が向上され
る。また更には、導電部材とリード部材の電気的な接続
と導電部材とヨークの電気的な接続を、ヨークの開口端
部を押し潰すことにより塑性流動させた突出部(かしめ
片)により実施したので、特別な接続手段が必要ないと
ともに生産性が向上されて電磁連結装置の価格の低廉化
が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】圧縮機のフロントハウジングに装着された電磁
連結装置の断面図である。
【図2】励磁装置の正面図である。
【図3】図2の要部のみを拡大して示した励磁装置の正
面図である。
【図4】絶縁部材として設けられた第2の保持枠の正面
図である。
【図5】図4に示した第2の保持枠の背面図である。
【図6】図4に示した第2の保持枠の要部のみを拡大し
て示した正面図である。
【図7】図6のA−A線断面図である。
【図8】図6のB−B線断面図である。
【図9】図6のC−C線断面図である。
【図10】図6のD−D線断面図である。
【図11】導電部材の平面図である。
【図12】端子の平面図である。
【図13】図12の端子の左側面図である。
【図14】別の発明の実施の形態であり、図3と同様に
要部のみを拡大して示した励磁装置の正面図である。
【符号の説明】
3 …ロータ 5 …アーマチュアハブ 11 …アーマチュア 13 …励磁装置 14 …ヨーク 14d…突出部 14e…突出部 15 …励磁コイル 16 …絶縁部材 17 …第1の保持枠(コイルボビン) 18 …第2の保持枠(コイルカバー) 19 …端子収容部 20 …挟持部 21 …窪み部 22 …係合部 23 …案内溝 24 …端子 25 …温度ヒューズ 26 …導電部材 28 …リード線

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 励磁コイルと、この励磁コイルを保持す
    る保持枠からなる合成樹脂材製の絶縁部材と、この絶縁
    部材の外側に引き出された前記励磁コイルのマイナス側
    端部と、このマイナス側端部と一方の端部が端子で接続
    されたリード部材と、このリード部材の他方の端部を前
    記絶縁部材と協同して挟持する非磁性体からなる導電部
    材と、前記絶縁部材が収容された有底状の環状溝が形成
    され、この環状溝の開口部側で前記導電部材と電気的に
    接続されたヨークと、前記ヨークの環状溝とは開口方向
    が逆向きとなる有底状の環状溝が形成され、この環状溝
    の底部となる円板部の内側の側面に前記リード部材が対
    向するロータと、このロータの円板部の外側の側面と対
    向するアーマチュアとを備えたことを特徴とする電磁連
    結装置。
  2. 【請求項2】 前記ヨークの開口端部を押し潰すことに
    より前記導電部材側に塑性流動した前記ヨークの突出部
    により、前記導電部材と前記ヨークとを電気的に接続し
    たことを特徴とする請求項1記載の電磁連結装置。
  3. 【請求項3】 前記絶縁部材は、前記ヨークと同方向に
    開口する有底状の環状溝が形成された第1の保持枠と、
    この第1の保持枠の環状溝とは開口方向が逆向きとなる
    有底状の環状溝が形成された第2の保持枠とからなり、
    これら第1と第2の保持枠により前記励磁コイルを外部
    から絶縁するとともに、前記ヨークの開口端部を押し潰
    すことにより前記第2の保持枠側に塑性流動した前記ヨ
    ークの複数の突出部により、前記絶縁部材を前記ヨーク
    の環状溝内に固定したことを特徴とする請求項2記載の
    電磁連結装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の保持枠または前記第2の保持
    枠のうち、いずれか一方の保持枠の開口部には位置決め
    用の突出部が形成され、他方の保持枠の開口部には前記
    突出部が係合される係合溝が形成されていることを特徴
    とする請求項3記載の電磁連結装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の保持枠には、前記環状溝の底
    部に形成され前記励磁コイルのマイナス側端部が引き出
    される貫通孔と、この貫通孔の外側の開口部と隣接して
    設けられた端子収容部と、この端子収容部とは円周方向
    にずれた位置に設けられ前記リード部材の他方の端部を
    保持する挟持部とが形成され、前記端子収容部に、前記
    励磁コイルのマイナス側端部と前記リード部材の一方の
    端部とを接続する前記端子が収容されていることを特徴
    とする請求項3または請求項4記載の電磁連結装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の保持枠の前記端子収容部と前
    記挟持部との間には、前記リード部材の案内溝が形成さ
    れていることを特徴とする請求項5記載の電磁連結装
    置。
  7. 【請求項7】 前記第2の保持枠に設けた挟持部には、
    円周方向に離間した一対の係合部が形成され、これら係
    合部の間に前記導電部材が嵌合されていることを特徴と
    する請求項5または請求項6記載の電磁連結装置。
  8. 【請求項8】 前記第2の保持枠に設けた挟持部には、
    前記係合部が設けられた円周方向に延びる窪み部が形成
    され、この窪み部と前記導電部材との間に前記リード部
    材の他方の端部を挟持したことを特徴とする請求項7記
    載の電磁連結装置。
  9. 【請求項9】 前記リード部材の他方の端部は、一対の
    前記係合部の間を通り抜けるとともに、前記リード部材
    の他方の末端部は、一方の前記係合部に当接しているこ
    とを特徴とする請求項7または請求項8記載の電磁連結
    装置。
  10. 【請求項10】 前記リード部材は、一対のリード線を
    有する温度ヒューズであり、前記案内溝には、前記温度
    ヒューズのケース部が嵌合されて保持されていることを
    特徴とする請求項6記載の電磁連結装置。
  11. 【請求項11】 前記リード部材は、絶縁皮膜が施され
    ていないリード線であり、前記案内溝には、前記リード
    線が嵌合されて保持されていることを特徴とする請求項
    6記載の電磁連結装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006292010A (ja) * 2005-04-07 2006-10-26 Valeo Thermal Systems Japan Corp 温度ヒューズ固定用ホルダー、コイルボビン及び電磁クラッチ
JP2008196524A (ja) * 2007-02-08 2008-08-28 Ogura Clutch Co Ltd 動力伝達装置

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