JP2006292010A - 温度ヒューズ固定用ホルダー、コイルボビン及び電磁クラッチ - Google Patents
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Abstract
【課題】 温度ヒューズのリード線に対する覆部からのはみ出しを防止し、且つ温度ヒューズ用ホルダーを固定した後に樹脂等の注入によって温度ヒューズ固定用ホルダーの位置が所望の位置からずれることを防止する。
【解決手段】 コイルボビン7はコイルケース6の開口部6a内にてその内壁を押圧する突出部28を有し、このコイルボビン7と所定の係合手段にて係合される温度ヒューズ固定用ホルダー37は、第1の側部38、第2の側部39、覆部40で構成されていると共に、第1の側部38は温度ヒューズ42がホルダー部45により装着され、第2の側部39はコイルケース6の開口部6a内にてその内壁を押圧する突出部50を有し、コイルボビン7との隙間にリード線43が引き回される覆部40は、これらの側部38、39の内周縁辺側にて当該側部38、39の略全辺に亘る曲面形状を成したものとする。
【選択図】 図1
【解決手段】 コイルボビン7はコイルケース6の開口部6a内にてその内壁を押圧する突出部28を有し、このコイルボビン7と所定の係合手段にて係合される温度ヒューズ固定用ホルダー37は、第1の側部38、第2の側部39、覆部40で構成されていると共に、第1の側部38は温度ヒューズ42がホルダー部45により装着され、第2の側部39はコイルケース6の開口部6a内にてその内壁を押圧する突出部50を有し、コイルボビン7との隙間にリード線43が引き回される覆部40は、これらの側部38、39の内周縁辺側にて当該側部38、39の略全辺に亘る曲面形状を成したものとする。
【選択図】 図1
Description
この発明は、エンジン等の動力源から車両用空調装置の冷凍サイクルを構成する圧縮機等の従動機器に伝達する動力を断続するために用いられる電磁クラッチ、この電磁クラッチに組み込まれるコイルボビン、及びこのコイルボビンに温度ヒューズを固定するための構造に関する。
圧縮機の焼き付け等の故障によりその駆動軸がロックされた場合には、動力源から従動機器に動力を伝達するためのベルト等の伝達部材に過大なトルクが加わって、このベルト等の伝達部材ひいてはエンジン等の動力源までが破損するおそれがある。このような不具合を解消するものとして、圧縮機のロック時には出力側のアーマチュアが回転不能となりこのアーマチュアに対しロータが滑りながら回転するためにこの滑り部分での温度が異常上昇するという現象に着目し、この温度上昇によって溶断する温度ヒューズを配置し、この温度ヒューズの溶断で電磁コイルへの通電を遮断して、電磁クラッチへの動力が遮断された状態とすることにより、ベルト等の伝達部材に過大なトルクが加わるのを防止する機構は既に公知となっている(例えば、特許文献1乃至特許文献3を参照。)。
そして、上記温度ヒューズは、上記特許文献2によれば、断面がL字状のかしめ接合部を、コイルボビンの一方側端面に固着させるか、ボビン本体と一体形成するかによって形成し、このかしめ接合部とコイルボビンの一方側端面との間に、コイルボビンの一方側端面に沿って開口する開口部から介装することで固定する構造となっている。また、上記温度ヒューズは、上記特許文献3によれば、コイルボビンの一方側端面から2つの突条部材(鍔)を立設し、この一対の突条部材(鍔)間に挟持させることで固定する構造となっている。
特開平10−110744号公報
特開2001−244111号公報
特開2001−332418号公報
しかしながら、上記特許文献2及び特許文献3に示すような温度ヒューズの固定構造によると、コイルボビンの表面に樹脂を層状となるように注入することで、コイルボビン自体が浮力により浮き上がるという現象が生ずる。また、温度ヒューズと結線された結線コネクタが浮き上がることで温度ヒューズも持ち上げられるという現象も生ずる。このため、温度ヒューズの固定位置がコイルボビンの精度や樹脂の注入で生ずるコイルボビンの浮きによる影響を受けるので、温度ヒューズの実際位置と固定所望位置とに誤差が生じ、温度ヒューズの精度性に欠けるという不具合を有する。更に、励磁コイルの巻き終わり端部等の配線がコイルボビンのコイルケース側の表面に露出していると、圧縮機を構成するコイルケース等の鉄製部材とが干渉する可能性があり、励磁コイルがショートするおそれがあるという不都合も有する。
そして、上記特許文献2及び3では、コイルボビンに温度ヒューズを固定する場合とコイルボビンに温度ヒューズを必要としない場合とでは、別々の構造のコイルボビンを使用しなければならないので、全体的な部品点数の増加、製造コストの上昇を招くという問題もあった。
この点、本願の図10に示されるように、温度ヒューズをコイルボビンとは別体の温度ヒューズ固定用ホルダー100に固定した後、この温度ヒューズ固定用ホルダー100をコイルボビン101に何等から固定手段で装着することが考えられる。尚、図10中、102は温度ヒューズリード線、103は温度ヒューズリード線102を覆うための覆部、及び、104は温度ヒューズリード線102と他の図示しない配線とを組み付けるための圧着端子である。この温度ヒューズの固定構造によれば温度ヒューズを必要とする場合と温度ヒューズを必要としない場合とは、単に温度ヒューズ固定用ホルダー100の装着の有無で対応することが可能であり、コイルボビン101の一応の共通化を図ることはできるので、上記課題のうち全体的な部品点数の削減、コスト低減には寄与しうる。
もっとも、上記図10に示される温度ヒューズの固定構造では、温度ヒューズ固定用ホルダー100の覆部103の面積が周方向において相対的に狭く、この覆部103から当該図10の2点鎖線に示すように温度ヒューズリード線102がはみ出すおそれがある。このため、温度ヒューズ固定用ホルダー100等の組み付け作業時においてショートが生ずるのを防止するために、絶縁テープで補完したり、リード線102の引き回しに留意すること等が必要であり、温度ヒューズ固定用ホルダー100等の組み付け作業に多くの工数や時間を要するという不具合が考えられる。
そこで、本発明は、温度ヒューズのリード線に対する覆部からのはみ出しを防止し、この温度ヒューズ用ホルダーを固定した後に樹脂等の注入によって温度ヒューズ固定用ホルダーの位置が所望の位置からずれることを防止でき、且つ温度ヒューズ固定用ホルダーを固定しない場合でも配線に好適なコイルボビン、及びこれらの温度ヒューズ固定用ホルダー及びコイルボビンを採択した電磁クラッチを提供することを目的とするものである。
本発明の温度ヒューズ固定用ホルダーは、温度ヒューズ及びこの温度ヒューズから引き出されるリード線が装着される装着手段を有する第1の側部と、この第1の側部と対向して配された第2の側部と、これらの第1の側部及び第2の側部を連接する覆部とを有して構成され、前記第1の側部及び前記第2の側部は少なくともその一方の縁辺が円弧状を成し、前記覆部は前記第1の側部の円弧状の縁辺と前記第2の側部の円弧状の縁辺との間で略全辺に亘る曲面形状を成していると共に、前記第1の側部及び第2の側には所定の係合手段がそれぞれ形成されていることを特徴とする(請求項1)。所定の係合手段は、例えば、係合手段として対をなす所定の突起部が挿通可能な通孔である。また、前記温度ヒューズは、ロータ側摩擦面とディスク側摩擦面とで異常により滑りが発生した際に前記摩擦面同士を吸着すべく磁界発生させる励磁コイルからの電流供給を遮断するためのものである。
前記第2の側部のうち前記覆部側とは反対側の縁辺から可撓性を有する薄板状の突出部が前記第2の側部の径方向に沿って外側に突出形成されている(請求項2)。そして、前記装着手段は、前記装着手段は、両端が前記覆部との境界近傍に位置し且つその中央部位が前記第1の側部の長手方向に沿って延びる略円弧形状にて当該第1の側部の外側面から立設した後、前記覆部とは反対側に曲折して成る略板状のホルダー部で構成され、このホルダー部は前記中央部位に前記温度ヒューズが装着される窪みを有することを特徴としている(請求項3)。
本発明のコイルボビンは、一対の板状の環状部とこの環状部間をその内周側で連接する連接部とでコイル収納部を構成し、前記環状部の各々の軸方向の外側面には所定の係合手段が形成されていると共に、一方の環状部の軸方向の外側面には、当該外側面から立設した後、前記連接部とは反対側に曲折して成る略板状のホルダー部を有し、このホルダー部の外周縁辺から可撓性を有する薄板状の突出部が前記環状部の径方向に沿って外側に突出形成されていることを特徴とする(請求項4)。所定の係合手段は、例えば、係合手段として対をなす所定の通孔に挿通可能な突起部である。そして、前記一方の環状部は、前記係合手段を有する部位に対しその円周方向の両側に励磁コイルの巻き始め端部を導くためのスリットを有するものとなっている(請求項5)。これらのスリットは、一方の環状部に対しその外周縁から径方向に対し斜め方向に切欠くことで形成されている。尚、この一方の環状部は、前記ホルダー部に対しこれら前記スリットを有する側とは円周方向の反対側に前記励磁コイルの巻き終わり端部を導くための窪み部も有している。
本発明の電磁クラッチは、励磁コイルと、回転自在に支持された摩擦面を有するロータと、このロータの摩擦面に対峙する摩擦面を持つディスクを有するアーマチュアとを備え、前記励磁コイルへの通電にて発生する電磁力により前記ロータに前記ディスクを吸着させる電磁クラッチにおいて、前記励磁コイルは、請求項4又は5に記載のコイルボビンのコイル収納部に巻回して収納されていると共に、このコイルボビンは、請求項1から3のいずかに記載の温度ヒューズ固定用ホルダーが当該温度ヒューズ固定用ホルダーの係合手段と前記コイルボビンの係合手段とを係合することで温度ヒューズが間接的に固定されていることを特徴とするものである(請求項6)。
この電磁クラッチの製造方法は、励磁コイルをコイルボビンのコイル収納部に巻回する工程と、温度ヒューズを温度ヒューズ固定用ホルダーに形成の装着手段に装着する工程と、前記温度ヒューズ固定用ホルダーの係合手段と前記コイルボビンの係合手段とを係合させることで、前記温度ヒューズ固定用ホルダーを前記コイルボビンに組み付ける工程と、前記励磁コイルの巻き始め端部を第1の圧着端子を介して温度ヒューズの一方側のリード線と組み付け、前記励磁コイルの巻き終わり端部を第2の圧着端子を介してダイオードの一方側のリード線と組み付けると共に、少なくとも前記温度ヒューズの他方側のリード線と前記ダイオードの他方側のリード線とを第3の圧着端子を介して組み付ける工程とを有するものである。更に、この電磁クラッチの製造方法は、前記温度ヒューズ固定用ホルダーの外側面がコイルケースの開口部の底面に当接するようにコイルボビンをコイルケースの開口部内に装着する工程と、前記温度ヒューズ固定用ホルダーの組み付けられた前記コイルボビンが前記コイルケースに収納された状態にて、このコイルケースの開口部内に樹脂材(例えばエポキシ樹脂)を注入することにより加熱硬化させて固定する工程を有するものである。
よって、この発明によれば、温度ヒューズがコイルボビンに直接に固定されるものでなく、温度ヒューズ固定用ホルダーを介して間接的に固定されるもので、温度ヒューズの位置をコイルケースの開口部に対する深度との関係で決定するところ、温度ヒューズ固定用ホルダーをコイルケースの開口部と対峙する側の面に当接させることにより位置決めされるので、温度ヒューズがコイルボビンに直接に固定される場合に比較して温度ヒューズの取付位置の精度を向上させることができる。また、温度ヒューズ固定用ホルダーの覆部は、複数に分かれておらず、前記第1の側部の円弧状の縁辺と前記第2の側部の円弧状の縁辺との間で略全辺に亘る一連の曲面形状をなしているので、温度ヒューズのリード線について、コイルボビンと覆部との間に引き回す際に、リード線が覆部からはみ出す等の不具合を招くことはない。しかも、温度ヒューズとダイオードとを同一の過程でコイルボビンに組み付けることも可能である。
そして、特に請求項2及び請求項4に記載の発明によれば、温度ヒューズ固定用ホルダーが固定されたコイルボビンをコイルケースの開口部内に装着する際に、温度ヒューズ固定用ホルダー及びコイルボビンの可撓性を有する突出部が、この開口部の内壁にて可撓して当該内壁を押圧した状態となるので、温度ヒューズ固定用ホルダーが固定されたコイルボビンをコイルケースの開口部内に装着した状態で、樹脂を注入しても浮力により温度ヒューズ固定用ホルダー及びコイルボビンが浮き上がるのを防止することができる。
また、請求項3に記載の発明によれば、温度ヒューズ及び温度ヒューズのリード線がホルダー部により保持されているので、温度ヒューズ固定用ホルダーが固定されたコイルボビンをコイルケースの開口部内に装着した状態で、樹脂を注入しても浮力により温度ヒューズ及び温度ヒューズのリード線が浮き上がるのを防止することができる。
更に、請求項4に記載の発明によれば、ダイオードのリード線、励磁コイルの巻き始め端部、励磁コイルの巻き終わり端部、並びにこれらを組み付けるための圧着端子を一方の環状部とホルダー部との間に配置することができるので、絶縁性が向上し、コイルケースが鉄製であっても環状部の表面に前記リード線等が露出している場合に比較しショートする危険性を小さくすることができる。
更にまた、請求項5に記載の発明によれば、コイルボビンは、励磁コイルの巻き始め端部について、温度ヒューズ固定用ホルダーが固定される場合には、ホルダー部から相対的に離れており、その間に係合手段が存するスリットより外側に引き出されるものとし、温度ヒューズ固定用ホルダーが固定されない場合には、ホルダー部に相対的に近接しており、その間に係合手段が存しないスリットより外側に引き出されるようにすることが可能であるので、温度ヒューズを有する型式のコイルボビンと温度ヒューズを有しない型式のコイルボビンとの共通化を図ることができる。
以下、この発明の実施形態を図面により説明する。
図1に示される電磁クラッチ1は、エンジンやモータ等の動力源から圧縮機等の従動機器に対して回転動力を断続的に供給することができるようにするもので、励磁コイル2と、この励磁コイル2の周面を回転するロータ3と、このロータ3に対峙するアーマチュア4と、このアーマチュア4に結合されたハブ5とを有して構成されている。
このうち、励磁コイル2は、コイルケース6内に開口部6aから収納されてなるコイルボビン7に巻回されており、前記コイルケース6は、ロータ3の従動機器のハウジング側に開口した環状溝9を設け、この環状溝9に所定の隙間を有して収納されている。そして、このコイルケース6は、鉄等の素材からなる断面U字状の略円筒形状を構成している。尚、コイルボビン7の構造等は後述する。
ロータ3は、鉄等の磁性材からなる断面U字状の略円筒形状のものであり、その外周面には動力源と連結する連結ベルトを取り付けるための溝10が設けられていると共に、このロータ3の内周面は、ベアリンング11を介して従動機器の駆動軸を軸支する円筒部13の外側周面と回動自在に外挿されている。更に、ロータ3の従動機器とは反対側の面は、駆動軸の軸方向に対して略直角方向に延びる平面状に形成されることで、下記するアーマチュア4と対峙する摩擦面14を構成している。そして、ロータ3は、この摩擦面14側に、励磁コイル2により発生する磁気の通過を遮断するスリット状の磁気遮断部15、16がロータ3の駆動軸からの距離を異ならせて円周方向に沿って断続的に形成されている。
アーマチュア4は、前記ロータ3の摩擦面14と対峙する摩擦面17を備えたディスク4aを有して構成されており、このディスク4aは、磁性材よりなる一枚の円板状のもので、前記摩擦面17には、図示しないが、例えば前記磁気遮断部15、16とずれた位置に磁気遮断部を有するようにしても良い。
ハブ5は、例えば鉄等の素材により形成されているもので、その軸方向の一方側に他の部位よりも拡径された円筒部5aを有し、この円筒部5aの内周には駆動軸が回り止め嵌合され、この駆動軸とハブ5とはボルト19を介して固定されている。また、ハブ5は、前記アーマチュア4のディスク4aとは、このディスク4aの駆動軸の軸方向に沿った移動を許容しつつ当該ディスク4aと一体に回転するように板バネ12を介して結合されている。
上記の構成によれば、ロータ3が駆動源からの駆動力を受けて回転し、励磁コイル2への通電が開始されると、所定の磁路が形成されて、アーマチュア4がロータ3に向って変位し、ロータ3の摩擦面14とアーマチュア4のディスク4aの摩擦面17とが吸着され、ロータ3からアーマチュア4に回転動力が伝達される。そして、アーマチュア4からハブ5にこの回転動力が伝達されて、駆動軸が回転することとなる。
ところで、コイルボビン7は、例えば合成樹脂製のもので、図2及び図4に示されるように、一対の板状の環状部20、21とこの環状部20、21間をその内周側で連接する連接部22とで、径方向外側に開口したコイル収納部23を構成しており、このコイル収納部23には上述の励磁コイル2が連接部22の内周面に巻回して収納されている。
コイルボビン7の環状部20の外側面には後述するダイオード56、ダイオード56から引き出されるリード線57、及び圧着端子52、53、59等を覆うホルダー部24がコイルボビン7の環状部20と一体に形成されている。このホルダー部24は、環状部20の外側面から立設した後、前記連接部22とは反対側に曲折して成るもので、環状部20の径方向から見た断面が略L字形状をなすと共に環状部20の軸方向から見た形状が円弧を描く略板状のものである。
ホルダー部24は、その円周方向の略中央部位に、外周側から湾状に切欠かれて形成されたダイオード56の収納溝25を有していると共に後述する励磁コイル巻き始め端部2aの引き出し用のスリット31側に向けて延びる励磁コイルガイド部26を有している。尚、この実施形態では、環状部20のホルダー部24と対峙する部位の厚みを相対的に薄くすることで、環状部20は窪み部27を有したものとし、環状部20とホルダー部24との隙間を確保するようになっている。
更に、ホルダー部24の収納溝25に対しその両側となる外周側縁辺において、可撓性を有する薄板状の突出部28が環状部20の径方向に沿って外側に突出形成されている。この突出部28の突出寸法は、コイルボビン7をコイルケース6に収納した際にコイルケース6の内周面と当接しこの内周面に沿って撓むことができる長さである。尚、突出部28の位置、数は図2、図4に示されるものに限定されない。
そして、コイルボビン7の環状部20は、ホルダー部24に対し円周方向の一方側において励磁コイル巻き終わり端部2bを収納部23から外側に引き出すための切欠き溝30を有すると共に、ホルダー部24に対し前記切欠き溝30とは円周方向の反対側に励磁コイル巻き始め端部2aを収納部23から外側に引き出すためのスリット31、32を有している。これらスリット31、32は環状部20の外周側縁より連接部22近傍までホルダー部24から離れる方向に斜めに切欠かれることで形成されている。
このうち、スリット31は前記ガイド部の端部と近接しているが、スリット32は、後述する温度ヒューズ固定用ホルダー37を装着した際にそのスリット32の連結部側端が温度ヒューズ固定用ホルダー37の側縁と略同じ位置になるように、スリット31からの距離が採られている。そして、環状部20は、これらのスリット31とスリット32との間に温度ヒューズ固定用ホルダー37との係合手段たる突起部34が、その外側面から突出形成されている。この突起部34は、他の部位に対し相対的に高い嵌合部34aを複数(この実施形態では3つ)有しており、これら嵌合部34aは温度ヒューズ固定用ホルダー37の後述する係合手段たる通孔49に挿通可能な外形状をしている。尚、突起部34の形状について嵌合部34aと非嵌合部とを交互に配置することで、温度ヒューズ固定用ホルダー37の内側面が非嵌合部に当接するので、コイルボビン7と温度ヒューズ固定用ホルダー37との間に配線のために所定の間隔を確保することが可能である。
環状部21は、図1及び図4に示されるように、温度ヒューズ固定用ホルダー37が組付けられた際にその温度ヒューズ固定用ホルダー37と外縁側両端と対峙する部位に、突起部35、36を当該環状部21と一体に形成している。このうち、突起部36は温度ヒューズ固定用ホルダー37の内側面に突当して当該温度ヒューズ固定用ホルダー37との間隔を確保するためのものである。これに対し、突起部35は後述する温度ヒューズ固定用ホルダー37の通孔47の内径よりも大きな外径を有する基部と前記通孔47の内径と略同じ外径を有する先端部とで構成されており、基部と先端部との段差面で温度ヒューズ固定用ホルダー37との間隔が不必要に狭くならないようにすると同時に先端部が通孔47に挿通されて温度ヒューズ固定用ホルダー37との係合も可能としている。
温度ヒューズ固定用ホルダー37は、例えば合成樹脂製のもので、図1、図3及び図4に示されるように、温度ヒューズ42及びこの温度ヒューズ42から引き出されるリード線43、43が装着される第1の側部38と、この第1の側部38と対向して配された第2の側部39と、これらの第1の側部38及び第2の側部39を連接する覆部40とを有して構成されている。
第1の側部38は、連接部22側の縁辺がコイルボビン7の内側円周に応じて円弧状をなしていると共に温度ヒューズ42及びこの温度ヒューズ42から引き出されるリード43、43を覆うためのホルダー部45を有している。このホルダー部45は、両端が覆部40との境界近傍に位置し且つその中央部位が当該第1の側部38の外周側縁に略沿って延びる略円弧形状にて第1の側部38の外側面から立設した後、覆部40とは反対側に曲折して成る略板状のものである。このホルダー部45は、図3(A)、図4(B)及び図7に示されるように、第1の側部38の円周方向の中央部位に温度ヒューズ43が装着される窪み45aを有する。
また、第1の側部38は、図3(A)、図4(B)及び図7に示されるように、その外周縁の一方の角側位において、コイルボビン7の突起部35の先端部が挿通可能な内径の通孔47を、当該コイルボビン7との係合手段として有している。また、第1の側部38は、図3(A)に示されるように、覆部40側の円周方向の両端に切欠き48、48が形成されており、ホルダー部45の端から引き出されたリード線43、43を、この切欠き48、48から覆部40とコイルボビン7との間を通って第2の側部39側へ引き回すことを可能としている。
これに対し、第2の側部39は、連接部22側の縁辺がコイルボビン7の内側円周に応じて円弧状をなしていると共に、図3(B)に示されるように、コイルボビン7との係合手段として、環状部20に形成された突起部34の嵌合部34aが挿通可能な通孔49を複数有しており、この通孔49の数は嵌合部34aの数に対応した数(この実施形態では3つ)となっている。また、第2の側部39は、覆部40側とは反対側となる外周縁辺から可撓性を有する薄板状の突出部50が当該第2の側部39の径方向に沿って外側に突出形成されている。この突出部50の突出寸法は、温度ヒューズ固定用ホルダー37をコイルボビン7に組み付けてコイルケース6に収納した際にコイルケース6の内周面と当接しこの内周面に沿って撓むことができる長さである。尚、突出部50の位置、数は図3、図4等に示されるものに限定されない。
覆部40は、特に図3(C)に示されるように、第1の側部38の底部側における円弧状の縁辺と第2の側部39の底辺側における円弧状の縁辺との間でこれら第1の側部38、第2の側部39の当該底部側の略全辺に亘る一つの曲面形状を成している。これにより、覆部40は、例えば図10の覆部103、103のように両側に分かれているために温度ヒューズ42のリード線43を配する際にリード線43が覆部40から外れてしまう等の不具合は生じないで、絶縁テープで補完したり、リード線43の引き回しに留意することを不要とすることが可能である。
これらの構成によれば、図4に示されるように、コイルボビン7に温度ヒューズ固定用ホルダー37を組み付けるにあたり、第1の側部38と環状部21との間では第1の側部38の通孔47に環状部21の突起部35の先端部を挿通することで行なわれ、且つ第2の側部39と環状部20との間では第2の側部39の通孔49に環状部20の突起部34の嵌合部34aを挿通することで行なわれるもので、簡易な作業での組み付けが可能であり、その位置決めも通孔47、49に嵌合部34a、突起部35を合わせれば足りるので容易である。しかも、第1の側部38と環状部21との間隔は、突起部36や突起部35の基部により確保され、第2の側部39と環状部20との間隔は、突起部34の非嵌合部により確保される。
次に、この発明における主たる配線について図5及び図6、図7を用いて説明する。図5では、この配線の模式図が示されており、42は温度ヒューズ、43は温度ヒューズから引き出されたリード線であり、このリード線43のうち一方側は励磁コイル2の巻き始め端部2aと圧着端子52を介して組み付けられている。温度ヒューズ42の他方側のリード線43は、圧着端子53を介して電源54から引き出された電源コード55並びにダイオード56から引き出されたリード57、57のうちの一方側と組み付けられている。これに対し、励磁コイル2の巻き終わり端部2bはアース60に接続されていると共に、その途中部位で圧着端子59を介してダイオード56の他方のリード線57と組み付けられている。
これを上記温度ヒューズ固定用ホルダー37及びコイルボビン7との構成において、図6及び図7を用いて以下に具体的に説明する。まず、収納部23から窪み部27にてコイルボビン7の外周面側に引き出された励磁コイル2の巻き終わり端部2bは、ホルダー部24と環状部20との間の隙間内を円周方向に引き回され、収納溝25からホルダー部24の外部に再度引き出された後、アース60に接続している。
ダイオード56は、収納溝25に収納され、ダイオード56のリード線57、57は、ホルダー部24と環状部20との間の隙間内を円周方向に引き回され、この隙間内にて圧着端子59を介して前記巻き終わり端部2bと組み付けられている。電源54のコード55は、収納溝25からホルダー部24と環状部20との間の隙間内に入り、当該隙間内を略円周方向に引き回された後、この隙間内にて圧着端子53を介して前記ダイオード56の他方側のリード線57と組み付けられている。
温度ヒューズ42は、温度ヒューズ固定用ホルダー37の第1の側部38に形成されたホルダー部45の窪み45aに装着されている。そして、温度ヒューズ42のリード線43のうちの一方側は、ホルダー部45の立設部の立面に沿って引き回された後、切欠き48からコイルボビン7と覆部40との間を通って第2の側部39側に引き出され、環状部20と第2の側部との間から環状部20とホルダー部24との間を通って圧着端子53に至ることで、電源54のコード55及びダイオード56のリード線57と組み付けられている。温度ヒューズ42のリード線43のうちの他方側は、ホルダー部45の立設部の立面に沿って前記リード線43とは反対側に引き回された後、切欠き48からコイルボビン7と覆部40との間を通って第2の側部39側に引き出されることで、収納部23からスリット31にてコイルボビン7の外周面側に引き出された励磁コイル2の巻き始め端部2aと第2の側部39と環状部20との隙間内にて圧着端子52を介して組み付けられている。
この温度ヒューズ固定用ホルダー37が組み付けられたコイルボビン7をコイルケース6内に装着するにあたっては、温度ヒューズ42の位置をコイルケース6の開口部6aに対する深度との関係で決定するところ、図1に示されるように、温度ヒューズ固定用ホルダー37をコイルケース6の開口部6aと対峙する側の面6bに当接させることにより位置決めされる。これにより、温度ヒューズ42がコイルボビン7に直接に固定される場合に比較して温度ヒューズ42の取付位置の精度を向上させることができる。また、ダイオード56やそのリード線57、圧着端子52、53、59並びに励磁コイルの巻き終わり端部2bは、コイルケース6と対峙する環状部20の外側面側に配置されているところ、ホルダー部24に覆われて保護されているので、コイルケース6が鉄等の素材で形成されていてもコイルショート等を生ずるのを防止することができる。
そして、温度ヒューズ固定用ホルダー37が組み付けられたコイルボビン7をコイルケース6内に装着した後、エポキシ系樹脂等の樹脂材61を図1に示されるようにコイルケース6内に注入しこれらを加熱硬化させて固定するところ、コイルボビン7をコイルケース6の開口部6a内に装着する際に、温度ヒューズ固定用ホルダー37及びコイルボビン7の突出部28,50が、この開口部6aの内壁に接して可撓し当該内壁を押圧した状態となるので、浮力により温度ヒューズ固定用ホルダー37及びコイルボビン7が浮き上がるのを防止することができる。また、温度ヒューズ42及びそのリード線43は温度ヒューズ固定用ホルダー37のホルダー部45により保持されているので、上記樹脂を注入しても、温度ヒューズ42自体が浮力により設置位置からずれたり、温度ヒューズ42自体は浮力により動かなくてもリード線43が浮くことにより温度ヒューズ42がずれる等の不具合が解消されて、温度ヒューズ42の精度を向上することができる。
これに対し、コイルボビン7に対し温度ヒューズ42を配置しない構成も想定されるもので、その場合には、模式図的には図8に示されるような配線となり、本発明に係るコイルボビン7との構成においては図9に示される配線となる。但し、図5乃至図7の配線と同様の配線箇所については同一の符号を付してその説明を省略する。
図5では、励磁コイル巻き始め端部2aは圧着端子52を介して温度ヒューズ42のリード線43と組み付けられているの模式図が示されており、これを受けて、図6では圧着端子53を介してダイオード56のリード線57及び電源54からのコード55と組み付けられたものとなっている。そして、このような配線を実現するにあたり、励磁コイル巻き始め端部2aは、コイルボビン7に対しスリット31から外部へ引き出された後、ホルダー部24と環状部20との隙間に引き回されて、この隙間内にて圧着端子53まで導かれる。従って、励磁コイル巻き始め端部2aが環状部20の外側面にて露出している寸法をスリット32から外部へ引き出された場合に比較して相対的に短くすることができるので、コイルボビン7について温度ヒューズ42を用いる場合と用いない場合とで共通化することが可能となる。
また、ダイオード56やそのリード線57、圧着端子53、59並びに励磁コイルの巻き始め端部2a、巻き終わり端部2bは環状部20のホルダー部24で覆われて保護されているので、コイルケース6が鉄等の素材で形成されていてもコイルショート等を生ずるのを防止することができる。
そして、この実施形態でも、先の図1に示す実施形態と同様に、コイルボビン7をコイルケース6内に装着した後にエポキシ系樹脂等の樹脂材46をコイルケース6内に注入しこれらを加熱硬化させて固定するところ、コイルボビン7をコイルケース6の開口部6a内に装着する際に、コイルボビン7の突出部28が、この開口部6aの内壁に接して可撓し当該内壁を押圧した状態となるので、浮力によりコイルボビン7が浮き上がるのを防止することができる。
1 電磁クラッチ
2 励磁コイル
2a 巻き始め端部
2b 巻き終わり端部
3 ロータ
4 アーマチュア
4a ディスク
5 ボス
6 コイルケース
7 コイルボビン
14 ロータの摩擦面
17 アーマチュアの摩擦面
20 環状部
21 環状部
22 連接部
23 コイル収納部
24 ホルダー部
28 突出部
31 スリット
32 スリット
34 突起部
34a 嵌合部
35 突起部
37 温度ヒューズ固定用ホルダー
38 第1の側部
39 第2の側部
40 覆部
42 温度ヒューズ
43 リード線
45 ホルダー部
45a 窪み
47 通孔
49 通孔
52 圧着端子
53 圧着端子
56 ダイオード
57 リード線
59 圧着端子
61 樹脂材
2 励磁コイル
2a 巻き始め端部
2b 巻き終わり端部
3 ロータ
4 アーマチュア
4a ディスク
5 ボス
6 コイルケース
7 コイルボビン
14 ロータの摩擦面
17 アーマチュアの摩擦面
20 環状部
21 環状部
22 連接部
23 コイル収納部
24 ホルダー部
28 突出部
31 スリット
32 スリット
34 突起部
34a 嵌合部
35 突起部
37 温度ヒューズ固定用ホルダー
38 第1の側部
39 第2の側部
40 覆部
42 温度ヒューズ
43 リード線
45 ホルダー部
45a 窪み
47 通孔
49 通孔
52 圧着端子
53 圧着端子
56 ダイオード
57 リード線
59 圧着端子
61 樹脂材
Claims (6)
- 温度ヒューズ及びこの温度ヒューズから引き出されるリード線が装着される装着手段を有する第1の側部と、この第1の側部と対向して配された第2の側部と、これらの第1の側部及び第2の側部を連接する覆部とを有して構成され、
前記第1の側部及び前記第2の側部は少なくともその一方の縁辺が円弧状を成し、前記覆部は前記第1の側部の円弧状の縁辺と前記第2の側部の円弧状の縁辺との間で略全辺に亘る曲面形状を成していると共に、
前記第1の側部及び第2の側部には所定の係合手段がそれぞれ形成されていることを特徴とする温度ヒューズ固定用ホルダー。 - 前記第2の側部のうち前記覆部側とは反対側の縁辺から可撓性を有する薄板状の突出部が前記第2の側部の径方向に沿って外側に突出形成されていることを特徴とする請求項1に記載の温度ヒューズ固定用ホルダー。
- 前記装着手段は、両端が前記覆部との境界近傍に位置し且つその中央部位が前記第1の側部の長手方向に沿って延びる略円弧形状にて当該第1の側部の外側面から立設した後、前記覆部とは反対側に曲折して成る略板状のホルダー部で構成され、このホルダー部は前記中央部位に前記温度ヒューズが装着される窪みを有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の温度ヒューズ固定用ホルダー。
- 一対の板状の環状部とこの環状部間をその内周側で連接する連接部とでコイル収納部を構成し、前記環状部の各々の軸方向の外側面には所定の係合手段が形成されていると共に、
一方の環状部の軸方向の外側面には、当該外側面から立設した後、前記連接部とは反対側に曲折して成る略板状のホルダー部を有し、
このホルダー部の外周縁辺から可撓性を有する薄板状の突出部が前記環状部の径方向に沿って外側に突出形成されていることを特徴とするコイルボビン。 - 前記一方の環状部は、前記係合手段を有する部位に対しその円周方向の両側に励磁コイルの巻き始め端部を導くためのスリットを有することを特徴とする請求項4に記載のコイルボビン。
- 励磁コイルと、回転自在に支持された摩擦面を有するロータと、このロータの摩擦面に対峙する摩擦面を持つディスクを有するアーマチュアとを備え、前記励磁コイルへの通電にて発生する電磁力により前記ロータに前記ディスクを吸着させる電磁クラッチにおいて、
前記励磁コイルは、請求項4又は5に記載のコイルボビンのコイル収納部に巻回して収納されていると共に、このコイルボビンは、請求項1から3のいずかに記載の温度ヒューズ固定用ホルダーが当該温度ヒューズ固定用ホルダーの係合手段と前記コイルボビンの係合手段とを係合することで温度ヒューズが間接的に固定されていることを特徴とする電磁クラッチ。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005110870A JP2006292010A (ja) | 2005-04-07 | 2005-04-07 | 温度ヒューズ固定用ホルダー、コイルボビン及び電磁クラッチ |
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