JP2008300783A - 電磁ソレノイド装置 - Google Patents
電磁ソレノイド装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008300783A JP2008300783A JP2007148194A JP2007148194A JP2008300783A JP 2008300783 A JP2008300783 A JP 2008300783A JP 2007148194 A JP2007148194 A JP 2007148194A JP 2007148194 A JP2007148194 A JP 2007148194A JP 2008300783 A JP2008300783 A JP 2008300783A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- terminal
- connection
- zener diode
- segment
- blade
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Electromagnets (AREA)
Abstract
【課題】搭載車種などの変更に応じた構造変更に柔軟かつ迅速に対処できる構造変更対応性に優れるとともに、組付け作業が不要となり作業性が向上してコスト的に有利になり、良好な歩留まりにより生産性の向上に寄与する電磁ソレノイド装置を提供する。
【解決手段】サージ電圧低減用あるいは逆接続保護用のツェナーダイオードを装備しない場合には、第1ツェナーダイオード8および第2ツェナーダイオード9のうち一方あるいは双方とも当初から組み付けの対象としないだけでよい。ツェナーダイオード8、9に代わるターミナルや専用ターミナルを個別に用意する必要もなくなり、電磁ソレノイド装置1が汎用性を有し、搭載車種などの変更に応じた構造変更に柔軟かつ迅速に対処できる構造変更対応性に優れるとともに、別体のターミナルなどの組付けが不要になり作業性が向上してコスト的に有利となる。
【選択図】図1
【解決手段】サージ電圧低減用あるいは逆接続保護用のツェナーダイオードを装備しない場合には、第1ツェナーダイオード8および第2ツェナーダイオード9のうち一方あるいは双方とも当初から組み付けの対象としないだけでよい。ツェナーダイオード8、9に代わるターミナルや専用ターミナルを個別に用意する必要もなくなり、電磁ソレノイド装置1が汎用性を有し、搭載車種などの変更に応じた構造変更に柔軟かつ迅速に対処できる構造変更対応性に優れるとともに、別体のターミナルなどの組付けが不要になり作業性が向上してコスト的に有利となる。
【選択図】図1
Description
本発明は、被駆動部を回転駆動するために車両などに搭載される車載形の電磁ソレノイド装置に関する。
アクチュエータを用いた回転機構は、自動変速機を搭載した車両(AT車)のシフトレバーロック装置をはじめ、ディスチャージ形前照灯のロー・ハイを配光制御するシェードの遮蔽板、照射方向を上下調節するレベライザー、ならびに照射方向を左右に調整するAFS等に適用されている。
シフトレバーロック装置の施解錠機構や前照灯の遮蔽板等には、直線作動する電磁ソレノイド装置が組み込まれ、レベライザーやAFS等の制御には、ステップモータと減速ギアで構成された駆動装置が用いられている。電磁ソレノイド装置の駆動部は、リンク機構を介してロック装置や遮蔽板を駆動するようにしている。
シフトレバーロック装置の施解錠機構や前照灯の遮蔽板等には、直線作動する電磁ソレノイド装置が組み込まれ、レベライザーやAFS等の制御には、ステップモータと減速ギアで構成された駆動装置が用いられている。電磁ソレノイド装置の駆動部は、リンク機構を介してロック装置や遮蔽板を駆動するようにしている。
この種の駆動装置として図6の(a)、(b)に示す電磁ソレノイド50Aがある。この電磁ソレノイド50Aの接続端子部50においては、左右方向に第1接続用セグメント51および第2接続用セグメント52が配置されている。第1接続用セグメント51は、電源の正極側に接続される端子部51aと略L字状に曲成されたターミナルブレード51bを有する。第2接続用セグメント52は、両端を接続部52a、52bとする略コの字状に曲成されたターミナルブレード52cを有する。
第1接続用セグメント51と第2接続用セグメント52との間には、クランク状に曲成された第3接続用セグメント53が配置されている。第3接続用セグメント53の一端には、電源の負極側に接続される端子部53aが第1接続用セグメント51の端子部51aと対となるように配置され、他端に接続部53bを備えている。
第1接続用セグメント51のターミナルブレード51bと第2接続用セグメント52のターミナルブレード52cとの間には、サージ電圧低減用の整流ダイオード54がコイル体55と並列接続されている{図6の(c)参照}。第2接続用セグメント52の接続部52aと第3接続用セグメント53の接続部53bとの間には、逆接続保護用の整流ダイオード56がコイル体55と直列接続されている。コイル体55への通電に伴い、プランジャー55Aが軸方向Mに移動して被駆動部を作動させるようにしている。
コイル体55への通電遮断時(オフ操作時)、サージ電流Scを整流ダイオード54に順方向に流すことで、ノイズを除去して他の電装品(スイッチング素子含む)などに悪影響が及ばないようにしている。
また、電源からのコードCpを誤って端子部51a、53aに極性を違えて接続してしまった場合(逆接続操作)、整流ダイオード56によりコイル体55の回路に電流が逆方向に流れることを阻止する。この結果、逆接続時にサージ電圧低減用の整流ダイオード54に大きな電流が流れることを防いで、整流ダイオード54を破壊から保護する。
また、電源からのコードCpを誤って端子部51a、53aに極性を違えて接続してしまった場合(逆接続操作)、整流ダイオード56によりコイル体55の回路に電流が逆方向に流れることを阻止する。この結果、逆接続時にサージ電圧低減用の整流ダイオード54に大きな電流が流れることを防いで、整流ダイオード54を破壊から保護する。
サージ電流の吸収用のダイオードを設けた例としてアクチュエータ駆動機構やエンジンのアイドルスピードコントロールバルブがある(例えば、特許文献1、2参照)。
前者のアクチュエータ駆動機構のサージ吸収回路では、ツェナーダイオードにダイオードを直列に接続し、バッテリー電源の電位差に相当する量だけツェナーダイオードの低容量化を図っている。後者のアイドルスピードコントロールバルブのサージ対策回路では、既存のツェナーダイオードD1に新たなツェナーダイオードD2を並列に接続し、ツェナーダイオードD1に対する高いサージ電圧の印加を避けて、電流負担を少なくして、小容量のツェナーダイオードD1で済むように改良している。
前者のアクチュエータ駆動機構のサージ吸収回路では、ツェナーダイオードにダイオードを直列に接続し、バッテリー電源の電位差に相当する量だけツェナーダイオードの低容量化を図っている。後者のアイドルスピードコントロールバルブのサージ対策回路では、既存のツェナーダイオードD1に新たなツェナーダイオードD2を並列に接続し、ツェナーダイオードD1に対する高いサージ電圧の印加を避けて、電流負担を少なくして、小容量のツェナーダイオードD1で済むように改良している。
上記の電磁ソレノイド50Aを使用する場合、搭載する車種によっては、整流ダイオード54、56の一方あるいは双方とも装備しないものがある。とりわけ逆接続保護用の整流ダイオード56を不要とするものに対応するには、その整流ダイオード56に代わるターミナルを別途に組み付けるか、あるいは整流ダイオード56を装備しない品番として設計した専用ターミナルを個別に用意しておく必要がある。
このため、電磁ソレノイド50Aの汎用性が乏しく、搭載車種などの変更に応じた構造変更に柔軟かつ迅速に対処できる構造変更対応性に劣るとともに、別体のターミナルなどの組付けが必要になり作業性が低下してコスト的にも不利となる。
第1接続用セグメント51、第2接続用セグメント52および第3接続用セグメント53は、互いに違った異形の構造を有するため、接続端子部50における専用スペースが大きくなってコンパクト化を妨げるとともに、配線の自由度および取付作業性が劣り、歩留まりを向上できず生産性が低下する。
コイル体55と直列接続になった逆接続保護用の整流ダイオード56には、通電時に大電流が連続的に流れるため、整流ダイオード56が高価な大容量のものになりコスト的に不利であるとともに、コンパクト化が妨げられて全体の体格が大きくなる不都合がある。
コイル体55と直列接続になった逆接続保護用の整流ダイオード56には、通電時に大電流が連続的に流れるため、整流ダイオード56が高価な大容量のものになりコスト的に不利であるとともに、コンパクト化が妨げられて全体の体格が大きくなる不都合がある。
特許文献1のアクチュエータ駆動機構および特許文献2におけるエンジンのアイドルスピードコントロールバルブでは、サージ吸収回路やサージ対策回路においてツェナーダイオードの低容量化を図る技術を示したものである。特許文献1および特許文献2では、電磁ソレノイドへの応用についての言及はしておらず、搭載車種などの変更に応じた構造変更に対処するものとは、異なる技術思想の範疇に属する。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、搭載車種などの変更に応じた構造変更に柔軟かつ迅速に対処できる構造変更対応性に優れるとともに、組付け作業が不要となり作業性が向上してコスト的に有利になり、全体のコンパクト化を促すとともに、取付作業性が合理的になり、良好な歩留まりにより生産性の向上に寄与する電磁ソレノイド装置を提供することにある。
(請求項1について)
コイル体を電源に接続する接続端子部を有し、コイル体への通電によりプランジャーを移動させて被駆動部を作動させる電磁ソレノイド装置にあって、
接続端子部は、電源用の入力手段となる端子部とターミナルブレードとから略L字状に形成され、ターミナルブレードが互いに平行となる状態でコイル体の長手方向に関して左右対称となる対として配置された第1接続用セグメントおよび第2接続用セグメントとを有する。中間セグメントは、端子部と略直交するとともに、ターミナルブレードと略平行になるように配置された直線状の中間ブレードと中間ブレードの左右端部に第1接続端子および第2接続端子とを一体に設けてなる。
第1ツェナーダイオードは、第1接続用セグメントのターミナルブレードと中間セグメントの第1接続端子との間に接続されている。第2ツェナーダイオードは、第2接続用セグメントのターミナルブレードと中間セグメントの第2接続端子との間に接続されて、第1ツェナーダイオードと同一の極性で対向し、中間セグメントを介して直列接続となる。 コイル体を第1接続用セグメントのターミナルブレードと第2接続用セグメントのターミナルブレードとの間に直列接続するとともに、互いに直列接続された第1ツェナーダイオードと第2ツェナーダイオードとに対して並列接続し、電源に対する端子部の正常接続あるいは逆接続に応じて第1ツェナーダイオードおよび第2ツェナーダイオードのうち一方がサージ電圧低減用に働き、他方が逆接続保護用に働くようにしている。
コイル体を電源に接続する接続端子部を有し、コイル体への通電によりプランジャーを移動させて被駆動部を作動させる電磁ソレノイド装置にあって、
接続端子部は、電源用の入力手段となる端子部とターミナルブレードとから略L字状に形成され、ターミナルブレードが互いに平行となる状態でコイル体の長手方向に関して左右対称となる対として配置された第1接続用セグメントおよび第2接続用セグメントとを有する。中間セグメントは、端子部と略直交するとともに、ターミナルブレードと略平行になるように配置された直線状の中間ブレードと中間ブレードの左右端部に第1接続端子および第2接続端子とを一体に設けてなる。
第1ツェナーダイオードは、第1接続用セグメントのターミナルブレードと中間セグメントの第1接続端子との間に接続されている。第2ツェナーダイオードは、第2接続用セグメントのターミナルブレードと中間セグメントの第2接続端子との間に接続されて、第1ツェナーダイオードと同一の極性で対向し、中間セグメントを介して直列接続となる。 コイル体を第1接続用セグメントのターミナルブレードと第2接続用セグメントのターミナルブレードとの間に直列接続するとともに、互いに直列接続された第1ツェナーダイオードと第2ツェナーダイオードとに対して並列接続し、電源に対する端子部の正常接続あるいは逆接続に応じて第1ツェナーダイオードおよび第2ツェナーダイオードのうち一方がサージ電圧低減用に働き、他方が逆接続保護用に働くようにしている。
上記の場合において、電磁ソレノイド装置を搭載する車種によっては、サージ電圧低減用のツェナーダイオードおよび逆接続保護用のツェナーダイオードの一方あるいは双方とも装備しないものがある。
これに対応するためには、ツェナーダイオードのうち一方あるいは双方とも当初から組み付けの対象とせず、組付部品から外しておくだけでよい。第1接続用セグメントと第2接続用セグメントとは、コイル体と直列接続されているため、不要なツェナーダイオードを組み付けなくても、コイル体への通電は確保でき、電磁ソレノイド装置としての機能に支障が生じないからである。
これに対応するためには、ツェナーダイオードのうち一方あるいは双方とも当初から組み付けの対象とせず、組付部品から外しておくだけでよい。第1接続用セグメントと第2接続用セグメントとは、コイル体と直列接続されているため、不要なツェナーダイオードを組み付けなくても、コイル体への通電は確保でき、電磁ソレノイド装置としての機能に支障が生じないからである。
すなわち、ツェナーダイオードに代わるターミナルを別途に組み付けることもなく、ツェナーダイオードを装備しないものとして設計した専用ターミナルを個別に用意する必要もない。
このため、電磁ソレノイド装置が汎用性を有し、搭載車種などの変更に応じた構造変更に柔軟かつ迅速に対処できる構造変更対応性に優れるとともに、別体のターミナルなどの組付けが不要になり作業性が向上してコスト的に有利となる。
このため、電磁ソレノイド装置が汎用性を有し、搭載車種などの変更に応じた構造変更に柔軟かつ迅速に対処できる構造変更対応性に優れるとともに、別体のターミナルなどの組付けが不要になり作業性が向上してコスト的に有利となる。
第1接続用セグメントと第2接続用セグメントとは形状が対称であり、中間セグメントは左右対称となる形状のため、第1接続用セグメント、第2接続用セグメントおよび中間セグメントの合理的な配置が可能となり、接続端子部における専用スペースが小さくなってコンパクト化が図られるとともに、配線の自由度および取付作業性が優れ、良好な歩留まりにより生産性の向上にも寄与する。
とりわけ、第1接続用セグメントと第2接続用セグメントとは部品の共通性があり、例えば順送の二個取りのプレス成形により生産可能なため、部品の共通化により生産性の向上に資する。
サージ電圧低減用のツェナーダイオードは、コイル体への通電を遮断する際(オフ操作時)、サージ電流を流すだけの安価な小容量のものでよく、コスト的に有利に全体のコンパクト化が図られる。
サージ電圧低減用のツェナーダイオードは、コイル体への通電を遮断する際(オフ操作時)、サージ電流を流すだけの安価な小容量のものでよく、コスト的に有利に全体のコンパクト化が図られる。
(請求項2について)
コイル体を電源に接続する接続端子部を有し、前記コイル体への通電によりプランジャーを移動させて被駆動部を作動させる電磁ソレノイド装置において、
接続端子部は、電源用の入力手段となる端子部とターミナルブレードとから略L字状に形成され、ターミナルブレードが互いに平行となる状態でコイル体の長手方向に関して左右対称となる対として配置された第1接続用セグメントおよび第2接続用セグメントとを有する。中間セグメントは、端子部と略直交するとともに、ターミナルブレードと略平行になるように配置された直線状の中間ブレードと中間ブレードの左右端部に第1接続端子および第2接続端子とを一体に設けてなる。
第1ツェナーダイオードは、第1接続用セグメントのターミナルブレードと中間セグメントの第1接続端子との間にターミナルブレードと略平行に接続されている。第2ツェナーダイオードは、第2接続用セグメントのターミナルブレードと中間セグメントの第2接続端子との間にターミナルブレードと略平行となるように接続され、第1ツェナーダイオードと略平行かつ同一の極性で対向し、中間セグメントを介して直列接続となっている。 コイル体を第1接続用セグメントのターミナルブレードと第2接続用セグメントのターミナルブレードとの間に直列接続するとともに、互いに直列接続された第1ツェナーダイオードと第2ツェナーダイオードとに対して並列接続し、電源に対する端子部の正常接続あるいは逆接続に応じて第1ツェナーダイオードおよび第2ツェナーダイオードのうち一方がサージ電圧低減用に働き、他方が逆接続保護用に働く。
コイル体を電源に接続する接続端子部を有し、前記コイル体への通電によりプランジャーを移動させて被駆動部を作動させる電磁ソレノイド装置において、
接続端子部は、電源用の入力手段となる端子部とターミナルブレードとから略L字状に形成され、ターミナルブレードが互いに平行となる状態でコイル体の長手方向に関して左右対称となる対として配置された第1接続用セグメントおよび第2接続用セグメントとを有する。中間セグメントは、端子部と略直交するとともに、ターミナルブレードと略平行になるように配置された直線状の中間ブレードと中間ブレードの左右端部に第1接続端子および第2接続端子とを一体に設けてなる。
第1ツェナーダイオードは、第1接続用セグメントのターミナルブレードと中間セグメントの第1接続端子との間にターミナルブレードと略平行に接続されている。第2ツェナーダイオードは、第2接続用セグメントのターミナルブレードと中間セグメントの第2接続端子との間にターミナルブレードと略平行となるように接続され、第1ツェナーダイオードと略平行かつ同一の極性で対向し、中間セグメントを介して直列接続となっている。 コイル体を第1接続用セグメントのターミナルブレードと第2接続用セグメントのターミナルブレードとの間に直列接続するとともに、互いに直列接続された第1ツェナーダイオードと第2ツェナーダイオードとに対して並列接続し、電源に対する端子部の正常接続あるいは逆接続に応じて第1ツェナーダイオードおよび第2ツェナーダイオードのうち一方がサージ電圧低減用に働き、他方が逆接続保護用に働く。
請求項2が請求項1と異なるところは、第1接続用セグメントと第2接続用セグメントとの間には、端子部とは反対側で第1接続用セグメントのターミナルブレードおよび第2接続用セグメントのターミナルブレードと略平行な中間セグメントを配置したことである。第1接続用セグメントのターミナルブレードと中間セグメントの一端部との間に、第1ツェナーダイオードを接続し、第2接続用セグメントのターミナルブレードと中間セグメントの他端部との間に、第2ツェナーダイオードを接続している。
この場合、第1ツェナーダイオードと第2ツェナーダイオードとは、第1接続用セグメントのターミナルブレードおよび第2接続用セグメントのターミナルブレードに対して互いに略平行状態で少なくとも部分的には重なるようになる。第1ツェナーダイオードおよび第2ツェナーダイオードの平行配置により前後方向に短縮化することができ、部分的な重なりにより左右方向の長尺化を防いで全体のコンパクト化に寄与することができる。
サージ電圧低減用のツェナーダイオードおよび逆接続保護用のツェナーダイオードの一方あるいは双方とも装備しなくなる電磁ソレノイド装置に対応するにあたっては、第1ツェナーダイオードおよび第2ツェナーダイオードのうち一方あるいは双方とも当初から組み付けの対象としないだけで済む。このため、これらのツェナーダイオードに代わるターミナルを別途に組み付けることもなくなり、電磁ソレノイド装置が汎用性を有し、搭載車種などの変更に応じた構造変更に柔軟かつ迅速に対処できる構造変更対応性に優れて作業性が向上し、生産性を高めてコスト的に有利となる。
図1および図2は本発明の実施例1を示す。本発明における電磁ソレノイド装置1は、コイル体2を車載バッテリー(有効電圧:例えば、9−16V)などの電源(図示せず)に、後述する電源用の入力手段となるプラグPにより接続するプラスチック製の接続端子部3を有する{図1の(a)、(b)参照}。接続端子部3には、コイル体2を外周部に巻装したシリンダー3Jが取付けられており、シリンダー3J内にプランジャー4を長手方向に往復移動可能に設けている。
コイル体2への通電により発生する電磁力でプランジャー4を付勢部材(図示せず)の付勢力に抗して初期位置から軸方向Nに沿って使用位置に移動させ、被駆動部を作動させるようになっている。
コイル体2への通電により発生する電磁力でプランジャー4を付勢部材(図示せず)の付勢力に抗して初期位置から軸方向Nに沿って使用位置に移動させ、被駆動部を作動させるようになっている。
コイル体2への通電を遮断する(オフ操作時)と、電磁力の消磁によりプランジャー4が付勢部材の付勢力で使用位置から元の位置に移動復帰する。
被駆動部としては、自動変速機を搭載した車両(AT車)のシフトレバーロック装置をはじめ、ディスチャージ形前照灯のロー・ハイを配光制御するシェードの遮蔽板、照射方向を上下に調節するレベライザー、ならびに照射方向を左右に調整するAFS等がある。本実施例では、便宜上、図面における右側を前部として左側を後部とし、上下方向を左右方向としている。
被駆動部としては、自動変速機を搭載した車両(AT車)のシフトレバーロック装置をはじめ、ディスチャージ形前照灯のロー・ハイを配光制御するシェードの遮蔽板、照射方向を上下に調節するレベライザー、ならびに照射方向を左右に調整するAFS等がある。本実施例では、便宜上、図面における右側を前部として左側を後部とし、上下方向を左右方向としている。
接続端子部3は、コイル体2の長手方向Hに関して互いに左右対称となる対として設けられた第1接続用セグメント5および第2接続用セグメント6を有する。
第1接続用セグメント5は、電源にプラグPを介して差し込まれる端子部5aとターミナルブレード5bとから略L字状に形成されている。第2接続用セグメント6も、電源に接続される端子部6aとターミナルブレード6bとから略L字状に形成されている。
第1接続用セグメント5は、電源にプラグPを介して差し込まれる端子部5aとターミナルブレード5bとから略L字状に形成されている。第2接続用セグメント6も、電源に接続される端子部6aとターミナルブレード6bとから略L字状に形成されている。
中間セグメント7は、直線状の中間ブレード7aと、この中間ブレード7aの左右端部に略鉤状に曲成された第1接続端子7bおよび第2接続端子7cとからなっている。中間セグメント7は、端子部5a、6aと前後に略直交状態で対向し、かつターミナルブレード5b、6bと略平行となるように配置されており、中間ブレード7aの中心に対して左右対称の形状を呈している。
第1接続用セグメント5のターミナルブレード5bと中間セグメント7の第1接続端子7bとの間には、第1ツェナーダイオード8が接続されている。
第2接続用セグメント6のターミナルブレード6bと中間セグメント7の第2接続端子7cとの間には、第1ツェナーダイオード8と同一極性で対向し、中間セグメント7を介して直列接続となる第2ツェナーダイオード9が接続されている{図1の(c)参照}。
第2接続用セグメント6のターミナルブレード6bと中間セグメント7の第2接続端子7cとの間には、第1ツェナーダイオード8と同一極性で対向し、中間セグメント7を介して直列接続となる第2ツェナーダイオード9が接続されている{図1の(c)参照}。
コイル体2の一端2aは、第1接続用セグメント5におけるターミナルブレード5bの端折り部5cに接続され、他端2bは、第2接続用セグメント6におけるターミナルブレード6bの端折り部6cに接続されている。
これにより、コイル体2は、第1接続用セグメント5と第2接続用セグメント6との間に直列接続され、互いに直列接続となった第1ツェナーダイオード8と第2ツェナーダイオード9とに対して並列状態に接続配置される。
これにより、コイル体2は、第1接続用セグメント5と第2接続用セグメント6との間に直列接続され、互いに直列接続となった第1ツェナーダイオード8と第2ツェナーダイオード9とに対して並列状態に接続配置される。
ここで、第1ツェナーダイオード8および第2ツェナーダイオード9の特性曲線は、図2の(a)に示すように、順方向電圧(VF)に対して順方向電流(IF)は漸増傾向となるが、逆方向電流(IR)の増加に対して、比較的低い、例えば30V程度の逆方向電圧(VR)でツェナー電圧として降伏を起して、一定の電圧を維持するものを用いている。
上記構成において、図1の(c)に示すように、第1接続用セグメント5の端子部5aを正極端子とし、第2接続用セグメント6の端子部6aを負極端子として、プラグPを端子部5a、6aと正常に接続しておいた場合(正常接続)で、プランジャー4を作動位置から付勢部材の付勢力により使用位置から元の初期位置に復帰させる際、スイッチング素子(図示せず)のオフ操作によりコイル体2への通電を遮断する。
コイル体2のインダクタンスをLとし電流をiとすると、通電時のコイル体2は1/2×( L×i2 ) に相当する電気エネルギーを蓄えている。このため、コイル体2への通電遮断時、図1の(c)に矢印で示すように、コイル体2からのサージ電流Sc(電圧:例えば250−300V)が第2ツェナーダイオード9を降伏させて逆方向電流として通過し、第1ツェナーダイオード8を順方向電流として通過し、コイル体2を循環して流れることにより、コイル体2のリアクタンスで消費されて減衰する。すなわち、第2ツェナーダイオード9がツェナー電圧で降伏してサージ電流を吸収するようになり、ノイズが除去されて他の電装品などに対する悪影響を回避することができる。
コイル体2への通電時(例えば、16V以下の電圧)、図1の(c)に矢印Rで示すように、第1接続用セグメント5の端子部5aからコイル体2を通過して第2接続用セグメント6の端子部6aに向かう電流が流れる。第2ツェナーダイオード9のツェナー電圧は30V程度のため、第2ツェナーダイオード9には逆電流は流れず、コイル体2に通電されるからである。このため、コイル体2から生じる電磁力によりプランジャー4が軸方向Nに移動して被駆動部を作動させる。
上記とは逆に、図2の(b)に示すように、誤って第1接続用セグメント5の端子部5aを負極端子とし、第2接続用セグメント6の端子部6aを正極端子として、プラグPを端子部5a、6aと逆に接続してしまった場合(逆接続)、第2ツェナーダイオード9の極性により電源からの電流は正極端子から第2ツェナーダイオード9を通過せず、コイル体2に流れる{図2の(b)における矢印K参照}。このため、コイル体2への通電は確保でき、電磁ソレノイド装置1としての正常な機能が保たれる。
コイル体2への通電を遮断(オフ操作)する際、図2の(b)に矢印で示すように、コイル体2からサージ電流Scが第1ツェナーダイオード8を降伏させて逆方向電流として通過し、第2ツェナーダイオード9を順方向電流として通過し、コイル体2を循環して流れることにより減衰する。すなわち、第1ツェナーダイオード8がツェナー電圧で降伏してサージ電流Scを吸収するようになり、ノイズが除去されて他の電装品などに対する悪影響を回避することができる。
このため、電源に対する端子部5a、6aの正常接続あるいは逆接続に応じて第1ツェナーダイオード8および第2ツェナーダイオード9の役割機能が反対になり、一方がサージ電圧低減用に働き、他方が逆接続保護用に働くことになる。
なお、第1ツェナーダイオード8および第2ツェナーダイオード9は同一の極性が対向する状態に直列接続になればよいので、変形例として図1の(c)とは極性が反対になるようにしてもよい(図3参照)。
この場合、第1ツェナーダイオード8および第2ツェナーダイオード9の接続極性のもとで、プラグPを正常に端子部5a、6aに接続すると、電流は図3に矢印Vで示すように流れてコイル体2に通電される。コイル体2への通電を遮断すると、サージ電流Scが同図に矢印で示すように流れる。プラグPを誤って端子部5a、6aに逆接続すると、電流は図3に破線の矢印Wで示すように流れてコイル体2を通電状態にする。
なお、第1ツェナーダイオード8および第2ツェナーダイオード9は同一の極性が対向する状態に直列接続になればよいので、変形例として図1の(c)とは極性が反対になるようにしてもよい(図3参照)。
この場合、第1ツェナーダイオード8および第2ツェナーダイオード9の接続極性のもとで、プラグPを正常に端子部5a、6aに接続すると、電流は図3に矢印Vで示すように流れてコイル体2に通電される。コイル体2への通電を遮断すると、サージ電流Scが同図に矢印で示すように流れる。プラグPを誤って端子部5a、6aに逆接続すると、電流は図3に破線の矢印Wで示すように流れてコイル体2を通電状態にする。
上記の場合において、電磁ソレノイド装置1を搭載する車種によっては、第1ツェナーダイオード8および第2ツェナーダイオード9の一方あるいは双方とも装備しないものがある。
これに対応するためには、第1ツェナーダイオード8および第2ツェナーダイオード9のうち一方あるいは双方とも当初から組み付けの対象とせず、組付部品から外しておくだけでよい。第1接続用セグメント5と第2接続用セグメント6とは、コイル体2と直列接続されているため、不要なツェナーダイオードを組み付けなくても、コイル体2への通電は確保でき、電磁ソレノイド装置1としての機能に支障がないからである。
これに対応するためには、第1ツェナーダイオード8および第2ツェナーダイオード9のうち一方あるいは双方とも当初から組み付けの対象とせず、組付部品から外しておくだけでよい。第1接続用セグメント5と第2接続用セグメント6とは、コイル体2と直列接続されているため、不要なツェナーダイオードを組み付けなくても、コイル体2への通電は確保でき、電磁ソレノイド装置1としての機能に支障がないからである。
すなわち、第1ツェナーダイオード8および第2ツェナーダイオード9に代わるターミナルを別途に組み付けることもなく、第1ツェナーダイオード8および第2ツェナーダイオード9を装備しないものとして設計した専用ターミナルを個別に用意する必要もない。 このため、電磁ソレノイド装置1が汎用性を有し、搭載車種などの変更に応じた構造変更に柔軟かつ迅速に対処できる構造変更対応性に優れるとともに、別体のターミナルなどの組付けが不要になり作業性が向上してコスト的に有利となる。
第1接続用セグメント5と第2接続用セグメント6とはコイル体2の長手方向Hに関して形状が対称であり、中間セグメント7も左右対称となる形状のため、第1接続用セグメント5、第2接続用セグメント6および中間セグメント7の合理的な配置が可能となり、接続端子部3における専用スペースが小さくなってコンパクト化が図られるとともに、配線の自由度および取付作業性が優れ、良好な歩留まりにより生産性の向上にも寄与する。
とりわけ、第1接続用セグメント5と第2接続用セグメント6とは部品の共通性があり、例えば順送の二個取りのプレス成形により生産可能なため、部品の共通化により生産性の向上に資する。
第1ツェナーダイオード8および第2ツェナーダイオード9は、双方ともコイル体2への通電を遮断する際、サージ電流Scを流すだけの安価な小容量のものでよく、コスト的に有利に全体のコンパクト化が図られる。
第1ツェナーダイオード8および第2ツェナーダイオード9は、双方ともコイル体2への通電を遮断する際、サージ電流Scを流すだけの安価な小容量のものでよく、コスト的に有利に全体のコンパクト化が図られる。
図4は本発明の実施例2を示す。実施例2が実施例1と異なるところは、第1接続用セグメント5の端折り部5cおよび第2接続用セグメント6の端折り部6cをそれぞれ中心部に向けて略90度だけ折り曲げて、折曲部5d、6dを形成したことである。
折曲部5d、6dの中間部には、端子部5a、6aとは反対側でターミナルブレード5b、6bに対して傾斜する直線状の中間セグメント7を配置している。折曲部5dと中間セグメント7の一端部7fとの間に、第1ツェナーダイオード8を接続し、折曲部5dと中間セグメント7の他端部7gとの間に、第2ツェナーダイオード9を接続している。
この場合、第1ツェナーダイオード8と第2ツェナーダイオード9とは、ターミナルブレード5b、6bに対して互いに略平行状態で部分的には重なるようになる。ツェナーダイオード8、9の平行配置により前後方向に短縮化することができ、部分的な重なりによりコイル体2の軸方向Hの長尺化を防いで全体のコンパクト化に寄与することができる。
図5は本発明の実施例3を示す。実施例3が実施例2と異なるところは、中間セグメント7を矩形状にして、ターミナルブレード5b、6bと略並列に配置したことである。中間セグメント7の対角線上に位置する隅角部には、端子柱7h、7jを立設している。端子柱7jとターミナルブレード5bの折曲部5dとの間に、第1ツェナーダイオード8を接続し、端子柱7hとターミナルブレード6bの折曲部6dとの間に、第2ツェナーダイオード9を接続している。
この場合、第1ツェナーダイオード8および第2ツェナーダイオード9は、実施例2と同様にターミナルブレード5b、6bに対して互いに略平行状態で部分的に重なるようになるので、コイル体2の軸方向Hの長尺化を防いで全体のコンパクト化に寄与することができる。
(変形例)
(a)上記実施例におけるプランジャー4の付勢部材は、圧縮コイルばね、捩りコイルスプリングや引張スプリングでもよく、あるいはゴムなどの弾性部材でもよい。
(b)プランジャー4は、コイル体2への通電・遮断(オン・オフ操作)に伴い、軸方向に移動するように設定したが、回転プランジャーを用いて周方向に回動変位するものでもよい。
(a)上記実施例におけるプランジャー4の付勢部材は、圧縮コイルばね、捩りコイルスプリングや引張スプリングでもよく、あるいはゴムなどの弾性部材でもよい。
(b)プランジャー4は、コイル体2への通電・遮断(オン・オフ操作)に伴い、軸方向に移動するように設定したが、回転プランジャーを用いて周方向に回動変位するものでもよい。
本発明の電磁レノイド装置では、比較的簡素な構造で、自動変速機を搭載した車両(AT車)のシフトレバーロック装置をはじめ、ディスチャージ形前照灯のロー・ハイを配光制御するシェードの遮蔽板、照射方向を上下調節するレベライザー、ならびに照射方向を左右に調整するAFS等に適用される。このため、コスト的に有利で省スペース化を実現できて量産性に優れる。大量生産が必要となる車両に搭載する電磁ソレノイド装置として好適となり、車両関連事業の需要を喚起して部品の流通を介して機械産業に貢献することができる。
1 電磁ソレノイド装置
2 コイル体
3 接続端子部
4 プランジャー
5 第1接続用セグメント
5a 第1接続用セグメントの端子部
5b 第1接続用セグメントのターミナルブレード
5c 第1接続用セグメントの端折り部
6 第2接続用セグメント
6a 第2接続用セグメントの端子部
6b 第2接続用セグメントのターミナルブレード
6c 第2接続用セグメントの端折り部
7 中間セグメント
7a 中間セグメントの中間ブレード
7b 中間セグメントの第1接続端子
7c 中間セグメントの第2接続端子
8 第1ツェナーダイオード
9 第2ツェナーダイオード
H コイル体の長手方向
P 電源用のプラグ(電源用の入力手段)
2 コイル体
3 接続端子部
4 プランジャー
5 第1接続用セグメント
5a 第1接続用セグメントの端子部
5b 第1接続用セグメントのターミナルブレード
5c 第1接続用セグメントの端折り部
6 第2接続用セグメント
6a 第2接続用セグメントの端子部
6b 第2接続用セグメントのターミナルブレード
6c 第2接続用セグメントの端折り部
7 中間セグメント
7a 中間セグメントの中間ブレード
7b 中間セグメントの第1接続端子
7c 中間セグメントの第2接続端子
8 第1ツェナーダイオード
9 第2ツェナーダイオード
H コイル体の長手方向
P 電源用のプラグ(電源用の入力手段)
Claims (2)
- コイル体を電源に接続する接続端子部を有し、前記コイル体への通電によりプランジャーを移動させて被駆動部を作動させる電磁ソレノイド装置において、
前記接続端子部は、
電源用の入力手段となる端子部とターミナルブレードとから略L字状に形成され、前記ターミナルブレードが互いに平行となる状態で前記コイル体の長手方向に関して左右対称となる対として配置された第1接続用セグメントおよび第2接続用セグメントと、
前記端子部と略直交するとともに、前記ターミナルブレードと略平行になるように配置された直線状の中間ブレードと前記中間ブレードの左右端部に第1接続端子および第2接続端子とを一体に設けてなる中間セグメントと、
前記第1接続用セグメントの前記ターミナルブレードと前記中間セグメントの前記第1接続端子との間に接続された第1ツェナーダイオードと、
前記第2接続用セグメントの前記ターミナルブレードと前記中間セグメントの前記第2接続端子との間に接続されて、前記第1ツェナーダイオードと同一の極性で対向し、前記中間セグメントを介して直列接続となる第2ツェナーダイオードとを備え、
前記コイル体を前記第1接続用セグメントの前記ターミナルブレードと前記第2接続用セグメントの前記ターミナルブレードとの間に直列接続するとともに、互いに直列接続された前記第1ツェナーダイオードと前記第2ツェナーダイオードとに対して並列接続し、前記電源に対する前記端子部の正常接続あるいは逆接続に応じて前記第1ツェナーダイオードおよび前記第2ツェナーダイオードのうち一方がサージ電圧低減用に働き、他方が逆接続保護用に働くことを特徴とする電磁ソレノイド装置。 - コイル体を電源に接続する接続端子部を有し、前記コイル体への通電によりプランジャーを移動させて被駆動部を作動させる電磁ソレノイド装置において、
前記接続端子部は、
電源用の入力手段となる端子部とターミナルブレードとから略L字状に形成され、前記ターミナルブレードが互いに平行となる状態で前記コイル体の長手方向に関して左右対称となる対として配置された第1接続用セグメントおよび第2接続用セグメントと、
前記端子部と略直交するとともに、前記ターミナルブレードと略平行になるように配置された直線状の中間ブレードと前記中間ブレードの左右端部に第1接続端子および第2接続端子とを一体に設けてなる中間セグメントと、
前記第1接続用セグメントの前記ターミナルブレードと前記中間セグメントの前記第1接続端子との間に前記ターミナルブレードと略平行に接続された第1ツェナーダイオードと、
前記第2接続用セグメントの前記ターミナルブレードと前記中間セグメントの前記第2接続端子との間に前記ターミナルブレードと略平行となるように接続され、前記第1ツェナーダイオードと略平行かつ同一の極性で対向し、前記中間セグメントを介して直列接続となる第2ツェナーダイオードとを備え、
前記コイル体を前記第1接続用セグメントの前記ターミナルブレードと前記第2接続用セグメントの前記ターミナルブレードとの間に直列接続するとともに、互いに直列接続された前記第1ツェナーダイオードと前記第2ツェナーダイオードとに対して並列接続し、前記電源に対する前記端子部の正常接続あるいは逆接続に応じて前記第1ツェナーダイオードおよび前記第2ツェナーダイオードのうち一方がサージ電圧低減用に働き、他方が逆接続保護用に働くことを特徴とする電磁ソレノイド装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007148194A JP2008300783A (ja) | 2007-06-04 | 2007-06-04 | 電磁ソレノイド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007148194A JP2008300783A (ja) | 2007-06-04 | 2007-06-04 | 電磁ソレノイド装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008300783A true JP2008300783A (ja) | 2008-12-11 |
Family
ID=40173970
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007148194A Pending JP2008300783A (ja) | 2007-06-04 | 2007-06-04 | 電磁ソレノイド装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008300783A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017069300A (ja) * | 2015-09-29 | 2017-04-06 | 新電元メカトロニクス株式会社 | ソレノイド |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02248009A (ja) * | 1989-03-20 | 1990-10-03 | Tokico Ltd | プシュプルソレノイド装置 |
JPH0363593A (ja) * | 1989-08-02 | 1991-03-19 | Toshiba Corp | 制御棒吸着用電磁石の放電回路 |
JPH1037978A (ja) * | 1996-07-23 | 1998-02-13 | Ogura Clutch Co Ltd | 電磁連結装置 |
JP2002141221A (ja) * | 2000-11-02 | 2002-05-17 | Shindengen Electric Mfg Co Ltd | ソレノイド |
-
2007
- 2007-06-04 JP JP2007148194A patent/JP2008300783A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02248009A (ja) * | 1989-03-20 | 1990-10-03 | Tokico Ltd | プシュプルソレノイド装置 |
JPH0363593A (ja) * | 1989-08-02 | 1991-03-19 | Toshiba Corp | 制御棒吸着用電磁石の放電回路 |
JPH1037978A (ja) * | 1996-07-23 | 1998-02-13 | Ogura Clutch Co Ltd | 電磁連結装置 |
JP2002141221A (ja) * | 2000-11-02 | 2002-05-17 | Shindengen Electric Mfg Co Ltd | ソレノイド |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017069300A (ja) * | 2015-09-29 | 2017-04-06 | 新電元メカトロニクス株式会社 | ソレノイド |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6043618B2 (ja) | 車両用自動変速機の油圧供給システム | |
JP6259649B2 (ja) | 車両用灯具 | |
JPH03222825A (ja) | 車体振動低減装置 | |
EP1484218B1 (en) | Light emitting circuit and lighting apparatus | |
KR20150130286A (ko) | 조정장치, 조정방법, 차량 | |
DE102014213855A1 (de) | Fahrzeug-Scheinwerfer | |
ATE439285T1 (de) | Kompressoranordnung mit einer zusatzverdichtereinheit, insbesondere für nutzfahrzeuge | |
JP2008300783A (ja) | 電磁ソレノイド装置 | |
JP2005261047A (ja) | 車両用電源装置 | |
JP2009167967A (ja) | スタータ | |
JP2000043639A (ja) | 車両用前照灯 | |
DE102008021688A1 (de) | Außenbeleuchtungsgruppe für ein Fahrzeug | |
JP4066948B2 (ja) | 車両用電子制御装置 | |
EP2500203A2 (de) | Serieller Hybrid mit Nebenaggregate-Management | |
EP1128125B1 (de) | Betätigungsvorrichtung für eine Blende in einem Kraftfahrzeugscheinwerfer | |
KR20120003306A (ko) | 에어 서스펜션 ecu 구동부의 전원단 보호 회로 | |
KR20070072701A (ko) | 액츄에이터 구동장치 | |
JP2006046256A (ja) | 内燃機関用点火装置 | |
KR20070060486A (ko) | 액츄에이터 구동장치 | |
DE112017000315B4 (de) | Akustisch gedämpfte Zweiweg- Doppelentlüftungsventilanordnung | |
CN2835627Y (zh) | 汽车起动保护器 | |
CN102582535A (zh) | 电动致动器的动作控制装置的配置结构 | |
KR20040046385A (ko) | 차량의 블로어 팬모타 구동 회로 | |
CN218093211U (zh) | 双扇双速双保险散热器风扇总成 | |
JPH11308780A (ja) | 車両用電気負荷制御回路 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100507 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110720 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110726 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20111122 |