JPH0788171A - 紙おむつ用吸収剤組成物 - Google Patents

紙おむつ用吸収剤組成物

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JPH0788171A
JPH0788171A JP6065571A JP6557194A JPH0788171A JP H0788171 A JPH0788171 A JP H0788171A JP 6065571 A JP6065571 A JP 6065571A JP 6557194 A JP6557194 A JP 6557194A JP H0788171 A JPH0788171 A JP H0788171A
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Kenji Tanaka
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 繊維状基材中で高濃度で使用するのに好適な
粉粒状の吸収剤組成物であって、アクリル酸塩および/
またはアクリル酸を重合体の主単量体成分とし、該単量
体と共重合可能な二重結合を少なくとも2個有する第一
の架橋剤(a)とカルボン酸基と共有結合しうる官能基
を少なくとも2個有する第二の架橋剤(b)で架橋され
た構造を有する吸水性樹脂粒子(A)と、親水性度70
%以上の特定の二酸化ケイ素微粉末(B)との混合物か
らなり、且つ特定の狭い粒度分布を有する紙おむつ用吸
収剤組成物。 【効果】 本発明の吸収剤組成物を使用することによ
り、長時間着用しても、ドライ感が良好で、漏れない紙
おむつが得られる。特に、吸収剤/繊維状基材の比率が
大きな薄型化紙おむつに有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は紙おむつに好適に使用さ
れる粉粒状の吸収剤組成物に関する。更に詳しくは、吸
収性能のみならず、優れたゲルの剪断後弾性率と適度な
吸収速度を有し、その結果、紙おむつに適用したときに
優れた性能を長時間発揮する吸収剤組成物に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、吸水性樹脂と呼ばれる粉粒状の水
膨潤性架橋ポリマーが紙おむつ用吸収剤にも使用されて
きた。これらの吸水性樹脂の例としては、デンプンーア
クリル酸塩共重合体架橋物、ポリアクリル酸塩架橋物、
アクリル酸エステル−酢酸ビニル共重合体架橋物のケン
化物、無水マレイン酸共重合体架橋物、変性セルロース
誘導体等が知られているが、これらの中でも、主にデン
プンーアクリル酸塩共重合体架橋物、ポリアクリル酸塩
架橋物が紙おむつ用途に従来から使用されてきた。しか
し、従来の紙おむつにおける吸水性樹脂の使用量は、パ
ルプ等の繊維状基材と吸水性樹脂の合計重量に対して15
〜25重量%程度の少ない量であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、紙おむつの薄型
化(吸水性樹脂使用量の増加、パルプ使用量の低減)が
進行するにつれて吸水性樹脂/繊維状基材の比率が大き
くなり、従来の吸水性樹脂では十分満足しうる紙おむつ
性能が得られなくなってきた。すなわち、従来の吸水性
樹脂では、紙おむつの吸収性能はある程度満足されるも
のの、吸収ゲルの剪断後弾性率が低いため尿の繰り返し
吸収性に劣る、吸収速度が適度でないことから尿の拡散
性が劣ったり漏れが生じると言った問題点があった。し
かも、吸水性樹脂/繊維状基材の比率の大きな薄型化紙
おむつ用に設計された訳ではないことから、加圧下にお
ける吸収能とゲル弾性率とのバランスや、吸収ゲルの剪
断力が加わった状態での安定性、尿の拡散性などについ
ては全く考慮されていないのが実状である。特に、吸水
性樹脂/繊維状基材の比率の大きい薄型化紙おむつで
は、紙おむつ性能は吸水性樹脂の性能に大きく左右され
る。そこで、紙おむつが実際に使用されている状態か
ら、紙おむつ用吸収剤としての必要機能を考察すると、
(イ)紙おむつ着用者の荷重が加わった状態でも尿をよ
く吸収する(加圧下吸収量)、(ロ)荷重により吸収ゲ
ルが変形したり、壊れたりしない(初期弾性率)、
(ハ)着用者の動き(這う、尻をずらす、寝返るなど)
による剪断力が加わっても吸収ゲルが安定であり、次の
排尿に対しても吸収力を発揮する(ゲルの剪断後弾性
率)、(ニ)尿を吸収した時にゲルブロッキングを生じ
ない(微粉含量の低減)、(ホ)尿を紙おむつ内に広く
拡散させる適度な吸収速度(吸収速度、初期の加圧下吸
収量)等の少なくとも5つの機能が必要である。すなわ
ち、吸収剤にこれらの機能が付与できれば、長時間着用
しても、ドライ感が良好で、漏れない紙おむつが実現す
る。特に、繊維状基材に対する吸収剤の使用比率が大き
くなるほど(例えば、吸収剤/繊維状基材の比率が重量
比で30/70を越える場合)、上記の機能が吸収剤に
必要となる。一方、紙おむつ用途に好適な吸収剤である
として幾つかの提案もなされている。例えば、合成尿に
対し少なくとも20g/gのゲル容量を有し、ヒドロゲ
ルの剪断弾性率が少なくとも2,000ダイン/cm2
で、平衡抽出性重合体含量が17重量%以下のグラフト
されていない吸収剤(特開昭62−54751号公報)
の提案があるが、吸収剤の性能としては常圧下での吸収
能力とゲル強度だけに着目していることから、上記の5
つの機能の内(ロ)と(ハ)についてはある程度の効果
が期待できるが、その他の3つの機能については十分満
足しているとは言えない。更に、合成尿に対し少なくと
も20g/gのゲル容量を有し、質量メジアン粒径が4
00〜1680μを有するわずかに架橋された吸収性ゲ
ル化剤(特開平1−132802号公報)の提案がある
が、吸収剤の性能としては常圧下での吸収能力と粒度だ
けに着目していることから、上記の5つの機能の内
(ニ)についてはある程度の効果が期待できるが、その
他の4つの機能については十分満足しているとは言えな
い。更に、生理食塩水の吸液量40〜90g/g、吸液
速度8ml/0.3gポリマー以上であり且つイオン交
換水を飽和膨潤せしめた時のゲル強度33〜200g/
cm2である高分子吸収体(特開昭60−185804
号公報、特開昭60−185805号公報)の提案があ
るが、吸収剤の性能としては常圧下での吸収能力、吸液
速度および水に対するゲル強度だけに着目していること
から、上記5つの機能の内(ロ)と(ホ)についてはあ
る程度の効果が期待できるが、その他の3つの機能につ
いては十分満足しているとは言えない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記問題
点を鑑みて、紙おむつ用吸収剤、特に高濃度で吸収剤が
使用される薄型化紙おむつの吸収剤について鋭意検討し
た結果、特定の多重架橋構造を有するカルボン酸基含有
吸水性樹脂粒子に、特定の性状を有する親水性二酸化ケ
イ素微粉末を混合し、更に粒度分布をコントロールする
ことにより目的とする吸収剤が得られることを見いだ
し、本発明に到達した。
【0005】すなわち本発明は、繊維状基材とともに紙
おむつとして使用する粉粒状の吸収剤組成物であって、
アクリル酸塩および/またはアクリル酸を重合体の主単
量体成分とし、該単量体と共重合可能な二重結合を少な
くとも2個有する第一の架橋剤(a)とカルボン酸基と
共有結合しうる官能基を少なくとも2個有する第二の架
橋剤(b)で架橋された構造を有する吸水性樹脂粒子
(A)と、比表面積50〜450m2/gで且つ親水性
度70%以上の親水性二酸化ケイ素微粉末(B)とから
なり、(A)100重量部に対して(B)0.05〜5
重量部の混合比率であって、且つ850μより大きい粒
径の含有量が10重量%以下、150μより小さい粒径
の含有量が10重量%以下である粒度分布を有する紙お
むつ用吸収剤組成物である。
【0006】本発明においてアクリル酸の塩としては、
アルカリ金属塩(ナトリウム塩、カリウム塩、リチウム
塩など)、アンモニウム塩、アミン塩(メチルアミン
塩、トリメチルアミン塩などのアルキルアミン塩;トリ
エタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩などのアル
カノールアミン塩など)などが挙げられる。これらの内
で好ましい塩は、アルカリ金属塩であり、さらに好まし
い塩はナトリウム塩およびカリウム塩である。
【0007】単量体としてアクリル酸とアクリル酸塩と
の混合物を用いる場合、アクリル酸とアクリル酸塩のモ
ル比は通常(10〜40):(60〜90)、好ましく
は(20〜35):(80〜65)である。アクリル酸
のモル比が10未満の場合、得られる吸水性樹脂のpH
がアルカリ性となり、一方、40を越えるとpHが酸性
となり、いづれの場合も人体の皮膚に対する安全性の点
で好ましくないことから、紙おむつ用吸収剤組成物の構
成成分としては適当でない。
【0008】単量体としてアクリル酸を用いる場合、重
合後に重合体中のカルボン酸基をアルカリ性物質で部分
中和するのが通常である。この中和に使用されるアルカ
リ性物質としては、アルカリ金属化合物(水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウムなど)、アルカリ金属炭酸塩(炭
酸ナトリウム、重炭酸ナトリウムなど)、アンモニア、
アミン化合物(メチルアミン、トリメチルアミンなどの
アルキルアミン;トリエタノールアミン、ジエタノール
アミンなどのアルカノールアミンなど)およびこれらの
二種以上が挙げられる。中和度は通常60〜90モル
%、好ましくは65〜80モル%である。中和度が60
モル%未満の場合、得られる吸水性樹脂のpHが酸性と
なり、一方、90モル%を越えるとpHがアルカリ性と
なり、いづれの場合も人体の皮膚に対する安全性の点で
好ましくないことから、紙おむつ用吸収剤組成物の構成
成分としては適当でない。
【0009】本発明において該単量体と共重合可能な二
重結合を少なくとも2個有する第一の架橋剤(a)の例
としては下記のものが挙げられる。 ビス(メタ)アクリルアミド:N,N′−アルキレン
(C1〜C6)ビス(メタ)アクリルアミドたとえばN,
N′−メチレンビスアクリルアミドなど。 ポリオール類と不飽和モノまたはポリカルボン酸との
ジまたはポリエステル:ポリオール類[エチレングリコ
ール、トリメチロールプロパン、グリセリン、ポリオキ
シエチレングリコール、ポリオキシプロピレングリコー
ルなど]のジ−またはトリ−(メタ)アクリル酸エステ
ル:不飽和ポリエステル[上記ポリオール類とマレイン
酸などの不飽和酸との反応によって得られる]およびジ
−またはトリ−(メタ)アクリル酸エステル[ポリエポ
キシドと(メタ)アクリル酸との反応によって得られ
る]など。 カルバミルエステル:ポリイソシアネート[トリレン
ジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、
4,4′−ジフエニルメタンジイソシアネートおよびN
CO基含有プレポリマー(上記ポリイソシアネートと活
性水素原子含有化合物との反応によって得られる)な
ど]とヒドロキシエチル(メタ)アクリレートとの反応
によって得られるカルバミルエステルなど。 ジまたはポリビニル化合物:ジビニルベンゼン、ジビ
ニルトルエン、ジビニルキシレン、ジビニルエーテル、
ジビニルケトン、トリビニルベンゼンなど。 ポリオール類のジ-またはポリ−(メタ)アリルエー
テル:ポリオール類[アルキレングリコール、グリセリ
ン、ポリアルキレングリコール、ポリアルキレンポリオ
ール、炭水化物など]のジ-またはポリ-(メタ)アリル
エーテルたとえばポリエチレングリコールジアリルエー
テルおよびアリル化デンプン、アリル化セルロースな
ど。 ポリカルボン酸のジ−またはポリ−アリルエステル:
ジアリルフタレート、ジアリルアジペートなど。 不飽和モノ−またはポリ−カルボン酸とポリオールの
モノ(メタ)アリルエーテルとのエステル:ポリエチレ
ングリコールモノアリルエーテルの(メタ)アクリル酸
エステルなど。 ポリアリロキシアルカン類:ジアリロキシエタン、ト
リアリロキシエタン、テトラアリロキシエタン、ネオペ
ンチルグリコールトリアリルエーテル、ネオペンチルグ
リコールテトラアリルエーテルなど。 これらの内で好ましい架橋剤(a)は、ビス(メタ)
アクリルアミド、ポリオール類と不飽和モノカルボン
酸またはポリカルボン酸とのジ−またはポリ−エステ
ル、ポリアリロキシアルカンであり、更に好ましい架
橋剤は、N,N’−メチレンビスアクリルアミド、エチ
レングリコールジアクリレート、トリメチロールプロパ
ントリアクリレート、テトラアリロキシエタンおよびネ
オペンチルグリコールトリアリルエーテルである。特に
好ましい架橋剤は、分子内にアミド基、エステル基のよ
うな加水分解しやすい結合様式を含まないという点で、
テトラアリロキシエタンおよびネオペンチルグリコール
トリアリルエーテルである。
【0010】架橋剤(a)の量は、重合性単量体の合計
重量に対して通常0.01〜5重量%、好ましくは0.
05〜3重量%、更に好ましくは0.1〜1重量%であ
る。(a)の量が0.01重量%未満では、たとえ第二
の架橋剤(b)で更に架橋したとしても、得られる吸水
性樹脂のゲルの剪断後弾性率が不十分になる。一方、5
重量%を越えると逆に初期弾性率が過大となりすぎて脆
くなり、ゲルの剪断後弾性率が低下するとともに、加圧
下吸収量も低下する。
【0011】本発明において吸水性樹脂は、カルボン酸
基と共有結合しうる官能基を少なくとも2個有する第二
の架橋剤(b)で更に架橋される。この架橋剤(b)と
しては、例えば、ポリグリシジルエーテル化合物(エチ
レングリコールジグリシジルエーテル、グリセリン−
1,3−ジグリシジルエーテル、グリセリントリグリシ
ジルエーテル、ポリエチレングリコールジグリシジルエ
ーテルなど);ポリオール化合物(グリセリン、エチレ
ングリコール、ポリエチレングリコールなど);ポリア
ミン化合物(エチレンジアミン、ジエチレントリアミ
ン、ポリアミドポリアミンエピクロルヒドリン樹脂、ポ
リアミドエピクロルヒドリン樹脂など)などが挙げられ
る。これらの内で好ましい架橋剤(b)は、ポリグリシ
ジルエーテル化合物、ポリオール化合物、ポリアミン化
合物である。特に好ましい架橋剤(b)は、カルボン酸
基と強い共有結合を形成して剪断後弾性率に優れた吸水
性樹脂が得られ、且つ架橋反応を比較的低い温度で行わ
せることができ経済的であると言う点で、エチレングリ
コールジグリシジルエーテル、グリセリン−1,3−ジ
グリシジルエーテル、ポリアミドポリアミンエピクロル
ヒドリン樹脂、ポリアミドエピクロルヒドリン樹脂であ
る。尚、架橋剤(b)としてカルボン酸基とイオン結合
を形成する架橋剤(例えば、酢酸亜鉛、酢酸カルシウ
ム、酢酸バリウム、酢酸ストロンチウム、水酸化アルミ
ニウム、乳酸ジルコニウム、乳酸チタニウム等)は本発
明には含まない。架橋剤(b)として上記のイオン性多
価金属塩を使用した場合、尿を吸収したときに陽イオン
が解離することがあるため、良好なゲルの剪断後弾性率
が得られない。
【0012】架橋剤(b)の量は、単量体の合計重量に
対して通常0.001〜3重量%、好ましくは0.00
5〜2重量%、更に好ましくは0.01〜1重量%であ
る。(b)の量が0.001重量%未満では得られる吸
水性樹脂の初期弾性率が小さくなり、ゲルの剪断後弾性
率も低下する。一方3重量%を越えると逆にゲルが固く
なりすぎて脆くなり、ゲルの剪断後弾性率が低下すると
ともに、加圧下吸収量が低下し、吸収速度も遅くなる。
【0013】アクリル酸塩および/またはアクリル酸か
らなる単量体と共に必要によりその他の親水性単量体を
併用することができ、例えば、不飽和モノまたはポリカ
ルボン酸[メタクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、イ
タコン酸、無水マレイン酸など]、スルホン酸基を含有
する単量体[ビニルスルホン酸、アリルスルホン酸、ビ
ニルトルエンスルホン酸、スチレンスルホン酸などの脂
肪族または芳香族ビニルスルホン酸;(メタ)アクリル
酸スルホエチル、(メタ)アクリル酸スルホプロピルな
どの(メタ)アクリルスルホン酸、2−アクリルアミド
−2−メチルプロパンスルホン酸などの(メタ)アクリ
ルアミドスルホン酸など]、リン酸基を含有する重合性
単量体[2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリロイルホ
スフェート、フェニル−2−アクリロイロキシエチルホ
スフェートなど]、(メタ)アクリルアミドおよびその
誘導体、酢酸ビニルなどが挙げられる。その他の親水性
単量体の全単量体に対する量は、重量基準で通常0〜3
0重量%、好ましくは0〜10重量%である。その他の
親水性単量体の量が30%を越えると、得られる吸水性
樹脂の加圧下吸収量が低下する。
【0014】吸水性樹脂を製造するに当たっての重合方
法は、従来から公知の方法でよく、例えば重合性単量
体、架橋剤(a)とを水溶液重合する方法、逆相懸濁重
合する方法、放射線、電子線、紫外線などを照射して重
合する方法などが挙げられる。また、重合条件(重合濃
度、重合溶媒、重合開始剤の種類と添加量、重合温度な
ど)についても従来から公知の条件でよい。
【0015】本発明における吸水性樹脂は、重合後に、
カルボン酸基と共有結合しうる官能基を少なくとも2個
有する第二の架橋剤(b)で更に架橋されることを必須
としている。この架橋方法については特に限定はなく、
単量体としてアクリル酸を使用する場合を例示すると、
(1)アクリル酸とアクリル酸塩との単量体混合物と架橋
剤(a)とを重合し、その後得られた含水ゲル状重合体
に架橋剤(b)を必要なら水性溶液にして添加・混練
し、加熱反応(含水重合体の乾燥と同時に架橋反応を行
わせてもよい)させることにより実質的に均一に架橋す
る方法、(2)アクリル酸と架橋剤(a)とを重合し、
その後得られた含水ゲル状重合体中のカルボン酸基をア
ルカリ金属塩で部分中和し、さらに架橋剤(b)を添加
・混練し、加熱反応することにより実質的に均一に架橋
する方法、(3)アクリル酸または/およびアクリル酸
塩と架橋剤(a)を重合して得られる含水ゲル状重合体
を乾燥・粉砕し、必要により所望の粒度に調整して得ら
れる粉粒状重合体に架橋剤(b)を必要なら水性溶液に
して添加あるいは噴霧して混合し、加熱処理して、該粉
粒状重合体の表面近傍を表面架橋する方法、(4)上記
(1)で得られた粉粒状重合体に、架橋剤(b)を添加
あるいは噴霧して混合し、加熱処理して、該粉粒状重合
体の表面近傍をさらに表面架橋する方法、(5)上記
(2)で得られた粉粒状重合体に架橋剤(b)を添加あ
るいは噴霧して混合し、加熱処理して、該粉粒状重合体
の表面近傍をさらに表面架橋する方法などが挙げられ
る。好ましい方法は(1)、(2)、(4)および
(5)の方法、さらに好ましくは(2)および(5)の
方法であり、紙おむつに適用したときの紙おむつ性能が
良好となる。
【0016】上記のように架橋剤(b)を添加・混練し
た含水ゲル状重合体または粉粒体混合物を加熱架橋させ
る温度は、(b)の種類によっても異なるが、通常80
〜220℃、好ましくは100〜190℃である。10
0℃未満の温度では、加熱に長時間を要するので経済的
でないばかりか、(b)の種類や添加量によっては本発
明の効果が発現するのに十分な程度に架橋反応が進行し
ないことがある。一方、220℃を超える温度では、吸
水性樹脂の着色や熱架橋による加圧下吸収量の低下が生
じる。
【0017】架橋させる装置については特に限定はな
く、従来から公知の装置が使用できる。上記(1)また
は(2)の方法で架橋する場合、架橋剤(b)を含水ゲ
ル状重合体に混練する装置としては、例えばニーダー、
万能混合機、一軸あるいは双軸の混練押出し機、ミート
チョッパーなどが挙げられる。また、加熱架橋および乾
燥する装置としては、熱風乾燥機、ドラムドライヤー、
ベルト式乾燥機、減圧乾燥機などが挙げられる。上記
(3)、(4)または(5)の方法で表面架橋する場
合、架橋剤(b)を添加あるいは噴霧して混合する装置
としては、例えば、スクリュー型混合機、タービュライ
ザー、ナウター型混合機、V型混合機、リボンミキサ
ー、双腕型ニーダー、流動式混合機、気流型混合機など
が挙げられる。この混合物を加熱処理する装置として
は、熱風乾燥機、気流乾燥機、流動層乾燥機、ベルト式
乾燥機、ナウター式加熱機、パドルドライヤー、赤外線
乾燥機などが挙げられる。
【0018】本発明の吸水性樹脂粒子(A)の形状につ
いては粉粒状であれば特に限定はなく、粒状、顆粒状、
造粒状、リン片状、塊状、パール状などのいずれの形状
であってもよい。
【0019】本発明に用いられる親水性二酸化ケイ素微
粉末(B)は、四塩化ケイ素を酸素と水素を高温燃焼さ
せた焔中で加水分解させて製造される乾式シリカであ
り、通常”Fumed Silica”と呼ばれている
ものである。したがって、本発明に用いられる(B)は
通常内部表面積を持たない非多孔質である。具体的に
は、比表面積が50〜450m2/gで且つ親水性度が
70%以上の親水性二酸化ケイ素である。好ましくは比
表面積が100〜400m2/gであり且つ親水性度が
75%以上の親水性二酸化ケイ素である。比表面積が5
0m2/g未満の場合、本発明の目的である適度な吸収
速度は達成されず、初期の加圧下吸収量(5分後の加圧
下吸収量)も低下する。更にゲルの剪断後弾性率も向上
しない。一方、比表面積が450m2/gを越えても吸
収剤組成物の性能に変化は認められず、親水性二酸化ケ
イ素微粉末の製造コストが増加する分だけ非経済的であ
る。また、親水性度が70%未満の場合、二酸化ケイ素
の疎水性が強くなることから、本発明の様に微粉含量が
少なく狭い粒度分布をもつ吸水性樹脂に混合すると、得
られる吸収剤組成物の吸収速度が遅くなり、且つ初期の
加圧下吸収量が低下する。更に、疎水性のシリカは親水
性の吸水性樹脂との馴染みが悪く、(A)の粒子表面に
十分付着されないことがある。(B)が(A)の表面に
十分付着していないと発塵の原因となる。親水性度が7
0%未満の二酸化ケイ素微粉末は通常疎水性シリカと呼
ばれ、本発明における親水性二酸化ケイ素微粉末の表面
のシラノール基をモノメチルトリクロルシラン、ジメチ
ルジクロルシラン、トリメチルクロルシラン等と更に反
応させてアルキル基を導入して疎水化したものであり、
上記の理由から本発明には適さない。但し、親水性度が
本発明の範囲となる程度の量の疎水性シリカを併用して
もよい。ここで比表面積は、ブルナウアー・エメット・
テーラー法により測定される値である。親水性度は、水
/メタノール=70/30の混合液中にコロイド状に懸
濁する二酸化ケイ素の割合である。この値が小さいほど
疎水性が強い。尚、二酸化ケイ素微粉末粒度について
は、比表面積と親水性度が本発明の範囲を満足しておれ
ば特に限定はないが、一般には5〜50mμの一次粒子
径を有していると言われている。しかしながら、通常の
状態では一次粒子が凝集した形で存在しており、粒度は
通常0.07〜1μ、好ましくは0.1〜0.8μの微
粉末状である。
【0020】本発明において、(A)と(B)との混合
比率は、(A)100重量部に対して(B)0.05〜
5重量部、好ましくは0.1〜2重量部である。(B)
の量が0.05重量部未満の場合、十分なゲルの剪断後
弾性率が得られない。一方、(B)の量が5重量部を越
えると、添加量に見合った効果が得られないことから非
経済的である。更に、(A)の粒子表面に十分付着され
ていない(B)が発塵の原因となったり摩擦抵抗の増大
を招くため、吸収剤組成物を取り扱う際の作業性の低下
や定量供給性の悪化を生じる。
【0021】(A)と(B)とを混合する装置としては
通常の粉体混合装置でよく、例えばコニカルブレンダ
ー、ナウターミキサー、V型混合機、気流式混合機、タ
ービュライザー、スクリュー式のラインブレンド装置、
スタティックミキサーなどが挙げられる。尚、吸水性樹
脂と無機質粉末の存在下に、架橋剤と水を吸収せしめ、
次いで攪拌下に加熱して架橋反応と水の留去とを行わせ
る吸水性樹脂の製法の提案(特開昭60−163956
号公報)があるが、この提案における無機質粉末の使用
目的は吸水性樹脂に水を吸収させる際のブロッキング性
の改善であり、従って、特定の架橋構造と特定の粒度分
布を有する吸水性樹脂粒子(A)に特定性状の親水性二
酸化ケイ素微粉末(B)を混合して、紙おむつに好適に
使用できるように吸収剤組成物の性能を積極的に改質し
た本発明とは本質的に異なるものである。更に、本発明
では(B)を混合した後の加熱操作は不要である。
【0022】本発明において吸収剤組成物の粒度分布
は、850μより大きい粒径の含有量が10重量%以下
で150μより小さい粒径の含有量が10重量%以下の
粒度分布である。好ましくは、850μより大きい粒径
の含有量が5重量%以下で150μより小さい粒径の含
有量が5重量%以下、さらに好ましくは710μより大
きい粒径の含有量が5重量%以下で150μより小さい
粒径の含有量が5重量%以下、最も好ましいのは600
μより大きい粒径の含有量が5重量%以下で150μよ
り小さい粒径の含有量が5重量%以下の粒度分布であ
る。850μより大きい粒径の粒子が10重量%を越え
ると、得られる吸収剤組成物の吸収速度が遅くなりすぎ
て、紙おむつに適用した場合、漏れを生じることがあ
る。一方、150μより小さい粒径が10重量%を越え
ると、尿と接触したときにゲルブロッキングを生じやす
く且つゲルの剪断後弾性率が低下することから漏れを生
じることがある。更に、微粉が発塵の原因となったり、
吸湿により凝集したり、繊維状基材からの抜けを生じや
すくなることから、紙おむつに適用する際の作業性が悪
化する。従って、粒度分布を特定の狭い範囲とすること
により、尿を吸収した時にゲルブロッキングを生じず、
尿を紙おむつ全体に拡散させる適度な吸収速度が得ら
れ、その結果、表面のドライネスが良好で漏れない紙お
むつが実現する。尚、850μはJIS(日本工業規
格)で18メッシュに対応し、710μは22メッシュ
に、500μは28メッシュに、150μは100メッ
シュに対応する。
【0023】粒度分布の調整は、従来から公知の方法で
行うことができ、例えば、吸収剤組成物を篩に通過させ
て850μより大きい粒子と150μより小さい粒子の
含有量をコントロールする方法が簡便である。その他、
細かい粒子を造粒(必要によりバインダーを用いてもよ
い)して目的の粒度分布を得る方法、粉砕条件を最適化
することにより篩別することなしに目的の粒度分布を得
る方法などが挙げられる。また、重合方法として逆相懸
濁重合法を採用した場合には、従来から公知のように、
重合時の分散安定剤の種類や使用量の選択、反応槽の構
造や攪拌条件の最適化などにより目標の粒度分布を得る
ことも可能である。尚、粒度分布の調整は(A)の段階
で実施することもできる。この場合、(A)と(B)と
を混合する装置によっては機械的剪断力によって若干の
微粉の発生がありうるので、150μより小さい粒子を
上記の範囲より少な目にするのが好ましい。
【0024】本発明の吸収剤組成物は、人工尿に対する
加圧下吸収能が20〜50g/g、人工尿吸収ゲルの剪
断後弾性率が40,000ダイン/cm2以上、且つ吸
収速度が10〜90秒である。好ましくは加圧下吸収能
が25〜50g/gで、ゲルの剪断後弾性率が45,0
00ダイン/cm2以上、且つ吸収速度が15〜75秒
である。この様な物性を満足する吸収剤を使用すること
により、前述のごとく、長時間着用しても、ドライ感が
良好で、漏れない紙おむつが実現する。特に、繊維状基
材に対する吸収剤の比率が大きい(例えば、吸収剤/繊
維状基材の比率が重量比で30/70を越える場合)薄
型化紙おむつに有用である。
【0025】本発明において繊維状基材としては、例え
ば、セルロース系繊維、変性セルロース繊維、有機系合
成繊維およびこれらの混合物が挙げられる。セルロース
系繊維としては、例えば綿状パルプ(フラッフパルプ)
などの天然繊維、ビスコースレーヨン、アセテートなど
のセルロース系化学繊維が挙げられる。有機系合成繊維
としては、例えばポリプロピレン系繊維、ポリエチレン
系繊維、ポリアミド系繊維、ポリアクリロニトリル系繊
維、ポリエステル系繊維、ポリビニルアルコール系繊
維、熱融着性複合繊維(例えば上記繊維の少なくとも1
種を鞘芯型、偏芯型、並列型などに複合化された繊維、
上記繊維の少なくとも2種をブレンドした繊維、上記繊
維の表層を改質した繊維など)などが挙げられる。これ
らの繊維状基材の内で好ましいものは、セルロース系天
然繊維、ポリプロピレン系繊維、ポリエチレン系繊維、
ポリエステル系繊維、熱融着性複合繊維およびこれらが
混合された繊維であり、さらに好ましくは、紙おむつの
尿吸収後の形状保持性に優れるという点で、フラッフパ
ルプ、鞘芯型、偏芯型、並列型などに複合化された熱融
着性複合繊維およびこれらの混合物である。尚、上記の
有機系合成繊維は、界面活性剤などの親水化剤で親水化
処理して紙おむつに使用されるのが通常であり、本発明
にとっても好適である。
【0026】上記の繊維状基材の長さ、太さについては
特に限定されず、通常長さは1〜200mm、太さは
0.1〜100デニールの範囲であれば好適に使用する
ことができる。形状についても繊維状であれば特に限定
されず、ウェブ状、細い円筒状、裁断されたスプリット
ヤーン状、ステープル状、フィラメント状などが例示さ
れる。
【0027】本発明の吸収剤組成物の使用量は、繊維状
基材と吸収剤組成物との合計重量に対して通常20〜8
0重量%、好ましくは30〜70重量%、さらに好まし
くは35〜65重量%である。吸収剤組成物の使用量が
20重量%未満の場合、従来の吸水性樹脂で十分であ
り、本発明の吸収剤組成物を使用する効果が乏しい。一
方、80重量%を越える場合、吸収剤組成物を繊維状基
材中に固定化することが困難となる。
【0028】本発明において吸収剤組成物の使用方法
は、従来から公知の方法でよく、例えば繊維状基材と混
合する方法、二層の繊維状基材の間に挟む方法、三層以
上に積層された繊維状基材の各々の間に散布する方法等
が挙げられる。また、本発明の吸収剤組成物と従来の吸
水性樹脂とを混合して、あるいは別々の部位で併用して
使用することもできる。
【0029】上記の方法で繊維状基材中に吸収剤組成物
が適用された吸収体は、必要により吸収紙や繊維状基材
を更に積層し、これらの上部に液体透過性トップシー
ト、下部に液体不透過性バックシートを配置し、レッグ
ギャザー、ウェストギャザー、装着テープなどを装備し
て紙おむつに仕上げられるのが通常である。
【0030】尚、本発明の目的・効果を損なわない範囲
で、本発明の吸収剤組成物に増量剤、添加剤として有機
質粉体(例えば、パルプ粉末、セルロース誘導体、天然
多糖類など)、無機質粉末(例えばゼオライト、超微粉
状疎水性シリカ、活性炭など)、防腐剤、殺菌剤、着色
剤、香料、界面活性剤などを必要により配合することが
できる。
【0031】
【実施例】以下、実施例および比較例により本発明をさ
らに説明するが、本発明はこれらに限定されるものでは
ない。吸収剤組成物の常圧下吸収量、加圧下吸収量、初
期弾性率、ゲルの剪断後弾性率、吸収速度および紙おむ
つの性能は下記の方法により測定した。以下特に定めな
い限り%は重量%を示す。
【0032】常圧下吸収量:250メッシュのナイロン
網で作成したティーバッグに吸収剤組成物1gを入れ、
過剰の人工尿(塩化ナトリウム0.8%、尿素2%、硫
酸マグネシウム0.08%、塩化カルシウム0.03%
の水溶液)中に、30分間浸漬した後、引き上げて15
分間水切りして増加重量を測定し、この値を常圧下吸収
量とした。
【0033】加圧下吸収量:250メッシュのナイロン
網を底面に貼った円筒型プラスチックチューブ(内径3
0mm、高さ60mm)内に吸収剤組成物0.1gを入
れて均一に広げ、この上に20g/cm2の荷重となる
ように外径30mmの分銅を乗せる。人工尿60mlの
入ったシャーレ(直径:12cm)の中に吸収剤組成物
の入ったチューブをナイロン網側を下面にして30分間
浸漬する。30分後の増加重量の10倍値を加圧下吸収
量とした。尚、前述の初期の加圧下吸収量とは、同様に
して測定した5分後の値である。
【0034】ゲルの剪断後弾性率:吸収剤組成物1gを
50mlの密栓付きガラス瓶に入れ、これに人工尿40
mlを加えて40倍吸収ゲルを作成し密栓する。これを
40℃の恒温槽内に入れて5時間保温する。次に、5時
間保温したゲルの0.1gをクリープメーター(山電株
式会社製)の支持テーブル中央に置く。次いで上部シリ
ンダーを下降させて0.3mmの厚さまでゲルを圧縮す
る。シリンダーを上下させることによって、合計20回
の圧縮を繰り返し、圧縮20回目の応力および圧縮され
たゲルの断面積を測定して、次式により剪断後の単位面
積に対する応力を計算し、この値をゲルの剪断後弾性率
とした。 ゲルの剪断後弾性率(ダイン/cm2)=(F×98
0)/S ここで、F:20回目圧縮時の応力(g) 980:重力の加速度 S:20回圧縮後のゲルの断面積(cm2
【0035】吸収速度:100mlビーカーに50cc
の人工尿(液温25±2℃)と磁気攪拌子(直径8m
m;長さ30mm)とを入れ、マグネチックスターラー
にて600rpmで攪拌する。渦中に吸収剤組成物2g
を投入し、投入直後から、吸収剤組成物が人工尿を吸収
して渦が消失して液面が水平になるまでの時間を測定
し、この値を吸収速度とした。
【0036】紙おむつによるドライネスの評価: ・モデル紙おむつの作成:14cm×36cmの長方形
に裁断したポリエチレンシートに、同じ大きさのティシ
ュペーパーと坪量200g/m2のフラッフパルプを重
ねる。次いで吸水性樹脂7.5gをフラッフパルプ上に
均一に散布し、更に坪量100g/m2のフラッフパル
プとティッシュペーパーおよび不織布をこの順で重ね
る。この積層物を5kg/cm2の圧力で90秒間プレ
スすることによりモデル紙おむつを作成した。 ・ドライネスの測定:人工尿(青インクで着色)80m
lをモデル紙おむつの中央部に注ぎ、30分後に紙おむ
つ表面を1kgのローラーで10往復ローリングして剪
断力を加える。次いで、更に80mlの人工尿をモデル
紙おむつの中央部に注ぎ、30分後に同様にして剪断力
を加える。この操作を更にもう一度繰り返す。この3回
の操作の後、紙おむつ表面のドライ感を10人のパネラ
ーで指触判定し次の4段階で評価した。この平均をドラ
イネスとした。 ◎:ドライ感良好 ○:わずかに湿っぽいが、満足出来るレベルのドライ感 △:ドライ感が乏しく、湿っぽい状態 ×:ドライ感なく、完全に濡れた状態 ・拡散面積の測定:ドライネスを評価した後に人工尿が
吸収されて広がった面積(青色に着色)を測定し、拡散
面積とした。
【0037】吸水性樹脂粒子の製造例1 容量1リットルのガラス製反応容器にアクリル酸ナトリ
ウム77g、アクリル酸23g、N,N’−メチレンビ
スアクリルアミド0.4gおよび脱イオン水296gを
仕込み、攪拌・混合しながら内容物の温度を5℃に保っ
た。内容物に窒素を流入して溶存酸素量を1ppm以下
とした後、過酸化水素の1%水溶液1g、アスコルビン
酸の0.2%水溶液1.2gおよび2,2’−アゾビス
アミジノプロパンジハイドロクロライドの2%水溶液
2.5gを添加して重合を開始させ、約5時間重合する
ことにより含水ゲル状重合体(I)を得た。この含水ゲ
ル状重合体をニーダーで混練しながら、エチレングリコ
ールジグルシジルエーテルの5%水溶液6gを添加して
均一に混練した。この含水ゲルを130〜150℃で熱
風乾燥し、粉砕した後、850〜150μ(850μよ
り大きい粒径を4%;150μより小さい粒径を2%含
有)の粒度が94%となるように粒度調整して吸水性樹
脂粒子(イ)を得た。
【0038】吸水性樹脂粒子の製造例2 製造例1で得られた含水ゲル状重合体(I)を130〜
150℃で熱風乾燥し、粉砕した後、850〜150μ
(850μより大きい粒径を4%;150μより小さい
粒径を2%含有)の粒度が94%となるように粒度調整
して架橋重合体粒子(II)を得た。この架橋重合体粒
子(II)100gを高速攪拌しながら、エチレングリ
コールジグリシジルエーテルの10%水溶液3gを均一
に噴霧し、約140℃で30分間加熱処理することによ
り吸水性樹脂粒子(ロ)を得た。尚、(ロ)の粒度分布
は(II)とほとんど同じであった。
【0039】吸水性樹脂粒子の製造例3 容量1リットルのガラス製反応容器にアクリル酸100
g、ネオペンチルグリコールトリアリルエーテル0.5
gおよび脱イオン水330gを仕込み、攪拌しながら内
容物の温度を5℃に保った。内容物に窒素を流入して溶
存酸素量を1ppm以下とした後、過酸化水素の1%水
溶液1g、アスコルビン酸の0.2%水溶液1.2gお
よび2,2’−アゾビスアミジノプロパンジハイドロク
ロライドの2%水溶液2.5gを添加して重合を開始さ
せ、約5時間重合することにより含水ゲル状重合体を得
た。この含水ゲル状重合体を目皿付きエクストルーダー
で混練しながら、35%の水酸化ナトリウム水溶液11
6gを添加して均一に混練することにより、アクリル酸
の73モル%が中和されたゲル状重合体(III)を得
た。このゲル状重合体(III)にエチレングリコール
ジグルシジルエーテルの5%水溶液6gを添加して均一
に混練した。この含水ゲルを表面温度が180℃のドラ
ムドライヤーで乾燥し、粉砕した後、850〜150μ
(850μより大きい粒径を2%;150μより小さい
粒径を4%含有)の粒度が94%となるように粒度調整
して吸水性樹脂粒子(ハ)を得た。
【0040】吸水性樹脂粒子の製造例4 製造例3で得られたゲル状重合体(III)表面温度
が180℃のドラムドライヤーで乾燥し、粉砕した後、
850〜150μ(850μより大きい粒径を2%;1
50μより小さい粒径を4%含有)の粒度が94%とな
るように粒度調整して架橋重合体粒子(IV)を得た。
この架橋重合体粒子(IV)100gを高速攪拌しなが
ら、ポリアミドポリアミンエピクロルヒドリン樹脂の10
%水溶液4gを均一に噴霧し、約140℃で30分間加
熱処理することにより吸水性樹脂粒子(ニ)を得た。
尚、(ニ)の粒度分布は(IV)とほとんど同じであっ
た。
【0041】吸水性樹脂粒子の製造例5 200mlのフラスコ中で、アクリル酸65.4g、脱
イオン水78.6gを仕込み、20〜30℃に冷却しな
がら48%水酸化ナトリウム水溶液56.0gを攪拌下
に徐々に滴下してアクリル酸の74モル%を中和した。
この単量体水溶液にN,N’−メチレンビスアクリルア
ミド0.15gを溶解し、次に、過硫酸カリウム0.1
gを加えて室温で溶解した後、窒素ガスを流入すること
により溶液中の溶存酸素量を1ppm以下とした。還流
冷却器を取り付けた1リットルのフラスコにn−ヘキサ
ン400gを仕込み、ソルビタンモノステアレート3g
を溶解させた後、窒素ガスを流入することにより溶液中
の溶存酸素量を1ppm以下とした。次いで、温浴によ
り温度を約60℃に保持し、攪拌しながら、上記の過硫
酸カリウムを含有した単量体水溶液を滴下して約3時間
重合を行い、更にリフラックス条件下で2時間熟成する
ことにより、パール状含水重合体の分散液が得られた。
次いでエチレングリコールジグルシジルエーテルの10
%水溶液3gを添加し、リフラックス条件下で1時間架
橋反応させ、重合分散液から含水重合体をろ別し、さら
に遠心脱水してパール状含水重合体を得た。この含水重
合体を90〜95℃で減圧乾燥し、850〜150μ
(850μより大きい粒径を1%;150μより小さい
粒径を8%含有)の粒度が91%となるように粒度調整
して吸水性樹脂粒子(ホ)を得た。
【0042】吸水性樹脂粒子の製造例6 製造例3で得たゲル状重合体(III)にエチレングリ
コールジグルシジルエーテルの5%水溶液3gを添加し
て均一に混練した。この含水ゲルを表面温度が180℃
のドラムドライヤーで乾燥し、粉砕した後、850〜1
50μ(850μより大きい粒径を8%;150μより
小さい粒径を6%含有)の粒度が86%となるように粒
度調整して吸水性樹脂粒子(ヘ)を得た。
【0043】比較の吸水性樹脂粒子の製造例1〜2 製造例2で得られた架橋剤(a)のみの架橋重合体粒子
(II)を比較の吸水性樹脂粒子(ト)、製造例4で得
られた架橋剤(a)のみの架橋重合体粒子(IV)を比
較の吸水性樹脂粒子(チ)とした。
【0044】比較の吸水性樹脂粒子の製造例3 製造例3において、850〜150μ(850μより大
きい粒径を15%;150μより小さい粒径を1%含
有)の粒度が84%となるように粒度調整する以外は製
造例3と同様にして比較の吸水性樹脂粒子(リ)を得
た。
【0045】比較の吸水性樹脂粒子の製造例4 製造例3において、850〜150μ(850μより大
きい粒径を1%;150μより小さい粒径を15%含
有)の粒度が84%となるように粒度調整する以外は製
造例3と同様にして比較の吸水性樹脂粒子(ヌ)を得
た。
【0046】実施例1〜6 吸水性樹脂粒子(イ)〜(ヘ)各100gに、比表面積
200±20m2/g、親水性度100%の親水性二酸
化ケイ素微粉末(「レオロシールQS−102」;徳山
曹達(株)製)0.8gを添加し、V型混合機で十分混
合して本発明の吸収剤組成物を得た。尚、親水性二酸化
ケイ素微粉末の添加によっても粒度分布にはほとんど変
化を認めなかった。これらの吸収剤組成物の性能測定結
果を表1に示す。
【0047】実施例7〜8 吸水性樹脂粒子(ハ)100gに、下記またはの親
水性二酸化ケイ素微粉末0.8gを添加し、V型混合機
で十分混合して実施例7、8の本発明の吸収剤組成物を
得た。尚、親水性二酸化ケイ素微粉末の添加によっても
粒度分布にはほとんど変化を認めなかった。 比表面積380±30m2/g、親水性度100%の
親水性二酸化ケイ素微粉末(「アエロジル380」;日
本アエロジル(株)製) 比表面積140±20m2/g、親水性度98%の親
水性二酸化ケイ素微粉末(「レオロシールQS−1
0」;徳山曹達(株)製) これらの吸収剤組成物の性能測定結果を表1に示す。
【0048】実施例9および10 吸水性樹脂粒子(ハ)100gに「レオロシールQS−
102」を0.3g(実施例9)または2g(実施例1
0)添加し、V型混合機で十分混合して本発明の吸収剤
組成物を得た。尚、親水性二酸化ケイ素微粉末の添加に
よっても粒度分布にはほとんど変化を認めなかった。こ
れらの吸収剤組成物の性能測定結果を表1に示す。
【0049】吸水性樹脂粒子の製造例7 製造例1で得たゲル状重合体(I)にエチレングリコー
ルジグルシジルエーテルの5%水溶液1.5gを添加し
て均一に混練した。この含水ゲルを130〜150℃で
熱風乾燥し、粉砕した後、850〜150μ(850μ
より大きい粒径を1%;150μより小さい粒径を4%
含有)の粒度が95%となるように粒度調整して架橋重
合体粒子を得た。この架橋重合体粒子100gを高速攪
拌しながら、エチレングリコールジグリシジルエーテル
の10%水溶液3gを均一に噴霧し、約140℃で30
分間加熱処理することにより吸水性樹脂粒子(ル)を得
た。
【0050】吸水性樹脂粒子の製造例8 製造例3で得たゲル状重合体(III)にエチレングリ
コールジグルシジルエーテルの5%水溶液1.5gを添
加して均一に混練した。この含水ゲルを130〜150
℃で熱風乾燥し、粉砕した後、850〜150μ(85
0μより大きい粒径を1%;150μより小さい粒径を
4%含有)の粒度が95%となるように粒度調整して架
橋重合体粒子を得た。この架橋重合体粒子100gを高
速攪拌しながら、エチレングリコールジグリシジルエー
テルの10%水溶液3gを均一に噴霧し、約140℃で
30分間加熱処理することにより吸水性樹脂粒子(オ)
を得た。
【0051】吸水性樹脂粒子の製造例9 粒度を710〜150μ(710μより大きい粒径を2
%;150μより小さい粒径を4%含有)とする以外は
製造例8と同様にして吸水性樹脂粒子(ワ)を得た。
【0052】吸水性樹脂粒子の製造例10 粒度を600〜150μ(600μより大きい粒径を2
%;150μより小さい粒径を4%含有)とする以外は
製造例8と同様にして吸水性樹脂粒子(カ)を得た。
【0053】実施例11〜14 吸水性樹脂粒子(ル)〜(カ)各100gに、比表面積
200±20m2/g、親水性度100%の親水性二酸
化ケイ素微粉末(「レオロシールQS−102」;徳山
曹達(株)製)0.3gを添加し、V型混合機で十分混
合して本発明の吸収剤組成物を得た。尚、親水性二酸化
ケイ素微粉末の添加によっても粒度分布にはほとんど変
化を認めなかった。これらの吸収剤組成物の性能測定結
果を表1に示す。
【0054】比較例1〜6 親水性二酸化ケイ素微粉末を添加していない吸水性樹脂
粒子(イ)〜(ヘ)の性能測定結果を表2に示す。
【0055】比較例7〜10 比較の吸水性樹脂粒子(ト)〜(ヌ)各100gに、
「レオロシールQS−102」0.8gを添加し、V型
混合機で十分混合して比較の吸収剤組成物を得た。尚、
親水性二酸化ケイ素微粉末の添加によっても粒度分布に
はほとんど変化を認めなかった。これらの性能測定結果
を表2に示す。
【0056】比較例11 吸水性樹脂粒子(ハ)100gに「レオロシールQS−
102」を0.03g添加し、V型混合機で十分混合し
て比較の吸収剤組成物を得た。尚、親水性二酸化ケイ素
微粉末の添加によっても粒度分布にはほとんど変化を認
めなかった。このものの性能測定結果を表2に示す。
【0057】比較例12 吸水性樹脂粒子(ハ)100gに比表面積120±10
2/g、親水性度58%の二酸化ケイ素微粉末(「レ
オロシールMT−10」;徳山曹達(株)製)を0.8
g添加し、V型混合機で十分混合して比較の吸収剤組成
物を得た。尚、この二酸化ケイ素微粉末の添加によって
も粒度分布にはほとんど変化を認めなかった。このもの
の性能測定結果を表2に示す。
【0058】
【表1】
【0059】
【表2】
【0060】表1、2から解るように、実施例1〜14
の親水性二酸化ケイ素微粉末を含有する本発明の組成物
は、これを含有しない比較例1〜6の組成物に比較し
て、吸収剤組成物および紙おむつの性能ともはるかに優
れたものである。また、第一の架橋剤のみを使用した組
成物(比較例7、8)、粗粒が多い組成物(比較例
9)、微粉が多い組成物(比較例10)、親水性二酸化
ケイ素の量が少ない組成物(比較例11)および疎水性
二酸化ケイ素を使用した組成物(比較例12)に比較し
ても、本発明の組成物および紙おむつの性能が優れてい
ることが解る。
【0061】
【発明の効果】本発明の吸収剤組成物は次のような特長
および効果を有する。 人工尿に対する高い加圧下吸収量を有する。更に初期
の加圧下吸収量にも優れる。したがって、紙おむつに使
用した際、着用者の荷重が加わった状態でも尿をよく吸
収する 初期弾性率が高い。したがって、紙おむつに使用した
際、着用者の荷重により吸収ゲルが変形したり、壊れた
りしない。 人工尿吸収ゲルの剪断後弾性率に優れる。したがっ
て、紙おむつに使用した際、着用者の動き(這う、尻を
ずらす、寝返るなど)による剪断力が加わっても安定し
た吸収力を発揮し、尿を繰り返し吸収することができ
る。 適度な吸収速度を有する。したがって、尿を紙おむつ
内に広く拡散させる。 吸水後のゲルのドライ感が良好であり、サラットした
感触を示す。 微粉含量が少なく狭い粒度分布を有する。したがっ
て、紙おむつに適用して尿を吸収した時にゲルブロッキ
ングが生じず、尿を紙おむつ内に広く拡散させる。 紙おむつに適用する際に、粉塵の発生がなく、粉体の
流動性が良好であることから、作業性が向上する。 繊維状基材から吸収剤組成物が抜けるといった現象が
ない。したがって、紙おむつ製造時の生産性が向上(ロ
ス率の低下)する。 (A)と(B)とを混合するという簡単な操作で製造
することができる。
【0062】更に、本発明の方法により得られる吸収剤
組成物を繊維状基材中で使用した紙おむつは次のような
特性を有する。 吸尿後の紙おむつ表面のドライ感、サラット感が良好
である。 吸水性樹脂が適当な吸収速度を持つため、紙おむつ内
での尿の拡散性が良く、紙おむつ全体で尿を効率よく吸
収できる。 尿の漏れに対する心配がない。
【0063】上記効果を奏することから、本発明の方法
により得られる吸収剤組成物は、紙おむつ(子供用紙お
むつおよび大人用紙おむつ)に使用するのに好適であ
る。特に吸収剤/繊維状基材の比率が大きい薄型化紙お
むつに好適である。また、吸収剤組成物が繊維状基材中
で使用されるその他の吸収性当材や衛生材料(例えば、
生理用ナプキン、失禁用パッド、母乳パッド、手術用ア
ンダーパッド、ペットシート等)にも好適に使用するこ
とができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01J 20/10 C 7202−4G 20/26 D 7202−4G C08F 20/06 MLR (72)発明者 向田 慎吾 京都市東山区一橋野本町11番地の1 三洋 化成工業株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維状基材とともに紙おむつとして使用
    する粉粒状の吸収剤組成物であって、アクリル酸塩およ
    び/またはアクリル酸を重合体の主単量体成分とし、該
    単量体と共重合可能な二重結合を少なくとも2個有する
    第一の架橋剤(a)とカルボン酸基と共有結合しうる官
    能基を少なくとも2個有する第二の架橋剤(b)で架橋
    された構造を有する吸水性樹脂粒子(A)と、比表面積
    50〜450m2/mgで且つ親水性度70%以上の親
    水性二酸化ケイ素微粉末(B)とからなり、(A)10
    0重量部に対して(B)0.05〜5重量部の混合比率
    であって、且つ850μより大きい粒径の含有量が10
    重量%以下、150μより小さい粒径の含有量が10重
    量%以下である粒度分布を有する紙おむつ用吸収剤組成
    物。
  2. 【請求項2】 (A)が、アクリル酸とアクリル酸塩と
    の単量体混合物架橋剤(a)とを重合し、その後重合
    体中のカルボン酸基を架橋剤(b)で反応させることに
    より実質的に均一に架橋して得られる吸水性樹脂粒子で
    ある請求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】 (A)が、アクリル酸と架橋剤(a)と
    を重合し、その後重合体中のカルボン酸基をアルカリ金
    属塩で部分中和し、さらに重合体中のカルボン酸基を架
    橋剤(b)で反応させることにより実質的に均一に架橋
    して得られる吸水性樹脂粒子である請求項1記載の組成
    物。
  4. 【請求項4】 (A)が、請求項2または請求項3で得
    られた吸水性樹脂粒子の表面近傍を、さらに架橋剤
    (b)で表面架橋せしめた吸水性樹脂粒子である請求項
    1記載の組成物。
  5. 【請求項5】 (a)の量が該単量体の重量に対して
    0.05〜3重量%、(b)の量が該単量体の重量に対
    して0.01〜2重量%である請求項1〜4のいずれか
    記載の組成物。
  6. 【請求項6】 (A)と(B)の比が、(A)100重
    量部に対して(B)0.1〜2重量部である請求項1〜
    5のいずれか記載の組成物。
  7. 【請求項7】 850μより大きい粒径の含有量が5重
    量%以下、150μより小さい粒径の含有量が5重量%
    以下である請求項1〜6のいずれか記載の組成物。
  8. 【請求項8】 710μより大きい粒径の含有量が5重
    量%以下、150μより小さい粒径の含有量が5重量%
    以下である請求項1〜7のいずれか記載の組成物。
  9. 【請求項9】 600μより大きい粒径の含有量が5重
    量%以下、150μより小さい粒径の含有量が5重量%
    以下である請求項1〜8のいずれか記載の組成物。
  10. 【請求項10】 該組成物の人工尿に対する加圧下吸収
    量が20〜50g/g、人工尿吸収ゲルの剪断後弾性率
    が40,000ダイン/cm2以上、且つ吸収速度が1
    0〜90秒である請求項1〜9のいずれか記載の組成
    物。
  11. 【請求項11】 繊維状基材が、綿状パルプ、熱融着性
    複合繊維およびこれらの混合物から選ばれる少なくとも
    1種である請求項1〜10のいずれか記載の組成物。
  12. 【請求項12】 該組成物の使用量が、繊維状基材と該
    組成物との合計重量に対して30〜70重量%である請
    求項1〜11のいずれか記載の組成物。
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