JP4241380B2 - トコフェロール含有高吸収体 - Google Patents

トコフェロール含有高吸収体 Download PDF

Info

Publication number
JP4241380B2
JP4241380B2 JP2003554238A JP2003554238A JP4241380B2 JP 4241380 B2 JP4241380 B2 JP 4241380B2 JP 2003554238 A JP2003554238 A JP 2003554238A JP 2003554238 A JP2003554238 A JP 2003554238A JP 4241380 B2 JP4241380 B2 JP 4241380B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
tocopherol
hydrogel
polymer
aqueous liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003554238A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005513203A (ja
Inventor
ネストラー ゲアハルト
シュレーダー ユルゲン
ヴィッケル シュテファン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BASF SE
Original Assignee
BASF SE
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by BASF SE filed Critical BASF SE
Publication of JP2005513203A publication Critical patent/JP2005513203A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4241380B2 publication Critical patent/JP4241380B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L15/00Chemical aspects of, or use of materials for, bandages, dressings or absorbent pads
    • A61L15/16Bandages, dressings or absorbent pads for physiological fluids such as urine or blood, e.g. sanitary towels, tampons
    • A61L15/22Bandages, dressings or absorbent pads for physiological fluids such as urine or blood, e.g. sanitary towels, tampons containing macromolecular materials
    • A61L15/24Macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Derivatives thereof
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L15/00Chemical aspects of, or use of materials for, bandages, dressings or absorbent pads
    • A61L15/16Bandages, dressings or absorbent pads for physiological fluids such as urine or blood, e.g. sanitary towels, tampons
    • A61L15/42Use of materials characterised by their function or physical properties
    • A61L15/60Liquid-swellable gel-forming materials, e.g. super-absorbents

Description

発明の詳細な説明
本発明は、新種のトコフェロール含有高吸収体/トコフェロールを含有する酸基含有モノマー、殊にアクリル酸使用下での該トコフェロール含有高吸収体の製造法、及び水性液体を吸収するための該トコフェロール含有高吸収体の使用に関する。
本発明は殊に、殊にα−トコフェロールを含有するポリアクリル酸をベースとする高膨潤性ヒドロゲル(高吸収体)、α−トコフェロール含有アクリル酸の使用下での該高膨潤性ヒドロゲルの製造法、並びに衛生用品における該高膨潤性ヒドロゲルの使用に関する。
膨潤可能なヒドロゲルを形成するポリマー、いわゆる高吸収体(Super-Absorbing Polymers)は先行技術から公知である。これは柔軟な親水性ポリマーの網状構造であり、このポリマーはイオン性の性質並びに非イオン性の性質を有していてもよい。これは、ヒドロゲルを形成しながら水性液体を吸収することができかつ、従って有利にタンポン、おむつ、生理帯、失禁用品、子供用のトレーニング下着、靴中敷及び体液を吸収する際の他の衛生用品の製造のために使用される。衛生用品では、この高吸収体は、通常、いわゆる吸収剤コア内に存在し、このコアは他の材料として特に繊維(セルロース繊維)を有し、この繊維は一種の液体リザーバーとして自発的に生じた液体量を中間貯蔵しかつ吸収剤コア内で高吸収体への体液の良好な通路網を保証する。
おむつ構造の最近の傾向は、わずかな割合のセルロース繊維及び高い割合のヒドロゲルを有するより薄い構造体を製造することにある。次第に薄くなるおむつ構造体のこの傾向と共に、水膨潤性の親水性ポリマーに関する要求はこの数年にわたり明らかに変化している。高吸収性のヒドロゲルの開発の初期にはまず最初に単独で著しく高い膨潤能力が強調されていたが、後になって液体を伝達及び分散する高吸収体の能力が極めて重要であることが明らかとなった。高吸収体は表面が液体で濡れた場合に著しく膨潤し始めるため、粒子内部への液体の輸送が著しく困難であるか又は全く停止されてしまうことが明らかとなった。この高吸収体の特性は「ゲルブロッキング」ともいわれる。衛生用品のより高い積載能力(単位面積当たりのポリマー)に基づき、このポリマーは膨潤した状態で、後続する液体のために遮断層を形成してはならない。この製品が良好な輸送特性を示す場合には、全体の衛生用品の最適な利用を保証できる。
衛生分野に関して高膨潤性ヒドロゲルを使用するために、現在、酸基を含有する重合したモノマー単位に対して、5〜80モル%、殊に60〜80モル%の間の中和度を有するポリマーが使用される。
例えば膨潤状態で適当なゲル強度を示すヒドロゲルは適当な輸送特性を有している。わずかなゲル強度しか示さないゲルは、適用された圧力(体圧)下で変形可能であり、高吸収体/セルロース繊維−吸収体中の孔を塞ぎ、それにより更に液体を吸収することを妨げてしまう。高めたゲル強度は通常高い架橋によって達成され、それにより確かに製品の保持率は低下する。ゲル強度を高める優れた方法は表面後架橋である。この方法の場合、平均的な架橋密度を有する乾燥した高吸収体を付加的に架橋させる。この方法は当業者に公知であり、特許明細書EP−A−0349240に記載されている。この表面後架橋により、高吸収体粒子のシェル中の架橋密度は向上し、それにより圧力負荷下での吸収はより高水準に引き上げられる。高吸収体シェル中での吸収容量は低下する一方で、この高吸収体粒子のコアは可動のポリマー鎖の存在によってシェルと比較して改善された吸収容量を有するため、このシェル構造によってゲルブロッキング効果を生じさせずに、改善された液体伝達が保証される。高吸収体の全体の容量は突発的ではなく、時間的にずらして利用することによって十分に望ましい。この衛生用品は一般に複数回尿にさらされるため、この高吸収体の吸収能力は有利に最初の処置の後に尽きてしまってはならない。理想的には、更に液体が当たった場合にも高吸収体は液体を迅速に収容する。いかなる場合にも、強度に液体が負荷されている場合、又はもう1つの第二の、又は後続の液体衝突の場合には、液体の再漏出(リウェット)が生じ得る。しかしながらゲルブロッキングの現象が生じる場合には、場合により、いわゆる衛生用品の漏れを引き起こす液体の流出が生じる。この液体は、高吸収体の可溶性成分をも含有する。再湿潤(リウェット)は最近の高吸収体により確かに低減されてはいるが、しかしながら完全に排除することはできない。
従って本発明の課題は、例えば衛生用品において使用する際に再湿潤が生じた際に、潜在的な健康障害を出来る限り引き起こし得ない、変性高吸収体及び該変性高吸収体の製造法を提供することであった。更に、高吸収体の製造法を改善することが課題であった。
驚異的にも、前記課題は、高膨潤性ヒドロゲルの使用により解決され、その際、重合の際に使用するアクリル酸とトコフェロールとを混合する。
従って本発明の対象は、トコフェロールを含有するポリアクリレートをベースとする水性液体を吸収するヒドロゲルを形成するポリマーである。トコフェロールがポリマー中に分配されて存在している、水性液体を吸収するヒドロゲルを形成するポリマーは有利である。更に、トコフェロールがα−トコフェロールである、水性液体を吸収するヒドロゲルを形成するポリマーは有利である。殊に、トコフェロールが酸基含有モノマー、殊にアクリル酸もしくはアクリレートに対して10〜1000ppm存在する、水性液体を吸収するヒドロゲルを形成するポリマーは有利である。
更に、本発明の対象は、酸基含有ポリマーをベースとする、殊にポリアクリレートをベースとする水性液体を吸収するヒドロゲルを形成するポリマーの製造法であり、その際、製造のために使用する酸基含有モノマー、殊にアクリル酸は、トコフェロールを含有する。トコフェロールがα−トコフェロールであり、トコフェロールがアクリル酸に対して10〜1000ppm存在する方法は有利である。
本発明のもう1つの対象は、上記方法により得ることができる、酸基含有ポリマー、殊にポリアクリレートをベースとする液体を吸収するヒドロゲルを形成するポリマー、及び、水性液体を吸収するための、殊に衛生用品における該ポリマーの使用である。
更に、トコフェロール、殊にα−トコフェロールを含有する酸基含有モノマー、殊にアクリル酸は本発明の対象である。もう1つの対象は、トコフェロールを安定剤として含有する、酸基含有モノマー、殊にアクリル酸である。安定剤の少なくとも50モル%、殊に有利に安定剤の少なくとも90モル%がトコフェロールであるのが有利であり、殊に、トコフェロールのみを安定剤として使用する。本発明の対象は、更に、酸基含有モノマー、殊にアクリル酸及びその塩を安定化させるためのトコフェロールの使用である。
実験の部
製造法
a)使用モノマー
ヒドロゲルを形成するポリマーは特に(共)重合した親水性モノマーからなるポリマー、1種又は数種の親水性モノマーの適当なグラフト基体へのグラフト(コ)ポリマー、架橋したセルロースエーテル又はデンプンエーテル、架橋したカルボキシメチルセルロース、部分的に架橋したポリアルキレンオキシド又は水性液体中で膨潤可能な天然生成物、例えばグアール誘導体(Guarderivate)、アルギネート及びカラゲナンである。
適当なグラフト基体は天然又は合成の原料であることができる。この例は、デンプン、セルロース又はセルロース誘導体並びに他の多糖類及びオリゴ糖類、ポリビニルアルコール、ポリアルケンオキシド、特にポリエチレンオキシド及びポリプロピレンオキシド、ポリアミン、ポリアミド並びに親水性ポリエステルである。適当なポリアルキレンオキシドは例えば次の式
Figure 0004241380
[式中、R及びRは、相互に無関係に、水素、アルキル、アルケニル又はアリールであり、
Xは水素又はメチルであり、かつ
nは1〜10000の整数を表す]を示す。
及びRは、有利に水素、(C〜C)−アルキル、(C〜C)−アルケニル又はフェニルである
ヒドロゲルを形成するポリマーとして、主に塩の形で、一般にアルカリ金属塩又はアンモニウム塩の形で存在する酸基を有する架橋したポリマーが有利である。この種のポリマーは水性液体と接触した場合に特に著しく膨潤してゲルになる。
酸基を有するモノエチレン性不飽和モノマー又はその塩の架橋性の重合又は共重合により得られるポリマーが有利である。更に、上記モノマーを架橋剤なしで(共)重合させ、後から架橋させることは可能である。
このような酸基含有モノマーは、例えばモノエチレン性不飽和C〜C25−カルボン酸又は無水物、例えばアクリル酸、メタクリル酸、エタクリル酸、α−クロロアクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、無水マレイン酸、イタコン酸、シトラコン酸、メサコン酸、グルタコン酸、アコニット酸及びフマル酸である。更に、モノエチレン性不飽和スルホン酸又はホスホン酸を挙げることができ、例えばビニルスルホン酸、アリルスルホン酸、スルホエチルアクリレート、スルホメタクリレート、スルホプロピルアクリレート、スルホプロピルメタクリレート、2−ヒドロキシ−3−アクリルオキシプロピルスルホン酸、2−ヒドロキシ−3−メタクリルオキシプロピルスルホン酸、ビニルホスホン酸、アリルホスホン酸、スチレンスルホン酸及び2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸である。このモノマーは単独で又は相互に混合して使用することができる。
有利に使用されるモノマーは、アクリル酸、メタクリル酸、ビニルスルホン酸、アクリルアミドプロパンスルホン酸、又はこれらの酸の混合物、例えばアクリル酸とメタクリル酸との混合物、アクリル酸とアクリルアミドプロパンスルホン酸との混合物又はアクリル酸とビニルスルホン酸との混合物である。特に有利なのはアクリル酸である。本発明において、酸基含有モノマーに関する濃度が定義される場合、この濃度はモノマー全体に関するものであり、酸基がプロトン化されて存在しているか、又は脱プロトン化されて存在しているかには依存しない。酸基含有ポリマーに関する濃度は、プロトン化された形及び脱プロトン化された形の酸基の含分に関する濃度に関するものである。
特性を最適化するために、酸基を有していないが、酸基を含有するモノマーと共重合可能な付加的なモノエチレン性不飽和化合物を添加することも有利である。これには、例えばモノエチレン性不飽和カルボン酸のアミド及びニトリル、例えばアクリルアミド、メタクリルアミド及びN−ビニルホルムアミド、N−ビニルアセトアミド、N−メチルビニルアセトアミド、アクリロニトリル及びメタクリロニトリルが属する。さらに適当な化合物は、例えば飽和C〜C−カルボン酸のビニルエステル、例えばギ酸ビニル、酢酸ビニル又はプロピオン酸ビニル、アルキル基中に少なくとも2個のC原子を有するアルキルビニルエーテル、例えばエチルビニルエーテル又はブチルビニルエーテル、モノエチレン性不飽和C〜C−カルボン酸のエステル、例えば1価のC〜C18−アルコールとアクリル酸、メタクリル酸又はマレイン酸とからなるエステル、マレイン酸の半エステル、例えばマレイン酸モノメチルエステル、N−ビニルラクタム、例えばN−ビニルピロリドン又はN−ビニルカプロラクタム、アルコキシル化された1価の飽和アルコール、例えばアルコール1モル当たり2〜200モルのエチレンオキシド及び/又はプロピレンオキシドと反応している10〜25個のC原子を有するアルコールのアクリル酸エステル及びメタクリル酸エステル、並びにポリエチレングリコール又はポリプロピレングリコールのモノアクリル酸エステル及びモノメタクリル酸エステルであり、その際、ポリアルキレングリコールの分子量(M)は例えば2000までであることができる。更に、適当なモノマーはスチレン及びアルキル置換スチレン、例えばエチルスチレン又はt−ブチルスチレンである。
これらの酸基を有していないモノマーは、他のモノマーと混合した形で、例えばビニルアセテートと2−ヒドロキシエチルアクリレートとの任意の割合での混合物の形で使用することができる。これらの酸基を有していないモノマーは0〜50質量%、有利に20質量%未満の量で反応混合物に添加される。
酸基含有モノエチレン性不飽和モノマー(このモノマーは場合により重合の前又は後でそのアルカリ金属塩又はアンモニウム塩に変換される)と、全質量に対して0〜40質量%の酸基を有していないモノエチレン性不飽和モノマーとからなる架橋したポリマーが有利である。
モノエチレン性不飽和のC〜C12−カルボン酸及び/又はそのアルカリ金属塩又はアンモニウム塩からなる架橋したポリマーが有利である。特に、酸基の5〜80モル%、有利に60〜80モル%がアルカリ金属塩又はアンモニウム塩として存在し、酸性高吸収体の場合には、酸基含有モノマーに対して5〜30モル%、有利に5〜20モル%、特に有利に5〜10モル%がアルカリ金属塩又はアンモニウム塩として存在する架橋したポリアクリル酸が有利である。
架橋剤として、少なくとも2個のエチレン性不飽和二重結合を有する化合物を用いることができる。このタイプの化合物の例は、N,N’−メチレンビスアクリルアミド、ポリエチレングリコールジアクリレート及びポリエチレングリコールジメタクリレート(これらはそれぞれ分子量106〜8500、有利に400〜2000のポリエチレングリコールから誘導される)、トリメチロールプロパントリアクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、エチレングリコールジアクリレート、エチレングリコールジメタクリレート、プロピレングリコールジアクリレート、プロピレングリコールジメタクリレート、ブタンジオールジアクリレート、ブタンジオールジメタクリレート、ヘキサンジオールジアクリレート、ヘキサンジオールジメタクリレート、アリルメタクリレート、エチレンオキシドとプロピレンオキシドとからなるブロックコポリマーのジアクリレート及びジメタクリレート、2個もしくはそれ以上のアクリル酸又はメタクリル酸でエステル化された多価アルコール、例えばグリセリン又はペンタエリトリット、トリアリルアミン、ジアルキルジアリルアンモニウムハロゲニド、例えばジメチルジアリルアンモニウムクロリド及びジエチルジアリルアンモニウムクロリド、テトラアリルエチレンジアミン、ジビニルベンゼン、ジアリルフタレート、分子量106〜4000のポリエチレングリコールのポリエチレングリコールジビニルエーテル、トリメチロールプロパンジアリルエーテル、ブタンジオールジビニルエーテル、ペンタエリトリットトリアリルエーテル、エチレングリコールジグリシジルエーテル又はポリエチレングリコールジグリシジルエーテル1モルとペンタエリトリトールトリアリルエーテル又はアリルアルコール2モルとの反応生成物、及び/又はジビニルエチレン尿素である。有利に、水溶性架橋剤、例えばN,N’−メチレンビスアクリルアミド、ポリエチレングリコールジアクリレート及びポリエチレングリコールジメタクリレート(これらはエチレンオキシド2〜400モルとジオール又はポリオール1モルとの付加生成物から誘導される)、エチレンオキシド2〜400モルとジオール又はポリオール1モルとの付加生成物のビニルエーテル、エチレングリコールジアクリレート、エチレングリコールジメタクリレート又はエチレンオキシド6〜20モルとグリセリン、ペンタエリトリットトリアリルエーテル及び/又はジビニル尿素1モルとの付加生成物のトリアクリレート及びトリメタクリレートが使用される。
架橋剤として、さらに、少なくとも1個の重合可能なエチレン性不飽和基と、少なくとも1個の他の官能基とを有する化合物も挙げられる。この架橋剤の官能基は、モノマーの官能基、主に酸基と反応できなければならない。適当な官能基は、例えばヒドロキシル基、アミノ基、エポキシ基及びアジリジノ基である。例えば上記のモノエチレン性不飽和カルボン酸のヒドロキシアルキルエステル、例えば2−ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレート、ヒドロキシブチルアクリレート、ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシプロピルメタクリレート及びヒドロキシブチルメタクリレート、アリルピペリジニウムブロミド、N−ビニルイミダゾール類、例えばN−ビニルイミダゾール、1−ビニル−2−メチルイミダゾール及びN−ビニルイミダゾリン類、例えばN−ビニルイミダゾリン、1−ビニル−2−メチルイミダゾリン、1−ビニル−2−エチルイミダゾリン又は1−ビニル−2−プロピルイミダゾリンが使用でき、これらは遊離塩基の形、4級化された形または塩として重合に使用することができる。さらに、ジアルキルアミノエチルアクリレート、ジメチルアミノエチルメタクリレート、ジエチルアミノエチルアクリレート及びジエチルアミノエチルメタクリレートが適している。塩基性のエステルは、4級化された形又は塩として使用するのが有利である。さらに、例えばグリシジル(メタ)アクリレートも使用できる。
さらに、架橋剤として、モノマーの官能基、主に酸基と反応することができる少なくとも2個の官能基を含有する化合物が挙げられる。このために適した官能基は、既に前記したものが挙げられ、例えばヒドロキシル基、アミノ基、エポキシ基、イソシアネート基、エステル基、アミド基及びアジリジノ基が挙げられる。このような架橋剤の例は、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ポリエチレングリコール、グリセリン、ポリグリセリン、トリエタノールアミン、プロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、エチレンオキシドとプロピレンオキシドとからなるブロックコポリマー、エタノールアミン、ソルビタン脂肪酸エステル、エトキシル化ソルビタン脂肪酸エステル、トリメチロールプロパン、ペンタエリトリット、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、ポリビニルアルコール、ソルビット、デンプン、ポリグリシジルエーテル、例えばエチレングリコールジグリシジルエーテル、ポリエチレングリコール−ジグリシジルエーテル、グリセリンジグリシジルエーテル、グリセリンポリグリシジルエーテル、ジグリセリンポリグリシジルエーテル、ポリグリセリンポリグリシジルエーテル、ソルビットポリグリシジルエーテル、ペンタエリトリットポリグリシジルエーテル、プロピレングリコールジグリシジルエーテル及びポリプロピレングリコールジグリシジルエーテル、ポリアジリジン化合物、例えば2,2−ビスヒドロキシメチルブタノール−トリス[3−(1−アジリジニル)−プロピオネート]、1,6−ヘキサメチレンジエチレン尿素、ジフェニルメタン−ビス−4,4’−N,N’−ジエチレン尿素、ハロゲンエポキシ化合物、例えばエピクロロヒドリン及びα−メチルエピフルオロヒドリン、ポリイソシアネート、例えば2,4−トルイレンジイソシアネート及びヘキサメチレンジイソシアネート、アルキレンカーボネート、例えば1,3−ジオキソラン−2−オン及び4−メチル−1,3−ジオキソラン−2−オン、さらにビスオキサゾリン及びオキサゾリドン、ポリアミドアミン並びにこれらとエピクロロヒドリンとの反応生成物、さらにポリ4級化アミン、例えばジメチルアミンとエピクロロヒドリンとの縮合生成物、ジアリルジメチルアンモニウムクロリドのホモポリマー及びコポリマー並びにジメチルアミノエチル(メタ)アクリレートのホモポリマー及びコポリマー(これらは場合により例えば塩化メチルで4級化されている)である。
他の適当な架橋剤は、イオン性架橋を形成することができる多価金属イオンである。このような架橋剤の例は、マグネシウムイオン、カルシウムイオン、バリウムイオン及びアルミニウムイオンである。この架橋剤は、例えば水酸化物、炭酸塩又は炭酸水素塩として使用される。他の適当な架橋剤は、同様にイオン性架橋を形成できる多官能性塩基、例えばポリアミン又はこの4級化塩である。ポリアミンの例は、エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、ペンタエチレンヘキサミン及びポリエチレンイミン、並びにそれぞれ分子量4000000までのポリアミンである。この架橋剤は反応混合物中に例えば0.001〜20、有利に0.01〜14質量%存在する。
b)ラジカル重合
この重合は一般に通常のように開始剤によって開始される。重合可能な水性混合物に電子線を作用させることにより重合を開始することも可能である。この重合は、もちろん前記した種類の開始剤の不在で、光開始剤の存在で高エネルギー放射線の作用により開始することもできる。重合開始剤として、全般的に重合条件下でラジカルに分解する化合物、例えばペルオキシド、ヒドロペルオキシド、過酸化水素、過硫酸塩、アゾ化合物及びいわゆるレドックス触媒を使用することができる。水溶性開始剤の使用が有利である。多くの場合に、異なる重合開始剤の混合物、例えば過酸化水素とペルオキソ二硫酸ナトリウム又はペルオキソ二硫酸カリウムとの混合物を使用するのが有利である。過酸化水素とペルオキソ二硫酸ナトリウムとの混合物は任意の割合で使用することができる。適当な有機ペルオキシドは、例えばアセチルアセトンペルオキシド、メチルエチルケトンペルオキシド、t−ブチルヒドロペルオキシド、クメンヒドロペルオキシド、t−アミルペルピバレート、t−ブチルペルピバレート、t−ブチルペルネオヘキサノエート、t−ブチルペルイソブチレート、t−ブチル−ペル−2−エチルヘキサノエート、t−ブチルペルイソノナノエート、t−ブチルペルマレエート、t−ブチルペルベンゾエート、ジ−(2−エチルヘキシル)ペルオキシジカーボネート、ジシクロヘキシルペルオキシジカーボネート、ジ−(4−t−ブチルシクロヘキシル)ペルオキシジカーボネート、ジミリスチルペルオキシジカーボネート、ジアセチルペルオキシジカーボネート、アリルペルエステル、クミルペルオキシネオデカノエート、t−ブチルペル−3,5,5−トリメチルヘキサノエート、アセチルシクロヘキシルスルホニルペルオキシド、ジラウリルペルオキシド、ジベンゾイルペルオキシド及びt−アミルペルネオデカノエートである。特に適当な重合開始剤は、水溶性アゾ開始剤、例えば2,2’−アゾ−ビス−(2−アミジノプロパン)ジヒドロクロリド、2,2’−アゾビス−(N,N’−ジメチレン)イソブチルアミジン−ジヒドロクロリド、2−(カルバモイルアゾ)イソブチロニトリル、2,2’−アゾビス[2−(2’−イミダゾリン−2−イル)プロパン]ジヒドロクロリド及び4,4’−アゾビス−(4−シアノ吉草酸)である。前記の重合開始剤は、通常の量で、例えば、重合すべきモノマーに対して0.01〜5、有利に0.05〜2.0質量%の量で使用される。
開始剤としてさらにレドックス触媒が挙げられる。このレドックス触媒は、酸化成分として少なくとも1種の上記のペル化合物を、還元成分として例えばアスコルビン酸、グルコース、ソルボース、アンモニウム又はアルカリ金属の亜硫酸水素塩、亜硫酸塩、チオ硫酸塩、ヒドロ亜硫酸塩、ピロ亜硫酸塩又は硫化物、金属塩、例えば鉄(II)イオン又はナトリウムヒドロキシメチルスルホキシレートを含む。レドックス触媒の還元成分としてアスコルビン酸又は亜硫酸ナトリウムを使用するのが有利である。重合の際に使用されるモノマーの量に対して、例えばレドックス触媒系の還元成分3×10−6〜1モル%を、及びレドックス触媒系の酸化成分0.001〜5.0モル%を使用する。
高エネルギー放射線の作用により重合を開始させる場合には、通常、開始剤としていわゆる光開始剤を使用する。これは、例えばいわゆるα−スプリッター、H−引抜系又はアジドであることもできる。このような開始剤の例は、ベンゾフェノン誘導体、例えばミヒラーケトン、フェナントレン誘導体、フルオレン誘導体、アントラキノン誘導体、チオキサントン誘導体、クマリン誘導体、ベンゾインエーテル及びその誘導体、アゾ化合物、例えば上記のラジカル形成剤、置換されたヘキサアリールビスイミダゾール又はアシルホスフィンオキシドである。アジドの例は次のものである:2−(N,N−ジメチルアミノ)−エチル−4−アジドシンナメート、2−(N,N−ジメチルアミノ)−エチル−4−アジドナフチルケトン、2−(N,N−ジメチルアミノ)−エチル−4−アジドベンゾエート、5−アジド−1−ナフチル−2’−(N,N−ジメチルアミノ)エチルスルホン、N−(4−スルホニルアジドフェニル)マレインイミド、N−アセチル−4−スルホニルアジドアニリン、4−スルホニルアジドアニリン、4−アジドアニリン、4−アジドフェナシルブロミド、p−アジド安息香酸、2,6−ビス(p−アジドベンジリデン)シクロヘキサノン及び2,6−ビス−(p−アジドベンジリデン)−4−メチルシクロヘキサノン。光開始剤は、これらが使用される場合に、通常、重合すべきモノマーに対して0.01〜5質量%の量で使用される。
架橋したポリマーは、部分的に中和して使用するのが有利である。この中和度は、酸基含有モノマーに対して有利に5〜80モル%であり、中性高吸収体の場合、酸基含有モノマーに対して有利に60〜80モル%であり、酸性高吸収体の場合、酸基含有モノマーに対して有利に5〜60モル%、有利に10〜40モル%、特に有利に20〜30モル%である。中和剤として次のものが挙げられる:アルカリ金属塩基又はアンモニアもしくはアミン。苛性ソーダ液、苛性カリ液又は水酸化リチウムを使用するのが有利である。しかしながら、この中和は炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム又は炭酸水素カリウム又は他の炭酸塩又は炭酸水素塩又はアンモニアを用いて行うこともできる。さらに、1級、2級及び3級アミンを使用することもできる。
また、中和度の調節は、重合の前、重合の間又は重合の後に、中和するために適した全ての装置中で行うことができる。この中和は、例えば重合のためにニーダーを使用する場合に直接その中で行うこともできる。
これらの生成物の工業的製造方法として、通常、高吸収体の製造の際に使用される全ての方法を使用することができ、この方法は例えば“Modern Superabsorbent Polymer Technology”, F.L. Buchholz及びA.T. Graham著, Wiley-VCH, 1998の第3章に記載されている。
いわゆるゲル重合としての水溶液中の重合が有利である。この場合、モノマー及び場合により適当なグラフト基体の10〜70質量%の水溶液を、ラジカル開始剤の存在で、トロムスドルフ−ノーリッシュ効果を利用して重合させる。
この重合反応は、0℃〜150℃、有利に10℃〜100℃の温度範囲で、常圧で並びに高めた圧力又は低めた圧力で実施することができる。通常のように、この重合は、保護ガス雰囲気中で、有利に窒素下で実施することもできる。
50〜130℃、有利に70〜100℃の温度範囲内で、ポリマーゲルを後加熱することにより、ポリマーの品質特性をさらに改善することができる。
高吸収体を製造する際に使用するアクリル酸は、通常、フェノール性化合物、有利にp−メトキシフェノールで安定化される(Modern Superabsorbent Polymer Technology, John Wiley & sons Inc., 1998, 第2.2.2.1章及び第2.5.3章)。ラジカル重合の前に、開始剤を無害化しなければならない。これは、一般に窒素又は二酸化炭素を用いた不活性化により行われる。公知の通り、p−メトキシフェノールには、効果的な安定化のために酸素が必要である。しかしながら、重合の終了後に、開始剤は生成物中に残存する。
吸収体樹脂を製造するために使用するアクリル酸は、通常、以下の組成を有する:
アクリル酸 99.5〜99.95質量%
酢酸 0.01〜0.5質量%
プロピオン酸 0.001〜0.1質量%
ジアクリル酸 0.005〜0.2質量%
アルデヒド 最高で5ppm
開始剤 150〜250ppm(例えばp−メトキシフェニル)。
別の酸基含有モノマーには、相応する濃度が適用される。アクリル酸は、任意の方法で製造することができる。
c)表面後架橋
表面後架橋された、ヒドロゲルを形成するポリマーは有利である。この表面後架橋は、自体公知のように乾燥され、粉砕されかつ篩別されたポリマー粒子を用いて行われる。
このために、ポリマーの官能基と架橋しながら反応することができる化合物が、有利に水含有溶液の形でヒドロゲル−粒子の表面上に塗布される。この水含有溶液は、水と混合可能な有機溶剤を含むことができる。適当な溶剤は、アルコール、例えばメタノール、エタノール、イソ−プロパノール、エチレングリコール、プロピレングリコール又はアセトンである。
後から架橋する場合に、前記したモノエチレン性の不飽和の酸と場合によりモノエチレン性の不飽和のコモノマーとの重合により製造されかつ分子量が5000より大きい、有利に50000より大きいポリマーを、酸基に対して反応性である少なくとも2個の基を有する化合物と反応させる。この反応は、室温で又は220℃まで高めた温度で行うことができる。
適当な後架橋剤は例えば次のものである:
− ジ−又はポリグリシジル化合物、例えばホスホン酸ジグリシジルエーテル又はエチレングリコールジグリシジルエーテル、ポリアルキレングリコールのビスクロロヒドリンエーテル、
− アルコキシシリル化合物、
− ポリアジリジン、ポリエーテル又は置換された炭化水素をベースとするアジリジン単位を含有する化合物、例えばビス−N−アジリジノメタン、
− ポリアミン又はポリアミドアミン並びにこれらとエピクロロヒドリンとの反応生成物、
− ポリオール、例えばエチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、グリセリン、メチルトリグリコール、平均分子量M200〜10000のポリエチレングリコール、ジ−及びポリグリセリン、ペンタエリトリット、ソルビット、このポリオールのオキスエチレート並びにカルボン酸又は炭酸とのそのエステル、例えばエチレンカーボネート又はプロピレンカーボネート、
− 炭酸誘導体、例えば尿素、チオ尿素、グアニジン、ジシアンジアミド、2−オキサゾリジノン、及びその誘導体、ビスオキサゾリン、ポリオキサゾリン、ジ−及びポリイソシアネート、
− ジ−及びポリ−N−メチロール化合物、例えばメチレンビス(N−メチロール−メタクリルアミド)又はメラミン−ホルムアルデヒド−樹脂、
− 2個以上のブロックトイソシアネート基を有する化合物、例えば2,2,3,6−テトラメチル−ピペリジノン−4でブロックされたトリメチルヘキサメチレンジイソシアネート。
必要な場合に、酸性触媒、例えばp−トルエンスルホン酸、リン酸、ホウ酸又は二水素リン酸アンモニウムを添加することができる。
特に適した後架橋剤は、ジ−又はポリグリシジル化合物、例えばエチレングリコールジグリシジルエーテル、ポリアミドアミンとエピクロロヒドリンとの反応生成物及び2−オキサゾリジノンである。架橋剤溶液の塗布は、有利に架橋剤の溶液を、慣用の反応ミキサー又は混合−及び乾燥装置、例えばパターソン−ケリー−ミキサー、DRAIS−乱流ミキサー、レーディゲ−ミキサー(Loedige-Mischer)、スクリューミキサー、ディスクミキサー、流動層ミキサー及びSchugi−Mix中で吹き付けることにより行う。架橋剤−溶液の吹き付けの後に、熱処理工程が後続し、有利に後方に設置された乾燥器中で、80〜230℃、有利に80〜190℃、特に有利に100〜160℃の温度で、5分〜6時間、有利に10分〜2時間、特に有利に10分〜1時間の時間にわたり行われ、その際、分解生成物並びに溶剤成分は除去することができる。この乾燥は、ミキサー中でも、ジャケットの加熱によるか又は予熱したキャリアガスの吹込によって行うことができる。
本発明の特に有利な実施態様の場合には、ヒドロゲルを形成するポリマーの粒子表面の親水性を、付加的に、錯体の形成により変性する。ヒドロゲル−粒子の外側シェル上での錯体の形成は、二価又は多価の金属塩溶液の吹き付けにより行われ、その際、この金属カチオンはポリマーの酸基と反応して錯体を形成することができる。二価又は多価の金属カチオンの例は、Mg2+、Ca2+、Al3+、Sc3+、Ti4+、Mn2+、Fe2+/3+、Co2+、Ni2+、Cu+/2+、Zn2+、Y3+、Zr4+、Ag、La3+、Ce4+、Hf4+、及びAu+/3+であり、有利な金属カチオンはMg2+、Ca2+、Al3+、Ti4+、Zr4+及びLa3+であり、特に有利な金属カチオンはAl3+、Ti4+及びZr4+である。この金属カチオンは単独でも、相互に混合した形でも使用できる。前記の金属カチオンの中で、使用すべき溶剤中で十分な可溶性を有する全ての金属塩が適している。特に、弱く錯形成するアニオン、例えばクロリド、ニトレート及びスルフェートとの金属塩が適している。金属塩のための溶剤として、水、アルコール、DMF、DMSO並びにこれらの成分の混合物が使用できる。特に、水及び水/アルコール混合物、例えば水/メタノール又は水/1,2−プロパンジオールが有利である。
ヒドロゲルを形成するポリマーの粒子に金属塩溶液を吹き付けることは、粒子の表面後架橋前でも表面後架橋後でも行うことができる。特に有利な方法の場合に、金属塩溶液の吹き付けは、架橋剤溶液の吹き付けと同じ工程で行い、その際、両方の溶液は前後して別個に又は同時に2つのノズルを介して吹き付けられるか、又は架橋剤溶液と金属塩溶液とを合液して1つのノズルを介して吹き付けることができる。
ヒドロゲルを形成するポリマーを、微細粒の無機固体、例えばシリカ、酸化アルミニウム、二酸化チタン及び酸化鉄(II)と混合することによりさらに変性を行うのが最適であり、それにより表面後処理の効果がさらに強化される。特に、一次粒子の平均粒度4〜50nm及び比表面積50〜450m/gの親水性シリカ又は酸化アルミニウムを混合するのが有利である。微細粒の無機固体の混合は、架橋/錯形成による表面変性後に行うのが有利であるが、表面変性の前又はその間に実施することもできる。
本発明による、ヒドロゲルを形成するポリマーの特性、その製造法及び使用されるアクリル酸
本発明による、水性液体を吸収するヒドロゲルを形成するポリマーは、高い最終吸収能で、高いゲル強度及び透過性、並びに高い保持率を示す。
本発明による、ヒドロゲルを形成するポリマーのSFC値[10−7cms/g]は、本願明細書に記載された方法により測定することができ、かつ有利に1より大きい、殊に2、4、6、8、10、12、14、16、18、20又はそれ以上、殊に有利に22、殊に24、26、28、30、32又はそれ以上である。
本発明による、ヒドロゲルを形成するポリマーのCRC値[g/g]は、本願明細書に記載された方法により測定することができ、かつ有利に15より大きい、殊に16、18、20、22、24又はそれ以上、特に有利に25、殊に26、27、28、29、30、31、32又はそれ以上である。
本発明による、ヒドロゲルを形成するポリマーのAUL−0.7psi値[g/g]は、明細書に記載された方法により測定することができ、有利に4より大きい、殊に6、8、10、12又はそれ以上、特に有利に13、殊に14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28又はそれ以上である。
特に、閾値の組み合わせ、例えばSFCとCRC、SFCとAUL、AULとCRC、殊にSFCとAULとCRCとの3つの組合せは有利である。
ポリアクリレートをベースとするポリマーとは、本発明によれば、少なくともポリアクリレートを含有する、水性液体を吸収するヒドロゲルを形成するポリマーであると解釈される。グラフトポリマーの場合、有利にポリアクリレートはグラフトされる。(共)重合ポリマー又はグラフト(コ)ポリマーにおける親水性モノマーとしてのアクリル酸の含分は、有利に50質量%以上、有利に80質量%以上、殊に有利に90質量%、95質量%、98質量%以上、殊に99質量%以上である。
トコフェロールとは、以下の式:
Figure 0004241380
[式中、RはH又はメチルを表し、RはH又はメチルを表し、RはH又はメチルを表し、RはH又は1〜20個の炭素原子を有する酸基を表す]の化合物であると解釈される。
有利に、Rはアセチル、アスコルビル、スクシニル、ニコチニル及び他の生理学的に相容性のカルボン酸を表す。カルボン酸はモノー、ジ−又はトリカルボン酸であってよい。
=R=R=メチルであるα−トコフェロール、殊にラセミ体α−トコフェロールは有利である。Rは殊に有利にH又はアセチルである。殊に、RRR−α−トコフェロールは有利である。
トコフェロールは、ポリマー中、及び重合されていないアクリル酸中に、酸基含有モノマーに対して、殊にアクリル酸もしくはポリマー中の酸単位に対して、有利に10〜1000ppm、有利に50〜500ppm、殊に100〜300ppmの濃度で存在する。
有利に、安定剤として本質的にトコフェロールのみを含有する酸基含有モノマー、殊にアクリル酸は有利である。
本質的に、トコフェロールは安定剤のモル%に対して、最高で、有利に90モル%以上、殊に95、96、97、98、99モル%以上の含分を有すると解釈される。ラジカル重合の際、α−トコフェロールはp−メトキシフェノールと比較して、ラジカル重合がより迅速に始まり、良好に進行するという利点を有する。得られた生成物は、より黄色味が少なく、Hunterlab LS 5100色彩計で測定された、70よりも大きい、殊に75よりも大きいZ%値を有する。例えばアクリル酸を用いた本発明の方法における誘導期間は、20秒以下、殊に15秒以下であり、従ってMEHQを添加する場合よりも明らかに短い。
EP449913(US5159106)には、トコフェロールの存在での酸触媒を用いたエステル化反応による、多価アルカノールの(メタ)アクリル酸エステルの製造法が記載されている。これにより、エステル化生成物の着色は回避されるはずである。
WO99/01410(EP998437)では、ビニルモノマー、有利にアクリロニトリルの製造、貯蔵及び輸送の際の重合開始剤としてのα−トコフェロールの使用が推奨されている。
US5,461,124には、外科用接着及び外科用セメントを製造する際のトコフェロールの使用が記載されている。
ヒドロゲルを形成するポリマーの使用及び用途
本発明は更に、以下の構成を含む衛生用品における、前記のヒドロゲルを形成するポリマーの使用に関する:
(A)上側の液体透過性のカバー、
(B)下側の液体不透過性層、
(C)(A)及び(B)の間に存在する、次の構成を有するコア、
(Cl)本発明による、ヒドロゲルを形成するポリマー10〜100質量%、
(C2)親水性繊維材料0〜90質量%、
(D)場合によりコア(C)のすぐ上方又は下方に存在する薄織物層、及び
(E)場合により(A)と(C)との間に存在する収容層。
衛生用品とは、この場合に、大人用の失禁パッド及び失禁パンツ並びに幼児用おむつであると解釈される。
液体透過性のカバー(A)は皮膚と直接接触する層である。このための材料は、この場合、通常の合成繊維又は半合成繊維又はポリエステル、ポリオレフィン、レーヨンのフィルム又は天然繊維、例えば綿からなる。不織布材料の場合、この繊維は一般に結合剤、例えばポリアクリレートにより結合されている。有利な材料はポリエステル、レーヨン及びこれらのブレンド、ポリエチレン及びポリプロピレンである。
液体不透過性の層(B)は、一般にポリエチレン又はポリプロピレンからのシートからなる。
コア(C)は本発明によるヒドロゲルを形成するポリマー(C1)の他に、親水性繊維材料(C2)を含有する。親水性とは、水性液体がこの繊維を介して迅速に分配されることであると解釈される。通常この繊維材料はセルロース、変性セルロース、レーヨン、ポリエステル、例えばポリエチレンテレフタレートである。特にセルロース繊維はパルプであるのが有利である。この繊維は一般に1〜200μm、有利に10〜100μmの直径を有する。さらに、この繊維は最短長さ1mmを有する。
コアの全量に対する親水性繊維材料の含分は、有利に20〜80重量%、殊に有利に40〜70重量%である。
おむつの構造及び形状は一般に公知であり、例えばEP−A−0316518及びEP−A−0202127に記載されている。一般に、おむつ及び他の衛生用品は、WO00/65084の特に第6〜15頁、WO00/65348の特に第4〜17頁、WO00/35502の特に第3〜9頁、DE19737434、WO98/8439にも記載されている。この文献及びこれらの文献は、本発明の開示に明確に取り入れられる。
本発明による酸性のヒドロゲルを形成するポリマーは、水及び水性液体用の吸収材料として特に適しているため、農業園芸における水を保持する材料として、濾過助剤として及び特に衛生用品、例えばおむつ、タンポン又は生理帯の吸収性成分として有利に使用できる。
実験の部
試験方法
a)遠心分離保持容量(CRC;Centrifuge Retention Capacity)
この方法の場合に、ヒドロゲルの自由膨潤能をティーバッグ中で測定する。CRCの測定のために、乾燥したヒドロゲル0.2000±0.0050g(粒度フラクション106〜850μm)を、60×85mmの大きさのティーバッグ中に量り入れ、引き続きシールする。このティーバックを30分間過剰量の0.9質量%の食塩溶液中に浸す(少なくとも0.83l食塩溶液/1gポリマー粉末)。引き続き、ティーバックを250gで3分間遠心分離する。液体量の測定は遠心分離したティーバックの秤量によって行う。
b)加圧下での吸収能(AUL;Absorbency Under Load)(0.7psi)
AUL0.7psiの測定のための測定セルは、内径60mm、高さ50mmのプレキシガラス−シリンダーであり、このシリンダは下側に接着された、メッシュ幅36μmの特殊鋼−メッシュ底部を有している。この測定セルには、さらに直径59mmのプラスチックプレートとプラスチックプレートと一緒に測定セル内に置くことができる重りが所属する。プラスチックプレートと重りとの重量は合計で1345gである。AUL 0.7psiの測定を実施するために、空のプレキシガラスシリンダとプラスチックプレートの重量を測定し、これをWとして記録する。ヒドロゲルを形成するポリマー(粒度分布150〜800μm)0.900±0.005gをプレキシガラス−シリンダー中に量り入れ、できる限り均一に特殊鋼−スクリーン底部上に分配する。引き続きプラスチックプレートを注意深くプレキシガラス−シリンダー中に入れ、全体のユニットを計量し、この重量をWとして記録する。そこで、プレキシガラス−シリンダー中のプラスチックプレート上に重りを置く。直径200mm、高さ30mmのペトリ皿の中央に、直径120mm、多孔度0のセラミックフィルタープレートを置き、0.9質量%の塩化ナトリウム溶液を、液体表面がフィルタープレート表面に達するが、フィルタープレートの表面が濡れていないように満たす。引き続き、直径90mm、多孔度<20μm(S&S 589 Schwarzband, Schleicher & Schuell社)の円形の濾紙をセラミックプレート上に置く。ヒドロゲルを形成するポリマーを有するプレキシガラス−シリンダーをプラスチックプレートと重りと共に濾紙上に置き、60分間放置する。この時間の後に、全部のユニットを濾紙のペトリ皿から取り出し、引き続きこのプレキシガラス−シリンダーから重りを取り除く。膨潤したヒドロゲルを含むプレキシガラス−シリンダーをプラスチックプレートと一緒に秤量し、この重量をWとして記録する。
加圧下での吸収能(AUL)を次のように計算する:
AUL 0.7psi[g/g]=[W−W]/[W−W
c)食塩水流動導電性(SFC)
SFCを測定するための試験方法はUS5599335に記載されている。
実施例
SAP−製造の実施例
ラセミ体α−トコフェロールもしくはMEHQと混合されたアクリル酸1735g、50%苛性ソーダ液1445g及び水2760gから出発して、通常の方法で、約30%ナトリウムアクリレート溶液を製造し、通常の方法で、ストリッピングカラムを用いて向流で窒素を用いて脱酸素化した。
十分に酸素不含である溶液をトラフ(Trog)混練機(LUK8タイプ、Werner & Pfleiderer)中へ移し、ポリエチレングリコールジアクリレート7.8gと混合し、十分に混合した。全反応時間にわたって、反応器を窒素でブランケットした。
撹拌機の回転軸が運転している際、開始剤系、まず過硫酸ナトリウム(15%溶液)32.12gを添加し、次いで(0.5%)アスコルビン酸20.79gを添加した。添加の終了後、加熱液体温度74℃で、混練機の内容物を加熱した。混合物は熱くなり始め、粘性となった(誘導期間)。最高重合温度を越えたらすぐに加熱をやめ、約15分間、後重合させた。混練機の内容物を50〜60℃に冷却し、乾燥篩上に施与して薄層にし、160℃で約90分間乾燥棚中で乾燥させた。乾燥させた粉末を、引き続き、粉砕及び篩別により最終粒径を100〜850μmとした。
表面架橋:
容量5lのレーディゲ−プラウシェアミキサー(Loedige-Pflugscharmischer)中に、上記方法により製造した高吸収体−粉末1.8kgを装入する。5〜10分経過する間に、エチレングリコールジグリシジルエーテル1.4g、水59g及び1,2−プロパンジオール29gの溶液を吹き付ける。生成物温度を120℃に加熱し、この温度で60分間維持し、溶剤を再度留去する。引き続き冷却し、生成物を取り出し、篩別して粒径を100〜850μmとする。
1.実施例
ASと、ラセミ体α−トコフェロール250ppm
誘導期間 ≦10秒
最終生成物 極めて白色(Z%−値:76)*)
2.実施例
ASと、MEHQ220ppm
誘導期間 70秒
最終生成物 わずかに黄色〜黄色(Z%−値:63)*)
誘導期間 − α−トコフェロール:典型的には5〜15秒、MEHQ:典型的には50〜150秒
*) Hunterlab LS 5100色彩計を用いた測色値(Z%−値)

Claims (8)

  1. 水性液体を吸収するヒドロゲルを形成するポリマー組成物において、酸含有モノマーに対して安定剤としてトコフェロール10〜1000ppmを含有する酸含有モノマーを、少なくとも2個のエチレン性不飽和二重結合を有する化合物から選択される架橋剤及びラジカル重合開始剤の存在下で重合させ、表面後架橋させることにより得られた、酸含有ポリマーをベースとし、その際、前記安定剤の少なくとも90モル%がトコフェロールであり、前記トコフェロールは前記酸含有ポリマー中に分配されて存在することを特徴とする、水性液体を吸収するヒドロゲルを形成するポリマー組成物
  2. 酸基含有ポリマーがポリアクリレートである、請求項1記載の水性液体を吸収するヒドロゲルを形成するポリマー組成物
  3. トコフェロールがα−トコフェロールである、請求項1又は2項記載の水性液体を吸収するヒドロゲルを形成するポリマー組成物
  4. 酸含有モノマーに対して安定剤としてコフェロール10〜1000ppmを含有する酸含有モノマーを少なくとも、2個のエチレン性不飽和二重結合を有する化合物から選択される架橋剤及びラジカル重合開始剤の存在下で重合させ、引き続き表面後架橋させ、その際、前記安定剤の少なくとも90モル%がトコフェロールであることを特徴とする、酸基含有ポリマーをベースとする、水性液体を吸収するヒドロゲルを形成するポリマー組成物の製造法。
  5. 酸基含有モノマーがアクリル酸である、請求項4記載の方法。
  6. 使用するアクリル酸がトコフェロールを少なくとも50ppm含有し、かつ、誘導期間が最高で20秒である、請求項記載の方法。
  7. 使用するアクリル酸がトコフェロールを少なくとも50ppm含有し、かつ、得られた水性液体を吸収するヒドロゲルを形成するポリマーのZ%−値が70よりも大きい、請求項又は記載の方法。
  8. 衛生用品における、請求項1からまでのいずれか1項記載の水性液体を吸収するヒドロゲルを形成するポリマー組成物の使用。
JP2003554238A 2001-12-21 2002-12-18 トコフェロール含有高吸収体 Expired - Fee Related JP4241380B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE10163543A DE10163543A1 (de) 2001-12-21 2001-12-21 Tocopherol-haltige Superabsorber
PCT/EP2002/014451 WO2003053482A1 (de) 2001-12-21 2002-12-18 Tocopherol-haltige superabsorber

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005513203A JP2005513203A (ja) 2005-05-12
JP4241380B2 true JP4241380B2 (ja) 2009-03-18

Family

ID=7710564

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003554238A Expired - Fee Related JP4241380B2 (ja) 2001-12-21 2002-12-18 トコフェロール含有高吸収体

Country Status (16)

Country Link
US (1) US20050013865A1 (ja)
EP (1) EP1458423B1 (ja)
JP (1) JP4241380B2 (ja)
KR (1) KR20040070232A (ja)
CN (1) CN1306967C (ja)
AT (1) ATE317706T1 (ja)
AU (1) AU2002364396B2 (ja)
BR (1) BR0215031A (ja)
CA (1) CA2470586A1 (ja)
DE (2) DE10163543A1 (ja)
ES (1) ES2256586T3 (ja)
MX (1) MXPA04005657A (ja)
PL (1) PL371129A1 (ja)
RU (1) RU2329066C9 (ja)
WO (1) WO2003053482A1 (ja)
ZA (1) ZA200405800B (ja)

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI353360B (en) 2005-04-07 2011-12-01 Nippon Catalytic Chem Ind Production process of polyacrylic acid (salt) wate
DE102005042608A1 (de) 2005-09-07 2007-03-08 Basf Ag Polymerisationsverfahren
TWI394789B (zh) 2005-12-22 2013-05-01 Nippon Catalytic Chem Ind 吸水性樹脂組成物及其製造方法、吸收性物品
EP1837348B9 (en) 2006-03-24 2020-01-08 Nippon Shokubai Co.,Ltd. Water-absorbing resin and method for manufacturing the same
JP5415256B2 (ja) * 2006-08-31 2014-02-12 株式会社日本触媒 粒子状吸水剤およびその製造方法
CN101589066B (zh) * 2007-01-24 2013-07-03 株式会社日本触媒 粒子状吸水性聚合物及其制造方法
EP2116571B1 (en) * 2007-02-05 2019-05-01 Nippon Shokubai Co., Ltd. Granular water absorber and method of producing the same
DE102008000237A1 (de) 2007-02-06 2008-08-07 Basf Se Phenol-Imidazolderivate zur Stabilisierung von polymerisationsfähigen Verbindungen
SA08290402B1 (ar) * 2007-07-04 2014-05-22 نيبون شوكوباي كو. ، ليمتد عامل دقائقي ماص للماء وطريقة لتصنيعه
WO2009130915A1 (ja) * 2008-04-25 2009-10-29 株式会社日本触媒 ポリアクリル酸(塩)系吸水性樹脂およびその製造方法
DE102008063229A1 (de) * 2008-12-19 2010-07-01 Dehn, Michael C. Filzmaterial mit Sperrfunktion und Bauteil aus Filz
US9518133B2 (en) 2009-02-06 2016-12-13 Nippon Shokubai Co., Ltd. Hydrophilic polyacrylic acid (salt) resin and manufacturing method thereof
CN105771945A (zh) 2009-09-29 2016-07-20 株式会社日本触媒 颗粒状吸水剂及其制造方法
US10294315B2 (en) 2009-09-30 2019-05-21 Nippon Shokubai Co., Ltd. Polyacrylic acid (salt)-based water absorbent resin and method for producing same
JP5587409B2 (ja) 2010-06-08 2014-09-10 株式会社日本触媒 粒子状吸水性樹脂の製造方法
CN102311517A (zh) * 2011-09-07 2012-01-11 西南石油大学 一种具有pH值敏感特性的高吸水树脂的制备方法
RU2649144C1 (ru) * 2016-12-22 2018-03-30 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Башкирский государственный университет" Способ получения суперабсорбента для водоочистки

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4839181A (en) * 1987-11-30 1989-06-13 H. J. Heinz Company Method of removing outer protective layer from edible materials using laser energy
TW201758B (ja) * 1988-06-28 1993-03-11 Catalyst co ltd
US5032384A (en) * 1989-01-27 1991-07-16 Block Drug Company, Inc. Compositions and method for the treatment of disease
DE3939162A1 (de) * 1989-11-27 1991-05-29 Henkel Kgaa Verfahren zum inhibitoraustausch in radikalisch reaktiven olefinisch ungesaettigten systemen
AU658061B2 (en) * 1992-06-08 1995-03-30 Hoechst Celanese Corporation Novel cross-linked water-absorbent resin
US5461124A (en) * 1992-07-24 1995-10-24 Henkel Kommanditgesellschaft Auf Aktien Reactive systems and/or polymer composition for tissue contact with the living body
DE4420088C3 (de) * 1994-06-09 2001-02-15 Stockhausen Chem Fab Gmbh Verfahren zur Herstellung eines wasserabsorbierenden Flächengebildes und dessen Verwendung
DE19521848A1 (de) * 1995-06-16 1996-12-19 Basf Ag Stabilisierung von Polymerisaten des Styrols oder einer (Meth)acrylverbindung
DE19646484C2 (de) * 1995-11-21 2000-10-19 Stockhausen Chem Fab Gmbh Flüssigkeitsabsorbierende Polymere, Verfahren zu deren Herstellung und deren Verwendung
US5859280A (en) * 1997-07-01 1999-01-12 Betzdearborn Inc. Methods for inhibiting the polymerization of vinyl monomers

Also Published As

Publication number Publication date
AU2002364396A1 (en) 2003-07-09
PL371129A1 (en) 2005-06-13
CN1306967C (zh) 2007-03-28
MXPA04005657A (es) 2004-12-06
WO2003053482A1 (de) 2003-07-03
KR20040070232A (ko) 2004-08-06
CN1606458A (zh) 2005-04-13
BR0215031A (pt) 2004-11-03
ZA200405800B (en) 2005-07-21
EP1458423B1 (de) 2006-02-15
RU2004122624A (ru) 2006-01-27
JP2005513203A (ja) 2005-05-12
RU2329066C2 (ru) 2008-07-20
AU2002364396B2 (en) 2007-12-20
ES2256586T3 (es) 2006-07-16
US20050013865A1 (en) 2005-01-20
ATE317706T1 (de) 2006-03-15
EP1458423A1 (de) 2004-09-22
CA2470586A1 (en) 2003-07-03
DE10163543A1 (de) 2003-07-31
RU2329066C9 (ru) 2009-04-10
DE50205844D1 (de) 2006-04-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR0183511B1 (ko) 흡수제와 그 제조방법, 및 흡수제를 포함하는 흡수성 물품
JP4087500B2 (ja) 吸収性物品の製造方法
JP4991084B2 (ja) 水吸収剤、その製造法および該水吸収剤の使用
JP4241380B2 (ja) トコフェロール含有高吸収体
US6964998B2 (en) Water-absorbing agent and its production process and use
JP4315680B2 (ja) 吸収性組成物
JP4388808B2 (ja) 酸性中心を有する高膨潤性ヒドロゲル
US6586549B1 (en) Water-absorbing composition and its use
US6372852B2 (en) Water-absorbing composition and production process for water-absorbing agent
JP2004530777A (ja) 酸性の高膨潤性ヒドロゲル
JPH0788171A (ja) 紙おむつ用吸収剤組成物
JP2010501697A (ja) 一過的な疎水性を有する、ポリアミンコーティングされた超吸収性ポリマー
JP2005501960A (ja) 特定の粒径分布を有する高吸水性ヒドロゲル
US6103785A (en) Water-absorbing agent and its production process and use
JP4615853B2 (ja) 吸水性樹脂組成物
JP4942235B2 (ja) 吸水剤、吸収体、吸収性物品、および吸収特性の測定方法
JP2010214371A (ja) 吸水剤、吸収体、吸収性物品、および吸収特性の測定方法
JPH07102078A (ja) 吸水性材料およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050811

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071001

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071018

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20071212

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20071219

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080410

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081121

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081222

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees