JPH07278177A - 新規なエリスロマイシン誘導体、それらの製造法及び薬剤としての使用 - Google Patents

新規なエリスロマイシン誘導体、それらの製造法及び薬剤としての使用

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JPH07278177A
JPH07278177A JP7103170A JP10317095A JPH07278177A JP H07278177 A JPH07278177 A JP H07278177A JP 7103170 A JP7103170 A JP 7103170A JP 10317095 A JP10317095 A JP 10317095A JP H07278177 A JPH07278177 A JP H07278177A
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ジャンフランソワ・シャント
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アレクシ・ドニ
Martret Odile Le
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 新規なエリスロマイシン誘導体及びそれらの
製造法を提供する。 【構成】 この誘導体は、次式(I) 【化1】 [ここで、R1 及びR2 は水素原子又は飽和若しくは不
飽和の炭化水素基(1個以上のヘテロ原子を含むことが
でき、また1個以上の官能基を有することができる。)
を表わすか、或いはR1 及びR2 はそれらが結合してい
る窒素原子と共に複素環(これはさらに1個以上の複素
原子を含有することができる。)を形成するか、或いは
1 及びR2 は一緒になって次式 【化2】 (ここで、R'1及びR'2は水素原子又は飽和若しくは不
飽和の炭化水素基(1個以上のヘテロ原子を含むことが
でき、また1個以上の官能基を有することができる。)
の基を形成し、Zは水素原子又はカルボン酸の残基を表
わし、10位の波線はメチル基がR若しくはS配置か又
はR+S配置の混合物であり得ることを示す]を有す
る。 【効果】 抗菌活性を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、新規なエリスロマイ
シン誘導体、それらの製造法及び薬剤としての使用に関
する。
【0002】
【発明の概要】しかして、本発明の主題は、次の一般式
(I)
【化12】 [ここで、R1 及びR2 は、同一であっても異なってい
てもよく、水素原子又は24個までの炭素原子を含有す
る飽和若しくは不飽和の炭化水素基(これは1個以上の
ヘテロ原子により中断されていてもよく、また1個以上
の官能基を有することができる。)を表わすか、或いは
1 及びR2 はそれらが結合している窒素原子と共に複
素環(これは窒素、酸素及び硫黄原子のうちから選択さ
れる1個以上の複素原子を含有することができる。)を
形成するか、或いはR1 及びR2 は一緒になって次式
【化13】 (ここで、R'1及びR'2は、同一であっても異なってい
てもよく、水素原子又は23個までの炭素原子を含有す
る飽和若しくは不飽和の炭化水素基(これは1個以上の
ヘテロ原子により中断されていてもよく、また1個以上
の官能基を有することができる。)の基を形成し、Zは
水素原子又は18個までの炭素原子を含有するカルボン
酸の残基を表わし、10位の波線はメチル基がR若しく
はS配置か又はR+S配置の混合物であり得ることを示
す]の化合物並びに一般式(I)の化合物の酸との付加
塩にある。
【0003】
【発明の具体的な説明】酸との付加塩のうちでは、下記
の酸:酢酸、プロピオン酸、トリフルオル酢酸、マレイ
ン酸、酒石酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン
酸、p−トルエンスルホン酸、、特にステアリン酸、エ
チルこはく酸、ラウリルスルホンなどにより形成された
塩類が挙げられる。
【0004】R1 又はR2 及びR'1又はR'2により表わ
すことができる炭化水素基は、窒素、酸素及び硫黄原子
のうちから選択される1個以上のヘテロ原子により中断
されていてもよく、またヒドロキシル基、ハロゲン原
子、NO2 基、C≡N基、下記の基:12個までの炭素
原子を含有するアルキル、アルケニル若しくはアルキニ
ル、O−アルキル、O−アルケニル若しくはO−アルキ
ニル、S−アルキル、S−アルケニル若しくはS−アル
キニル及びN−アルキル、N−アルケニル若しくはN−
アルキニル基(これらの基は1個以上のハロゲン原子に
より置換されていてもよい)、基−N(Ra)(Rb)
(Ra及びRbは、同一であっても異なっていてもよ
く、水素原子又は12個までの炭素原子を含有するアル
キル基を表わす)、基−CO−R3 (ここで、R3 は1
2個までの炭素原子を含有するアルキル基を表わす)、
置換されていてもよいアリール若しくはヘテロアリール
基、炭素環式アリール、O−アリール若しくはS−アリ
ール基又は1個以上の複素原子を含有する5若しくは6
員の複素環式アリール、O−アリール若しくはS−アリ
ール基(これらの基は前記のような置換基の1個以上に
より置換されていてもよい)よりなる群から選択される
1個以上の基を含有することができる。
【0005】R1 又はR2 及びR'1又はR'2により表わ
すことができる炭化水素基は、アルキル、アルケニル、
アルキニル、アラルキル、アラルケニル又はアラルキニ
ル基であってよい。この置換基の定義において、アルキ
ル、アルケニル又はアルキニル基は、好ましくは、下記
の基:メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−
ブチル、イソブチル、t−ブチル、デシル、ドデシル、
ビニル、アリル、エチニル、プロピニル、プロパルギ
ル、シクロブチル、シクロペンチル又はシクロヘキシル
基の一つである。
【0006】アリール基は、フェニル又はナフチル基で
あってよい。また、アリール基は、置換又は非置換の複
素環式基、例えば、チエニル、フリル、ピロリル、チア
ゾリル、オキサゾリル、イミダゾリル、チアジアゾリ
ル、ピラゾリル若しくはイソピラゾリル基、ピリジル、
ピリミジニル、ピリダジニル若しくはピラジニル基、又
はインドリル、ベンゾフラニル、ベンゾチアジル若しく
はキノリニル基であってよい。これらのアリール基は、
前記した基の1個以上を含有することができる。
【0007】R1 及びR2 がそれらが結合している窒素
原子と共に複素環式基を形成するときは、それは、好ま
しくは、下記の基:ピロリル、ピロリジニル、ピリジ
ル、ピラジニル、ピリミジニル、ピペリジニル、ピペラ
ジニル、キヌクリジニル、オキサゾリル、イソオキサゾ
リル、モルホリニル、インドリル、イミダゾリル、ベン
ゾイミダゾリル、トリアゾリル、チアゾリル、アゼチジ
ニル、アジリジニル基の一つである。
【0008】さらに詳しくは、本発明の主題は、Zが水
素原子を表わす式(I)の化合物、R1 が水素原子を表
わす式(I)の化合物、R1 及びR2 がそれぞれ水素原
子を表わす式(I)の化合物にある。
【0009】本発明の好ましい化合物のうちでは、R'1
が水素原子を表わす式(I)の化合物が挙げられ、さら
に、R1 及びR2 が一緒になって次式 =CH(CH2n Ar1 (ここで、Arは置換されていてもよいアリール又はヘ
テロアリール基を表わし、nは0〜8まで変動し得る整
数を表わす)の基を形成する式(I)の化合物も挙げら
れる。Ar1 は、好ましい意味として、アリール及びヘ
テロアリール基について前記した好ましい意味を有す
る。また、Ar1 に存在し得る置換基は、官能基として
前記したものと同じである。
【0010】本発明の好ましい化合物のうちでも、特
に、R1 及びR2 が一緒になって次式
【化14】 (ここで、p及びqは、同一であっても異なっていても
よく、0〜6まで変動する整数を表わし、A及びBは、
同一であっても異なっていてもよく、水素若しくはハロ
ゲン原子又は8個までの炭素原子を含有するをアルキル
基を表わし、二重結合の配置はE若しくはZ又はE+Z
混合物であるか、或いはA及びBはそれらが結合してい
る炭素原子と共に第三の結合を形成し、Ar2 は置換さ
れていてもよい単環式又は多環式のアリール又はヘテロ
アリール基を表わす)の基を形成する式(I)の化合物
が挙げられる。これらの化合物のうちでも、特に、p及
びqが0の数を表わすもの、またA及びBが水素原子を
表わすものが挙げられる。
【0011】本発明の好ましい化合物のうちでも、R2
が次式 (CH2r Ar3 (ここで、rは0〜6の間の整数を表わし、Ar3 は置
換されていてもよいアリール又はヘテロアリール基を表
わす)の基を表わす式(I)の化合物;特に、Ar3
4−キノリニル基(これはキノリンの2個の環の一方及
び(又は)他方に一置換又は多置換されていてもよい)
を表わすもの;例えば、Ar3 が非置換4−キノリニル
基、メトキシ基により置換された4−キノリニル基又は
ピリジル基により置換されたチアゾリル基を表わすもの
が挙げられる。
【0012】特に詳しくは、本発明の主題は、rが1〜
4の間の整数を表わす式(I)の化合物にある。
【0013】本発明の好ましい化合物としては、その製
造を後記の実験の部に示す化合物、特に、化合物名が ・11,12−ジデオキシ−3−デ((2,6−ジデオ
キシ−3−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リボ
ヘキソピラノシル)オキシ)−6−O−メチル−3−オ
キソ−12,11−(オキシカルボニル(2−(3−
(4−キノリニル)−2−プロピル)ヒドラゾノ))エ
リスロマイシン、 ・11,12−ジデオキシ−3−デ((2,6−ジデオ
キシ−3−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リボ
ヘキソピラノシル)オキシ)−6−O−メチル−3−オ
キソ−12,11−(オキシカルボニル(2−(3−
(4−キノレイニル)プロピル)ヒドラゾノ))エリス
ロマイシン、 ・11,12−ジデオキシ−3−デ((2,6−ジデオ
キシ−3−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リボ
ヘキソピラノシル)オキシ)−6−O−メチル−3−オ
キソ−12,11−(オキシカルボニル(2−(3−
(7−メトキシ−4−キノレイニル)プロピル)ヒドラ
ゾノ))エリスロマイシン、 ・11,12−ジデオキシ−3−デ((2,6−ジデオ
キシ−3−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リボ
ヘキソピラノシル)オキシ)−6−O−メチル−3−オ
キソ−12,11−(オキシカルボニル(2−(3−
(2−(3−ピリジニル)−4−チアゾリル)プロピ
ル)ヒドラゾノ))エリスロマイシン のいずれかであるものが挙げられる。
【0014】一般式(I)の化合物は、葡萄球菌属、連
鎖球菌属、肺炎球菌属のようなグラム陽性細菌に対し非
常に良好な抗生物質活性を持っている。したがって、本
発明の化合物は、感受性細菌感染症の治療に、特に、葡
萄球菌性敗血症、顔又は皮膚の悪性葡萄球菌感染症、膿
皮症、敗血性又は化膿性びらん、せつ、炭疽、フレグモ
ーネ、丹毒及びざそうのような葡萄球菌感染症、原発性
又はインフルエンザ後急性アンギナ、気管支肺炎、肺化
膿症のような葡萄球菌感染症、急性アンギナ、耳炎、副
鼻腔炎、猩紅熱のような連鎖球菌感染症、肺炎、気管支
炎のような肺炎球菌症、ブルセラ症、ジフテリア、淋菌
感染症の治療に使用することができる。また、本発明の
化合物は、インフルエンザ菌、リケッチャ菌、肺炎マイ
コプラズマ、クラミジア属、レジュネラ菌、ウレアプラ
ズマ属、トキソプラズマのような細菌又はミコバクテリ
ウム型の細菌による感染症に対して活性である。
【0015】したがって、本発明の主題は、上記のよう
な式(I)の化合物並びにそれらの製薬上許容できる無
機又は有機酸との付加塩よりなる薬剤、特に抗生物質剤
にある。本発明のさらに特別の主題は、前述のような式
(I)の好ましい化合物、特に例1、5、11及び12
の化合物並びにそれらの製薬上許容できる無機又は有機
酸との付加塩よりなる薬剤、特に抗生物質剤にある。
【0016】また、本発明の主題は、前記の薬剤の少な
くとも1種を活性成分として含有する製薬組成物にあ
る。これらの組成物は、経口的に、直腸経路で又は非経
口的に或いは皮膚及び粘膜上への局部適用として局部経
路で投与することができるが、好ましい投与経路は経口
投与である。これらの製薬組成物は、固体又は液体状で
あってよく、人の医薬として慣用されているあらゆる製
薬形態で、例えば無味錠剤又は糖衣錠、カプセル、顆
粒、座薬、注射用製剤、軟膏、クリーム、ジェルの形で
提供できる。これらは、通常の方法により製造される。
活性成分は、これらの製薬組成物に通常使用される補助
剤、例えばタルク、アラビアゴム、ラクトース、でんぷ
ん、ステアリン酸マグネシウム、ココアバター、水性又
は非水性ビヒクル、動物性又は植物性の脂肪物質、パラ
フィン誘導体、グリコール、各種の湿潤剤、分散剤又は
乳化剤、保存剤と配合することができる。
【0017】これらの組成物は、また、適当なビヒク
ル、例えば非発熱性無菌水に即時に溶解するように意図
された粉末の形態で提供できる。投薬量は、治療する感
染症、問題の患者、投与経路及び化合物によって変わ
る。それは、例えば、例5に記載の化合物については、
成人の場合に経口投与で1に当たり50mg〜300m
gであろう。
【0018】また、本発明の主題は、一般式(I)の化
合物並びにそれらの酸との付加塩を製造するにあたり、
次式(II)
【化15】 (ここで、Zは前記した意味を有する)の化合物にヒド
ラジンNH2 NH2 を作用させて次式(IA)
【化16】 の化合物を得、この化合物に所望によりアルデヒドR'2
CHO(ここで、R'2は前記した意味を有する)又は次
【化17】 (ここで、R'1及びR'2は前記した意味を有する)のケ
トンを作用させて相当する次式(IB)
【化18】 (ここで、R'1及びR'2は前記した意味と同じ意味を有
する)の化合物を得、この化合物に所望により還元剤を
作用させて相当する次式(IC)
【化19】 (ここで、R'1及びR'2は前記した意味と同じ意味を有
する)の化合物、即ち、R1 が水素原子を表わし且つR
2 がCHR'1R'2基を表わす一般式(I)の化合物を
得、次いで所望により式(IC)の化合物にNH基の水素
原子を前記のR1 基(ただし、水素原子は除く)により
置き換えることができる試薬を作用させ、次いで、得ら
れた化合物に所望により酸を作用させてその塩を形成し
及び(又は)2' 位のOH基のエステル化剤を作用させ
ることを特徴とする、一般式(I)の化合物並びにそれ
らの酸との付加塩の製造法にある。
【0019】本発明の製造法の出発物質として使用され
る式(II)の化合物は、ヨーロッパ特許出願第0596
802号に記載されている。また、式(II)の化合物の
製造を後記の実験の部に述べる。
【0020】本発明の好ましい実施態様においては、 ・操作は、過剰のヒドラジンの存在下に、周囲温度より
も高い温度で、例えば40〜80℃の温度で、アセトニ
トリル、ジオキサン、ジメチルホルムアミド、テトラヒ
ドロフラン、ジメトキシエタン又はジメチルスルホキシ
ドのような溶媒中で(塩基の存在下に又は不存在下に)
行われる。 ・アルデヒド又はケトンとの反応は、上記と同じ温度及
び溶媒条件下で行われる。 ・還元剤は、NaBH3 CN或いはパラジウム又は白金
のような触媒の存在下で、しかも塩酸又は酢酸のような
酸の存在下又は不存在下での水素である。 ・2' のエステル化は、標準的な方法により行われる。 ・塩形成は、標準的な方法により酸を使用して行われ
る。
【0021】また、本発明の主題は、次式(II)
【化20】 (ここで、Zは前記した意味を有する)の化合物に式N
2 NHR2 (ここで、R2 は前記した意味を有する)
の化合物を作用させて次式(I'A
【化21】 の化合物を得、この化合物に所望によりNH基の水素原
子を前記のR1 基(ただし、水素原子は除く)により置
き換えることができる試薬を作用させて相当する次式
(I'B
【化22】 (ここで、R1 及びR2 は前記した意味を有する)の化
合物を得、この化合物に所望により2' 位のOH基のエ
ステル化剤を作用させ又は酸を作用させてその塩を形成
することを特徴とする、前記の製造法にある。この製造
法の好ましい温度及び圧力条件は前記したものと同じで
ある。
【0022】
【実施例】下記の実施例は本発明を例示するためにのみ
示すものである。
【0023】例1:11,12−ジデオキシ−3−デ
((2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メ
チル−α−L−リボヘキソピラノシル)オキシ)−6−
O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボ
ニル(ヒドラゾノ))エリスロマイシン、異性体10
(R)及び相当する異性体10(S) 353mgの11−デオキシ−10,11−ジデヒドロ
−3−デ(2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−
O−メチル−α−L−リボヘキソピラノシル)オキシ)
−12−O−((1H−イミダゾール−1−イル)カル
ボニル)−6−O−メチル−3−オキソエリスロマイシ
ン2' −アセテート(ヨーロッパ特許第0596802
号に記載のように製造)及び0.097mlのヒドラジ
ン水和物を5mlのシアン化メチル及び0.5mlの水
に懸濁させる。反応混合物を60℃に3時間加熱する。
この反応混合物を水に注ぎ入れ、酢酸エチルにより抽出
し、抽出物を洗浄し、乾燥する。反応混合物をシリカで
クロマトグラフィーし、イソプロピルエーテル−トリエ
チルアミン−メタノール混合物(90/10/10)で
溶離する。101mgの所望化合物(化合物A)、Rf
=0.45、及び106mgの相当する化合物10
(S)(化合物B)を得た。
【0024】分析 %計算 : C 59.31 H 8.51 N 6.69 %実測 化合物A: C 59.3 H 8.4 N 6.7 化合物B: C 59.3 H 8.4 N 6.8NMR (CDCl3 ,ppm) 化合物A 3.09:H10(m);3.59:H11(s);1.3
5:12Me(s);5.03:H13(dd);0.8
6:15Me(t);3.85:H2 (q);2.3
0:N−Me(s);2.67−6:OMe(s);
4.44:NH(s);2.67:H8 (m) 化合物B 3.53:H10(m);3.46(d,J=3Hz):
11(s);1.32:12Me(s);4.95:H
13(dd);0.87:15Me(t);3.88:H
2 (q);2.31:N−Me(s);2.83:6−
OMe(s);3.84:NH(s);2.78:H8
(m)
【0025】例2:11,12−ジデオキシ−3−デ
((2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メ
チル−α−L−リボヘキソピラノシル)オキシ)−6−
O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボ
ニル(2−(3−フェニルプロピリデン)ヒドラゾ
ノ))エリスロマイシン 例1で得た285mgの化合物Aと156mgの3−フ
ェニルプロピオンアルデヒドをモレキュラーシーブ(4
Å)と共に2mlのTHFに溶解させる。100mgの
モレキュラーシーブ(4Å)を添加し、全体を60℃に
24時間加熱する。ろ過し、次いで濃縮し、シリカでク
ロマトグラフィーし、酢酸エチル−トリエチルアミン混
合物(96−4)により溶離して精製する。Rf=0.
41の画分を集め、330mgの所望化合物を得た。R
f=0.3。 分析 %計算 : C 64.58 H 8.26 N 5.65 %実測 : C 64.3 H 8.3 N 5.5NMR (CDCl3 ,ppm) 3.04:H10(q);4.46:H11(d,J=3H
z);5.05:H13(dd);3.85:H2
(q);2.38:N−Me(s);2.79:6−O
Me(s);7.96:N=C(t);2.86:C
2 −Φ;7.2−7.35:H芳香族:2.61:N
H=CH−CH2 (m)
【0026】例3:11,12−ジデオキシ−3−デ
((2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メ
チル−α−L−リボヘキソピラノシル)オキシ)−6−
O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボ
ニル(2−(3−フェニルプロピル)ヒドラゾノ))エ
リスロマイシン 1.5mlのメタノール、88mgの例2の化合物及び
50μlの酢酸を含有する溶液に23mgの水素化シア
ン化硼素ナトリウム(NaBH3 CN)を添加する。濃
縮し、酢酸エチルにより溶解した後、水を添加し、pH
を2N苛性ソーダを使用して8に調節する。デカンテー
ションを行い、次いで塩化ナトリウム飽和溶液により洗
浄し、乾燥する。得られた生成物をシリカでクロマトグ
ラフィーし、イソプロピルエーテル−メタノール−トリ
エチルアミン混合物(90−10−10)により溶離す
る。Rf=0.33の画分を集める。得られた混合物を
エーテル−ペンタン混合物に溶解し、ろ過する。蒸発さ
せた後、70mgの所期化合物を得た。 分析 %計算 : C 64.4 H 8.51 N 5.63 %実測 : C 64.2 H 8.3 N 5.6NMR (CDCl3 ,ppm) 3.74:H10(s);5.03:H13(dd);3.
86:H2 (q);2.27:N(CH32 (s);
2.64:6−OMe(s);2.72:C 2 −Φ;
7.13−7.28:H芳香族:5.35:NHのH
(t)
【0027】例4:11,12−ジデオキシ−3−デ
((2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メ
チル−α−L−リボヘキソピラノシル)オキシ)−6−
O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボ
ニル(2−(3−(4−キノリニル)−2(E)−プロ
ペニリデン)ヒドラゾノ))エリスロマイシン 例1で製造した125mgの化合物A、73mgの4−
キノリニルプロペナール(この製造は以下に示す)及び
40μlの酢酸を周囲温度で5時間撹拌する。メタノー
ルを減圧下に除去し、残留生成物を塩化メチレン−水混
合物に溶解する。濃水酸化アンモニウム溶液を使用して
pHを9に調節する。反応媒体をデカンテーションし、
硫酸マグネシウムにより乾燥し、ろ過し、蒸発乾固させ
る。0.211gの生成物を得た。これをシリカでクロ
マトグラフィーし、塩化メチレン−メタノール混合物
(92−8)により溶離する。Rf=0.4の生成物を
酢酸エチル−ペンタン混合物(1−1)によりペースト
状にする。分離し、最低量の酢酸エチル−ペンタン混合
物ですすいだ後、得られた生成物を減圧下にオーブン乾
燥した。このようにして、109mgの所望化合物を得
た。
【0028】例4の製造例:4−キノリンプロペナール 3.9gの4−キノリンカルボキサアルデヒドを80m
lの塩化メチレンに溶解させる。混合物を10℃±5℃
に冷却し、8.3gの3−(トリフェニルホスフィン)
プロペナール(C653 P=C−CHOを温度を1
0℃に保持しながら1時間30分で添加する。温度を2
0℃に戻し、24時間撹拌し続ける。反応媒体を再度1
0℃に冷却し、0.4gの(C653 P=C−CH
Oを添加する。周囲温度で3時間撹拌し続ける。塩化メ
チレンを蒸発させ、得られた生成物をシリカでクロマト
グラフィーし、酢酸エチル−シクロヘキサン混合物(4
−6)により溶離する。2.12gの所望化合物を得
た。Mp=約90℃。
【0029】例5:11,12−ジデオキシ−3−デ
((2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メ
チル−α−L−リボヘキソピラノシル)オキシ)−6−
O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボ
ニル(2−(3−(4−キノリニル)−2−プロピル)
ヒドラゾノ))エリスロマイシン 例4で製造した0.38gの化合物と38mgの酸化白
金を10mlの酢酸エチルに溶解する。激しく撹拌しな
がら水素化を24時間行う。ろ過し、酢酸エチルによる
すすぎを行い、減圧下に蒸発させた後、0.375gの
生成物を得た。これを5mlのメタノールに溶解し、1
75μlの酢酸及び90mgの水素化硼素ナトリウムを
添加する。周囲温度で3時間撹拌する。メタノールを追
い出し、残留物を塩化メチレン−水混合物により溶解す
る。28%水酸化アンモニウム溶液を使用してpHを8
〜9に調節する。デカンテーションし、水洗し、乾燥
し、ろ過し、蒸発乾固させた後、0.37gの生成物を
得た。これをシリカでクロマトグラフィーし、酢酸エチ
ル−トリエチルアミン混合物(96−4)により溶離す
る。127mgの生成物を得た。これを分離し、洗浄
し、乾燥する。90mgの所望化合物を得た。Mp=1
89℃。NMR (CDCl3 、300MHz) 1.34(s)−1.48(s):6及び12CH3
2.30(s):N−(CH32 ;2.65(s):
6−OCH3 ;3.06(dq):H4 ;3.19
(q):H10;3.74(s):H11;5.50(t,
易動性):N−CH2 ;7.30(d):H3 キノリ
ン;7.53−7.68(dt):H6 −H7 キノリ
ン;8.10(m):H5 −H8 キノリン;8.79
(d):H2 キノリン
【0030】例6:11,12−ジデオキシ−3−デ
((2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メ
チル−α−L−リボヘキソピラノシル)オキシ)−6−
O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボ
ニル(2−(3−(1H−ベンゾイミダゾール−1−イ
ル)プロピル)ヒドラゾノ))エリスロマイシン 例1で得た0.3gの化合物、0.168gの3−イミ
ダゾールプロパナール(この製造は以下に示す)及び9
0mlの酢酸を9mlのメタノールに溶解してなる溶液
を周囲温度で18時間撹拌し、この後、40mgの水素
化シアン化硼素ナトリウムを添加し、5時間撹拌し続
け、次いで120mgの水素化シアン化硼素ナトリウム
及び20μlの酢酸を添加する。48時間撹拌し続け、
塩化メチレン−水混合物を添加し、32%水酸化アンモ
ニウム溶液を使用してpHを8〜9に調節し、有機相を
分離し、乾燥し、蒸発乾固させる。0.6gの残留物を
得た。これをシリカでクロマトグラフィー(溶離剤:酢
酸エチル−メタノール−TEA:92−6−2)し、得
られた生成物をエーテル−ペンタン混合物(1−1)中
でペースト状にする。0.143gの粗製の所望化合物
を集め、これを1mlの酢酸エチルに溶解し、次いでろ
過し、3mlのペンタンを添加して結晶化し、乾燥した
後、0.085gの所望化合物を得た。Mp=197
℃。 分析:C4163510 785.98 %計算 : C 62.65 H 8.08 N 8.91 %実測 : C 62.5 H 8.1 N 8.8NMR (CDCl3 ,ppm) 3.18:H10;3.69(s):H11;0.84
(t):15CH3 ;3.86(q):H2 ;2.4
5:N−(CH32 ;2.60(s):6−OCH
3 ;5.56(t):NH;2.65−2.81:NH
−C 2 −;4.50:−C 2 −N;7.26〜8.
02:5Hイミダゾール
【0031】例6の製造例:3−イミダゾリルプロパナ
ール工程A :2−(2−(3−イミダゾリル)エチル)−
1,3−ジオキソラン1.2gのベンゾイミダゾールを
15mlのジメチルホルムアミドに溶解してなる溶液に
0.49gの50%油中分散水素化ナトリウムを添加す
る。温度を35℃に上昇させ、ガスの放出が終わってか
ら10分後に、温度を35℃に上昇させながら1.2m
lの2−(2−ブロムメチル)−1,3−ジオキソラン
を添加する。2時間撹拌し、、塩化ナトリウム飽和水を
添加し、エーテルで抽出し、抽出物を乾燥し、ろ過し、
減圧下に蒸発させ、2gの残留物を得た。これをシリカ
でクロマトグラフィーし、塩化メチレン−メタノール
(95−5)により溶離する。このようにして、1.6
gの所望化合物を集めた。NMR (CDCl3 ) 2.25及び4.35:エチルのCH2';3.85〜
4.00:ジオキソランのCH2';4.87:CHジオ
キソラン;7.29−7.45−7.81:4Hベンゾ
イミダゾール;7.92:イミダゾールの2位のH
【0032】工程B:3−イミダゾリルプロパナール 工程Aで得た1.6gの化合物、1.45gのp−トル
エンスルホン酸を60mlのメタノールに溶解してなる
溶液を5時間撹拌還流させる。pHを炭酸カリウムによ
り8に調節し、メタノールを下圧下に除去し、塩化メチ
レンにより抽出し、次いで水洗し、乾燥し、減圧下に蒸
発乾固させ、1.45gの中間体ジメトキシケタールを
得た。これを70mlのアセトン及び34mlの2N塩
酸の存在下に40℃で18時間撹拌し、アセトンを減圧
下に蒸発させ、32%水酸化アンモニウムを添加してp
Hを8〜9に調節し、塩化メチレンにより抽出し、抽出
物を水洗し、乾燥し、減圧下に蒸発乾固させ、1.13
gの生成物を集めた。これをシリカでクロマトグラフィ
ー(溶離剤:塩化メチレン−メタノール95−5)す
る。0.796gの所望化合物を得た。NMR (CDCl3 、250MHz) 3.07(t)−4.52:エチルのCH2';7.25
〜7.50:芳香族;9.79(s):アルデヒドのC
【0033】例7:11,12−ジデオキシ−3−デ
((2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メ
チル−α−L−リボヘキソピラノシル)オキシ)−6−
O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボ
ニル(2−(3−(2−フェニル−5−チアゾリル)プ
ロピル)ヒドラゾノ))エリスロマイシン 例1で得た200mgの化合物と139mgの3−(2
−フェニル−5−チアゾリル)プロパナール(この製造
は以下に示す)の混合物に60mgの水素化シアン化硼
素ナトリウムを添加し、180mlの酢酸及び7mlの
メタノールを添加し、周囲温度で18時間撹拌する。減
圧下に蒸発乾固させ、残留物を水−酢酸エチル混合物で
溶解し、pHを水酸化アンモニウム水溶液により9に調
節する。酢酸エチルにより抽出し、抽出物を水洗し、乾
燥し、減圧下に蒸発乾固させる。354mgの生成物を
集めた。これをシリカでクロマトグラフィー(溶離剤:
酢酸エチル、次いで酢酸エチル−トリエチルアミン(9
6−4)する。170mgの生成物を集め、これを酢酸
エチル−ペンタン混合物(1/5)から結晶化する。こ
のようにして80mgの所望化合物を得た。 分析:C4364410S 829.07 %計算 : C 62.3 H 7.78 N 6.76 S 3.87 %実測 : C 62.0 H 7.8 N 6.8 S 4.0NMR (CDCl3 、300MHz) 3.17(m):H10;1.07(d):14CH3
1.48:15CH3;3.87(q):H2 ;2.2
6:N−(CH32 ;3.53(m):2'OH;
2.67(s):6−OCH3 ;5.43(t):N
H;2.86(m)−1.95(m)−3.03
(m):プロピルのCH2';7.55(s):チアゾー
ルのH;7.39(m)3H及び7.89(m)2H:
芳香族;1.19(d):H8
【0034】例7の製造例:2−フェニル−5−チアゾ
ールプロパナール工程A :2−フェニル−5−カルベトキシチアゾール ホルミルβ−クロル酢酸エチルを240mlのベンゼン
に溶解してなる溶液を、78gのチオベンズアミドを2
00mlのベンゼンに加えてなる懸濁液に添加する。加
熱還流を3時間30分行うと同時に生成する水を除去す
る。反応媒体を冷却し、320mlの20%炭酸カリウ
ム溶液と220mlの水をゆっくりと添加し、エーテル
で抽出し、次いで水洗し、乾燥し、減圧下に蒸留する。
75.5gの所望化合物を得た。
【0035】工程B:2−フェニル−5−チアゾールカ
ルボン酸 工程Aで得た75.5gの化合物を130mlのエタノ
ールに溶解してなる溶液に、28.56gのペレット状
カリウムを410mlのエタノールに溶解してなる溶液
を添加し、全混合物を15分間加熱還流し、冷却し、カ
リウム塩を分離し、エーテルで洗浄し、減圧下に乾燥す
る。53.5gの中間体カリウム塩を得た。これを1.
2リットルの水に溶解し、ろ過した後、濃塩酸によりp
H1まで酸性化し、29gの所望化合物を集めた。Mp
=192℃。この化合物の24.5gを750mlのト
ルエンから再結晶する。20gの所望化合物を得た。M
p=195℃。 分析:C107 NO2 S 205.2 %計算 : C 58.52 H 3.42 N 6.82 S 15.6 %実測 : C 58.5 H 3.7 N 6.8 S 15.2
【0036】工程C:2−フェニル−5−チアゾールカ
ルボン酸メチル 工程Bで得た4.77gの化合物を160mlのメタノ
ールに溶解なる溶液に2.5mlの塩化アセチルを添加
し、混合物を18時間加熱還流する。減圧下に乾固さ
せ、酢酸エチルに溶解させ、ろ過し、減圧下に濃縮させ
た後、得られた結晶を分離する。母液を苛性ソーダ液に
より洗浄し、酢酸エチルにより抽出し、次いで水洗し、
蒸発乾固させ、二つの結晶化画分を一緒にして4.54
gの所望化合物を得た。Mp=108℃。
【0037】工程D:2−フェニル−5−ホルミルチア
ゾール 還元 工程Cで得た4.5gの化合物を35mlのテトラヒド
ロフランに溶解してなる溶液を、1.45gの水素化ア
ルミニウムリチウムを65mlのテトラヒドロフランに
添加して10℃に冷却してなる懸濁液に、温度を10℃
に保持しながら20分間で添加し、混合物を10℃で4
5分間、次いで周囲温度で2時間撹拌する。次いで温度
を20℃以下に保持しながら、10%、次いで50%テ
トラヒドロフラン水溶液を添加し、15mlの酒石酸カ
リウムナトリウム溶液を添加し、ろ過し、次いですすぎ
を行い、減圧乾固させる。得られた残留物をヘキサン中
でペースト状にし、分離し、40℃で減圧乾燥し、3.
6gの所望化合物を得た。Mp=82℃。 酸化 上で得た3.57gの化合物を143mlのトルエン及
び17.9gの二酸化マンガンと共に周囲温度で2時間
30分撹拌する。ろ過し、減圧化に乾固させた後、残留
物をヘキサンに溶解し、分離し、40℃で減圧乾燥し、
3.09gの所望化合物を得た。Mp=94℃。
【0038】工程E:3−(2−フェニル−5−チアゾ
リル)プロペナール 工程Dで得た2.098gの化合物の溶液に5gの(ホ
ルミルメチレン)トリフェニルホスホランを10分間で
添加し、周囲温度で27時間撹拌する。減圧下に蒸発乾
固させた後、6.60gの生成物を集め、これをシリカ
でクロマトグラフィーし、酢酸エチル−シクロヘキサン
(2−8)により溶離する。1.22gの生成物を得
た。これをペンタン中でペースト状にして1.047g
の所望化合物を得た。Mp=104℃。NMR (CDCl3 ,250MHz) 8.04(s):Hトリアゾール);6.49(dd,
J=7.5)及び7.69(d,J=15.5):プロ
ペンのH' ;9.67(J=7.5):CHO;7.5
0(m)3H及び7.97(m)2H:芳香族
【0039】工程F:3−(2−フェニル−5−チアゾ
リル)プロペノール 475mgの水素化硼素ナトリウムを50mlのエタノ
ールに加えてなる懸濁液に上記工程Eで得た900mg
の化合物を少量づつ添加し、次いで混合物を周囲温度で
20分間撹拌し、次いで過剰の水素化硼素ナトリウムを
アセトンを添加することにより分解させる。減圧下に蒸
発乾固させ、次いで酢酸エチルにより溶解し、塩水で洗
浄し、乾燥し、減圧下に乾固させ、960mgの生成物
を得た。これはそのまま次の工程に使用する。
【0040】工程G:2−フェニル−5−チアゾールプ
ロパノール 工程Fで得た960mgの生成物を10mlのメタノー
ルに溶解してなる溶液を150mgのパラジウム炭の存
在下に1気圧で12時間、次いで1.4気圧で9時間水
素化する。ろ過した後、減圧下に蒸発乾固させ、残留物
をシリカでクロマトグラフィー(溶離剤:酢酸エチル−
シクロヘキサン4−6)する。759mgの所望化合物
を集めた。NMR (CDCl3 ,200MHz) 1.52(m):OH;3.74(m)−1.97
(m)−2.92(dt):CH2';7.40〜7.9
0(m):5H芳香族;7.53(t,J=1):Hチ
アゾール
【0041】工程H:2−フェニル−5−チアゾールプ
ロパナール 上記工程で得た584mgの化合物、800μlのジメ
チルスルホキシド、1.15mlのトリエチルアミン及
び8mlの塩化メチレンからなり10℃に冷却した溶液
に1.27gのピリジニウムスルホトリオキシド錯体を
温度を10℃に保持しながら添加し、全体を10℃で1
時間15分撹拌し、次いで周囲温度に戻し、塩化メチレ
ンで抽出し、次いで水洗し、乾燥し、減圧下に蒸発乾固
させ、806mgの生成物を集め、これをシリカでクロ
マトグラフィー(溶離剤:酢酸エチル−シクロヘキサン
3−7)で溶離する。450mgの所望化合物を得た。NMR (CDCl3 ,200MHz) 2.88−3.20(t):プロピルCH2';7.55
(s):Hトリアゾール;7.40(m):3H及び
7.87(m)2H:芳香族H' ;9.85(ws):
CHO
【0042】例8:11,12−ジデオキシ−3−デ
((2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メ
チル−α−L−リボヘキソピラノシル)オキシ)−6−
O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボ
ニル(2−(3−(4−フェニル−1H−イミダゾール
−1−イル)プロピル)ヒドラゾノ))エリスロマイシ
ン 例1で得た125mgの化合物、80mgの3−(4−
フェニル−1H−イミダゾール−1−イル)プロパナー
ル(この製造は以下に示す)及び2mlのメタノールを
20時間撹拌する。54mgの水素化シアン化硼素ナト
リウムを添加する。減圧下に濃縮し、残留物を20ml
の酢酸エチルにより溶解し、苛性ソーダ液、次いで塩化
ナトリウム飽和水により洗浄し、乾燥し、減圧下に蒸発
乾固させ、残留物をシリカでクロマトグラフィー(溶離
剤:クロロホルム−メタノール−水酸化アンモニウム9
5−5−0.5)し、粗生成物をエーテル−酢酸エチル
混合物に溶解し、ろ過し、蒸発乾固させ、85mgの所
望化合物を集めた。 分析:C4365510 812.02 %計算 : C 63.6 H 8.07 N 8.62 %実測 : C 63.4 H 8.2 N 8.3NMR (CDCl3 、400MHz) 3.70(s):11位のH;4.98(dd):
13;3.86(q):2位のH;2.26(s):N
−(CH32 ;2.63:6−OCH3 ;5.54
(t):NH;4.27及び1.97:プロピルのCH
2';7.3(d)−7.57(d):イミダゾールの2
H;7.2−7.35−7.8:芳香族
【0043】例8の製造例:3−(4−フェニル−1H
−イミダゾール−1−イル)プロパナール工程A :3−(4−フェニル−1H−イミダゾール−1
−イル)エチル−1,3−ジオキソラン 1.44gの4−フェニルイミダゾール及び1.17m
lのブロムエチルジオキソランから出発し、例6の製造
例の工程Aにおけるように操作を行い、シリカでクロマ
トグラフィー(溶離剤:AcOEt)した後、1.8g
の所期化合物を得た。NMR (CDCl3 ) 2.19(d,t)及び4.13(t):プロピルCH
2 ;3.8−4.05:ジオキソランのCH2';4.8
8(t):Hオキソラン;7.23及び7.53:イミ
ダゾールCH' ;7.23−7.37−7.75:芳香
【0044】工程B:3−(4−フェニル−1H−イミ
ダゾール−1−イル)プロパナール 上記工程Aで得た1.77gの化合物、35mlのアセ
トン及び30mlの2N塩酸を60℃で20時間加熱す
る。次いでアセトンを減圧下に除去し、溶液を棒状重炭
酸ナトリウムを添加して中和し、次いで酢酸エチルによ
り抽出し、次いで乾燥し、減圧下に蒸発させる。残留物
をシリカでクロマトグラフィー(溶離剤:酢酸エチル−
メタノール97−3)する。900mgの所望化合物を
集めた。NMR (CHCl3 ,250MHz) 9.81(s):CHO;7.10〜7.76:イミダ
ゾール及び芳香族H';3.01(t)及び4.29
(t):プロピルH'
【0045】例9:11,12−ジデオキシ−3−デ
((2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メ
チル−α−L−リボヘキソピラノシル)オキシ)−6−
O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボ
ニル(2−(3−(3−フェニル−1,2,4−オキサ
ジアゾール−5−イル)プロピル)ヒドラゾノ))エリ
スロマイシン 例1におけるようにして得た125mgの化合物から出
発し、40mgの3−(3−フェニル−1,2,4−オ
キサジアゾール−5−イル)プロパナール(この製造は
以下に示す)を使用して、例6におけるように操作を行
う。シリカでクロマトグラフィー(溶離剤:イソプロピ
ルエーテル−トリエチルアミン−メタノール90−10
−10)し、イソプロピルエーテル−メタノールから結
晶化した後、107mgの所期化合物を得た。 分析:C4263511 814.00 %計算 : C 61.97 H 7.8 N 8.6 %実測 : C 61.7 H 7.9 N 8.5NMR (CDCl3 、300MHz) 3.74(s):H11;5.03(dd):H13;3.
87(q):H2 ;2.77(s):6−OCH3
2.27(s):N−(CH32 ;5.49(t):
NH;3.17(m)及び2.11(m):プロピルの
CH2';7.47〜8.08:芳香族
【0046】例9の製造例:3−(3−フェニル−1,
2,4−オキサジアゾール−5−イル)プロパナール工程A :3−(3−フェニル−1,2,4−オキサジア
ゾール−5−イル)プロパノール 2.5mlのボラン−メチルスルフィド錯体(2Mテト
ラヒドロフラン溶液)、920mgの3−(3−フェニ
ル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)プロパ
ン酸(R.M.スリナスタバ氏他、J.Heteroc
ycl.Chem.21,1193(1984)に記載
の方法により製造)及び20mlのテトラヒドロフラン
よりなる溶液を周囲温度で1時間撹拌する。10mlの
メタノールを5分間で添加する。減圧下に蒸発乾固さ
せ、残留物をシリカでクロマトグラフィーする(溶離
剤:酢酸エチル−ヘキサン6−4)。485mgの所期
化合物を集めた。NMR (CDCl3 、250MHz) 2.07(ws):OH;2.14(m)−3.10
(t)−3.8(t):CH2';7.41−7.54−
8.06:芳香族
【0047】工程B:3−(3−フェニル−1,2,4
−オキサジアゾール−5−イル)プロパナール 工程Aで得た460mgの化合物、680μlのジメチ
ルスルホキシド、970μlのトリエチルアミンを5m
lの塩化メチレンに溶解し10℃に冷却した溶液に1.
07gのピリジニウムスルホトリオキシド錯体を温度を
10℃に保持しながら添加し、反応媒体を周囲温度に戻
し、15mlの塩化メチレンを添加し、次いで水洗し、
乾燥し、減圧下に蒸発乾固させ、シリカでクロマトグラ
フィー(溶離剤:酢酸エチル−ヘキサン4−6)で溶離
する。365mgの所望化合物を得た。NMR (CDCl3 ) 3.13(m)−3.26(m):CH2';7.49〜
8.05:芳香族
【0048】例10:11,12−ジデオキシ−3−デ
((2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メ
チル−α−L−リボヘキソピラノシル)オキシ)−6−
O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボ
ニル(2−(3−(2−クロルフェニル)プロピル)ヒ
ドラゾノ))エリスロマイシン 例1で得た125mgの化合物から出発し、67mgの
2−クロルフェニルプロパナール(この製造は以下に示
す)を使用して、例6に記載のように操作を行う。シリ
カでクロマトグラフィー(溶離剤:イソプロピルエーテ
ル−トリエチルアミン−メタノール90−10−10)
した後、48mgの所望化合物を集めた。 分析:C4062ClN310 780.40 %計算 : C 61.56 H 8.01 N 5.38 Cl 4.45 %実測 : C 61.4 H 8.0 N 5.4 Cl 4.5NMR (CDCl3 、400MHz) 3.73(s):11位のH;5.13(dd):13
位のH;3.87(q):2位のH;2.26(s):
N−(CH32 ;2.64(s):6−OCH3
5.36(t):NH;1.83(m)−2.70
(m)及び2.79(m):CH2';7.05〜7.
2:芳香族
【0049】例10の製造例:3−(2−クロルフェニ
ル)プロパナール工程A :3−(2−クロルフェニル)プロパン酸メチル 4.35gのm−クロル桂皮酸、430mgのパラジウ
ム担持活性炭及び70mlのメタノールを不活性雰囲気
下に1時間撹拌する。次いで水素雰囲気下に3時間撹拌
する。反応媒質をろ過し、減圧下に蒸発乾固させ。残留
物をシリカでクロマトグラフィー(溶離剤:酢酸エチル
−ヘキサン2−8)し、3.1gの所望化合物を得た。NMR (CDCl3 ,250MHz) 2.6(t)−2.8(t):CH2 ;3.6(s):
OCH3 ;7.05−7.37:芳香族
【0050】工程B:3−(2−クロルフェニル)プロ
パノール 工程Aで得た1.85gの化合物を20mlのテトラヒ
ドロフランに溶解してなる溶液に30mlの水素化ジイ
ソブチルアルミニウムの1Mテトラヒドロフラン溶液を
0℃で添加する。混合物を周囲温度に戻し、2時間撹拌
する。酒石酸カリウムナトリウム溶液を添加し、テトラ
ヒドロフランで希釈し、次いでろ過し、減圧下に蒸発乾
固させる。残留物をシリカでクロマトグラフィー(溶離
剤:酢酸エチル−ヘキサン2−8)し、1gの所望化合
物を得た。
【0051】工程C:3−(2−クロルフェニル)プロ
パナール 上記工程Bで得た1gの化合物から出発し、2.5ml
のトリエチルアミン、1.75mlのジメチルスルホキ
シド及び2.8gのピリジニウムスルホトリオキシド錯
体を使用して、例9の製造例の工程Bにおけるように操
作を行う。シリカでクロマトグラフィー(溶離剤:酢酸
エチル−ヘキサン1−9)した後、425mg(43
%)の所望化合物を得た。NMR (CDCl3 ,250MHz) 2.79(m)及び2.94(m):CH2';7.05
〜7.25:芳香族;9.82(t):CHO
【0052】例11:11,12−ジデオキシ−3−デ
((2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メ
チル−α−L−リボヘキソピラノシル)オキシ)−6−
O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボ
ニル(2−(3−(4−キノリニル)−2−プロピル)
ヒドラゾノ))エリスロマイシン
【0053】工程A:11,12−ジデオキシ−3−デ
((2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メ
チル−α−L−リボヘキソピラノシル)オキシ)−6−
O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボ
ニル(ヒドラゾノ))エリスロマイシン、異性体10
(R)及び相当する異性体10(S) 17.65gの11−デオキシ−10,11−ジデヒド
ロ−3−デ(2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3
−O−メチル−α−L−リボヘキソピラノシル)オキ
シ)−12−O−((1H−イミダゾール−1−イル)
カルボニル)−6−O−メチル−3−オキソエリスロマ
イシン2' −アセテートを176mlのシアン化メチル
に溶解させる。4.07gの炭酸セシウム及び25.5
mlのヒドラジン水和物を添加する。85℃に10分間
撹拌した後、溶媒を40℃で減圧下に追い出し、塩化メ
チレンで抽出し、次いで水洗し、乾燥し、溶媒を蒸発さ
せ、残留物をメタノールで溶解し、沈殿を分離し、50
℃で減圧乾燥し、6.04gの生成物を集めた。母液を
濃縮乾固させ、残留物をシリカでクロマトグラフィー
(溶離剤:イソプロピルエーテル−メタノール−トリエ
チルアミン80−10−10)し、0.83gの異性体
A(Rf=0.4)及び2.65gの異性体B(Rf=
0.2)を集めた。
【0054】工程B:11,12−ジデオキシ−3−デ
((2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メ
チル−α−L−リボヘキソピラノシル)オキシ)−6−
O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボ
ニル(2−(3−(4−キノリニル)−2−プロピル)
ヒドラゾノ))エリスロマイシン 工程Aにおけるようにして得た13gの化合物及び4.
66gの4−キノリンプロパナール(以下に記載のよう
に製造)を130mlのメタノールに懸濁させる。4.
8mlの酢酸を添加し、周囲温度で20時間撹拌する。
次いで、5.3gの水素化シアン化硼素ナトリウムを添
加し、4時間撹拌し続ける。メタノールを減圧下に除去
し、抽出を酢酸エチルにより行い、次いで1N苛性ソー
ダ水溶液、次いで水により洗浄する。溶媒を有機相から
蒸発させ、残留物をシリカでクロマトグラフィー(溶離
剤:酢酸エチル−トリエチルアミン97−3)し、1
2.7gの生成物(Rf=0.15)を得た。シリカで
クロマトグラフィー(溶離剤:塩化メチレン−メタノー
ル95−5、次いで85−15)し、イソプロピルエー
テルから結晶化した後、純化合物を得た。Mp=183
℃。その分析結果は例5のものと同等であった。
【0055】例11の製造例:4−キノリンプロパナー
工程A :2−(4−キノリニルエテニル)−1,3−ジ
オキソラン 3.15gの4−キノリンカルボキサアルデヒドと8.
6gの臭化[1,3−(ジオキソラン−2イル)メチ
ル]トリフェニルホスホニウムを40mlのテトラヒド
ロフランに懸濁させ、懸濁液を−30℃に冷却し、次い
で2.5gのカリウムt−ブチラートを添加し、1時間
撹拌する。反応媒質を周囲温度に戻し、3時間撹拌し、
水/氷混合物中に注ぎ入れ、塩化メチレンにより抽出
し、次いで水洗し、乾燥し、溶媒を減圧下に蒸発させ、
残留物をエチルエーテル−ペンタン混合物(3−7)で
溶解し、2時間撹拌し、次いでろ過し、溶媒をろ液から
蒸発させ、3.99gの所期化合物を得た。
【0056】工程B:2−[2−(4−キノリニル)エ
チル]−1,3−ジオキソラン 工程Aで得た4.3gの化合物を40mlのメタノール
に溶解し、0.215gの10%パラジウム担持活性炭
を添加し、1500バールの圧力下に水素化を2時間行
う。ろ過し、メタノールによりすすぎを行った後、溶媒
を蒸発させ、4.2gの所期化合物を得たが、これはそ
のまま次の工程に使用する。
【0057】工程C:4−キノリンプロパナール 工程Bで得た4.2gの化合物を70mlのアセトンに
溶解し、70mlの2N塩酸を添加する。40℃に6時
間加熱し、アセトンを減圧下に除去し、酢酸エチルによ
り抽出し、次いで水洗し、水性相を水酸化アンモニウム
水溶液によりpH=9に調節する。酢酸エチルにより抽
出し、有機相を一緒にし、乾燥し、溶媒を蒸発させる。
シリカでクロマトグラフィー(溶離剤:酢酸エチル−−
シクロヘキサン6−4)した後、1.36gの所期化合
物を得た。
【0058】例12:11,12−ジデオキシ−3−デ
((2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メ
チル−α−L−リボヘキソピラノシル)オキシ)−6−
O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボ
ニル(2−(3−(7−メトキシ−4−キノリニル)プ
ロピル)ヒドラゾノ))エリスロマイシン 299mgの7−メトキシ−4−キノリンプロパナール
(以下に記載のように製造)、例1で製造した313.
9mgの化合物A及び120μlの酢酸を2mlのメタ
ノールに溶解する。周囲温度で2時間15分撹拌し、次
いで62.84mgの水素化シアン化ナトリウムを添加
する。周囲温度で20時間撹拌し続ける。反応媒質を5
0mlの酢酸エチルに注ぎ入れ、15mlの1N苛性ソ
ーダ溶液、次いで水で洗浄し、溶媒を減圧下に蒸発さ
せ、549mgの生成物を集めた。これをシリカでクロ
マトグラフィーする(溶離剤:イソプロピルエーテル−
メタノール−トリエチルアミン(80−10−10)、
次いでクロロホルム−メタノール−水酸化アンモニウム
(96−4−0.4))。37.2mgの所期化合物を
得た。Rf=0.2。 分析 %計算 : C 63.84 H 8.04 N 6.77 %実測 : C 63.8 H 8.1 N 6.6NMR (CDCl3 、300MHz) 3.74(s):H11;3.17(m):NH−C
2 ;3.95(s):キノリンのOCH3 ;7.16−
7.41(d)−8.00(d):キノリンのH;3.
87(q):H2 ;2.65(s):6−OCH3
2.65(m):H8 ;0.82(t):C 3 −CH
2
【0059】例12の製造例:7−メトキシ−4−キノ
リンプロパナール工程A :2−[(7−メトキシ−4−キノリニル)エテ
ニル]−1,3−ジオキソラン 787mgの7−メトキシ−4−キノリンカルボキサア
ルデヒドより出発して、例11の製造例の工程Aにおけ
るように操作を行う。2.61gの生成物を得た。これ
をシリカでクロマトグラフィーする(溶離剤:クロロホ
ルム−酢酸エチル7−3)。931mgの所期化合物を
得た。工程B :2−[2−(7−メトキシ−4−キノリニル)
エチル]−1,3−ジオキソラン 工程Aで得た931mgの化合物を使用して例11の製
造例の工程Bにおけるように操作を行い、869mgの
所期化合物を得た。工程C :2−(7−メトキシ−4−キノリン)プロパナ
ール 工程Bで得た845mgの化合物を使用して例11の製
造例の工程Cにおけるように操作を行い、310mgの
所期化合物を得た。Rf=0.15.
【0060】例13:11,12−ジデオキシ−3−デ
((2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メ
チル−α−L−リボヘキソピラノシル)オキシ)−6−
O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボ
ニル(2−(3−(2−(3−ピリジニル)−4−チア
ゾリル)プロピル)ヒドラゾノ))エリスロマイシン1
58mgの2−(3−ピリジニル)−4−チアゾールプ
ロパナール、例1で製造した370mgの化合物A及び
70μlの酢酸を3.7mlのメタノールに溶解してな
る溶液から出発し、例12におけるように操作を行い、
次いで周囲温度で4時間撹拌した後、75mgの水素化
シアン化硼素ナトリウムを添加する。周囲温度で16時
間撹拌した後、さらに16mgのアルデヒド及び20m
gの還元剤を添加し、3時間撹拌し続ける。水及び酢酸
エチルを添加し、次いで水酸化アンモニウムを添加して
pH=9に調節し、有機相を水洗し、乾燥し、溶媒を減
圧下に蒸発させる。シリカでクロマトグラフィー(溶離
剤:イソプロピルエーテル−メタノール−トリエチルア
ミン80−10−10)した後、203mgの所期化合
物を得た。NMR (CDCl3 ) 3.18(m):H10;3.74(s):H11;7.0
5(s):H5 チアゾール;7.37(dd)−8.2
4(ddd)−8.62(dd)−9.13(dd):
ピリジン;3.86(q):H2 ;2.65(s):6
−OCH3 ;2.66(m):H8 ;0.85(t):
3 −CH2
【0061】例13の製造例:2−(3−ピリジニル)
−4−チアゾールプロパナール工程A :[[2−(3−ピリジニル)−4−チアゾリ
ル]エテニル]−1,3−ジオキソラン 2.6gの2−(3−ピリジニル)−4−チアゾリルカ
ルボキサアルデヒドから出発して、例11の製造例の工
程Aにおけるように操作を行う。シリカでクロマトグラ
フィー(溶離剤:酢酸エチル−ヘキサン2−1)した
後、4.8gの所期化合物を得た。Rf=0.35。こ
れはそのまま次の工程に使用する。工程B :2−[2−((3−ピリジニル)−4−チアゾ
リル)エチル]−1,3−ジオキソラン 工程Aで得た4.8gの化合物から出発して例11の製
造例の工程Bにおけるように操作を行い、残留物をシリ
カでクロマトグラフィー(溶離剤:酢酸エチル−シクロ
ヘキサン2−1)した後、1.4gの所期化合物を得
た。工程C :2−(3−ピリジニル)−4−チアゾールプロ
パナール 工程Bで得た1.2gの化合物より出発して、例11の
製造例の工程Cにおけるように操作を行う。シリカでク
ロマトグラフィー(溶離剤:酢酸エチル−ヘキサン2−
1)した後、468mgの所期化合物を得た。
【0062】例1の化合物及び適当なアルデヒドから出
発して、前記の実施例におけるように操作を行って、下
記の化合物を製造した。
【0063】例14:11,12−ジデオキシ−3−デ
((2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メ
チル−α−L−リボヘキソピラノシル)オキシ)−6−
O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボ
ニル(2−(3−(1H−イミダゾール−1−イル)プ
ロピル)ヒドラゾノ))エリスロマイシンNMR (CDCl3 、300MHz) 0.83(t):C 3 −CH2 ;1.08(d)−
1.17(d)−1.25(d)−1.3(d)−1.
35(d):C 3 −CH' ;1.3(s)−1.47
(s):6及び12Me;2.12(m):CH2 −C
2 −CH2 ;2.27(s):N(Me)2 ;2.4
5(m):H'3;2.59(s):6−OMe;3.0
5(m):H4 ;2.6〜3.2:H'2、H10、H8
びC 2 NH;3.53(m):H'5;3.72
(s):H11;3.85(q):H2 ;4.27:H'1
及びH5 ;4.63(m):C 2 −N;4.99(d
d):H13;5.56(t):N−CH2 ;7.10
−7.64−7.66−7.97:芳香族
【0064】例15:11,12−ジデオキシ−3−デ
((2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メ
チル−α−L−リボヘキソピラノシル)オキシ)−6−
O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボ
ニル(2−(3−(3H−イミダゾ[4,5−b]ピリ
ジン−3−イル)プロピル)ヒドラゾノ))エリスロマ
イシンNMR (CDCl3 、300MHz) 0.85(t):C 3 −CH2 ;1.09−1.19
(d)−1.25(d)−1.31(d)−1.34
(d):C 3 −CH' ;1.33及び1.48:6及
び12Me;1.57及び1.96:14位のCH2
1.66及び1.87:7位のCH2 ;2.05及び
2.18:CH2 −C 2 −CH2 ;2.26(s):
N(C 32 ;2.44(m):H'3;2.6
(s):6−OCH3 ;2.66(m):H8 ;2.7
0〜2.85:C 2 NH;3.04(m):H4
3.18:H2 、H10;3.70(s):H11;3.8
5(q):H2;4.27:H'1及びH5 ;4.42〜
4.70:C 2 −N;4.97(dd):H13;5.
56(t):N;8.22(dd)−8.05(d)
−8.28(s)−8.38(d):芳香族
【0065】例16:11,12−ジデオキシ−3−デ
((2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メ
チル−α−L−リボヘキソピラノシル)オキシ)−6−
O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボ
ニル(2−(3−(1,1' −ビフェニル−4−イル)
プロピル)ヒドラゾノ))エリスロマイシンNMR (CDCl3 、300MHz) 0.87(t):C 3 −CH2 ;1.08(d)−
1.18(d)−1.23(d)−1.32(d)−
1.38(d):C 3 −CH' ;1.34(s)及び
1.48(s):6及び12Me;2.26(s):N
(CH32 ;2.44(m):H'3;2.65
(s):6−OCH3 ;2.65(m):H8 ;2.7
7(m):CH2 −Ar;2.85(t):C 2
H;3.07(m):H4 ;3.18(m):H'2、H
10;3.25(m):H'5;3.76(s):H11
3.87(q):H2 ;4.27:H'1及びH5 ;5.
04(dd):H13;5.37(t):N−CH2
7.25〜7.6:芳香族
【0066】例17:11,12−ジデオキシ−3−デ
((2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メ
チル−α−L−リボヘキソピラノシル)オキシ)−6−
O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボ
ニル(2−(3−(2−フェニル−4−チアゾリル)プ
ロピル)ヒドラゾノ))エリスロマイシンNMR (CDCl3 、300MHz) 0.86(t):C 3 −CH2 ;1.07(d)−
1.19(d)−1.24(d)−1.31(d)−
1.35(d):C 3 −CH' ;1.32(s)−
1.48(s):6−CH3 及び12−CH3 ;2.2
6(s):N(CH32 ;2.65(s):6−OC
3 ;2.45(m):H'3;2.65(m):H8
2.8〜3.25(m):H4 、H10、H'2、CH2
Ar及びC 2N;3.53(m):H'5;3.76
(m):H11;3.86(q):H2 ;4.27:H'1
及びH5 ;5.04(dd):H13;5.36(t):
;6.96−7.40−7.93:芳香族
【0067】例18:11,12−ジデオキシ−3−デ
((2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メ
チル−α−L−リボヘキソピラノシル)オキシ)−6−
O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボ
ニル(2−(3−(5−フェニル−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)プロピル)ヒドラゾノ))エリス
ロマイシンNMR (CDCl3 、300MHz) 0.87(t):C 3 −CH2 ;1.33及び1.4
7:6及び12−Me;2.17(m):CH2 −C
2 −CH2 ;2.26(s):N(CH32;2.6
7(s):6−OCH3 ;2.67(s):H8 ;3.
76(s):H11;3.85(q):H2 ;5.06
(dd):H13;5.39(t):N−CH2 ;7.
49〜7.94:芳香族
【0068】例19:11,12−ジデオキシ−3−デ
((2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メ
チル−α−L−リボヘキソピラノシル)オキシ)−6−
O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボ
ニル(2−(3−(4−(4−クロルフェニル)−1H
−イミダゾール−1−イル)プロピル)ヒドラゾノ))
エリスロマイシン 例8に記載のように操作を行い、所期化合物を得た。
【0069】例20:11,12−ジデオキシ−3−デ
((2,6−ジデオキシ−3−C−メチル−3−O−メ
チル−α−L−リボヘキソピラノシル)オキシ)−6−
O−メチル−3−オキソ−12,11−(オキシカルボ
ニル(2−(3−(6−メトキシ−4−キノリニル)プ
ロピル)ヒドラゾノ))エリスロマイシン 例12に記載のようにして操作を行い、所期化合物を得
た。NMR (CDCl3 、300MHz) 3.74(s):H11;5.52(tl):N−CH
2 ;3.98(s):キノリンのOCH3 ;7.25−
7.35(d)−7.99(d)−8.65(d):H
キノリン;3.87(q):H2 ;2.64(s):6
−OCH3 ;2.64(m):H8 ;5.02(d
d):H13
【0070】前記の実施例に記載のようにして、基
【化23】 が下記の基
【化24】 の一つを表わす式(I)の化合物を製造した。
【0071】製薬組成物の例 下記の処方からなる錠剤を調製した。 ・例5の化合物・・・・150mg ・補助剤・・・・1錠が1gとするに必要な量 (補助剤の詳細:でんぷん、タルク、ステアリン酸マグ
ネシウム)
【0072】本発明の化合物の薬理学的研究 液体培地中での希釈法 一組の試験管を用意し、これらに同一量の無菌栄養培地
を分配する。各試験管に被検化合物を量を増大しながら
分配し、次いで各試験管に細菌を播種する。37℃の加
熱室で24時間インキュベートした後、光透過法により
増殖の抑止を評価する。これにより最小抑止濃度(MI
C)(μg /cm3 表わされる)を決定することができ
る。例5の化合物について下記の表1に示す結果が得ら
れた(24時間後の読み)。さらに、例5の化合物は、
g陰性菌株のインフルエンザ菌(Haemophilus influenz
ae)351HT3、351CB12、351CA1及び
351GR6に対する有効な活性が証明された。
【表1】
【0073】上記と同様にして、例12及び13の化合
物がg陰性及びg陽性菌株に対して優れた活性を有する
ことが証明された。しかして、上記と同じようにして実
施し、例12及び13の化合物について下記の表2に示
す結果が得られた(24時間後の読み)。
【表2】
フロントページの続き (72)発明者 ジャンフランソワ・シャント フランス国ノジャン・スュール・マルヌ、 リュ・パストゥール、7 (72)発明者 アレクシ・ドニ フランス国パリ、リュ・ゴドフロワ・カベ ニャック、37 (72)発明者 オディル・ル・マルトレ フランス国パリ、アブニュ・ド・ベルサイ ユ、42

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の一般式(I) 【化1】 [ここで、 R1 及びR2 は、同一であっても異なっていてもよく、
    水素原子又は24個までの炭素原子を含有する飽和若し
    くは不飽和の炭化水素基(これは1個以上のヘテロ原子
    により中断されていてもよく、また1個以上の官能基を
    有することができる。)を表わすか、或いはR1 及びR
    2 はそれらが結合している窒素原子と共に複素環(これ
    は窒素、酸素及び硫黄原子のうちから選択される1個以
    上の複素原子を含有することができる。)を形成する
    か、或いはR1 及びR2 は一緒になって次式 【化2】 (ここで、R'1及びR'2は、同一であっても異なってい
    てもよく、水素原子又は23個までの炭素原子を含有す
    る飽和若しくは不飽和の炭化水素基(これは1個以上の
    ヘテロ原子により中断されていてもよく、また1個以上
    の官能基を有することができる。)の基を形成し、 Zは水素原子又は18個までの炭素原子を含有するカル
    ボン酸の残基を表わし、 10位の波線はメチル基がR若しくはS配置か又はR+
    S配置の混合物であり得ることを示す]の化合物並びに
    一般式(I)の化合物の酸との付加塩。
  2. 【請求項2】 Zが水素原子を表わす請求項1記載の一
    般式(I)の化合物。
  3. 【請求項3】 R1 が水素原子を表わす請求項1又は2
    記載の一般式(I)の化合物。
  4. 【請求項4】 R1 及びR2 がそれぞれ水素原子を表わ
    す請求項1又は2記載の一般式(I)の化合物。
  5. 【請求項5】 R'1が水素原子を表わす請求項1又は2
    記載の一般式(I)の化合物。
  6. 【請求項6】 R1 及びR2 が一緒になって次式 =CH(CH2n Ar1 (ここで、Arは置換されていてもよいアリール又はヘ
    テロアリール基を表わし、nは0〜8まで変動し得る整
    数を表わす)の基を形成する請求項1、2又は5記載の
    一般式(I)の化合物。
  7. 【請求項7】 R1 及びR2 が一緒になって次式 【化3】 (ここで、p及びqは、同一であっても異なっていても
    よく、0〜6まで変動する整数を表わし、A及びBは、
    同一であっても異なっていてもよく、水素若しくはハロ
    ゲン原子又は8個までの炭素原子を含有するをアルキル
    基を表わし、二重結合の配置はE若しくはZ又はE+Z
    混合物であるか、或いはA及びBはそれらが結合してい
    る炭素原子と共に第三の結合を形成し、Ar2 は置換さ
    れていてもよい単環式又は多環式のアリール又はヘテロ
    アリール基を表わす)の基を形成する請求項1、2又は
    5記載の一般式(I)の化合物。
  8. 【請求項8】 p及びqが0の数を表わす請求項1又は
    2記載の一般式(I)の化合物。
  9. 【請求項9】 A及びBが水素原子を表わす請求項7又
    は8記載の一般式(I)の化合物。
  10. 【請求項10】 R2 が次式 (CH2r Ar3 (ここで、rは0〜6の間の整数を表わし、Ar3 は置
    換されていてもよいアリール又はヘテロアリール基を表
    わす)の基を表わす請求項1、2又は3記載の一般式
    (I)の化合物。
  11. 【請求項11】 Ar3 が4−キノリニル基(これはキ
    ノリンの2個の環の一方及び(又は)他方に一置換又は
    多置換されていてもよい)を表わす請求項10記載の一
    般式(I)の化合物。
  12. 【請求項12】 Ar3 が非置換4−キノリニル基を表
    わす請求項10記載の一般式(I)の化合物。
  13. 【請求項13】 Ar3 がメトキシ基により置換された
    4−キノリニル基を表わす請求項10記載の一般式
    (I)の化合物。
  14. 【請求項14】 Ar3 がピリジル基により置換された
    チアゾリル基を表わす請求項10記載の一般式(I)の
    化合物。
  15. 【請求項15】 rが1〜4の間の整数を表わす請求項
    10〜14のいずれかに記載の一般式(I)の化合物。
  16. 【請求項16】 化合物名が ・11,12−ジデオキシ−3−デ((2,6−ジデオ
    キシ−3−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リボ
    ヘキソピラノシル)オキシ)−6−O−メチル−3−オ
    キソ−12,11−(オキシカルボニル(2−(3−
    (4−キノリニル)−2−プロピル)ヒドラゾノ))エ
    リスロマイシン、 ・11,12−ジデオキシ−3−デ((2,6−ジデオ
    キシ−3−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リボ
    ヘキソピラノシル)オキシ)−6−O−メチル−3−オ
    キソ−12,11−(オキシカルボニル(2−(3−
    (4−キノレイニル)プロピル)ヒドラゾノ))エリス
    ロマイシン、 ・11,12−ジデオキシ−3−デ((2,6−ジデオ
    キシ−3−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リボ
    ヘキソピラノシル)オキシ)−6−O−メチル−3−オ
    キソ−12,11−(オキシカルボニル(2−(3−
    (7−メトキシ−4−キノレイニル)プロピル)ヒドラ
    ゾノ))エリスロマイシン、 ・11,12−ジデオキシ−3−デ((2,6−ジデオ
    キシ−3−C−メチル−3−O−メチル−α−L−リボ
    ヘキソピラノシル)オキシ)−6−O−メチル−3−オ
    キソ−12,11−(オキシカルボニル(2−(3−
    (2−(3−ピリジニル)−4−チアゾリル)プロピ
    ル)ヒドラゾノ))エリスロマイシンのいずれかである
    一般式(I)の化合物。
  17. 【請求項17】 請求項1〜15のいずれかに記載の一
    般式(I)の化合物並びにそれらの製薬上許容できる酸
    との付加塩からなる薬剤。
  18. 【請求項18】 請求項16記載の化合物並びにそれら
    の製薬上許容できる酸との付加塩からなる薬剤。
  19. 【請求項19】 請求項17又は18記載の薬剤の少な
    くとも1種を活性成分として含有する製薬組成物。
  20. 【請求項20】 請求項1記載の一般式(I)の化合物
    並びにそれらの酸との付加塩を製造するにあたり、次式
    (II) 【化4】 (ここで、Zは請求項1に記載の意味を有する)の化合
    物にヒドラジンNH2 NH2 を作用させて次式(IA) 【化5】 の化合物を得、この化合物に所望によりアルデヒドR'2
    CHO(ここで、R'2は請求項1に記載の意味を有す
    る)又は次式 【化6】 (ここで、R'1及びR'2は請求項1に記載の意味を有す
    る)のケトンを作用させて相当する次式(IB) 【化7】 (ここで、R'1及びR'2は前記した意味と同じ意味を有
    する)の化合物を得、この化合物に所望により還元剤を
    作用させて相当する次式(IC) 【化8】 (ここで、R'1及びR'2は前記した意味と同じ意味を有
    する)の化合物、即ち、R1 が水素原子を表わし且つR
    2 がCHR'1R'2基を表わす一般式(I)の化合物を
    得、次いで所望により式(IC)の化合物にNH基の水素
    原子を請求項1に記載のR1 基(ただし、水素原子は除
    く)により置き換えることができる試薬を作用させ、次
    いで、得られた化合物に所望により酸を作用させてその
    塩を形成し及び(又は)2' 位のOH基のエステル化剤
    を作用させることを特徴とする、一般式(I)の化合物
    並びにそれらの酸との付加塩の製造法。
  21. 【請求項21】 次式(II) 【化9】 (ここで、Zは請求項1に記載の意味を有する)の化合
    物に式NH2 NHR2 (ここで、R2 は請求項1に記載
    の意味を有する)の化合物を作用させて次式(I'A) 【化10】 の化合物を得、この化合物に所望によりNH基の水素原
    子を請求項1に記載のR1 基(ただし、水素原子は除
    く)により置き換えることができる試薬を作用させて相
    当する次式(I'B) 【化11】 (ここで、R1 及びR2 は前記した意味を有する)の化
    合物を得、この化合物に所望により2' 位のOH基のエ
    ステル化剤を作用させ又は酸を作用させてその塩を形成
    することを特徴とする、請求項20記載の製造法。
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