JPH06250931A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JPH06250931A
JPH06250931A JP5037203A JP3720393A JPH06250931A JP H06250931 A JPH06250931 A JP H06250931A JP 5037203 A JP5037203 A JP 5037203A JP 3720393 A JP3720393 A JP 3720393A JP H06250931 A JPH06250931 A JP H06250931A
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JP
Japan
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memory
cpu
bus
gate
memories
Prior art date
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Pending
Application number
JP5037203A
Other languages
English (en)
Inventor
Masatoshi Katayama
政利 片山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Priority to US08/202,105 priority patent/US6308244B1/en
Priority to FR9402212A priority patent/FR2702061B1/fr
Priority to DE4406258A priority patent/DE4406258C2/de
Publication of JPH06250931A publication Critical patent/JPH06250931A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C29/00Checking stores for correct operation ; Subsequent repair; Testing stores during standby or offline operation
    • G11C29/70Masking faults in memories by using spares or by reconfiguring
    • G11C29/74Masking faults in memories by using spares or by reconfiguring using duplex memories, i.e. using dual copies

Abstract

(57)【要約】 【目的】 メモリを二重化して信頼性を高め二重書き込
み,個別読出しが可能なシステムのハードウエアを削減
したり、二重化されたCPUカードで二重書込み,個別
読み出しを可能にしたり、複数のCPUが同時に別々の
メモリにアクセスできるようにすることを目的とする。 【構成】 二重書き時、メモリ1104読出し時、メモ
リ1105読出し時のそれぞれの場合において、チップ
セレクト方式によって各メモリをセレクトしたり、メモ
リに対するチップセレクト信号は、アドレスをデコード
するだけでなく、他系からのアクセスなのか否かを示す
信号と、書き込みか読み出しかを識別する信号もデコー
ドしたり、ひとつのCPUバスを双方向ゲートでメモリ
の数に分割し、各々のアドレスデコーダの出力信号をバ
スアービタが受け判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、系の二重化を図った
情報処理装置の改良に関するものであり、具体的には、
二重化されたメモリの書き込み読み出し方式の改良を図
ったもの、また二重化されたCPUカードにおけるメモ
リの二重化制御方式の改良を図ったもの、さらには複数
のCPUと複数のメモリがひとつのCPUバスを介して
接続されるマルチプロセッサシステムの改良を図ったも
のに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10は例えば特開平1−169557
号公報に示された従来の記憶制御方式を示したものであ
る。図において、101a〜101dは所定の手順に従
って演算処理等を行なうCPU、104,105はCP
U101a〜101dが処理したデータ等を記憶する記
憶装置、102はこの記憶装置104,105の制御を
行なう記憶制御装置、103はこの記憶制御装置102
に内蔵されその二重書込みを行なう際の制御を行なう二
重書込装置である。
【0003】この装置は16組のクラスタからなり、1
つのクラスタに4台のCPUを含み、各クラスタは2台
の記憶装置を有するように構成されている。
【0004】次に動作について説明する。CPUの命令
が同一の情報を2台の記憶装置に同時に格納する二重書
込みを行なう旨の命令であれば、CPU101a〜10
1dのいずれかは記憶制御装置102内の二重書込装置
103に対し二重書込みを行なう旨のリクエストを行
う。二重書込装置103はこの二重書込みのリクエスト
を受けると、指定された一方の記憶装置104の書込み
アドレスに対応する他方の記憶装置105の二重書込み
アドレスを自動的に作成し、両記憶装置104,105
に対して同時に書込みリクエストを送出する。従って記
憶装置に格納すべき情報を1回の書込動作で2つの記憶
装置に格納することができる。
【0005】また、図11は例えば特開平3−1447
39号公報に示された従来の二重化記憶装置へのデータ
転写制御方式を示したものである。図において、20
1,204は所定の手順に従って演算処理等を行なう中
央処理装置、202,205は中央処理装置201,2
04が処理したデータ等を記憶する記憶装置、203,
209は図中の一点鎖線で区切った2つの中央処理装置
の系の間で情報を転送する系間情報転送装置、206は
中央処理装置201,記憶装置202,系間情報転送装
置203の間でデータのやりとりを行なうためのデータ
バス、207は中央処理装置204,記憶装置205,
系間情報転送装置209の間でデータのやりとりを行な
うためのデータバス、208は系間情報転送装置203
内に設けられた系間情報送出回路、212は系間情報転
送装置203と209との間でデータのやりとりを行な
うための系間データバス、210は系間情報送出回路2
08から系間データバス212を介して送出されたデー
タが書き込まれるバッファ回路、211は動作状態にあ
る系(以下ACT系と称す)の中央処理装置201側か
らの情報を動作停止状態にある系(以下STBY系と称
す)の中央処理装置204の記憶装置205に書き込む
書き込み情報送出回路、213はACT系からの読出し
情報とSTBY系からの読出し情報とを比較するデータ
比較回路である。
【0006】次に動作について説明する。ACT系の中
央処理装置201からACT系の記憶装置202に対す
るデータ書き込みアクセスが発生した時に、メモリアド
レスとメモリ書き込みデータと書き込み信号がデータバ
ス206を介して記憶装置202に通知されるととも
に、系間情報転送装置203にも通知され、系間情報送
出回路208内部でラッチされる。これらの信号は系間
データバス212を介してSTBY系の系間情報転送装
置209にも通知され、その内部のバッファ回路210
にACT系のクロックに同期して書き込まれる。これら
の信号はSTBY系のクロックに同期して、ACT系の
データバスの動作とは無関係にバッファ回路210から
読み出され、書き込み情報送出回路211を介してデー
タバス207に送出され、STBY系の記憶装置205
に書き込まれる。
【0007】ACT系の中央処理装置201からACT
系の記憶装置202に対するデータ読み出しアクセスが
発生した時には、メモリアドレスと読み出し信号がデー
タバス206を介して記憶装置202に通知されるとと
もに系間情報転送装置203にも通知され系間情報送出
回路208内部でラッチされる。記憶装置202は受信
したメモリアドレスの読み出しデータをデータバス20
6を介して中央処理装置201に通知するとともに系間
情報転送装置203にも通知し、これが系間情報送出回
路208内部でラッチされる。これらの信号は系間デー
タバス212を介してSTBY系の系間情報転送装置2
09にも通知され、内部のバッファ回路210にACT
系のクロックに同期して書き込まれる。これらの信号は
STBY系のクロックに同期して、ACT系のデータバ
スの動作とは無関係にバッファ回路210から読み出さ
れ、その読み出しデータはデータ比較回路213の内部
でラッチされ、メモリアドレスと読み出し信号はデータ
比較回路213を介してデータバス207に出力され記
憶装置205に入力される。読み出しアクセスであるか
ら記憶装置205からSTBY系読み出しデータがデー
タバス207に出力され、データ比較回路213の内部
でラッチされる。データ比較回路213でACT系の読
み出しデータとSTBY系の読み出しデータが比較さ
れ、不一致の場合ACT系中央処理装置に割込み通知を
行う。
【0008】さらに、図12は従来のマルチプロセッサ
システムを示したものである。図において、301a,
301bは所定の手順に従って演算処理等を行なう中央
処理ユニット、302a,302bは中央処理ユニット
301a,301bが処理したデータ等を記憶するメモ
リ、303はバスゲート305a,305bを介して中
央処理ユニット301a,301bを接続するCPUバ
ス、304はバスゲート305a,305bの開閉制御
を行なうことによりCPUバス303の占有を裁定する
バスアービタ、305a,305bは中央処理ユニット
301a,301bの入出力データをCPUバスに伝達
するか否かを決めるバスゲート、306a,306bは
中央処理ユニット301a,301bの出力データをデ
コードしてバスアービタ304に伝達するアドレスレコ
ーダ、307a,307bは中央処理ユニット301
a,301bの出力データをデコードしてアドレスレコ
ーダ306a,306bが発するメモリアクセス要求信
号、308はバスアービタ304が発するバスゲート制
御信号である。
【0009】次に動作について説明する。CPU301
aがメモリ302aあるいは302bにアクセスする場
合、CPU301aと当該メモリ302aあるいは30
2bのアドレスを出力する。アドレスデコーダ306a
はこのアドレスをデコードしてバスアービタ304に対
してメモリアクセス要求信号307aを出力する。バス
アービタ304は他のCPU301bがメモリ302a
あるいは302bにアクセスしようとしていなければ、
すなわちアドレスデコーダ306bがバスアービタ30
4に対してメモリアクセス要求信号307bを出してい
なければ、CPU301aに対してメモリのアクセスを
許可することとし、バスゲート制御信号308aを出力
する。これにより、バスゲート305aが開いて、CP
Uバス303をCPU301aに開放する。逆に、すで
にCPU301bがメモリ302aあるいは302bに
アクセスしている時は、バスアービタ304はCPU3
01aに対してメモリのアクセスを許可せず、CPU3
01bのアクセスが終了するのを待ってからバスゲート
制御信号308aを出力する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の情報処理装置に
おける記憶制御方式は以上のように構成されているの
で、二重書込装置は指定された記憶装置の書き込みアド
レスに対応して他方の記憶装置についてもその二重書込
アドレスを作成しなければならず、また、CPUバスも
記憶装置の数だけ必要となるなど、ハードウェア量が増
大するなどの問題があった。
【0011】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、ひとつのCPUバスで複数のメ
モリを接続でき、二重書込みのためのハードウェア量が
少なくてすむほか、個々のメモリの内容を任意に読み出
すことができる情報処理装置を得ることを目的とする。
【0012】また、従来の情報処理装置における二重化
記憶装置へのデータ転写制御方式は以上のように構成さ
れており、STBY系のメモリから読み出したメモリ内
容はバッファ回路に蓄積されたACT系のメモリ内容と
の照合に使用されるのみであり、ACT系の中央処理装
置はSTBY系のメモリ内容を自由に読み出すことがで
きない、という問題があった。またバッファを使用した
方式であるため自系のメモリ書込みより他系のメモリ書
込みの方が遅れ、この間メモリ内容の同一性が保証され
ないため誤動作の原因になるという問題もあった。
【0013】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、ACT系の中央処理装置はST
BY系のメモリ内容を自由に読み出すことができるのみ
ならず、逆にSTBY系の中央処理装置もACT系のメ
モリ内容を自由に読み出すことができ、しかも自系のメ
モリ書込みと他系のメモリ書込みとを常に同時に行なう
ことができ、メモリの同一性を常に保証できる情報処理
装置を得ることを目的とする。
【0014】さらに、従来の情報処理装置におけるマル
チプロセッサシステムは以上のように構成されており、
一方のCPUがメモリにアクセスしている時は、他方の
CPUはアクセスを無条件に待たされることとなり、単
位時間当たりの処理能力が低下する、という問題があっ
た。
【0015】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、単位時間当たりの処理能力の低
下をできるだけ抑えることができるマルチプロセッサ構
成の情報処理装置を得ることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明に係る情報処理
装置は、CPUおよびメモリを有するプロセッサシステ
ムにおいて、単一のCPUバスに二重化されたメモリを
接続し、同一の情報を二重化されたメモリに同時に書き
込み、これらの情報を個々のメモリについて読出し可能
なように装置を構成したものである。
【0017】また、この発明に係る情報処理装置は、C
PUのメモリマップを工夫し、各メモリに対するアクセ
スはチップセレクト回路にて行うように構成したもので
ある。
【0018】また、この発明に係る情報処理装置は、各
メモリに対するアクセスはCPUが出力するバンクセレ
クト信号により行なうようにしたものである。
【0019】また、この発明に係る情報処理装置は、そ
れぞれにCPUおよびメモリを有し二重化されているC
PUカードにおいて、情報を一方のカード内のメモリに
書き込んだ時は必ずもう一方のカード内のメモリにも同
一の情報を書き込み、かつ自カード内のメモリ内容と他
カード内のメモリ内容を別アドレスにて個々に読出しを
可能とするように構成したものである。
【0020】また、この発明に係る情報処理装置は、各
CPUカードをバスゲートを介して互いに接続し、かつ
メモリマップを二分割し、メモリのチップセレクト信号
はアドレスをデコードするだけでなく、自系からのアク
セスか他系からのアクセスかを識別する信号と、読み出
しか書き込みかを識別する信号もデコードしてバスゲー
トを開閉するように構成したものである。
【0021】また、この発明に係る情報処理装置は、各
CPUカードをバスゲートを介して互いに接続し、かつ
メモリマップを三分割し、メモリのチップセレクト信号
はアドレスをデコードして、自系からのアクセスか他系
からのアクセスかを識別する信号と、読み出しか書き込
みかを識別する信号を生成してバスゲートを開閉するよ
うに構成したものである。
【0022】また、この発明に係る情報処理装置は、複
数のCPUと複数のメモリがひとつのCPUバスを介し
て接続されるマルチプロセッサシステムにおいて、各々
のCPUがアクセスするメモリの組合せによっては各C
PUの相異なるアクセスを同時に許可するように構成し
たものである。
【0023】また、この発明に係る情報処理装置は、C
PUバスの中央に双方向ゲートを設けるとともに、2つ
のCPUが出力するアドレスをデコードする2つのアド
レスデコーダと、アドレスデコーダのデコード出力に応
じて2つのバスゲートおよびひとつの双方向ゲートの開
閉制御を行なうバスアービタを設けることにより、2つ
のCPUが同時に相異なるメモリをアクセスするとき
は、各CPUに対応するメモリを互いに分離するように
構成したものである。
【0024】さらに、この発明に係る情報処理装置は、
CPUバスに接続された各メモリの間に双方向ゲートを
設けるとともに、2つのCPUが出力するアドレスをデ
コードする2つのアドレスデコーダと、アドレスデコー
ダのデコード出力に応じて2つのバスゲートおよび双方
向ゲートの開閉制御を行なうバスアービタを設けること
により、2つのCPUが同時に相異なるメモリをアクセ
スするときは、各CPUに対応するメモリを互いに分離
するように構成したものである。
【0025】
【作用】この発明における情報処理装置においては、上
述のように、単一のCPUバスに対し接続された二重化
されたメモリと、同一の情報をこの二重化されたメモリ
に同時に書き込み、これらの情報を個々のメモリについ
て読出し可能とする書き込み/読出し手段とを設けるよ
うにしたので、CPUバスが複数のメモリに対し単一で
済み、少ないハードウェア量で二重書込、個別読出しが
行える。
【0026】また、この発明における情報処理装置にお
いては、上述のように、書き込みの際の二重化されたメ
モリの選択および読出しの際の個々のメモリの選択をチ
ップセレクト方式により行ない、チップセレクト回路は
CPUが出力するアドレスがどの領域に属するかに応じ
て二重化されたメモリの同時書き込みまたは個々のメモ
リについての個別読出しを指示するようにしたので、指
定された記憶装置の書き込みアドレスに対応する他方の
記憶装置の二重書き込みアドレスを作成する必要がな
く、少ないハードウェア量で二重書込、個別読出しが行
える。
【0027】また、この発明における情報処理装置にお
いては、上述のように、書き込み/読出し手段は書き込
みの際の二重化されたメモリの選択および読出しの際の
個々のメモリの選択をチップセレクト方式により行な
い、チップセレクト回路はCPUが出力するバンク指定
信号に応じて二重化されたメモリの同時書き込みまたは
個々のメモリについての個別読出しを指示するようにし
たので、メモリ領域をフルに活用して二重書き込みと個
別読出しを実行できる。
【0028】また、この発明における情報処理装置にお
いては、上述のようにそれぞれにCPUおよびメモリを
有し二重化されているCPUカードにおいて、一方のカ
ード内のメモリに書き込んだ時は必ずもう一方のカード
内のメモリにも書き込み、かつ自カード内のメモリ内容
と他カード内のメモリ内容を、別アドレスにて個々に読
み出しを可能にするように構成したので、他系のメモリ
内容を互いに知ることができる。
【0029】また、この発明における情報処理装置にお
いては、上述のように、二重化されている各CPUカー
ドをバスゲートを介して互いに接続するとともに、CP
Uが出力するアドレスがどの領域に属するかに応じて書
き込みの際の二重化されたメモリの選択および読出しの
際の個々のメモリの選択をチップセレクト方式により選
択し、各カードのCPUが出力する書き込み信号あるい
は読出し信号に応じて上記チップセレクト回路およびバ
スゲートを制御するゲート制御部とを設けるようにした
ので、他系のメモリ内容を互いに知ることができるのみ
ならず、自系と他系のメモリの書き込みを常に同時に行
なうことができ、メモリ内容の同一性を常に保証でき
る。
【0030】また、この発明における情報処理装置にお
いては、上述のように、二重化されている各CPUカー
ドをバスゲートを介して互いに接続するとともに、CP
Uが出力するアドレスがどの領域に属するかに応じて書
き込みの際の二重化されたメモリの選択および読出しの
際の個々のメモリの選択をチップセレクト方式により行
ない、各カードのCPUが出力するアドレスがどの領域
に属するかに応じてチップセレクト回路およびバスゲー
トを制御するゲート制御部とを設けるようにしたので、
他系のメモリ内容を互いに知ることができるのみなら
ず、自系と他系のメモリの書き込みを常に同時に行なう
ことができ、メモリ内容の同一性を常に保証でき、かつ
ハードウエアも若干簡単になる。
【0031】また、この発明における情報処理装置にお
いては、上述のように、複数のCPUと複数のメモリが
ひとつのCPUバスを介して接続されるマルチプロセッ
サシステムにおいて、各々のCPUがアクセスするメモ
リの組合せによっては各CPUの相異なるメモリへの同
時アクセスを許可するように構成したので、単位時間あ
たりの処理能力の低下を極力抑えることができる。
【0032】また、この発明における情報処理装置にお
いては、上述のように、CPUバスの中央に双方向ゲー
トを設けるとともに、2つのCPUが出力するアドレス
をデコードする2つのアドレスデコーダと、アドレスデ
コーダのデコード出力に応じて2つのバスゲートおよび
ひとつの双方向ゲートの開閉制御を行なうバスアービタ
を設けることにより、2つのCPUが同時に相異なるメ
モリをアクセスするときは、各CPUに対応するメモリ
を互いに分離するように構成したので、2つのCPUと
2つのメモリを有するシステムにおいて、一方のCPU
が自系のメモリをアクセスしているときは他方のCPU
はこれに対応するメモリであれば同時にアクセスするこ
とが可能となる。
【0033】さらに、この発明における情報処理装置に
おいては、CPUバスに接続された各メモリの間に双方
向ゲートを設けるとともに、2つのCPUが出力するア
ドレスをデコードする2つのアドレスデコーダと、アド
レスデコーダのデコード出力に応じて2つのバスゲート
および双方向ゲートの開閉制御を行なうバスアービタを
設けることにより、2つのCPUが同時に相異なるメモ
リをアクセスするときは、各CPUに対応するメモリを
互いに分離するように構成したので、一方のCPUが特
定のメモリをアクセスしている時は他方のCPUはその
手前のメモリならばこれに同時にアクセスすることが可
能となる。
【0034】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はこの発明の一実施例による情報処理装置を
示す。この実施例は信頼性を高めるために記憶装置を二
重化する場合にそのハードウエア量を削減できるように
したものである。図において、1101は所定の手順に
従って演算処理等を行なうCPU、1104,1105
はこのCPU1101に対し2系統設けられたメモリ、
1106はこのメモリ1104,1105を活性化状態
にするチップセレクト信号を出力するチップセレクト生
成回路であり、同一の情報を二重化されたメモリ110
4,1105に同時に書き込みこれらの情報を個々のメ
モリについて読出し可能とする書き込み/読み出し制御
手段1001がこれに相当する。1108はCPU11
01とメモリ1104,1105、チップセレクト生成
回路1106との間でデータのやりとりを行なうための
CPUバス、1109,1110はそれぞれアクセスが
終了した時にメモリ1104,1105が出力するアク
セス終了信号、1111はメモリ1104,1105が
アクセス終了信号1109,1110を同時に出力した
時にデータアクノリッジ信号1107を出力するデータ
アクノリッジ作成部である。また、このデータアクノリ
ッジ作成部1111において、1111aはメモリ11
04からのアクセス終了信号1109が正相で入力され
チップセレクト生成回路1106からのチップセレクト
信号が逆相で入力される2入力のOR回路、1111b
はメモリ1105からのアクセス終了信号1110が正
相で入力されチップセレクト生成回路1106からのチ
ップセレクト信号が逆相で入力される2入力のOR回
路、1111cはこの2つの2入力OR回路1111
a,1111bの出力を入力してデータアクノリッジ信
号1107を出力する2入力のAND回路である。
【0035】また図2は、この実施例におけるCPU1
101のメモリマップであり、この実施例では4ビット
アドレスの場合を例にとって示している。この場合アド
レス0000〜0111の領域はメモリ1104の読出
しまたは二重書込みの旨を示し、アドレス1000〜1
111の領域はメモリ1105の書込みの旨を示してい
る。
【0036】次にその動作について説明する。CPU1
101はメモリ1104,1105に対し同一のデータ
を同時に書き込む二重書き込みを行う時は、二重書き用
アドレス(この図1の例では最上位のアドレスが「0」
のアドレス)と書込み信号を出力する。チップセレクト
生成回路1106はこれらの信号をデコードし、両方の
メモリにチップセレクト信号を出力する。メモリ110
4,1105はこのチップセレクト信号を受けて、CP
Uバス1108より受信したメモリアドレスに書き込み
データを書き込み、アクセス終了信号1109,111
0を出力する。データアクノリッジ作成部1111では
これらの信号が両方出力された時に初めて、データアク
ノリッジ信号1107を出力する。これにより一回の書
き込み作業で両メモリに同一データを書き込むことがで
きた。
【0037】次にCPU1101がメモリ1104の内
容を読み出す時は、メモリ1104読出し用アドレス
(図の例では最上位アドレスが「0」のアドレス)と読
出し信号を出力する。チップセレクト生成回路1106
はこれらの信号をデコードし、メモリ1104にのみチ
ップセレクト信号を出力する。メモリ1104はチップ
セレクト信号を受けて、CPUバス1108より受信し
たメモリアドレスに対応する読み出しデータをCPUバ
ス1108に乗せてCPU1101に知らせるととも
に、アクセス終了信号1109を出力する。メモリ11
05はチップセレクト信号を受信しないので何も動作し
ない。データアクノリッジ作成部1111ではアクセス
終了信号1109によってデータアクノリッジ信号11
07を出力する。これによりメモリ1104の内容を読
み出すことができた。
【0038】次にCPU1101がメモリ1105のみ
の内容を読み出す時は、メモリ1105読出し用アドレ
ス(図の例では最上位アドレスが「1」のアドレス)と
読出し信号を出す。チップセレクト生成回路1106は
これらの信号をデコードし、メモリ1105にのみチッ
プセレクト信号を出力する。後はメモリ1104の読み
出しと同様に動作し、メモリ1105のみその内容を読
み出すことができる。
【0039】このように、上記実施例によれば、チップ
セレクト方式により単一のCPUバスに接続された複数
のメモリを選択するように構成し、かつそのメモリマッ
プを工夫しアドレスの最上位ビットが「0」か「1」か
に応じてメモリ読出しを行なうメモリを選択し、アドレ
スの最上位ビットが「0」であれば直ちに二重書込みを
行なうようにしたので、指定された記憶装置の書き込み
アドレスに対応する他方の記憶装置の二重書込みアドレ
スを作成する必要がなく、CPUバスも1本で済み、記
憶装置の数だけ必要とせず、二重書込みのためのハード
ウエア量が少なくて済むという効果がある。
【0040】なお、上記実施例ではメモリマップを2分
割するようにしたが、メモリマップを3分割し、それぞ
れ二重書込み専用,メモリ1104読出し専用,メモリ
1105読出し専用に割当てるようにしてもよく、上記
実施例と同様の効果を奏する。
【0041】実施例2.また、上記実施例では両メモリ
の読出しアドレスを分けるようにしたが、I/Oポート
を追加して、バンク切替方式としてもよい。この場合、
バンクを切替える命令が必要となるが、メモリ空間をフ
ルに活用できるメリットがある。
【0042】以下、この発明の第2の実施例を図につい
て説明する。図3において、1101は所定の手順に従
って演算処理等を行なうCPU、1104,1105は
このCPU1101に対し2系統設けられたメモリ、1
106はこのメモリ1104,1105を活性化状態に
するチップセレクト信号を出力するチップセレクト生成
回路、1108はCPU1101とメモリ1104,1
105、チップセレクト生成回路1106との間でデー
タのやりとりを行なうためのCPUバス、1109,1
110はそれぞれアクセスが終了した時にメモリ110
4,1105が出力するアクセス終了信号、1111は
メモリ1104,1105がアクセス終了信号110
9,1110を同時に出力した時にデータアクノリッジ
信号1107を出力するデータアクノリッジ作成部、1
112はメモリ1104,1105の全アドレス領域を
バンク切換えするためのバンク指定用ラッチである。ま
た1002はバンク指定用ラッチ1112およびチップ
セレクト生成回路1106からなる書き込み/読み出し
制御手段である。
【0043】図4はこの実施例におけるCPU1101
のメモリマップであり、この実施例では4ビットアドレ
スの場合を例にとって示している。この場合バンク指定
出力が「0」であればアドレス0000〜1111の全
領域はメモリ1104の読出しまたは二重書込みの旨を
示し、バンク指定出力が「1」であればアドレス100
0〜1111の全領域はメモリ1105の読出しまたは
二重書込みの旨を示している。
【0044】次に動作について説明する。CPU110
1がメモリ1104の内容を読み出す時は、まずバンク
指定用ラッチ1112にデータ「0」を書き込んでから
読み出しアクセスを行う。チップセレクト生成回路11
06はバンク指定用ラッチ1112の出力が「0」であ
ることと、読出しアクセスであることからメモリ110
4に対するチップセレクト信号1109を出力し、これ
以降は実施例1と同様に動作する。即ち、メモリ110
4はチップセレクト信号を受けて、CPUバス1108
より受信したメモリアドレスに対応する読み出しデータ
をCPUバス1108に乗せてCPU1101に知らせ
るとともに、アクセス終了信号1109を出力する。メ
モリ1105はチップセレクト信号を受信しないので何
も動作しない。データアクノリッジ作成部1111では
アクセス終了信号1109によってデータアクノリッジ
信号1107を出力する。これによりメモリ1104の
内容を読み出すことができる。
【0045】一方、CPU1101がメモリ1105の
内容を読み出す時は、まずバンク指定用ラッチ1112
にデータ「1」を書き込んでから読み出しアクセスを行
う。
【0046】チップセレクト生成回路1106はバンク
指定用ラッチ1112の出力が「1」であることと読み
出しアクセスであることから、メモリ1105に対する
チップセレクト信号1110を出力し、これ以降は実施
例1と同様に動作する。
【0047】CPU1101が二重書き込みを行う時
は、バンク指定用ラッチ1112に特別にデータを書き
込む必要はなく、バンク指定用ラッチ1112に
「0」,「1」いずれのデータが書き込まれていても、
チップセレクト生成回路1106は、バンク用ラッチ1
112の出力に関係なく、書き込みアクセスであること
から、両方のメモリ1104,1105にチップセレク
ト信号を出力し、後は実施例1と同様に動作する。即
ち、メモリ1104,1105はこのチップセレクト信
号を受けて、CPUバス1108より受信したメモリア
ドレスに書き込みデータを書き込み、アクセス終了信号
1109,1110を出力する。データアクノリッジ作
成部1111ではこれらの信号が両方出力された時に初
めて、データアクノリッジ信号1107を出力する。こ
れにより一回の書き込み作業で両メモリに同一データを
書き込むことができる。
【0048】以上のような構成は、通常動作時にはメモ
リ104を使用し、障害発生時にはメモリ1105に切
替えて使用する時に特に有効である。
【0049】このように、上記実施例によれば、上述の
ように実施例1の構成にI/Oポートを追加して、バン
ク切替方式とするようにしたので、バンクを切替える命
令が必要となるが、メモリ空間をフルに活用して二重書
込み,個別読出しが実行できるという効果がある。
【0050】実施例3.以下、この発明の第3の実施例
を図について説明する。図5はこの発明の第3の実施例
による情報処理装置を示す。この実施例は二重化された
CPUカードにおいて、自系と他系のメモリ内容を自由
に読み出せるようにしたものである。図において、一点
鎖線で区切られた部分はそれぞれ1枚のCPUカードを
示している。このCPUカードとは1枚のプリント基板
上にCPUやそのメモリ等を搭載してCPUシステムを
構成したものである。この各々のCPUカードの系にお
いて、1201,1204は所定の手順に従って演算処
理等を行なう中央処理装置、1202,1205はそれ
ぞれこの中央処理装置1201,1204に対応して設
けられたメモリ、1206,1207は中央処理装置1
201,1204とメモリ1202,1205との間を
それぞれ接続するデータバス、1212は中央処理装置
1201の側の系と中央処理装置1204の側の系とを
接続する系間データバス、1214,1217は系間デ
ータバス1212とデータバス1206,1207との
間を接断するバスゲート、1215,1218はメモリ
1202,1205を活性化状態にするチップセレクト
信号を生成するチップセレクト生成回路、1216,1
219はバスゲート1214,1217の開閉を制御す
るゲート制御部、1003はチップセレクト生成回路1
215およびゲート制御部1216からなり情報を一方
のCPUカード内のメモリに書き込んだ時は必ずもう一
方のCPUカード内のメモリにも同一の情報を書き込
み、かつ自カード内のメモリ内容と他カード内のメモリ
内容を別アドレスにて個々に読出しを可能にする書き込
み/読み出し手段、1004はチップセレクト生成回路
1218およびゲート制御部1219からなり情報を一
方のCPUカード内のメモリに書き込んだ時は必ずもう
一方のCPUカード内のメモリにも同一の情報を書き込
み、かつ自カード内のメモリ内容と他カード内のメモリ
内容を別アドレスにて個々に読出しを可能にする書き込
み/読み出し手段、1220,1221はそれぞれチッ
プセレクト生成回路1215,1218がメモリ120
2,1205に対し発するメモリ書き込み信号、122
2,1223はそれぞれチップセレクト生成回路121
5,1218がメモリ1202,1205に対し発する
メモリ読み出し信号、1224,1225はそれぞれゲ
ート制御部1216,1219が他方のゲート制御部1
219,1216に対し発する他系アクセス信号、12
26,1227はゲート制御部1216,1219がバ
スゲート1214,1217に対し発するバスゲート制
御信号、1228,1229はゲート制御部1216,
1219がチップセレクト生成回路1215,1218
に対し発する他系アクセス連絡信号である。
【0051】また、図6はこの実施例における各系のメ
モリのメモリマップを示し、そのアドレスXからX+Y
−1までは二重書きまたは自系読み出しの旨が割当てら
れており、アドレスX+YからX+2Y−1までは他系
読み出しの旨が割当てられている。実際にはこのメモリ
マップは二重書きまたは自系読み出しのエリアと他系読
み出しのエリアで2分割されている。
【0052】次に動作について説明する。それぞれの系
におけるCPUのメモリマップを図6のように設定す
る。一方のCPU(例えばSTBY系のCPU120
4)が自系のメモリ1205に対してメモリマップ上で
データ書き込みの旨を示すアドレスを発生した時、その
メモリアドレスと書き込み信号がチップセレクト生成回
路1218およびゲート制御部1219へデータバス1
207を介して入力される。チップセレクト生成回路1
218はこれらの信号をデコードしてメモリ書き込み信
号1221を出力する。メモリ1205にはそのメモリ
アドレスと書き込みデータがデータバス1207を介し
てCPU1204より入力されており、これとメモリ書
き込み信号1221により、書き込みを行う。同時にゲ
ート制御部1219もこれらの信号をデコードし、他系
アクセス信号1225を出力するとともに、ゲート制御
信号1227を出力してバスゲート1217を開ける。
ACT系である他系のゲート制御部1216はゲート制
御部1219からの他系アクセス信号1225を受け、
CPU1201がメモリ1202にアクセスしていない
ことを前提にゲート信号1226を出力してバスゲート
1214を開ける。これにより、CPU1204から出
力されたメモリアドレス,書き込みデータ,書き込み信
号は、データバス1207,バスゲート1217,系間
データバス1212,バスゲート1214,データバス
1206を介して、チップセレクト生成回路1215に
入力される。チップセレクト生成回路1215はこれに
より、メモリ書き込み信号1220を発生し、メモリ1
205に書き込まれたものと同一のデータをメモリ12
02に書き込みを行う。これで、メモリの二重書きが実
行された。
【0053】次にCPU1204が自系のメモリ120
5の内容を知る場合は、図6のメモリマップ上で自系リ
ードの旨が割当てられたアドレスを出力する。これによ
り、チップセレクト生成回路1218およびゲート制御
部1219へはデータバス1207を介してメモリアド
レス読み出し信号が入力される。まず、チップセレクト
生成回路1218はこれらの信号をデコードしてメモリ
読み出し信号1223を出力し、メモリ1205は、デ
ータバス1207を介して入力されたメモリアドレスと
メモリ読み出し信号1223より読み出しデータをデー
タバス1207に乗せ、CPU1204に知らせる。こ
の時ゲート制御部1219も同様にデコードを行うが、
その結果自系リードであることが判明するので、何の信
号も出力しない。
【0054】一方CPU1204が他系のメモリ120
2の内容を知る場合は、図6のメモリマップ上で他系リ
ードの旨が割当てられたアドレスを出力する。これによ
り、チップセレクト生成回路1218およびゲート制御
部1219へはデータバス1207を介してメモリアド
レスと読み出し信号が入力される。まず、チップセレク
ト生成回路1218はこれらの信号をデコードするが、
その結果他系リードであることを知り何の信号も出力し
ない。この時ゲート制御部1219も同様にデコードを
行い、ゲート制御部1216に対し他系アクセス信号1
225を出力するとともに、ゲート制御信号1227を
出力してバスゲート1217を開ける。他系のゲート制
御部1216は他系アクセス信号を受け、CPU120
1がメモリ1202にアクセスしていないことを前提に
ゲート制御信号1226を出力してバスゲート1214
を開け、さらにチップセレクト生成回路1215に他系
アクセス連絡信号1228を出す。CPU1204から
出力されたメモリアドレス,読み出し信号は、データバ
ス1207,バスゲート1217,系間データバス12
12,バスゲート1214,データバス1206を介し
てチップセレクト生成回路1215に入力される。チッ
プセレクト生成回路1215はこれらの信号とゲート制
御部1216からの他系アクセス連絡信号1228より
メモリ読み出し信号1222を出力し、メモリ1202
は読み出しデータをデータバス1206に乗せ、バスゲ
ート1214,系間データバス1212,バスゲート1
217,データバス1207を介してCPU1204に
知らせる。
【0055】このように、上記実施例によれば、そのメ
モリマップを工夫し二重書込みまたは自系読出しを行な
うアドレスと他系読出しを行なうアドレスとにメモリマ
ップを分割するとともに、CPUが出力する書き込みま
たは読出し信号およびアドレス信号により系間データバ
スを接断するバスゲートの開閉制御および各系のメモリ
の選択制御を行なうように構成したので、自系と他系の
メモリ内容を自由に読み出すことが可能となった。従っ
て、例えばサムチェック等を使うことによってどちらか
の系に異常が発生したかを認識して二重化の切替えを行
い、システムダウンを防ぐことができるようになる等の
メリットがある。しかも、チップセレクト方式により書
込み,読出しを行なうべきメモリを選択するようにした
ので、自系のメモリ書込みと他系のメモリ書込みとを常
に同時に行なうことができ、メモリ内容の同一性を常に
保証できる。
【0056】実施例4.なお上記実施例では、二重書き
時のアドレスと自系読み出し時のアドレスを同じにし、
データバス上の書き込み信号と読み出し信号でハードウ
ェア的に判断しているが、図7のようなメモリマップと
し、二重書き時のアドレスと自系読み出し時のアドレス
をも分けることによって、ハードウェア的にはアドレス
のみをリードするようにしても実現できる。
【0057】図7はこの発明の第4の実施例における各
系のメモリのメモリマップを示し、そのアドレスXから
X+Y−1までは二重書きの旨が割当てられており、ア
ドレスX+YからX+2Y−1までは自系読み出しの旨
が割当てられており、アドレスX+2YからX+3Y−
1までは他系読み出しの旨が割当てられている。
【0058】この場合の装置のブロック構成は図5に示
すものと同様であるが、データバスを介してチップセレ
クト生成回路およびゲート制御部に供給されるのはアド
レス信号のみになる。
【0059】次に動作について説明する。それぞれの系
におけるCPUのメモリマップを図7のように設定す
る。一方のCPU(例えばSTBY系のCPU120
4)が自系のメモリ1205に対してメモリマップ上で
データ書き込みの旨を示すアドレスを発生した時、その
メモリアドレスがチップセレクト生成回路1218およ
びゲート制御部1219へデータバス1207を介して
入力される。チップセレクト生成回路1218はこれら
の信号をデコードしてメモリ書き込み信号1221を出
力する。メモリ1205にはそのメモリアドレスと書き
込みデータがデータバス1207を介してCPU120
4より入力されており、これとメモリ書き込み信号12
21により、書き込みを行う。同時にゲート制御部12
19もこれらの信号をデコードし、他系アクセス信号1
225を出力するとともに、ゲート制御信号1227を
出力してバスゲート1217を開ける。ACT系である
他系のゲート制御部1216はゲート制御部1219か
らの他系アクセス信号1225を受け、CPU1201
がメモリ1202にアクセスしていないことを前提にゲ
ート信号1226を出力してバスゲート1214を開け
る。これにより、CPU1204から出力されたメモリ
アドレス,書き込みデータは、データバス1207,バ
スゲート1217,系間データバス1212,バスゲー
ト1214,データバス1206を介して、チップセレ
クト生成回路1215に入力される。チップセレクト生
成回路1215はこれにより、メモリ書き込み信号12
20を発生し、メモリ1205に書き込まれたものと同
一のデータをメモリ1202に書き込みを行う。これ
で、メモリの二重書きが実行された。
【0060】次にCPU1204が自系のメモリ120
5の内容を知る場合は、図7のメモリマップ上で自系リ
ードの旨が割当てられたアドレスを出力する。これによ
り、チップセレクト生成回路1218およびゲート制御
部1219へはデータバス1207を介してメモリアド
レスが入力される。まず、チップセレクト生成回路12
18はこれらの信号をデコードしてメモリ読み出し信号
1223を出力し、メモリ1205は、データバス12
07を介して入力されたメモリアドレスとメモリ読み出
し信号1223より読み出しデータをデータバス120
7に乗せ、CPU1204に知らせる。この時ゲート制
御部1219も同様にデコードを行うが、その結果自系
リードであることが判明するので、何の信号も出力しな
い。
【0061】一方CPU1204が他系のメモリ120
2の内容を知る場合は、図7のメモリマップ上で他系リ
ードの旨が割当てられたアドレスを出力する。これによ
り、チップセレクト生成回路1218およびゲート制御
部1219へはデータバス1207を介してメモリアド
レスが入力される。まず、チップセレクト生成回路12
18はこれらの信号をデコードするが、その結果他系リ
ードであることを知り何の信号も出力しない。この時ゲ
ート制御部1219も同様にデコードを行い、ゲート制
御部1216に対し他系アクセス信号1225を出力す
るとともに、ゲート制御信号1227を出力してバスゲ
ート1217を開ける。他系のゲート制御部1216は
他系アクセス信号を受け、CPU1201がメモリ12
02にアクセスしていないことを前提にゲート制御信号
1226を出力してバスゲート1214を開け、さらに
チップセレクト生成回路1215に他系アクセス連絡信
号1228を出す。CPU1204から出力されたメモ
リアドレス,読み出し信号は、データバス1207,バ
スゲート1217,系間データバス1212,バスゲー
ト1214,データバス1206を介してチップセレク
ト生成回路1215に入力される。チップセレクト生成
回路1215はこれらの信号とゲート制御部1216か
らの他系アクセス連絡信号1228よりメモリ読み出し
信号1222を出力し、メモリ1202は読み出しデー
タをデータバス1206に乗せ、バスゲート1214,
系間データバス1212,バスゲート1217,データ
バス1207を介してCPU1204に知らせる。
【0062】このように、上記実施例によれば、そのメ
モリマップを工夫し二重書込みまたは自系読出しを行な
うアドレスと他系読出しを行なうアドレスとにメモリマ
ップを分割するとともに、CPUが出力するアドレス信
号により系間データバスを接断するバスゲートの開閉制
御および各系のメモリの選択制御を行なうように構成し
たので、自系と他系のメモリ内容を自由に読み出すこと
が可能となり、かつハードウエアも若干簡単な構成とな
る。
【0063】実施例5.以下、この発明の第5の実施例
を図について説明する。図8はこの発明の第5の実施例
による情報処理装置を示す。この実施例は、単一のCP
Uバスに複数のCPUと複数のメモリが接続されている
場合に、複数のCPUバスのメモリ同時アクセスを許可
できるようにしたものである。図において、1301
a,1301bは所定の手順に従って演算処理等を行な
う中央処理ユニット、1302a,1302bは中央処
理ユニット1301a,1301bが処理したデータ等
を記憶するメモリ、1303a,1303bはバスゲー
ト1305a,1305bを介して中央処理ユニット1
301a,1301bを接続するCPUバス、1305
a,1305bは中央処理ユニット1301a,130
1bの入出力データをCPUバスに伝達するか否かを決
めるバスゲート、1306a,1306bは中央処理ユ
ニット1301a,1301bの出力データをデコード
してバスアービタ1304に伝達するアドレスレコー
ダ、1309はCPUバス1303a,1303bを接
断する双方向ゲート、1304はバスゲート1305
a,1305bおよび双方向ゲート1309の開閉制御
を行なうことによりCPUバス1303の占有を裁定す
るバスアービタ、1005はバスアービタ1304およ
びアドレスデコーダ1306a,1306bからなり各
々のCPUがアクセスするメモリの組合せによっては各
CPUの相異なるメモリへの同時アクセスを許可するア
クセス制御手段である。また、1307a,1307b
はアドレスレコーダ1306a,1306bが中央処理
ユニット1301a,1301bの出力データをデコー
ドして発するメモリアクセス要求信号、1308a,1
308bはバスアービタ1304が発するバスゲート制
御信号、1310はバスアービタ1304が発する双方
向ゲート制御信号、1311a,1311bはアドレス
レコーダ1306a,1306bが発するメモリ番号通
知信号である。
【0064】次に動作について説明する。CPU130
1aがメモリ1302aにアクセスする場合、アドレス
デコーダ1306aはバスアービタ1304に対してメ
モリアクセス要求信号1307aを出力するとともにメ
モリ番号通知信号1311aにてメモリ1302aをア
クセス要求していることを知らせる。バスアービタ13
04は他のCPU1301bがメモリ1302aにアク
セスしていなければ、すなわちアドレスデコーダ130
6bがバスアービタ1304に対してメモリアクセス要
求信号1307aを出力していないかまたはメモリ13
02bをアクセスしていれば、CPU1301aに対し
てメモリのアクセスを許可することとし、バスゲート制
御信号1308aを出力してバスゲート1305aを開
けるとともに双方向バスゲート制御信号1310は出力
せず、双方向バスゲート1309を閉めたままにしてお
く。逆に、すでにCPU1301bがメモリ1302a
にアクセスしている時は、双方向バスゲート制御信号1
310が出て双方向ゲート1309が開いている状態で
あるから、CPU1301aに対してメモリのアクセス
を許可せず、CPU1301bのアクセスが終了するの
を待ってからバスゲート制御信号1308aを出力す
る。
【0065】両CPUが同時にアクセスできる組み合わ
せは表1に示すように、CPU1301aがメモリ13
02aを、CPU1301bがメモリ1302bをアク
セスする場合である。
【0066】
【表1】
【0067】このように、上記実施例によれば、単一の
CPUバスに2つのCPUと2つのメモリが接続されて
いる場合に、CPUバスの中央に双方向バスゲートを設
け、CPUバスを2つに分離するようにしたので、CP
Uが自系のメモリをアクセスしている場合には他のCP
Uは他系のメモリであればこれをアクセスでき、単位時
間あたりの処理能力の低下を極力抑えることができる。
【0068】実施例6.なお、上記実施例ではCPUバ
ス1303に接続されるメモリが2つの場合を示した
が、3つ以上でも同様の方式が適応できる。
【0069】以下、この発明の第6の実施例を図につい
て説明する。図9において、1301a,1301bは
所定の手順に従って演算処理等を行なう中央処理ユニッ
ト、1302a,1302b,…,1302zは中央処
理ユニット1301a,1301bが処理したデータ等
を記憶するメモリ、1303a,1303b,…,13
03zはバスゲート1305a,1305bを介して中
央処理ユニット1301a,1301bを接続するCP
Uバス、1305a,1305bは中央処理ユニット1
301a,1301bの入出力データをCPUバスに伝
達するか否かを決めるバスゲート、1306a,130
6bは中央処理ユニット1301a,1301bの出力
データをデコードしてバスアービタ1304に伝達する
アドレスレコーダ、1309a,…,1309yはCP
Uバス1303a,1303b,…,1303zを接断
する双方向ゲート、1304はバスゲート1305a,
1305bおよび双方向ゲート1309a,…,130
9yの開閉制御を行なうことによりCPUバス1303
の占有を裁定するバスアービタ、1006はバスアービ
タ1304およびアドレスデコーダ1306a,130
6bからなり各々のCPUがアクセスするメモリの組合
せによっては各CPUの相異なるメモリへの同時アクセ
スを許可するアクセス制御手段である。1307a,1
307bはアドレスレコーダ1306a,1306bが
中央処理ユニット1301a,1301bの出力データ
をデコードして発するメモリアクセス要求信号、130
8a,1308bはバスアービタ1304が発するバス
ゲート制御信号、1310a,…,1310yはバスア
ービタ1304が発する双方向ゲート制御信号、131
1a,1311bはアドレスレコーダ1306a,13
06bが発するメモリ番号通知信号である。
【0070】次に動作について説明する。CPU130
1aがメモリ1302aにアクセスする場合、アドレス
デコーダ1306aはバスアービタ1304に対してメ
モリアクセス要求信号1307aを出力するとともにメ
モリ番号通知信号1311aにてメモリ1302aをア
クセス要求していることを知らせる。バスアービタ13
04は他のCPU1301bがメモリ1302aにアク
セスしていなければ、すなわちアドレスデコーダ130
6bがバスアービタ1304に対してメモリアクセス要
求信号1307bを出していないかまたはメモリ130
2b,…,1302zのいずれかをアクセスしていれ
ば、CPU1301aに対してメモリのアクセスを許可
することとし、バスゲート制御信号1308aを出力し
てバスゲート1305aを開けるとともに双方向バスゲ
ート制御信号1310a,…,1310yは出力せず、
双方向バスゲート1309a,…,1309yを閉めた
ままにしておく。逆に、すでにCPU1301bがメモ
リ1302aにアクセスしている時は、双方向バスゲー
ト制御信号1310aが出て双方向ゲート1309aが
開いている状態であるから、CPU1301aに対して
メモリのアクセスを許可せず、CPU1301bのアク
セスが終了するのを待ってからバスゲート制御信号13
08aを出す。
【0071】なお、この実施例の場合、両CPUが同時
にアクセスできる組合せは表2に示すようになる。
【0072】
【表2】
【0073】このように、上記実施例によれば、単一の
CPUバスに2つのCPUと3以上の複数のメモリが接
続されている場合に、CPUバスの各メモリの間に双方
向バスゲートを設け、CPUバスをメモリ単位で分離す
るようにしたので、CPUがあるメモリをアクセスして
いる場合には他のCPUはこれより手前のメモリであれ
ばこれをアクセスでき、単位時間あたりの処理能力の低
下を極力抑えることができる。
【0074】
【発明の効果】以上のように、この発明に係る情報処理
装置によれば、単一のCPUバスに対し接続された二重
化されたメモリと、同一の情報をこの二重化されたメモ
リに同時に書き込み、これらの情報を個々のメモリにつ
いて読出し可能とする書き込み/読出し手段とを設ける
ようにしたので、CPUバスが複数のメモリに対し単一
で済み、少ないハードウェア量で二重書込、個別読出し
が行える効果がある。
【0075】また、この発明に係る情報処理装置によれ
ば、書き込みの際の二重化されたメモリの選択および読
出しの際の個々のメモリの選択をチップセレクト方式に
より行ない、チップセレクト回路はCPUが出力するア
ドレスがどの領域に属するかに応じて二重化されたメモ
リの同時書き込みまたは個々のメモリについての個別読
出しを指示するようにしたので、指定された記憶装置の
書き込みアドレスに対応する他方の記憶装置の二重書き
込みアドレスを作成する必要がなく、少ないハードウェ
ア量で二重書込、個別読出しが行える効果がある。
【0076】また、この発明に係る情報処理装置によれ
ば、書き込み/読出し手段は書き込みの際の二重化され
たメモリの選択および読出しの際の個々のメモリの選択
をチップセレクト方式により行ない、チップセレクト回
路はCPUが出力するバンク指定信号に応じて二重化さ
れたメモリの同時書き込みまたは個々のメモリについて
の個別読出しを指示するようにしたので、メモリ領域を
フルに活用して二重書き込みと個別読出しを実行できる
効果がある。
【0077】また、この発明に係る情報処理装置によれ
ば、それぞれにCPUおよびメモリを有し二重化されて
いるCPUカードにおいて、情報を一方のカード内のメ
モリに書き込んだ時は必ずもう一方のカード内のメモリ
にも同一の情報を書き込み、かつ自カード内のメモリ内
容と他カード内のメモリ内容を、別アドレスにて個々に
読み出しを可能にするように構成したので、他系のメモ
リ内容を互いに知ることができる効果がある。
【0078】また、この発明に係る情報処理装置によれ
ば、二重化されている各CPUカードをバスゲートを介
して互いに接続するとともに、CPUが出力するアドレ
スがどの領域に属するかに応じて書き込みの際の二重化
されたメモリの選択および読出しの際の個々のメモリの
選択をチップセレクト方式により選択し、各カードのC
PUが出力する書き込み信号あるいは読出し信号に応じ
て上記チップセレクト回路およびバスゲートを制御する
ゲート制御部とを設けるようにしたので、他系のメモリ
内容を互いに知ることができるのみならず、自系と他系
のメモリの書き込みを常に同時に行なうことができ、メ
モリ内容の同一性を常に保証できる効果がある。
【0079】また、この発明に係る情報処理装置によれ
ば、二重化されている各CPUカードをバスゲートを介
して互いに接続するとともに、CPUが出力するアドレ
スがどの領域に属するかに応じて書き込みの際の二重化
されたメモリの選択および読出しの際の個々のメモリの
選択をチップセレクト方式により行ない、各カードのC
PUが出力するアドレスがどの領域に属するかに応じて
チップセレクト回路およびバスゲートを制御するゲート
制御部とを設けるようにしたので、他系のメモリ内容を
互いに知ることができるのみならず、自系と他系のメモ
リの書き込みを常に同時に行なうことができ、メモリ内
容の同一性を常に保証でき、かつハードウエアも若干簡
単になる効果がある。
【0080】また、この発明に係る情報処理装置によれ
ば、複数のCPUと複数のメモリがひとつのCPUバス
を介して接続されるマルチプロセッサシステムにおい
て、各々のCPUがアクセスするメモリの組合せによっ
ては各CPUの相異なるメモリへの同時アクセスを許可
するように構成したので、単位時間あたりの処理能力の
低下を極力抑えることができる効果がある。
【0081】また、この発明に係る情報処理装置によれ
ば、CPUバスの中央に双方向ゲートを設けるととも
に、2つのCPUが出力するアドレスをデコードする2
つのアドレスデコーダと、アドレスデコーダのデコード
出力に応じて2つのバスゲートおよびひとつの双方向ゲ
ートの開閉制御を行なうバスアービタを設けることによ
り、2つのCPUが同時に相異なるメモリをアクセスす
るときは、各CPUに対応するメモリを互いに分離する
ように構成したので、2つのCPUと2つのメモリを有
するシステムにおいて、一方のCPUが自系のメモリを
アクセスしているときは他方のCPUはこれに対応する
メモリであれば同時にアクセスすることが可能となる効
果がある。
【0082】さらに、この発明に係る情報処理装置によ
れば、CPUバスに接続された各メモリの間に双方向ゲ
ートを設けるとともに、2つのCPUが出力するアドレ
スをデコードする2つのアドレスデコーダと、アドレス
デコーダのデコード出力に応じて2つのバスゲートおよ
び双方向ゲートの開閉制御を行なうバスアービタを設け
ることにより、2つのCPUが同時に相異なるメモリを
アクセスするときは、各CPUに対応するメモリを互い
に分離するように構成したので、一方のCPUが特定の
メモリをアクセスしている時は他方のCPUはその手前
のメモリならばこれにアクセスすることが可能となる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による情報処理装置におけ
るメモリ二重化方式を示す図である。
【図2】図1に対するCPUのメモリマップを示す図で
ある。
【図3】この発明の第2の実施例による情報処理装置の
メモリ二重化方式を示す図である。
【図4】図3に対するCPUのメモリマップを示す図で
ある。
【図5】この発明の第3の実施例による情報処理装置の
メモリの二重化制御方式を示す図である。
【図6】この発明の第3の実施例によるメモリマップ構
成を示す図である。
【図7】この発明の第4の実施例による情報処理装置の
メモリマップ構成を示す図である。
【図8】この発明の第5の実施例による情報処理装置の
マルチプロセッサシステムを示す図である。
【図9】この発明の第6の実施例によるマルチプロセッ
サシステムを示す図である。
【図10】従来の情報処理装置における記憶制御方式を
示す図である。
【図11】従来の二重化記憶装置へのデータ転写制御方
式を示す図である。
【図12】従来のマルチプロセッサシステムを示す図で
ある。
【符号の説明】
1001,1002 書き込み/読み出し手段 1003,1004 書き込み/読み出し手段 1005,1006 アクセス制御手段 1101 CPU 1102 記憶制御装置 1103 二重書込装置 1104,1105 メモリ 1106 チップセレクト生成回路 1107 データアクノリッジ 1108 CPUバス 1109,1110 アクセス終了信号 1111 データアクノリッジ作成部 1112 バンク指定用ラッチ 1201,1204 中央処理装置 1202,1205 記憶装置 1203,1209 系間情報転送装置 1206,1207 データバス 1208 系間情報送出装置 1210 バッファ回路 1211 書き込み情報送出回路 1212 系間データバス 1213 データ比較回路 1214,1117 バスゲート 1215,1118 チップセレクト生成回路 1216,1119 ゲート制御部 1220,1121 メモリ書き込み信号 1222,1123 メモリ読み出し信号 1224,1125 他系アクセス信号 1226,1127 バスゲート制御信号 1228,1129 他系アクセス連絡信号 1301 中央処理ユニット 1302 メモリ 1303 CPUバス 1304 バスアービタ 1305 バスゲート 1306 アドレスデコーダ 1307 メモリアクセス要求信号 1308 バスゲート制御信号 1309 双方向ゲート 1310 双方向ゲート制御信号 1311 メモリ番号通知信号
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年5月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】この装置は16組のクラスタからなり、1
つのクラスタに4台のCPUを含み、各クラスタは2台
の記憶装置を有するように構成されている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】さらに、図12は従来のマルチプロセッサ
システムを示したものである。図において、301a,
301bは所定の手順に従って演算処理等を行なう中央
処理ユニット、302a,302bは中央処理ユニット
301a,301bが処理したデータ等を記憶するメモ
リ、303はバスゲート305a,305bを介して中
央処理ユニット301a,301bを接続するCPUバ
ス、304はバスゲート305a,305bの開閉制御
を行なうことによりCPUバス303の占有を裁定する
バスアービタ、305a,305bは中央処理ユニット
301a,301bの入出力データをCPUバスに伝達
するか否かを決めるバスゲート、306a,306bは
中央処理ユニット301a,301bの出力データをデ
コードしてバスアービタ304に伝達するアドレス
ーダ、307a,307bはアドレスコーダ306
a,306bが発するメモリアクセス要求信号、308
a,308bはバスアービタ304が発するバスゲート
制御信号である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】
【実施例】 実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はこの発明の一実施例による情報処理装置を
示す。この実施例は信頼性を高めるために記憶装置を二
重化する場合にそのハードウエア量を削減できるように
したものである。図において、1101は所定の手順に
従って演算処理等を行なうCPU、1104,1105
はこのCPU1101に対し2系統設けられたメモリ、
1106はこのメモリ1104,1105を活性化状態
にするチップセレクト信号を出力するチップセレクト生
成回路であり、同一の情報を二重化されたメモリ110
4,1105に同時に書き込みこれらの情報を個々のメ
モリについて読出し可能とする書き込み/読み出し制御
手段1001がこれに相当する。1108はCPU11
01とメモリ1104,1105、チップセレクト生成
回路1106との間でデータのやりとりを行なうための
CPUバス、1109,1110はそれぞれアクセスが
終了した時にメモリ1104,1105が出力するアク
セス終了信号、1111はチップセレクト生成回路11
06によって活性化されたメモリ(1104,1105
又はその両方)がアクセス終了信号(1109,111
0又はその両方)を出力した時にデータアクノリッジ信
号1107を出力するデータアクノリッジ作成部であ
る。また、このデータアクノリッジ作成部1111にお
いて、1111aはメモリ1104からのアクセス終了
信号1109が正相で入力されチップセレクト生成回路
1106からのチップセレクト信号が逆相で入力される
2入力のOR回路、1111bはメモリ1105からの
アクセス終了信号1110が正相で入力されチップセレ
クト生成回路1106からのチップセレクト信号が逆相
で入力される2入力のOR回路、1111cはこの2つ
の2入力OR回路1111a,1111bの出力を入力
してデータアクノリッジ信号1107を出力する2入力
のAND回路である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】また図2は、この実施例におけるCPU1
101のメモリマップであり、この実施例では4ビット
アドレスの場合を例にとって示している。この場合アド
レス0000〜0111の領域はメモリ1104の読出
しまたは二重書込みの旨を示し、アドレス1000〜1
111の領域はメモリ1105の読出しの旨を示してい
る。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】このように、上記実施例によれば、チップ
セレクト方式により単一のCPUバスに接続された複数
のメモリを選択するように構成し、かつそのメモリマッ
プを工夫し、読出し時、アドレスの最上位ビットが
「0」か「1」かに応じてメモリ読出しを行なうメモリ
を選択し、書込み時、最上位ビットが「0」であれば直
ちに二重書込みを行なうようにしたので、指定された記
憶装置の書き込みアドレスに対応する他方の記憶装置の
二重書込みアドレスを作成する必要がなく、CPUバス
も1本で済み、記憶装置の数だけ必要とせず、二重書込
みのためのハードウエア量が少なくて済むという効果が
ある。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】以下、この発明の第2の実施例を図につい
て説明する。図3において、1101は所定の手順に従
って演算処理等を行なうCPU、1104,1105は
このCPU1101に対し2系統設けられたメモリ、1
106はこのメモリ1104,1105を活性化状態に
するチップセレクト信号を出力するチップセレクト生成
回路、1108はCPU1101とメモリ1104,1
105、チップセレクト生成回路1106との間でデー
タのやりとりを行なうためのCPUバス、1109,1
110はそれぞれアクセスが終了した時にメモリ110
4,1105が出力するアクセス終了信号、1111は
チップセレクト生成回路1106によって活性化された
メモリ(1104,1105又はその両方)がアクセス
終了信号(1109,1110又はその両方)を出力し
た時にデータアクノリッジ信号1107を出力するデー
タアクノリッジ作成部、1112はメモリ1104,1
105の全アドレス領域をバンク切換えするためのバン
ク指定用ラッチである。また1002はバンク指定用ラ
ッチ1112およびチップセレクト生成回路1106か
らなる書き込み/読み出し制御手段である。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】図4はこの実施例におけるCPU1101
のメモリマップであり、この実施例では4ビットアドレ
スの場合を例にとって示している。この場合バンク指定
出力が「0」であればアドレス0000〜1111の全
領域はメモリ1104の読出しまたは二重書込みの旨を
示し、バンク指定出力が「1」であればアドレス00
0〜1111の全領域はメモリ1105の読出しまたは
二重書込みの旨を示している。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0053
【補正方法】変更
【補正内容】
【0053】次にCPU1204が自系のメモリ120
5の内容を知る場合は、図6のメモリマップ上で自系リ
ードの旨が割当てられたアドレスを出力する。これによ
り、チップセレクト生成回路1218およびゲート制御
部1219へはデータバス1207を介してメモリアド
レス読み出し信号が入力される。まず、チップセレク
ト生成回路1218はこれらの信号をデコードしてメモ
リ読み出し信号1223を出力し、メモリ1205は、
データバス1207を介して入力されたメモリアドレス
とメモリ読み出し信号1223より読み出しデータをデ
ータバス1207に乗せ、CPU1204に知らせる。
この時ゲート制御部1219も同様にデコードを行う
が、その結果自系リードであることが判明するので、何
の信号も出力しない。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0062
【補正方法】変更
【補正内容】
【0062】このように、上記実施例によれば、そのメ
モリマップを工夫し二重書込みを行なうアドレスと自系
読出しを行なうアドレスと他系読出しを行なうアドレス
とにメモリマップを分割するとともに、CPUが出力す
るアドレス信号により系間データバスを接断するバスゲ
ートの開閉制御および各系のメモリの選択制御を行なう
ように構成したので、自系と他系のメモリ内容を自由に
読み出すことが可能となり、かつハードウエアも若干簡
単な構成となる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0063
【補正方法】変更
【補正内容】
【0063】実施例5.以下、この発明の第5の実施例
を図について説明する。図8はこの発明の第5の実施例
による情報処理装置を示す。この実施例は、単一のCP
Uバスに複数のCPUと複数のメモリが接続されている
場合に、複数のCPUのメモリ同時アクセスを許可でき
るようにしたものである。図において、1301a,1
301bは所定の手順に従って演算処理等を行なう中央
処理ユニット、1302a,1302bは中央処理ユニ
ット1301a,1301bが処理したデータ等を記憶
するメモリ、1303a,1303bはバスゲート13
05a,1305bを介して中央処理ユニット1301
a,1301bを接続するCPUバス、1305a,1
305bは中央処理ユニット1301a,1301bの
入出力データをCPUバスに伝達するか否かを決めるバ
スゲート、1306a,1306bは中央処理ユニット
1301a,1301bの出力データをデコードしてバ
スアービタ1304に伝達するアドレスコーダ、13
09はCPUバス1303a,1303bを接断する双
方向ゲート、1304はバスゲート1305a,130
5bおよび双方向ゲート1309の開閉制御を行なうこ
とによりCPUバス1303の占有を裁定するバスアー
ビタ、1005はバスアービタ1304およびアドレス
デコーダ1306a,1306bからなり各々のCPU
がアクセスするメモリの組合せによっては各CPUの相
異なるメモリへの同時アクセスを許可するアクセス制御
手段である。また、1307a,1307bはアドレス
コーダ1306a,1306bが中央処理ユニット1
301a,1301bの出力データをデコードして発す
るメモリアクセス要求信号、1308a,1308bは
バスアービタ1304が発するバスゲート制御信号、1
310はバスアービタ1304が発する双方向ゲート制
御信号、1311a,1311bはアドレスコーダ1
306a,1306bが発するメモリ番号通知信号であ
る。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0064
【補正方法】変更
【補正内容】
【0064】次に動作について説明する。CPU130
1aがメモリ1302aにアクセスする場合、アドレス
デコーダ1306aはバスアービタ1304に対してメ
モリアクセス要求信号1307aを出力するとともにメ
モリ番号通知信号1311aにてメモリ1302aをア
クセス要求していることを知らせる。バスアービタ13
04は他のCPU1301bがメモリ1302aにアク
セスしていなければ、すなわちアドレスデコーダ130
6bがバスアービタ1304に対してメモリアクセス要
求信号1307を出力していないかまたはメモリ13
02bをアクセスしていれば、CPU1301aに対し
てメモリのアクセスを許可することとし、バスゲート制
御信号1308aを出力してバスゲート1305aを開
けるとともに双方向バスゲート制御信号1310は出力
せず、双方向バスゲート1309を閉めたままにしてお
く。逆に、すでにCPU1301bがメモリ1302a
にアクセスしている時は、双方向バスゲート制御信号1
310が出て双方向ゲート1309が開いている状態で
あるから、CPU1301aに対してメモリのアクセス
を許可せず、CPU1301bのアクセスが終了するの
を待ってからCPU1301aに対してメモリのアクセ
スを許可する
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0069
【補正方法】変更
【補正内容】
【0069】以下、この発明の第6の実施例を図につい
て説明する。図9において、1301a,1301bは
所定の手順に従って演算処理等を行なう中央処理ユニッ
ト、1302a,1302b,…,1302zは中央処
理ユニット1301a,1301bが処理したデータ等
を記憶するメモリ、1303a,1303b,…,13
03zはバスゲート1305a,1305bを介して中
央処理ユニット1301a,1301bを接続するCP
Uバス、1305a,1305bは中央処理ユニット1
301a,1301bの入出力データをCPUバスに伝
達するか否かを決めるバスゲート、1306a,130
6bは中央処理ユニット1301a,1301bの出力
データをデコードしてバスアービタ1304に伝達する
アドレスコーダ、1309a,…,1309yはCP
Uバス1303a,1303b,…,1303zを接断
する双方向ゲート、1304はバスゲート1305a,
1305bおよび双方向ゲート1309a,…,130
9yの開閉制御を行なうことによりCPUバス1303
の占有を裁定するバスアービタ、1006はバスアービ
タ1304およびアドレスデコーダ1306a,130
6bからなり各々のCPUがアクセスするメモリの組合
せによっては各CPUの相異なるメモリへの同時アクセ
スを許可するアクセス制御手段である。1307a,1
307bはアドレスコーダ1306a,1306bが
中央処理ユニット1301a,1301bの出力データ
をデコードして発するメモリアクセス要求信号、130
8a,1308bはバスアービタ1304が発するバス
ゲート制御信号、1310a,…,1310yはバスア
ービタ1304が発する双方向ゲート制御信号、131
1a,1311bはアドレスコーダ1306a,13
06bが発するメモリ番号通知信号である。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0070
【補正方法】変更
【補正内容】
【0070】次に動作について説明する。CPU130
1aがメモリ1302aにアクセスする場合、アドレス
デコーダ1306aはバスアービタ1304に対してメ
モリアクセス要求信号1307aを出力するとともにメ
モリ番号通知信号1311aにてメモリ1302aをア
クセス要求していることを知らせる。バスアービタ13
04は他のCPU1301bがメモリ1302aにアク
セスしていなければ、すなわちアドレスデコーダ130
6bがバスアービタ1304に対してメモリアクセス要
求信号1307bを出していないかまたはメモリ130
2b,…,1302zのいずれかをアクセスしていれ
ば、CPU1301aに対してメモリのアクセスを許可
することとし、バスゲート制御信号1308aを出力し
てバスゲート1305aを開けるとともに双方向バスゲ
ート制御信号1310aは出力せず、双方向バスゲート
1309aを閉めたままにしておく。逆に、すでにCP
U1301bがメモリ1302aにアクセスしている時
は、双方向バスゲート制御信号1310a,…,131
0yが出て双方向ゲート1309a,…,1309y
開いている状態であるから、CPU1301aに対して
メモリのアクセスを許可せず、CPU1301bのアク
セスが終了するのを待ってからCPU1301aに対し
てメモリのアクセスを許可する
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による情報処理装置におけ
るメモリ二重化方式を示す図である。
【図2】図1に対するCPUのメモリマップを示す図で
ある。
【図3】この発明の第2の実施例による情報処理装置の
メモリ二重化方式を示す図である。
【図4】図3に対するCPUのメモリマップを示す図で
ある。
【図5】この発明の第3の実施例による情報処理装置の
メモリの二重化制御方式を示す図である。
【図6】この発明の第3の実施例によるメモリマップ構
成を示す図である。
【図7】この発明の第4の実施例による情報処理装置の
メモリマップ構成を示す図である。
【図8】この発明の第5の実施例による情報処理装置の
マルチプロセッサシステムを示す図である。
【図9】この発明の第6の実施例によるマルチプロセッ
サシステムを示す図である。
【図10】従来の情報処理装置における記憶制御方式を
示す図である。
【図11】従来の二重化記憶装置へのデータ転写制御方
式を示す図である。
【図12】従来のマルチプロセッサシステムを示す図で
ある。
【符号の説明】 1001,1002 書き込み/読み出し手段 1003,1004 書き込み/読み出し手段 1005,1006 アクセス制御手段 1101 CPU 02 記憶制御装置 03 二重書込装置 1104,1105 メモリ 1106 チップセレクト生成回路 1107 データアクノリッジ 1108 CPUバス 1109,1110 アクセス終了信号 1111 データアクノリッジ作成部 1112 バンク指定用ラッチ 1201,1204 中央処理装置 1202,1205 記憶装置 1203,1209 系間情報転送装置 1206,1207 データバス 08 系間情報送出装置 10 バッファ回路 11 書き込み情報送出回路 12 系間データバス 13 データ比較回路 1214,117 バスゲート 1215,118 チップセレクト生成回路 1216,119 ゲート制御部 1220,121 メモリ書き込み信号 1222,123 メモリ読み出し信号 1224,125 他系アクセス信号 1226,127 バスゲート制御信号 1228,129 他系アクセス連絡信号 1301 中央処理ユニット 1302 メモリ 1303 CPUバス 1304 バスアービタ 1305 バスゲート 1306 アドレスデコーダ 1307 メモリアクセス要求信号 1308 バスゲート制御信号 1309 双方向ゲート 1310 双方向ゲート制御信号 1311 メモリ番号通知信号
【手続補正15】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正16】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図12
【補正方法】変更
【補正内容】
【図12】

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CPUおよびメモリを有するプロセッサ
    システムにおいて、 単一のCPUバスに対し接続された二重化されたメモリ
    と、 同一の情報を上記二重化されたメモリに同時に書き込
    み、これらの情報を個々のメモリについて読出し可能と
    する書き込み/読出し手段とを備えたことを特徴とする
    情報処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の情報処理装置において、 上記書き込み/読出し手段は書き込みの際の二重化され
    たメモリの選択および読出しの際の個々のメモリの選択
    をチップセレクト方式により行なうチップセレクト回路
    を有し、 上記チップセレクト回路は上記CPUが出力するアドレ
    スがどの領域に属するかに応じて上記二重化されたメモ
    リの同時書き込みまたは個々のメモリについての個別読
    出しを指示することを特徴とする情報処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の情報処理装置において、 上記書き込み/読出し手段は書き込みの際の二重化され
    たメモリの選択および読出しの際の個々のメモリの選択
    をチップセレクト方式により行なうチップセレクト回路
    を有し、 上記チップセレクト回路は上記CPUが出力するバンク
    指定信号に応じて上記二重化されたメモリの同時書き込
    みまたは個々のメモリについての個別読出しを指示する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  4. 【請求項4】 それぞれにCPUおよびメモリを有し二
    重化されているCPUカードにおいて、 情報を一方のカード内のメモリに書き込んだ時は必ずも
    う一方のカード内のメモリにも同一の情報を書き込み、
    かつ自カード内のメモリ内容と他カード内のメモリ内容
    を、別アドレスにて個々に読み出しを可能にする書き込
    み/読出し手段を備えたことを特徴とする情報処理装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の情報処理装置において、 上記二重化されているCPUカードは各カードがバスゲ
    ートを介して互いに接続されており、 上記書き込み/読出し手段は、上記CPUが出力するア
    ドレスがどの領域に属するかに応じて書き込みの際の二
    重化されたメモリの選択および読出しの際の個々のメモ
    リの選択をチップセレクト方式により行なうチップセレ
    クト回路と、 各カードのCPUが出力する書き込み信号あるいは読出
    し信号に応じて上記チップセレクト回路および上記バス
    ゲートを制御するゲート制御部とを有することを特徴と
    する情報処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の情報処理装置において、 上記二重化されているCPUカードは各カードがバスゲ
    ートを介して互いに接続されており、 上記書き込み/読出し手段は、上記CPUが出力するア
    ドレスがどの領域に属するかに応じて書き込みの際の二
    重化されたメモリの選択および読出しの際の個々のメモ
    リの選択をチップセレクト方式により行なうチップセレ
    クト回路と、 各カードのCPUが出力するアドレスがどの領域に属す
    るかに応じて上記チップセレクト回路および上記バスゲ
    ートを制御するゲート制御部とを有することを特徴とす
    る情報処理装置。
  7. 【請求項7】 複数のCPUと複数のメモリがひとつの
    CPUバスを介して接続されるマルチプロセッサシステ
    ムにおいて、 各々のCPUがアクセスするメモリの組合せによっては
    各CPUの相異なるメモリへの同時アクセスを許可する
    アクセス制御手段を備えたことを特徴とする情報処理装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の情報処理装置において、 2つの上記CPUとひとつの上記CPUバスとを接断す
    る2つのバスゲートと、 ひとつの上記CPUバスを2つの上記メモリに対応する
    2つの部分バスに分割するひとつの双方向ゲートとを備
    え、 上記アクセス制御手段は、2つのCPUが出力するアド
    レスをデコードする2つのアドレスデコーダと、 上記アドレスデコーダのデコード出力に応じて2つの上
    記バスゲートおよびひとつの上記双方向ゲートの開閉制
    御を行なうバスアービタとを有し、 一方のCPUが自系のメモリをアクセスしている状態で
    は他方のCPUが他系のメモリをみをアクセス可能なよ
    うに上記双方向ゲートを閉じるように制御するものであ
    ることを特徴とする情報処理装置。
  9. 【請求項9】 請求項7記載の情報処理装置において、 2つの上記CPUとひとつの上記CPUバスとを接断す
    るバスゲートと、 ひとつの上記CPUバスをn個の部分バスに分割するn
    −1個の双方向ゲートとを備え、 上記アクセス制御手段は、2つのCPUが出力するアド
    レスをデコードする2つのアドレスデコーダと、 上記アドレスデコーダのデコード出力に応じて2つの上
    記バスゲートおよびn−1個の上記双方向ゲートの開閉
    制御を行なうバスアービタとを有し、 一方のCPUが特定のメモリをアクセスしている状態で
    は他方のCPUがその手前のいずれかのメモリをアクセ
    ス可能なように所要の上記双方向ゲートを閉じるように
    制御するものであることを特徴とする情報処理装置。
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