JPH0652034A - メモリ制御方式 - Google Patents

メモリ制御方式

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JPH0652034A
JPH0652034A JP4226476A JP22647692A JPH0652034A JP H0652034 A JPH0652034 A JP H0652034A JP 4226476 A JP4226476 A JP 4226476A JP 22647692 A JP22647692 A JP 22647692A JP H0652034 A JPH0652034 A JP H0652034A
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JP
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memory
signal
basic
control
board
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JP4226476A
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English (en)
Inventor
Koichi Nakai
幸一 中井
Masaaki Yamamoto
昌明 山本
Yoshiaki Hisada
義明 久田
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Hitachi Ltd
Hitachi Industrial Equipment Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi West Service Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 メモリアドレス空間の変動が生じても、常に
オンボードメモリの最適アクセススピードを維持するこ
とのできるメモリ制御方式を提供する。 【構成】 基本処理装置3、メインメモリ制御機構4、
オンボード基本メモリ8、前記3からアドレス情報を受
け前記8の選択制御をするバンク切換制御部5を備え、
増設用拡張メモリモジュール10、11を接続可能な情
報処理システムにおいて、前記4は、前記3からの制御
信号と前記8からのRAMセレクト信号104を受け判
別信号106を出力するオンボードメモリ認識手段6
と、該判別信号を受けて判別信号の指示するストローブ
信号107を前記8および10、11へ送出するアクセ
スタイミング制御手段7を有し、前記6は、前記信号1
04が前記8の選択を示すとき前記8用のストローブ信
号を、前記8の非選択を示すとき前記10、11用のス
トローブ信号をそれぞれ指示する判別信号を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、拡張メモリモジュール
に対して異なるアクセススピードを持つメモリモジュー
ルを、CPUボード上に持つような情報処理システムの
メモリ制御方式に係り、特にメモリ増設時のメモリアド
レス空間の変更に際し、オンボード基本メモリに対する
アクセススピードを、アドレス空間によらず、最適な状
態に保持し動作することを特徴とするメモリ制御方式に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、小型コンピュータの分野では、メ
モリ素子の高集積化に伴い、メインメモリの一部をCP
Uボード上に直接実装し、装置原価の低減を図ると共
に、オンボードメモリとして最新の高性能メモリ素子を
採用し、システム性能の高速化を図っていく傾向が見ら
れる。又、一方では開発費用、工数負担を軽減するた
め、新製品開発の度に新メモリモジュールの開発をする
ことはせず、従来製品で使用しているメモリモジュール
を、そのまま数世代に渡り流用し続ける傾向も出てきて
いる。制御タイミングの異なるメモリに対するアクセス
方法としては、特開平2−184942公報、「メモリ
制御方式」に開示されているように、各メモリモジュー
ルに関する情報を、専用に設けた記憶手段に記憶させて
おき、プログラムの介入により、該記憶手段の情報を更
新していくような大がかりな仕組を持った方法や、特開
平2−150936公報、「拡張メモリアクセス方式」
に開示されているように、各メモリモジュールに予めメ
モリ種別保持手段、タイミング情報保持手段等の専用ハ
ードウエアを付加し、インタフエース手段でこれらの情
報を読込みながら制御する方式があり、メモリモジュー
ルも高価なものになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、アクセススピー
ドの異なるメモリモジュールが混在したメモリをアクセ
スする場合には、その中で最もスピードの遅いメモリモ
ジュールに合わせたタイミングで全体を動かすか、又は
先に記したようにメモリモジュール内に特別なハードウ
エアやインタフエース情報を付加したり、プログラムサ
ポートによる大がかりな制御手法等が必要であった。あ
るいは、該記憶システムにおいて、メモリモジュールの
アドレス空間が予め確定していたり、メモリ増設等によ
るアドレス空間の変動に対して、システムの構成上影響
を受けることのないようなメモリモジュールに対して
は、メインメモリ制御機構内に、CPUの出力したメモ
リアドレスから特定のアクセスタイミングを生成する回
路を固有に持たせることにより、アクセススピードの異
なるメモリモジュール混在時のアクセススピード最適化
を実現することが可能であった。
【0004】図3はメモリを増設した場合の例を説明す
る図であり、(a)と(b)の例を示している。図3の
(a)の場合、(a−1)に示すように、例えばオンボ
ード基本メモリ8が高速メモリとして0〜4MBのアド
レスにマッピングされ、低速な拡張メモリ10,11が
それぞれ2MB,1MBの容量をもち、この拡張メモリ
を増設する場合を考えると、各メモリモジュールのバン
クアドレスのバウンダリ制限(各バンクにバンクアドレ
スビットが割り当てられれる場合、割り当てられたバン
クアドレスビットを複数のバンクで共用することができ
ないことから生ずる制限)から(a−2)のように、
8,10,11の順にアドレス空間の下位から積む必要
があり、オンボード基本メモリ8用に設定したアドレス
空間0〜4MBへの高速アクセスタイミングは従来通り
で問題は無い。しかし、図3の(b)の場合、拡張メモ
リ11が例えば8MBの容量を持つ低速増設メモリ(b
−1)である場合はバンクアドレスのバウンダリ制限か
ら、(a−2)のように8,10,11の順に積むこと
ができず、(b−2)に示すように、アドレス空間の下
位から11,8,10とメモリモジュールのバンク設定
を行なう必要がある。このため、図3の(b)のような
場合、拡張メモリ増設前に、予めオンボード基本メモリ
用に設定していた高速メモリアクセス用アドレス空間
が、低速のメモリモジュールに割当てられ又、低速メモ
リ空間に高速のオンボード基本メモリが割当てられ、ま
た、低速メモリ空間に高速のオンボード基本メモリが割
当てられるため、メモリモジュールに対する最適なアク
セスができなくなる。
【0005】本発明の目的は、CPUボード上に実装し
たメモリモジュールと、例えば、既存装置より流用した
アクセススピードの異なる拡張メモリモジュールを持つ
情報処理システムにおいて、フイールドでのメモリ増設
に代表されるような、メモリ構成、容量変更によるメモ
リアドレス空間の変動に際し、メモリモジュール側に特
別なハードウエアを付加すること無く、又プログラムサ
ポートによる大がかりな制御手法もとらず、任意のアド
レス空間で常にオンボードメモリに最適なアクセススピ
ードを維持することのできるメモリ制御を容易に実現す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明メモリ制御方式では、基本処理装置と、メイ
ンメモリ制御機構と、オンボード基本メモリと、前記基
本処理装置からアドレス情報を受け前記オンボード基本
メモリの選択制御をするバンク切換制御部を備え、増設
用拡張メモリモジュールを接続可能な情報処理システム
において、前記メインメモリ制御機構は、前記基本処理
装置からの制御信号と前記オンボード基本メモリからの
RAMセレクト信号を受け判別信号を出力するオンボー
ドメモリ認識手段と、該判別信号を受けて判別信号の指
示するストローブ信号を前記オンボード基本メモリおよ
び増設用拡張メモリモジュールへ送出するアクセスタイ
ミング制御手段を有し、前記オンボードメモリ認識手段
は、前記RAMセレクト信号がオンボード基本メモリが
選択されたことを示すときオンボード基本メモリ用スト
ローブ信号を、前記RAMセレクト信号がオンボード基
本メモリが選択されていないことを示すとき増設用拡張
メモリモジュール用ストローブ信号をそれぞれ指示する
判別信号を出力するよう構成されたことを特徴としてい
る。また、別に、前記オンボードメモリ認識手段を、前
記制御信号の内のフラグセット信号により制御フラグを
セットされる制御フラグ部を備え、前記RAMセレクト
信号と前記制御フラグ部の制御フラグとの間で論理を取
ることにより種々のストローブ信号対応の判別信号を生
成出力するよう構成している。さらに、前記の同一の情
報処理システムを2台接続してマルチプロセッサシステ
ムとし、各情報処理システム間に各情報処理システムの
RAMセレクト信号をワイヤードオア接続する信号線を
設けている。
【0007】
【作用】本発明によれば、オンボード基本メモリと、異
なるアクセススピードで動作する拡張メモリモジュール
を持つ情報処理システムおいて、メモリアドレス空間が
変更になっても、オンボード基本メモリおよび拡張メモ
リモジュールに対して常に最適なアクセススピードを保
証することができる。又、メモリモジュールに特別なハ
ードウエアや、インターフエース情報を付加する必要も
無いため、安価でかつ最大限にメモリの性能を生かした
制御が行なえ、最適な情報処理システムの構築が図れ
る。また、上記情報処理システムを並列に2台接続した
マルチプロセッサシステムにおいても、両情報処理シス
テムから互いのオンボード基本メモリおよび拡張メモリ
モジュールにアクセスする場合、互いのオンボード基本
メモリのRAMセレクト信号をワイヤードオア接続する
信号線を1本、両情報処理システム間に追加するのみ
で、容易にメモリの性能を活かした制御が行なえるた
め、最適なマルチプロセッサシステムの構築が図れる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に従い説明する。
図1は本発明が適用される情報処理システムの一例を示
すブロック構成図である。図1において、1はCPUボ
ード、2は基本処理装置3とメインメモリ制御機構4を
1チップに収めたCPULSI、101は基本処理装置
3の出力するメモリアドレスバス、8はオンボード基本
メモリ、9はCPUボード1から外部メモリアドレスバ
ス102へのドライバ、105はメインメモリ制御機構
4に対する制御信号群、6はオンボードメモリ認識手
段、7はオンボードメモリ認識手段6から送出された判
別信号106に基づき、メモリモジュールへのアクセス
タイミングを制御するアクセスタイミング制御手段、1
07はメモリモジュールへのストローブ信号、5はオン
ボード基本メモリ8のバンク切替制御部、103はオン
ボード基本メモリ8用バンクアドレス、104は基本メ
モリ8のRAMセレクト信号、10、11は増設用の拡
張メモリモジュールであり、12、13は各増設用の拡
張メモリモジュール10、11のバンク切替制御部であ
る。オンボード基本メモリ8、及び、増設用の拡張メモ
リモジュール10、11の各記憶領域は、情報処理シス
テムのメモリ空間上に割当てられ、各々のモジュール内
に持つバンク切替制御部5、12、13の指定によりメ
モリ空間の連続領域に、順次マッピングされる。
【0009】以下図2に従い、メモリモジュールへのア
クセス手順を説明する。基本処理装置3内のアドレスレ
ジスタ15に格納されたメモリアドレスはバンク切替制
御部5を経由し、オンボード基本メモリ8へ、或いはド
ライバ9を経由し、拡張メモリモジュール10、11へ
送出される。拡張メモリモジュール10、11内には、
各々独立して、バンク切替制御部12、13、RAM1
14、115を持つ。オンボード基本メモリ8は送出メ
モリアドレス101がバンク切替制御部5の設定値と一
致すると、チップセレクト信号が与えられ動作アクティ
ブとなる。メインメモリ制御機構4は、オンボード基本
メモリ8が動作アクティブとなったことを示すRAMセ
レクト信号104を、システムの動作中、常時監視す
る。バンク切替制御5は切替スイッチになっており、オ
ンボード基本メモリ8のアドレス割付けを任意に変更で
きる。図2に示す例は、オンボード基本メモリ8に対し
アドレスレジスタ15のビット22〜27がバンク切替
制御部5に送出され、最大64MBのアドレス空間ま
で、4MB単位のアドレス割付が、バンク切替制御部5
で行なわれることを示す。一方拡張メモリ10、11は
既存システムで使用中のモジュールであり、さらにアド
レスレジスタ15の下位ビット迄を参照することで、夫
々2MBバウンダリの増設が可能なメモリとする。オン
ボードメモリ8に対し、低速で動作するメモリとして位
置づけておく。
【0010】図4にメインメモリ制御機構4内のオンボ
ードメモリ認識手段6とアクセスタイミング制御手段7
の詳細を示す。オンボードメモリ認識手段6は2ビット
の制御フラグがセットされる制御フラグ部20を持ち、
基本処理装置3は制御信号群105の中のフラグセット
信号105ー1を経由し、該制御フラグ部20にフラグ
情報を格納する。制御フラグ部20の上位(201)に
はオンボードメモリ高速モードビットがセットされ、、
下位(202)にアクセススピード切替ビットがセット
される。上位ビット(201)が1の時、オンボード基
本メモリは最適アクセススピードで動作するようにさ
れ、0の時、他の拡張メモリモジュールと同様の低速ス
ピードで動作するようにされる。また下位ビット(20
2)は、CPUボード上の基本メモリスピードを2段階
に切替るために使用され、0の時、現行高速メモリ対応
とし、1の時は将来の拡張用とし、もう一段高速のメモ
リ素子のオンボード実装もサポートできるよう考慮され
ている。なお、制御フラグ部20への制御フラグのセッ
トは、通常システム導入時に行なわれるが、システム構
成変更に伴い制御フラグを変更することができる。
【0011】先に図2で示したオンボード基本メモリ8
からのRAMセレクト信号104は、オンボードメモリ
認識手段6に入力され、制御フラグとの論理が取られ、
その結果が判別信号106(106ー1、106ー2)
としてアクセスタイミング制御手段7へ送出される。ア
クセスタイミング制御手段はSO(300)からS8
(308)までのステージと、論理回路と、フリップフ
ロップ(FF)31を備えており、ステージからの出力
と論理回路からの出力によりフリップフロップ31のセ
ット、リセットを制御し、フリップフロップ31の出力
をメモリモジュールに対するストローブ信号107とし
ている。
【0012】判別信号106を構成する信号106ー
1、106ー2は、メモリアクセスのアドレス空間がオ
ンボード基本メモリ8でない時、すなわち、RAMセレ
クト信号104が無い時、共に0となり、このためフリ
ップフロップ31はステージS1(301)の出力でセ
ットされ、OR回路を介するステージS8(308)の
出力でリセットされる。これにより拡張メモリモジュー
ルの動作タイミングである図5の107(a)の出力が
フリップフロップ31から得られる。次に、信号106
ー1が0、信号106ー2が1、すなわち、制御フラグ
(上位,下位)が(1,0)の場合には、フリップフロ
ップ31はステージS1(301)の出力でセットさ
れ、次いでステージS6(306)の出力と信号106
ー2とがアンド回路でアンドをとられ、その出力がOR
回路を介してフリップフロップ31のリセット端子に与
えられ、フリップフロップ31がリセットされる。これ
により現行の高速オンボードメモリの動作タイミングで
ある図5の107(c)の出力がフリップフロップ31
から得られる。次に、信号106ー1が1、信号106
ー2が0、すなわち、制御フラグ(上位,下位)が
(1,1)の場合には、フリップフロップ31はステー
ジS1(301)の出力でセットされ、次いでステージ
S5(305)の出力と信号106ー1とがアンド回路
でアンドをとられ、その出力がOR回路を介してフリッ
プフロップ31のリセット端子に与えられ、フリップフ
ロップ31がリセットされる。これにより将来の実装用
としてのより高速なオンボードメモリの動作タイミング
である図5の107(b)の出力がフリップフロップ3
1から得られる。以上説明したように、オンボード基本
メモリ8が任意のアドレス空間に変更された場合でも、
本発明により、オンボード基本メモリ8は常に最適アク
セススピードを維持して動作可能であり、誤動作を起す
ことはない。
【0013】図6は別の実施例を示し、図1に示した情
報処理システムを2台並列にならべ、マルチプロセッサ
接続した実施例である。1は図1に示したCPUボード
であり、基本処理装置3が動作するときは、制御信号群
105の中のメモリ制御機構有効化信号105ー2がア
クティブになりメモリ制御機構4のみがアクティブ状態
にされる。1’は1と同じように2台目システムのCP
Uボードを示し、以下3’は2台目の基本処理装置、
4’はメインメモリ制御部、8’は2台目CPUボード
上のオンボード基本メモリ、10’、11’は2台目シ
ステムに持つ拡張メモリモジュールであり、CPUボー
ド1と同様に、基本処理装置3’が動作するときは、制
御信号群105’の中のメモリ制御機構有効化信号10
5’ー2がアクティブになりメモリ制御機構4’のみが
アクティブ状態にされる。本実施例は同じ情報処理シス
テムを2台並べて使用するため、1台目と2台目は外部
メモリアドレスバス102をはじめ、本図には省略して
示していないが他にもデータバス、制御線等を共用して
おり、これにより本実施例は動作する。
【0014】1台目から2台目にアクセスする場合、1
台目のCPUボード1から外部アドレスバス102を経
由して出力されたアドレスは、2台目のメモリモジュー
ル8’、10’、11’の中でアドレス空間の一致した
メモリモジュールに対し適用され、同時に1台目メイン
メモリ制御機構4から出力されたストローブ信号107
によって該当するメモリモジュールにアクセスされる。
また、逆に2台目から1台目にアクセスする場合も、2
台目のCPUボード1’から外部アドレスバス102を
経由して出力されたアドレスは、1台目のメモリモジュ
ール8、10、11の中でアドレス空間の一致したメモ
リモジュールに対し適用され、2台目のメインメモリ制
御機構4’から出力されたストローブ信号107’によ
って該当するメモリモジュールにアクセスされる。各情
報処理システムは、既存システムの流用等による拡張メ
モリモジュールに対して、異なるアクセスタイミングで
動作するオンボード基本メモリを持ち、該基本メモリに
対し最適なアクセススピードで制御できるメインメモリ
制御機構4、4’を備えているが、1台目、2台目それ
ぞれのシステムから相手システムのオンボード基本メモ
リ8、8’をアクセスする場合、そのままでは、低速な
拡張メモリと同じタイミングでしかアクセスできない。
【0015】本実施例ではこの欠陥を解消し、オンボー
ド基本メモリを最適なタイミングでアクセスするため、
両システム上のオンボード基本メモリのRAMセレクト
信号104、104’をワイヤード接続する信号線14
を両情報処理システム間に1本追加することにより、拡
張メモリモジュールとオンボード基本メモリを区別し、
それぞれに最適となるアクセススピードで制御し、容易
にメモリモジュールの性能を活かしたマルチプロセッサ
システムを構築している。本実施例おいて、例えば、一
台目のCPUボードから二台目のCPUボードのオンボ
ードメモリ空間をアクセスした場合、オンボード基本メ
モリ8からの出力であるRAM出力信号104はアクテ
ィブではないが、オンボード基本メモリ8’からの出力
であるRAM出力信号104’はアクティブになってお
り、この信号104’をワイヤード接続した信号線14
を経由してメインメモリ制御機構4に取り込むことによ
り、メインメモリ制御機構4の中のオンボードメモリ認
識手段6にはオンボードメモリであると認識させ、一台
目のCPUボードから見ると自分のオンボードメモリで
はないが、二台目のCPUボードのオンボードメモリ
8’を高速なタイミングで動かすことができる。このと
き、基本処理装置3’からのメモリ制御機構有効化信号
105’ー2は出力されていないため、オンボードメモ
リ8’からのRAM出力信号104’はメインメモリ制
御機構4’に取り込まれてもメインメモリ制御機構4’
は動作せず、メインメモリ制御機構4’からはストロー
ブ信号107’は出力されない。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、CPUボード上のオン
ボード基本メモリと、異なるアクセススピードで動作す
る拡張メモリモジュールを備える情報処理システムにお
いて、メモリ構成、容量変更等により、メモリアドレス
空間が変更になっても、任意のアドレス空間において、
常にオンボードメモリの性能に最適なアクセススピード
が保持できるため、既存の装置で適用しているアクセス
スピードの異なる拡張メモリモジュールを、そのまま流
用、増設し動作させることが可能であり、かつオンボー
ド基本メモリに、特別なハードウエアは何も持たせる必
要がなく、安価で高性能な情報処理システムの構築が図
れる。
【0017】また、前記情報処理システムを並列に2台
接続して構成したマルチプロセッサシステムにおいて、
一方のCPUボードから他方のCPUボード上のオンボ
ード基本メモリをアクセスする場合にも、最適なアクセ
ススピードが保持できるマルチプロセッサシステムの構
築が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される情報処理システムの一例を
示すブロック構成図である。
【図2】メモリモジュールへのアクセス手順を説明する
ための図1の一部分を詳細に示した図である。
【図3】メモリモジュールの増設を説明するための図で
ある。
【図4】メインメモリ制御機構の構成を示すブロック図
である。
【図5】本発明の一実施例のメモリアクセスの動作タイ
ミングを示す図である。
【図6】図1に示した情報処理システムを2台並列にな
らべ、マルチプロセッサ接続した構成を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1 CPUボード 3 基本処理装置 4 メインメモリ制御機構 6 オンボードメモリ認識手段 7 アクセスタイミング制御手段 8 オンボード基本メモリ 10、11 拡張メモリモジュール 5 バンク切替制御部 101 メモリアドレスバス 107 メモリモジュールへのストローブ信号線 104 オンボード基本メモリのRAMセレクト信号線 14 両システム間RAMセレクト信号のワイアード接
続線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 昌明 大阪府大阪市北区長柄西1丁目7番31号 株式会社日立西サービスエンジニアリング 内 (72)発明者 久田 義明 神奈川県海老名市下今泉810番地 株式会 社日立製作所オフィスシステム設計開発セ ンタ内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基本処理装置と、メインメモリ制御機構
    と、オンボード基本メモリと、前記基本処理装置からア
    ドレス情報を受け前記オンボード基本メモリの選択制御
    をするバンク切換制御部を備え、増設用拡張メモリモジ
    ュールを接続可能な情報処理システムのメモリ制御方式
    であって、 前記メインメモリ制御機構は、前記基本処理装置からの
    制御信号と前記オンボード基本メモリからのRAMセレ
    クト信号を受け判別信号を出力するオンボードメモリ認
    識手段と、該判別信号を受けて判別信号の指示するスト
    ローブ信号を前記オンボード基本メモリおよび増設用拡
    張メモリモジュールへ送出するアクセスタイミング制御
    手段を有し、 前記オンボードメモリ認識手段は、前記RAMセレクト
    信号がオンボード基本メモリが選択されたことを示すと
    きオンボード基本メモリ用ストローブ信号を、前記RA
    Mセレクト信号がオンボード基本メモリが選択されてい
    ないことを示すとき増設用拡張メモリモジュール用スト
    ローブ信号をそれぞれ指示する判別信号を出力するよう
    構成されたことを特徴とするメモリ制御方式。
  2. 【請求項2】 基本処理装置と、メインメモリ制御機構
    と、オンボード基本メモリと、前記基本処理装置からア
    ドレス情報を受け前記オンボード基本メモリの選択制御
    をするバンク切換制御部を備え、増設用拡張メモリモジ
    ュールを接続可能な情報処理システムのメモリ制御方式
    であって、 前記メインメモリ制御機構は、前記基本処理装置からの
    制御信号と前記オンボード基本メモリからのRAMセレ
    クト信号を受け判別信号を出力するオンボードメモリ認
    識手段と、該判別信号を受けて判別信号の指示するスト
    ローブ信号を前記オンボード基本メモリおよび増設用拡
    張メモリモジュールへ送出するアクセスタイミング制御
    手段を有し、 前記オンボードメモリ認識手段は、前記制御信号の内の
    フラグセット信号により制御フラグをセットされる制御
    フラグ部を備え、前記RAMセレクト信号と前記制御フ
    ラグ部の制御フラグとの間で論理を取ることにより種々
    のストローブ信号対応の判別信号を生成出力するよう構
    成されたことを特徴とするメモリ制御方式。
  3. 【請求項3】 基本処理装置と、メインメモリ制御機構
    と、オンボード基本メモリと、前記基本処理装置からア
    ドレス情報を受け前記オンボード基本メモリの選択制御
    をするバンク切換制御部を備え、増設用拡張メモリモジ
    ュールを接続可能な情報処理システムを2台接続したマ
    ルチプロセッサシステムのメモリ制御方式であって、 前記各情報処理システムの前記メインメモリ制御機構
    は、前記基本処理装置からの制御信号と前記オンボード
    基本メモリからのRAMセレクト信号を受け判別信号を
    出力するオンボードメモリ認識手段と、該判別信号を受
    けて判別信号の指示するストローブ信号を前記オンボー
    ド基本メモリおよび増設用拡張メモリモジュールへ送出
    するアクセスタイミング制御手段を有し、 前記オンボードメモリ認識手段は、前記RAMセレクト
    信号がオンボード基本メモリが選択されたことを示すと
    きオンボード基本メモリ用ストローブ信号を、前記RA
    Mセレクト信号がオンボード基本メモリが選択されてい
    ないことを示すとき増設用拡張メモリモジュール用スト
    ローブ信号をそれぞれ指示する判別信号を出力するよう
    構成され、 前記各情報処理システム間に各情報処理システムのRA
    Mセレクト信号をワイヤードオア接続する信号線を設け
    たことを特徴とするメモリ制御方式。
  4. 【請求項4】 基本処理装置と、メインメモリ制御機構
    と、オンボード基本メモリと、前記基本処理装置からア
    ドレス情報を受け前記オンボード基本メモリの選択制御
    をするバンク切換制御部を備え、増設用拡張メモリモジ
    ュールを接続可能な情報処理システムを2台接続したマ
    ルチプロセッサシステムのメモリ制御方式であって、 前記各情報処理システムの前記メインメモリ制御機構
    は、前記基本処理装置からの制御信号と前記オンボード
    基本メモリからのRAMセレクト信号を受け判別信号を
    出力するオンボードメモリ認識手段と、該判別信号を受
    けて判別信号の指示するストローブ信号を前記オンボー
    ド基本メモリおよび増設用拡張メモリモジュールへ送出
    するアクセスタイミング制御手段を有し、 前記オンボードメモリ認識手段は、前記制御信号の内の
    フラグセット信号により制御フラグをセットされる制御
    フラグ部を備え、前記RAMセレクト信号と前記制御フ
    ラグ部の制御フラグとの間で論理を取ることにより種々
    のストローブ信号対応の判別信号を生成出力するよう構
    成され、 前記各情報処理システム間に各情報処理システムのRA
    Mセレクト信号をワイヤードオア接続する信号線を設け
    たことを特徴とするメモリ制御方式。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20100108198A (ko) * 2009-03-27 2010-10-06 소니 주식회사 메모리 제어 장치

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