JP2878160B2 - 競合調停装置 - Google Patents

競合調停装置

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JP2878160B2
JP2878160B2 JP7220431A JP22043195A JP2878160B2 JP 2878160 B2 JP2878160 B2 JP 2878160B2 JP 7220431 A JP7220431 A JP 7220431A JP 22043195 A JP22043195 A JP 22043195A JP 2878160 B2 JP2878160 B2 JP 2878160B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数メモリと複数
演算装置間のデータ転送時における競合調停装置、特
に、主記憶装置の複数のバンクから複数の演算装置にデ
ータを送る際に、同一の演算装置に向かうデータ間で起
こる競合を調停し、優先順位の高いデータを先に通過さ
せる機能を有する競合調停装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に従来のこの種の競合調停装置の一
例を示す。
【0003】図4において、演算部からのリクエストは
7つのリクエスト入力ポート100〜107より入力さ
れる。入力されたリクエストは2ウエイセレクタ204
を経て8ビットFF904に入力される。この時、入力
リクエストは図3(c)においてリクエストの有無の欄
で○がついているポートからのリクエストが入力された
とする。従って、8ビットFF904の値は“1110
1111”である。
【0004】1クロックめでは、8ビットFF904の
内容が8ビットアービタ601に入力される。この8ビ
ットアービタ601は優先順位固定式の競合調停回路で
あり、入力ポート100が一番優先順位が高いものと仮
定すると、アービトレーションの結果、入力ポート10
0のリクエストが選択され、クロスバ制御信号として
“10000000”が出力される。同時にこのアービ
タ出力信号をインバータ702で反転した信号と8ビッ
トFF904出力信号を論理積回路703で論理積をと
り、内容が“01101111”のアービトレーション
結果信号としてセレクタ制御回路900に出力する。
【0005】セレクタ制御回路402では、このアービ
トレーション結果信号を受け取り、リクエスト数が1以
上であれば(即ち、アービトレーション結果信号がオー
ル“0”以外ならば)アービトレーション結果信号を8
ビットFF904に出力するようセレクタ制御信号を出
力する。また、アービトレーション結果信号がオール
“0”以外ならばONのホールド信号を主記憶装置に送
出する。2ウエイセレクタ204はセレクタ制御信号を
受けてアービトレーション制御信号を選択し、8ビット
FF904に入力する。以上の一連の動作を経て8ビッ
トFF904にはアービトレーション結果信号“011
01111”がセットされる。
【0006】2クロックめでは、上述のアービトレーシ
ョンの結果により、リクエスト入力ポート101のリク
エストが選択され、クロスバ制御信号として出力され
る。同時に内容が“00101111”のアービトレー
ション結果信号が8ビットFF904に入力される。こ
の場合のアービトレーション結果信号は、1クロックめ
におけるのと同様な経緯により“00101111”と
なり、やはりオール“0”ではないのでセレクタ制御回
路900からONのホールド信号が出力される。
【0007】1クロックめは、2クロックめの時と同様
の動作が3クロックめ以降も行われ、3クロックめでは
リクエスト入力ポート102のリクエストが、4クロッ
クめではリクエスト入力ポート104のリクエストが、
5クロックめではリクエスト入力ポート105のリクエ
ストが、6クロックめではリクエスト入力ポート106
のリクエストが、7クロックめではリクエスト入力ポー
ト107のリクエストがアービトレーションの結果選択
される。7クロックめに最後の入力ポート107のリク
エストが選択されると同時に内容が“0000000
0”であるアービトレーション結果信号を受けたセレク
タ制御回路402は主記憶部へ向かって送っていたホー
ルド信号を解除して、新たなリクエストを受け取る。以
上の一連の動作の結果、図3(c)の競合調停出力順位
の欄で示してある順番でリクエストが処理されることに
なる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の競合調
停装置では、競合調停回路の回路構成により競合リクエ
スト間の優先順位が決定されており、また、このような
競合調停装置の他に競合調停部の回路が異なる優先順位
を持つ回路に切り換えることにより優先順位を変化させ
る方法もあるが、いずれにしろ任意のデータを優先的に
処理する方法は無かった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の装置は、それぞ
れが独立に動作可能な一つ以上の演算部と、並列動作が
可能な複数のバンクを有する主記憶部と、前記演算部と
前記主記憶部との間において並列に複数のデータ転送を
行うことが可能なベクトルデータ処理装置における前記
データ転送の競合調停装置において、前記演算部から送
られてきた命令を受け取ってブロックロード命令を認識
して複数のロードリクエストを生成するブロックロード
命令認識部と、前記生成された複数のロードリクエスト
に対してアドレスを生成するアドレス生成部と、前記複
数のロードリクエストに対して優先レベルを生成する優
先レベル生成部と、前記生成されたアドレスによる前記
バンクのアクセスに持ち回わされた前記生成された優先
レベルの順に、前記ロードリクエストの競合を調停して
クロスバ制御信号を出力する競合調停部と、該クロスバ
制御信号を受け取り前記バンクから読み出されてくるデ
ータを選択して前記演算装置に送るロードデータクロス
バとを設けたことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を用い
て説明する。
【0011】図1は本発明の一実施例のブロック図を示
し、ブロックロード命令認識部1,アドレス生成部2,
アドレスクロスバ3,優先レベル生成部4,優先レベル
クロスバ5,競合調停部6及びロードデータクロスバ7
から構成される。
【0012】演算部8から発行されたブロックロードリ
クエストはブロックロード命令認識部1に入力される。
ブロックロード命令認識部1は、ブロックロード命令を
認識すると、アドレス生成部2及び優先レベル生成部4
に指示を送る。アドレス生成部2は、指示を受け取る
と、主記憶部9のバンクの数分だけのアドレスを生成し
てアドレスクロスバ3に送る。優先レベル生成部4は、
ブロックロード認識部1からの指示に従ってリクエスト
毎に優先順位を生成し、優先レベルクロスバ5に送る。
アドレスクロスバ3は、リクエストの行き先バンクポー
トにロードアドレスを送り、優先レベルクロスバ5もリ
クエストの行き先バンクポートに優先レベルを送る。
【0013】主記憶部9では、ロードアドレスと優先レ
ベルを受け取り、ロードデータを読み出す。この時、優
先レベルは保持しておき、ロードデータと共に1つのリ
クエストとして送出する。競合調停部6は、主記憶部9
の各バンクから送られてきたリクエストの優先レベル信
号を受け取り、バンク間の競合を調停し、最優先のバン
クを決定してクロスバ制御信号をロードデータクロスバ
7に送出する。また、リクエストが競合調停部6に残っ
ている時はホールド信号を“1”として主記憶部9に送
出し、主記憶部9はホールド信号“1”に応答して、上
述の競合調停部6への送出を取り止める。ロードデータ
クロスバ7は競合調停部6から送られてくるクロスバ制
御信号を受け取り、各バンクから送られてくるロードデ
ータの中からクロスバ制御信号で指示されるバンクのロ
ードデータを選択し、演算部8へ送出する。
【0014】次に、図2に示す競合調停部6の詳細図に
より、本実施例について詳細に説明する。
【0015】図2はリクエスト入力ポートを8個有し、
4段階の優先レベルを持つ優先順位決定方式を採用した
競合調停部6の一例であり、8つのリクエスト入力ポー
ト100〜107,4つの2ウエイセレクタ200〜2
03,4つの8ビット論理和回路300〜303,セレ
クタ制御回路400,32ビット論理和回路401,ア
ービタ入力用4ウエイセレクタ500,8ビットアービ
タ600,インバータ700,論理積回路701,4つ
のFF入力用2ウエイセレクタ800〜803及び4つ
の8ビットFF900〜903から構成される。
【0016】いま、8ビットFF900〜903が“a
ll0”の時、32ビット論理和回路401からは
“0”が出力され、ホールド信号として主記憶部9に送
られる。主記憶部9では内容が“0”であるホールド信
号を受け取ると、主記憶部9を構成する8つのバンクか
らそれぞれ競合調停部6に優先レベル信号を送出する。
リクエスト入力ポート100〜107は、この優先レベ
ル信号を受ける。優先レベル信号は4ビットで構成され
ており、優先順位の高い順に“1000”,“010
0”,“0010”,“0001”の4パタンの内いず
れかである。また優先レベル信号が“0000”の時は
リクエストが無いことを示している。
【0017】受け取った優先レベル信号は、2ウエイセ
レクタ200〜203に供給され、2ウエイセレクタ2
00にはリクエスト入力ポート100〜107のいちば
ん左側のビット、2ウエイセレクタ201には各ポート
の左から2番目のビット、2ウエイセレクタ202には
各ポートの左から3番目のビット、2ウエイセレクタ2
03には一番右のビットがそれぞれ入力される。これら
2ウエイセレクタ200〜203は、ホールド信号が
“0”ならばリクエスト入力ポート100〜107から
の信号を、“1”ならば8ビットFF900〜903の
信号を選択し、出力する。
【0018】8ビット論理和回路300〜303は、2
ウエイセレクタ200〜203の出力の論理和をとって
セレクタ制御回路400に送る。セレクタ制御回路40
0は8ビット論理和回路300〜303の出力を入力し
アービタ制御用4ウエイセレクタ制御信号を出力する。
この時、8ビット論理和回路300の出力が“1”なら
ば2ウエイセレクタ200の出力が選択されるような制
御信号“1000”を、8ビット論理和回路300の出
力が“0”で8ビット論理和回路301の出力が“1”
ならば2ウエイセレクタ201の出力が選択されるよう
な制御信号“0100”を、8ビット論理和回路300
と301の出力が“0”で8ビット論理和回路302の
出力が“1”ならば2ウエイセレクタ202の出力が選
択されるような制御信号“0010”を、8ビット論理
和回路300と301と302の出力が“0”で8ビッ
ト論理和回路303の出力が“1”ならば2ウエイセレ
クタ203の出力が選択されるような制御信号“000
1”をそれぞれ出力する。また、セレクタ制御回路40
0から出力されるアービタ入力用4ウエイセレクタ制御
信号はFF入力用2ウエイセレクタ800〜803の制
御信号としても使用される。
【0019】アービタ入力用4ウエイセレクタ500
は、セレクタ制御回路400から出力される上述のアー
ビタ入力用4ウエイセレクタ制御信号を入力して2ウエ
イセレクタ200〜203の出力信号のうちのいずれか
を選択し、8ビットアービタ600に出力する。8ビッ
トアービタ600は、所定の優先順位に従ってアービト
レションを行い、その結果をスロスバー制御信号として
出力する。この優先順位としては、固定式または回転式
が考えられる。インバータ700は、8ビットアービタ
600の出力を反転させて論理積回路701に出力し、
論理積回路701はアービタ入力用4ウエイセレクタ5
00の出力とインバータ700の出力との論理積をと
り、FF入力用2ウエイセレクタ800〜803に出力
する。FF入力用2ウエイセレクタ800〜803は、
セレクタ制御回路400から出力されるアービタ入力用
4ウエイセレクタ制御信号に応答して、2ウエイセレク
タ200〜203の出力または論理積回路701の出力
を選択して8ビットFF900〜903に出力する。
【0020】この時、アービタ入力用4ウエイセレクタ
制御信号の4ビットのうちの一番左側のビットがFF入
力用2ウエイセレクタ800の制御信号に、4ビットの
うちの左側から2番目のビットがセレクタ801の制御
信号に、左から3番目のビットがセレクタ802の制御
信号に、一番右側のビットがセレクタ803の制御信号
となる。セレクタ800〜803の選択条件としては選
択信号が“0”ならば2ウエイセレクタ200〜203
の出力を、選択信号が“1”ならば論理積回路701の
出力を選択する。8ビットFF900〜903の内容が
“all0”でない場合は32ビット論理和回路401
の出力が“1”となって、2ウエイセレクタ200〜2
03は8ビットFF900〜903の出力信号を選択す
る。
【0021】次に、主記憶装置9の8つのバンクから送
られてきた優先レベル信号の具体例により本実施例を更
に詳細に説明する。図3(a)はリクエスト入力ポート
100〜107が受け取った優先レベル信号と、優先レ
ベル信号の優先順位の具体例を示し、図3(b)は競合
調停部6の中に未処理のリクエストが無い時に図3
(a)の優先レベル信号を受け取った状態をクロック1
としてクロック8までの内部の状態を示す。
【0022】以下、図3を用いて競合調停部6の動作を
説明する。
【0023】いま、8ビットFF900〜903の内容
が“all0”で、リクエストが無い状態なのでホール
ド信号は“0”である場合に、主記憶部9から競合調停
部6のリクエスト入力ポート100〜107に図3
(a)で示される優先レベル信号が入力されたとする。
2ウエイセレクタ200〜203は制御信号であるホー
ルド信号が“0”であるためでリクエスト入力ポート1
00〜107からの信号を選択し、図3(b)の200
出力〜203出力の欄のような信号を出力する。この
時、8ビット論理和回路300〜303の出力は“11
11”である。
【0024】セレクタ制御回路400は、8ビット論理
和回路300〜303の出力を受け取りアービタ入力用
4ウエイセレクタ制御信号を出力するが、この時、8ビ
ット論理和回路300の出力が“1”なので2ウエイセ
レクタ200の出力を選択させるようなアービタ入力用
4ウエイセレクタ制御信号“1000”を出力する。ア
ービタ入力用4ウエイセレクタ制御信号“1000”を
受けて、2ウエイセレクタ200の出力“000010
00”を選択して8ビットアービタ600に出力する。
この時、8ビットアービタ600の出力は“00001
000”となり、インバータ700の出力は“1111
0111”となり、論理積回路701の出力は“000
00000”となる。
【0025】FF入力用2ウエイセレクタ800〜80
3の制御信号のうちセレクタ800の制御信号のみ
“1”であるので、FF入力用2ウエイセレクタ800
のみが論理積回路701の出力“00000000”を
選択し、他のFF入力用2ウエイセレクタ801〜80
3は2ウエイセレクタ201〜203の出力を選択す
る。クロック1の結果、8ビットFF900〜903に
はそれぞれ“00000000”,“0010000
0”,“00000101”,“11000010”の
値が入る。
【0026】クロック2ではホールド信号は“1”であ
る。2ウエイセレクタ200〜203は8ビットFF9
00〜903の出力を選択する。8ビット論理和回路3
00の出力は“0”、8ビット論理和回路301の出力
は“1”なのでセレクタ制御回路400から出力される
アービタ入力用4ウエイセレクタ制御信号は“010
0”である。よって8ビットアービタ600には2ウエ
イセレクタ201の出力“00100000”が入力さ
れる。8ビットアービタ600の出力は“001000
00”で、論理積回路701の出力は“0000000
0”である。セレクタ制御回路400の出力信号は“0
100”なのでFF入力用2ウエイセレクタ801のみ
が論理積回路701の出力を選択する。クロック2の結
果、8ビットFF900〜903にはそれぞれ“000
00000”,“00000000”,“000001
01”,“11000010”の値が入る。
【0027】クロック3ではホールド信号は“1”であ
る。2ウエイセレクタ200〜203は8ビットFF9
00〜903の出力を選択する。論理積回路300及び
301の出力は“0”、論理積回路302の出力は
“1”なので、セレクタ制御回路400から出力される
アービタ入力用4ウエイセレクタ制御信号は“001
0”である。よって8ビットアービタ600には2ウエ
イセレクタ202の出力“00000101”が入力さ
れる。8ビットアービタ600の出力は“000001
00”で、インバータ700の出力は“1111101
1”、論理積回路701の出力は“00000001”
となる。セレクタ制御回路400の出力信号は“001
0”なのでFF入力用2ウエイセレクタ802のみが論
理積回路701の出力を選択する。クロック3の結果、
8ビットFF900〜903にはそれぞれ“00000
000”,“00000000”,“0000000
1”,“11000010”の値が入る。
【0028】クロック4ではホールド信号は“1”であ
る。2ウエイセレクタ200〜203は8ビットFF9
00〜903の出力を選択する。8ビット論理和回路3
00及び301の出力は“0”、8ビット論理和回路3
02の出力は“1”なので、セレクタ制御回路400か
ら出力されるアービタ入力用4ウエイセレクタ制御信号
は“0010”である。よって8ビットアービタ600
には2ウエイセレクタ202の出力“0000000
1”が入力される。8ビットアービタ600の出力は
“00000001”で、論理積回路701の出力は
“00000000”である。セレクタ制御回路400
の出力信号は“0010”なのでFF入力用2ウエイセ
レクタ802のみが論理積回路701の出力を選択す
る。クロック4の結果、8ビットFF900〜903に
はそれぞれ“00000000”,“0000000
0”,“00000000”,“11000010”の
値が入る。
【0029】クロック5ではホールド信号は“1”であ
る。2ウエイセレクタ200〜203は8ビットFF9
00〜903の出力を選択する。8ビット論理和回路3
00,301及び302の出力は“0”、8ビット論理
和回路303の出力は“1”なので、セレクタ制御回路
400から出力されるアービタ入力用4ウエイセレクタ
制御信号は“0001”である。よって8ビットアービ
タ600には2ウエイセレクタ203の出力“1100
0010”が入力される。8ビットアービタ600の出
力は“10000000”で、インバータ700の出力
は“01111111”、論理積回路701の出力は
“01000010”である。セレクタ制御回路400
の出力信号は“0001”なのでFF入力用2ウエイセ
レクタ803のみが論理積回路701の出力を選択す
る。クロック5の結果、8ビットFF900〜903に
はそれぞれ“00000000”,“0000000
0”,“00000000”,“01000010”の
値が入る。
【0030】クロック6ではホールド信号は“1”、セ
レクタ制御回路400から出力されるアービタ入力用4
ウエイセレクタ制御信号は“0001”である。8ビッ
トアービタ600には2ウエイセレクタ203の出力
“01000010”が入力される。8ビットアービタ
600の出力は“01000000”、インバータ70
0の出力は“10111111”、論理積回路701の
出力は“00000010”である。セレクタ制御回路
400の出力が“0001”であるためFF入力用2ウ
エイセレクタ803のみが論理積回路701の出力を選
択する。クロック6の結果、8ビットFF900〜90
3にはそれぞれ“00000000”,“000000
00”,“00000000”,“00000010”
の値が入る。
【0031】クロック7ではホールド信号は“1”、セ
レクタ制御回路400から出力されるアービタ入力用4
ウエイセレクタ制御信号は“0001”である。ビット
アービタ600には2ウエイセレクタ203の出力“0
0000010”が入力される。8ビットアービタ60
0の出力は“00000010”、インバータ700の
出力は“11111101”、論理積回路701の出力
は“00000000”となる。セレクタ制御回路40
0の出力が“0001”であるためFF入力用2ウエイ
セレクタ803のみが論理積回路701の出力を選択す
る。クロック7の結果、8ビットFF900〜903に
はそれぞれ“00000000”,“0000000
0”,“00000000”,“00000000”の
値が入る。
【0032】以上で最初のリクエスト群の処理がすべて
完了した。
【0033】クロック8ではホールド信号は“0”とな
り、主記憶部9から新たなリクエスト群が送られてく
る。
【0034】図3(c)では本発明における競合調停装
置と従来の競合調停装置とのリクエストの出力順位の比
較を示してある。従来例では一番早くロードデータが欲
しいリクエスト入力ポート103のデータは4番目に出
力されるのに対し、本発明における構成では1番目に出
力されていることがわかる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は演算部か
らロードリクエストを発行する際に、早急にリプライが
必要なリクエストに高い優先順位を付加することによ
り、主記憶部から演算部にリクエストが帰る際に競合が
起こっても必要なリクエストが優先的に処理され、情報
処理装置全体としての処理効率を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の競合調停装置の一実施例を示すブロッ
ク図である。
【図2】図1に示した競合調停部の詳細図である。
【図3】本実施例及び従来の方式における動作を説明す
るための図である。
【図4】従来例の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 ブロックロード命令認識部 2 アドレス生成部 3 アドレスクロスバ 4 優先レベル生成部 5 優先レベルクロスバ 6 競合調停部 7 ロードデータクロスバ 8 演算部 9 主記憶部 100〜107 リクエスト入力ポート 200〜204 2ウエイセレクタ 300〜303 8ビット論理和回路 400,402 セレクタ制御回路 401 32ビット論理和回路 500 アービタ入力用4ウエイセレクタ 600〜601 8ビットアービタ 700,702 インバータ 701,703 論理積回路 800〜803 FF入力用2ウエイセレクタ 900〜904 8ビットFF

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれが独立に動作可能な一つ以上の演
    算部と、並列動作が可能な複数のバンクを有する主記憶
    部と、前記演算部と前記主記憶部との間において並列に
    複数のデータ転送を行うことが可能なベクトルデータ処
    理装置における前記データ転送の競合調停装置におい
    て、 前記演算部から送られてきた命令を受け取ってブロック
    ロード命令を認識して複数のロードリクエストを生成す
    るブロックロード命令認識部と、 前記生成された複数のロードリクエストに対してアドレ
    スを生成するアドレス生成部と、 前記複数のロードリクエストに対して優先レベルを生成
    する優先レベル生成部と、 前記生成されたアドレスによる前記バンクのアクセスに
    持ち回わされた前記生成された優先レベルの順に、前記
    ロードリクエストの競合を調停してクロスバ制御信号を
    出力する競合調停部と、 該クロスバ制御信号を受け取り前記バンクから読み出さ
    れてくるデータを選択して前記演算装置に送るロードデ
    ータクロスバとを設けたことを特徴とする競合調停装
    置。
  2. 【請求項2】前記競合調停部は、前記優先レベル対応に
    ロードリクエストの有無を保持するフリップフロップ
    と、該フリップフロップのすべてが空にならない限り当
    該フリップフロップの出力を受け入れ、空になれば前記
    バンクからロードリクエストを受け入れる前記優先レベ
    ル対応の2ウエイセレクタと、前記優先レベルに基づい
    て前記2ウエイセレクタのうちの一つを選択するアービ
    タ入力用セレクタと、該アービタ入力用セレクタの出力
    について所定の論理に従って前記クロスバ制御信号を生
    成するアービタと、該クロスバ制御信号により前記フリ
    ップフロップの更新を行なう手段とを設けたことを特徴
    とする請求項1記載の競合調停装置。
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